JP2007171600A - 画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】適正な圧縮ローラ印加電圧と、現像ローラ印加電圧を設定して高品質の画像を得る画像形成方法を提供することを目的とする。
【解決手段】キャリア液にトナーを分散させた液体トナーを担持する現像ローラと、前記現像ローラにより現像される潜像が形成される感光体と、前記現像ローラの感光体への現像前の位置で前記現像ローラの液体トナーを圧縮する圧縮ローラと、前記感光体のトナー像が転写される中間転写体を備えた画像形成装置による画像形成方法において、前記圧縮ローラと現像ローラとの印加電圧の電圧差を一定に保った状態で、現像ローラの印加電圧値を変更しながら前記中間転写体にパッチを形成し、そのパッチ濃度に基づいて前記現像ローラへの印加電圧値を設定することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、キャリア液中にトナーを分散させた液体トナーを用いた画像形成方法に関する。
液体トナーを用いた画像形成方法の従来技術として、特開2002−278291号公報には、液体トナーを担持した現像ローラにより感光体上の潜像を現像する画像形成方法において、現像前の現像ローラの液体トナーを圧縮するための圧縮ローラを配置し、前記現像ローラと圧縮ローラとに、それぞれ独立した電圧を印加し、圧縮ローラの印加電圧>現像ローラの印加電圧とすることにより、画像のカブリ、濃度ムラを防止し、高品質の画像を得るようにした画像形成方法が開示されている。
特開2002−278291号公報
図3及び図5−Cに示されるように、現像ローラ上のトナー層を圧縮して膜化することで、その後の現像・転写工程でトナー層が移動しやすくなり、高い現像・転写効率と乱れの内画像が得られる。適切な圧縮状態を得るためには、現像ローラと圧縮ローラ間の電圧差を調整し、圧縮ローラから現像ローラへとトナーを押し付ける電界の強度を適切に設定する必要がある。一方で、長期の運転によるトナーの劣化や、環境の影響、製造ロッド違いのトナーを補給した際など、トナー特性が変化することがあり、電界に対する圧縮のされ方が変化する。また、感光体の経時変化により露光後の電位が初期の値と変わったりすることで、細かいドットやラインのオン・オフにより行われる諧調パターンの濃度が変化する。ところが、圧縮ローラを用いる画像形成方法では、前記諧調特性の調整のため、現像ローラ電圧を変更すると、圧縮ローラとの電圧差が変わってしまい、圧縮条件が適切でなくなる。
圧縮ローラから現像ローラへとトナーを押し付ける電界が弱すぎる場合、圧縮不足となり、次のような弊害が発生する。
図4−Aに示すように、トナー粒子の現像ローラ側への移動が不十分で、一部が圧縮ローラに付着してしまい、現像ローラ上のトナー粒子が不足する。このとき、圧縮ローラニップ出口での液の泣き別れ界面にトナー粒子が存在するため、トナー粒子を含む液が糸引きを起こして、リブと呼ばれる縞状のムラが発生してしまう。
図3に示される適正にコンパクションされて界面にトナー粒子がない場合も、糸引きは起きていると思われるが、この場合、トナー粒子を含まないキャリア液のみが糸引きを起こすため、ムラにはならない。また、キャリア液は低粘度のため糸引きが細かく、かつほぼニュートニアンで高い流動性を持つため、凸凹がすぐ平坦化する。ところが、トナー粒子を含んだ液は、キャリア液だけのときより粘度が高いため、糸引きによる凸凹が大きくかつ平坦化しにくいので凸凹が縞状のムラとして画像に残ってしまう。
図4−Bに示すように、圧縮ローラの電界がもう少し強く、圧縮ローラにトナー粒子が着かない程度にトナー粒子が現像ローラ側へ移動しても、トナー粒子の現像ローラ側への圧縮が不足していると、圧縮ローラニップ出口でのキャリア液の泣き別れ界面付近にトナー粒子が存在するため、やはり糸引きによりリブができてしまう。
また、圧縮ローラニップでリブが起きなくても、その後、押し付けられたトナー層が再び拡散していくことで、下流の工程(現像や一次転写ニップ)でリブが発生することがある。
