JP2008082102A - 水栓装置及びそれを備えた洗面化粧台 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、シャワーホースに接続された吐水ヘッドが引き出し可能に備えられた水栓装置(6)であって、水栓装置ボックス(16)と、吐水状態と止水状態とを切り替える水栓ユニット(24)と、吐水ヘッド(12)と、吐水ヘッドと水栓ユニットを連結するシャワーホースと、を有し、このシャワーホースは、収納時において、少なくとも一部が水栓装置ボックスの下側手前の隅に沿って横方向に延びる往路部(26a)と、この往路部に連続し、水栓装置ボックスの下側手前の隅から上側奥の隅に向かって延びるUターン部(26b)と、このUターン部に連続し、少なくとも一部が水栓装置ボックスの上側奥の隅に沿って横方向に延びる復路部(26c)と、を有することを特徴としている。
【選択図】図3
Description
このように構成された本発明によれば、水栓装置ボックス内に侵入した水滴等を水栓装置ボックスの下方の洗面ボウルに流下させると共に、水栓装置ボックス内で漏水が発生した場合には、それを使用者に速やかに認識させることができる。
このように構成された本発明によれば、ホースカバーを有するので、往路部と復路部が交差する部分でシャワーホースが摩耗するのを防止することができる。
図1は本実施形態による洗面化粧台の全体を示す斜視図であり、図2は本実施形態による洗面化粧台の分解斜視図である。また、図3は本実施形態による洗面化粧台の水栓装置の内部を拡大して示す斜視図であり、図4は水栓装置の吐水ヘッドを引き出した状態を示す斜視図である。さらに、図5は、本実施形態による洗面化粧台の洗面ボウル及び水栓装置を背面側から見た斜視図である。
洗面ボウル4は、下部キャビネット2の上に載置され、洗面化粧台1の奥行きの大部分を洗面用のスペースとして活用できるよう大型に構成されている。なお、本実施形態においては、洗面ボウル4は樹脂製である。
図3乃至図5に示すように、水栓装置6は、後部筐体であるL形チャネル14aと、前部筐体である前面パネル14bにより構成される水栓装置ボックス16を有し、この水栓装置ボックス16内に各種機能部が収納されている。この水栓装置ボックス16の内部には、水栓取付金具18と、形態維持部である第1門形金具20と、第2門形金具22が取り付けられている。さらに、水栓取付金具18には水栓ユニット24が取り付けられており、この水栓ユニット24からシャワーホース26が延び、その先端には吐水ヘッド12が接続されている。また、第2門形金具22とシャワーホース26を連結するように戻しばね28が取り付けられている。
カートリッジ本体蓋44aは、カートリッジ本体42の底面を形成する概ね円盤状の部材である。この、カートリッジ本体蓋44aには、水流入口44b、湯流入口44c、及び湯水混合水流出口44dの3つの穴が形成されている(湯水混合水流出口44dのみ図示)。これら3つの穴は、水栓ユニット本体36に形成された3つの通水接続部36b、36c、36dと夫々連通するように整合されている。
水栓ユニット24は、取付ナット50により、水栓取付金具18に固定されている。まず、水栓ユニット本体36の前部外周には、雄ねじ部36eが形成されている。図7に示すように、この雄ねじ部36eには平面状に削られた部分が4箇所あり、一方、水栓取付金具18には、この形状に合わせた取付穴18bが形成されている。これにより、水栓ユニット本体36の雄ねじ部36eが取付穴18bに挿入されると、水栓ユニット本体36の水栓取付金具18に対する回転が阻止される。水栓ユニット本体36の雄ねじ部36eを取付穴18bに挿入した後、パッキン52a、ワッシャー52bを配置し、雄ねじ部36eに取付ナット50を螺合させる。これにより、水栓取付金具18が雄ねじ部36eの基端部と取付ナット50の間に挟まれ、水栓ユニット本体36が水栓取付金具18に固定される。
さらに、図11に示すように、水栓ユニット24を前方に引き出す。これにより、水栓ユニット24に接続されているシャワーホース26、給水管32a、給湯管32b等も洗面化粧台1の前方に引き出される。このように、本実施形態の洗面化粧台1においては、洗面ボウル4や上部キャビネット8を取り外すことなく、前面パネル14bを取り外すだけで水栓装置6のメンテナンスを行うことができる。即ち、図11に示すように、水栓ユニット24が前方に引き出された状態においては、シャワーホース26の清掃や交換、水栓ユニット24と給水管32a、給湯管32bの接続部の保守、点検等のメンテナンスを容易に行うことができる。
