JP2022063650A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液体現像剤を用いた画像形成装置において、液体現像剤の抵抗率の低下を検知した際に、抵抗率補正モードを実施することで抵抗率を回復させ、画像の長期安定性を向上させる。【解決手段】 抵抗率検知手段として、液体現像剤貯蔵部に測定装置を設置、あるいは成膜電極や絞りローラと現像ローラの間に流れる電流から換算、あるいは画像形成時のトナー消費量から予測する。また、抵抗率補正モードとして、画像形成動作からトナー消費の少ない画像を描画するモードへ移行し感光体クリーニング部および中間転写体クリーニング部で回収、あるいは画像形成動作を行いながら絞りローラ上から回収したキャリア液を回収する。【選択図】 図2

Description

本発明は、潜像担持体上に担持された静電潜像を、媒体液中にトナーが分散された液体現像剤を用いた湿式現像方式により現像する現像装置、ならびに湿式現像方式による現像装置を用いて画像形成を行う画像形成装置に関する。
感光体などの潜像担持体上に形成された静電潜像を、帯電した粒子(トナー)によって現像し、画像を形成する電子写真方式には、大きく分けて、粉体のトナーを直接用いる乾式現像方式と、トナーを液体中に分散させた液体現像剤を用いる湿式現像方式とがある。このうち湿式現像方式の電子写真方式は、トナーを媒体(キャリア)液中に分散させるためサブミクロンオーダーの粒径の粒子を制御して画像形成を行うことが可能となり、高画質、高精細化の点で有望な現像方式である。
湿式現像方式では、液体現像剤に含まれるトナー粒子を電気泳動によりメディア上に移動させて画像形成を行なう。具体的には、まず成膜電極対向部において現像ローラ上に適量のトナーを含む現像剤が成膜され、絞りローラにより現像ローラ上に適切な膜厚の現像剤層が形成される。その後、現像プロセスにおいては、感光ドラム上に形成された静電潜像に応じて、現像ローラと感光ドラムが当接した現像ニップ部において、トナーを電界によって感光ドラム上へ電気泳動させて現像する。現像以降の、一次転写、二次転写の各プロセスにおいては、基本的にすべてのトナーを電界により移動させることを作像原理とする。
現像部においてトナーが泳動するために必要な電界を確保するためには、液体現像剤の分担電圧を確保する必要がある。そのためには、液体現像剤の電気抵抗率を高くする必要がある。しかし、画像形成動作を続けていると、トナーの電荷を調整するための荷電制御剤の蓄積や、各種部材からの成分の溶出等により、電気抵抗率が徐々に低下する。その結果、現像部において画像部で十分な量のトナーを感光ドラムへ泳動させられなくなり、出力される画像の濃度が下がるという課題が生じる。また、非画像部においては、現像ローラ側へトナーを十分に押さえつけられなくなり、カブリが発生するという課題も生じる。
この課題に対して、特許文献1では、現像部及び転写部において残った現像剤を回収し、その回収部に特性検知手段を設けることで現像剤抵抗率を測定し、抵抗率の低下を検知した際に現像設定の調整を行っている。また、特許文献2では、現像剤を貯蔵しているタンク内で、電極間に電圧を印加して電流を測定することで、現像剤抵抗率を取得している。
特開2007-206194号公報 特開平3-212659号公報
上記提案の方法は、現像電圧設定の調整で現像剤抵抗率の低下による画質悪化を補うものであるが、感光体ドラムの帯電量には限界があり、対処できる現像剤抵抗率の低下幅が限られている。
本発明の目的は、現像剤抵抗率の低下を検知した際に抵抗率補正モードを実施することで、現像剤抵抗率を所定値以上に回復させ画質悪化を防ぐことで、画質のより長期な安定を実現することができる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記の課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、液体現像剤を用いた画像形成装置において、液体現像剤を担持する現像ローラと、現像ローラと当接し静電潜像を担持する感光ドラムと、現像ローラへ供給する液体現像剤を貯蔵する現像剤撹拌槽と、液体現像剤の抵抗率を予測する抵抗率予測機構とを有し、液体現像剤の抵抗率がある規定値を下回った際に、抵抗率補正モードを実施することを特徴とする。
(2)また、(1)記載の画像形成装置において、液体現像剤の抵抗率予測機構として、出力画像の画像Dutyの積算値から抵抗率を予測することを特徴とする。
