JP2008087386A - 印刷装置の制御方法、印刷装置の制御プログラム、及び印刷装置 - Google Patents

印刷装置の制御方法、印刷装置の制御プログラム、及び印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷装置において、印刷ジョブの印刷を行う前に、その印刷で使用するインクとロール紙の使用量を正確に予測できるようにする。
【解決手段】印刷装置100で記憶装置116に記憶された印刷ジョブの印刷を行うときに、印刷前と印刷後のロール紙とインクの残量をセンサ131,133により検知する。そして、印刷前と印刷後の各残量の差をその印刷ジョブの印刷でのロール紙とインクの使用量として算出し、記憶装置116にその印刷ジョブと関連付けて記憶させる。記憶装置116に記憶された印刷ジョブの内で既に印刷したことがある印刷ジョブを再印刷しようとするときに、記憶されたその印刷ジョブの印刷でのインクとロール紙の各使用量をその印刷ジョブの再印刷での各使用量の予測量として用いる。例えばインクとロール紙の残量が再印刷するために足りるか否かの判断に用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクとロール紙などの用紙を使用して印刷ジョブの印刷を行う印刷装置の制御方法、印刷装置の制御プログラム、及び印刷装置に関するものである。
従来、印刷装置を備えた文書処理装置において、文書を印刷装置で印刷するときに印刷に要した時間を計測して記憶しておき、同じ文書を再び印刷するときに、記憶していたその文書の印刷に要した時間を表示する構成が下記の特許文献1により知られている。このような構成によれば、ユーザーは、過去に印刷したことのある印刷ジョブ(文書)を再び印刷しようとするときに、その印刷に要する時間を正確に予測することができる。そして、その印刷中の時間を有効に利用できるなどして有用である。
特開平10−315582号公報
印刷装置において、特許文献1のように、印刷ジョブの印刷を行うときに、その印刷に要する時間を正確に予測できれば有用であるが、同様にして印刷に使用するインクと用紙の使用量も正確に予測できれば有用である。例えば、印刷ジョブの印刷開始前に、その印刷でのインクと用紙の使用量を予測すると共に、インクと用紙の残量を検知し、いずれかの残量が使用量の予測量より少なければ、印刷開始を保留して残量不足の警告を出し、使用者に印刷を行うか否か選択させる。これにより、印刷ジョブの印刷中にインク切れ又は用紙切れにより印刷が停止されてしまうことを未然に防止することができる。
インクと用紙の使用量は印刷ジョブのデータから予測することができる。しかし、特にインクジェット方式の印刷装置の場合には、予備吐出などで印刷ジョブのデータから直接求めることができないインクの使用があるため、インクの使用量を正確に予測することは困難である。また、特に用紙としてロール紙に印刷する場合、ロール紙の先端を切除するなどして、印刷ジョブのデータから直接求めることができないロール紙の使用があるため、その使用量を正確に予測することも困難である。
したがって、印刷ジョブのデータからインクないしロール紙の使用量を予測すると、実際の使用量に対する予測量の誤差が比較的大きくなり、特に複数の印刷ジョブを連続して行う場合に、予測量の誤差が累積して大きくなる。この場合、印刷開始前に、実際にはインクとロール紙の残量が複数の印刷ジョブを印刷するために十分あるのに、予測量が大きすぎて、残量不足の警告が出て印刷開始が保留されてしまうことがある。このことは印刷ジョブ1つだけの場合も起こり得る。
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものである。本発明の課題は、インクを使用して、ないしはロール紙を使用して、印刷ジョブの印刷を行う印刷装置において、印刷ジョブの印刷を行う前に、その印刷でのインクないしロール紙の使用量を正確に予測できるようにすることにある。
上記の課題を解決するため、本発明(請求項1)は、
インクを使用して印刷ジョブの印刷を行う印刷装置であり、印刷ジョブを記憶する印刷ジョブ記憶手段と、インクの残量を検知するインク残量検知手段を有する印刷装置の制御方法であって、
前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブの印刷を行うときに、前記インク残量検知手段により印刷前と印刷後のインク残量を検知するインク残量検知工程と、
