JP2008080475A - ロボット制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】画面の更新が必要なときに制御装置とティーチペンダント間の通信を行うだけでよく、制御装置側でGUIの主要な処理を行わせることより、ティーチペンダントのリソースを少なくでき、コスト低減が可能であり、ティーチペンダントの消費電力を低減することができるロボット制御システムを提供する。
【解決手段】
コントローラ20AのCPU21は教示データに基づいてGUI画面データを作成するとともに該GUI画面データに更新された部分があるとき、更新された部分を差分画面データとして作成し、差分画面データを有線LANを介してティーチペンダント10に出力する。ティーチペンダント10のCPU11は差分画面データに基づいてGUI画面データを更新し、更新したGUI画面データに基づいて液晶ディスプレイ17の表示画面にGUI画面を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ティーチペンダントとロボット制御装置(以下、制御装置という)をネットワークや非有線通信手段で接続するロボット制御システムに関する。
従来、人間がロボットに動作を教示する手段として、ティーチペンダントを用いることが行われている。ティーチペンダントは、人間がロボットを操作したり、各種設定や操作を行うためのボタン等の入力機器を備えるとともに人間がロボット操作を行うために必要な情報をグラフィカルに表示するGUI(Graphical User Interface)画面を表示するためのディスプレイを備える。これらによりティーチペンダントは、ロボット操作のためのヒューマン・マシン・インターフェイスを実現している。従来は、ティーチペンダントは操作者が手で持って持ち運び、操作する場所を自由に変えられるようにするため、制御装置との間を取回し可能なケーブルにより接続している。
ここで、ロボット制御する際に必要な機能を、制御装置とティーチペンダントにそれぞれに分担させることには、下記のような利点がある。すなわち、全ての入出力演算処理は前記制御装置により行われているため、ティーチペンダントは該制御装置の処理結果を表示する表示機として、又、制御装置を操作するための入力機器として特化することで、該ティーチペンダントを確実に安価な構成で実現することができる。又、前記制御装置によって、全ての演算処理・データ管理が一括して処理されることにより、該制御装置側で複雑かつ膨大な画面機能の一元管理が実現できるため、画面制御に関してエラーが生じにくい利点がある。又、ティーチペンダント側では演算や情報処理の機能を持たせる必要が無く、該ティーチペンダントの軽量化、簡略化、及び低コスト化ができる。
ところで、近年ではネットワーク技術や無線技術が発達し、またUSB(Universal Serial Bus)やIEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1394 )等に見られるように、電源が入った状態でケーブルの挿抜や接続できる電気的通信手段が確立してきている。このような技術状況において、1台のティーチペンダントを、ロボットが稼働状態の複数台の制御装置につなぎ換えて使用すること、例えばネットワーク化することが考えられる。ネットワーク化した場合の利点には例えばティーチペンダントの数を減らすことによる省スペース化や、ティーチペンダントの数を減らすことによるコスト削減がある。又、無線化した場合には、ネットワーク化した際の利点以外にさらに、ティーチペンダントが長いケーブルのため取り回しが困難で作業性が悪化するという問題が解消されてケーブルレスによる作業性の向上するとともに、断線がなくなるため信頼性向上するという利点がある。
なお、特許文献1はネットワーク上で接続されたホストコンピュータとクライアントコンピュータを用いた分散コンピューティングに関して、ホストコンピュータ上で動作するリモートオブジェクトを、クライアントコンピュータ上でローカルオブジェクトであるかのように操作することが実現されている。
特開2002−41309号公報(段落0025)
ところで、ネットワーク化や、無線技術でティーチペンダントと制御装置とを接続する場合、ティーチペンダントを接続する制御装置を切替えることができるため、接続した制御装置の情報を間違うことなくティーチペンダントのディスプレイに表示し、ティーチペンダントの操作情報を制御装置に対して間違うことなく伝える必要がある。又、制御装置とティーチペンダントをネットワーク上で接続するためには、ティーチペンダントをネットワーク上で1つの独立した機器として成立させなければいけない。従来のティーチペンダントは制御装置の画面やキーボードとしての役割しか持っておらず、簡単にはネットワーク化できない。また制御装置とティーチペンダントとの接続をネットワーク化した場合、次のような課題を解決する必要がある。
制御装置が保有する各種センサーやロボットの状態などの情報を、ネットワーク上で独立したノードであるティーチペンダント上に正しく表示するためには、制御装置とティーチペンダントとが頻繁にネットワーク通信を行うことにより、情報の完全な同期化を行う必要がある。又、従来技術の延長上でティーチペンダントをネットワーク化することは、ネットワーク上におけるデータ転送量を著しく増大化させるため、通信に必要な処理を行うための制御装置とティーチペンダントのリソースや、通信ネットワークの転送容量に対する要求が増大し、コスト増につながる。ティーチペンダントのディスプレイに表示する情報を視覚化する方法として、ティーチペンダントのリソースを用いて演算処理により図形や文字を描画することは、ティーチペンダントのリソースが受け持つ処理が複雑かつ大規模化するため、コスト増や重量増という問題につながる。
なお、特許文献1では上記の問題を解決するための手段については開示されていない。
本発明の目的は、画面の更新が必要なときに制御装置とティーチペンダント間の通信を行うだけでよく、制御装置側でGUIの主要な処理を行わせることより、ティーチペンダントのリソースを少なくでき、この結果、コスト低減が可能であり、又、ティーチペンダントの消費電力を低減することができるロボット制御システムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、教示データを出力する可搬式操作部と、該可搬式操作部とネットワーク手段、又は非有線通信手段を介して前記教示データを送受信するロボット制御用のコントローラを備えたロボット制御システムにおいて、前記コントローラは、前記教示データを入力データとして、該入力データに基づいてGUI画面データを作成するGUI画面データ作成手段と、前記GUI画面データに更新された部分があるとき、更新された部分を差分画面データとして作成する差分画面データ生成手段と、前記差分画面データを前記ネットワーク手段、又は非有線通信手段を介して前記可搬式操作部に出力する第1出力手段を備え、前記可搬式操作部は、前記コントローラから入力された前記差分画面データに基づいてGUI画面データを更新する更新手段と、更新されたGUI画面データに基づいて表示画面にGUI画面を表示する表示手段とを備えたことを特徴とするロボット制御システムを要旨とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、前記可搬式操作部は、データを入力するためのキー操作手段と、該キー操作手段により入力された教示データを前