JP2008084370A - メモリ試験装置およびメモリ試験方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単なアドレス管理だけで複数個のメモリ試験を同時に実行できるメモリ試験装置およびメモリ試験方法を提供する。
【解決手段】メモリ試験装置のテストプロセッサ1は、複数の被試験デバイス(DUT)に対して同時に、メモリブロック単位で試験信号を書き込み、読み出し、あるいは消去が可能である。ここでは、各DUTのバッドブロックを特定する識別値が記録される第1メモリ4、各DUTのメモリブロック単位で識別値を参照し、論理積演算された論理積データが記録される第2メモリ5を備え、ブロック判定部2によってバッドブロックが存在すると判定されたメモリブロックでは、DUT番号識別部3によってバッドブロックが存在しないDUTだけを順次に選択して、試験信号を書き込み、読み出し、および消去するメモリ試験が実施できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、メモリ試験装置およびメモリ試験方法に関し、とくに複数の被試験デバイス(DUT)に対してメモリブロック単位で同時に試験信号を書き込み、読み出し、あるいは消去が可能なメモリ試験方法に関する。
従来から、コンピュータなどの大容量データ蓄積手段としては、一般にディスクメモリが用いられていた。ところが、データ読み出し速度が速い不揮発性の半導体メモリで単位面積当りの記憶容量が大きくなり、消費電力が低減され、しかもその価格が安くなったことから、パソコンだけではなく携帯電話やディジタルカメラにも半導体メモリが広く利用されるようになった。
半導体メモリの一種に、一括消去型電気的消去および書き込み可能な、読み出し専用メモリとして、フラッシュメモリ(Flash−Memory)が知られている。不揮発性を持つ記憶素子のフラッシュメモリには、NANDセル型のフラッシュメモリとNOR型フラッシュメモリがあって、それぞれに特徴を備えているが、前者は後者に比較して、その回路規模を小さくすることが可能であり、大容量化に適合している。書き込み速度や消去速度も比較的高速であるが、データアクセス用のコンタクトを複数ビットで共有し、ビット当りの占有面積を小さくしていることから、データへのランダムアクセスはブロック単位で行われる。
NANDセル型のフラッシュメモリでは、1ビットの情報を蓄積するために必要な回路構成(メモリセル構成)として、半導体基板上にP層を挟みこむようにN層を作り、そのP層の上に浮遊ゲートを形成し、さらにその上に制御ゲートを設けている。浮遊ゲートは酸化膜などの絶縁体で遮断されている。この浮遊ゲートに電子がある状態を”0”の情報、電子のない状態を”1”の情報に相当させて、データが記憶される。このフラッシュメモリへのデータの書き込みでは、N層をグランドに、制御ゲートに駆動電圧をかけて、FNトンネリングにより電子を浮遊ゲート内に引き込み、注入する。また、P層に駆動電圧をかけて、浮遊ゲートから電子を引き抜くことで、データの消去が行われる。この浮遊ゲート内の電子は、浮遊ゲートを覆う絶縁体により保持されるため、電源を供給することなくデータを保持することができる。
図9は、2GビットのNANDセル型フラッシュメモリのアドレス構成を示す図である。
この2Gビット(256M×8ビット)のフラッシュメモリは、ウェーハ上の1つのチップにおいて、8本のデータ入出力用のビットラインを備えた8ビットI/Oで構成され、各ビットは2048のブロックで構成され、各ブロックは64ページで構成され、各ページが2048ビットのメモリセルで構成されている。
このように、メモリセルを駆動するのに必要なビットラインが複数のセルで共有されているため、データの書き込み、読み込みはページ単位で、消去は64ページを一まとめにしたブロックとよばれる単位で一括して行われる。したがって、NANDセル型のフラッシュメモリでは、ページ書き込み、ページ読み出し、ブロック消去の3つの動作が基本となる。