該インク残量検知工程で検知された印刷ジョブの印刷前と印刷後のインク残量の差を当該印刷ジョブの印刷でのインク使用量として算出し、前記印刷ジョブ記憶手段に当該印刷ジョブと関連付けて記憶させるインク使用量算出工程と、
前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブの内で既に印刷したことがある印刷済みの印刷ジョブを再印刷しようとするときに、記憶された当該印刷ジョブの印刷でのインク使用量を当該印刷ジョブの再印刷でのインク使用量の予測量として用いて特定の制御を行う制御工程と
を実行するように制御することを特徴とする。
また、本発明(請求項5)では、
インクを使用して印刷ジョブの印刷を行う印刷装置であり、印刷ジョブを記憶する印刷ジョブ記憶手段と、インクの残量を検知するインク残量検知手段を有する印刷装置の制御プログラムであって、
上記本発明(請求項1)に係る印刷装置の制御方法による制御を行うための制御手順を含む構成を採用した。
また、本発明(請求項6)では、
インクを使用して印刷ジョブの印刷を行う印刷装置であって、
印刷ジョブを記憶する印刷ジョブ記憶手段と、
インクの残量を検知するインク残量検知手段と、
上記本発明(請求項1)に係る印刷装置の制御方法による制御を行なう制御手段を有する構成を採用した。
さらに、本発明(請求項7、11、12)では、上記本発明(請求項1、5、6)に係る印刷装置の制御方法、印刷装置の制御プログラム、及び印刷装置の構成のそれぞれにおいて、「インク」を「ロール紙」に置き換えた構成を採用した。
本発明によれば、インクないしロール紙の残量検知手段が残量を正確に検知できるものとすれば、印刷ジョブの印刷前と印刷後の残量を正確に検知して、その印刷でのインクないしロール紙の使用量を正確に求めることができる。そして、求めた使用量をその印刷ジョブの再印刷での使用量の予測量として用いるので、正確な予測量を取得することができる。すなわち、再印刷でのインクないしロール紙の使用量を正確に予測することができる。そして、正確な予測量を用いて行う特定の制御、例えばインクないしロール紙の残量が再印刷のために足りるか否かを判断し、残量不足と判断した場合は警告を出力するような制御を適切に行うことができるという優れた効果が得られる。
以下、添付した図を参照して本発明の実施例を説明する。ここでは、インクとロール紙を使用して印刷ジョブの印刷を行う印刷装置(プリンタ)における実施例を示す。印刷装置は例えばインクジェット方式のものとする。
図1は実施例の印刷装置(プリンタ)100の内部構成を概略的に示すブロック図である。印刷装置100は、印刷を行うプリンタエンジン130と、これを制御するプリンタコントローラ110を具えている。プリンタコントローラ110は、内部バス119により相互接続されたCPU111、ROM112、フラッシュROM113、RAM114、表示装置115、記憶装置116、ホストインターフェース117、プリンタインターフェース118を具えている。
CPU111はROM112に格納された制御プログラムを実行し、印刷装置100の各部を制御し、プリンタエンジン130に印刷動作を行わせる。フラッシュROM113には必要に応じて書き換えられるデータが保存される。RAM114は、CPU111が各種の情報処理を行うためのワークエリアとして用いられる。表示装置115は、液晶表示器やLEDなどから構成され、印刷装置100の状態などの情報を表示する。記憶装置116は、例えばハードディスク装置などから構成され、後述するように印刷ジョブ及びその印刷でのインク使用量及びロール紙使用量のデータを記憶する。ホストインターフェース117はネットワーク140を介してホストコンピュータ150とデータ通信を行なう。プリンタインターフェース118はプリンタエンジン130との間でデータ通信を行なう。
プリンタエンジン130は、ロール紙ホルダ部132に回転可能に保持された印刷用紙としてのロール紙132aに対して、不図示のインクジェット方式の記録ヘッドにより、N(複数)色のカラー記録を行うように構成されたものとする。図示していないが、プリンタエンジン130にはロール紙132aをそのロールから引き出して副走査方向に沿って搬送するロール紙搬送機構と、記録ヘッドを主走査方向に沿って往復移動するヘッド移動機構が設けられる。記録ヘッドを主走査方向に移動しつつ駆動し、その複数ノズルからインク滴を吐出させてロール紙132aに1バンド分の印刷を行う動作と、ロール紙を1バンド分のピッチだけ副走査方向に送る動作を交互に繰り返すことで、順次1バンド分ずつ印刷がなされる。
