JP2008086627A - 遊技機の球払出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機枠の全体的な構造の簡単化を図る。
【解決手段】可動枠3の裏部にはタンク20が設けられ、可動枠3の前部には前扉4がヒンジ6を中心として前後方向に片開き可能に取り付けられ、前扉4の前部には球受皿部25が設けられ、前扉4における左右方向でヒンジ6の設けられた側の反対側には通路視認部51が設けられ、前扉4における前壁の裏面には球払出機構21の動作によってタンク20から球受皿部25の側に払い出される球を前扉4の前側から見えるように誘導する球払出通路28が通路視認部51と対応して設けられていることから、球払出通路28が遊技盤41に設けられたりまたは遊技機枠1の前面から前側に突出されるように遊技機枠1に設けられたりしたものに比べ、遊技機枠1の全体的な構造を簡単にすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技機枠の全体的な構造が簡単になる遊技機の球払出装置に関する。
パチンコ遊技機などのパチンコ球と呼ばれる球を遊技媒体として使用する遊技機の球払出装置には、特許文献1乃至特許文献6で開示されたように、球払出通路を通過する球が遊技機枠の前側から見えるように、球払出通路が遊技機枠の前面側に設けられたものが公知である。しかしながら、特許文献1で開示されるように、球払出通路が遊技盤に設けられたり、または、特許文献2乃至特許文献6で開示されるように、球払出通路が遊技機枠の前面から前側に突出されるように遊技機枠に設けられたりすることから、遊技機枠の全体的な構造が複雑となり、にわかに採用しがたいという欠点がある。
特開2003−38799号公報 特開2006−43266号公報 特開2006−68238号公報 特開2006−68239号公報 特開2006−87567号公報 特開2006−95014号公報
発明が解決しようとする問題点は、遊技機枠の全体的な構造が複雑となり、にわかに採用しがたいという点である。
本発明に係る遊技機の球払出装置は、遊技盤を交換可能に取り付ける可動枠と、可動枠の裏部に設けられたタンクと、可動枠の前部にヒンジを中心として前後方向に片開き可能に取り付けられた前扉と、前扉の前部に設けられた球受皿部と、タンクから球受皿部の側に球を1個ずつ分離しながら払い出す球払出機構と、前扉における左右方向でヒンジの設けられた側の反対側に設けられた通路視認部と、通路視認部と対応する前壁の裏面に設けられ球払出機構の動作によってタンクから球受皿部の側に払い出される球を前扉の前側から見えるように誘導する球払出通路とを備えたことを最も主要な特徴とする。球払出機構が可動枠タンクに設けられたり、または、球払出機構が可動枠タンクに設けられ、球払出通路の上部には球払出機構から排出された球を球払出通路に導入する球入口部が設けられ、球入口部は球払出通路から後側に突出しかつ底部と左右の側壁とを有する上方および前後方向に開口した溝状に構成され、前扉が可動枠の側に閉じられた場合、球入口部が球払出機構の球出口部の真下に配置されたりしてもよい。
本発明に係る遊技機の球払出装置は、可動枠の裏部にはタンクが設けられ、可動枠の前部には前扉がヒンジを中心として前後方向に片開き可能に取り付けられ、前扉の前部には球受皿部が設けられ、前扉における左右方向でヒンジの設けられた側の反対側には通路視認部が設けられ、前扉における前壁の裏面には球払出機構の動作によってタンクから球受皿部の側に払い出される球を前扉の前側から見えるように誘導する球払出通路が通路視認部と対応して設けられているので、球払出通路が遊技盤に設けられたりまたは遊技機枠の前面から前側に突出されるように遊技機枠に設けられたりしたものよりも、遊技機枠の全体的な構造を簡単にすることができるという利点がある。