JP2008189248A - 車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】専用の送風ファン不要の静電微粒子水発生装置を備える車両用空調装置を提供する。
【解決手段】熱交換器を有する空調ユニット2と、空調ユニット2に空気を送る送風機3と、空調ユニット2を経た空気を車室内に導入するダクト41,41と、静電微粒子水発生装置6と、を備える車両用空調装置1である。
そして、この送風機3の高静圧発生部には、ダクト41,41に連通する迂回管路51,52が接続されるとともに、迂回管路51,52には、静電微粒子発生装置6の静電微粒子水を生成する静電微粒子水生成部64が設置されることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】熱交換器を有する空調ユニット2と、空調ユニット2に空気を送る送風機3と、空調ユニット2を経た空気を車室内に導入するダクト41,41と、静電微粒子水発生装置6と、を備える車両用空調装置1である。
そして、この送風機3の高静圧発生部には、ダクト41,41に連通する迂回管路51,52が接続されるとともに、迂回管路51,52には、静電微粒子発生装置6の静電微粒子水を生成する静電微粒子水生成部64が設置されることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、静電微粒子水発生装置を備える車両用空調装置に関するものである。
従来、静電微粒子水発生装置は、正負電極に電圧を加えることによって、ナノイオンミストと称される微細な(1〜数十(nm)程度の粒径)静電微粒子水を生成できる。
この場合、特許文献1に示されるように、発生した静電微粒子水を放出するために、専用の送風ファンを設けることが一般的である。
また、特許文献1では、静電微粒子水発生装置に水を供給する際に、水タンクを設けて継続的に水を補給し続ける手間を省くために、熱電変換素子であるペルチェ素子で電極を冷却することで結露する結露水を用いることが行われている。
この冷却の際には、放熱フィンを用いて熱を放出するが、この放熱フィンにも送風ファンを用いて送風する必要がある。
特開2005−131549号公報
しかしながら、上記した特許文献1の専用の送風ファンを用いる方式では、所定の風量を得るために大型の送風ファンを用いる必要があり、構造が複雑化されるとともに、装置全体が大型化されてしまうという問題があった。
特に、車両用空調装置に用いる場合には、静電微粒子水発生装置を設けるスペースにも限りがあるため、装置の小型化を図る必要性は大きい。
そこで、本発明は、専用の送風ファン不要の静電微粒子水発生装置を備える車両用空調装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の車両用空調装置は、熱交換器を有する空調ユニットと、該空調ユニットに空気を送る送風機と、前記空調ユニットを経た空気を車室内に導入するダクトと、静電微粒子水発生装置と、を備える車両用空調装置であって、前記送風機の高静圧発生部には、前記ダクトに連通する迂回管路が接続されるとともに、該迂回管路の内部には、前記静電微粒子発生装置の静電微粒子水を生成する静電微粒子水生成部が設置されることを特徴としている。
また、前記高静圧発生部は、前記送風機の下流側に接続される送風路近傍に形成されることが好ましい。
さらに、熱交換器を有する空調ユニットと、該空調ユニットに空気を送る送風機と、前記空調ユニットを経た空気を車室内に導入するダクトと、静電微粒子水発生装置と、を備える車両用空調装置であって、前記空調ユニットのミックスチャンバーの上流部には、該ミックスチャンバーの下流部に連通する迂回管路が接続されるとともに、該迂回管路には、前記静電微粒子水発生装置の静電微粒子水を生成する静電微粒子水生成部が設置されることを特徴とする。
そして、前記静電微粒子水生成部に空気中の水分を供給する熱電変換素子が取付けられるとともに、該熱電変換素子の放熱フィンは、前記送風機の上流側の内外気導入部の内壁面から突出されることが好ましい。
このように構成された本発明の車両用空調装置は、送風機の高静圧発生部にダクトに連通する迂回管路が接続され、この迂回管路に静電微粒子水生成部が設置されている。
したがって、専用の送風ファンを設けることなく、圧力勾配によって静電微粒子水を放出できる。
また、送風機の下流側に接続される送風路近傍に迂回管路を接続し、高静圧発生部の圧力を利用することで、必要な風量を得ることが可能となる。
そして、空調ユニットのミックスチャンバー上流部にミックスチャンバー下流部に連通する迂回管路が接続され、この迂回管路の内部に静電微粒子水生成部が設置されるため、空調装置がいずれの作動モードで作動しても、静電微粒子水を車室内に導入することができる。