また、プリンタエンジン130にはロール紙132aの残量を検知するロール紙残量センサ131がロール紙ホルダ部132に付設されている。また、N色のインクのそれぞれ(以下、インク(1)〜(N)という)を収容して記録ヘッドに供給するN個のインクタンク134(1)〜(N)が記録ヘッドと一体に又は別体に設けられている。さらにインクタンク134(1)〜(N)に収容されたインク(1)〜(N)のそれぞれの残量を検知するインク残量センサ133(1)〜(N)がインクタンク134(1)〜(N)のそれぞれに付設されている。
以上の構成において、ホストコンピュータ150は、ネットワーク140を通して、印刷装置100に印刷ジョブを転送する。印刷装置100は、ホストインターフェース117を介して印刷ジョブを受信して、記憶装置116に記憶する。印刷する際には、印刷ジョブの印刷データ(画像データ)を記憶装置116からRAM114に転送し、そこで印刷データの画像処理を行った後、プリンタインターフェース118を介してプリンタエンジン130に転送し、印刷する。
この印刷ジョブの印刷前と印刷後のそれぞれに、ロール紙残量センサ131によりロール紙132aの残量が検知されると共に、インク残量センサ133(1)〜(N)によりインクタンク134(1)〜(N)のそれぞれのインク(1)〜(N)の残量が検知される。検知された残量のそれぞれはプリンタインターフェース118を介してプリンタコントローラ110のCPU111に通知される。CPU111は、通知された印刷ジョブの印刷前と印刷後のロール紙残量の差、及びインク(1)〜(N)のそれぞれの差をその印刷ジョブの印刷でのロール紙使用量、及びインク(1)〜(N)のそれぞれの使用量として算出する。そして算出したそれぞれの使用量のデータを記憶装置116にその印刷ジョブのデータと関連付けて記憶させる。
図2は、記憶装置116が上記印刷ジョブの印刷でのロール紙使用量、及びインク(1)〜(N)の使用量のデータをその印刷ジョブのデータと関連付けて記憶した様子を示している。
記憶装置116内には、印刷ジョブ記憶領域200が設定されている。この記憶領域200が更に符号201、202、203(1)〜(N)および204の各記憶領域に区分されている。そして1つの印刷ジョブ毎に、領域201には印刷ジョブのID番号、領域202には印刷ジョブの画像データ、領域203(1)〜(N)には印刷ジョブの印刷でのインク(1)〜(N)の使用量、領域204にはロール紙の使用量の各情報が関連付けて記憶される。なお、図示していないが、この他に、印刷ジョブに設定されている用紙サイズのデータなども関連付けて記憶される。
図2では3つの印刷ジョブ210、220、230のデータが記憶された様子を示している。この印刷ジョブ210、220、230は、いずれも既に印刷したことがある印刷済みの印刷ジョブであり、それぞれの印刷でのインク(1)〜(N)とロール紙の使用量の情報が関連付けて記憶領域203(1)〜(N)と記憶領域204に記憶されている。ホストコンピュータ150から転送されて記憶装置116に記憶されただけで、まだ印刷したことがない未印刷の印刷ジョブには、その印刷でのインク(1)〜(N)とロール紙の使用量のデータが記憶されていないことは勿論である。
この印刷ジョブの印刷でのインク(1)〜(N)とロール紙の各使用量は、その印刷ジョブの再印刷での各使用量の予測量として用いられる。すなわち、CPU111は、ホストコンピュータ150からの指令に応じて、記憶装置116に記憶された印刷ジョブの内で印刷済みの印刷ジョブを再び印刷する制御を行う。その再印刷をしようとするときに、記憶されたその印刷ジョブの印刷でのインク(1)〜(N)とロール紙の各使用量を、その印刷ジョブの再印刷での各使用量の予測量として、再印刷でインクないしロール紙の残量が不足するか否かの予想の判断に用いる。そして残量不足と判断した場合には、使用者に残量不足を警告する情報を出力(表示)する。
このような、記憶装置116に記憶された印刷ジョブを印刷しようとするときのCPU111の制御動作を図3のフローチャートにより以下に説明する。そのフローチャートの制御手順に対応する制御プログラムがROM112に格納され、CPU111がそれを実行することにより、以下の制御動作がなされる。なお、ここでは1つの印刷ジョブを単発で印刷する場合の動作を説明する。