球払出機構がタンクに設けられれば、球払出機構が球払出通路よりも上部に配置され、不正操作部材が遊技機枠の前側から球出口に挿入された場合でも、不正操作部材が球払出通路から球払出機構に到達しにくくなり、球払出機構に対する不正操作がやりにくくなるという利点がある。また、球払出機構がタンクに設けられ、球払出通路の上部には球払出機構から排出された球を球払出通路に導入する球入口部が設けられ、球入口部は球払出通路から後側に突出しかつ底部と左右の側壁とを有する上方および後方向に開口した溝状に構成され、前扉が可動枠の側に閉じられた場合、球入口部が球払出機構の球出口部の真下に配置されれば、前扉の開閉時において、球入口部と球出口部とが互いに干渉することがなく、不正操作部材が遊技機枠の前側から球出口に挿入された場合でも、不正操作部材が球払出通路の球入口部から後側に突出して球払出機構の球出口部に到達することがなく、球払出機構に対する不正操作を防止できるという利点がある。
図1乃至図8は、発明を実施するための最良の形態である。図1は、遊技機枠1および遊技盤41を分解して示す。図2は、パチンコ遊技機の正面を示す。図3は、図2のA−A線に沿って切断した断面を示す。図4は、図2のB−B線に沿って切断した断面を示す。図5は、球払出通路28のB−B線と同じ方向の線で切断した断面を示す。図6は、前扉4および球払出通路28を分解して示す。図7は、タンク20および球払出機構21を分解して示す。図8は、タンク20と球払出機構21とからなる構造体と可動枠3とを分解して示す。本明細書において、「前」、「表」、「後」、「裏」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、図1の状態に遊技機枠1および遊技盤41を置いて矢印Sで示す前側から見た場合に特定される方向である。「前」および「表」は、同じ方向である。「後」および「裏」は、同じ方向である。
図1を参照し、遊技機としてパチンコ遊技機を例として説明する。パチンコ遊技機は、遊技機枠1の内部に遊技盤41を交換可能に取り付ける形態である。遊技機枠1は、固定枠2の前側に可動枠3を開閉可能に備え、可動枠3の前側に前扉4を開閉可能に備える。固定枠2は、遊技機設置設備に固定される。遊技機設置設備は、パチンコ遊技機を設置する遊技店の島と呼ばれる設備である。可動枠3は、左側に位置するヒンジ5を中心とし、固定枠2の前側で前側に開かれかつ後側に閉じられるように、片開き可能である。前扉4は、左側に位置するヒンジ6を中心とし、可動枠3の前側で前側に開かれかつ後側に閉じられるように、片開き可能である。
可動枠3は、盤収容部7、中央開口部8、盤後押出部9、盤前受止部10、盤掛止操作体11、盤棚12、球発射機構13、球発射レール14、戻り球取入口15、機外排出樋16、施錠装置17、掛止機構18;19、タンク20、球払出機構21を備える。盤収容部7は、遊技盤41を可動枠3の前側から格納させるように、前側に開口した方形な箱形である。中央開口部8は、盤収容部7の背壁に、前後方向への貫通孔として形成される。盤後押出部9は、遊技盤41を前側に押す板ばねのような弾性体である。盤前受止部10は、盤後押出部9で前側に押された遊技盤41を受け止める突起である。盤後押出部9が後側で盤前受止部10が前側となるように、盤後押出部9および盤前受止部10が盤収容部7の左側部に設けられる。盤後押出部9と盤前受止部10および盤掛止操作体11は、遊技盤41を盤収容部7に固定するための機構を構成する。
盤掛止操作体11は、盤収容部7の背壁から前側に突出し、盤収容部7の背壁と平行な方向に回転可能に、盤収容部7の右側部に設けられる。盤棚12は、遊技盤41を搭載する左右方向に平坦な面として、盤収容部7の下縁部により形成される。球発射機構13、球発射レール14、戻り球取入口15は、盤棚12から下側に延設された前壁の前面に設けられる。機外排出樋16は、盤棚12の裏側に設けられる。施錠装置17、掛止機構18;19は、可動枠3の右側部に設けられる。タンク20は、可動枠3の上部に位置し、可動枠3の裏面から後側に突出し、遊技機設置構造体の補給機構から供給された球を受ける上側に開口した上側から下側に窪む容器である。球払出機構21は、可動枠3の上部に位置し、可動枠3の前面から前側に突出し、タンク20から球受皿部25の側に球を1個ずつ分離しながら払い出す機構である。