そして、熱電変換素子の放熱フィンを、送風機の上流側の内外気導入部の内壁面から突出させることで、専用の送風ファンを用いずに放熱フィンを冷却することが可能となる。
以下、本発明の最良の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、図1を用いて、本実施の形態の車両用空調装置1の構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態の車両用空調装置1は、送風機3と、送風機3から送風された空気を加熱、冷却する熱交換器を備えた空調ユニット2と、空調ユニット2で加熱、冷却された空気を車室内に放出するサイドベントダクト41,41及びセンタベントダクト42,42と、を備えている。
この送風機3は、図5(a)に示すように、車室内の内気35と車室外の外気36とを導入する内外気導入部34と、内外気導入部34を通過した空気をろ過するフィルタ32と、送風モータ31によって回転される送風羽30,・・・と、この送風羽30,・・・を収納するスクロールケーシング37と、この回転する送風羽30,・・・によって付勢された空気を空調ユニット2に送る送風路33と、を備えている。
この内外気導入部34は、車室内外に通じるダクト(図示せず)に接続されており、内気35を導入したり、外気36を導入したり、あるいは、内外気の混合気を導入したりできる。
また、フィルタ32は、内外気導入部34の下流に設けられて、導入する空気の粉塵、花粉、排気ガス等を取り除くものである。
そして、送風羽30,・・・は、回転軸から等距離に配列され、円筒状に構成されて回転するいわゆるシロッコファンタイプのものであり、送風羽30,・・・の間から遠心力によって、放射状に空気を付勢することができるように形成される。
また、この送風機3はシロッコファンタイプであるため、送風する際に高い静圧を確保できることに加えて、高い静圧が作用した際にも一定の送風量を確保できるという特徴がある。
さらに、この送風羽30,・・・を収納する円形状断面を有するスクロールケーシング37には、空調ユニット2側の断面の一部に送風路33に通じる開口38が設けられている。
そして、図1及び図5(a)に示すように、送風路33は送風羽30,・・・に隣接して設けられることで、高い静圧を有する空気の静圧を損失することなく、空調ユニット2に送ることができるように形成される。
また、送風路33の断面形状は、車両上下方向の高さが送風羽30,・・・と略同一に形成されるとともに、車両前後方向の幅がスクロールケーシング35に設けた開口38の幅と略同一に形成される。
また、空調ユニット2は、図6に示すように、内部に熱交換器として、エバポレータ22やヒータ25を備えており、送風機3から送風された空気を冷却、加熱し、ミックスチャンバー21で混合することで空気を最適な温度に調整して車室内に送風することができる。
さらに、図1に示すように、サイドベントダクト41,41、センタベントダクト42,42は、空調ユニット2で最適な温度に調整された空気を効率よく車室内に導入することができるように、空調ユニット2の空気吹出し口と車室内とを接続するものであり、所定の断面積を有するとともに内面が滑らかに形成される。
そして、図1に示すように、本実施の形態の車両用空調装置1には、送風羽30,・・・近傍の送風路33の側面に迂回管路として上流側管路51が接続され、静電微粒子水発生装置6及び下流側管路52を介して、サイドベントダクト41に接続されている。
この上流側管路51は、例えば内径φ16mmのホースなどによって形成され、その一端が送風路33の側面に設けた取付け孔に接続されるとともに、他端が静電微粒子水発生装置6の空気取入口61aに接続されている(図2(a)参照)。
なお、この上流側管路51は、車両用空調装置1の組立てや取り扱いが容易になるように、樹脂などによって送風機3と一体に形成されるものであってもよい。
また、下流側管路52は、上流側管路51と同等の径及び材質によって形成され、その一端が静電微粒子水発生装置6の空気放出口61bに接続されるとともに(図2(a)参照)、他端がサイドベントダクト41の中途部の側面に設けた取付け孔に接続されている。
そして、図2(a),(b)に示すように、本実施の形態の車両用空調装置1に用いる静電微粒子水発生装置6は、浅い長尺箱状の下側ケース60aと、この下側ケース60aに嵌合する浅い長尺箱状の上側ケース60bと、下側ケース60aの内部に配設されて制御用の回路を収納する回路収納部63と、同様に下側ケース60bの内部に配設されて静電微粒子水を生成する静電微粒子水生成部64と、を備えている。
この上側ケース60bは樹脂などによって形成されて、下側ケース60a内部の静電微粒子水生成部64の近傍に、送風路33に接続された上流側管路51に連結される円筒状の空気取入口61aと、サイドベントダクト41に接続された下流側管路52に連結される円筒状の空気放出口61bとを備えている。