まず、図6に示すように、操作ハンドル10が下方に下げられた状態においては、水栓カートリッジ38内の固定ディスク45の水流入口45b、湯流入口45cは、可動ディスク46により閉鎖され、止水状態となっている。次に、操作ハンドル10を上方に回転させると、操作レバー48が回動され、これにより、可動ディスク46は図6における下方に押し下げられる。可動ディスク46が下方に移動されると、給水管32a及び給湯管32bに夫々連通している水流入口45b及び湯流入口45cと、可動ディスク46の通水凹部46aが整合するようになり、水流入口45b、湯流入口45cが開放される。これにより、給水管32a及び給湯管32bから供給された水及び湯が水栓カートリッジ38内に流入する。水栓カートリッジ38に流入した水及び湯は混合され、固定ディスク45の湯水混合水流出口45dを通って流出する。湯水混合水流出口45dを通過した湯水は、通水接続部36d、L字管32c、シャワーホース26、吐水ヘッド12を通って吐出される。
2 下部キャビネット
4 洗面ボウル
6 水栓装置
8 上部キャビネット
8a 鏡
10 操作ハンドル
10a 止めネジ
12 吐水ヘッド
14a L形チャネル
14b 前面パネル
14c 水抜き穴
14d 吐水ヘッド取付部
14e 操作ハンドル穴
16 水栓装置ボックス
18 水栓取付金具
18a ビス
18b 取付穴
20 第1門形金具
20a スナップ穴
22 第2門形金具
22a スナップ穴
23 スナップ突起
24 水栓ユニット
26 シャワーホース
26a 往路部
26b Uターン部
26c 復路部
26d ホースカバー
26e スペーサ
28 戻しばね
28a 取付リング
30 前面パネル固定用ナット
32a 給水管
32b 給湯管
32c L字管
34 タッピングビス
36 水栓ユニット本体
36a 受入部
36b、36c、36d 通水接続部
36e 雄ねじ部
38 水栓カートリッジ
40 カートリッジ押さえ
41 回転規制部材
44a カートリッジ本体蓋
44b 水流入口
44c 湯流入口
44d 湯水混合水流出口
45 固定ディスク
45b 水流入口
45c 湯流入口
45d 湯水混合水流出口
46 可動ディスク
46a 通水凹部
46b 操作用凹部
48 操作レバー
50 取付ナット
52a パッキン
52b ワッシャー
Claims (7)
- 洗面ボウルの上方に配置され、シャワーホースに接続された吐水ヘッドが引き出し可能に備えられた水栓装置であって、
上記洗面ボウルの上方に、上記洗面ボウルを横断するように配置された水栓装置ボックスと、
この水栓装置ボックス内に配置され、吐水状態と止水状態とを切り替える水栓ユニットと、
上記水栓装置ボックスに着脱可能に取り付けられた吐水ヘッドと、
上記水栓装置ボックス内に収納され、上記吐水ヘッドと上記水栓ユニットを連結するシャワーホースと、を有し、
このシャワーホースは、
上記水栓ユニットに接続され、上記シャワーホースの収納時において、少なくとも一部が上記水栓装置ボックスの下側手前の隅に沿って横方向に延びる往路部と、
この往路部に連続し、上記シャワーホースの収納時において、上記水栓装置ボックスの下側手前の隅から上側奥の隅に向かって延びるUターン部と、
このUターン部に連続し、上記シャワーホースの収納時において、少なくとも一部が上記水栓装置ボックスの上側奥の隅に沿って横方向に延び、先端に上記吐水ヘッドが取り付けられた復路部と、
を有することを特徴とする水栓装置。 - さらに、上記水栓装置ボックスの中に、上記往路部と上記復路部の間に延びるように配置され、上記シャワーホースの収納時において、上記往路部が上記水栓装置ボックスの下側手前の隅から遠ざかり、又は、上記復路部が上記水栓装置ボックスの上側奥の隅から遠ざかるのを防止する形態維持部を有する請求項1記載の水栓装置。
- 上記水栓装置ボックスに水抜き穴が形成されている請求項1又は2記載の水栓装置。
- さらに、上記水栓装置ボックスの中に設けられ、上記シャワーホースを所定長さ引き出すと上記シャワーホースに接触し、上記シャワーホースのそれ以上の引き出しを阻止するストッパー部を有する請求項1乃至3の何れか1項に記載の水栓装置。
- 上記復路部は、その先端が、下方斜め前方に向けて上記水栓装置ボックスの底面から突出するように延び、上記往路部は、上記復路部の手前側を通って上記復路部と交差するように、概ね水平方向に延びる請求項1乃至4の何れか1項に記載の水栓装置。
- さらに、上記往路部の、上記復路部と交差する部分に配置されたホースカバーを有する請求項5記載の水栓装置。
- 洗面ボウルと、
請求項1乃至6の何れか1項に記載の水栓装置と、
を有することを特徴とする洗面化粧台。
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