圧縮ローラから現像ローラへとトナーを押し付ける電界が強すぎる場合、コンパクション過剰となり、次のような弊害が発生する。
図5−Dに示されるように、現像ローラ側へのトナー粒子の押し付けが過剰となり、トナー粒子が現像ローラ表面に強固に付着する。結果、現像ニップで現像ローラからトナー粒子の一部が剥離せず現像不良となる。
同様の理由で、現像ローラのクリーニング部でトナー粒子が現像ローラから引き剥がされずクリーニング不良となる場合もある。
本発明は、前記課題を解決する適正な圧縮ローラ印加電圧と、現像ローラ印加電圧を設定して高品質の画像を得る画像形成方法を提供することを目的とする。
本第1発明は、前記課題を解決するために、キャリア液にトナーを分散させた液体トナーを担持する現像ローラと、前記現像ローラにより現像される潜像が形成される感光体と、前記現像ローラの感光体への現像前の位置で前記現像ローラの液体トナーを圧縮する圧縮ローラと、前記感光体のトナー像が転写される中間転写体を備えた画像形成装置による画像形成方法において、前記圧縮ローラと現像ローラとの印加電圧の電圧差を一定に保った状態で、現像ローラの印加電圧値を変更しながら前記中間転写体にパッチを形成し、そのパッチ濃度に基づいて前記現像ローラへの印加電圧値を設定することを特徴とする。
本第2発明は、本第1発明の画像形成方法において、前記パッチの濃度を検出する位置を前記中間転写体のスクイーズローラの下流にすることを特徴とする。
本第3発明は、本第1または第2発明の画像形成方法において、所定のパッチ濃度が得られた現像ローラへの印加電圧値の範囲の内、できるだけ低い印加電圧値を採用することを特徴とする。
本第4発明は、本第1〜第3発明のいずれかの画像形成方法において、前記スクイーズローラと対向する電極との印加電圧差を圧縮ローラと現像ローラとの印加電圧差より小さくすることを特徴とする。
本第1発明の構成により、圧縮ローラと現像ローラの電圧差を一定に保つことで、現像ローラ上のトナーの圧縮状態を適切に保った状態でパッチを形成することができる。
本第2発明の構成により、スクイーズローラで余剰キャリアを除去し、さらにキャリア中の浮遊トナー粒子を基材に押し付けてトナー粒子をしっかりと膜化した状態でパッチ濃度のセンシングを行うことができ、安定した測定が可能となる。
本第3発明の構成により、以下の不具合の発生を防止できる。すなわち、パッチ濃度が適切でも、圧縮ローラ印加電圧値が高すぎる場合、トナー粒子が現像ローラに強く押し付けられ過ぎて現像ローラから剥がれにくくなり、現像不良やクリーニング不良を引き起こすことがある。そのため、適切な電圧値の範囲のうち、なるべく低い電圧値を選択することで、これらの不具合の発生を防止できる。
本第4発明の構成により、トナー層を押し付け過ぎることなく適切なスクイーズが実施できる。
本発明の実施の形態を図により説明する。図1は、本発明の画像形成方法に用いる画像形成装置の主要構成を示す図である。
中間転写ベルト70は、ベルト駆動ローラ82、従動ローラ85に張架されたエンドレスベルトであり、感光体20Y、20M、20C、20Kと当接しながら回転駆動される。中間転写ベルト70,一次転写バックアップローラ61Y、61M、61C、61K及び感光体20Y、20M、20C、20Kとで構成された一次転写ユニット60Y、60M、60C、60Kにより、中間転写ベルト70上に4色の液体トナーが順次重ねて転写され、フルカラー液体トナー像が形成される。中間転写ベルト70の二次転写前の位置にスクイーズローラ15、スクイーズローラブレード16,スクイーズローラクリーニング液回収部17、バックアップローラ18が配置され、その下流にパッチセンサ19が配置される。
スクイーズローラ15は、図のようにKユニット後に一つだけ設けるだけでなく、各色ユニットの一次転写後一つずつ設けても構わない。また、感光体上に設けても構わない。