まず、ホストコンピュータ150からの指令などに応じて、記憶装置116に記憶されている印刷ジョブの印刷を開始する前に、その印刷ジョブの印刷でのインク(1)〜(N)とロール紙の各使用量が記憶されているか否か判断する(ステップS301)。
ここで、印刷しようとする印刷ジョブが印刷済みのジョブであって各使用量が記憶装置116に記憶されている場合には、その各使用量を、これから再印刷しようとする印刷ジョブの使用量の予想量として読み込む(ステップS302)。
また、未印刷のジョブであって各使用量が記憶されていない場合にはステップS311の処理を行う。ここでは、印刷しようとする印刷ジョブに設定されている用紙サイズのデータから、概算で、その印刷ジョブでのロール紙使用量の予測量を算出する。また、その用紙サイズを単一色のインクで全面印刷したときの最大使用量を各色のインク(1)〜(N)の各使用量の概算の予測量として算出する。
次に、インク残量センサ133(1)〜(N)により、インクタンク134(1)〜(N)のインク(1)〜(N)の現在の各残量、即ち、これから印刷しようとする印刷ジョブの印刷前の各残量を検知し、そのデータを読み込む(ステップS303)。また、ロール紙残量センサ131により、現在のロール紙の残量を検知し、そのデータを読み込む(ステップS304)。
次に、上記ステップS303,S304で検知したインク(1)〜(N)とロール紙の各残量でこれから印刷しようとする印刷ジョブの印刷に足りるか否か判断する(ステップS305)。これは、検知した各残量がステップS302で予測量として読み込んだ各使用量、或いはステップS311で算出した各使用量の予測量以上であるか否かで判断する。
そして各残量の内で1つでも、予測量として読み込んだその使用量或いは算出した使用量の予測量より少なければ、その残量について不足と判断し、その残量の不足を使用者に警告する情報の出力を行う(ステップS312)。具体的には、現在のインク残量ないしロール紙残量では、これから印刷しようとしている印刷ジョブの印刷に不足で印刷できない旨の警告を表示装置115に表示させる。その警告の情報をホストコンピュータ150に転送させて、その不図示のモニタに表示させてもよい。そして、使用者に印刷ジョブの印刷をしいて行うか否かの選択を印刷装置100の不図示の操作部あるいはホストコンピュータの不図示のキーボードなどからの入力で行わせる(ステップS313)。これにより印刷を行わないことが選択されたら処理を終了し、印刷を行うことが選択されたらステップS306に進む。
一方、ステップS305の判断で、各残量の全てが予測量として読み込んだその使用量或いは算出した使用量の予測量以上であれば、残量が足りると判断し、ステップS306に進む。
ステップS306では、印刷ジョブの印刷を実行する。そして印刷が終了したら、インク残量センサ133(1)〜(N)により、インクタンク134(1)〜(N)のインク(1)〜(N)の現在の各残量、即ち、印刷ジョブの印刷後の各残量を検知し、そのデータを読み込む(ステップS307)。また、ロール紙残量センサ131により、現在のロール紙の残量を検知し、そのデータを読み込む(ステップS308)。
次に、今回の印刷ジョブの印刷で使用したインク(1)〜(N)とロール紙のそれぞれの使用量を算出する(ステップS309)。すなわち、インク(1)〜(N)については、ステップS303で検知した残量とステップS307で検知した残量との差を使用量として算出する。またロール紙については、ステップS304で検知した残量とステップS308で検知した残量との差を使用量として算出する。
そして算出したインク(1)〜(N)とロール紙の各使用量を図2で説明した記憶装置116の印刷ジョブ記憶領域200で、今回印刷した印刷ジョブに関連付けて、領域203(1)〜(N)と領域204に書き込み、記憶させる(ステップS310)。既に使用量が書き込まれている場合は上書きする。そして処理を終了する。
以上のような実施例において、インク残量センサ133(1)〜(N)及びロール紙残量センサ131がインク(1)〜(N)とロール紙の各残量を正確に検知できるものとすれば、印刷ジョブの印刷でのインクとロール紙の各使用量を正確に求めることができる。そして、求めた使用量をその印刷ジョブの再印刷での使用量の予測量として用いるので、正確な予測量を取得することができる。すなわち、再印刷での使用量を正確に予測することができる。そして、正確な予測量を用いて残量不足か否かの判断を正確に行い、残量不足の警告の出力を適切に行うことができる。インクとロール紙の残量が実際には十分にあるのに、残量不足の警告を出してしまい、使用者がインクタンクないしロール紙を新しいものと交換して無駄にしてしまうようなことがなくなる。インクとロール紙を実際に印刷ジョブ全体の印刷が可能な限りまで使用し、無駄を抑えることができる。