(3)また、液体現像剤を用いた画像形成装置において、液体現像剤を担持する現像ローラと、現像ローラと当接し静電潜像を担持する感光ドラムと、現像ローラへ供給する液体現像剤を貯蔵する現像剤撹拌槽と、液体現像剤の抵抗率を検出する抵抗率検出機構とを有し、液体現像剤の抵抗率がある規定値を下回った際に、抵抗率補正モードを実施することを特徴とする。
(4)また、(3)に記載の画像形成装置において、液体現像剤の抵抗率検出機構として、液体現像剤貯蔵部に抵抗率測定装置を設置することを特徴とする。
(5)また、(3)に記載の画像形成装置において、現像ローラ上に液体現像剤中のトナーを寄せるための電界印加手段として成膜電極を有し、液体現像剤の抵抗率検出機構として、成膜電極と現像ローラの間に流れる電流を液体現像剤抵抗率に換算することを特徴とする。
(6)また、(3)に記載の画像形成装置において、現像ローラ上の余剰な液体現像剤を規制し現像ローラ上に適切な厚みの液体現像剤層を形成するための絞りローラを有し、液体現像剤の抵抗率検出機構として、絞りローラと現像ローラの間に流れる電流を液体現像剤抵抗率に換算することを特徴とする。
(7)また、(1)又は(3)に記載の画像形成装置において、感光ドラムに当接して感光ドラム上の液体現像剤を回収する感光ドラムクリーニング部材を有し、抵抗率補正モードとして、ある画像Duty以下の画像を所定時間描画し、それを感光ドラムクリーニングで回収することを特徴とする。
(8)また、(1)又は(3)に記載の画像形成装置において、感光ドラムに当接して感光ドラム上のトナー像を転写する中間転写体と、中間転写体上の残液体現像剤を除去する中間転写体クリーニング部材とを有し、抵抗率補正モードとして、ある画像Duty以下の画像を所定時間描画し、それを中間転写体クリーニング部材で回収することを特徴とする。
(9)また、(1)又は(3)に記載の画像形成装置において、現像ローラ上の余剰な液体現像剤を規制し現像ローラ上に適切な厚みの液体現像剤層を形成するための絞りローラと、絞りローラ上の液体現像剤を回収するための絞りローラクリーニング部材と、絞りローラクリーニング部材で回収した液体現像剤を液体現像剤貯蔵部に戻すための絞り回収流路とを有し、抵抗率補正モードとして、絞り回収流路を変更して絞りローラ上で回収した液体現像剤を液体現像剤貯蔵部に戻さないようにすることを特徴とする。
本発明によれば、液体現像方式の画像形成装置において、抵抗率の低下を検知した際に、抵抗率補正モードを行い、液体現像剤中の余剰な荷電制御剤を除去することで、抵抗率を規定値以上に回復させることができる。その結果、画像の濃度を安定させ、カブリの発生を抑えることが可能となる。
本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の実施例1の現像装置の構成を示す図である。 本発明の実施例2の現像装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態の制御フローチャートを示した図である。 ニップ部で電界を印加した際の荷電制御剤はがれ率を示す図である。 本発明の実施例1における抵抗率推移の変化と画像Dutyを示す図である。 本発明の実施例1における抵抗率補正モードのタイミングチャートを示す図である。 本発明の実施例2における抵抗率推移の変化と画像Dutyを示す図である。
以下、本発明の画像形成装置の例について説明する。
[画像形成装置]
まず、本実施例における画像形成装置の構成を、図1を元に説明する。
中間転写ベルト70は、光体20Y、20M、20C、20K、二次転写外ローラ81と当接しながら回転駆動される。中間転写ベルト70,一次転写バックアップローラ61Y、61M、61C、61K及び感光体20Y、20M、20C、20Kとで構成された一次転写ユニット60Y、60M、60C、60Kにより、中間転写ベルト70上に4色のトナーが順次重ねて転写される。
二次転写ユニット80は、中間転写ベルト70上に形成されたトナー像を紙等の記録媒体に転写する。不図示の定着ユニットにおいて、記録媒体上に転写されたトナー像は、記録媒体上に定着される。
現像ユニット50Y、50M、50C、50Kは、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)に発色するトナー粒子を含む液体現像剤で潜像を現像する機能を有している。
なお、各色の現像ユニット50Y、50M、50C、50Kおよびその周辺構成は同様であるので、以下一つの現像ユニット50Kとその周辺について詳細に説明する。
図1に示すように、感光体20Kの周囲には、その回転方向に沿って、感光体を帯電する帯電ユニット30K、帯電された感光体20Kに静電潜像を形成する露光ユニット40K、一次転写ユニット60Kが配置される。感光体20Kは、円筒状の基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施例においては図3に矢印で示されているように反時計回りに回転する。
