JPS59126067A

JPS59126067A - 内燃機関のシリンダヘツド

Info

Publication number: JPS59126067A
Application number: JP87183A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Murakami; 広幸村上
Original assignee: Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Current assignee: Yanmar Co Ltd
Priority date: 1983-01-06
Filing date: 1983-01-06
Publication date: 1984-07-20
Also published as: JPH028142B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は内燃機関のシリングヘッドに関する。

シリングヘッドの噴射弁挿入孔の内周面に燃料噴射弁を
嵌合し、燃料灰シ孔、冷却油出口孔及び入口孔等を挿入
孔に開口していると、噴射弁の分解時や、噴射弁と挿入
孔との間のＯリングの破損時に、燃料炭シ油やノズル冷
却油あるいは弁腕室の潤滑油が挿入孔から燃焼室に浸入
し、機関の始動不良、潤滑油希釈あるいはライナーとピ
ストン間のスカツフィング等の事故の原因となるおそれ
があった。

本発明は噴射弁分解時や上記Ｏリング破損時に、潤滑油
、燃料油あるいはノズル冷却油が挿入孔内に入っても、
それらを燃焼室内に至らしめず、シリングヘッド外部へ
排出できるようにして、始動不良、潤滑油希釈あるいは
ライナーとピストン間のスカツフィング等の事故を未然
に防止しようとするものであり、その要旨は、燃料噴射
弁を噴射弁挿入孔の内周面に嵌合し、燃料灰シ孔、ノズ
ル冷却液出口孔及びノズル冷却液入口孔等を、シリンダ
ヘッド側面からシリングヘッド内を通して噴射弁挿入孔
に開口し、上記戻シ孔、出口孔及び入口孔よシ下側のシ
リンダヘッド部分に、噴射弁挿入孔からシリンダヘッド
内を通って外部に至る漏油排出孔を設けたことである。

以下実施例図面に基づいて本発明を説明する。

第１〜第７図は第１実施例を示しており、第１図におい
て、■はシリンダヘッド、２は燃料噴射弁挿入孔であっ
て、挿入孔２の上端は弁腕室３に開口し、下端は燃焼冨
５に開口している。燃料噴射弁６は燃料噴射ノズル７と
ノズルホルダー８等とからなっておシ、挿入孔２に弁腕
室３側から挿入され、挿入孔２の内周面に第１％第２、
第３「０」リング９．１０，１１を介して嵌合している
。

ノズル７はノズル取付ナラ）１２にょシスペーサ１３を
介してホルダー８の下端に連結されている。

噴射弁６内にはノズルスプリング１４、スプリングシー
ト１５、スプリング押え１６、噴射圧調節用ワンド１フ
等が挿入されており、ロッド挿通孔１８の上端ねじ部分
にはロッド１７と一体の噴射圧調節ねじ１９が螺挿され
ている。２ｏは止めナンド、２１はキャンプである。

ノズルホルダー８の弁腕室３内部分には横向きのめねじ
孔２２が形成されておシ、めねじ孔２２には噴射管継手
２４が螺着され、継手２４には燃料噴射管が接続される
。継手２４のめねじ孔２２内の先端面は液密状態でめね
じ孔２２の奥端面に圧接している。継手２４内の燃料通
路２７はホルダー８（第２図〕内の水平な燃料通路２８
と、ホルダー軸心と平行な燃料通路２９を介してノズル
７（第１図）の燃料通路３０に連通している。

シリンダヘッド１内には上側から順に燃料炭シ孔３１．
ノズル冷却油（又はノズル冷却水）出口孔３２及びノズ
ル冷却油（又はノズル冷却水）入口孔３３が形成されて
おシ、各孔３１．３２．３３はシリンダヘッドｌの側面
から概ね水平にシリンダヘッド１内を通過して噴射弁挿
入孔２に開口している。各孔３１，３２．３３は、それ
らの中心線０１．０３、Ｏｓが第４〜第６図に示すよう
にホルダー８の中心０から一定距１４１Ｌを隔てるよう
に形成されている。また冷却油出口孔３２と冷却油入口
孔３３には第５、第６図に示すように出口管３５及び入
口ＩＦ５６が挿入されておシ、容管３５．３６の先端部
は０リングを介して管挿入孔３７．３８に嵌合している
。