ただし、未印刷の印刷ジョブを印刷するときは、印刷ジョブの用紙サイズなどのデータから概算で求めたインクとロール紙の各使用量の予測量を用いるので、使用量の予測が正確でなくて残量不足の判断が正確でない場合がある。しかし、記憶装置116に記憶された印刷ジョブの全てについて、印刷したことの有無に拘わらず、残量不足の警告機能を有効にしておくことで、使用者にとっての利便性が向上する。
以上では記憶装置116に記憶された印刷ジョブの内で1つの印刷ジョブを単発で印刷する場合の制御動作について図3により説明した。これに対して、記憶装置116に記憶された印刷ジョブの内で複数の印刷ジョブを連続して印刷する場合の制御動作について以下に図3を用いて説明する。
この場合、まず図3のステップS301で印刷しようとする複数の印刷ジョブのそれぞれについてインクとロール紙の各使用量が記憶装置116に記憶されているか否か、すなわち印刷済みか未印刷か判断する。この判断の結果、複数の印刷ジョブが全て印刷済みのものであれば、ステップS302で、記憶装置116に記憶されているその複数の印刷ジョブのインクとロール紙の各使用量を読み取る。そしてそれぞれのジョブの各使用量の和を複数の印刷ジョブ全体の再印刷での使用量の予測量として求める。
また、複数の印刷ジョブが全て未印刷のものであれば、ステップS311で、各印刷ジョブに設定されている用紙サイズのデータから、概算で各印刷ジョブでのロール紙とインクの各使用量の予測量を算出する。そして、各ジョブの各使用量の予測量の和を複数の印刷ジョブ全体の印刷での使用量の予測量として求める。
また、複数の印刷ジョブで印刷済みのジョブと未印刷のジョブが混在している場合には、印刷済みのジョブについてはステップS302の処理で、未印刷のジョブについてはステップS311の処理で、それぞれインクとロール紙の各使用量の予測量を求める。そして、各ジョブの各使用量の予測量の和を複数の印刷ジョブ全体の印刷での使用量の予測量として求める。
このようにして各使用量の予測量を求めた後、ステップS303、S304で先述のように印刷前のインク残量とロール紙残量の検知を行う。そして、ステップS305で、検知したインクとロール紙の各残量でこれから印刷しようとする複数の印刷ジョブの印刷に足りるか否か判断する。これは、検知した各残量が上記のようにして求めた複数の印刷ジョブ全体の印刷での使用量の予測量(各ジョブの各使用量の予測量の和)以上であるか否かで判断する。
この判断の結果、残量不足であれば、先述のように、ステップS312で残量不足を警告する情報の出力を行い、ステップS313で使用者に印刷するか否かを選択させる。そして印刷しないことが選択されたら処理を終了するが、印刷することが選択されたらステップS306に進む。また、ステップS305で残量が足りると判断した場合もステップS306に進む。
ステップS306以降では、複数の印刷ジョブの1つずつについて順次、ステップS306〜S310の処理を繰り返して行う。すなわち、まず1つの印刷ジョブについて、印刷の実行(S306)、インク残量の検知(S307)、ロール紙残量の検知(S308)、インクとロール紙の使用量の算出(S309)、及び算出した使用量の記憶装置116への記憶(S310)を行う。これが終了したら次の1つの印刷ジョブについて同じステップS306〜S310の処理を行う。これを繰り返す。
ここで、1番目の印刷ジョブについての処理でステップS309の使用量算出では、印刷ジョブを1つだけ印刷する場合と同様にする。すなわち、インク使用量は、ステップS303で検知した残量とステップS307で検知した残量との差を使用量として算出する。ロール紙の使用量は、ステップS304で検知した残量とステップS308で検知した残量との差を使用量として算出する。
これに対して2番目以降の印刷ジョブについての処理では、ステップS309での使用量算出は次のように行う。すなわち、インク使用量は、ステップS306〜S310の処理の繰り返しで前回のステップS307で検知した残量と今回のステップS307で検知した残量との差を使用量として算出する。また、ロール紙の使用量は、前回のステップS308で検知した残量と今回のステップS308で検知した残量との差を使用量として算出する。