前扉4は、窓22、パネル構造体23、掛止部材24、球受皿部25、球発射操作機構26、球供給口27、球払出通路28、を備える。窓22は、前後方向への貫通孔として、前扉4の前壁に設けられる。パネル構造体23は、前扉4の前壁の裏面に開閉可能に設けられる。パネル構造体23は、左側に位置するヒンジ30を中心とし、前扉4の裏側で裏側に開かれかつ前側に閉じられるように、片開き可能であって、前面パネル31を備える。前面パネル31は、光透過性を有し、窓22を塞ぐ大きさのガラスまたは合成樹脂からなる光を透過する性質の有る無色な板状に構成される。パネル構造体23が閉じられて前扉4に掛止部材24で開閉不能に支持されると、前面パネル31が窓22を裏側から塞ぐ。掛止部材24は、前扉4の前壁の裏面に設けられる。
球受皿部25は、窓22よりも下部に位置し、前扉4の前面から前側に突出し、遊技に使用する球を受ける上側に開口した上側から下側に窪む容器であって、前扉4の前壁の前面に設けられる。球発射操作機構26は、遊技者が球を発射するために操作するものであって、前扉4の前面から前側に突出するように、前扉4の前壁の前面に設けられる。球払出通路28は、球払出機構21の動作によってタンク20から球受皿部25の側に払い出される球を遊技機枠1の前側から見えるように誘導するものであって、窓22よりも右側に位置し、前扉4の前壁の裏面に設けられる。つまり、球払出通路28は、左右方向において、ヒンジ5;6;30の設けられた側の反対側に位置する。球払出通路28の上部には、球入口部32が設けられる。球入口部32は、球払出機構21から排出された球を球払出通路28に導入する部分である。球払出通路28の下部には、球出口部33が設けられる。球出口部33は、球払出通路28から球受皿部25に球を排出する部分である。
遊技盤41は、ガイドレール42、入賞部品43、アウト口44、球発射通路45、取付部46、証紙台47を備える。ガイドレール42は、遊技盤41の前面に固定される。ガイドレール42で囲まれた遊技盤41の前面には、入賞部品43、アウト口44、球発射通路45が設けられる。取付部46は、ガイドレール42よりも外側の遊技盤41の右側部に上下に分かれて設けられる。証紙台47は、下部の取付部46の前部に開閉可能に設けられる。証紙台47が閉じられると、下部の取付部46が証紙台47で覆い隠される。取付部46には、取付孔48が前後方向への貫通孔として設けられる。
パネル構造体23が閉じられて前扉4に掛止部材24で開閉不能に支持され、前扉4が閉じられて可動枠3に掛止機構19で開閉不能に支持され、可動枠3が閉じられて固定枠2に掛止機構18で開閉不能に支持された状態において、遊技店の店員が図外のキープレート(鍵)を遊技機枠1の前側から施錠装置17の鍵穴に挿入し、当該キープレートを例えば右側に90度回転操作すると、固定枠2と可動枠3との掛止機構18による支持形態が解除される。この支持形態の解除後に、店員が可動枠3を前側に引くことによって、可動枠3はヒンジ5を中心として前側に片開きされる。また、店員が施錠装置17の鍵穴に挿入されたキープレートを例えば左側に90度回転操作すると、可動枠3と前扉4との掛止機構19による支持形態が解除される。この支持形態の解除後に、店員が前扉4を前側に引くことによって、前扉4はヒンジ6を中心として前側に片開きされる。