二次転写ユニット80は、二次転写ローラ81、中間転写ベルト駆動ローラ82、二次転写ローラブレード83、二次転写ローラクリーニング液回収部84から構成され、中間転写ベルト70上に形成された単色液体トナー像やフルカラー液体トナー像を紙当の記録媒体に転写する。
不図示の定着ユニットは、記録媒体上に転写された単色液体トナー像やフルカラー液体トナー像を記録媒体上に融着して永久像とするための装置である。
現像ユニット50Y、50M、50C、50Kは、それぞれ、イエロー(Y)液体トナー、マゼンタ(M)液体トナー、シアン(C)液体トナー、ブラック(K)液体トナーで潜像を現像する機能を有している。
現像ユニット50Y、50M、50C、50Kは、概略、各液体トナーを貯蔵する現像トナー容器53Y、53M、53C、53K、これら現像トナー容器から各液体トナーを現像ローラ54Y、54M、54C、54Kに供給するトナー供給ローラ51Y、51M、51C、51K、感光体20Y、20M、20C、20Kを帯電する帯電器30Y、30M、30C、30K、帯電された感光体に静電潜像を形成する露光ユニット40Y、40M、40C、40Kから成る。
現像ユニット50Y、50M、50C、50Kの構成は同様であるので、以下、現像ユニット50Kについて説明する。
図1に示すように、感光体20Kの回転方向に沿って、主に帯電ユニット30K、露光ユニット40K、一次転写ユニット60Kが配されている。感光体20Kは、円筒状の基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施形態においては、時計回りの回転をする。
帯電ユニット30Kは、感光体20Kを帯電するための装置である。露光ユニット40Kは、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、変調されたレーザを帯電された感光体20K上に照射し潜像を形成する。
現像ユニット50Kは、感光体20K上に形成された潜像を、ブラック(K)液体トナーを用いて現像するための装置である。現像ユニット50Kにつては後述する。
一次転写ユニット60Kは、感光体20K上に形成されたブラック液体トナー像を中間転写ベルト70に転写するための装置である。
図2は、現像ユニット50Kの主要構成要素を示した断面図である。現像トナー容器53Kは、感光体20K上に形成された潜像を現像するための、ブラック液体トナーを収容する。本実施形態に用いる液体トナーは、熱可塑性樹脂中へ顔料等の着色剤を分散させた平均粒径1μmの固形子を、有機溶媒、シリコンオイル、鉱物油又は食用油等の液体溶媒中に分散剤とともに添加し、トナー固形分濃度を約25%とした高粘度(30〜10000mPa・s程度)で、常温で不揮発性の液体トナーである。
現像トナー容器53Kからは、トナー供給ローラ51Kにより、現像ローラ54Kへと液体トナーが供給される。トナー供給ローラ51Kは、円筒状の部材であり、図2に示すように時計回りに回転し、表面に微細且つ一様に螺旋状の溝を形成したアニロックローラである。溝の寸法は、溝ピッチが約130μm、溝深さが約30μmである。
トナー規制ブレード52Kは、トナー供給ローラ51Kの表面に当接するウレタンゴム等からなるゴム部と、外ゴム部を支持する金属等の板で構成され、トナー供給ローラ51Kに残存する液体トナーを掻き落とし除去する。
現像ローラ54Kは、円筒状の部材であり、中心軸を中心に図2に示すように反時計回りに回転する。該現像ローラ54Kは鉄等金属製の内芯の外周部に導電性ウレタンゴム等の弾性体と樹脂層やゴム層を備えたものである。現像ローラ54Kには、現像ローラブレード58K、及び現像ローラクリーニング液回収部59Kが設けられている。現像ローラブレード58Kは、現像ローラ54Kの表面に当接するゴム等で構成され、現像ローラ54Kに残存する液体トナーを掻き落とし除去する。現像ローラクリーニング液回収部59Kは、現像ローラブレード58Kが掻き落とした液体トナーを貯留する容器である。