帯電ユニット30Kは、感光体20Kを帯電するための装置である。露光ユニット40Kは、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F-θレンズ等を有しており、変調されたレーザを帯電された感光体20K上に照射し潜像を形成する。
現像ユニット50Kは、感光体20K上に形成された潜像を、ブラック(K)液体トナーを用いて現像するための装置である。現像ユニット50Kの詳細につては後述する。
一次転写ユニット60Kは、感光体20K上に形成されたトナー像を中間転写ベルト70に転写するための装置である。
[現像装置]
次に、本実施例における現像装置の構成について、図2を元に説明する。
現像ユニット50には、液体現像剤を担持して感光体20へ搬送する現像ローラ51を中心として、感光体20より上流側には、現像剤供給槽55、成膜電極52、絞りローラ53が配置され、感光体20より下流側には、現像クリーニングローラ54が配置される。ここで、成膜電極52は、現像剤供給槽から供給された液体現像剤中のトナーを現像ローラ51へ電界によって寄せる役割を、絞りローラ53は、トナー粒子を電界によりパッキングさせると同時に余分なキャリア液を絞って現像ローラ51上に数μmの現像剤層を作成する役割を、現像クリーニングローラ54は、非画像部の残トナーを電界によって現像ローラ51上から回収する役割を、それぞれ担っている。
現像剤供給槽55は、感光体20上に形成された潜像を現像するための液体現像剤を、現像ローラ51に供給するために一時的に収容する箇所である。現像剤供給槽55には、現像剤撹拌槽57から、トナー粒子の質量濃度が約3wt%に調整された液体現像剤が供給される。本実施例に用いる液体現像剤は、ポリエステル系の樹脂中に顔料等の着色料を分散させた平均粒径0.8μmのトナー粒子を、有機溶媒等の液体キャリア中に、トナー分散剤や荷電制御剤とともに添加したもので、トナー粒子表面が負極性に帯電している。トナー粒子の移動量や押し付け量は、各部材間に設ける電位差を調整することで制御する。
本実施例において、画像形成プロセススピードは785mm/sであり、画像形成に寄与する上記ローラ形状の部材は、表面周速が785mm/sになるように回転駆動させる。
成膜電極52は、現像ローラ51と対向した面の周方向長さが24mmであり、現像ローラ51と400±30μmのギャップを形成する。現像剤供給槽55に供給された液体現像剤は、現像ローラ54の回転によって成膜電極52と現像ローラ54とのギャップとに引き込まれる。液体現像剤中のトナーは、現像ローラ51と成膜電極52で形成されるギャップを通過する間に、現像ローラ51と成膜電極52の電位差によって生じる電界によって、現像ローラ51側へと寄せられる。本実施例において、現像ローラと成膜電極の電位差は約300Vである。
絞りローラ53は、金属からなるローラであり、本実施例では、直径16mmのステンレスで作成されたローラを用いる。絞りローラ53は現像ローラ51と長手(本実施例では354mm)にわたって圧力が一定になるように当接され、図2に示すように反時計回りに回転する。成膜電極52を通過した液体現像剤は、現像ローラ51と絞りローラ53から形成された、ギャップ厚み約6μm、幅約3mmのニップを通過する。ニップ中では、現像ローラ51と絞りローラ53の電位差から生じる電界によって、トナーは現像ローラ側へ押しつけられ、トナー層とキャリア層が形成される。ニップ出口においてはキャリア層が現像ローラ51と絞りローラ53に泣き別れる。この結果、本実施例においては、現像ローラ51上に成膜された液体現像剤のトナー質量濃度は50±5wt%となる。
一方、現像ローラ51と成膜電極52のギャップを通過したのちに、現像ローラ51と絞りローラ53のニップ部に流入できなかった液体現像剤は、絞りローラ53に跳ね返される形で成膜電極52の背面を通じて、現像剤回収槽56へ流れる。
現像クリーニングローラ54には、図2に示すように現像クリーニングブレード541が当接している。現像クリーニングブレード56はステンレスからなる厚み0.2mm、自由長20mmのブレードであり、その先端が現像クリーニングローラ54の回転方向に対してカウンター方向で、垂直方向から30±3°傾くように突き当てられている。現像ローラ51から現像クリーニングローラ54表面に回収されたトナー粒子は、現像クリーニングブレード541によって掻き取られ、現像クリーニングブレード56の傾斜を伝って現像剤回収槽56へと流れる。
