JP2008082465A - 緊急遮断弁付き管継手 - Google Patents

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JP2008082465A
JP2008082465A JP2006264218A JP2006264218A JP2008082465A JP 2008082465 A JP2008082465 A JP 2008082465A JP 2006264218 A JP2006264218 A JP 2006264218A JP 2006264218 A JP2006264218 A JP 2006264218A JP 2008082465 A JP2008082465 A JP 2008082465A
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Masunari Mutsunoki
益成 六軒
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Abstract

【課題】分解することなく流体流路を円滑に清掃できる緊急遮断弁付き管継手を提供すること。
【解決手段】チューブ接続部1と、第1流路20が形成された柱状のバルブ2と、前記バルブ2をチューブ接続部1側に付勢するバネ3とが一直線L1上で順に配列されていると共に、前記一直線L1と直交する直線L2上に第2流路4が配置してあり、前記第1流路20はチューブ接続部1側である端部側から周面側に至るものであると共に外周角部はR形状としてあり、バルブ2の第1流路20を介して、チューブ1と第2流路20とが連通状態となる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、緊急遮断弁付き管継手に関するものである。
チューブが不用意に抜けたときに流体路を緊急遮断する継手構造としては、例えば、特許文献1に示すようなものがある。
しかしながら、上記継手構造では、流体経路中にバルブが存在すると共にバルブシートが常に流路にさらされているため、実質的に流体流路の清掃ができないという問題があった。
特開平5−10486号公報
そこで、この発明では、分解することなく流体流路を円滑に清掃できる緊急遮断弁付き管継手を提供することを課題とする。
(請求項1記載の発明)
この発明の緊急遮断弁付き管継手は、チューブ接続部と、第1流路が形成された柱状のバルブと、前記バルブをチューブ接続部側に付勢するバネとが一直線上又は略一直線上で順に配列されていると共に、前記一直線と交差する直線上に第2流路が配置してあり、前記第1流路はチューブ接続部側である端部側から周面側に至るものであると共に外周角部はR形状としてあり、バルブの第1流路を介して、チューブと第2流路とが連通状態となる。
(請求項2記載の発明)
この発明の緊急遮断弁付き管継手は、上記請求項1記載の発明に関し、チューブの内径とバルブの第1流路の内径とが、一致又は略一致している。
(請求項3記載の発明)
この発明の緊急遮断弁付き管継手は、上記請求項1又は2記載の発明に関し、
第2流路と、第1流路と、チューブ挿入端部がなす角度が、30°〜150°である。
この発明の緊急遮断弁付き管継手では、分解することなく流体流路を円滑に清掃できるものとなる。
以下にこの発明の緊急遮断弁付き管継手を実施するための最良の形態として実施例について詳しく説明する。
図1はチューブ接続部1にチューブTを挿入していく途中(又はチューブが外れようとしている状態)の断面図、図2はチューブ接続部1にチューブTを接続した状態の断面図を示している。
(この緊急遮断弁付き管継手Jの基本的構成について)
この緊急遮断弁付き管継手Jは、図1や図2に示すように、全体が横部材J1と縦部材J2とから成るT字状のものであり、前記縦部材J2にはナット9が回転自在に且つ抜け止め状態に取り付けてある。
前記横部材J1内には、図1や図2に示すように、チューブ接続部1と、第1流路20が形成された柱状のバルブ2と、前記バルブ2をチューブ接続部1側に付勢するバネ3とが一直線L1上(略一直線上でもよい)で順に配列されており、前記横部材J1内には同図に示すように、前記一直線L1と直交(交差するものでもよい)する直線L2上に第2流路4を配置してある。
そして、この緊急遮断弁付き管継手Jでは、チューブ接続部1へのチューブTの押し込み量が、図2に示すように、完全接続位置に至ったときには、前記チューブ端により押し込まれたバルブ2の第1流路20を介して、チューブTと第2流路4とが連通状態となり、図1に示すように、チューブTがチューブ接続部1から抜け得る状態になったときには、バネ3の付勢力によりバルブ2はチューブ接続部側へ移動せしめられ、バルブ2を介してチューブTと第2流路4とが非連通状態となるものとしてある。
(この緊急遮断弁付き管継手Jを構成する各構成部材について)
チューブ接続部1は、図1や図2に示すように、チューブTを抜け止め状態にするための保持爪10aを内周側に有するロックリング10と、前記ロックリング10の外周側を位置決め保持する保持リング11,12と、挿入されたチューブTを外周気密状態にするシールリング13と、押し込み操作によりロックリング10の保持爪10aを押し広げてチューブを抜け得る状態にする筒状の鍔付き操作部14とから構成されている。また、このチューブ接続部1では、図2に示すように、チューブTがストッパー部15に当接した位置(完全接続位置)まで押し込まれたときにおいて、第1流路20を介して、チューブTと第2流路4とが連通状態となるように設定してある。なお、符号16は鍔付き操作部14を押し込み不能にする押し込み防止具である。
