JP2008081970A - 前扉の開錠操作機構、筐体構造、及び金銭取扱い装置 - Google Patents

前扉の開錠操作機構、筐体構造、及び金銭取扱い装置 Download PDF

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Abstract

【課題】前扉のロックを解除する作業を背面開放部から行う必要があるタイプの開閉操作機構を備えた各種機器において、腕を筐体内奥部まで差し入れることなく、背面開放部に近い位置に設けた操作部を操作することにより前扉のロックを解除することができる前扉の開錠操作機構を提供する。
【解決手段】筐体本体3の前面開放部4を開閉する前扉10と、筐体本体の背面開放部5を開閉する後扉20と、前扉を筐体本体に対してロックするロック部30と、該ロック部を開錠操作するための操作部材40と、を備えた筐体構造において、操作部材は、筐体本体の内側壁3bに沿って前後方向へ進退自在に支持された操作杆42であり、該操作杆の前部にはロック部に接してこれを開錠させるための作用部43を備えると共に、該操作杆の後部には筐体本体の背面開放部に延在した操作部44を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は自動券売機等の自動販売機、金銭払出装置、情報端末装置等を構成する筐体の前扉を施錠・開錠するロック部が筐体内部に配置されているために、背面開放部側から該ロック部の開錠操作を行う必要がある場合における種々の不具合を解消した前扉の開錠操作機構、筐体構造、及び金銭取扱い装置に関する。
自動券売機等の自動販売機、金銭払出装置、情報端末装置等の各種装置類は、金属製の筐体内に機械部品、電気部品、電子部品等を収容した構成を備えている。
これらの装置類にあっては、筐体内部の各構成要素に対してメンテナンスを行ったり、券類、物品、金銭等を出入れするために、筐体の前面、背面、その他の部位に開放部を設けておき、この開放部を扉によって開閉するように構成されている。筐体の前面には操作部、表示部等を備えた前扉を開閉自在に支持するのが一般的である。
筐体の前面開放部だけを開放することによってメンテナンス等を行うようにした機種にあっては前面開放部に前扉を開閉自在に軸支した構成を採用し、筐体の背面開放部を開放することによってメンテナンス等を行うようにした機種にあっては背面開放部に後扉を開閉自在に軸支する。
ところで、後者のように筐体の背面開放部を開閉自在に構成したタイプにあっても、前面パネルの裏面側や、筐体内の前方に配置した各構成要素に対するメンテナンスを行う場合には、背面開放部から前方へ手を差し入れて作業を行うよりは、前方側から作業を行う方が効率がよい場合が多い。このため、背面開放部に後扉を設けたタイプにあっても、前面開放部に前扉を設けて筐体前方に位置する構成要素に対するメンテナンスを行い易くしているものがある。
上記のように筐体の背面開放部に後扉を軸支して主たるメンテナンス作業を後方側から実施し得るように構成する一方で、筐体の前部に配置される構成要素に対するメンテナンス作業を実施するために筐体の前面開放部を開閉する前扉を設けたタイプにあっては、外部からの不正な開錠行為を防止するために、前扉を施錠するためのロック部を前面側から開錠操作できないように構成している。このため、筐体の背面開放部から手を差し込んで前扉の内部側に位置するロック部に対して開錠操作を行う必要がある。
図9(a)(b)及び(c)は従来の自動券売機の背面側斜視図、一部断面で示す平面図、及び開閉操作手順を示す図である。
この自動券売機を構成する筐体100は、前面と背面に夫々開放部を備えた筐体本体101と、筐体本体101の前面開放部にヒンジ103により開閉自在に軸支された前扉102と、背面開放部にヒンジ106により開閉自在に軸支された後扉105と、筐体内部に配置された各種構成要素110と、を備えている。
前扉102の裏面側に固定されたユニット104aや、筐体本体101の前部に配置されたユニット104bに対するメンテナンスは、前扉102を開放することにより前面開放部側から実施される。前扉102を施錠するロック部115は前扉102と筐体本体101との突き合わせ部に設けられている。このロック部115は、前扉102の裏面側に上下方向へ回動自在に軸支されたフック状のロック片116と、筐体本体101側に配置されてこのロック片116が係止される被ロック片117と、から構成されている。前扉102を開放するに際しては、筐体本体の背面開放部から内部に腕を差し入れて前扉の裏面側に設けられたロック片116を押し上げて被ロック片117との係合を解除してから前扉を前方へ押し出す必要がある。