記ネットワーク手段、又は非有線通信手段を介してコントローラに出力する第2出力手段を備え、前記コントローラの前記GUI画面データ作成手段は、前記可搬式操作部から入力された前記教示データを、前記入力データとして受け入れて、前記GUI画面データを作成することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2において、前記コントローラは、前記差分画面データを圧縮する圧縮手段を備え、前記第1出力手段は該圧縮手段にて圧縮されたデータを前記可搬式操作部に出力し、前記可搬式操作部の更新手段は、前記圧縮されたデータを展開する展開手段を含むとともに該展開手段にて展開された差分画面データに基づいてGUI画面データを更新することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項において、前記GUI画面データ作成手段と前記差分画面データ生成手段は、接続状態の可搬式操作部との通信が通信エラーにより遮断された際には、遮断された位置からGUI画面データと、差分画面データをそれぞれ作成するレジューム機能を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4において、前記GUI画面データ作成手段と前記差分画面データ生成手段は、接続状態の可搬式操作部との通信が通信エラーにより遮断され、該遮断されたときから所定時間内に前記遮断された可搬式操作部との通信が再開したときは、前記レジューム機能により遮断された位置からGUI画面データと、差分画面データをそれぞれ作成することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5において、前記GUI画面データ作成手段と前記差分画面データ生成手段は、接続状態の可搬式操作部との通信が通信エラーにより遮断され、該遮断されたときから所定時間内に前記遮断された可搬式操作部との通信が再開されないときは、データ作成及びデータ生成をそれぞれリセットすることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4において、前記コントローラは、遮断後に通信要求のあった可搬式操作部が、遮断された可搬式操作部か否かを判定する判定手段を備え、該判定手段が、通信要求のあった可搬式操作部が前記遮断された可搬式操作部と判定した際には、前記GUI画面データ作成手段と前記差分画面データ生成手段は、前記遮断された位置からGUI画面データと、差分画面データをそれぞれ作成することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項4において、前記GUI画面データ作成手段と前記差分画面データ生成手段は、前記遮断された可搬式操作部によりレジューム指示があったときは、前記遮断された位置からGUI画面データと、差分画面データをそれぞれ作成し、前記遮断された可搬式操作部からリセット指示があったときは、データ作成及びデータ生成をそれぞれリセットすることを特徴とする。
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、画面の更新が必要なときにコントローラ(制御装置)とティーチペンダント間の通信を行うだけでよく、コントローラ側でGUIの主要な処理が行われるため、ティーチペンダントのリソースを少なくできる。この結果、請求項1の発明によればコスト低減が可能であり、又、ティーチペンダントの消費電力を低減することができるとともに、稼働時間を長くでき、あるいは電池を小さくできる効果がある。
又、請求項1の発明によれば、GUI画面データを作成する際にコントローラ側で使用されるGUI管理処理プログラムは、従来と同様のものを使用することができることから、GUI管理処理プログラムを変更することなく、ティーチペンダントとコントローラとの接続をネットワーク化することができる。又、請求項1の発明によれば、コントローラ側で使用されるGUI管理処理プログラムは、従来と同様のものを使用することができることから、ティーチペンダントは従来の接続形式のティーチペンダントと切替使用ができる。
請求項2の発明によれば、ネットワーク或いは非有線通信手段を介して可搬式操作部のキー操作により得られた教示データに基づきコントローラ側でGUI画面データを確実に作成することができる。
請求項3によれば、圧縮された差分画面データがネットワーク手段、或いは非有線通信手段にて送受信されることにより、ネットワーク負荷や、或いは非有線通信手段の負荷を軽減することができる。
請求項4の発明によれば、通信エラー、すなわち、意図しない通信遮断が生じた場合であっても、コントローラ側のGUI画面データ作成手段と前記差分画面データ生成手段とによってレジューム機能を実現するため、簡単に復旧できる。また、通信が遮断された可搬式操作部が再接続された際に、容易に通信エラー前の状態に戻すことができる。例えば、可搬式操作部において、ティーチング中や、パラメータの設定値変更の途中等で通信エラーにより通信遮断が生じたとき、この効果は大きな利点となる。
請求項5の発明によれば、通信遮断から所定時間内に通信が再開されないときにレジューム機能が発揮できないように制限されているため、通信が遮断された可搬式操作部が所定時間内に再接続された際に、容易に通信エラー前の状態に戻すことができる。
請求項6の発明によれば、通信が遮断されたときから所定時間内に、通信が遮断された可搬式操作部との通信が再開されないときは、データ作成及びデータ生成がそれぞれリセットされるため、通信エラーが生じていなかった正常(通常)の通信開始の状態に戻すことができる。
特に、遮断された可搬式操作部とは異なる可搬式操作部との通信要求があったときは、レジューム機能が働かないため、異なる可搬式操作部の作業者に対して意図していない画面が提供されることがなく迷惑をかけることがない。
請求項7の発明によれば、判定手段により遮断後に通信要求のあった可搬式操作部が通信が遮断された可搬式操作部か否かを判定するため、遮断された可搬式操作部にのみ通信を再開したときに、容易に通信エラー前の状態に戻すことができる。例えば、可搬式操作部において、ティーチング中や、パラメータの設定値変更の途中等で通信エラーにより通信遮断が生じたとき、この効果は大きな利点となる。
請求項8の発明によれば、通信エラーにより通信が遮断された可搬式操作部の作業者は、通信が再開された際、通信エラーの状況に応じてレジューム指示かリセット指示のいずれかを必要に応じて出すことができ、通信再開された後の可搬式操作部に表示される画面を通信エラー前の状態か、或いは通信開始した初期の画面に戻した状態かを選ぶことができる。
以下、本発明を教示装置である可搬式操作部としてのティーチペンダント10とロボット制御装置としての複数のコントローラ20A〜20Cとがネットワーク手段としての有線LAN(ローカルエリアネットワーク)を介して通信を行うロボット制御システム30に具体化した第1実施形態を図1〜11を参照して説明する。
このロボット制御システム30のコントローラ20A〜20Cがそれぞれ制御するロボットR1〜R3は、例えば溶接ロボットである、なお、ロボットは、溶接ロボットに限定されるものではなく、例えば搬送ロボット等の他のロボットであってもよい。なお、各コントローラの構成は同じであるため、コントローラ20Aの構成について以下では説明し、他のコントローラの説明を省略する。
(1. ティーチペンダント10)