このようにして順次1つの印刷ジョブ毎に算出した使用量をステップS310の繰り返しで順次1つの印刷ジョブ分ずつ記憶装置116に記憶する。
このようにして、複数の印刷ジョブを連続して印刷しようとする場合も、1つの印刷ジョブを単発で印刷しようとする場合と同様に、その印刷でのインクとロール紙の各使用量を予測できる。特に複数の印刷済みの印刷ジョブを連続して再印刷しようとする場合は、インクとロール紙の各使用量を正確に予測でき、残量不足か否かを正確に判断し、残量不足の警告の出力を正確に行なうことができる。複数の印刷ジョブを連続して印刷する場合はインクとロール紙の使用量が多くなり、残量が少な目の場合に残量不足となることが多いので、残量不足を正確に判断できることは特に有利である。
本発明の実施例による印刷装置の内部構成を概略的に示すブロック図である。 実施例の印刷装置の記憶装置内で印刷ジョブとその印刷でのインク使用量及びロール紙使用量が記憶された様子を示す説明図である。 実施例の印刷装置の記憶装置に記憶された印刷ジョブを印刷するときのCPUの制御手順を示すフローチャート図である。
符号の説明
100 印刷装置
110 プリンタコントローラ
130 プリンタエンジン
131 ロール紙残量センサ
132 ロール紙ホルダ部
132a ロール紙
133(1)〜(N) インク残量センサ
134(1)〜(N) インクタンク
200 印刷ジョブ記憶領域
203(1)〜(N) インク使用量の記憶領域
204 ロール紙使用量の記憶領域
210,220,230 印刷ジョブ

Claims (12)

  1. インクを使用して印刷ジョブの印刷を行う印刷装置であり、印刷ジョブを記憶する印刷ジョブ記憶手段と、インクの残量を検知するインク残量検知手段を有する印刷装置の制御方法であって、
    前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブの印刷を行うときに、前記インク残量検知手段により印刷前と印刷後のインク残量を検知するインク残量検知工程と、
    該インク残量検知工程で検知された印刷ジョブの印刷前と印刷後のインク残量の差を当該印刷ジョブの印刷でのインク使用量として算出し、前記印刷ジョブ記憶手段に当該印刷ジョブと関連付けて記憶させるインク使用量算出工程と、
    前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブの内で既に印刷したことがある印刷済みの印刷ジョブを再印刷しようとするときに、記憶された当該印刷ジョブの印刷でのインク使用量を当該印刷ジョブの再印刷でのインク使用量の予測量として用いて特定の制御を行う制御工程と
    を実行するように制御することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  2. 前記制御工程では、前記印刷済みの印刷ジョブを再印刷しようとするときに、前記インク残量検知手段によりインクの残量を検知し、検知したインク残量が前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された当該印刷ジョブの印刷でのインク使用量より少ない場合に、使用者にインク残量不足を警告する情報を出力するように制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置の制御方法。
  3. 前記制御工程では、前記印刷済みの印刷ジョブを複数連続して再印刷しようとするときに、前記インク残量検知手段によりインクの残量を検知し、検知したインク残量が前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された当該複数の印刷ジョブの印刷でのインク使用量のそれぞれの和より少ない場合に、使用者にインク残量不足を警告する情報を出力するように制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置の制御方法。
  4. 前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブの内でまだ印刷したことがない印刷ジョブを印刷しようとするときに、当該印刷ジョブのデータから概算で当該印刷ジョブでのインク使用量の予測量を算出し、該予測量を用いて前記特定の制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置の制御方法。