こうしたフラッシュメモリを半導体メーカから購入して電子装置に組み込むユーザにとっては、メモリ試験を実施することにより製品の信頼性を保証することが一般的に必要とされている。その場合、従来からあるメモリ試験装置が使用されている。ところが、フラッシュメモリのメモリ試験では、ブロック単位で書き込み/読み出しが行われるため、書き込み/読み出しが出来ないセルが1つでも存在するブロックを不良ブロック(以下、バッドブロックという。)としている。そして、例えば図9に示すフラッシュメモリでは、その2048ブロックにおいて40個以内のバッドブロックが存在していても良品のメモリとして出荷されている。これは、フラッシュメモリでは規定数未満のバッドブロックがあっても、良品として出荷できると規定されているからである。
NANDセル型のフラッシュメモリでは、バッドブロックの設定は、メーカ出荷試験時に行われている。不良モードの多くが”1”データが”0”に変化する不良であるため、バッドブロックに”0”データを書き込み、残り全ての良品ブロックを”1”データとした状態で出荷される。このため、フラッシュメモリを使用するホスト側では、バッドブロックを管理する技術が必要である。
図10は、バッドブロックの識別値を用いた従来のメモリ試験手順の一例を示す図である。
最初に、試験するフラッシュメモリ(以下、DUTという。)の全てのメモリセルのデータを外部メモリへ読み出し、出荷試験時にメーカが設定したバッドブロックを示す識別値を確認しながら、フラッシュメモリ組込システム側でアドレステーブルを作成して、バッドブロックファイル100に格納する(ステップS101)。このとき、バッドブロックは最大40ブロックまで存在してもよい。
つぎに、バッドブロックとされたブロックを除いて、全ての良品ブロック(グッドブロック)のメモリセルについて、メモリブロック単位で所定の試験データを書き込み、その読み出し試験と消去試験を行う(ステップS101〜S106)。なお、グッドブロックの1〜64ページのメモリセルには、すべて”1”データが記録されている。バッドブロックファイル100には、このパス/フェイルの試験結果も格納される。ここでは、ブロック2がバッドブロックとされ、バッドブロック内のすべてのページが書き込み/読み出し禁止とされているため、ステップS103ではその試験は行われない。
同様のメモリ試験については、例えば特許文献1において、同時に多数のフラッシュメモリを出荷試験する場合に、バッドブロックが検出されたメモリはそのブロックの試験を中断し、他のメモリの試験は継続するようにして、試験時間を短縮した発明が記載されている。
また、特許文献2には、不良ブロックアドレス情報をROM内に記憶して出荷し、この情報を参照してブロック管理テーブルを構築する発明が記載されている。これは、複数のメモリを同時にテストする際に、書き込み結果のベリファイ読み出し動作が不要となり、テスト時間が短縮できるというものである。
特開2001−319493号公報 特開2001−273798号公報
従来のメモリ試験装置では、複数のメモリを同時に接続して、書き込み/読み出し試験および消去試験が行えるように、複数のスロットが備えられているが、メーカ出荷時の試験によるバッドブロックを示すアドレスは、一般にそれぞれメモリ単体毎に異なる。すなわち、図10に示すメモリ試験のように、DUTを1個ずつ測定しないと、ユーザ側でのメモリ試験によってバッドブロックを示す”0”データが消去されるという不都合が生じる。そこで、ユーザ側では、大量のフラッシュメモリを受け入れた場合に、その良否を試験するための試験時間が長くなるという問題があった。
とくに、2Gビットの容量をもつ大型のメモリ単体では試験時間が大きくなるため、バッドブロックのアドレスが異なっている複数のメモリについて、同時に試験を行うことが望まれていた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、簡単なアドレス管理だけで複数個のメモリ試験を同時に実行できるメモリ試験装置およびメモリ試験方法を提供することを目的とする。