現像剤回収槽56へと流れてきた液体現像剤は、現像剤排出口561から排出され、現像剤撹拌槽57へ戻る。
現像ローラ51上の液体現像剤層中のトナー粒子は、現像ローラ51と感光体ドラム20の対向部、すなわち現像部において、感光ドラム20上に描かれた潜像に倣って以下に詳述するように可視画像を形成する。
感光体ドラム20は、現像ローラ51の幅より広く、外周面に感光層が形成された円筒状の部材であり、図2に示したように反時計回りに回転する。感光体ドラム20の感光層は通常、有機感光体又はアモルファスシリコン感光体等で構成される。本実施例では、アモルファスシリコンおよびアモルファスカーボンの混合体により感光層が形成された、直径84mmの感光体ドラムを用いる。
感光体ドラム20の周囲には、その回転方向に沿って感光体ドラムを帯電する帯電ユニット30、帯電された感光ドラム20に静電潜像を形成する露光ユニット40が、現像部上流側に配置される。
帯電ユニット30は、感光体ドラム20を帯電するための装置である。本実施例では、帯電ユニット30はコロナ帯電器により構成され、帯電ワイヤに約-4.5kV~-5・5kVの電圧を印加することにより、感光体ドラム表面が約-500Vに帯電される。露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F-θレンズ等を有し、変調されたレーザを帯電された感光体ドラム20表面に照射することで静電潜像を形成する。本実施例では、露光ユニット40により画像部の電位が約-100Vとなるように潜像が形成される。
本実施例では、現像ローラ51に約-300Vのバイアスが印加され、感光体ドラム20上の静電潜像(画像部:-100V、非画像部:-500V)で形成される電界にしたがって、画像部ではトナー粒子が感光体ドラム20上へと電気泳動により移動し、非画像部では現像ローラ51上にトナー粒子が押し付けられる方向に電界が作用し現像ローラ51上に残留する。これにより、感光ドラム20上にトナー粒子による可視画像が形成される。現像部において十分な分担電圧が液体現像剤に印加されるためには、現像剤抵抗率は1.5×1010Ωcm以上あることが望ましい。
[抵抗率検知手段]
次に、液体現像剤の抵抗率検知手段について詳述する。
抵抗率検知手段としては、抵抗率測定装置を現像剤撹拌槽57内に設置するもの、成膜電極52と現像ローラ51の間に流れる電流あるいは絞りローラ53と現像ローラ51の間に流れる電流から換算するもの、画像Dutyの積算値から現像剤撹拌槽57内の荷電制御剤の濃度を推測しそれを抵抗率に換算するものの3通りを考えている。以下でこの3通りについて順に説明する。
1.抵抗率測定装置を用いる方法
抵抗率検知手段として、現像剤撹拌槽57内に抵抗率測定装置を設置する。ここで、抵抗率測定装置とは、電極と電圧印加手段を有し、電極間に液体現像剤を満たした状態で電圧を印加し、流れた電流から抵抗率を求めるものが一般的である。
2.成膜電極電流あるいは絞りローラ電流を用いる方法
まず、成膜電極52と現像ローラ51の間に流れる電流を用いる方法について説明する。画像形成動作時においては、成膜電極52と現像ローラ51の間には、現像ローラ51の回転によって現像剤供給層55から供給される液体現像剤が満たされている。成膜電極52と現像ローラ51の間に印加された電圧は、現像ローラ51の表層のゴム層と液体現像剤に分担される。このとき、現像ローラ51の表層のゴム層の抵抗率をあらかじめ把握しておくことで、液体現像剤に分担される電圧を知ることができる。そのため、成膜電極52と現像ローラ51の間に流れた電流を測定すれば、液体現像剤の抵抗率を知ることが可能となる。
具体的には、現像剤の抵抗率をρ1、成膜電極51の表面積をS、成膜電極51と現像ローラ52の表層間のギャップ間隔をd1、現像ローラ51のゴム層の抵抗率をρ2、厚みをd2、成膜電極52と現像ローラ51の間に印加した電圧をV、流れた電流をIとすると、オームの法則から、
Figure 2022063650000002
と書くことができ、これを変形すると以下のようになる。
Figure 2022063650000003
この式を用いることで、液体現像剤の抵抗率ρ1を知ることができる。
絞りローラ53と現像ローラ51の間の電流を用いる場合も、基本的には成膜電極の場合と同様であるが、成膜電極52と現像ローラ51の間に電圧を印加していると、絞りローラ53と現像ローラ51のつくる絞りニップ部に突入する液体現像剤のトナー質量濃度が増加しており、その影響も含んでしまう。これを防ぐために、絞りローラ53と現像ローラ51の電流を測定する際には、成膜電極52と現像ローラ51をほぼ等電位にしておくとよい。この注意点を除けば、成膜電極52の場合の先述の議論と同様になり、絞りニップ部の液体現像剤の厚みをd1とすれば、同じ式で液体現像剤の抵抗率を算出することができる。