そして、図3及び図4に示すように、静電微粒子水生成部64は、樹脂などによって形成されて本体を構成する筒部69と、筒部69の下部に筒部69と一体に設けられた下側ケース60aに対する取付け部62と、筒部69の側面に設けられた空気取入れ用の細孔69a,・・・と、筒部69の内部の負極67と、負極67に突設された水搬送部67bと、筒部69の上端に載置された正極68と、を備えている。
この筒部69は、樹脂などによって円筒状に形成されるとともに、側面には適当な間隔をもって、周方向に連続して細孔69a,・・・が設けられることで、空気取入口61aから取入れた空気を適度な風速、適度な風量で取入れることができるように形成される。
また、負極67は、アルミニウムなどの金属によって円盤状に形成されて、外周面が筒部69の内周面に嵌合されている。
また、水搬送部67bは、結露した水が毛細管現象によって先端に移動するように、セラミックなどの多孔質の材料を用いて円錐状に形成されて、負極67の中央に突設されており、周囲を包囲する筒部69から絶縁されるように充分な距離を保っている。
さらに、正極68は、図3に示すように、金属などによって板状に形成されて、同心円状に孔が設けられた円環状に加工されている。
そして、図4に示すように、本実施の形態の車両用空調装置1に用いる静電微粒子水発生装置6は、負極67の背面に接して、熱電変換素子としてのペルチェ素子65が設けられるとともに、このペルチェ素子65の背面には放熱フィン66が取付けられている。
このペルチェ素子65は、2種類の金属を接合して板状に形成されるもので、2種類の金属の接合部に電流を流すと、片方の金属からもう片方へ熱が移動するというペルチェ効果を利用した板状の半導体素子であり、本実施の形態では、負極67に接する側が吸熱部となり、放熱フィン66に接する側が放熱部となるように形成される。
また、放熱フィン66は、アルミなどの金属によって形成されるもので、図5(b)に示したように、板状の基部の片側に、複数の薄板状の羽が略平行に突設されるため、表面積が大きくなり、効率よく熱交換が行えるように形成されて、送風機3の上流側の内外気導入部34の内壁面から突出されている。
この際、図4及び図5に示すように、静電微粒子水発生装置6をフィルタ32の交換に用いる開閉蓋81の外面に取付けて、この開閉蓋81に設けた孔に放熱フィン66を挿通することで、開閉蓋81に設けた係止片81a,81aと共同してフィルタ32を係止できる。
次に、本実施の形態の車両用空調装置1の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態の車両用空調装置1は、図1及び図6に示すように、送風路33の側面に迂回管路として上流側管路51が接続され、静電微粒子水発生装置6及び下流側管路52を介して、サイドベントダクト41に接続されている。
したがって、静電微粒子水発生装置1に対して、専用の送風ファンを設けることなく、静電微粒子水の発生に充分な風量及び風速を得ることができる。
すなわち、送風路33は、空調ユニット2に対する送風用の送風機3の送風羽30,・・・に隣接して設けられるため、高い静圧を有しているが、この送風路33に上流側管路51を接続することで、末端に接続されるサイドベントダクト41との間の圧力勾配が大きくなる。
つまり、サイドベントダクト41は車室内に接続されるため、大気圧と略同等の静圧を有するのに対して、送風羽30,・・・の下流側に位置する送風路33の静圧は極めて大きいため、この両地点間の圧力勾配によって送風路33からサイドベントダクト41に向かって空気が流れることとなる。
そして、送風路33から上流側管路51に流出した空気は、静電微粒子水発生装置6の空気取入口61aに流入する。
次に、図4に示すように、空気取入口61aから流入した空気は、筒部69に設けられた細孔69a,・・・を通じて静電微粒子水生成部64に流入する。
この際、上流側管路51や空気取入口61aよりも断面積が小さい細孔69a,・・・を通ることによって、さらに風速を上げることができる。
そして、風速を上げて静電微粒子水生成部64に流入した空気は、筒部69の内部を通過して、筒部69の上縁に載置された正極68の周辺を通過することとなるが、この際、水搬送部67bと正極68の間で霧状に噴射された静電微粒子水を含有する。
この通過の風速が速いことで、通過する空気が滞留したり逆流したりすることがないため、水搬送部67bから霧状に噴射された静電微粒子水を効率よく誘引することができる。
ここで、静電微粒子水の発生機構を概略説明する。
まず、ペルチェ素子65に通電されることによって、ペルチェ素子65の負極67に向いた面が冷却され、このペルチェ素子65に接している負極67が冷却されて、負極67の表面に結露水が形成される。