しかし、自動券売機等に対する小型、薄型化の要請により筐体内には複数の構成要素が近接配置され、しかも構成要素間には複雑な配線が施された状態となっているため、余剰スペースが極限されており、背面開放部から前扉側に設けたロック部にまで腕を差し入れるためのスペースを構成要素間に設けることは困難である。従来はこのような腕を差し入れるための狭く暗いスペースを無理に作っていたため、ロック部の位置を確認することが容易でなく、ロック部の位置が判明したとしても配線等の障害物の多いスペース内に腕を差し入れてのロック開錠操作は極めて煩雑であった。更に、差し入れスペースに沿って配置された板金部分に形成されたバリによって怪我したり、発熱部品により火傷を負ったり、或いは作業服を損傷する等の不具合もあった。また、腕を差し入れるためのスペースを確保するためにレイアウトが困難化し、筐体が大型化するという不具合をもたらしていた。
このような不具合を解消するために、更に設計時に考慮すべき課題が増大し、改良のための開発期間が長期化し、コストアップするという問題をもたらしていた。
特開平8−315235号公報(特許文献1)には、スキー場等に設置されるリフト利用カード販売機において、筐体の前面を開閉する販売操作部を備えた外扉の他に、筐体の背面開放部を開閉する内側(屋内側)のメンテナンス扉を配置することによって屋内側からメンテナンス等を実施することができるようにした構成が開示されている。しかし、この特許文献1には、前扉のロック部を筐体内側に配置し、且つこのロック部を背面開放部から施錠・開錠するための構成については一切開示されていない。
特開平8−315235号公報
以上のように従来の機械装置、電気装置、電子装置等の各種機器において、筐体の背面開放部から前扉近傍位置まで腕を差し込んで前扉の内部ロック部を解除する作業を行う必要がある場合には、腕を差し入れる距離が長くなるため、そのためのスペースを確保するために筐体内部レイアウトが困難化、複雑化したり、配線が腕の出入れの障害となったり、或いは作業者が腕に怪我を負う機会が増大するという問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、前扉のロックを解除する作業を背面開放部から行う必要があるタイプの開閉操作機構を備えた各種機器において、腕を筐体内奥部まで差し入れることなく、背面開放部に近い位置に設けた操作部を操作することにより前扉のロックを解除することができる前扉の開錠操作機構を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る前扉の開錠操作機構は、少なくとも前面と背面に夫々開放部を備えた筐体本体と、該筐体本体の前面開放部を開閉する前扉と、該筐体本体の背面開放部を開閉する後扉と、前記前扉を前記筐体本体に対してロックするロック部と、該ロック部を開錠操作するための操作部材と、を備えた筐体構造において、前記操作部材は、前記筐体本体の内側壁に沿って前後方向へ進退自在に支持された操作杆であり、該操作杆の前部には前記ロック部に接してこれを開錠させるための作用部を備えると共に、該操作杆の後部には前記筐体本体の背面開放部に延在した操作部を備えていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記ロック部は、前記前扉、又は前記筐体本体によって進退自在、或いは回動自在に支持されたロック片と、該ロック片が施錠位置にあるときに該ロック片と係合して閉止位置にある該前扉を前記筐体本体に対して施錠状態に保持する被ロック片と、を備え、前記操作杆が前後方向へ移動して前記作用部が施錠位置にある前記ロック片の一部を押圧することにより、前記ロック片は開錠位置に退避して前記被ロック片から離脱して前記前扉を開放可能な状態に移行させることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記ロック片は、前記前扉、又は前記筐体本体によって前後方向へ直線的に進退自在、或いは前後方向へ回動自在に支持されていると共に、前記操作杆の作用部が当接する傾斜部と、前記被ロック片と係合して施錠状態とする係合部と、を備え、前記作用部が前後方向へ移動して前記傾斜部を押圧することにより前記ロック片は開錠方向へ移動、或いは回動することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか一項において、前記作用部には前記傾斜部と当接して転動する転動部材が配置されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3又は4において、前記傾斜部は、前記操作杆の作用部が開錠方向へ移動する過程で最初に当接する第1の傾斜部と、該第1の傾斜部と段差を介して連接され前記被ロック片が摺接する第2の傾斜部と、を有していることを特徴とする。