本発明では、上記問題を解決するために、複数の被試験デバイス(DUT)に対して同時に、メモリブロック単位で試験信号を書き込み、読み出し、あるいは消去が可能なメモリ試験装置において、前記各DUTのバッドブロックを特定する識別値が記録される第1の記憶手段と、前記各DUTのメモリブロック単位で前記識別値を参照し、論理積演算された論理積データが記録される第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段から前記識別値を読み出して、前記DUTに前記バッドブロックが存在するか否かを識別するデバイス識別部と、前記第2の記憶手段から前記論理積データを読み出して、前記各DUTのいずれかに前記バッドブロックが存在するか否かを判定するブロック判定部と、を備え、前記ブロック判定部によって前記バッドブロックが存在すると判定されたメモリブロックでは、前記デバイス識別部によって前記バッドブロックが存在しないDUTだけを順次に選択して、前記試験信号を書き込み、読み出し、および消去するメモリ試験を実施することを特徴とするメモリ試験装置が提供される。
本発明では、複数個の被試験デバイス(DUT)に対してメモリ試験を行う際、バッドブロックを回避して、グッドブロックに対してだけ効率よく試験が行える。
本発明によれば、簡単なアドレス管理だけで複数のフラッシュメモリの同時測定が可能となるから、試験時間の短縮化を実現することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態に係るメモリ試験装置を示すシステム構成図である。
このメモリ試験装置は、複数の被試験デバイス(DUT)が接続可能であって、それらに対してメモリブロック単位で同時に試験信号を書き込み、読み出し、あるいは消去が可能なテストプロセッサ1を備えている。テストプロセッサ1には、ブロック判定部2とDUT番号識別部3が接続され、DUT番号識別部3には各DUTのバッドブロックを特定する識別値が記録される第1メモリ4が接続されている。
第1メモリ4には、メモリ試験装置に接続可能なDUTの最大値、例えばDUT1乃至DUT32に対応する32個のブロックファイル41,42…が格納されている。また、DUT番号識別部3は第1メモリ4からそれぞれの識別値を読み出して、バッドブロックが存在するDUTを識別するデバイス識別部を構成している。
ブロック判定部2には第2メモリ5が接続されていて、この第2メモリ5には、メモリ試験装置に接続されたDUT1乃至DUT32のメモリブロック単位でそれらの識別値を参照して、論理積演算された論理積データがアンド値ファイルとして記録される。このブロック判定部2では、第2メモリ5から論理積データを読み出して、各DUT1乃至DUT32のいずれかにバッドブロックが存在するか否かを判定している。
したがって、このブロック判定部2により、各DUT1乃至DUT32の対応するメモリブロックにバッドブロックが存在しないと判定されたとき、テストプロセッサ1では接続された全てのDUT1乃至DUT32に試験信号を書き込み、読み出し、および消去する試験が同時に行われる。また、ブロック判定部2によってバッドブロックが存在するとされたメモリブロックについては、DUT番号識別部3によってバッドブロックでないDUTだけが選択されて、テストプロセッサ1で順次に試験が行われるものである。
つぎに、上述したメモリ試験装置における試験順序について説明する。
図2は、実施の形態に係るメモリ試験方法を示すフローチャートである。ここでは、一例として2個のDUT1、DUT2の同時測定について説明する。
最初は、テストプロセッサ1では接続されたDUT1の各メモリセルを読み、そこに含まれているバッドブロックのブロック番号を検索する(ステップS1)。つぎに、DUT1のバッドブロックファイルを作成して、第1メモリ4に格納する(ステップS2)。
同様に、DUT2の各メモリセルを読んで、そこに含まれているバッドブロックのブロック番号を検索し(ステップS3)、DUT2のバッドブロックファイルを作成して、第1メモリ4に格納する(ステップS4)。
つぎに、第1メモリ4に格納されている2つのバッドブロックファイルを参照して、各メモリブロックに対応する識別値の論理積を演算する(ステップS5)。そして、DUT1、DUT2のアンド値ファイルを作成して、第2メモリ5に格納する(ステップS6)。
テストプロセッサ1で各メモリブロックの試験を行うためには、試験ブロックの番号Bを指定する。ここでは、ブロック番号B=1から試験が開始される(ステップS7)。つぎに、ブロック判定部2で第2メモリ5のアンド値ファイルを参照し(ステップS8)、「DUT1、DUT2のAND値」(以下、単にアンド値という。)を調べる(ステップS9)。