3.画像Dutyの積算値から予測する方法
トナーの帯電量を制御する目的で付与している荷電制御剤は、トナーに電荷を付与するという機能から考えられるように、液体現像剤中ではトナーと逆の極性に帯電していると考えられる。そのため、トナーに電界が印加される現像ニップ部においてトナーと逆の方向へ移動し、その結果ニップ出口の泣別れ部でトナーが存在しているローラと逆のローラに存在すると考えられる。
上記の状況を実際に実験で確認した結果が図5である。横軸が現像ニップ部において印加した電圧であり、縦軸がトナーと逆のローラへ移動した荷電制御剤の割合すなわち荷電制御剤のはがれ率である。以下に実験の方法を詳述する。
実験装置の構成は、表層にゴム層を持ったゴムローラと金属ローラを当接させ、周速差をつけずに回転させるものである。この状態で両ローラ間に、トナーをゴムローラ側に寄せる側へ電圧を印加し、荷電制御剤の濃度があらかじめ分かっている液体現像剤をゴムローラ上に滴下する。滴下した液体現像剤はローラの回転によりゴムローラと金属ローラのニップ部に突入し、電界の作用を受ける。トナーはニップ内部でゴムローラ側に寄せられるため、金属ローラ側には泣別れキャリア液のみが残る。この残ったキャリア液には電界の作用ではがれた荷電制御剤が存在しているため、金属ローラにゴムブレードを当接させてキャリア液を回収し、荷電制御剤の濃度を測定することで、電界が作用した際の荷電制御剤のはがれ率を算出できる。
上記の実験結果を示した図5から、ニップ部において電圧を印加すると、トナーと逆側に、流入量のおよそ6割の荷電制御剤が移動していることが分かる。画像を連続的に出力した場合には、現像ニップに突入した荷電制御剤のうちの約6割が現像器内に回収されることになり、出力すればするほど、現像器および現像剤撹拌槽の内部の荷電制御剤の濃度が増加し、液体現像剤の抵抗率を低下させることになる。
以上から荷電制御剤の濃度は、出力する画像の画像Duty(画像のトナー消費比率)から予測が可能であり、あらかじめ用意しておいた荷電制御剤の濃度と液体現像剤の抵抗率の関係を保持したテーブルを参照することで、画像Dutyから液体現像剤の抵抗率を予測することが可能となる。
[抵抗率補正モード]
次に、抵抗率検知手段で現像剤抵抗率低下を検知した際に実施する、抵抗率補正モードについて詳述する。
上記抵抗率検知手段において、現像剤抵抗率がある規定値(たとえば、現像部において十分な現像剤分担電圧を確保するのに必要な、1.5×1010Ωcm)を下回った場合、画像形成動作をやめ、トナー消費量の少ない画像の出力動作(低Duty描画モード)を実施する。本実施例では、低Duty描画モードの画像Dutyとして0%、すなわちベタ白を描画している。このとき、感光体ドラム20上には、現像ニップ部のバイアスによってはがれた余剰な荷電制御剤を含むキャリア液が存在している。このキャリア液を感光体クリーニングブレード21で掻きとり、感光体クリーニング液回収部22で回収することで、現像剤撹拌槽57内の荷電制御剤の濃度を下げ、規定値以下に低下した液体現像剤の抵抗率を回復させることができる。
このとき、低Duty描画モードの実施は、先述した液体現像剤の抵抗率検知手段によって、あらかじめ設定した液体現像剤の抵抗率の回復判断水準を上回ったことが確認された時点で終了とし、通常の画像形成動作へ戻る。
上記の抵抗率補正モードを実施しない場合と実施した場合で、現像剤撹拌槽57内の液体現像剤の抵抗率がどのように推移するかを図6の上側のグラフに示す。この時、通常印刷モードにおける画像Dutyは70%とし、使用前の液体現像剤の抵抗率は2.5×1010Ωcm、抵抗率下限は1.5×1010Ωcm、抵抗率回復判断基準は2.0×1010Ωcmとした。図6で示したように、補正モードを入れない場合(破線)は、液体現像剤の抵抗率が下限である1.5×1010Ωcmを下回ってしまうが、補正モードを入れた場合(実線)は、抵抗率の適正範囲内で使用を続けることが可能となる。
ただし、図6の下側のグラフで示したように、抵抗率が下限値を下回った際に抵抗率補正モードとして低Duty画像を描画する時間が挟まれるため、その間は印刷が中断されることになる。しかし、ジョブ終了時の後回転動作において、抵抗率補正モードを実施することは可能であり、これによりダウンタイムを低減することは可能である。
