JP2008079847A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】メダル受部16に貯留されるメダル115を、簡単に、ドル箱120に移し替える。
【解決手段】払い出されたメダル115を受け止め、貯留するメダル受部16と、メダル受部16に貯留されるメダル115を落し込むメダル落し込み口16aと、メダル落し込み口16aから落し込まれたメダルを計数するメダル計数センサ100Sと、メダル115が、遊技者がメダル115を運搬するためのドル箱120内に落下するように、ドル箱120を載置する収納スペース130とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、パチスロ遊技装置、パチンコ遊技装置、その他の遊技機に関するものである。
パチンコ機やパチスロ機等の遊技機は、メダルやパチンコ玉等の遊技媒体を用いて遊技を開始し、遊技結果に応じて、上記遊技媒体が払い出される。そして、遊技者は、獲得した遊技媒体を景品等と交換できるようになっている。特許文献1には、この遊技媒体が払い出される際に、遊技機の受皿からこぼれ落ちないようにする発明が開示されている。これによると、受皿内に遊技メダルが均一に排出されるようにして、メダル受皿の許容量までメダル等の遊技媒体を受け入れる前に遊技媒体が受皿からこぼれ落ちてしまうことがないようにすることができるようになっている。
特開2005−261796号公報
ところで、遊技を終了する際、受皿に払い出された遊技媒体をドル箱と呼ばれる箱に移し替え、遊技場の店員等に渡すようになっている。このため、遊技媒体を掴んで、ドル箱に移し替える場合、移し替える際にメダルが手からこぼれ落ちて、床に散らばってしまうおそれがあった。また、遊技機を、例えば、船上や車両の中に設置した場合、揺れが大きいため、メダルが散らばってしまう可能性が高いというい問題があった。
そこで、本発明の目的は、遊技者が受皿に貯留される遊技媒体を、簡単に、運搬箱に移し替えることができる遊技機を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
上記目的を達成するために、本発明は、遊技媒体を払い出す遊技媒体払出手段と、遊技媒体払出手段により払い出された遊技媒体を受け止め、貯留する遊技媒体受皿と、貯留媒体受皿に貯留される遊技媒体を落し込む遊技媒体落し込み口と、遊技媒体落し込み口から落し込まれた遊技媒体が通過する遊技媒体通路と、遊技媒体通路を通過する遊技媒体を計数する遊技媒体計数手段と、遊技媒体通路を通過した遊技媒体が、遊技者が遊技媒体を運搬するための運搬箱内に落下するように、運搬箱を遊技媒体通路の出口に載置する載置部とを備えている。
この構成によると、払い出され、遊技媒体受皿に貯留される遊技媒体を、遊技媒体落し込み口から、遊技媒体を運搬する運搬箱内に落下させることができるようになっている。即ち、遊技者は、遊技媒体受皿に貯留される遊技媒体を、運搬箱に移し替える作業を簡単に行うことができる場合がある。
従来、遊技媒体を運搬箱に移し替える場合、遊技媒体を掴んで、運搬箱に移し替えることが一般的であった。このような場合、移し替える際に遊技媒体が手からこぼれ落ちて、床に散らばってしまうおそれがあった。このため、上記のように落し込み口に遊技媒体を落し込むだけで、遊技媒体が運搬箱内に落下することで、遊技媒体が散らばったりすることなく、運搬箱に移し替えることができるようになる。
また、運搬箱に移し替える遊技媒体が計数されるため、その計数された値を、例えば、印刷出力したり、外部サーバ等に送信したりすることで、別途、遊技媒体の計数装置等を備える必要がなく、遊技機設置場の省スペースを実現することができる場合がある。
遊技媒体をベットする遊技媒体ベット手段と、遊技媒体がベットされることで、遊技の開始を可能にする遊技開始手段と、クレジットを投入するクレジット投入口と、投入されたクレジットに対応する遊技媒体数を電子データとして記憶する電子データ記憶手段と、遊技媒体ベット手段が、電子データ記憶手段に記憶された電子データを、遊技媒体としてベット可能にする電子データベット手段とを備えている。
この構成によると、投入したクレジットに対応する遊技媒体数が電子データとして記憶され、その電子データを遊技媒体としてベットすることができるようになっている。即ち、遊技者は、遊技媒体を投入することなく、電子データにより遊技を開始できるようになっている。これにより、例えば、電車内等の振動が多い場所に遊技機を設置した場合であっても、遊技媒体を投入する際に、振動により落したりしてしまうおそれがなくなる場合がある。
本発明の実施の形態を図1ないし図10に基づいて以下に説明する。
(遊技機の構成)
本実施形態にかかる遊技機は、所謂『パチスロ機』であり、複数の図柄の変動表示を入賞ライン上に停止して表示される図柄に基づいて特定の入賞態様が成立するように、遊技者の操作の検知により変動表示を停止可能に構成されている。尚、遊技機は、コインやメダル、遊技球等の他、遊技者に付与された、若しくは付与される有価価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技するものであるが、以下の説明においては、遊技媒体や有価価値としてメダルを用いて説明する。
図1は、遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1の全体を形成しているキャビネット2の正面には、液晶表示装置5が設置されている。液晶表示装置5は、後述するが、液晶表示装置5の背面側に配置された3個のリール3L・3C・3Rの複数の図柄が視認可能に構成されており、キャラクタ等による演出画像等を表示することが可能となっている。尚、本実施形態においては、液晶表示装置5が、リール3L・3C・3Rの前面に設けられている場合について説明するが、本発明において、液晶表示装置5が設けられる位置は、特に限定されるものではない。
液晶表示装置5の背面側には、変動表示手段としての3個のリール3L・3C・3Rが設けられている。3個のリール3L・3C・3Rは、それぞれその外周面に複数の図柄からなる図柄列が記されている。図柄列は、「00」〜「20」のコードナンバーが付された複数種類の図柄からなっている。具体的には、「赤7」、「青7」、「下チリ」、「ベル」、「スイカ」、「Replay」及び「上チリ」の図柄からなっている。各リールは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。上記の図柄列中における「赤7」、「青7」は、特定の入賞態様を構成するものとして設定されている。ここで、特定の入賞態様とは、後述のBB(ビッグボーナス)やRB(レギュラーボーナス)のボーナスが成立する入賞態様を意味する。
リール3L・3C・3Rの各図柄は、図4に示すように、キャビネット2の正面から液晶表示装置5を介して、リール3L・3C・3Rの図柄が縦方向に3つずつ、合計9つの図柄が視認できるようになっている。また、視認可能な9つの図柄の停止位置に対応して、5本の入賞ラインが設定されている。即ち、上下方向に3つ並ぶ図柄を水平に横切るトップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向に横切るクロスダウンライン8a、クロスアップライン8eが設けられている。
これらの入賞ラインは、後述の1−BETボタン11又は最大BETボタン12を操作することにより、1枚賭け時は1本(センターライン8cのみ)、2枚賭け時(1−BETボタン11を2回操作(押圧)又は、メダルを2枚投入)は3本(センターライン8cに加え、センターライン8b、ボトムライン8d)、最大枚数(本実施例では3枚)賭け時は5本(2枚賭け時の3本に加え、クロスダウンライン8a、クロスアップライン8e)が有効化される。入賞ライン8a〜8eは、役の入賞の成否に関わる。具体的には、所定の役に対応する図柄組み合せを構成する図柄が何れかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置に並んで停止表示されることにより、所定の役の入賞が成立することとなる。以下の説明において、有効化された入賞ラインを有効ラインと言う場合がある。
液晶表示装置5の左側の背面側には、遊技開始表示ランプ25、当り表示ランプ(所謂「WINランプ」)17、紙幣挿入ランプ24、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cの各種ランプと、払出枚数表示部18、クレジット表示部19及び役物作動(ボーナス)回数表示部20の各種表示部とが設けられている(図4参照)。これらランプ及び表示部も、リール3L・3C・3Rと同様に、キャビネット2の正面から液晶表示装置5を介して、視認できるようになっている。
1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲーム(単位遊技)を行うために賭けられたメダルの数(以下、BET数ともいう)に応じて点灯する。尚、一のゲームは、全てのリールが停止したとき、又は、メダルの払い出しが行われる場合には、メダルが払い出されたときに終了する。
WINランプ17は、BB又はRBに内部当籤した場合に所定確率で点灯し、また、BB又はRBの入賞が成立した場合にも点灯する。尚、内部当籤とは、入賞成立が可能な役をCPU31により抽籤することであり、内部当籤した入賞可能な役を内部当籤役といい、詳しくは後述する。紙幣挿入ランプ24は、後述の紙幣挿入口22から紙幣が挿入されたときに点滅する。遊技開始表示ランプ25は、入賞ライン8a〜8eの少なくとも1本が有効化されたときに点灯する。
払出枚数表示部18は、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示するものであり、クレジット表示部19は、貯留されているメダルの枚数を表示するものであり、ボーナス回数表示部20は、RBゲーム可能回数及びRBゲーム入賞可能回数等を表示する。これらの表示部は、7セグメント表示器からなるものである。
液晶表示装置5の下方には、水平面を有する台座部10が形成されており、台座部10の右側には、メダル排出ボタン28が設けられ、台座部10の左側には、1−BETボタン11及び最大BETボタン12が設けられている。メダル排出ボタン28は、操作されることで、後述のメダル排出装置100が駆動し、メダル受部16に溜められたメダル115がドル箱120に排出される。1−BETボタン11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚をゲームへの賭け枚数とし、2回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚をゲームへの賭け枚数とする。最大BETボタン12は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数(本実施例では、3枚)をゲームへの賭け枚数とする。このBETボタン11・12を操作することで、上述の入賞ライン8a〜8eが有効化されるようになっている。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者が遊技で獲得したメダルのクレジット/払い出しを押し操作により切り替える貯留メダル精算ボタン14(以下、C/Pボタン14と言う)が設けられている。このC/Pボタン14の切り替えにより「払い出し」が選択された場合には、正面下部のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダル115はメダル受部16に溜められる。一方、「クレジット」が選択された場合には、遊技機1が備えるメモリ(例えば、後述するRAM33等)にメダル数がクレジットとして記憶される。
メダル115を貯留するメダル受部16は、右側に向かって下方向に傾斜して設けられている。このため、メダル受部16に払い出されたメダル115は、右側に滑り落ち、右側に溜まるようになっている。そして、メダル受部16の右端には、メダル落し込み口16aが設けられている。さらに、メダル落し込み口16aの内側には、後述のメダル排出装置100が設けられ、メダル落し込み口16aの下方には、ドル箱120を載置収納する収納スペース130が設けられている。そして、メダル受部16に溜められたメダル115は、メダル落し込み口16a及びメダル排出装置100を介して、ドル箱120に排出されるようになっている。なお、ドル箱120とは、遊技者がメダル115を運ぶための運搬用の箱である。
C/Pボタン14の右側には、遊技者の操作によりリール3L・3C・3Rを回転させるためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。台座部10の前面部中央には、3個のリール3L・3R・3Cの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L・7C・7Rが設けられている。
停止ボタン7L・7C・7Rの右側には、紙幣挿入口22及び転送ボタン13が設けられている。紙幣挿入口22は、1000円紙幣が挿入可能となっており、紙幣の一端が入れられると、紙幣を吸い込むようになっている。そして、紙幣挿入口22から紙幣が挿入されると、上述した紙幣挿入ランプ24が点灯する。転送ボタン13は、紙幣挿入ランプ24が点灯すると、操作可能となる。そして、操作されると、挿入された紙幣(1000円紙幣)に相当する枚数(本実施の形態では、50枚)のメダル115がクレジットされる。即ち、クレジット表示部19に「50」が加算される。
キャビネット2の上方の左右には、スピーカ21L・21Rが設けられ、その2台のスピーカ21L・21Rの間には、入賞図柄の組み合せ及びメダルの配当枚数等を表示する配当表パネル23が設けられている。また、スピーカ21L・21Rや配当表パネル23の上方にはLEDランプ29が設けられており、遊技状態に応じた演出に伴い、点滅等するようになっている。
(メダル排出装置)
ここで、メダル排出装置100について詳述する。メダル排出装置100は、図3(a)に示すように、メダル115を取り込む取込口100a及びメダルを排出する排出口100bを有し、メダル115が通過する通路を形成する筐体103と、搬送ベルト101と、分離ローラ102とを有している。搬送ベルト101は、載置されたメダル115を排出口100bに向かって搬送するように一方向に駆動する。また、分離ローラ102は、搬送ベルト101と、メダル1枚分の間隔を隔てて設けられており、搬送ベルト101の移動方向とは逆向きに回転するようになっている。
搬送ベルト101及び分離ローラ102は、メダル排出ボタン28が操作されることで駆動し、図2及び図3に示すように、取込口100aからメダル115を1枚ずつ取り込み、排出口100bから、メダル115を排出する。そして、排出口100bの下方には、収納スペース130に載置収納されるドル箱120が位置するようになっており、排出口100bから排出され、自由落下するメダル115がドル箱120内に入るようになっている。また、排出口100b近傍にメダル計数センサ100Sが設けられ、排出口100bから排出されるメダル115がカウントされるようになっている。メダル計数センサ100Sによる計数結果は、図4に示すように、液晶表示装置5に表示される。このメダル計数センサ100Sは、光センサ等、一般的なセンサを用いることができる。
なお、分離ローラ102は、ローラ軸方向の中央部を小径にし、その両側を大径にして形成された凹溝102aが設けられている。凹溝102aを設けることにより、図3(b)に示すように、メダル115が2枚重ねで搬入されたとき、分離退避される上面側のメダル115は先行する周縁部が先にローラ外周面に面接触ではなく線接触対応することになり、この結果、2枚重ねの上側のメダルを的確に分離することができるようになっている。
また、上記メダル落し込み口16aを開閉自在に構成し、メダル排出装置100を駆動させない状態では、メダル落し込み口16aを閉鎖しておき、メダル115がメダル排出装置100の取込口100aに進入しないようにしてもよい。
(液晶表示装置)
ここで、液晶表示装置5の構造について説明する。液晶表示装置5は、図5及び図6に示すように、保護ガラス52と表示板53とからなる正面パネル51、透明液晶パネル54、導光板55、反射フィルム56、所謂白色光源である蛍光ランプ57a・57b、58a・58b、ランプホルダ59a〜59h、及び、透明液晶パネル駆動用のICを搭載したテーブルキャリアパッケージ(TCP)からなり、TCPは、透明液晶パネル54の端子部に接続したフレキシブル基板(図示せず)等により構成される。この液晶表示装置5は、既に述べたように、リール3L・3C・3Rより手前側に設けられている。また、このリール3L・3C・3Rと液晶表示装置5とは、所定の間隔をあけて設けられている。
保護ガラス52及び表示板53は、透明な部材で構成されている。表示板53には、上述のBETランプ9a〜9c等に対応する位置に絵柄等が形成されている。すなわち、表示板53の絵柄等が形成されている領域が、正面パネル51における絵柄形成領域51bであり、表示板53の絵柄等が形成されていない領域が、正面パネル51における表示窓51aである(図4参照)。なお、正面パネル51に絵柄形成領域51bを形成せず、正面パネル51の全面を表示窓51aとしてもよい。この場合、表示板53に絵柄を形成しないか、又は、表示板53を省略すればよい。なお、表示板53の裏面側に配置される各種ランプ及び各種表示部を動作させる電気回路等は図示していない。
透明液晶パネル54は、薄膜トランジスタ層が形成されたガラス板等の透明な基板と、これに対向する透明な基板との間隙部に液晶が封入されて形成されている。この透明液晶パネル54の表示モードは、ノーマリーホワイトに設定されている。ノーマリーホワイトとは、液晶を駆動していない状態で白表示(表示面側に透過した光が外部より視認可能である)となる構成である。ノーマリーホワイトに構成された透明液晶パネル54を採用することにより、液晶を駆動することができない事態が生じた場合であっても、リール3L・3C・3Rに表示された図柄等の識別情報の可変表示及び停止表示を視認することができ、遊技を継続することができる。すなわち、そのような事態が発生した場合でも、リール3L・3C・3Rに表示された識別情報(例えば、図柄)の変動表示態様及び停止表示態様を中心とした遊技を行うことができる。
導光板55は、蛍光ランプ57a・57bからの光を透明液晶パネル54へ導き出す(透明液晶パネル54を照明する)ためのものであり、透明液晶パネル54の裏側に設けられ、例えば、2cm程度の厚さを有するアクリル系樹脂等の透明部材(導光機能を有する)で構成されている。
反射フィルム56は、例えば、白色のポリエステルフィルムやアルミ薄膜に銀蒸着膜を形成したものが用いられ、導光板35に導入された光を導光板55の正面側へ向けて反射させる。この反射フィルム56は、反射領域56A及び非反射領域(透過領域)56Bにより構成されている。
蛍光ランプ57a・57bは、導光板55の上端部及び下端部に沿って配置され、両端はランプホルダ59により支持されている。この蛍光ランプ57a・57bから照射される光は、反射フィルム56の反射領域56Aで反射して透明液晶パネル54を照明する。
蛍光ランプ58a・58bは、反射フィルム56の裏側の上方位置及び下方位置にリール3L・3C・3Rに向かって配置されている。この蛍光ランプ58a・58bから出てリール3L・3C・3Rの表面で反射して非反射領域56Bへ入射した光は、透明液晶パネル54を照明する。
このように、液晶表示装置5においては、蛍光ランプ57a・57bから照射され、反射フィルム56の反射領域56Aで反射した光と、蛍光ランプ58a・58bから照射され、リール3L・3C・3Rの表面で反射して非反射領域56Bへ入射した光とが、透明液晶パネル54を照明する。従って、反射フィルム56の非反射領域56Bに対応する液晶表示装置5の領域は、液晶を駆動しているか否かによって、透明/非透明の状態に切り替わる領域であり、反射フィルム56の反射領域56Aに対応する液晶表示装置の領域は、液晶を駆動しているか否かに拘わらず非透明状態となる。
遊技機1では、液晶表示装置5の一部の領域のみが、透明/非透明の状態に切り替わる領域であるが、本発明の遊技機において、液晶表示装置の表示画面は、その全領域が透明/非透明の状態に切り替わる領域であってもよい。この場合、遊技機1において、液晶表示装置5の全領域を透過状態又は非透過状態に切り替わる領域とする場合、反射フィルム56を全て非反射領域56Bとするか、反射フィルム56を省略すればよい。
(遊技機の電気的構成:主制御回路)
上記の遊技機1は、図7に示すように、主基板に設けられた主制御回路71と、副基板に設けられた副制御回路72とで動作が制御されている。主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、主基板側記憶手段であるROM32及びRAM33を有している。
上記のCPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生する。サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。そして、CPU31は、これらの乱数発生器36及びサンプリング回路37でサンプリングされた乱数及びROM32内に格納されている確率抽籤テーブルに基づいて、内部当籤役を決定するようになっている。
尚、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、即ち、CPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
上記のマイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種ランプ(BETランプ9a・9b・9c、WINランプ17、紙幣挿入ランプ24、遊技開始表示ランプ25)と、各種表示部(払出枚数表示部18、クレジット表示部19、ボーナス回数表示部20)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出す上述のホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、リール3L・3C・3Rを回転駆動するステッピングモータ49L・49C・49Rと、搬送ベルト101及び分離ローラ102をそれぞれ駆動する搬送ベルト用モータ101M及び分離用モータ102Mとがある。
さらに、ステッピングモータ49L・49C・49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路45、各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路48及びモータ駆動回路50がI/Oポート38を介してCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、主制御回路71は、制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する入力信号発生手段に接続されている。主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11S、最大BETスイッチ12S、C/Pスイッチ14S、転送スイッチ13S、紙幣検出センサ22S、メダル排出スイッチ28S、メダル計数センサ100S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路47、払出完了信号回路44がある。これらもI/Oポート38を介してCPU31に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。1−BETスイッチ11S、最大BETスイッチ12S、C/Pスイッチ14Sは、それぞれ、1−BETボタン11、最大BETボタン12、C/Pボタン14の操作を検出する。転送スイッチ13Sは、転送ボタン13の操作を検出する。紙幣検出センサ22Sは、紙幣挿入口22から挿入された紙幣を検出する。また、メダル排出スイッチ28Sは、メダル排出ボタン28の操作を検出する。メダル計数センサ100Sは、メダル排出装置100からドル箱120に排出されるメダル115を検出する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L・7C・7Rの操作に応じて停止信号を発生する。リール位置検出回路47は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L・3C・3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路44は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
また、主制御回路71のRAM33には、種々の情報が一時的に格納される。例えば、実行中の遊技状態や、挿入された紙幣に対応するメダル枚数等が格納される。一方、主制御回路71のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽籤テーブル、停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル群等の各種のデータテーブルや、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。
上記の主制御回路71は、副制御回路72にコマンドや情報等を一方向に出力可能に接続されている。副制御回路72は、主制御回路71からの制御指令(コマンド)に基づいて液晶表示装置5の表示制御、及びスピーカ21L・21Rからの音やLEDランプ29からの光の出力制御を行う。この副制御回路72は、主制御回路71を構成する主基板とは別の副基板上に構成され、マイクロコンピュータを主たる構成要素としている。
(遊技状態)
以上のように構成された遊技機1は、『一般遊技状態』、『RB遊技状態』及び『BB一般遊技状態』からなる3種類の遊技状態を出現させる。これら「3種類」の各遊技状態は、基本的に、内部当籤する可能性のある役の種類、再遊技に内部当籤する確率及び入賞成立を実現することが可能なボーナスの種別、内部当籤と入賞成立との関係により区別される。
『一般遊技状態』は、基本的に、所謂「出球率」(遊技に賭けられた単位有価価値に対して遊技者に付与される有価価値)の期待値が「1」よりも小さい遊技状態であり、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も不利な遊技状態である。
『BB一般遊技状態』は、『一般遊技状態』において、BBに内部当籤し、BBに入賞した場合に発生する。BBの入賞は、『一般遊技状態』において「赤7−赤7−赤7」又は「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『BB一般遊技状態』は、30回の小役ゲーム又は3回のRB(レギュラーボーナス)を消化すると終了する。なお、『BB一般遊技状態』は、所定枚数のメダルの払い出しが完了すれば終了するようにしてもよい。
『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』よりも出玉率の期待値が高く、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も有利な遊技状態である。『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』又は『BB一般遊技状態』においてRB(レギュラーボーナス)に入賞した場合に発生する。RBの入賞は、一般遊技状態又はBB一般遊技状態において「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。なお、『BB一般遊技状態』においてRBの入賞が成立することを、一般に『JACIN』と称し、その後のゲームを『JACゲーム』と称す。なお、各遊技状態間の移行は、ボーナス図柄の組み合せが入賞ライン上に表示されたとき等により移行する。
(図柄組み合せと払い出し枚数)
次に、遊技状態と入賞成立を示す図柄組み合せとメダルの払い出し枚数との関係について説明する。一般遊技状態においては、『BB』と、『RB』と『再遊技(リプレイ)』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『上チリの小役』と『下チリの小役』とに入賞する可能性がある。『BB』は、「赤7−赤7−赤7」、又は、「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『RB』は、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。これらのメダルの払い出し枚数は「0枚」である。また、『再遊技(リプレイ)』は、「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。再遊技の入賞が成立すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入されるので、遊技者はメダルを消費することなく次回のゲームを行うことができる。また、スイカ、ベル、上チリ、下チリの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚、6枚のメダルが払い出される。
BB一般遊技状態では、『RB』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『上チリの小役』と『下チリの小役』とに入賞する可能性がある。また、RB遊技状態においては、『再遊技』、『スイカ』、『ベル』、『上チリ・下チリ』の小役に入賞する可能性がある。スイカ、ベル、上下チリの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚のメダルが払い出される。
(主制御回路71の動作)
上記の構成において、図8に示すメインルーチンのフローチャートを参照して、主制御回路71のCPU31の制御動作について説明する。
初めに、CPU31は、遊技開始時の初期化を行う(A1)。具体的には、RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化等を行う。続いてゲーム終了時のRAM33の所定の記憶内容を消去する(A2)。具体的には、前回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去、RAM33の書き込みエリアへの次回のゲームに必要なパラメータの書き込み、次回のゲームのシーケンスプログラムの開始アドレスの指定等を行う。次に、CPU31は、BETスイッチ11S・12Sからの入力があるまで待機状態となる(A3)。この後、メダルBET信号を副制御回路72に送信すると共に、スタートレバー6の操作によりスタートスイッチ6Sがオンされたか否かを判定する(A4)。
スタートスイッチ6Sがオンされてない場合には(A4:NO)、A4を繰り返すことにより入力待ちの状態となり、スタートスイッチ6Sがオンされた場合には(A4:YES)、遊技開始信号を副制御回路72に送信すると共に、抽籤用の乱数を抽出する(A5)。そして、遊技状態監視処理を実行することによって、今回のゲームにおける遊技状態を確認する(A6)。即ち、今回のゲームの遊技状態をBB一般遊技状態、RB遊技状態及び一般遊技状態の何れかにセットする。
そして、確率抽籤処理を行い(A7)、内部当籤役を決定する。続いて、停止テーブル群選択処理が実行される(A8)。具体的には、内部当籤役の種類を用いて特定の停止テーブル群を選択する。かかる停止テーブル群は、後のA10において、リール3L・3C・3Rを停止させる際に使用される。ここで、内部当籤役や、遊技状態、停止テーブル群、内部当籤役に対応する図柄に係る情報を含む遊技情報信号を副制御回路72へ送信する。続いて、リール回転処理が行われる(A9)。具体的には、リール3L・3C・3Rを回転させ、所定速度(例えば、定速回転)に達した際に、リール停止許可信号を副制御回路72に送信する。リール停止許可信号には、所定速度に達した後、リール位置検出回路47が内部当籤役に対応する図柄が有効ライン(具体的には、センターライン8c)に位置したときに検出する検出信号が含まれる。
次に、リール回転停止処理が実行される(A10)。即ち、何れかの停止ボタン7L・7C・7Rが操作されたタイミングや自動停止タイマの値が「0」になったタイミングで滑りコマ数を決定するための滑りコマ数決定処理を行う。具体的には、A9において決定(選択)された停止テーブル、停止操作位置及び停止制御位置に基づいて滑りコマ数を決定する。『滑りコマ数』は、停止ボタンが操作された後、リールが停止するまでの間に移動する図柄の数である(リールが停止するまでの間における図柄の移動量(移動距離)を示す)。なお、本実施の形態では『滑りコマ数』は「0」とする。即ち、停止ボタン7L・7C・7Rが操作されると同時にリールが停止する。続いて、滑りコマ数分、停止操作された停止ボタンに対応するリールを回転させてから停止させる。尚、停止ボタン7L・7C・7Rが操作され、対応するリールが停止する毎にリール停止信号(左、中、右)を副制御回路72に送信する。また、全てのリールが停止したときに、全リール停止信号を副制御回路72に送信する。
次に、CPU31は入賞判定を行う(A11)。入賞判定とは、透過液晶パネル54を介して視認可能なリールの9つの図柄の停止態様に基づいて入賞役(入賞が成立した役)を識別する。具体的には、センターライン8cに沿って並ぶ図柄のコードナンバー及び入賞判定テーブルに基づいて入賞役を識別する。そして、入賞信号を副制御回路72に送信する。この後、獲得したメダルのクレジット又は払出しを行う(A12)。具体的には、入賞成立によりメダルを獲得する場合は、払出枚数表示部18にメダルの獲得枚数を表示する。そして、遊技者がC/Pボタン14を切り替えることにより、獲得したメダルを遊技機1内にクレジットするか、メダル払出口15からメダルを払い出すかを選択することができる。尚、クレジットしたメダルは、次ゲームでBETボタン11・12を押すことによりメダルを賭けることができる。
次に、現在の遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』であるか否かを判定する(A13)。遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』でない場合には(A13:NO)、A2に戻る。遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』である場合には(A13:YES)、ボーナス(BB,RB)の『遊技数チェック処理』を行う(A14)。この『遊技数チェック処理』では、RB遊技状態が発生した回数、BB一般遊技状態のゲーム回数、RB遊技状態における入賞回数、及びRB遊技状態におけるゲーム回数をチェックすると共に、BB一般遊技状態及びRB遊技状態間における遊技状態の移行(セット)を行う。
次に、ボーナスの終了時であるか否かを判定する(A15)。具体的には、BBの入賞が成立した後では、3回目のRB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか、又はBB一般遊技状態においてゲーム回数が30回であるか否かを判別する。また、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことによりRBの入賞が成立した後では、RB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか否かを判別する。この結果、ボーナスの終了時でないと判定した場合には(A15:NO)、A2に戻る。一方、ボーナスの終了時であると判定した場合には(A15:YES)、ボーナス終了信号を副制御回路72に出力し(A16)、A2に戻る。
(紙幣挿入処理ルーチン)
また、CPU31は、上記のメインルーチンと平行して、図9に示す、紙幣挿入処理を実行する。
まず、CPU31は、紙幣挿入口22に紙幣、具体的には、1000円紙幣が挿入されたか否かを判定する(B1)。紙幣が挿入されていなければ(B1:NO)、挿入されるまで待機する。紙幣が挿入されていれば(B1:YES)、紙幣検出処理を実行する(B2)。具体的には、挿入された紙幣が、不正なものではないか、また、挿入された紙幣が1万円や5千円でないかを判別する処理を行う。このとき、不正な紙幣であったり、1万円紙幣や5千円紙幣であったりした場合には、取り込んだ紙幣を排出する。そして、紙幣挿入ランプ24を点灯させ(B3)、転送ボタン13が操作されたか否かを判定する(B4)。転送ボタン13が操作されていなければ(B4:NO)、操作されるまで待機する。
転送ボタン13が操作されれば(B4:YES)、クレジット転送処理を行う(B5)。具体的には、紙幣挿入口22から挿入された紙幣に相当するメダル枚数(50枚)をRAM33に記憶しておき、転送ボタン13が操作されると、その記憶しておいたメダル枚数をクレジットする。クレジットされたメダルは、クレジット表示部19に表示される。その後、B1に戻る。
このように、紙幣を挿入して、それに相当するメダルがクレジットされるため、遊技者は、遊技を開始する際にメダル115を投入する必要がなくなる。このため、メダルを借りる借入れ機などから遊技機1に運ぶ際にメダルをこぼしたりするおそれをなくすことができる。その結果、船上や電車内など、揺れが発生するような場所であっても設置することが可能となる。また、メダルの借入れ機などを設置する必要がなく、遊技場の管理者側にとっても借入れ機などのメンテナンスをするひつようがなく、保守管理が楽になる。
(メダル排出処理)
また、CPU31は、図10に示す、メダル排出処理を実行する。
まず、メダル排出ボタン28が操作されたか否かを判定する(C1)。操作されて否ければ(C1:NO)、操作されるまで待機する。メダル排出ボタン28が操作されると(C1:YES)、搬送ベルト用モータ101M及び分離ローラ用モータ102Mを駆動する(C2)。これにより、メダル受部16に溜められているメダル115のドル箱120への排出が開始される。その後、メダル数カウント処理を行う(C3)。具体的には、メダル計数センサ100Sがメダルを検出すると、加算していき、メダル排出装置100から排出されるメダル数を計数する。そして、計数結果を、副制御回路72に送信する。副制御回路72は、計数結果を受信すると、図4に示すように、計数結果を液晶表示装置5に表示する。その後、C1に戻る。
上記動作により、遊技者は、メダル排出ボタン28を操作するだけで、メダル受部16内のメダル115をドル箱120に移し替えることができるようになる。従って、遊技者は、メダル115をこぼしたり、メダルで手が汚れたりすることなくドル箱120へのメダル115の移し替え作業を行うことができる。
(本実施形態の概要)
以上、説明したように、本実施の形態は、遊技媒体(メダル115)を払い出す遊技媒体払出手段(ホッパー40、メダル払出口15等)と、遊技媒体払出手段により払い出された遊技媒体を受け止め、貯留する遊技媒体受皿(メダル受部16)と、貯留媒体受皿に貯留される遊技媒体を落し込む遊技媒体落し込み口(メダル落し込み口16a)と、遊技媒体落し込み口から落し込まれた遊技媒体が通過する遊技媒体通路(筐体103の取込口100aから排出口100bまでの通路)と、遊技媒体通路を通過する遊技媒体を計数する遊技媒体計数手段(メダル計数センサ100S等)と、遊技媒体通路を通過した遊技媒体が、遊技者が遊技媒体を運搬するための運搬箱(ドル箱120)内に落下するように、運搬箱を遊技媒体通路の出口(排出口100b)に載置する載置部(収納スペース130等)とを備えた構成にされている。
この構成によると、払い出され、遊技媒体受皿に貯留される遊技媒体を、遊技媒体落し込み口から、遊技媒体を運搬する運搬箱内に落下させることができるようになっている。即ち、遊技者は、遊技媒体受皿に貯留される遊技媒体を、運搬箱に移し替える作業を簡単に行うことができる場合がある。
従来、遊技媒体を運搬箱に移し替える場合、遊技媒体を掴んで、運搬箱に移し替えることが一般的であった。このような場合、移し替える際に遊技媒体が手からこぼれ落ちて、床に散らばってしまうおそれがあった。このため、上記のように落し込み口に遊技媒体を落し込むだけで、遊技媒体が運搬箱内に落下することで、遊技媒体が散らばったりすることなく、運搬箱に移し替えることができるようになる。
また、運搬箱に移し替える遊技媒体が計数されるため、その計数された値を、例えば、印刷出力したり、外部サーバ等に送信したりすることで、別途、遊技媒体の計数装置等を備える必要がなく、遊技機設置場の省スペースを実現することができる場合がある。
遊技媒体をベットする遊技媒体ベット手段(BETボタン11・12等)と、遊技媒体がベットされることで、遊技の開始を可能にする遊技開始手段(CPU31、スタートレバー6等)と、クレジット(紙幣)を投入するクレジット投入口(紙幣挿入口22等)と、投入されたクレジットに対応する遊技媒体数(メダル枚数)を電子データとして記憶する電子データ記憶手段(RAM33、クレジット表示部19等)と、遊技媒体ベット手段が、電子データ記憶手段に記憶された電子データを、遊技媒体としてベット可能にする電子データベット手段(転送ボタン13、CPU31等)とを備えた構成にされている。
この構成によると、投入したクレジットに対応する遊技媒体数が電子データとして記憶され、その電子データを遊技媒体としてベットすることができるようになっている。即ち、遊技者は、遊技媒体を投入することなく、電子データにより遊技を開始できるようになっている。これにより、例えば、電車内等の振動が多い場所に遊技機を設置した場合であっても、遊技媒体を投入する際に、振動により落したりしてしまうおそれがなくなる場合がある。
(本実施の形態の変形例)
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、上述の実施の形態では、遊技媒体をメダル115として説明しているが、遊技媒体がパチンコ玉であってもよい。また、紙幣挿入口22には、1000円紙幣が挿入可能となっており、メダルが50枚分クレジットされるようになっているが、5000円紙幣や10000円紙幣を挿入可能としてもよいし、クレジットされるメダル枚数は適宜変更可能である。さらに、メダル受部16に溜まったメダル115を1枚ずつ取り込み、枚数を計数するためのメダル排出装置100は、上記の構成に限定されることはない。
また、メダル計数センサ100Sで計数した結果を、図4に示すように、液晶表示装置5に表示しているが、例えば、遊技機1を管理するホールコンピュータに送信することで、どの遊技機1の遊技者がどれくらいのメダルを獲得したかを把握できる場合がある。また、その計数結果を店員等に送信することで、別途、メダルの計数装置を設置する必要がなくなり、遊技場の省スペースを実現できる場合がある。さらに、遊技機1からその計数装置まで運ぶ際にメダルをこぼしてしまった場合であっても、計数結果を送信しておくことで、こぼれ落ちたメダル枚数分を損してしまい、遊技者に不満を感じさせてしまうおそれを低減できる場合がある。
実施例のパチスロ機の斜視図。 メダル排出装置の構成を示すと共に、ドル箱との位置関係を示す図。 (a)メダル排出装置の搬送ベルト及び分離ローラの斜視図。(b)分離ローラが重なったメダルを分離する状態を示す図。 実施例のパチスロ機の液晶表示装置の正面図。 液晶表示装置の概略構成を示す斜視図である。 液晶表示装置の一部の構成の展開図である。 実施例の電気回路の構成を示すブロック図。 メインルーチンのフローチャートを示す図。 紙幣挿入処理ルーチンのフローチャートを示す図。 メダル排出処理ルーチンのフローチャートを示す図。
符号の説明
1 遊技機
2 キャビネット
3L,3C,3R リール
5 液晶表示装置
6 スタートレバー
7L,7C,7R 停止ボタン
10 台座部
11 1−BETボタン
12 最大BETボタン
14 C/Pボタン
15 メダル払出口
16 メダル受部
16a メダル落し込み口
17 当り表示ランプ
18 払出表示部
19 クレジット表示部
20 ボーナス遊技情報表示部
21L,21R スピーカ
22 紙幣挿入口
100 メダル排出装置
100S メダル計数センサ
115 メダル
120 ドル箱
130 収納スペース

Claims (2)

  1. 遊技媒体を払い出す遊技媒体払出手段と、
    前記遊技媒体払出手段により払い出された前記遊技媒体を受け止め、貯留する遊技媒体受皿と、
    前記貯留媒体受皿に貯留される前記遊技媒体を落し込む遊技媒体落し込み口と、
    前記遊技媒体落し込み口から落し込まれた前記遊技媒体が通過する遊技媒体通路と、
    前記遊技媒体通路を通過する前記遊技媒体を計数する遊技媒体計数手段と、
    前記遊技媒体通路を通過した前記遊技媒体が、遊技者が前記遊技媒体を運搬するための運搬箱内に落下するように、前記運搬箱を前記遊技媒体通路の出口に載置する載置部と
    を備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技媒体をベットする遊技媒体ベット手段と、
    前記遊技媒体がベットされることで、遊技の開始を可能にする遊技開始手段と、
    クレジットを投入するクレジット投入口と、
    投入された前記クレジットに対応する遊技媒体数を電子データとして記憶する電子データ記憶手段と、
    前記遊技媒体ベット手段が、前記電子データ記憶手段に記憶された電子データを、前記遊技媒体としてベット可能にする電子データベット手段と
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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