冷却油入口管３６（第６図〕は、ホルダー８内の水平な
冷却油入口通路３９と、ホルダー軸心と平行な第２冷却
油入口通路４０を介してノズル冷却通路４１（第１図）
に連通し、さらにノズル先端部の環状冷却通路４２に連
通している。

冷却油出口管３５（第５図）は、ホルダー８内の水平な
第１冷却油出口通路４３と、ホルダー軸心と平行でかつ
前記第２冷却油入口通路４０（第６図）と１８０°の位
相差を有する第２冷却油出口通路４４等を介して前記環
状冷却通路４２（第１図）に連通している。

燃料炭シ孔３１（第４図）は水平な燃料戻シ通路４５を
介して、ロッド１７と挿通孔１８間に連通し、さらにノ
ズル７〔第１図〕へと連通している。

漏油排出孔４６（第１図）は冷却油入口孔３３よシ下側
のシリンダヘッド１部分に形成されており、シリンダヘ
ッド１の側面からシリンダヘッドｌ内を略水平に通過し
て、噴射弁挿入孔２に開口している。漏油排出孔４６が
開口している挿入孔２部分の下側には環状の漏油仕切シ
４８が嵌着されておシ、漏油仕切シ４８は漏油排出孔４
６の上端よシも上方へ延びると共に、挿入孔２の内周面
との間で環状の漏油ガイド路５ｏを形成している。

また第１図の燃料噴射弁６には、継手２４とめねじ孔２
２とのシール部分２６からの燃料の漏れを検出するため
に、第２図に示すように継手２４の先端外周空間部分に
漏油検出孔５１を連通しての外周環状隙間５３ａ（第５
、第６図）を介して環状の漏油ガイド路５０に連通して
いる。即ち高圧燃料油が継手２４とめねじ孔２２とのシ
ール部分２６から漏れ始めると、漏油検出孔５１を通っ
て漏油排出孔４６から外部に至るので、作業者は高圧燃
料漏れを検知（目視）することができる。

また副油検出孔５１は、燃料炭シ孔３１（第１図）よシ
上側の第１．第２「ｏ」リング９．１０間の嵌合部分に
も、第３図に示すように水平な第１漏油検出枝孔５２を
介して連通している。なお前記第２漏油検出枝孔５３は
、第３　［ＯＪ　ＩＪンク゛１１よシ下側で冷却油出口
孔３２よシ上倶ｊの嵌合部分に備えられている。

即ち上記漏油検出孔５１等を備えると、継手２４等から
の燃料油の漏れによる弁腕室３内の潤滑油希釈を確実に
防止することができ、また「０」リング９．１０，１１
等の破損による戻り燃料油の漏れも速やかに検知するこ
とができる。

なお第１図において、５５は冷却水ジェット孔、５６は
冷却水ジャケット、５７はノズルノ（ンキンである。

Ｍｌ〜第７図の構造によると、「Ｏ」リンク゛９．１０
．１１の破損時や噴射弁取外し時に、たとえ潤滑油、燃
料油あるいはノズル冷却油力（噴射弁挿入孔２に浸入し
ても、確実に漏油排出孔４６カ）ら排出され、燃焼室５
内へ入ることはない。

第８図は第２実施例を示しており、ノス゛ルスＩＪ−プ
５８を塘えた湿式のシリシダー１に適用しだ例である。

ノズルスリーブ５８を漏油排出孔４６の上端ぐらいまで
上方へ延ばすことによシ漏油仕切＃）４８を形成してい
る。また図示していないが、第２〜第７図に示したよう
な漏油検出孔５１，５３等がホルダー８内に形成されて
いる。５９は噴射弁押えである。

なお第８図において、第１図に対応する部分には第１図
と同じ番号を付している。

第９図は第３実施例であって、乾式のシリンダヘッド１
に漏油排出孔４６を備えているが、漏油仕切りをＷ４え
ていない例である。なお第９図において第１図に対応す
る部分には第１図と同じ番号を付している。

第１０図は第４実施例であって、ノズルスリーブ５８を
有する湿式のシリンダヘッドｌに漏油排出孔４６を備え
ているが、漏油仕切シを備えていない例である。なお第
１０図において第１図に対応する部分には第１図と同じ
番号を付している。