圧縮ローラ55Kは、円筒状の部材であり、中心軸を中心に回転し、金属ローラの表層に導電性の樹脂やゴム層を備えている。その回転方向は、図2に示すように、現像ローラ54Kと反対方向の時計回りである。圧縮ローラ55Kには、現像ローラ54Kとは別に電圧が印加され、両ローラ間に電位差を設けている。圧縮ローラブレード56Kは、圧縮ローラ55Kの表面に当接するゴム等で構成され、圧縮ローラ55Kに残存する液体トナーを掻き落として除去する。圧縮ローラクリーニング液回収部57Kは、圧縮ローラブレード56Kが掻き落とした液体トナーを貯留する容器である。
感光体20Kは、現像ローラ54Kの幅より広く、外周面に感光層が形成された円筒状の部材であり、中心軸を中心に図2に示すように時計回りで回転する。該感光体20Kの感光層は、有機感光体又はアモルファスシリコン感光体等で構成される。
帯電器30Kは、感光体20Kと現像ローラ54Kとのニップ部上流に設けられる。帯電器30Kは、図示しない電源装置から液体トナーと同極性のバイアスを印加され、感光体20Kを帯電する。帯電された感光体20Kに、露光ユニット40Kからレーザが照射され潜像が形成される。形成された潜像は、現像ローラ54Kにより現像され、一次転写ユニット60Kにおいて、中間転写ベルト70に一次転写される。
次にこのような画像形成装置の動作について説明する。引き続き、現像ユニットは、4つの現像ユニットのうち現像ユニット50Kを例にとり説明する。
現像トナー容器53K中の液体トナーは、固形分濃度25%で、粘度30〜10000mPa・sで、トナー粒子はプラスの電荷を有する。液体トナーは、トナー供給ローラ51Kが回転することにより、現像トナー容器53Kから汲み上げられる。トナー規制ブレード52Kは、トナー規制ブレード52Kは、トナー供給ローラ51Kの表面に当接し、トナー供給ローラ51Kの表面に形成された溝内の現像液を残し、その他の余分な現像液を掻き取り、現像ローラ54Kに供給する液体トナー量を規制する。この規制によって、現像ローラ54Kに塗布される液体トナーの膜厚は6μmになるよう定量化する。トナー規制ブレード52Kで掻き取った液体トナーは、重力によって現像トナー容器53Kに落下する。
液体トナーが塗布された現像ローラ54Kは、トナー供給ローラ51Kとのニップ部下流で圧縮ローラ55Kに当接する。現像ローラ54Kには、+300〜+500Vの電圧が印加される。圧縮ローラ55Kには、現像ローラ54Kの印加電圧より350V高い電圧が印加される。つまり、現像ローラ54Kの印加電圧が、+400Vなら、圧縮ローラ55Kの印加電圧は+750Vとなる。このため、現像ローラ54K上のトナーは、圧縮ローラ55Kとのニップを通過する際、現像ローラ54K側に移動し、圧縮ローラ55Kにはほとんどトナー粒子を含まないキャリア液のみが回収される。これにより、トナー粒子同士が緩やかに結合され膜化された状態になる。その結果、現像部でのトナーの移動が素早くなり、画像濃度が向上する。
圧縮ローラ55Kは、現像ローラ54K表面に対して等速で連れ回り方向に回転する。但し、圧縮ローラ55Kの回転速度、回転方向を、現像ローラ54Kの回転速度に対して速度差を設けたり、現像ローラ54K表面と対向するカウンタ方向に回転させてもよい。圧縮ローラ55Kには、圧縮ローラブレード56Kが当接する。但し、圧縮ローラブレード56Kを設けなくてもよい。この場合、圧縮ローラ55Kには、一定膜厚のキャリアが保持され、現像ローラ54K上のトナー層のキャリア量は、圧縮ローラ55Kとのニップ前後で変化しない。
感光体20Kは、アモルファスシリコンを用い、現像ローラ54Kとのニップ部上流でコロナ帯電器30Kのワイヤに約+5.5kVを印加することにより、表面を約+600Vに帯電する。帯電後、露光ユニット40Kにより画像部の電位が+25Vとなるように潜像が形成される。現像ローラ54Kと感光体20Kとの間に形成される現像ニップ部では、現像ローラ54Kに印加されているバイアス+400Vと感光体20K上の潜像(画像部+25V、非画像部+600V)で形成される電界にしたがい、選択的にトナー粒子が感光体20K上の画像部へと移動する。これにより、感光体20K上にトナー画像が形成される。キャリア液は、電界の影響を受けないため、現像ローラ54Kと感光体20Kとの現像ニップ部出口で分離し、現像ローラ54Kと感光体20Kとの両方に付着する。