また、低Duty描画モードの実施時間を短縮させるために、低Duty描画モード実施時には、成膜電極52や絞りローラ53に印加するバイアスを増加させることでし、現像ローラ51上のトナー載り量を増加させることも有効である。これは、現像ローラ51上のトナー載り量を増加させることで、現像ニップ部に突入する荷電制御剤の量を増加させることができ、感光体クリーニング液回収部22で回収するキャリア液内の荷電制御剤の濃度を増加させられるためである。図6の抵抗率変動のグラフは、抵抗率補正モードにおける現像ローラ51上のトナー載り量を、通常の印刷時の1.5倍にした場合となっている。
上記の低Duty描画モードの実施においては、現像剤撹拌槽57から余剰な荷電制御剤を除去するのと同時に、キャリア液も除去してしまい、現像剤撹拌槽57内のトナー濃度も上昇してしまう。これについては、非図示のキャリア液タンクから現像剤撹拌槽57にキャリア液を適宜追加することで対応する。
また、低Duty描画モードにおいて感光体クリーニング液回収部で回収された余剰な荷電制御剤を含むキャリア液から、非図示のセパレータ機構においてニップ部で電界を印加することによって、荷電制御剤をほとんど含まないキャリア液を抽出することが可能である。このように抽出されたキャリア液は現像剤撹拌槽57へ再利用することが可能である。
次に、本発明の異なる実施例について説明する。なお、本実施例の画像形成装置の構成及び動作は実施例1と重複する部分が多いため、実施例1と異なる部分についてのみ記述する。
[画像形成装置]
画像形成装置については、実施例1と同一のため、記述を省略する。
[現像装置]
現像装置についても、実施例1と同一のため、記述を省略する。
[抵抗率検知手段]
液体現像剤の抵抗率検知手段についても、実施例1と同一のため、記述を省略する。
[抵抗率補正モード]
次に、抵抗率検知手段で現像剤抵抗率低下を検知した際に実施する、抵抗率補正モードについて詳述する。
上記抵抗率検知手段において、現像剤抵抗率がある規定値(たとえば、現像部において十分な現像剤分担電圧を確保するのに必要な、1.5×1010Ωcm)を下回った現像ユニットが存在する場合は、画像形成動作をやめ、トナー消費量の少ない画像の出力動作(低Duty描画モード)を実施する。また、低Duty描画モードの画像Dutyとして0%、すなわちベタ白を描画する場合を記述する。このとき、感光体ドラム20上には、現像ニップ部のバイアスによってはがれた余剰な荷電制御剤を含むキャリア液が存在している。このキャリア液を感光体クリーニングブレード21で掻きとり、感光体クリーニング液回収部22で回収することで、現像剤撹拌槽57内の荷電制御剤の濃度を下げ、規定値以下に低下した液体現像剤の抵抗率を回復させることができる。
このとき、低Duty描画モードの実施は、先述した液体現像剤の抵抗率検知手段によって、あらかじめ設定した液体現像剤の抵抗率の回復判断基準(たとえば2.0×1010Ωcm)を上回ったことが確認された時点で終了とし、通常の画像形成動作へ戻る。
上記抵抗率補正モードを行う際に、現像剤抵抗率が規定値1.5×1010Ωcmを下回っていない現像ユニットについては、現像剤抵抗率が回復判断基準2.0×1010Ωcmを下回っている場合には、あわせて抵抗率補正モードを実施する。ただし、現像剤抵抗率が回復判断基準2.0×1010Ωcmを上回っている現像ユニットについては、抵抗率補正モードを行う必要がないため、現像ローラ51と感光体ドラム20を離間し、現像ローラ51、成膜電極52、絞りローラ53、現像クリーニングローラ54の電位を略等電位とした上で、現像ローラ51、絞りローラ53、現像クリーニングローラ54の回転を停止しておく。これは電圧の印加やローラの回転によって現像ローラ51のゴム層が劣化するのを防ぐためである。
具体例として、イエローの現像ユニット50Yの現像剤抵抗率が1.5×1010Ωcmに低下した際に、マゼンタの現像ユニット50Mの現像剤抵抗率が1.8×1010Ωcm、シアンの現像ユニット50Cの現像剤抵抗率が2.0×1010Ωcm、ブラックの現像ユニット50Kの現像剤抵抗率が2.3×1010Ωcmだった場合の、タイミングチャートを図7に示す。
まず、T1=0sで、抵抗率補正モードを行わないシアンとブラックの現像ユニットの現像ローラ51と感光体ドラム20を離間させる。次に、T2=5sでシ現像ユニットへの高圧給電を切り、T3=15sで現像ローラ駆動を切る。そして、マゼンタの現像ユニットにおいて現像剤抵抗率が回復判断基準2.0×1010Ωcmを上回ったタイミング(T4)で、マゼンタの現像ユニットの現像ローラ51と感光体ドラム20を離間させ、その5秒後に高圧給電を切り、その10秒後に現像ローラ駆動を切る。最終的にイエローの現像ユニットの現像剤抵抗率が回復判断基準2.0×1010Ωcmを上回った時点で、抵抗率補正モードを終了し、画像形成動作に復帰する。