請求項6の発明に係る筐体構造は、請求項1乃至5の何れか一項に記載の前扉の開錠操作機構を備えたことを特徴とする。
請求項7の発明に係る金銭取扱い装置は、請求項6に記載の筐体構造を備えたことを特徴とする。
以上のように本発明では、前扉のロックを解除する作業を背面開放部から行う必要があるタイプの開閉操作機構を備えた各種機器において、筐体本体の内側壁に沿って前後方向へ進退自在に支持された操作杆(操作部材)を設け、該操作杆の前部にはロック部に接してこれを開錠させるための作用部を備えると共に、該操作杆の後部には前記筐体本体の背面開放部に延在した操作部を設けたので、腕を筐体内奥部まで差し入れることなく、背面開放部に近い位置に設けた操作部を操作することにより前扉のロックを解除することができる。
即ち、操作部材として板状部材から成る操作杆を利用しており、しかも筐体本体の側内壁に沿って操作杆を進退させるに過ぎないため、操作部材の設置スペース、動作スペースを確保し易い。従って、他のユニット類のレイアウト自由度を阻害することがなく、設計時の制約が少なくなり、開発期間の長期化を防ぐことができる。従来のように作業者の腕を差し込む大きなスペースを確保する必要がないため、筐体構造の小型化を達成でき、作業者が腕等に怪我をする虞がなくなる。また、装置内部が暗くても操作部材の操作部は背面開放部側に位置しており、その位置を容易に確認することができ、暗所であっても操作に支障がない。
また、ロック片の傾斜部の途中に段差部を設けることにより、被ロック片が傾斜部に沿って相対的に後方へ移動する過程で一旦強制的に段差部によって係止され、前扉の開放動作を一旦停止させ得るようにしたので、ロック部の開錠時に前扉を一気に大きく開放することによる事故を防止することができる。従って、前扉の前方に人がいるか否かを確認しなくても、ロック部を開錠した時の勢いによって前扉が大きく開放することによる事故等を防ぐことができる。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1(a)は本発明の一実施形態に係る前扉の開錠操作機構を備えた自動券売機の正面斜視図、(b)は後扉を開放した状態を示す斜視図及び要部拡大図であり、(c)は前扉を開放した状態を示す斜視図及び要部拡大図である。図2は操作部材の構成説明図であり、図3はロック部の構成説明図である。更に、図4(a)(b)及び(c)は操作部材によってロック部を開錠操作する手順を示す図である。
自動券売機1を構成する筐体構造2は、前面及び背面に夫々開放部4,5を有した金属製の筐体本体3と、前面開放部4及び背面開放部5に対して夫々ヒンジ4a、5aにより開閉自在に軸支された前扉10及び後扉20と、前扉10を筐体本体3に対してロックするロック部30と、ロック部30を開錠操作するための操作部材40と、を備えている。ロック部30と操作部材40とは、開錠操作機構Aを構成している。
前扉10の前面には操作スイッチ、表示部、金銭投入口、金銭払出口等が設けられる。筐体本体3の内部には、各種部品、ユニットUが配置されている。
開錠操作機構Aを構成する操作部材40は、筐体本体3の内側壁3bに沿って前後方向へ延びた状態で固定されたベースブラケット41と、ベースブラケット41によって前後方向へ進退自在に支持された操作杆42と、を備えている。この例では、操作杆42に設けた長穴42aにベースブラケット41から突設したピン41aを係合させることにより長手方向へ進退自在に連結している。なお、ベースブラケット41を省略し、内側壁3bによって操作杆42を直接前後方向へ進退自在に支持する構成としてもよい。