現像ニップ部を通過した感光体20Kは、中間転写ベルト70とのニップ部を通過し、一次転写が行われる。一次転写バックアップローラ61Kには、トナー粒子の帯電特性と逆極性の約−200Vの電圧が印加されており、感光体20K上のトナー粒子は、中間転写ベルト70に一次転写され、感光体20Kにはキャリア液のみが残る。感光体20K上に残ったキャリア液は、一次転写部下流の感光体ブレード21Kにより掻き取られ、感光体クリーニング液回収部22Kで回収される。
一次転写ユニット60Kで中間転写ベルト70上に一次転写されたトナー画像は、二次転写ユニット80へ向かうが、図1に示されるように、二次転写ニップ部前に、中間転写ベルト70上の余剰キャリアを掻き取るためのスクイーズローラ15、スクイーズローラブレード16、スクイーズローラクリーニング液回収部17、バックアップローラ18が配される。スクイーズローラ15には、+150Vの電圧が印加され、バックアップローラ18は0Vに保たれており、トナー粒子を中間転写ベルト70に押し付ける電界を発生させている。このため、スクイーズローラ15には、トナー粒子が付着せず、電界の影響を受けないキャリア液のみが中間転写ベルト70とスクイーズローラ15間で泣き別れ回収される。スクイーズローラ15とバックアップローラとの電圧差を、圧縮ローラ55Kと現像ローラ54Kとの電圧差より小さくすと、トナー層を中間転写ベルト70に押し付け過ぎることなく適切なスクイーズが実施できる。
二次転写ユニット80において、二次転写ローラ81には、−1000Vの電圧が印加され、中間転写ベルト駆動ローラ82に0Vに保たれており、中間転写ベルト70上のトナー粒子は、紙等の記録媒体に二次転写される。
このような画像形成装置による画像形成課程で、長期の運転によるトナーの劣化や、環境の影響、製造ロッド違いのトナーを補給した際など、トナーの現像特性が変化したり、感光体の経時変化により、露光後の電位の初期値が変動することで、細かいドットやオン・オフにより行われる諧調パターンの濃度が変化する。これに対応するために、適宜現像電圧を調整すると、圧縮ローラを用いる画像形成方法では、現像ローラと圧縮ローラとの電圧差が変化してしまい、圧縮条件が適切でなくなる。その結果、濃度ムラ、クリーニング不良、現像不良といった不具合が発生する。
本発明の画像形成方法は、このような不具合を解消するためのものである。
圧縮ローラ55Kの印加電圧と現像ローラ54Kの印加電圧の電圧差を一定に保持した状態で、現像ローラ54Kの印加電圧値を変更しながら、中間転写体70上に図7Bに示されるようなパッチを作成する。中間転写ベルト70に作成されたパッチは、中間転写ベルト70のスクイーズローラ15の下流の二次転写部近傍に配置したパッチセンサ19によりその濃度が測定される。この実施形態で使用される図7−Bに示されるパッチパターンは、主操作方向に1on1offのライン群で構成されるハーフトーンパターンを用いる。そのため、形成されるパッチパターンに対し、パッチセンサ19が感知する領域は十分広いため、黒線/白線の面積比に応じた濃度が感知される。
現像ローラ54Kの印加電圧を+300V〜+500Vの範囲で、25V刻みで変更しながらパッチを作成する。このとき、圧縮ローラ55Kの印加電圧値は、現像ローラ54Kの印加電圧値との電圧差を常に+350Vに維持するように設定される。
パッチ濃度、すなわちパッチセンサ19の信号強度は、図6のようになる。図6によると、現像ローラ電圧が低すぎると画像部(黒)で現像ローラ54Kへのトナーの移動が不十分となる。この場合、感光体20K上の画像部のトナーの量が不足る。また、圧縮部における圧縮不足と同様に、現像ニップの出口において、液の泣き別れ界面にトナー粒子が存在することになり、図8に示されるように、リブによる画像乱れが生じる。これらの不具合によりパッチ濃度が規定よりも低くなる。