図1に示すように可搬式操作部としてのティーチペンダント10はCPU(中央処理装置)11、ROM12、RAM13、ハードディスク14、LANI/F15、キーボード16(図2参照)、及び液晶ディスプレイ17(図2参照)の各部を備えているとともに各部はバス19を介して接続されている。
ティーチペンダント10のROM12には、ティーチペンダント10からのロボットR1の操作や通信を実行するための各種制御プログラムとその制御定数が格納される。RAM13は、CPU11のワーキングエリアとして用いられ、計算途中のデータが一時的に格納される。ハードディスク14には、制御プログラムの実行変数が格納される。LANI/F15はコントローラ20A〜20Cとの接続に使用される通信機である。キーボード16はティーチペンダント10の操作者がロボットの操作を示す教示データを入力するためのインターフェイスとして使用される。液晶ディスプレイ17はティーチペンダント10の操作者がロボットの操作条件や動作状態を確認するための表示機として使用される。
本実施形態のCPU11は、更新手段、第2出力手段、及び展開手段に相当する。又、キーボード16はキー操作手段に相当する。液晶ディスプレイ17は表示手段に相当する。
(2. コントローラ)
コントローラ20Aは、CPU21、ROM22、RAM23、ハードディスク24、LANI/F25、タイマ26、サーボドライバ27、ビデオRAM28の各部を備えているとともに各部はバス31を介して接続されている。前記ROM22には、該コントローラ20Aが制御対象とするロボットR1の動作制御を実行するための制御プログラムとその制御定数や、各種プログラムが格納される。RAM23は、CPU21のワーキングエリアとして用いられ、計算途中のデータが一時的に格納される。ハードディスク24には、ロボットR1の作業が教示されたデータや、制御プログラムの実行条件、ならびに各種の制御変数が格納される。なお、ハードディスク24に代えて、他の書換可能な記憶装置であってもよい。LANI/F25は、ティーチペンダント10との接続に使用される通信機である。
サーボドライバ27は、ロボットR1の各関節を駆動する図示しないモータに接続され、該モータに通電させる電流を制御する。タイマ26は、定期時刻ごとに同期信号を発生する。該同期信号は、サーボドライバ27への指令値の更新タイミングとして使用される。ビデオRAM28は、ティーチペンダント10の液晶ディスプレイ17に表示するGUI画面のデータを一時保存するために使用される。
本実施形態では、ティーチペンダント10のLANI/F15、コントローラ20AのLANI/F25とにより、有線LANからなるネットワーク手段が構成されている。なお、有線LANでは通信パケットによりLANI/F15,25間の交信が行われている。
又、コントローラ20AのCPU21は、GUI画面データ作成手段と、差分画面データ生成手段、第1出力手段、及び圧縮手段に相当する。
(第1実施形態の作用)
さて、上記のように構成されたロボット制御システム30において、コントローラで作成した画面をネットワーク通信によりティーチペンダント10の液晶ディスプレイ17で表示するための制御フローを図3〜11を参照して説明する。なお、説明の便宜上、ティーチペンダント10がコントローラ20Aに接続された状態であって、ティーチペンダント10から教示データ、すなわちGUI画面データを作成するための入力データがキーボード16により入力されたものとして説明する。
(1−1) コントローラによる画面作成
図3はCPU21の画面作成の制御フローチャートである。コントローラ20AのCPU21は、まずGUI画面を作成する場合、ROM22に格納されたGUI管理処理プログラム22aを実行する(S10)。CPU21は、GUI管理処理プログラム22aに従ってロボットR1やコントローラ20Aの状態、また外部(例えば、ティーチペンダント10)からの操作入力情報(すなわち、前記入力データ)に基づき、GUI画面に表示する情報の内容を決定する。続いて、CPU21はROM22に格納された画面作成処理プログラム22bを実行する(S20)。この画面作成処理プログラム22bにおける処理では、具体的には、CPU21はティーチペンダント10の液晶ディスプレイ17に表示するGUI画面をS10において決定したGUI画面に表示する情報の内容に基づいて図形や文字の描画により作成し、このGUI画面データをビデオRAM28に格納する。ここまでは従来のGUI画面処理と同様の処理である。
(1−2) コントローラ20Aによる、画面変化情報の取得
図4は、画面監視処理プログラムのフローチャートである。コントローラ20AのCPU21は、ROM22に格納されている画面監視処理プログラム22cを所定の周期で定期的に実行して、GUI画面の変化を検出する。具体的にはCPU21は、画面データが格納されているビデオRAM28を参照し(S30)、前回制御周期の取得内容と比較して(S32)、データが変化していれば、画面が変化したと判定する(S32の判定が「YES」)。そして、CPU21はGUI画面が更新されていれば、更新された範囲の画面データを差分画面データとして、RAM23の作業領域にコピーする(S34)。この差分画面データに対し、CPU21はその差分画面の座標や画面サイズなど、画面の復元を行う時に必要な情報(以下、描画情報という)を付加しておく。前記差分画面データ及び該データに付加された描画情報は画面変化情報となる。
(1−3) コントローラ20Aによる、画面データの送信
図5は、データ送信処理プログラム22dのフローチャートである。CPU21は、前記画面変化情報を取得した場合、ROM22に格納されているデータ送信処理プログラム22dを実行する。すなわち、CPU21はこのデータ送信処理プログラム22dに従ってLANI/F25を用いてティーチペンダント10に画面変化情報(差分画面データ及び描画情報)を送信する(S40)。この際、一般的なデータ圧縮の手法により、CPU21は差分画面データの圧縮を行う。このようにCPU21は圧縮を行うことにより、更にネットワーク負荷を減らすことができる。
(1−4) ティーチペンダント10による画面データの受信
図6は、データ受信処理プログラム12aのフローチャートである。ティーチペンダント10のCPU11は、ROM12に格納されたデータ受信処理プログラム12aを所定の周期で定期的に実行する。コントローラ20Aから差分画面データを含む前記画面変化情報を受信すると(S50)、受信した差分画面データを含む前記画面変化情報をRAMの作業領域に保存する(S52)。なお、CPU11は差分画面データが圧縮されている場合は、展開処理を行った後、受信した差分画面データをRAMの作業領域に保存する。
(1−5) ティーチペンダント10による画面の描画
図7は、画面描画処理プログラム12bのフローチャートである。CPU11は所定の周期で定期的に画面描画処理プログラム12bを実行する。まず、CPU11はRAM13内の差分画面データを参照し(S60)、コントローラ20Aで付加した描画情報を元に、画像データをティーチペンダント10の液晶ディスプレイ17の表示画面の所定の位置に貼り付けることにより、コントローラ20Aで作成したGUI画面データを再現する(S62)。CPU11はこの再現されたGUI画面データをティーチペンダント10の液晶ディスプレイ17に表示する(S64)。
以上の処理により、コントローラ20Aで作成したGUI画面データが、ティーチペンダント10の液晶ディスプレイ17に表示される。
次に、ティーチペンダント10でキー操作が行われた場合に、生成されたキー操作情報をネットワーク通信を介してコントローラ20Aに伝達するための制御フローについて説明する。
(2−1) ティーチペンダント10によるキー操作状態の監視とデータ化
図8はキー監視処理プログラム12cのフローチャートである。ティーチペンダント10のCPU11はROM12に格納されたキー監視処理プログラム12cを所定の周期で定期的に実行する。そして、S70において操作者によるキーボード16の各キーの状態(すなわち、押下状態又は非押下状態)をCPU11は検出すると、その状態をRAM13の作業領域に格納する。ここで、キーの押下状態のデータは、教示データとなる。
(2−2) ティーチペンダント10によるキーの状態データの送信
図9は、データ送信処理プログラム12dのフローチャートである。CPU11は、ROM12に格納されたデータ送信処理プログラム12dを所定の制御周期で定期的に実行し、RAM13に可能されたキーの状態データをLANI/F15を使用して、コントローラ20Aに転送する(S80)。
(2−3) コントローラ20Aによるキーの状態データの受信
図10は、データ受信処理プログラム22fのフローチャートである。コントローラ20AのCPU21は、ROM22に格納されたデータ受信処理プログラム22fを所定の制御周期で定期的に実行する。そして、CPU21は、ティーチペンダント10のキーの状態データをティーチペンダント10から受信すると(S90)、RAM23の作業領域に保存する(S92)。
(2−4) コントローラ20Aによるキー操作状態の復元
図11は、キー操作処理プログラム22eのフローチャートである。CPU21はROM22に格納されたキー操作処理プログラム22eを所定の制御周期で実行する。CPU21は、受信したキーの状態データに基づいて、キーの押下状態、すなわちキー入力状態を作り出し(S100)、GUI管理処理プログラム22aに伝達する(S102)。
なお、CPU21が使用しているOSがWindows(登録商標)の場合は、CPU21はキー入力をメッセージにより対象のアプリケーション・プログラムに送信することにより、キー入力処理行っている。この場合には、これを利用して、ティーチペンダント10のキーの状態データ(教示データを含む)に基づき、CPU21は該当するメッセージを作成して対象のアプリケーション・プログラムに送信することにより、キー入力状態を作り出す。上記のようにCPU21は、ティーチペンダント10のキーボード16のキーの状態データに基づいてキー入力状態を作り出す。
以上のような処理をCPU21が行うことにより、ティーチペンダント10の教示データをGUI管理処理プログラム22aに伝達する。
このようにして、教示データがコントローラ20AのGUI管理処理プログラム22aに伝達されると、(1−1)「コントローラによる画面作成」において、前述したようにCPU21がGUI管理処理プログラム22aを実行する。以下、前述した(1−2)〜(1−5)の処理がCPU21やCPU11にて行われるため、キーボード16のキー入力によって、ティーチペンダント10の液晶ディスプレイ17のGUI画面が更新される。
さて、本実施形態によれば、以下のような特徴がある。
(1) 本実施形態のロボット制御システム30において、コントローラ20A等のCPU21は、入力データに基づいてGUI画面データを作成するとともに、該GUI画面データに更新された部分があるとき、更新された部分を差分画面データとして作成し、差分画面データを有線LANを介してティーチペンダント10に出力する。そして、ティーチペンダント10のCPU11は、コントローラ20Aから入力された前記差分画面データに基づいてGUI画面データを更新し、更新したGUI画面データに基づいて液晶ディスプレイ17の表示画面にGUI画面を表示するようにされている。
この結果、画面の更新が必要なときにコントローラ20A等(制御装置)とティーチペンダント10間の通信を行うだけでよく、コントローラ20A等側でGUIの主要な処理が行われるため、ティーチペンダント10のリソース(すなわち、メモリ)を少なくできる。この結果、本実施形態では、コスト低減が可能であり、又、ティーチペンダント10の消費電力を低減することができる。さらに、本実施形態によれば、消費電力が低減されることから、ティーチペンダント10の稼働時間を長くでき、あるいは電池を小さくできる効果がある。
本実施形態では、GUI画面データを作成する際にコントローラ20A等側で使用されるGUI管理処理プログラムは、従来と同様のものを使用することができることから、GUI管理処理プログラムを変更することなく、ティーチペンダント10とコントローラ20A等との接続をネットワーク化することができる。さらに、本実施形態では、コントローラ20A等側で使用されるGUI管理処理プログラムは、従来と同様のものを使用することができることから、ティーチペンダント10は従来の接続形式のティーチペンダントと切替使用ができる利点がある。
(2) 本実施形態では、ティーチペンダント10は、データを入力するためのキーボード16と、キーボード16により入力された教示データを有線LANを介してコントローラ20A等に出力するCPU11を備えている。又、コントローラ20A等は、CPU21はティーチペンダント10のキーボード16から入力された教示データを受け入れて、GUI画面データを作成するようにしている。この結果、本実施形態ではティーチペンダント10からの教示データに基づきコントローラ20A側でGUI画面データを確実に作成することができる。
(3) 本実施形態では、コントローラ20AのCPU21は差分画面データを圧縮するとともに圧縮された差分画面データを有線LANを介してティーチペンダント10に送信するようにした。そして、ティーチペンダント10のCPU11は、圧縮された差分画面データを展開するとともに展開された差分画面データに基づいてGUI画面データを更新するようにした。この結果、圧縮された差分画面データが有線LANにて送受信されることにより、ネットワーク負荷を軽減することができる。
(4) 又、本実施形態では、コントローラ20A等とティーチペンダント10をネットワーク上で接続した場合、該ティーチペンダント10を1つの独立した機器として成立させていることが前提となる。すなわち、ティーチペンダント10はリモートデスクトップ(以下、RDPという)を使ったティーチペンダントとなり、RDPの場合、同時に1つのコントローラに接続できるティーチペンダントは1台に制限されることになる。しかし、RDPを使ったティーチペンダントであると、クライアント/サーバ型の場合に比較して下記の利点がある。
1) ティーチペンダントのリソースを削減することができる。例えば、GUI機能がコントローラ側で拡張された場合、ティーチペンダントのプログラム保存領域(ROM)が増えなくて済む利点がある。ここで、GUI機能がコントローラ側で拡張されるとは、例えば、複数言語対応や、画面機能の追加、或いはグラフィカルな説明機能(ヘルプなど)の追加が挙げられる。なお、クライアント/サーバ型の場合には、上記のように挙げられた機能を追加しようとすると、ティーチペンダントのROMのメモリ容量(保存領域)を増やす必要がある。それに対して、RDPの場合、画面の表示内容が変化するのみで、ティーチペンダントのROMの領域は増加させる必要がない利点がある。
2) 画面表示の高速化を行うことができる。例えば、ロボットプログラムをティーチペンダントの液晶ディスプレイに表示する場合、RDPの方が高速化できる。一方、クライアント/サーバ型の場合、プログラムをサーバからティーチペンダントに全てダウンロードし、その完了後に表示することになるため、時間がかかる。それに対して、RDPの場合、表示部分のみの画像を取得し表示するだけでよく、画面表示を高速化できる。
3) 異なるプログラムのバージョンの対応ができる。RDPの場合、ティーチペンダントとコントローラ間のプログラムのバージョン差を気にしなくてすむ利点がある。例えば、特殊機能の有無や、異なる機種間のティーチペンダントの使い回しや、或いはバージョンアップ作業の有無の違いがあっても、RDPの場合には対応できる。一方、クライアント/サーバ型の場合、機種間でプログラムのバージョンが異なる場合、機種毎に対応できるプログラムを用意する必要がある。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図12及び図13を参照して説明する。なお、第2実施形態のハード構成は、第1実施形態のハード構成と同じであるため、同一符号を付す。
図12はロボット制御システムにおけるコントローラのCPU21が実現する機能ブロック図である。
同図において、アプリケーション部50は、第1実施形態で説明したGUI管理処理プログラム22a、及び画面作成処理プログラム22bに従って実行するCPU21の機能を、説明の便宜上1つのブロックとして表わしている。又、同図において、リモートデスクトップサーバ51は、第1実施形態で説明した、画面監視処理プログラム22c、キー操作処理プログラム22e、データ送信処理プログラム22d及びデータ受信処理プログラム22fに従って実行するCPU21の機能を、説明の便宜上1つのブロックとして表わしている。そして、同図において、接続監視部52は、ROM22に記憶された接続監視プログラムに従って実行するCPU21の機能を、説明の便宜上ブロックとして表わしている。
なお、本実施形態において、ネットワーク通信を行うための通信機器は有線のLANI/F25を指すが、この構成に限定されるものではなく、無線のLANI/Fで構成されていてもよい。
本実施形態は、ROM22に接続監視プログラムが記憶されており、CPU21は同接続監視プログラムを実行してティーチペンダント10A(すなわち、ユーザA),10B(すなわち、ユーザB)等との通信接続を監視するようにされている。
さて、第2実施形態の作用を説明する。
なお、ここではロボット制御システムのコントローラをコントローラ20Aとして説明する。又、接続した後、通信エラーが生じたティーチペンダント10は、ティーチペンダント10Aとする。図13は、接続監視プログラムのフローチャートであり、コントローラ20Aが電源オン時に起動される。
(S200)
S200では、ティーチペンダント10Aとコントローラ20Aとが未接続の時、接続監視プログラムにより、接続監視部52は、リモートデスクトップサーバ51からの接続通知を待つ。接続監視部52は、リモートデスクトップサーバ51を常時監視しており、いずれかのティーチペンダントがリモートデスクトップサーバ51にログインしたタイミングで、リモートデスクトップサーバ51から接続監視部52に対して「接続通知」が通知されるようになっている。S200において、リモートデスクトップサーバ51から「接続通知」があると、S202に移行する。
なお、説明の便宜上、図13では、リモートデスクトップサーバを「RDPサーバ」と記載し、ティーチペンダントを「TP」と記載している。
(S202)
S202では、接続監視部52は、リモートデスクトップサーバ51から接続中のティーチペンダント(ここでは、説明の便宜上、ティーチペンダント10Aとする)の固有情報(IPアドレス,MACアドレスなど)を収集する。
(S204)
S204では、接続監視部52は、S202で取得した固有情報に基づいて、接続中のティーチペンダント10A以外のティーチペンダントの接続を禁止するようにリモートデスクトップサーバ51の接続許可設定を変更する。
図12において、ユーザA,B,C,Dはそれぞれコントローラ20Aに通信接続可能なティーチペンダントを示しており、○は接続許可されたティーチペンダントであり、×は接続禁止されたティーチペンダントを示している。
(S206)
S206では、接続監視部52は、通常運用処理を行う。この通常運用処理とは、第1実施形態で説明した、GUI管理処理プログラム22a、画面作成処理プログラム22b、画面監視処理プログラム22cに従ってCPU21が行う処理を含む。そして、通常運用処理では、その時々に作成された画面変化情報(差分画面データ及び描画情報)を、第1実施形態と同様に接続されたティーチペンダント10Aに送信する。
(S207)
接続監視部52は、その時々において、リモートデスクトップサーバ51からの「切断通知」を待つようにしている。すなわち、接続監視部52は、リモートデスクトップサーバ51を常時監視しており、ティーチペンダント10Aとリモートデスクトップサーバ51との通信が切断されると、リモートデスクトップサーバ51から接続監視部52に対して「切断通知」が通知されるようになっている。
ここで、通信が切断される場合、ティーチペンダントからログオフにより切断される場合と、通信エラーにより通信が遮断される場合とがある。いずれの場合にも、リモートデスクトップサーバ51から、接続監視部52に対して「切断通知」を出すが、ログオフでない場合には、すなわち、通信エラーにより通信が遮断された場合には、通信エラー情報を含めて「切断通知」を接続監視部52に対して出すようにされている。
ここで、通信エラーについて説明する。ティーチペンダント10等とコントローラ20A等間を有線通信で行っている場合の通信エラーは、例えば、通信ケーブルの断線や、通信ケーブルのコネクタ抜け或いは接触不良や、ノイズ等により生ずる。又、ティーチペンダント10等とコントローラ20A等間を無線通信で行っている場合の通信エラーは、例えば電波の混信や、チャンネル共有時のトラフィック増大や、ティーチペンダントの電池切れや、ノイズ等により生ずる。
(S208)
リモートデスクトップサーバ51から「切断通知」が入力されると、接続監視部52は、S210に移行する。
(S210)
接続監視部52は、「切断通知」が通信エラー情報を含んでいる場合には、S210の判定を「YES」と判定して、S212に移行する。
なお、この場合、リモートデスクトップサーバ51は、アプリケーション部50に対して、通信エラーがあったことを通知する。
アプリケーション部50では通信エラーの通知があった時点で作成済の最新の差分画面データ及びGUI画面データを、記憶手段としてのRAM23に記憶する。なお、これらのデータ(情報)は記憶手段としてのハードディスク24に記憶するようにしてもよい。このようにして、通信エラーによる通信遮断があると、CPU21によりレジューム機能が実現される。
又、接続監視部52は、「切断通知」が通信エラー情報を含んでいない場合には、S210の判定を「NO」と判定して、S214に移行する。
(S212)
S212では、接続監視部52は、所定時間待機してこの所定時間内に通信遮断されたティーチペンダント10Aに関する「接続通知」がリモートデスクトップサーバ51からあるか否かを判定する。
この所定時間待機する理由は次の通りである。
前述したように通信エラーには、種々の原因があるが、通信エラーの原因が短時間で、解決される場合と短時間で解決できない場合とがある。このため、短時間で解決できる場合には、この時間を含むように前記所定時間が予め設定されている。有線通信の場合は、例えば、コネクタ抜け等の場合は短時間で通信エラーが解決できる場合に相当する。又、無線通信の場合には、ティーチペンダントの電池切れの場合には、電池交換すれば短時間で通信エラーが解決できる場合に相当する。因みに、有線通信の場合の接触不良や、無線通信の場合の電波の混信は、復旧が困難な例であり、これらの場合は再発の可能性が高いため、通信エラーの回復のためには長時間を要する。
リモートデスクトップサーバ51では、前記所定時間内に前記通信が遮断されたティーチペンダント10Aからログインされると、ティーチペンダント10Aから収集した固有情報に基づいて、通信が遮断されたティーチペンダントか否かが判定できるため、ここでの判定を「YES」として、S206にリターンする。
このようにして、S206にリターンした場合、前述したレジューム機能により、記憶手段にて格納された通信エラーの通知があった時点で最新の差分画面データ及びGUI画面データを使用して、通常運用処理が実行されることになる。すなわち、S206にリターンした場合、通信エラーにより遮断された位置からGUI画面データと、差分画面データをそれぞれ作成する通常運用処理を行うことができる。
一方、前記所定時間内に前記通信が遮断されたティーチペンダント10Aからログインされない場合には、「接続通知」が入力されないため、接続監視部52はここでの判定を「NO」として、S214に移行する。
又、前記所定時間内に通信エラーにより通信が遮断されていない他のティーチペンダントからログインがあった場合には、他のティーチペンダント(すなわち、ティーチペンダント10A以外のティーチペンダント)の接続は接続許可設定により禁止されているため、通信が成立することはない。
(S214)
S214では、接続監視部52は、アプリケーション部50をリセットし、次に、リモートデスクトップサーバ51の接続許可設定を初期値に戻して、S200に戻り、すなわち、新規接続と同様に初期化スタートする。
この状態になると、ティーチペンダント10Aは、CPU21のレジューム機能が実現されなくなるため作業継続はできなくなり、全てのティーチペンダントからの接続が可能となる。
さて、上記のように構成された第2実施形態では、下記の効果がある。
(1) 本実施形態では、CPU21(GUI画面データ作成手段と差分画面データ生成手段)は、接続状態のティーチペンダント10A(可搬式操作部)との通信が通信エラーにより遮断された際には、遮断された位置からGUI画面データと、差分画面データをそれぞれ作成するレジューム機能を実現するようにした。
この結果、通信エラー、すなわち、意図しない通信遮断が生じた場合であっても、コントローラ20A側のCPU21がレジューム機能を実現するため、簡単に復旧できるとともに、通信が遮断されたティーチペンダント10Aが再接続された際に、容易に通信エラー前の状態に戻すことができる。例えば、ティーチペンダント10Aにおいて、ティーチング中や、パラメータの設定値変更の途中等で通信エラーにより通信遮断が生じたとき、この効果は大きな利点となる。
このように、リモートデスクトップサーバ51の性格上、データ管理や画面生成は、リモートデスクトップサーバ51が一括して処理しており、ティーチペンダントはその画面表示を行っているだけである。このように運用中に、通信エラーが発生した場合でも、その画面を描画するための情報はコントローラ20A側に残るため、ティーチペンダント10Aが通信エラー後に再通信を行うと、通信エラーが発生する直前の状態からの作業継続を容易に行うことができる。
(2) 本実施形態では、CPU21は、接続状態のティーチペンダント10Aとの通信が通信エラーにより遮断され、該遮断された時から所定時間内にティーチペンダント10Aとの通信が再開したときは、レジューム機能により遮断された位置からGUI画面データと、差分画面データをそれぞれ作成するようにした。
この結果、通信遮断された時から所定時間内に通信が再開されないときにレジューム機能が発揮できないように制限されているため、通信が遮断された可搬式操作部が所定時間内に再接続された際に、容易に通信エラー前の状態に戻すことができる。
(3) 本実施形態では、CPU21(GUI画面データ作成手段と差分画面データ生成手段)は、接続状態のティーチペンダント10Aとの通信が通信エラーにより遮断され、該遮断されたときから所定時間内にティーチペンダント10Aとの通信が再開されないときは、データ作成及びデータ生成をそれぞれリセットするようにした。この結果、通信が遮断された時から所定時間内に、通信が遮断されたティーチペンダント10Aとの通信が再開されないときは、データ作成及びデータ生成がそれぞれリセットされるため、通信エラーが生じていなかった正常(通常)の通信開始の状態に戻すことができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態を図14〜図17を参照して説明する。
なお、第3実施形態のハード構成は、第1実施形態のハード構成と同じであるため、同一符号を付す。図13はロボット制御システムにおけるコントローラのCPU21が実現する機能ブロック図である。同図において、アプリケーション部50及びリモートデスクトップサーバ51は、第2実施形態と同様の構成である。そして、同図において、接続マネージャ53は、ROM22に記憶された接続マネージャプログラムに従って実行するCPU21の機能を、説明の便宜上ブロックとして表わしている。
なお、本実施形態においても、ネットワーク通信を行うための通信機器は有線のLANI/F25を指すが、この構成に限定されるものではなく、無線のLANI/Fで構成されていてもよい。
本実施形態は、ROM22に接続マネージャプログラムが記憶されており、CPU21は同接続マネージャプログラムを実行してティーチペンダント10A(すなわち、ユーザA),10B(すなわち、ユーザB)等との通信接続を監視するようにされている。
さて、第3実施形態の作用を説明する。
なお、ここではロボット制御システムのコントローラをコントローラ20Aとして説明する。又、接続した後、通信エラーが生じたティーチペンダント10は、ティーチペンダント10Aとする。
又、本実施形態では、図17(a)に示すように、接続手続を概説すると、ティーチペンダント10Aが84p53にログイン、次に接続マネージャ53がティーチペンダント10Aにリモートデスクトップサーバ51に接続許可通知を通知、次に、ティーチペンダント10Aがリモートデスクトップサーバ51にログインという手順からなる。
又、正常の切断手続を概説すると、正常の切断手続は図17(b)に示すようにティーチペンダント10Aが接続マネージャ53からログアウト、次にティーチペンダント10Aがリモートデスクトップサーバ51からログアウトし、リモートデスクトップサーバ51から切断通知が接続マネージャ53に通知されるという手順からなっている。これらにより、接続マネージャ53はティーチペンダント10Aと、コントローラとの接続/切断の管理を行うことができるようになっている。
図15は接続マネージャプログラムの接続処理フローチャートであり、定時割り込みで実行される。
なお、ティーチペンダントとコントローラ20Aが未接続のときは、接続マネージャ53は、リモートデスクトップサーバ51の接続許可設定を初期化して、全てのティーチペンダントが接続不可の状態にしておくものとする。
(S300)
S300では、接続マネージャ53は、ティーチペンダントからログインがあると、S302に移行する。
(S302)
S302では、接続マネージャ53は、リモートデスクトップサーバ51から接続中のティーチペンダント(ここでは、説明の便宜上、ティーチペンダント10Aとする)の固有情報(IPアドレス,MACアドレスなど)を収集する。
(S304)
接続マネージャ53は、接続履歴情報を参照して、S302で収集した固有情報と、一致しているか否かを判定する。接続履歴情報は、接続エラーがあったときにそのときに通信が遮断されたティーチペンダントの固有情報が記録されているものである。
S304で、接続マネージャ53は一致していないと判定すると、「NO」と判定して、すなわち新規接続としてS306に移行する。
又、S304で、接続マネージャ53は一致していると判定(「YES」と判定)すると、S312に移行する。
(S306)
S306では、接続マネージャ53は、S302で取得した固有情報に基づいて、接続中のティーチペンダント10A以外のティーチペンダントの接続を禁止するようにリモートデスクトップサーバ51の接続許可設定を変更する。
図14において、ユーザA,B,C,Dはそれぞれコントローラ20Aに通信接続可能なティーチペンダントを示しており、○は接続許可されたティーチペンダントであり、×は接続禁止されたティーチペンダントを示している。
(S308)
S308では、接続マネージャ53は、アプリケーション部50に初期化を指示する。この指示により、アプリケーション部50は初期化を行う。
(S310)
S310では、接続マネージャ53は、接続要求のあったティーチペンダント10Aに対して接続許可通知を行う。
なお、S312とS314の処理については、後述する。
ここまでで接続手続が完了する。
次に、接続マネージャ53が行う切断手続を図16を参照して説明する。図16は、接続マネージャプログラムの切断処理フローチャートであり、定時割り込みで実行される。
(S400)
S400では、接続マネージャ53は、リモートデスクトップサーバ51から切断通知があったときに接続中のティーチペンダント10Aからのログアウトがすでにあったか否かを判定する。ここで、リモートデスクトップサーバ51から切断通知があったときに接続中のティーチペンダント10Aからのログアウトがすでにあった場合には、接続マネージャ53は判定を「YES」とし、S402で、切断処理を行う。
又、リモートデスクトップサーバ51から切断通知があったとき、接続中のティーチペンダント10Aからのログアウトがない場合には、接続マネージャ53は判定を「NO」、すなわち通信エラーがあったと判定して、S404に移行する。
(S404)
S404では、接続マネージャ53は、全てのティーチペンダントを接続不可にするようにリモートデスクトップサーバ51の接続許可設定を変更して、
アプリケーション部50は、通信エラー状態のまま、変更しない、すなわち、レジューム待ちの状態とする。
このレジューム待ちの状態とは、第2実施形態と同様にアプリケーション部50では通信エラーの通知があった時点で作成済の最新の差分画面データ及びGUI画面データを、記憶手段としてのRAM23に記憶する。なお、これらのデータ(情報)は記憶手段としてのハードディスク24に記憶するようにしてもよい。このようにして、通信エラーによる通信遮断があると、CPU21によりレジューム機能が実現される。この後、接続マネージャ53は、S402に移行する。
(再接続)
さて、ティーチペンダント10Aがコントローラ20Aに対して再接続を行う場合、正常時と同様に、ティーチペンダント10Aは、接続マネージャ53にログインする。
図15に示すように、この場合、S300で、「YES」と判定され、S302の処理が行われ、S304では、「YES」と判定される。
(S312)
S312では、接続マネージャ53は、ティーチペンダント10Aに対して、レジューム/リセットの選択画面を送出して、選択させる。
(S314)
S314において、ティーチペンダント10Aからリセットの信号(すなわち、リセット指示)が入力された場合、すなわち、リセットが選択指示された場合には、接続マネージャ53はS308に移行する。従って、この場合は、S308において、アプリケーション部50に初期化が指示されるため、アプリケーション部50により初期化が行われる。
又、S314において、ティーチペンダント10Aからレジュームの信号(すなわち、レジューム指示)が入力された場合、すなわち、レジュームが選択指示された場合には、接続マネージャ53はS310に移行する。従って、この場合は、アプリケーション部50に初期化が行われないため、レジューム待機状態が維持されることになる。
このため、この後、S310で、ティーチペンダント10Aに接続許可通知が行われて、ティーチペンダント10Aからログインがリモートデスクトップサーバ51にされると、通信エラー直前の状態から作業継続(レジューム)が行われることになる。
なお、上記再接続の際において、ティーチペンダント10A以外のティーチペンダントがたまたま、ログインがあったときは、S304での接続履歴情報と同じではないととして判定されるため、この場合は、S306に移行されて、新規接続となる。
さて、上記のように構成された第3実施形態では、下記の効果がある。
(1) 本実施形態では、CPU21(GUI画面データ作成手段と差分画面データ生成手段)は、通信が遮断されたティーチペンダント10Aによりレジューム指示があったときは、遮断された位置からGUI画面データと、差分画面データをそれぞれ作成するようにした。又、通信が遮断されたティーチペンダント10Aからリセット指示があったときは、データ作成及びデータ生成をそれぞれリセットするようにした。
この結果、本実施形態では、通信エラーにより通信が遮断されたティーチペンダント10Aの作業者は、通信が再開された際、通信エラーの状況に応じてレジューム指示かリセット指示のいずれかを必要に応じて出すことができる。そして、作業者は通信再開された後のティーチペンダント10Aに表示される画面を通信エラー前の状態か、或いは通信開始した初期の画面に戻した状態かを選ぶことができる。
通信エラーには、通信エラーの原因が短時間で、解決される場合と短時間で解決できない場合とがあり、このため、短時間で解決できた場合には、レジューム指示を出すことにより、ティーチペンダント10Aに表示される画面を通信エラー前の状態に復旧させて、次の処理をティーチペンダント10Aを使用して出すことができる。
又、通信エラーがすぐには解決できなかった場合には、リセット指示を出すことにより、リセットして、初期の状態からティーチングや、設定値の入力等を行うことができる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 第1実施形態では、S20において、CPU21はGUI画面に表示する情報の内容に基づいて図形や文字の描画により作成した。これに代えてティーチペンダント10の液晶ディスプレイ17に表示するGUI画面を描画するため、CPU21はROM22に格納した画面描画API(Application Program Interface)22g(図1参照)へ描画命令を発行するようにしてもよい。この場合は、CPU21は下記の処理を行う。すなわち、CPU21は、画面描画API22gを用いてGUI画面を描画する場合、画面描画API22gの呼出し部には画面監視処理プログラムが追加されており、CPU21はこのプログラムを用いて画面描画API22gに対する描画命令をフックすることで、画面の変化を判定する。この場合は画面描画API22g呼出しのタイミングが画面変化の発生タイミングとなるため、画面監視のために定期的なビデオRAM28のポーリングや、比較による差分検出の処理が必要なく、コントローラ20AのCPU21の処理負荷が下がり、処理速度を向上させることができる。
○ 第1実施形態では、有線LANでネットワークを構成したが、ネットワーク手段として無線LANに代えてもよい。或いは単に無線でティーチペンダント10と複数のコントローラ20A〜20C間を交信可能としてもよい。又、無線に換えて、赤外線通信、光通信、或いは磁気通信等のワイヤレスで行う伝送方式の非有線通信手段で構成してもよいことは勿論のことである。
○ 前記各実施形態では、表示手段を液晶ディスプレイ17にて構成したが、液晶ディスプレイ17に限定されるものではない。プラズマディスプレイや、有機ELディスプレイや、CRTディスプレイとしてもよい。
○ 第3実施形態では、レジューム/リセットを選択できるようにしたが、S312、S314を省略して、S304が「YES」と判定したときは、すなわち、接続履歴情報を参照して、S302で収集した固有情報と、一致していると判定すると、S310に移行するようにしてもよい。この場合、CPU21は判定手段に相当する。
そして、このようにした場合には、CPU21(判定手段)が、通信要求のあったティーチペンダント10Aが通信が遮断されたティーチペンダント10Aと判定した際、CPU21(GUI画面データ作成手段と差分画面データ生成手段)は、遮断された位置からGUI画面データと、差分画面データをそれぞれ作成する。
この結果、通信が遮断されたティーチペンダントにのみ通信を再開したときに、容易に通信エラー前の状態に戻すことができる。例えば、ティーチペンダントにおいて、ティーチング中や、パラメータの設定値変更の途中等で通信エラーにより通信遮断が生じたとき、この効果は大きな利点となる。
本発明の第1実施形態のロボット制御システムのコントローラとティーチペンダントのブロック回路図。 ティーチペンダントとコントローラの各ノードとの通信関係を示す説明図。 画面作成の制御フローチャート。 画面監視処理プログラムのフローチャート。 データ送信処理プログラム22dのフローチャート。 データ受信処理プログラム12aのフローチャート。 画面描画処理プログラム12bのフローチャート。 キー監視処理プログラム12cのフローチャート。 データ送信処理プログラム12dのフローチャート。 データ受信処理プログラム22fのフローチャート。 キー操作処理プログラム22eのフローチャート。 第2実施形態の構成の機能ブロック図。 同じく第2実施形態の接続監視プログラムのフローチャート。 第3実施形態の構成の機能ブロック図。 同じく第3実施形態の接続マネージャプログラムの接続処理フローチャート。 同じく第3実施形態の接続マネージャプログラムの切断処理フローチャート。 (a)は、第3実施形態の接続マネージャプログラムによる接続処理の説明図、(b)は第3実施形態の接続マネージャプログラムによる切断処理の説明図。
符号の説明
10…ティーチペンダント(可搬式操作部)、
11…CPU(更新手段、第2出力手段、及び展開手段)、
16…キーボード(キー操作手段)、17…液晶ディスプレイ(表示手段)、
20A,20B,20C…コントローラ、
21…CPU(GUI画面データ作成手段、差分画面データ生成手段、第1出力手段、圧縮手段、及び判定手段)。

Claims (8)

  1. 教示データを出力する可搬式操作部と、該可搬式操作部とネットワーク手段、又は非有線通信手段を介して前記教示データを送受信するロボット制御用のコントローラを備えたロボット制御システムにおいて、
    前記コントローラは、前記教示データを入力データとして、該入力データに基づいてGUI画面データを作成するGUI画面データ作成手段と、前記GUI画面データに更新された部分があるとき、更新された部分を差分画面データとして作成する差分画面データ生成手段と、前記差分画面データを前記ネットワーク手段、又は非有線通信手段を介して前記可搬式操作部に出力する第1出力手段を備え、
    前記可搬式操作部は、前記コントローラから入力された前記差分画面データに基づいてGUI画面データを更新する更新手段と、更新されたGUI画面データに基づいて表示画面にGUI画面を表示する表示手段とを備えたことを特徴とするロボット制御システム。
  2. 前記可搬式操作部は、教示データを入力するためのキー操作手段と、該キー操作手段により入力された教示データを前記ネットワーク手段、又は非有線通信手段を介してコントローラに出力する第2出力手段を備え、
    前記コントローラの前記GUI画面データ作成手段は、前記可搬式操作部から入力された前記教示データを、前記入力データとして受け入れて、前記GUI画面データを作成することを特徴とする請求項1に記載のロボット制御システム。
  3. 前記コントローラは、前記差分画面データを圧縮する圧縮手段を備え、前記第1出力手段は該圧縮手段にて圧縮されたデータを前記可搬式操作部に出力し、
    前記可搬式操作部の更新手段は、前記圧縮されたデータを展開する展開手段を含むとともに該展開手段にて展開された差分画面データに基づいてGUI画面データを更新することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロボット制御システム。
  4. 前記GUI画面データ作成手段と前記差分画面データ生成手段は、接続状態の可搬式操作部との通信が通信エラーにより遮断された際には、遮断された位置からGUI画面データと、差分画面データをそれぞれ作成するレジューム機能を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のロボット制御システム。
  5. 前記GUI画面データ作成手段と前記差分画面データ生成手段は、接続状態の可搬式操作部との通信が通信エラーにより遮断され、該遮断されたときから所定時間内に前記遮断された可搬式操作部との通信が再開したときは、前記レジューム機能により遮断された位置からGUI画面データと、差分画面データをそれぞれ作成することを特徴とする請求項4に記載のロボット制御システム。
  6. 前記GUI画面データ作成手段と前記差分画面データ生成手段は、接続状態の可搬式操作部との通信が通信エラーにより遮断され、該遮断されたときから所定時間内に前記遮断された可搬式操作部との通信が再開されないときは、データ作成及びデータ生成をそれぞれリセットすることを特徴とする請求項5に記載のロボット制御システム。
  7. 前記コントローラは、遮断後に通信要求のあった可搬式操作部が、遮断された可搬式操作部か否かを判定する判定手段を備え、
    該判定手段が、通信要求のあった可搬式操作部が前記遮断された可搬式操作部と判定した際には、前記GUI画面データ作成手段と前記差分画面データ生成手段は、前記遮断された位置からGUI画面データと、差分画面データをそれぞれ作成することを特徴とする請求項4に記載のロボット制御システム。
  8. 前記GUI画面データ作成手段と前記差分画面データ生成手段は、前記遮断された可搬式操作部によりレジューム指示があったときは、前記遮断された位置からGUI画面データと、差分画面データをそれぞれ作成し、前記遮断された可搬式操作部からリセット指示があったときは、データ作成及びデータ生成をそれぞれリセットすることを特徴とする請求項4に記載のロボット制御システム。
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