JP2008083347A - 液体トナーを用いる画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

液体トナーを用いる画像形成装置及び画像形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】現像済みの液体トナーの再利用、環境変化等による分散剤のトナー粒子への付着状態が変化し対して、一定の圧縮効果を維持することができる液体トナーを用いた画像形成装置及び画像形成方法を提供する。
【解決手段】液体トナーを用いる画像形成装置において、キャリア液中にトナー粒子を分散させた液体トナーを用い、表面に微細な凹凸を形成したトナー供給ローラ51Kと、規制ブレード52Kと、現像ローラ54Kと、現像ローラと対向配置される圧縮ローラ55Kとを備え、現像ローラ上に転写された液体トナーのうち非画像部に該当する液体トナーを回収して再利用する手段を備える画像形成装置であって、前記圧縮ローラは前記現像ローラに印加される電圧より高い電圧を印加する圧縮ローラ電圧印加部材が、圧縮ローラから現像ローラへ流れる電流が一定になるように制御する定電流制御手段を備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、キャリア液中に着色剤と樹脂からなるトナー粒子を分散剤により分散させた液体トナーを用いる画像形成装置及び画像形成方法に関する。
液体トナーを用いた画像形成装置の従来技術として、特開2002−278291号公報には、液体トナーを担持した現像ローラにより感光体上の潜像を現像する画像形成装置において、現像前の現像ローラの液体トナーを圧縮するための圧縮ローラを配置し、前記現像ローラと圧縮ローラとに、それぞれ独立した電圧を印加し、圧縮ローラの印加電圧>現像ローラの印加電圧とすることにより、画像のカブリ、濃度ムラを防止し、高品質の画像を得るようにした画像形成装置が開示されている。
特開2002−278291号公報
従来の画像形成装置は、不揮発性のキャリア液中に少なくとも着色剤と樹脂からなるトナー粒子を分散剤により分散させた液体トナーを用い、現像ローラに対向する圧縮ローラに現像ローラと異なる電圧を印加し、液体トナーに電界を付与してトナー粒子を現像ローラ側に圧縮し膜化し、その後の現像・転写工程でトナー粒子が電界により移動しやすくしている。その結果、高い現像・転写効率を実現し、乱れのない高品質の画像を得ることができる。
しかし、従来の画像形成装置の運転を続けるうちに良好な膜化状態が得られなくなり、現像・転写効率が変化や画像の乱れが発生することがある。
このような膜化状態の変化に関して、少なくとも着色剤と樹脂分からなるトナー粒子(固形分)の回りに分散剤が付着した状態でキャリア液中に分散している液体トナーを用いる画像形成装置においては、次のような理由で分散剤の付着状態(付着の強さや付着量)が変化することが考えられる。
(1)現像剤のリサイクル:一度現像ローラに搬送され、圧縮ローラにより電界を受け膜化された現像剤のうち、非画像部で感光体へ現像されなかった現像剤を回収して再利用する方式においては、現像剤が電界を通過することにより、分散剤がトナー粒子から脱利する可能性が考えられる。
(2)現像剤の経時変化:経時変化により分散剤のトナー粒子への付着状態が変化する可能性が考えられる。
(3)環境温度の影響:温度によってキャリア液中のトナー粒子および分散剤の熱運動量が変化する。特に高温になる場合は、熱運動が活発化することで分散剤がトナー粒子から脱利しやすくなる。
前記のように、画像形成装置の運転を続けるうちに良好な膜化状態が得られなくなり、現像・転写効率の変化や画像の乱れが発生する原因は、トナー粒子から分散剤が脱利することにより、トナー粒子同士はより圧縮されやすい状態となり、通常の電圧を圧縮ローラに印加すると圧縮過剰となるためと考えられる。
本発明は、前記課題を解決する、現像済みの液体トナーの再利用、環境変化等による分散剤のトナー粒子への付着状態が変化し対して、一定の圧縮効果を維持することができる液体トナーを用いた画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