図2に示すように操作杆42の前部にはロック部30に接してこれを開錠させるための作用部43を備えると共に、操作杆42の後部にある操作部(ロック解除レバー)44は筐体本体の背面開放部5にまで延在している。即ち、操作部44の前後位置は、操作杆42を図2に示した後方位置に退避させた状態(初期位置)においては背面開放部5から若干前方となる一方で、開錠操作のために操作杆42を前方へ押し込んだ場合においても初期位置から数cm、或いは十数cm程度前方へ移動するに過ぎないため、近接配置された他のユニットUによって隠蔽されることがないようにレイアウトすることが可能である。この例では、操作杆42の後端部を90度屈曲させることによって操作部44とし、人手によって操作し易い形状としている。
次に、本実施形態に係るロック部30は、図3に示すように前扉10の一方の縦辺(ヒンジ4aとは反対側端縁)に沿って上下動自在に支持されたロック部材(ロックプレート)31と、ロック部材31が施錠位置(下降位置)にあるときにロック部材に設けたロック片33と係合して閉止位置にある前扉10を筐体本体3に対して施錠状態に保持する被ロック片39aと、を備えている。
この例に係るロック部材31は、前扉10の一方の縦辺に沿って上下方向へ進退自在に支持された長尺ベース部32と、長尺ベース部32の適所から一体的に後方へ突出したフック部状のロック片33a、33bと、を備えている。この例では、複数のロック片33a、33bのうちの最下部のロック片33aは他のロック片33bとは異なった形状を有しており、最下部のロック片33aは操作杆42の作用部43によって押圧されることによってロック部材31全体を開錠方向(上方)へ移動させるために機能する。他のロック片33bは、前扉10が閉止状態にあるときに、ロック部材31の下降、上昇動作に伴って、筐体本体側に固定配置された他の被ロック片39bと係合、離脱するように構成されている。
この例では、ロック部材31の進退方向(上下方向)と、操作杆42の進退方向(前後方向)とが互いに直交するように構成されているが、開錠操作の支障とならない範囲で各部材の移動方向が非直交状態となるようにしてもよい。
ロック片33aは、図4に示すように、操作杆42の作用部43が当接する傾斜部34と、被ロック片39と係合して施錠状態とする切欠き状の係合部35と、を有している。傾斜部34は板状のロック片33aの下面(下端縁)を後方へ向けて上向きに傾斜させた構成を有しており、傾斜部34の前端部には上向きに切り欠いた係合部35が設けられている。
この例では、作用部43の先端部にロック片33aの傾斜部34と当接して転動する転動部材(作用部)45を配置して開錠操作を円滑化している。転動部材45は、例えば操作部44により回転自在に支持された金属製ローラ(ベアリング)である。
図4(a)は開錠開始時の状態、(b)は開錠完了状態、(c)は前扉が開放した状態を夫々示している。前扉が筐体本体3に対して閉止している状態においては、操作杆42の先端部の操作部44は図4(a)に示した位置よりも後方に位置しており、ロック片33aとは非接触状態にある。
本発明では、操作杆42が前方へ移動して作用部43(転動部材45)がロック位置にあるロック片33aの一部(傾斜部34)を押圧することにより、ロック片33aが開錠位置(上方)に退避して被ロック片39から離脱して前扉10を開放可能な状態に移行させるように構成している。
まず、図4(a)のように作用部43(転動部材45)がロック片33aの傾斜部34に当接してこれを押圧開始すると、矢印で示した方向に分力が発生し、ロック部材31は全体として上方に移動する。このため、図4(b)に示すようにそれまで被ロック片39と係合していた係合部35が上方に移動して被ロック片39から離脱する。このため、前扉は筐体本体3から開放可能な状態に移行し、(b)の状態から更に操作杆42を前方へ押し込むことにより前扉は少しく開放した状態となり、この状態で前方から人手により前扉を開放操作することにより最後には図4(c)のように完全に開放することができる。
なお、上記実施形態では、ロック部材31を前扉10側に配置し、これと着脱する被ロック片39を筐体本体3側に配置したが、これと逆にロック部材31を筐体本体3側に上下動自在に支持すると共に、これと着脱する被ロック片を前扉10側に配置してもよい。この場合には、筐体本体3の内側壁3bに操作部材40を設けて操作杆42を前後方向へ進退自在に支持すると共に、操作杆42の作用部43によって筐体本体3内側に配置したロック部材を押圧して開錠させるように構成する。