次に、この結露水は、負極67に突設された水搬送部67bの根元部から先端部まで、毛細管現象によって搬送される。
そして、水搬送部67bの先端部まで搬送された結露水は、負極67と正極68との間に印加される高電圧によって、水搬送部67bの鋭利な先端部から正極68に向かって噴射されて静電微粒子水となる。
なお、この結露水を生成するために、ペルチェ素子65の裏面に接するように設けられた放熱フィン66によって放熱することとなるが、図5に示すように、この放熱フィン66は送風機3の送風羽30,・・・に通じる内外気導入部34の壁面から突出されているため、専用の送風ファンを設ける必要がない。
すなわち、送風機3の内部において、送風羽30,・・・が回転することによって、送風羽30,・・・の上流側近傍は、周囲より静圧が低くなっているため、内外気導入部34を通じて内気35及び外気36が導入されるが、この導入の途中に放熱フィン66を設けることで、放熱フィン66の冷却に必要な風量及び風速を得ることができる。
つまり、内外気導入部34の内壁面から放熱フィン66が突出されることで、放熱フィン66に充分な風量を送風できるため、空気が滞留したり、逆流したりすることなく、効率よく放熱することが可能となる。
そして、放熱フィン66が冷却されることで、この放熱フィン66の前面側に接するペルチェ素子65の放熱面を通じて、ペルチェ素子65の放熱が促進されるため、効率よく熱交換を行うことができる。
以上のようにして静電微粒子水を含有することとなった空気は、空気放出口61bから、下流側管路52に放出され、下流側管路52を通じて、サイドベントダクト41に放出される。
そして、サイドベントダクト41に放出された空気は、最終的に車室内に放出されて、車室内を除菌、消臭することとなる。
上記したように、本実施の形態の車両用空調装置1では、専用の送風ファンを設けることなく、静電微粒子水の放出に充分な風量及び風速を得ることができる。
すなわち、静圧の極めて高い送風路33に迂回管路としての上流側管路51が接続されるため、サイドベントダクト41との圧力勾配によって、風量及び風速を大きくすることができる。
この場合、送風機3に近接した送風路33の静圧は大きいため、車両用空調装置1の作動モードがいずれの場合であっても、所定の風量及び風速を得ることができる。
例えば、車両用空調装置1の作動モードがHi,Mid,Lowの3段階に構成される場合では、作動モードがLowの場合でも、静電微粒子水の発生に充分な風量及び風速を得ることができる。
また、本実施の形態では、図1に示すように、静電微粒子水発生装置6は、送風路33とサイドベントダクト41とを直線で結んだ中間地点に設けられることで、送風路33とサイドベントダクト41との距離が短くなるため、送風路33で得た静圧の損失を少なくすることができるとともに、圧力勾配を大きくすることができる。
加えて、静電微粒子水発生装置6とサイドベントダクト41とは近接して配置されるため、発生した静電微粒子水が車室内に放出されるまでの距離が短く、静電微粒子水が時間経過によって減衰する量が少なくなる。
また、静電微粒子水を含有した空気は、車両用空調装置1がサイドベントダクト41を用いない送風パターンで作動する際にも、グリルからわずかに吹出すこととなるが、この場合でも、迂回管路52がインストルメントパネル両端に位置するサイドベントダクト41に接続されることで、乗員に直接吹き付けることがなく、乗員に与える違和感が小さい。
上記のように、発生した静電微粒子水を効率よく車室内に導入することができるため、静電微粒子水によって車室内の除菌、脱臭等を効率よく行うことができる。
以下、図7を用いて、前記実施の形態とは別の形態の車両用空調装置1Aについて説明する。
なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
本実施例の車両用空調装置1Aでは、前記実施の形態とは異なり、空調ユニット2のミックスチャンバー21内の上流側と下流側を結ぶ上流側管路51及び下流側管路52を備える場合について説明する。
まず、図7を用いて構成を説明すると、この車両用空調装置1Aは、送風機3と、送風機3から送風された空気を加熱、冷却する熱交換器を備えた空調ユニット2と、空調ユニット2で加熱、冷却された空気を車室内に放出するサイドベントダクト41と、を備えている。
そして、本実施例の車両用空調装置1Aでは、空調ユニット2のミックスチャンバー21内の上流側には上流側管路51が設けられて、静電微粒子水発生装置6及び下流側管路52を介して、同じミックスチャンバー21内の下流側に接続されている。
このように構成することで、専用の送風ファンを用いることなく、車両用空調装置1Aの作動モードがいずれの場合であっても、静電微粒子水を車室内に導入することができる。
すなわち、送風羽30,・・・に接続された送風路33を介して、空調ユニット2に導入された空気は、空調ユニット2のミックスチャンバー21の上流側では大きい静圧を保っている。