[画像形成装置]
画像形成装置については、実施例1と同一のため、記述を省略する。
[現像装置]
本実施例における現像装置の構成について、実施例1との差分を、図3を元に説明する。
絞りローラ53は実施例1でも記述したように、現像ローラ51と当接し電圧を印加することで、絞りローラ53と現像ローラ51のつくるニップ部において電界を生じさせ、トナーを現像ローラ51側へ寄せる機能を担っている。ここで、絞りローラ53と現像ローラ51のニップの出口において、現像ローラ51上には成膜されたトナー層およびキャリア液が存在し、絞りローラ53上にはキャリア液のみが存在する。この絞りローラ53上のキャリア液は、絞りローラ53に当接している絞りローラクリーニング部材531で回収され、絞り回収流路532を通過して、流路切り替え部533に到達する。流路切り替え部533は流路の行き先を、現像剤撹拌槽57と非図示の回収タンクのどちらかに切り替えることができる。通常の画像形成動作時は、キャリア液を再利用するため、流路切り替え部533は現像剤撹拌槽57へ繋げられている。
[抵抗率検知手段]
液体現像剤の抵抗率検知手段については、実施例1と同一のため、記述を省略する。
[抵抗率補正モード]
次に、抵抗率検知手段で現像剤抵抗率の低下を検知した際に実施する、抵抗率補正モードについて詳述する。
先述の抵抗率検知手段において、現像剤抵抗率がある規定値(たとえば、現像部において十分な現像剤分担電圧を確保するのに必要な、1.5×1010Ωcm)を下回った場合、画像形成動作を続けたまま、流路切り替え部533の流路の行先を、現像剤撹拌槽57から、非図示の回収タンクへ切り替える。これにより、絞りローラ53と現像ローラ51のニップ部の電界で絞りローラ53上の泣別れキャリア液中に移動した荷電制御剤が現像剤撹拌槽57に戻るのを防ぎ、現像剤撹拌槽57内の荷電制御剤濃度を減少させ、液体現像剤の抵抗率を回復させることが可能となる。
上記抵抗率補正モードは、先述の抵抗率検知手段によって、あらかじめ設定した液体現像剤の抵抗率の回復判断水準(たとえば、2.0×1010Ωcm)を上回ったことが確認された時点で、流路切り替え部533の流路の行き先を現像剤撹拌槽57に戻すことで終了とする。
上記の抵抗率補正モードを実施しない場合と実施した場合で、現像剤撹拌槽57内の液体現像剤の抵抗率がどのように推移するかを図8の上段のグラフに示す。この時、通常印刷モードにおける画像Dutyは70%とし、使用前の液体現像剤の抵抗率は2.5×1010Ωcm、抵抗率下限は1.5×1010Ωcm、抵抗率回復判断基準は2.0×1010Ωcmとした。図8で示したように、補正モードを入れない場合(破線)は、液体現像剤の抵抗率が下限である1.5×1010Ωcmを下回ってしまうが、補正モードを入れた場合(実線)は、抵抗率の定期性範囲内で使用を続けることが可能となる。
本実施例は実施例1とは異なり、抵抗率補正モード中も画像形成動作を行えるため、図8の中段のグラフで示したように、抵抗率補正モード中も任意の画像Dutyの出力を行うことが可能である。ただし、この時高Dutyの画像を出力した場合には、現像部において荷電制御剤が現像ローラ51側に回収され、現像剤撹拌槽57中の荷電制御剤濃度を増加させる側に寄与する。そのため、絞りローラ53からの荷電制御剤の除去による現像剤撹拌槽57内の荷電制御剤濃度の減少速度は遅くなる。このことから、図8で示した本実施例の抵抗率補正モードの所要時間は、図6で示した実施例1の抵抗率補正モードの所要時間よりも長くなっている。
また、図8の下段のグラフは、絞り回収流路532の流路を、通常動作時の現像剤撹拌槽57へ繋げた状態から切り替えているかどうかを示したものである。本実施例では、抵抗率補正モードの切り替えは、この絞り回収流路532の切り替えのみで実現可能である。
上記の抵抗率補正モードでは、絞りローラクリーニング部材531で回収したキャリア液を現像剤撹拌槽57に戻さないため、現像剤撹拌槽57内のキャリア液量が減り、トナー濃度が上昇してしまう。これについては、非図示のキャリア液タンクから現像剤撹拌槽57にキャリア液を適宜追加することで対応する。
また、抵抗率補正モードで非図示の回収タンクへ回収された余剰な荷電制御剤を含むキャリア液から、非図示のセパレータ機構においてニップ部で電界を印加することによって、荷電制御剤をほとんど含まないキャリア液を抽出することが可能である。このように抽出されたキャリア液は現像剤撹拌槽57へ再利用することが可能である。
以上、本発明の実施例について記述したが、本発明は上記に限定されない。液体現像剤の抵抗率検知手段及び抵抗率補正モードそれぞれについて複数の候補を記述したが、どの組み合わせを用いてもよい。最後に、本発明の制御フローチャートの一例を図4に示す。