本第1発明は、前記課題を解決するために、液体トナーを用いる画像形成装置において、キャリア液中に着色剤と樹脂からなるトナー粒子を分散剤により分散させた液体トナーを用い、現像ローラと同等またはそれより大きい電圧が印加される表面に微細な凹凸を形成したトナー供給ローラと、前記トナー供給ローラと規制ブレードにより定量化された液体トナーが転写される現像ローラと、前記現像ローラと対向配置される圧縮ローラとを備え、前記圧縮ローラは現像ローラ上の液体トナーに電界を付与して固形分を現像ローラ側に圧縮する機能を有し、さらに、現像ローラ上に転写された液体トナーのうち非画像部に該当する液体トナーを回収して再利用する手段を備える画像形成装置であって、前記圧縮ローラに前記現像ローラに印加される電圧より高い電圧を印加する圧縮ローラ電圧印加部材が、圧縮ローラから現像ローラへ流れる電流が一定になるように制御する定電流制御手段を備えることを特徴とする。
圧縮ローラから現像ローラへ流れる電流が一定になるように制御する定電流制御手段を備えることにより、現像剤中のトナー粒子の分散剤付着状態が変化することで圧縮ローラによるトナー粒子の圧縮効果が変化しても、一定の圧縮効果を維持することが可能となる。
本第2発明は、本第1発明の液体トナーを用いる画像形成装置において、現像ローラとトナー供給ローラに電圧を印加する現像ローラ電圧印加部材が定電圧制御手段を備えることを特徴とする。
本第3発明は、本第1又は第2発明の液体トナーを用いる画像形成装置において、前記定電圧制御手段を備えた現像ローラ電圧印加部材と定電流制御手段を備えた圧縮ローラ電圧印加部材とを複数色毎の現像ユニットに配置することを特徴とする。
本第4発明は、液体トナーを用いる画像形成方法において、キャリア液中に着色剤と樹脂からなるトナー粒子を分散剤により分散させた液体トナーを用い、表面に微細な凹凸を形成したトナー供給ローラに現像ローラと同等またはそれより大きい電圧を印加し、現像ローラに接触する規制ブレードにより現像ローラに定量化された液体トナーを転写し、前記現像ローラと対向配置される圧縮ローラから現像ローラ上の液体トナーに電界を付与しトナー粒子を現像ローラ側に圧縮し、現像ローラ上に転写された液体トナーのうち非画像部に該当する液体トナーを回収し再利用し、前記圧縮ローラから現像ローラに印加される電圧を、圧縮部材から現像ローラへ流れる電流が一定になるように定電流制御することを特徴とする。
本発明の実施の形態を図により説明する。図1は、本発明の画像形成装置の主要構成を示す図である。
中間転写ベルト70は、ベルト駆動ローラ82、従動ローラ85に張架されたエンドレスベルトであり、感光体20Y、20M、20C、20Kと当接しながら回転駆動される。中間転写ベルト70、一次転写バックアップローラ61Y、61M、61C、61K及び感光体20Y、20M、20C、20Kとで構成された一次転写ユニット60Y、60M、60C、60Kにより、中間転写ベルト70上に4色の液体トナーが順次重ねて転写され、フルカラー液体トナー像が形成される。
二次転写ユニット80は、二次転写ローラ81、中間転写ベルト駆動ローラ82、二次転写ローラブレード83、二次転写ローラクリーニング液回収部84から構成され、中間転写ベルト70上に形成された単色液体トナー像やフルカラー液体トナー像を紙等の記録媒体に転写する。
不図示の定着ユニットは、記録媒体上に転写された単色液体トナー像やフルカラー液体トナー像を記録媒体上に融着して永久像とするための装置である。
現像ユニット50Y、50M、50C、50Kは、それぞれ、イエロー(Y)液体トナー、マゼンタ(M)液体トナー、シアン(C)液体トナー、ブラック(K)液体トナーで潜像を現像する機能を有している。
現像ユニット50Y、50M、50C、50Kは、各液体トナーを貯蔵する現像トナー容器53Y、53M、53C、53K、これら現像トナー容器から各液体トナーを現像ローラ54Y、54M、54C、54Kに供給するトナー供給ローラ51Y、51M、51C、51K、感光体20Y、20M、20C、20Kを帯電する帯電器30Y、30M、30C、30K、帯電された感光体に静電潜像を形成する露光ユニット40Y、40M、40C、40Kから成る。
現像ユニット50Y、50M、50C、50Kの構成は同様であるので、以下、現像ユニット50Kについて説明する。
図1に示すように、感光体20Kの回転方向に沿って、主に帯電ユニット30K、露光ユニット40K、一次転写ユニット60Kが配されている。感光体20Kは、円筒状の基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施形態においては、時計回りの回転をする。