そして、少なくとも、前扉4が前側に開かれた状態において、遊技盤41の左側部が可動枠3の前側から盤後押出部9と盤前受止部10との間に挿入され、遊技盤41の右側部が遊技店の店員によって前側から後側に押され、盤掛止操作体11が遊技盤41の裏側から取付孔48に挿入され、遊技店の店員が遊技盤41の前側に突出した盤掛止操作体11を例えば90度回転操作することによって、盤掛止操作体11が遊技盤41の前面に掛け止められ、遊技盤41の前面が前側に向けられ、遊技盤41が可動枠3の内部における盤収容部7に装着される。
その後、図2に示すように、前扉4が閉じられ、前扉4が可動枠3に掛止機構19で開閉不能に支持されると、ガイドレール42で囲まれた遊技盤41の前面、ガイドレール42、入賞部品43、アウト口44、球発射通路45が、遊技機枠1の前側から窓22および前面パネル31を通して視認可能になり、球払出通路28が窓22よりも右側に位置して遊技機枠1の前側から視認可能になり、球入口部32が球払出機構21の真下に配置され、図2および図3に示すように、ガイドレール42で囲まれた遊技盤41の前面と前面パネル31との間の空間が球の飛び交う遊技領域49になる。
図2に示すように、遊技盤41が可動枠3に取り付けられ、前扉4が閉じられて可動枠3に開閉不能に支持され、遊技者が球受皿部25にパチンコ球と呼ばれる球を入れて球発射操作機構26を操作すると、球発射機構13が球発射操作機構26から出力された操作量に応じた発射力で例えば1分間に1から100発未満までの規定数の間隔で駆動し、球発射機構13が球受皿部25から図1の球供給口27を経由して球発射レール14に供給された球を発射球として1個ずつ遊技盤41の球発射通路45に向けて発射する。この球発射通路45に発射された球が、球発射通路45から遊技領域49に到達する。遊技領域49に到達した球は、遊技盤41の前面に設けられた入賞部品43などの遊技部品に衝突して流れる方向を変えながら、遊技領域49を流下する過程において、入賞部品43に入賞する。球が入賞部品43に入賞すると、入賞部品43の入賞に対する賞球としての球が、球払出機構21の動作によってタンク20から球払出通路28を経由して球受皿部25に払い出される。遊技者は、上記球払出通路28を通過する球を遊技機枠1の前側から見ることができる。
図6を参照し、球払出通路28が前扉4の裏面に設けられる構造について説明する。前扉4は、通路視認部51、通路取付部52を備える。通路視認部51は、前後方向への貫通孔として、前扉4の前壁に設けられる。球払出通路28は、前通路構造体53と後通路構造体54とを備える。前通路構造体53は、光を透過する性質の有る無色または有色な合成樹脂からなる後側に開口する縦長な溝状に構成され、前壁55、左壁56、右壁57、取付片58、ねじ挿入孔59、突面部60を備える。左壁56は、前壁55の左縁部から後側に突出する。右壁57は、前壁55の右縁部から後側に突出し、左壁56と対向する。取付片58は、左壁56の後縁部から左側に突出し、また、右壁57の後縁部から右側に突出する。ねじ挿入孔59は、前後方向への貫通孔として、取付片58に設けられる。突面部60は、前壁55の前面から前側に突出し、通路視認部51に嵌め込まれる大きさとして、前壁55の前面に設けられる。
後通路構造体54は、光を透過する性質の有る有色な合成樹脂からなる縦長な板状に構成され、球入口部32、球出口部33、ねじ挿入孔62を備える。球入口部32は、後通路構造体54から後側に突出し、底部と左右の側壁とを有し、上方および前後方向に開口した溝状として、後通路構造体54の上部に設けられる。球出口部33は、後通路構造体54から前側に突出し、底部と左右の側壁とを有し、上方および前側に開口した溝状として、後通路構造体54の下部に設けられる。ねじ挿入孔62は、前後方向への貫通孔として、後通路構造体54の左縁部および右縁部に設けられる。
球払出通路28が前扉4に取り付けられる場合、前通路構造体53の突面部60が前扉4の後側から通路視認部51に嵌め込まれ、突面部60の上縁部と通路視認部51の上縁部とが互いに接触され、突面部60の下縁部と通路視認部51の下縁部との間に前後方向に貫通する開口64(図3参照)が形成され、前通路構造体53の取付片58の前面が通路取付部52の裏面に接触される。