このとき、アンド値が論理値”1”であればステップS10に進み、2個のDUT1、DUT2について同時試験が行われる。この試験の詳細については後述するが、書き込み試験、読み出し試験、および消去試験が順次実行され、当該DUTのメモリブロックの良、バッドが試験結果として記録される(ステップS11)。
つぎに、試験ブロックの番号BをB+1に更新し(ステップS12)、つぎのステップS13に進む。ここで、更新された試験ブロックが最大値Bmaxを超えていれば試験は終了し、超えていなければステップS8に戻って、再びアンド値ファイルが参照される。そして、AND値ファイルの論理値が”0”であればステップS14に進み、DUT番号識別部3で第1メモリ4のDUT1のバッドブロックファイルを参照し、その識別値を調べる(ステップS15)。
識別値が論理値”1”であれば、ステップS16でDUT1の試験を実施し、論理値が”0”であれば試験を行わないで、次のステップS17に進む。ここでは、DUT番号識別部3で第1メモリ4のDUT2のバッドブロックファイルを参照し、その識別値を調べ(ステップS18)、同様に、その識別値が論理値”1”であれば、ステップS19でDUT2の試験を実施し、論理値が”0”であれば試験を行わない。
こうして、第1メモリ4から順番にDUT1,DUT2のバッドブロックファイルを呼び出して、それぞれのブロック番号に対応する識別値を参照することによって、バッドブロック以外のメモリブロックについての試験を行うことができる。それらの試験結果は、ステップS11で同時試験の結果と同様に記録される。
つぎに、バットブロックのメモリセルに書き込まれるセルデータについて説明する。
図3は、単位ブロックのメモリセル構成とセルデータの記録内容を示す図である。
2GビットのNAND型フラッシュメモリでは、上述した図9に示すように、単位ブロックが64ページに区分され、各ページは2048ビットのメモリセルから構成される。このようなフラッシュメモリでは、最大40ブロックまでバッドブロックが存在してもよいことになっているため、半導体装置メーカでは、出荷試験時に各メモリセルのビットデータとして”1”を書き込んだ状態とすることで、バッドブロックの設定が行われる。すなわち、1ページの0番地と、2ページの1番地のメモリセルが正常に動作しない場合、図3(a)に示すように、それぞれにビットデータ”0”を書き込んだ状態で出荷される。それにより、フラッシュメモリのユーザ側ではバッドブロックが特定できるようになっている。
したがって、ユーザ側で全ブロックからセルデータを読み出すことによって、バッドブロック番号をサーチし、それら以外のブロックで独自に書き込みと読み出し試験を行えばよい。なお、図3(b)には良品ブロックにおけるセルデータの記録内容を示す。この場合、1ページから64ページのすべてに、”1”データが書かれている。
図4は、2個のDUTを同時試験測定するためのアンド値ファイルの作成手順を示す図である。
2個のDUT1,DUT2から、各々対応するメモリブロックのセルデータを読み出して、ビットデータ”0”が含まれているかどうかをチェックすることによって、対応するブロックファイル41,42の識別値を決定している。ここでは、バッドブロックの場合に、識別値データとして論理値”0”を書き込み、グッドブロックの場合には、論理値”1”を書き込むようにしている。なお、図4ではブロック番号5まで示し、それ以降のブロック番号の識別値は省略した。
つぎに、DUT1,DUT2の各々ブロックファイル41,42を参照して、各ブロック番号1〜5毎に識別値の論理積データを演算して、アンド値が決定される。こうして、予めDUT1,DUT2のアンド値ファイル51を生成して、図1に示す第2メモリ5に格納しておく。このアンド値ファイル51では、論理値”1”がバッドブロック無し、論理値”0”がバッドブロック有りと定義される。
すなわち、DUT1の第2ブロックがバッドブロックであり、DUT2の第4ブロックがバッドブロックであるとき、アンド値ファイル51ではブロック番号2,4で論理値”0”がアンド値として記録され、それ以外のブロック番号に対応するアンド値は論理値”1”となる。なお、ここではDUTが2個の場合について説明したが、メモリ試験装置に接続されたDUTのすべてについて、メモリブロック単位で各識別値を参照することによってアンド値を決定し、アンド値ファイル51を作成する必要がある。