また、上記実施形態では、ロック部材31を上下方向へ進退自在に構成したが、横方向に進退自在に構成してもよい。即ち、前扉10の内面によってロック部材31を横方向へ進退自在に支持すると共に、筐体本体3の内側壁3bによって前後方向へ進退自在に支持した操作杆42の作用部43によってロック部材31を構成するロック片33aを押圧することによってロック片33aと被ロック片39との係合を解除するように構成してもよい。この場合はロック片33aを被ロック片39の方向に付勢するためのスプリング等を設けることになる。
また、上記実施形態では、操作杆42を前方へ移動させることによってロック部材31を退避方向へ移動させてロック片と被ロック片との係合を解除させるように構成したが、これとは逆に操作杆42を後方へ移動させた時に作用部43がロック片33aに設けた傾斜部を後方へ向けて押圧することによりロック部材31を退避方向へ移動させるようにしてもよい。
即ち図5は操作杆42を後方へ移動させることによってロック部を開錠させる構成例を示しており、この場合、ロック片33aの下面に設けた傾斜部34は後方へ向けて下向き傾斜しており、操作杆42の先端の作用部43の側面に設けた転動部材45、或いは突起が傾斜部34と係合可能な位置関係にある。前扉10が閉止した状態ではロック片33aの下面適所に設けた係合部35が筐体本体の内側壁3bに設けた被ロック片39と係合しているが、図5(a)のように操作杆42を後方へ移動させると、転動部材45が傾斜部34に当接して上方へ向かう分力を発生させる。更に後方へ移動させて(b)の状態になると、係合部35は被ロック片39から離脱するため、この状態で前扉を開放方向へ付勢することにより前扉を開放することができる。
なお、ロック部材31を筐体本体3によって進退自在に支持すると共に、被ロック片39を前扉10側に設けるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、ロック部材31は上下方向、或いは横方向へ直線的に進退自在に支持されているが、ロック部材31を前扉10、或いは筐体本体3に設けた軸によって上下方向へ回動するように構成してもよい。
図6(a)及び(b)はロック部材を回動自在に支持した構成例を示す図であり、このロック部材31は、ロック片33の適所を前扉10に設けた軸11によって上下方向へ回動自在に支持されると共に、常時においては自重、又は図示しない弾性部材によって図6(a)に示したように下方に位置している。この際、ロック片33の下部に設けた係合部35が筐体本体側に設けた被ロック片39と係合しているため、前扉10を開放することはできない。一方、図6(a)中に示すように筐体本体3によって支持された操作杆42を前方へ移動させると、操作杆42の先端に配置した転動部材45と傾斜部34との接触部に上向きの分力が発生するため、ロック片33は上方へ押し上げられ、(b)に示すように被ロック片39から離脱する。このため、前扉10は開放可能な状態へ移行することができる。
なお、この実施形態においても、ロック片33を筐体本体3側に回動自在に支持し、被ロック片39を前扉10側に配置するようにしてもよい。
上記各実施形態に係る開錠操作機構Aによれば、操作部材40として板状部材から成る操作杆42を利用しており、しかも筐体本体の側内壁3bに沿って操作杆42を進退させるに過ぎないため、操作部材40の設置スペース、動作スペースを確保し易い。従って、他のユニット類のレイアウト自由度を阻害することがなく、設計時の制約が少なくなり、開発期間の長期化を防ぐことができる。従来のように作業者の腕を差し込む大きなスペースを確保する必要がないため、筐体構造の小型化を達成でき、作業者が腕等に怪我をする虞がなくなる。また、装置内部が暗くても操作部材40の操作部44は背面開放部側に位置しており、その位置を容易に確認することができ、暗所であっても操作に支障がない。
次に、上記各実施形態に係る開錠操作機構Aにおいては、操作杆42の先端部により傾斜部34を押圧することによって一旦係合部35と被ロック片39との係合が解除されると、前扉10は制限なく開放される。従って、前扉の前方位置に人がいる場合には前扉と衝突する虞が生じるため、開錠時における操作杆42からの押圧力によって前扉を開放させる際に前方に人がいないことを確認するか、或いは前方に人がいる場合には衝突しないように開放量を調整する必要がある。
一方、前扉の開放角度は、開錠後に操作杆42を用いて前扉を前方へ押圧する力の強弱によって変化する。或いは、一定の力で操作杆42を前方へ押圧したとしても、前扉の重量とヒンジ4aの摩擦抵抗の強弱とに応じて開放時の前扉の開放角度が異なってくる。