次に、後通路構造体54が前扉4の後側から前通路構造体53に組み合わせられる。その場合、後通路構造体54の左縁部および右縁部が前通路構造体53の取付片58に重ね合わされ、後通路構造体54の中間部が前通路構造体53の前壁55と左壁56および右壁57で囲まれた空間を塞ぐことによって、球払出通路28が形成される。その後、タッピングスクリューのような止ねじ65が後通路構造体54の後側からねじ挿入孔62;59を経由して通路取付部52に締結される。これによって、球払出通路28が、図1乃至図5に示すように、前扉4の裏面に設けられる。
図7を参照し、タンク20および球払出機構21の構造について説明する。タンク20は、遊技機設置構造体の補給機構から排出されたパチンコ球と呼ばれる球を貯蔵するものであって、上方に開口した箱形の部屋として構成され、機構取付部71、連結孔72、筐体取付部73を備える。機構取付部71は、タンク20の右側前部に設けられる。連結孔72は、前後方向への貫通孔として、機構取付部71で囲まれたタンク20の前壁に設けられる。筐体取付部73は、タンク20の右側前部に設けられる。
球払出機構21は、機構躯体74、タンク取付部75、払出モータ76、払出構造体77、払出球検出器78、球出口部79を備える。払出モータ76が機構躯体74の内部に装着され、払出構造体77が払出モータ76の出力軸に連結され、払出球検出器78が払出構造体77よりも下部に位置するように機構躯体74の内部に装着される。球出口部79は、払出球検出器78を上方から下方に通過した球を下方に誘導して排出するように、機構躯体74の下部に設けられる。払出構造体77は、払出軸80、螺旋体81を備える。払出軸80は、前後方向に直線的に延びる丸棒により構成される。螺旋体81は、払出軸80に設けられ、払出軸80の前後方向に延びる軸心と平行な方向に球を1個ずつ分離する間隔で、払出軸80の外周面から径方向外側に螺旋形状に突出する。
球払出機構21がタンク20に組み付けられる場合、球払出機構21の払出構造体77がタンク20の機構取付部71の前側から連結孔72を経由してタンク20の内部に挿入され、球払出機構21の払出球検出器78がタンク20の下部に配置され、球払出機構21の機構躯体74がタンク20の機構取付部71の前面に重ね合わされ、タッピングスクリューのような止ねじ82が機構躯体74の前側からタンク取付部75を経由して機構取付部71に締結されることによって、球払出機構21およびタンク20が図8に示すように互いに一体に組み立てられる。
球払出機構21がタンク20に組み付けられ、タンク20に球が貯蔵された状態において、払出構造体77が払出モータ76で一方向に駆動されると、払出構造体77の螺旋体81がタンク20の内部における球を1個ずつ分離しながら払出球検出器78の側に誘導し、払出球検出器78の側に誘導された球が払出構造体77から下方に落下して払出球検出器78を上方から下方に通過し、払出球検出器78を通過した球が球出口部79から下方に払い出される。
図8を参照し、タンク20と球払出機構21とからなる構造体が可動枠3に取り付けられる構造について説明する。可動枠3における盤収容部7よりも上部には、退避孔83、払出取付部84が設けられる。そして、タンク20と球払出機構21とからなる構造体が可動枠3に取り付けられる場合、球払出機構21が可動枠3の後側から退避孔83を経由して可動枠3の前側に配置され、タンク20の筐体取付部73が払出取付部84と位置が合うように、可動枠3の裏面に重ね合わされ、タッピングスクリューのような止ねじ85がタンク20の後側から筐体取付部73を経由して可動枠3の払出取付部84に締結されることによって、タンク20と球払出機構21とからなる構造体が図1に示すようにタンク20の裏面に固定される。