以上説明したように本発明は、燃料噴射弁６を噴射弁挿
入孔２の内周面に嵌合し、燃料炭多孔３１、ノズル冷却
液出口孔、例えばノズル冷却油出口子Ｌ３２及びノズル
冷却液入口孔、例えばノズル冷却油入口孔３３等を、シ
リンダヘッドｌの側面力）らシリングヘッド１内を通し
て噴射弁挿入孔２に開口し、上記戻シ孔３１、出口孔３
２及び入口孔３３よシ下側のシリンダヘッド１部分に、
噴射弁挿入孔２からシリングヘッド１内を通って外部に
至る漏油排出孔４６を設けているので、例えば「０」リ
ング９．１Ｏ１１１等の故障で潤滑油、燃料油あるいは
ノズル冷却油が噴射弁挿入孔２内に浸入しても、漏油排
出孔４６から外部へ排出することができ、燃焼室５へ浸
入することはない。従って冷却油等が燃焼室５に入るこ
とによる始動不良、潤ｉｔｔ　油希釈あるいはライナー
とピストンのスカッフィング等の事故を未然に防ぐこと
ができる。

また上記漏油排出孔４６へ漏油を導く漏油仕切シ４８を
、噴射弁挿入孔２内に１１１えると、噴射弁分解時（取
外し時）でも、冷却油等の漏油が燃焼室５内へ浸入しよ
うとするのを確実に防止することができる。

また燃焼室５から噴射弁挿入孔２内への燃焼ガスの漏れ
を、漏油排出孔４６を利用して検出することもできる。

即ノズルパツキン５７（第１図）の損傷等を容易に察知
することができる。

なお従来の大形内燃機関においては、弁腕室内における
高圧燃料油の漏れによって生じる潤滑油希釈の対応策と
して、弁腕別注部システム、即ち機関のシステム潤滑油
注油システムとは別の注油システムを＠えておシ、その
ために特別に弁腕注油タンク、弁腕注油ポンプ及び弁腕
注油用配管を必要とし、コストアップの原因になってい
た。

これに対して第１〜第７図に示すように、燃料噴射弁６
の燃料油が弁腕室３内へ漏れるおそれのある箇所、例え
ば継手２４とめねし孔２２の嵌合置所に連通ずる漏油検
出孔５０を形成すると、燃料油の漏れを未然に検知でき
るので、弁腕室３内の潤滑油希釈によシ発生する機関焼
付き、爆発、ライナーとピストンのスカッフィング等の
事故を確実に未然に防ぐことができる。それによシ機関
の品質も向上し、また中小形機関並みに機関全体を安価
なｌ系統の潤滑油注油システムに統一することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示す縦断面図、第２〜第
６図はそれぞれ第１図の［１−ＩＩ、ｎｌ　−Ｉｌｌ、
ｆｆ−ｆｆ、Ｖ−Ｖ、■−■断面図、第７図は＠４図の
■−■断面図、第８、第９、第１０図はそれぞれ第２、
第３、第４実施例を示す縦断面図である。ｌ・・・シリンダヘッド、２・・・噴射弁挿入孔、３１
・・・燃料炭シ孔、３２・・・ノズル冷却油出口孔、３
３・・・ノズル冷却油入口孔、４６・・・漏油排出孔、
４８・・・副油仕切シ第１図第Ｓ図第２図

Claims

【特許請求の範囲】＋１）　　燃料噴射弁を噴射弁挿入孔の内周面に嵌合し
、燃料灰シ孔、ノズル冷却液出口孔及びノズル冷却液入
口孔等を、シリンダヘッド側面からシリングヘッド内を
通して噴射弁挿入孔に開口し、上記戻シ孔、出口孔及び
入口孔より下側のシリングヘッド部分に、噴射弁挿入孔
からシリングヘッド内を通って外部に至る漏油排出孔を
設けたことを特徴とする内燃機関のシリングヘッド。（２）　　燃料噴射弁分解時等に噴射弁挿入孔内に漏れ
る燃料炭シ油等を漏油排出孔へ導く漏油仕切シを噴射弁
挿入孔内に備えたことを特徴とする特許請求の範囲第１
項に記載の内燃機関のシリングヘッド。