従って、装置前方に人がいる場合の前扉の開放量を、操作杆42を押圧する力加減のみによって調整することは容易でなく、誤って前扉を前方の人に衝突させるケースも想定される。
図7はこのような不具合に対処することができる開錠操作機構Aの構成説明図であり、図8(a)乃至(g)は開放動作説明図である(筐体本体の側壁等は図示を省略)。
本実施形態に係る開錠操作機構Aの特徴的な構成は、操作杆42の先端部が当接するロック片側の傾斜部34を2段構成とし、係合部35よりも後方に位置する両傾斜部34a、34b間の段差部36によって被ロック片39を仮係止し得るようにした点にある。
即ち、この実施形態に係るロック片33aの下面に設けた傾斜部34は、操作杆42の作用部43が開錠方向(前方)へ移動する過程で最初に当接する第1の傾斜部34aと、第1の傾斜部34aと段差部36を介して連接され、被ロック片39が摺接する第2の傾斜部34bと、を有している。
段差部36を構成する前傾斜面36aは、垂直線よりも後方に傾斜した角度となっている。
本実施形態においては、係合部35を一旦離脱してきた被ロック片39は、前扉10が前方へ開放する過程で一旦段差部36の前傾斜面36aによって係止されるため、前扉10の開放動作を一旦停止することができる。このため、操作杆42が前扉を押圧した勢いによって前扉が大きく開放して前方にいる人間等に衝突する不具合をなくすることができる。
この際、段差部を構成する前傾斜面36aの傾斜角度が垂直であると前傾斜面36aに係止された被ロック片39は段差部を乗り越えて相対的に後方へ移動できないが、前傾斜面36aは垂直線よりも後方へ所定角度傾斜しているため、被ロック片39が段差部36によって係止された状態で前扉を開放する力を加えることにより被ロック片39が段差部36を乗り越えて相対的に後方へ移動することが可能となる。
なお、第1の傾斜部と第2の傾斜部の傾斜角度は平行であってもよい。
次に、図8に基づいて開放動作を説明すると、前扉が閉止された状態においては図7に示したように操作杆42の先端部はロック片33aから離間した状態にある。作業者が操作杆42の後端の操作部44を押し込む操作を行うと、操作杆42は全体として前方へ移動するため、図8(a)に示すように作用部43が第1の傾斜部34aに当接してこれを前方へ押圧開始する。するとロック部材31は全体として上昇するため、(b)に示すように係合部35から被ロック片39が離脱し、更に(c)では操作杆42によって前方に押圧された惰性によって前扉10は前方へ開放してゆく。この過程において被ロック片39は第2の傾斜部34bと摺擦しながら相対的に後方へ移動してゆく。第2の傾斜部34bと被ロック片39とが摺擦しつつ前扉の開放が進行する過程において、ロック片33aは第2の傾斜部34bと摺擦しながら下降するため、被ロック片39はロック片33aから離脱する前に(d)に示すように段差部36の前傾斜面36aと係合し、前扉の開放動作を停止させる。(d)の停止状態において何らの外力を加えない限り、この半開放状態が継続するが、前扉に開放方向への力を一定以上加えると、被ロック片39は(e)に示すように段差部36を乗り越えて相対的に後方へ移動し、更に前扉を開放する力を加えると、(f)に示すように被ロック片39は第1の傾斜部34bに沿って相対的に後方へ移動し、最後には(g)に示すように第1の傾斜部34bから離脱し、前扉は完全に開放可能な状態となる。
開放状態にある前扉10を閉止する際には、図8に示した開放手順と逆の手順によって閉止動作が進行する。
このように本実施形態によれば、ロック片33aの傾斜部34の途中に段差部36を設けることにより、被ロック片39が傾斜部34に沿って相対的に後方へ移動する過程で一旦強制的に段差部36によって係止され、前扉の開放動作を一旦停止させ得るようにしたので、ロック部の開錠時に前扉を一気に大きく開放することによる事故を防止することができる。従って、前扉の前方に人がいるか否かを確認しなくても、ロック部を開錠した時の勢いによって前扉が大きく開放することによる事故等を防ぐことができる。
なお、本実施形態に係る開錠操作機構Aにおいても、ロック部材31を筐体本体3側に設けると共に、被ロック片39を前扉10側に設けるようにしてもよい。
また、図5、図6の各実施形態においても、傾斜部を2段構造とし、且つ各傾斜部間に段差部を設けて被ロック片を一旦係止するように構成することができる。