帯電ユニット30Kは、感光体20Kを帯電するための装置である。露光ユニット40Kは、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、変調されたレーザを帯電された感光体20K上に照射し潜像を形成する。
現像ユニット50Kは、感光体20K上に形成された潜像を、ブラック(K)液体トナーを用いて現像するための装置である。現像ユニット50Kにつては後述する。
一次転写ユニット60Kは、感光体20K上に形成されたブラック液体トナー像を中間転写ベルト70に転写するための装置である。
図2は、現像ユニット50Kの主要構成要素を示した断面図である。現像トナー容器53Kは、感光体20K上に形成された潜像を現像するための、ブラック液体トナーを収容する。本実施形態に用いる液体トナーは、熱可塑性樹脂中へ顔料等の着色剤を分散させた平均粒径1μmの固形子を、有機溶媒、シリコンオイル、鉱物油又は食用油等の液体溶媒中に分散剤とともに添加し、トナー固形分濃度を約25%とした高粘度(30〜10000mPa・s程度)で、常温で不揮発性の液体トナーである。現像トナー容器53Kにはポンプを配置した連通管91Kを経て濃度調整された液体トナーがトナー調整槽90Kから供給される。トナー調整槽90Kには、トナータンク93Kからトナー供給管94Kを通してトナー(固形分濃度35%)が供給される。トナーは高粘度で流動性が低いためポンプにより供給する。キャリアタンク95Kから開閉弁を配置したキャリア供給管96Kを通してキャリア液がトナー調整槽90Kに供給される。キャリア液は、低粘度であるためポンプを用いることなく重力落下により供給される。トナー調整槽90Kには、後述する現像ローラクリーニング液回収部59Kから回収液体トナー管92Kを通して回収液体トナーが供給される。トナー調整槽90K内には攪拌部材97Kが配置される。
現像トナー容器53Kからは、トナー供給ローラ51Kにより、現像ローラ54Kへと液体トナーが供給される。トナー供給ローラ51Kは、円筒状の部材であり、図2に示すように時計回りに回転する。図3(a)(b)(c)に示されるようにトナー供給ローラ51Kは、表面に微細且つ一様に螺旋状の溝を形成したアニロックローラである。溝の寸法は、溝ピッチが約130μm、溝深さが約30μmである。トナー供給ローラ51Kには現像ローラ54Kと同等またはそれより高い電圧が付与される。
トナー規制ブレード52Kは、トナー供給ローラ51Kの表面に当接するウレタンゴム等からなるゴム部と、外ゴム部を支持する金属等の板で構成され、トナー供給ローラ51Kに残存する液体トナーを掻き落とし除去する。
現像ローラ54Kは、円筒状の部材であり、中心軸を中心に図2に示すように反時計回りに回転する。該現像ローラ54Kは鉄等金属製の内芯の外周部に導電性ウレタンゴム等の弾性体と樹脂層やゴム層を備えたものである。現像ローラ54Kには、現像ローラブレード58K、及び現像ローラクリーニング液回収部59Kが設けられている。現像ローラブレード58Kは、現像ローラ54Kの表面に当接するゴム等で構成され、現像ローラ54Kに残存する液体トナーを掻き落とし除去する。現像ローラクリーニング液回収部59Kは、現像ローラブレード58Kが掻き落とした液体トナーを貯留する容器である。現像ローラクリーニング液回収部59内の回収された液体トナーは再利用される。
圧縮ローラ55Kは、円筒状の部材であり、中心軸を中心に回転し、金属ローラの表層に導電性の樹脂やゴム層を備えている。その回転方向は、図2に示すように、現像ローラ54Kと反対方向の時計回りである。圧縮ローラ55Kには、現像ローラ54Kとは別の電圧印加部材から電圧が印加され、両ローラ間に電位差を設けている。圧縮ローラブレード56Kは、圧縮ローラ55Kの表面に当接するゴム等で構成され、圧縮ローラ55Kに残存する液体トナーを掻き落として除去する。圧縮ローラクリーニング液回収部57Kは、圧縮ローラブレード56Kが掻き落とした液体トナーを貯留する容器である。
感光体20Kは、現像ローラ54Kの幅より広く、外周面に感光層が形成された円筒状の部材であり、中心軸を中心に図2に示すように時計回りで回転する。該感光体20Kの感光層は、有機感光体又はアモルファスシリコン感光体等で構成される。