最良の形態によれば、図1または図2に示すように、可動枠3の裏部にはタンク20が設けられ、可動枠3の前側には前扉4がヒンジ6を中心として前後方向に片開き可能に取り付けられ、前扉4の前部には球受皿部25が設けられ、前扉4における左右方向でヒンジ6の設けられた側の反対側には通路視認部51が設けられ、前扉4における前壁の裏面には球払出機構21の動作によってタンク20から球受皿部25の側に払い出される球を前扉4の前側から見えるように誘導する球払出通路28が通路視認部51と対応して設けられているので、特許文献1乃至特許文献6で開示された構造よりも、遊技機枠1の全体的な構造を簡単にすることができるという利点がある。
図1または図2に示すように、球払出機構21がタンク20に設けられているので、球払出機構21が球払出通路28よりも上部に配置され、不正操作部材が遊技機枠1の前側から球出口部33に挿入された場合でも、不正操作部材が球払出通路28から球払出機構21に到達しにくくなり、球払出機構21に対する不正操作がやりにくくなるという利点がある。
図1乃至図3に示すように、球払出機構21がタンク20に設けられ、球払出通路28の上部には球払出機構21から排出された球を球払出通路28に導入する球入口部32が設けられ、球入口部32は球払出通路28から後側に突出しかつ底部と左右の側壁とを有する上方および後方向に開口した溝状に構成され、前扉4が可動枠3の側に閉じられた場合、球入口部32が球払出機構21の球出口部79の真下に配置されているので、前扉4の開閉時において、球入口部32と球出口部79とが互いに干渉することがなく、不正操作部材が遊技機枠1の前側から球出口部33に挿入された場合でも、不正操作部材が球払出通路28の球入口部32から後側に突出して球払出機構21の球出口部79に到達することがなく、球払出機構21に対する不正操作を防止できるという利点がある。
球払出通路28が前扉4の前壁とパネル構造体23との間の空間に配置されかつ前扉4における前壁の裏面に取り付けられているので、前扉4とパネル構造体23との取付構造を変更することなく、球払出通路28が前扉4に設けられ、遊技機枠1の全体的な構造を簡単にすることができるという利点がある。
前後方向の貫通孔として構成された通路視認部51が突面部60で塞がれ、通路視認部51と突面部60との間の隙間が前通路構造体53の前壁55の前面で覆われているので、不正操作部材が遊技機枠1の前側から通路視認部51と突面部60との間の隙間から前扉4の裏側に侵入することがなく、球払出機構21に対する不正操作を防止できるという利点がある。
図9は、異なる形態に係る球出口部33の周りの断面を示す。図9において、球出口部33には、蓋86が蓋軸87を中心として開閉可能に設けられる。球出口部33の底部には、蓋受部88が設けられる。蓋受部88は、球出口部33の底部の上面から上方に突出する。そして、球が球払出通路28から球受皿部25の側に排出される場合、球が蓋86を後側から前側に押し開ける。そして、球が蓋86から球受皿部25の側に離れることによって、蓋86が前側から後側に閉じる。蓋86が前側から後側に閉じる場合、蓋86の下部が蓋受部88で受け止められ、蓋86が、それ以上、後側に行かない。
よって、遊技者が不正操作部材を球受皿部25の前側から開口64に挿入して蓋86を後側に押しても、蓋86が蓋受部88で受け止められるので、不正操作部材が蓋86よりも奥の球払出通路28に侵入することがなく、不正操作が防止できるという利点がある。図9に点線で示すように、蓋86が蓋軸87を中心として前側に開いた場合でも、遊技者が点線の蓋86に触れることができないように、蓋86が開口64から後側に離れていれば、不正操作防止上、良好である。また、図9に仮想線で示すように、蓋86や蓋受部88を設けてもよい。この場合、蓋86は、図外のばねなどによって、仮想線で示すように、閉じた状態を保持される。そして、球が球払出通路28から球受皿部25の側に排出される場合、球が図外のばねの弾性に抗しして蓋86を上側から下側に押し開ける。