なお、本発明は少なくとも前面と背面に開放部を備えた筐体構造一般に適用することができるものである。
本発明の筐体構造を適用可能な装置類としては、自動券売機等の自動販売機、金銭払出装置等の金銭取扱い装置の他に、情報端末装置等を例示することができる。
(a)は本発明の一実施形態に係る前扉の開錠操作機構を備えた自動券売機の正面斜視図、(b)は後扉を開放した状態を示す斜視図及び要部拡大図、(c)は前扉を開放した状態を示す斜視図及び要部拡大図である。 操作部材の構成説明図である。 ロック部の構成説明図である。 本発明の開錠操作機構の構成及び動作説明図であり、(a)は開錠開始時の状態を示す図、(b)は開錠完了状態を示す図、(c)は前扉が開放した状態を示す図である。 (a)及び(b)は操作杆を後方へ移動させることによってロック部を開錠させる構成例を示す説明図である。 (a)及び(b)はロック部材を回動自在に支持した構成例を示す図である。 本発明の実施形態が有する不具合に対処することができる開錠操作機構の構成説明図である。 (a)乃至(g)は図7の実施形態に係る開錠操作機構の開放動作説明図である。 (a)(b)及び(c)は従来の自動券売機の背面側斜視図、一部断面で示す平面図、及び開閉操作手順を示す図である。
符号の説明
1…自動券売機、2…筐体構造、3…筐体本体、3a…ヒンジ、3b…側内壁、3b…内側壁、4…前面開放部、4a…ヒンジ、5…背面開放部、10…前扉、11…軸、20…後扉、30…ロック部、31…ロック部材、32…長尺ベース部、33…ロック片、33a…ロック片、33b…ロック片、34…傾斜部、34a…第1の傾斜部、34b…第2の傾斜部、35…係合部、36…段差部、36a…前傾斜面、39…被ロック片、 40…操作部材、41…ベースブラケット、41a…ピン、42…操作杆、42a…長穴、43…作用部、44…操作部、45…転動部材。

Claims (7)

  1. 少なくとも前面と背面に夫々開放部を備えた筐体本体と、該筐体本体の前面開放部を開閉する前扉と、該筐体本体の背面開放部を開閉する後扉と、前記前扉を前記筐体本体に対してロックするロック部と、該ロック部を開錠操作するための操作部材と、を備えた筐体構造において、
    前記操作部材は、前記筐体本体の内側壁に沿って前後方向へ進退自在に支持された操作杆であり、該操作杆の前部には前記ロック部に接してこれを開錠させるための作用部を備えると共に、該操作杆の後部には前記筐体本体の背面開放部に延在した操作部を備えていることを特徴とする前扉の開錠操作機構。
  2. 前記ロック部は、前記前扉、又は前記筐体本体によって進退自在、或いは回動自在に支持されたロック片と、該ロック片が施錠位置にあるときに該ロック片と係合して閉止位置にある該前扉を前記筐体本体に対して施錠状態に保持する被ロック片と、を備え、
    前記操作杆が前後方向へ移動して前記作用部が施錠位置にある前記ロック片の一部を押圧することにより、前記ロック片は開錠位置に退避して前記被ロック片から離脱して前記前扉を開放可能な状態に移行させることを特徴とする請求項1に記載の前扉の開錠操作機構。
  3. 前記ロック片は、前記前扉、又は前記筐体本体によって前後方向へ直線的に進退自在、或いは前後方向へ回動自在に支持されていると共に、前記操作杆の作用部が当接する傾斜部と、前記被ロック片と係合して施錠状態とする係合部と、を備え、
    前記作用部が前後方向へ移動して前記傾斜部を押圧することにより前記ロック片は開錠方向へ移動、或いは回動することを特徴とする請求項1又は2に記載の前扉の開錠操作機構。
  4. 前記作用部には前記傾斜部と当接して転動する転動部材が配置されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の前扉の開錠操作機構。
  5. 前記傾斜部は、前記操作杆の作用部が開錠方向へ移動する過程で最初に当接する第1の傾斜部と、該第1の傾斜部と段差を介して連接され前記被ロック片が摺接する第2の傾斜部と、を有していることを特徴とする請求項3又は4に記載の前扉の開錠操作機構。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の前扉の開錠操作機構を備えたことを特徴とする筐体構造。
  7. 請求項6に記載の筐体構造を備えたことを特徴とする金銭取扱い装置。
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