帯電器30Kは、感光体20Kと現像ローラ54Kとのニップ部上流に設けられる。帯電器30Kは、図示しない電源装置から液体トナーと同極性のバイアスを印加され、感光体20Kを帯電する。帯電された感光体20Kに、露光ユニット40Kからレーザが照射され潜像が形成される。形成された潜像は、現像ローラ54Kにより現像され、一次転写ユニット60Kにおいて、中間転写ベルト70に一次転写される。
次にこのような画像形成装置の動作について説明する。引き続き、現像ユニットは、4つの現像ユニットのうち現像ユニット50Kを例にとり説明する。
現像トナー容器53K中の液体トナーは、固形分濃度25%で、粘度30〜10000mPa・sで、トナー粒子はプラスの電荷を有する。液体トナーは、トナー供給ローラ51Kが回転することにより、現像トナー容器53Kから汲み上げられる。トナー規制ブレード52Kは、トナー供給ローラ51Kの表面に当接し、トナートナー供給ローラ51Kの表面に形成された溝内の現像液を残し、その他の余分な現像液を掻き取り、現像ローラ54Kに供給する液体トナー量を規制する。この規制によって、現像ローラ54Kに塗布される液体トナーの膜厚は6μmになるよう定量化する。トナー規制ブレード52Kで掻き取った液体トナーは、重力によって現像トナー容器53Kに落下する。
液体トナーが塗布された現像ローラ54Kは、トナー供給ローラ51Kとのニップ部下流で圧縮ローラ55Kに当接する。現像ローラ54Kには、+300〜+500Vの電圧が印加される。トナー供給ローラ51Kには、現像ローラ54Kと同一の電圧印加部材から現像ローラ54Kと同等またはそれより高い電圧が印加される。圧縮ローラ55Kには、現像ローラ54Kの電圧印加部材とは別の電圧印加部材により現像ローラに印加される電圧より高い電圧が印加される。このため、現像ローラ54K上のトナーは、圧縮ローラ55Kとのニップを通過する際、現像ローラ54K側に移動し、圧縮ローラ55Kにはほとんどトナー粒子を含まないキャリア液のみが回収される。これにより、トナー粒子同士が緩やかに結合され膜化された状態になる。その結果、現像部でのトナーの移動が素早くなり、画像濃度が向上する。
圧縮ローラ55Kは、現像ローラ54K表面に対して等速で連れ回り方向に回転する。但し、圧縮ローラ55Kの回転速度、回転方向を、現像ローラ54Kの回転速度に対して速度差を設けたり、現像ローラ54K表面と対向するカウンタ方向に回転させてもよい。圧縮ローラ55Kには、圧縮ローラブレード56Kが当接する。但し、圧縮ローラブレード56Kを設けなくてもよい。この場合、圧縮ローラ55Kには、一定膜厚のキャリアが保持され、現像ローラ54K上のトナー層のキャリア量は、圧縮ローラ55Kとのニップ前後で変化しない。
感光体20Kは、アモルファスシリコンを用い、現像ローラ54Kとのニップ部上流でコロナ帯電器30Kのワイヤに約+5.5kVを印加することにより、表面を約+600Vに帯電する。帯電後、露光ユニット40Kにより画像部の電位が+25Vとなるように潜像が形成される。現像ローラ54Kと感光体20Kとの間に形成される現像ニップ部では、現像ローラ54Kに印加されているバイアス+300Vと感光体20K上の潜像(画像部+25V、非画像部+600V)で形成される電界にしたがい、選択的にトナー粒子が感光体20K上の画像部へと移動する。これにより、感光体20K上にトナー画像が形成される。キャリア液は、電界の影響を受けないため、現像ローラ54Kと感光体20Kとの現像ニップ部出口で分離し、現像ローラ54Kと感光体20Kとの両方に付着する。
現像ニップ部を通過した感光体20Kは、中間転写ベルト70とのニップ部を通過し、一次転写が行われる。一次転写バックアップローラ61Kには、トナー粒子の帯電特性と逆極性の約−200Vの電圧が印加されており、感光体20K上のトナー粒子は、中間転写ベルト70に一次転写され、感光体20Kにはキャリア液のみが残る。感光体20K上に残ったキャリア液は、一次転写部下流の感光体ブレード21Kにより掻き取られ、感光体クリーニング液回収部22Kで回収される。
一次転写ユニット60Kで中間転写ベルト70上に一次転写されたトナー画像は、二次転写ユニット80へ向かう。二次転写ユニット80において、二次転写ローラ81には、−1000Vの電圧が印加され、中間転写ベルト駆動ローラ82に0Vに保たれており、中間転写ベルト70上のトナー粒子は、紙等の記録媒体に二次転写される。