このように試験するフラッシュメモリのすべてについて、バッドブロックが存在しない場合、アンド値が論理値”1”となることから、図1に示すメモリ試験装置では、そこに接続されたDUT1乃至DUT32が同時に書き込みおよび読み出し試験を行うことができる。しかし、DUT1乃至DUT32のどれか一つにバッドブロックが存在する場合、アンド値が論理値”0”となる。そして、バッドブロックが存在するDUTを除いたDUTを順次に選択して、書き込み/読み出し試験が行われる。
つぎに、アンド値ファイル51の識別値を用いたメモリ試験手順について説明する。
図5は、アンド値ファイルを用いた試験手順の一例を示す図である。
メモリ試験では、第2メモリ5のアンド値ファイル51から論理積データを読み出して、その論理値が”1”であればDUT1,DUT2の同時試験が行われる。また、ブロック2やブロック4の試験のように、その論理値が”0”である場合には、第1メモリ4から個別のDUT1,DUT2のブロックファイル41,42を各々参照して、その識別値が”1”であるDUTについてだけ、1個ずつ試験信号を書き込み、および読み出して、メモリ試験が行われる。
図6は、実施の形態に係るメモリ試験装置のハードウェア構成を示す図である。
試験ヘッド部11には、n個のDUTが接続される。各DUTにはドライバ部12から同時に試験信号が供給され、各DUTの所定のメモリブロックに同一の試験パターンが書き込まれる。ドライバ部12には、各種の試験パターンを生成する試験パターン発生部13が接続されている。
コンパレータ部14には、試験パターン発生部13が接続されており、各DUTに書き込まれた試験パターンが、その後の読み出し試験で同時に読み出される。したがって、コンパレータ部14は各DUTのバッドブロックを特定することができる。なお、試験パターン発生部13には試験項目設定ファイル15が接続されている。
バッドブロックファイル生成部16は、試験パターン発生部13と接続されて、試験信号を書き込み、読み出し、および消去するメモリ試験の結果に基づいて、n個のDUTのバッドブロックファイル1〜nを生成する。生成されたn個のバッドブロックファイルが格納されるメモリ17は、図1の第1メモリ4に相当する。
アンド値ファイル生成部18は、メモリ17と接続されて、図4に示すようなアンド値ファイル51を生成する。生成されたアンド値ファイル51は、図1に示すように、第2メモリ5に格納される。
DUT選択部19は、試験ヘッド部11に接続され、試験ヘッド部11に接続されたDUT1〜nのうち試験するDUTを選択する。このDUT選択部19には、メモリ17およびアンド値ファイル生成部18と接続され、さらにブロック番号管理部20によって管理されている。これにより、指定されたメモリブロックで、DUT1〜nのすべてが良品であれば、それらに同時にメモリブロック単位で試験信号を書き込み、読み出し、あるいは消去試験が実行される。そして、バッドブロックが存在すると判定されたメモリブロックでは、バッドブロックが存在しないDUTだけを順次に選択して、試験信号を書き込み、読み出し、および消去するメモリ試験が実施される。
つぎに、DUTに対してメモリブロック単位で実施されるセルデータの書き込み動作および読み出し動作について説明する。
図7は、NANDセル型のフラッシュメモリの書き込み動作および読み出し動作のタイミングを示す波形図である。
同図(a)では、選択されたDUTに、最初のコマンドコントロール信号(CC信号)が供給されるタイミングで入出力制御信号(I/O信号)としてデータ書き込みが指令される。つぎに、アドレスコントロール信号(AC信号)のタイミングで、DUTのメモリブロックのブロック番号、ページ番号などのアドレスデータが読み込まれる。その後、ライトコントロール信号(WC信号)に同期して供給されるデータ1〜N(例えば、N=2048)がI/O端子からシリアルに入力される。最後に、書き込み終了コマンドが入力される。なお、この読み出し動作の間、リードコントロール信号(RC信号)はハイレベルに固定される。
図7(b)では、選択されたDUTに、最初のコマンドコントロール信号(CC信号)が供給されるタイミングで入出力制御信号(I/O信号)としてデータ読み出しが指令される。つぎに、アドレスコントロール信号(AC信号)のタイミングで、DUTのメモリブロックのブロック番号、ページ番号などのアドレスデータが読み込まれ、読み出し開始コマンドが入力される。その後、リードコントロール信号(RC信号)に同期して指定されたページから各セルデータ1〜N(例えば、N=2048)がI/O端子からシリアルに出力される。