バルブ2は、図1や図2に示す如くその外径は、チューブTの外径よりも少し小さく且つ内径よりも少し大きい円柱状のものであり、チューブ接続部1側である端部側から周面側に至る第1流路20と、チューブ接続部1側と反対にある端部に設けられ且つバネ3の一端側に挿入保持させるバネ挿入孔21と、前記バネ挿入孔21と端部側に設けられている拡大径部22を備えている。
ここで、上記第1流路20は、図1や図2に示すように、外周角部を緩やかなR形状としてあり、また当該第1流路20の内径をチューブTの内径と、ほぼ一致(又は略一致)するものとしてある。
また、このバルブ2の外周面には、図1や図2に示す如く、一定間隔を設けて二本のシールリング23,24が設けられており、前記シールリング23,24は、チューブTと第2流路4が非連通状態のときには図1に示すべく位置(この位置ではシールリング23,24により第2流路4からの流体は第1流路20及びバネ3の配置側へ流れない)し、チューブTと第2流路4とが第1流路20を介して連通状態のときには図2に示すべく位置(この位置ではシールリング24により第2流路4からの流体はバネ3の配置側へ流れない)するようにしてある。
バネ3は、図1や図2に示すように、圧縮コイルバネにより構成してあり、その一端側をバネ挿入孔21に、他端側を蓋5のバネ挿入孔50に、それぞれ挿入する態様で固定している。なお、前記固定状態において、常時、バルブ2には、バネ3の付勢力が付与されているものとしてある。
第2流路4は、図1や図2に示すように、縦部材J2内に挿入配置された管状体40により構成されており、縦部材J2と管状体40との間にはこれら相互の流体密性を保持するためのシールリング41が設けられている。なお、図1や図2に示した符号42は板状のシールリングであり、このシールリング42によりナット9に螺入された図示しない配管と管状体40との間の流体密性を確保するようにしてある。
(この緊急遮断弁付き管継手Jの働きについて)
(1)チューブ接続部1へのチューブTの接続・取り外しについて
チューブ接続部1にチューブTを押し込んでいくと、その先端部によりロックリング10の保持爪10aが奥側に押しやられ、チューブTの先端はチューブ保持爪10a及びシールリング13を越えてストッパー15に当接する。この状態では、上記保持爪10aはチューブTに食い込んでおり、チューブ接続部1に対してチューブTに抜け止め状態となる。
ここで、上記チューブTをチューブ接続部1から取り外す場合、鍔付き操作部14を押し込んで保持爪10を奥側へ押し込み(非係合状態にし)、その状態を維持しながら、チューブTに引っ張り力をかけると、チューブTは簡単に取り外すことができる。
(2)バルブ2の開弁・閉弁操作について
チューブ接続部1に対して、チューブTをストッパー15に当接するまで押し込むと、バルブ2が押し込まれ、図2に示すように、第1流路20を介してチューブTと第2流路4とが連通状態(開弁状態)となる。
チューブTをチューブ接続部1から取り外した場合、バネ3の付勢力により図1に示すように、バルブ2はチューブ接続部1側に押し返され、チューブTと第2流路4とが非連通状態(閉弁状態)となる。
つまり、チューブ接続部1へのチューブTの接続・取り外しにより、バルブ2の開弁・閉弁操作が同時になされる。
(3)チューブ接続部1からチューブTが外れたときに確実に緊急遮断することについて
チューブTがチューブ接続部1から不用意に外れた場合、上記(2)で示した内容と同様に、チューブTと第2流路4とが非連通状態となる。つまり、流路は緊急遮断される。
(4) 分解することなく流体流路を円滑に清掃できることについて
流体流路を構成するチューブT、第1流路20及び第2流路4中には、流体が流れる際の障害物は無いと考えられるので、背景技術の欄で示したものの如く如き汚れがたまりにくい。また、たとえ第1流路20の内壁面に汚れ等が付着したとしても、第1流路20と同径状よりも少し大径のスポンジを、第2流路4→第1流路20→チューブTの経路で流体圧移動させることにより、当該第1流路20は円滑に清掃できることになる。
(他の実施の形態)
上記実施例1では、第2流路と、第1流路と、チューブ挿入端部がなす角度を、90°としているが、これに限定されることなく、30°〜150°であればよい。
チューブ接続部にチューブを挿入していく途中(又は接続されていない状態)の断面図。 チューブ接続部にチューブを接続した状態の断面図。
符号の説明
J 緊急遮断弁付き管継手
J1 横部材
J2 縦部材
L1 一直線
L2 直線
T チューブ
1 チューブ接続部
15 ストッパ
2 バルブ
20 第1流路
3 バネ
4 第2流路

Claims (3)

  1. チューブ接続部と、第1流路が形成された柱状のバルブと、前記バルブをチューブ接続部側に付勢するバネとが一直線上又は略一直線上で順に配列されていると共に、前記一直線と交差する直線上に第2流路が配置してあり、前記第1流路はチューブ接続部側である端部側から周面側に至るものであると共に外周角部はR形状としてあり、バルブの第1流路を介して、チューブと第2流路とが連通状態となることを特徴とする緊急遮断弁付き管継手。
  2. チューブの内径とバルブの第1流路の内径とが、一致又は略一致していることを特徴とする請求項1記載の緊急遮断弁付き管継手。
  3. 第2流路と、第1流路と、チューブ挿入端部がなす角度が、30°〜150°であることを特徴とする請求項1又は2記載の緊急遮断弁付き管継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7300111B2 (ja) 2021-01-06 2023-06-29 株式会社タツノ 安全継手

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