図1において、遊技盤41を盤収容部7に固定する機構は、盤後押出部9、盤前受止部10、盤掛止操作体11などからなる以外の機構であってもよい。遊技盤41が可動枠3の後側から可動枠3の裏面に交換可能に取り付けられる構造でもよい。ガイドレール42は、可動枠3の裏面またはパネル構造体23の裏面に設けられてもよい。突面部60が除去され、前通路構造体53の前壁55が通路視認部51を後側から塞ぐように前扉4の裏面に取り付けられてもよい。突面部60が前通路構造体53から除去された場合、通路視認部51は前後方向への貫通孔に置換し光を透過する性質の有る合成樹脂により形成されてもよい。
遊技機枠および遊技盤の分解斜視図(最良の形態)。 パチンコ遊技機の正面図(最良の形態)。 図2のA−A線断面図(最良の形態)。 図2のB−B線断面図(最良の形態)。 球払出通路および照明構造体のB−B線断面図に相当する断面図(最良の形態)。 前扉と球払出通路および照明構造体の分解斜視図(最良の形態)。 タンクおよび球払出機構の分解斜視図(最良の形態)。 タンクと球払出機構とからなる構造体と可動枠との分解斜視図(最良の形態)。 球出口部の周りの断面図(異なる形態)。
符号の説明
1は遊技機枠、2は固定枠、3は可動枠、4は前扉、5はヒンジ、6はヒンジ、7は盤収容部、8は中央開口部、9は盤後押出部、10は盤前受止部、11は盤掛止操作体、12は盤棚、13は球発射機構、14は球発射レール、15は戻り球取入口、16は機外排出樋、17は施錠装置、18は掛止機構、19は掛止機構、20はタンク、21は球払出機構、22は窓、23はパネル構造体、24は掛止部材、25は球受皿部、26は球発射操作機構、27は球供給口、28は球払出通路、29は欠番、30はヒンジ、31は前面パネル、32は球入口部、33は球出口部、34乃至40は欠番、41は遊技盤、42はガイドレール、43は入賞部品、44はアウト口、45は球発射通路、46は取付部、47は証紙台、48は取付孔、49は遊技領域、50は欠番、51は通路視認部、52は通路取付部、53は前通路構造体、54は後通路構造体、55は前壁、56は左壁、57は右壁、58は取付片、59はねじ挿入孔、60は突面部、61は欠番、62はねじ挿入孔、63は欠番、64は開口、65は止ねじ、66乃至70は欠番、71は機構取付部、72は連結孔、73は筐体取付部、74は機構躯体、75はタンク取付部、76は払出モータ、77は払出構造体、78は払出球検出器、79は球出口部、80は払出軸、81は螺旋体、82は止ねじ、83は退避孔、84は払出取付部、85は止ねじ、86は蓋、87は蓋軸、88は蓋受部。

Claims (3)

  1. 遊技盤を交換可能に取り付ける可動枠と、可動枠の裏部に設けられたタンクと、可動枠の前部にヒンジを中心として前後方向に片開き可能に取り付けられた前扉と、前扉の前部に設けられた球受皿部と、タンクから球受皿部の側に球を1個ずつ分離しながら払い出す球払出機構と、前扉における左右方向でヒンジの設けられた側の反対側に設けられた通路視認部と、通路視認部と対応する前壁の裏面に設けられ球払出機構の動作によってタンクから球受皿部の側に払い出される球を前扉の前側から見えるように誘導する球払出通路とを備えたことを特徴とする遊技機の球払出装置。
  2. 請求項1に記載の球払出機構が可動枠タンクに設けられたことを特徴とする遊技機の球払出装置。
  3. 請求項1に記載の球払出機構が可動枠タンクに設けられ、球払出通路の上部には球払出機構から排出された球を球払出通路に導入する球入口部が設けられ、球入口部は球払出通路から後側に突出しかつ底部と左右の側壁とを有する上方および前後方向に開口した溝状に構成され、前扉が可動枠の側に閉じられた場合、球入口部が球払出機構の球出口部の真下に配置されたことを特徴とする遊技機の球払出装置。
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