100 画像形成装置
20 感光体ドラム
21 感光体クリーニングブレード
22 感光体クリーニング液回収部
30 帯電ユニット
40 露光ユニット
50 現像装置
51 現像ローラ
52 成膜電極
53 絞りローラ
531 絞りローラクリーニング部材
532 絞り回収流路
533 流路切り替え部
54 現像クリーニングローラ
541 現像クリーニングブレード
55 現像剤供給槽
551 現像剤供給口
56 現像剤回収槽
561 現像剤排出口
57 現像剤撹拌槽
60 一次転写ユニット
61 一次転写バックアップローラ
70 中間転写ベルト
71 中間転写ベルトクリーニング部材
80 二次転写ユニット

Claims (9)

  1. 液体現像剤を用いた画像形成装置において、
    液体現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体と当接し静電潜像を担持する潜像担持体と、
    前記現像剤担持体へ供給する液体現像剤を貯蔵する現像剤撹拌槽と、
    液体現像剤の抵抗率を予測する抵抗率予測手段と、を有し、
    液体現像剤の抵抗率予測値がある規定値を下回った際に、抵抗率補正モードを実施することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、液体現像剤の抵抗率予測手段として、画像形成動作中に消費されたトナー量から現像剤抵抗率変化を予測することを特徴とする画像形成装置。
  3. 液体現像剤を用いた画像形成装置において、
    液体現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体と当接し静電潜像を担持する潜像担持体と、
    前記現像剤担持体へ供給する液体現像剤を貯蔵する現像剤撹拌槽と、
    液体現像剤の抵抗率を検出する抵抗率検出手段と、を有し、
    液体現像剤の抵抗率がある規定値を下回った際に、抵抗率補正モードを実施することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、液体現像剤の抵抗率検出機構として、前記現像剤撹拌槽に抵抗率測定装置を設置することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3に記載の画像形成装置において、前記現像剤担持体上に液体現像剤中のトナーを寄せるための電界印加手段として成膜電極を有し、液体現像剤の抵抗率検出手段として、前記成膜電極と前記現像剤担持体の間に電圧を印加した際に流れる電流の値から液体現像剤の抵抗率を取得することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項3に記載の画像形成装置において、前記現像剤担持体に当接して、余剰な液体現像剤を規制し前記現像剤担持体上に適切な厚みの液体現像剤層を形成するための絞りローラを有し、液体現像剤の抵抗率検出手段として、前記絞りローラと前記現像剤担持体の間に電圧を印加した際に流れる電流の値から液体現像剤の抵抗率を取得することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記潜像担持体に当接して前記潜像担持体上の液体現像剤を回収する潜像担持体清掃部材を有し、抵抗率補正モードとして、トナー消費量がある基準以下となる画像を所定時間描画し、それを前記潜像担持体清掃部材で回収することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記潜像担持体に当接して前記潜像担持体上のトナー像を転写する中間転写体と、前記中間転写体上の液体現像剤を回収する中間転写体清掃部材と、を有し、抵抗率補正モードとして、トナー消費量がある基準以下となる画像を所定時間描画し、それを前記中間転写体清掃部材で回収することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、余剰な液体現像剤を規制し前記現像剤担持体上に適切な厚みの液体現像剤層を形成するための絞りローラと、前記絞りローラ上の液体現像剤を回収するための絞りローラ清掃部材と、前記絞りローラ清掃部材で回収した液体現像剤を前記現像剤撹拌槽へ戻す絞り回収流路と、を有し、抵抗率補正モードとして、前記絞り回収流路を変更して絞りローラで回収した液体現像剤を前記現像剤撹拌槽へ戻さないようにすることを特徴とする画像形成装置。
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