図6の適正の現像ローラ電圧の前後では、黒線部のトナー量の不足はなくなり、現像ローラ54Kの印加電圧値の大きさにしたがい潜像に対しての線の太さが、図9に示されるように変化する。つまり現像ローラ電圧が高いほど黒線/白線の面積比で黒線の割合が大きくなり、パッチ濃度が上昇する。
現像ローラ54Kの印加電圧が高すぎると、感光体20Kへのトナーの押し付けが強く成りすぎて、中間転写ベルト70への一次転写不良が発生し、パッチ濃度は低下する。
規定の濃度範囲に複数の設定電圧が存在する場合は、前記のような一次転写不良のリスクを回避するためになるべく低い値を選択する。図6によると、現像電圧値の規定濃度範囲は、375Vと400Vになるので、375Vを選択する。したがって、圧縮ローラ55Kの印加電圧値は、現像ローラ54Kの印加電圧値375V+350Vで、725Vに設定する。
本発明の画像形成方法のパッチの作成による圧縮ローラ54Kの印加電圧値、現像ローラ54Kの印加電圧値の設定は、通常、装置起動時と一定枚数印刷後に実施する。本実施形態においては、A4換算で100枚印刷する毎にパッチを実施する。また、一定時間毎に動作させてもよいし、ユーザー選択により動作させても、温度・湿度をモニターしておき、その変化に応じて動作させてもよい。さらに、トナーが外部から補給された際に動作させてもよい。
本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。
符号の説明
15:スクイーズローラ、16:スクイーズローラブレード、17:スクイーズローラ
クリーニング液回収部、18:(スクイーズ部)バックアップローラ、19:パッチセンサ
20Y、20M、20C、20K:感光体
21K:感光体ブレード、22K:感光体クリーニング液回収部
30Y、30M、30C、30K:コロナ帯電器
40Y、40M、40C、40K:露光ユニット
50Y、50M、50C、50K:現像ユニット
51Y、51M、51C、51K:トナー供給ローラ
53Y、53M、53C、53K:現像トナー容器
54Y、54M、54C、54K:現像ローラ
52K:トナー規制ブレード、55K:圧縮ローラ、56K:圧縮ローラブレード、57K:圧縮ローラクリーニング回収部、58K:現像ローラブレード、59K:現像ローラクリーニング液回収部
60Y、60M、60C、60K:一次転写ユニット
61Y、61M、61C、61K:一次転写バックアップローラ
70:中間転写ベルト

Claims (4)

  1. キャリア液にトナーを分散させた液体トナーを担持する現像ローラと、前記現像ローラにより現像される潜像が形成される感光体と、前記現像ローラの感光体への現像前の位置で前記現像ローラの液体トナーを圧縮する圧縮ローラと、前記感光体のトナー像が転写される中間転写体を備えた画像形成装置による画像形成方法において、前記圧縮ローラと現像ローラとの印加電圧の電圧差を一定に保った状態で、現像ローラの印加電圧値を変更しながら前記中間転写体にパッチを形成し、そのパッチ濃度に基づいて前記現像ローラへの印加電圧値を設定することを特徴とする画像形成方法。
  2. 前記パッチの濃度を検出する位置を前記中間転写体のスクイーズローラの下流にすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 所定のパッチ濃度が得られた現像ローラへの印加電圧値の範囲の内、できるだけ低い印加電圧値を採用することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記スクイーズローラと対向する電極との印加電圧差を圧縮ローラと現像ローラとの印加電圧差より小さくすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20170329263A1 (en) * 2016-05-16 2017-11-16 Kenji Sugiura Image forming apparatus

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