このような画像形成装置の運転を続けるうちに良好な膜化状態が得られなくなり、現像・転写効率が変化や画像の乱れが発生することがある。その原因は前述のように、現像済みの回収液体トナーの再利用、現像剤の経時変化、環境温度の影響等によるトナー粒子から分散剤が脱利することにより、トナー粒子同士はより圧縮されやすい状態となり、現像ローラ54Kに印加される電圧より高い通常の電圧を圧縮ローラに印加すると現像ローラ54上で現像剤が圧縮過剰となるためと考えられる。
現像ローラ54K上の現像剤の圧縮過剰が見られる場合、圧縮ローラ55Kと現像ローラ54K間に通常より大きい電流が流れる傾向にある。これは、前記のように、現像済み回収液体トナーの再利用、現像剤の経時変化、環境温度の影響等により、トナー粒子から分散剤が脱利した場合、脱利した分散剤がキャリア液中を自由に移動することが可能となり、電界が付与されたときに電荷の移動の担い手となり、現像剤層の導電性が上昇、つまり抵抗が下がるためと考えられる。
ここで画像の乱れの発生の原因と考えられる現像済み液体トナーの再利用のシステムについて説明する。現像ローラブレード58Kにより現像ローラ54Kに残存する液体トナーは掻き落とされ、現像ローラクリーニング液回収部59Kに落下する。現像ローラクリーニング液回収部59Kからの回収液体トナーは回収液体トナー管92Kでトナー調整槽90Kに供給される。
回収された液体トナーは、トナー固形分濃度が初期の濃度と異なる。その理由は、現像ニップにおいて、画像部では大部分のトナー粒子がキャリア液を伴って感光体2Kへ現像され、キャリア液の一部が現像ローラ54Kに残る。逆に非画像部では、大部分のトナー粒子がキャリア液を伴って現像ローラ54Kに残り、キャリア液の一部が感光体20Kに転写される。このため、現像後に現像ローラ54Kに残る液体トナーのトナー粒子とキャリア液の比率は、印刷する画像濃度によって変化する。例えば、ベタ画像印刷では、キャリア液の比率が極端に高い液体トナーが、現像ローラ54Kに残り、現像ローラブレード58Kにより現像ローラクリーニング液回収部59Kに回収される。
現像ローラクリーニング液回収部59Kに回収された液体トナーは、回収液体トナー管92Kでトナー調整槽90Kに流れ込む。トナー調整槽90Kでは、流入した液体トナーを固形分濃度が所定の25%になるように調整し、かつ消費された液体トナーを補充するために、トナータンク93Kからトナー供給管94Kを通してトナー(固形分濃度35%)が供給する。トナーは高粘度で流動性が低いためポンプにより供給する。キャリアタンク95Kから開閉弁を配置したキャリア供給管96Kを通してキャリア液がトナー調整槽90Kに供給される。キャリア液は、低粘度であるためポンプを用いることなく重力落下により供給される。トナー調整槽90K内の攪拌部材97Kを回転して均質化して、現像トナー容器53Kに連通管91Kを経て濃度調整された液体トナーを供給する。
回収された液体トナーは、圧縮ローラニップや、現像ローラニップの電界を通過する際、トナー粒子に付着している分散剤が剥がれる現象が起き、回収された液体トナーの再利用を繰り返す内に、トナー粒子に対する分散剤の付着量が減少する。
現像済み液体トナーの再利用、現像剤の経時変化、環境温度の影響等によるトナー粒子からの分散剤の脱利による現像剤圧縮過剰に対応するために、本発明の画像形成装置は、次の構成を備える。図4に示されるように、現像ローラ54Kとトナー供給ローラ51Kには、同一の現像ローラ電圧印加部材100Kから+300Vの印加電圧が印加される。現像ローラ電圧印加部材100Kは定電圧制御手段を備え、現像ローラ54Kとトナー供給ローラ51Kに印加される電圧を定電圧制御する。
一方、圧縮ローラ55Kには、現像ローラ電圧印加部材100Kとは異なる圧縮ローラ電圧印加部材101Kを備え、現像ローラ54Kに印加される電圧より高い印加電圧を印加する。圧縮ローラ電圧印加部材101kには、トナー粒子からの分散剤の脱利による圧縮過剰を防止するために、定電流制御手段を備える。定電流制御手段は、トナー粒子からの分散剤の脱利により現像剤層の抵抗が低下しても、圧縮ローラ電圧印加部材101Kに流れる電流を定電流(電流値=80μA)に保つように定電流制御する。
トナー粒子から分散剤が脱利し、現像剤層の抵抗が低下しても、定電流制御手段により電流を一定値に保つことにより、印加される電圧を下げ現像剤層の圧縮過剰を防止することができ、現像、転写効率の変化や画像の乱れの発生を防止できる。