つぎに、上述したメモリ試験装置による同時測定試験の効果について説明する。
図8は、実施の形態に係るメモリ試験方法における標準動作モードの試験時間を示す図である。
最初のステップS21は、バッドブロックのリードステップである。このステップS21では、1メモリセル当りのリードライト時間が60nsであるとして、2Gビット(2048ブロック×64ページ×2048ビット)のフラッシュメモリでこの試験サイクルを実施した場合、16(秒)となる。
次のステップS22では、表パターンのテスト信号(テストパターン(表))の書き込み動作が実行される。ここでは、試験サイクルはステップS21と同様に16(秒)であるが、各ページ単位でのプログラム待ち時間に700(μs)を必要とすることから、2Gビット(2048ブロック×64ページ)のフラッシュメモリのプログラム待ち時間が91(秒)となって、全体で107(秒)となる。
次のステップS23では、テストパターン(表)の読み出し動作が実行される。ここでは、試験サイクルはステップS21と同様に16(秒)である。
次のステップS24では、各メモリセルのデータの消去動作が実行される。ここでは、試験サイクルはブロック単位で180(ns)で一括して消去されるので、2Gビット(2048ブロック)のフラッシュメモリでは16(秒)であるが、消去待ち時間が1ブロック毎に3(ms)を必要とするため、全体としては22(秒)となる。
以上のステップS22〜S24は、”1”データを書いて、書き込みおよび読み出し試験を行って、メモリセルの機能試験を行うテストパターン(表)による試験サイクルであるが、メモリの電気試験を行う場合、論理値”1”の書き込みとともに、その裏パターンのテスト信号に相当するテストパターン(裏)による試験サイクルも実施される。
すなわち、メモリセルに”0”データを書いて、書き込みおよび読み出し試験を行うテストパターン(裏)による試験サイクルでは、ステップS25におけるテストパターン(裏)の書き込み動作が107(秒)、ステップS26におけるテストパターン(裏)の読み出し動作が16(秒)、ステップS27における各メモリセルのデータの消去動作が22(秒)となる。したがって、従来のメモリ試験装置にあっては、複数個のDUTについての試験が同時に行えるにもかかわらず、フラッシュメモリの電気試験を行う場合には、バッドブロックが存在しているという理由で、書き込み/読み出し試験は約5分(306秒)かけてDUT1個ずつ実施されていた。
これに対して、上述したメモリ試験装置のように、例えば2個のDUTについて同時試験を行って、いずれにもバッドブロックが存在していなかったとすれば、1回の試験は5分で実施可能であるから、それぞれのDUTを別個に行う場合に比較して、単純に1/2の試験時間で済むことになる。
また、図1に示すように、32個それぞれのDUT1〜32を試験する場合に、それぞれに40個のバッドブロックが異なる番号のメモリブロックに存在していたときでも、すべてのDUT1〜32でバッドブロックでないメモリブロックも相当数存在する。すなわち、2048ブロックのうちの1280ブロックでは、各DUT1〜32が順次に選択されメモリ試験が行われることになるけれども、残り768個のメモリブロックの試験については同時に32個のDUTで実施できるから、メモリ試験の効率化を図ることができる。
以上説明したように、2Gビットのフラッシュメモリ1個の試験時間は約5分であり、複数個のDUTについて同時に測定試験を行うことによって大幅に短縮可能になる。
実施の形態に係るメモリ試験装置を示すシステム構成図である。 実施の形態に係るメモリ試験方法を示すフローチャートである。 単位ブロックのメモリセル構成とセルデータの記録内容を示す図である。 2個のDUTを同時試験測定するためのアンド値ファイルの作成手順を示す図である。 アンド値ファイルを用いた試験手順の一例を示す図である。 実施の形態に係るメモリ試験装置のハードウェア構成を示す図である。 NANDセル型フラッシュメモリの書き込み動作および読み出し動作のタイミングを示す波形図である。 実施の形態に係るメモリ試験方法における標準動作モードの試験時間を示す図である。 2GビットのNANDセル型フラッシュメモリのアドレス構成を示す図である。 バッドブロックの識別値を用いた従来のメモリ試験手順の一例を示す図である。
符号の説明
1 テストプロセッサ
2 ブロック判定部
3 DUT番号識別部
4 第1メモリ
5 第2メモリ
11 試験ヘッド部
12 ドライバ部
13 試験パターン発生部
14 コンパレータ部
15 試験項目設定ファイル
16 バッドブロックファイル生成部
17 メモリ
18 アンド値ファイル生成部
19 DUT選択部
20 ブロック番号管理部
41,42… ブロックファイル

Claims (8)

  1. 複数の被試験デバイス(DUT)に対して同時に、メモリブロック単位で試験信号を書き込み、読み出し、あるいは消去が可能なメモリ試験装置において、
    前記各DUTのバッドブロックを特定する識別値が記録される第1の記憶手段と、
    前記各DUTのメモリブロック単位で前記識別値を参照し、論理積演算された論理積データが記録される第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段から前記識別値を読み出して、前記DUTに前記バッドブロックが存在するか否かを識別するデバイス識別部と、
    前記第2の記憶手段から前記論理積データを読み出して、前記各DUTのいずれかに前記バッドブロックが存在するか否かを判定するブロック判定部と、
    を備え、
    前記ブロック判定部によって前記バッドブロックが存在すると判定されたメモリブロックでは、前記デバイス識別部によって前記バッドブロックが存在しないDUTだけを順次に選択して、前記試験信号を書き込み、読み出し、および消去するメモリ試験を実施することを特徴とするメモリ試験装置。
  2. 前記DUTは、メモリブロック単位でセルデータが書き込まれ、読み出され、あるいは消去される半導体メモリ装置であることを特徴とする請求項1記載のメモリ試験装置。
  3. 前記DUTのうち、書き込まれたセルデータと読み出されたセルデータが一致しないメモリブロックがあれば、前記第1の記憶手段における識別値を更新するようにしたことを特徴とする請求項1記載のメモリ試験装置。
  4. 前記各DUTからメモリブロック単位で前記バッドブロックを検索し、前記第1の記憶手段に前記識別値として前記バッドブロックに対しては論理信号”0”を書き込む手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のメモリ試験装置。
  5. 複数の被試験デバイス(DUT)に対してメモリブロック単位で同時に試験信号を書き込み、読み出し、あるいは消去が可能なメモリ試験方法において、
    前記各DUTのバッドブロックを検索し、その識別値を記録する第1の工程と、
    前記識別値を参照して前記各DUTのメモリブロック単位で論理積演算を行い、論理積データを記録する第2の工程と、
    前記第2の工程で記録された前記論理積データに基づいて、前記各DUTの対応するメモリブロック毎に、前記バッドブロックが存在するか否かを判定する第3の工程と、
    前記第3の工程でバッドブロックが存在すると判定されたメモリブロックについては、前記第1の工程で記録された前記識別値に基づいて、前記バッドブロックが存在しない前記DUTを順次に選択して、前記第3の工程でバッドブロックが存在しないと判定されたメモリブロックについては前記各DUTに対して同時に、前記試験信号の書き込み、読み出し、および消去する第4の工程と、
    をそれぞれ実行することを特徴とするメモリ試験方法。
  6. 前記DUTは、メモリブロック単位でセルデータが書き込まれ、読み出され、あるいは消去される半導体メモリ装置であることを特徴とする請求項5記載のメモリ試験方法。
  7. 前記DUTのうち、書き込まれたセルデータと読み出されたセルデータが一致しないメモリブロックがあれば、前記識別値を更新するようにしたことを特徴とする請求項5記載のメモリ試験方法。
  8. 前記第1の工程で記録される識別値として論理信号”0”を書き込むようにしたことを特徴とする請求項5記載のメモリ試験方法。
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