  5. インクを使用して印刷ジョブの印刷を行う印刷装置であり、印刷ジョブを記憶する印刷ジョブ記憶手段と、インクの残量を検知するインク残量検知手段を有する印刷装置の制御プログラムであって、
    請求項1から4までのいずれか1項に記載の印刷装置の制御方法による制御を行うための制御手順を含むことを特徴とする印刷装置の制御プログラム。
  6. インクを使用して印刷ジョブの印刷を行う印刷装置であって、
    印刷ジョブを記憶する印刷ジョブ記憶手段と、
    インクの残量を検知するインク残量検知手段と、
    請求項1から4までのいずれか1項に記載の印刷装置の制御方法による制御を行なう制御手段を有することを特徴とする印刷装置。
  7. ロール紙を使用して印刷ジョブの印刷を行う印刷装置であり、印刷ジョブを記憶する印刷ジョブ記憶手段と、ロール紙の残量を検知するロール紙残量検知手段を有する印刷装置の制御方法であって、
    前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブの印刷を行うときに、前記ロール紙残量検知手段により印刷前と印刷後のロール紙残量を検知するロール紙残量検知工程と、
    該ロール紙残量検知工程で検知された印刷ジョブの印刷前と印刷後のロール紙残量の差を当該印刷ジョブの印刷でのロール紙使用量として算出し、前記印刷ジョブ記憶手段に当該印刷ジョブと関連付けて記憶させるロール紙使用量算出工程と、
    前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブの内で既に印刷したことがある印刷済みの印刷ジョブを再印刷しようとするときに、記憶された当該印刷ジョブの印刷でのロール紙使用量を当該印刷ジョブの再印刷でのロール紙使用量の予測量として用いて特定の制御を行う制御工程と
    を実行するように制御することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  8. 前記制御工程では、前記印刷済みの印刷ジョブを再印刷しようとするときに、前記ロール紙残量検知手段によりロール紙の残量を検知し、検知したロール紙残量が前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された当該印刷ジョブの印刷でのロール紙使用量より少ない場合に、使用者にロール紙残量不足を警告する情報を出力するように制御することを特徴とする請求項7に記載の印刷装置の制御方法。
  9. 前記制御工程では、前記印刷済みの印刷ジョブを複数連続して再印刷しようとするときに、前記ロール紙残量検知手段によりロール紙の残量を検知し、検知したロール紙残量が前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された当該複数の印刷ジョブの印刷でのロール紙使用量のそれぞれの和より少ない場合に、使用者にロール紙残量不足を警告する情報を出力するように制御することを特徴とする請求項7に記載の印刷装置の制御方法。
  10. 前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブの内でまだ印刷したことがない印刷ジョブを印刷しようとするときに、当該印刷ジョブのデータから概算で当該印刷ジョブでのロール紙使用量の予測量を算出し、該予測量を用いて前記特定の制御を行うことを特徴とする請求項7に記載の印刷装置の制御方法。
  11. ロール紙を使用して印刷ジョブの印刷を行う印刷装置であり、印刷ジョブを記憶する印刷ジョブ記憶手段と、ロール紙の残量を検知するロール紙残量検知手段を有する印刷装置の制御プログラムであって、
    請求項7から10までのいずれか1項に記載の印刷装置の制御方法による制御を行うための制御手順を含むことを特徴とする印刷装置の制御プログラム。
  12. ロール紙を使用して印刷ジョブの印刷を行う印刷装置であって、
    印刷ジョブを記憶する印刷ジョブ記憶手段と、
    ロール紙の残量を検知するロール紙残量検知手段と、
    請求項7から10までのいずれか1項に記載の印刷装置の制御方法による制御を行なう制御手段を有することを特徴とする印刷装置。
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