前記定電圧制御手段を備えた現像ローラ電圧印加部材と定電流制御手段を備えた圧縮ローラ電圧印加部材とを複数色毎の現像ユニットに配置し、各色の現像ユニット毎に独立して制御する。
本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。
符号の説明
20Y、20M、20C、20K:感光体、21K:感光体ブレード、22K:感光体
クリーニング液回収部、30Y、30M、30C、30K:コロナ帯電器、40Y、40
M、40C、40K:露光ユニット、50Y、50M、50C、50K:現像ユニット、
51Y、51M、51C、51K:トナー供給ローラ、52K:トナー規制ブレード、53Y、53M、53C、53K:現像トナー容器、54Y、54M、54C、54K:現像ローラ、55K:圧縮ローラ、56K:圧縮ローラブレード、57K:圧縮ローラクリーニング回収部、58K:現像ローラブレード、59K:現像ローラクリーニング液回収部、60Y、60M、60C、60K:一次転写ユニット、61Y、61M、61C、61K:一次転写バックアップローラ、70:中間転写ベルト、80:二次転写ユニット、81:二次転写ローラ、82:ベルト駆動ローラ、83:二次転写ローラブレード、84:二次転写ローラクリーニング液回収部、85:従動ローラ、90K:トナー調整槽、91K:連通管、92K:回収液体トナー管、93K:トナータンク、94K:トナー供給管、95K:キャリアタンク、96K:キャリア供給管、97K:攪拌部材、100K:現像ローラ電圧印加部材、101K:圧縮ローラ電圧印加部材

Claims (4)

  1. キャリア液中に着色剤と樹脂からなるトナー粒子を分散剤により分散させた液体トナーを用い、現像ローラと同等またはそれより大きい電圧が印加される表面に微細な凹凸を形成したトナー供給ローラと、前記トナー供給ローラと規制ブレードにより定量化された液体トナーが転写される現像ローラと、前記現像ローラと対向配置される圧縮ローラとを備え、前記圧縮ローラは現像ローラ上の液体トナーに電界を付与して固形分を現像ローラ側に圧縮する機能を有し、さらに、現像ローラ上に転写された液体トナーのうち非画像部に該当する液体トナーを回収して再利用する手段を備える現像装置であって、前記圧縮ローラに前記現像ローラに印加される電圧より高い電圧を印加する圧縮ローラ電圧印加部材が、圧縮ローラから現像ローラへ流れる電流が一定になるように制御する定電流制御手段を備えることを特徴とする液体トナーを用いる画像形成装置。
  2. 現像ローラとトナー供給ローラに電圧を印加する現像ローラ電圧印加部材が定電圧制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の液体トナーを用いる画像形成装置。
  3. 前記定電圧制御手段を備えた現像ローラ電圧印加部材と定電流制御手段を備えた圧縮ローラ電圧印加部材とを複数色毎の現像ユニットに配置することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体トナーを用いる画像形成装置。
  4. キャリア液中に着色剤と樹脂からなるトナー粒子を分散剤により分散させた液体トナーを用い、表面に微細な凹凸を形成したトナー供給ローラに現像ローラと同等またはそれより大きい電圧を印加し、現像ローラに接触する規制ブレードにより現像ローラに定量化された液体トナーを転写し、前記現像ローラと対向配置される圧縮ローラから現像ローラ上の液体トナーに電界を付与しトナー粒子を現像ローラ側に圧縮し、現像ローラ上に転写された液体トナーのうち非画像部に該当する液体トナーを回収し再利用し、前記圧縮ローラから現像ローラに印加される電圧を、圧縮部材から現像ローラへ流れる電流が一定になるように定電流制御することを特徴とする液体トナーを用いる画像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010526338A (ja) * 2007-04-30 2010-07-29 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 現像監視方法およびシステム

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