一方、ミックスチャンバー21の下流側は、サイドベントダクト41に接続されるため、大気圧と同等の静圧を有することとなる。
したがって、これら両地点間の圧力勾配によって、静電微粒子水の発生に必要な風量及び風速を得ることができる。
この場合、ミックスチャンバー21の上流側の静圧は大きいため、車両用空調装置1Aの作動モードがいずれの場合であっても、必要な風量及び風速を得ることができる。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態及び実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、熱電変換素子65の放熱フィン66が迂回管路51の内部には設けられない場合を示したが、これに限定されるものではなく、迂回管路51の内部に設けられるものであってもよい。
また、前記実施の形態では、迂回管路51が送風路33の側面に取付けられる場合を示したが、これに限定されるものではなく、送風羽30,・・・の近傍の送風路33であれば、上面や底面などに取付けられるものであっても同様の作用効果が得られる。
さらに、前記実施の形態では、迂回管路51が送風路33の側面に設けた孔に取付けられる場合を示したが、これに限定されるものではなく、送風路33の内部に隔壁を設けて、この隔壁によって仕切られた隔室に設けた孔に取付けられるものであってもよい。
そして、前記実施の形態及び実施例では、迂回管路51がサイドベントダクト41に接続される場合を示したが、これに限定されるものではなく、センタベントダクト42やデフロスタダクトやフットダクトなどいずれのダクトに接続されるものでもよい。
1,1A 車両用空調装置
2 空調ユニット
21 ミックスチャンバー
3 送風機
33 送風路
34 内外気導入部
4,41 ダクト
5 迂回管路
51 上流側管路
52 下流側管路
6 静電微粒子水発生装置
64 静電微粒子水生成部
65 ペルチェ素子(熱電変換素子)
66 放熱フィン
2 空調ユニット
21 ミックスチャンバー
3 送風機
33 送風路
34 内外気導入部
4,41 ダクト
5 迂回管路
51 上流側管路
52 下流側管路
6 静電微粒子水発生装置
64 静電微粒子水生成部
65 ペルチェ素子(熱電変換素子)
66 放熱フィン
Claims (4)
- 熱交換器を有する空調ユニットと、該空調ユニットに空気を送る送風機と、前記空調ユニットを経た空気を車室内に導入するダクトと、静電微粒子水発生装置と、を備える車両用空調装置であって、
前記送風機の高静圧発生部には、前記ダクトに連通する迂回管路が接続されるとともに、
該迂回管路の内部には、前記静電微粒子発生装置の静電微粒子水を生成する静電微粒子水生成部が設置されることを特徴とする車両用空調装置。 - 前記高静圧発生部は、前記送風機の下流側に接続される送風路近傍に形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
- 熱交換器を有する空調ユニットと、該空調ユニットに空気を送る送風機と、前記空調ユニットを経た空気を車室内に導入するダクトと、静電微粒子水発生装置と、を備える車両用空調装置であって、
前記空調ユニットのミックスチャンバーの上流部には、該ミックスチャンバーの下流部に連通する迂回管路が接続されるとともに、
該迂回管路の内部には、前記静電微粒子水発生装置の静電微粒子水を生成する静電微粒子水生成部が設置されることを特徴とする車両用空調装置。 - 前記静電微粒子水生成部に空気中の水分を供給する熱電変換素子が取付けられるとともに、
該熱電変換素子の放熱フィンは、前記送風機の上流側の内外気導入部の内壁面から突出されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の車両用空調装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2007
- 2007-02-07 JP JP2007028136A patent/JP2008189248A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107000549A (zh) * | 2014-11-26 | 2017-08-01 | 法雷奥热系统公司 | 特别地用于车辆乘客隔室的喷射装置以及包括这样的喷射装置的通风装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20090413 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20100805 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |