JP2008079686A - 洗濯機および洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】DCブラシレスモータを弱め界磁制御して高速で脱水運転させているとき、不用意に弱め界磁制御が解除されても、DCブラシレスモータによって誘起された高圧の逆起電力によって、インバータ駆動用のパワーモジュールが破壊されないようにした洗濯機および洗濯乾燥機に関する。
【解決手段】ドラム式洗濯機100のインバータ回路401は、脱水運転および洗濯運転を行うため、DCブラシレスモータ19を、脱水時は弱め界磁制御を行い洗濯時は強め界磁または非界磁制御を行ってDCブラシレスモータを運転制御するインバータ回路を備えている。インバータ回路401の直流電圧を検知し、直流電圧が所定値を超えたときインバータ回路401の上アーム460および下アーム461をオフして、放電スイッチ45をオンし放電抵抗44を動作させ、直流電圧を低下させ、パワーモジュール46の破壊を防ぐ。
【選択図】図4

Description

本発明は、DCブラシレスモータを弱め界磁制御して高速で脱水運転させているとき、不用意に弱め界磁制御が解除されても、DCブラシレスモータによって誘起された高圧の逆起電力によって、インバータ駆動用のパワーモジュールが破壊されないようにした洗濯機および洗濯乾燥機に関する。
従来の洗濯機は、モータの回転がギアやクラッチなどの機械的変速機構を介し減速されてから、洗濯槽に伝達されていたが、これに代わって、現在のドラム式洗濯機は、DCブラシレスモータを備え、モータの回転が洗濯ドラムに直接伝達されるダイレクトドライブ方式のものが主流になっている。
洗濯機で洗濯を行う場合、洗い工程やすすぎ工程では、洗濯ドラム等を低速でよいが高トルクで回転させる必要があり、また、脱水工程では、洗濯ドラム等を低トルクでよいが高速で回転させる必要がある。ダイレクトドライブ方式の洗濯機は、機械的変速機構を有さないため、洗いやすすぎのとき、モータを強め界磁制御して低速−高トルク回転を実現し、脱水のとき、モータを弱め界磁制御して高速−低トルク回転を実現している。
従来、モータに三相誘導電動機(巻線形またはかご形誘導モータ)を用い、洗いおよびすすぎのとき、モータを基底回転速度である1200回転/分で回転させ、1/10の減速装置を介してパルセータを回転させ、脱水のとき、モータを弱め界磁制御によって9000回転/分で回転させ、1/10の減速装置を介してバスケットを回転させる「全自動洗濯乾燥機」が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、撹拌翼または洗濯兼脱水槽を駆動する直流ブラシレスモータに接続されたインバータ回路と、インバータ回路を制御するものであってマイクロコンピュータからなり強め界磁制御および弱め界磁制御を行って制動トルクを発生させる制御手段とを備えた「洗濯機のモータ駆動装置」が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−145796号公報 特開2003−88168号公報
ところで、前記「全自動洗濯機」(特許文献1記載)および前記「洗濯機のモータ駆動装置」(特許文献2記載)では、脱水のとき、洗いのときと比較して数倍から十数倍以上の高い回転数(回転速度)を得るために、弱め界磁制御を行っている。一般に、モータは、高速で回転させるほど高い逆起電圧を発生する。通常の運転状態であれば、この逆起電圧は、モータへ印加される駆動電圧と相殺され、モータへ駆動電力を供給するパワーモジュールが破壊されるまで上昇することはない。
しかしながら、洗濯機の電源プラグが電源コンセントから抜けて主電源が断たれたり、界磁制御を司っているマイクロコンピュータが電磁雑音の影響を受けて正常に動作しなくなったりして不用意に弱め界磁制御が失われると、駆動電圧が失われ、モータからの逆起電圧がそのままパワーモジュールに印加されることとなる。
誘導電動機を用いた洗濯機の場合、そもそも弱め界磁制御によって得られる回転速度の範囲が狭かったが、DCブラシレスモータを用いたダイレクトドライブ方式のドラム式洗濯機では、脱水時の回転速度は、洗い時の数十倍にもなる。DCブラシレスモータの誘起電圧は、回転速度に比例するから、脱水運転中に弱め界磁制御が失われると、高い誘起電圧がDCブラシレスモータ駆動用のパワーモジュールに直接印加され、パワーモジュールの逆耐電圧を超えて破壊するおそれがあった。殊に、モータが、パルセータ(撹拌翼)に代わって、洗濯槽等(内槽、洗濯ドラム、バスケット、洗濯兼脱水槽などと称されるもの)のような大きなイナーシャ(慣性)を持つものを回転させる場合は、高電圧が長時間、パワーモジュールへ印加される問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑み、DCブラシレスモータを弱め界磁制御して高速で脱水運転させているとき、不用意に弱め界磁制御が解除されても、DCブラシレスモータによって誘起された高圧の逆起電力によって、インバータ駆動用のパワーモジュールが破壊されないようにした洗濯機および洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
本発明はかかる問題点を解決するため、脱水運転および洗濯運転を行うDCブラシレスモータと、脱水時は弱め界磁制御を行い洗濯時は強め界磁または非界磁制御を行って前記DCブラシレスモータを運転制御するインバータ回路を備えた洗濯機であって、インバータ回路の端子間を接続しうる放電スイッチおよび放電抵抗と、インバータ回路の直流電圧を検知し直流電圧が所定値を超えたときインバータ回路の上アームおよび下アームをオフして、放電スイッチをオンし放電抵抗を動作させる直流電圧検知回路と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、DCブラシレスモータを弱め界磁制御して高速で脱水運転させているとき、不用意に弱め界磁制御が解除されても、DCブラシレスモータによって誘起された高圧の逆起電力によって、インバータ駆動用のパワーモジュールが破壊されないようにした洗濯機および洗濯乾燥機を提供することができる。
次に、添付した図面を参照し、本発明による実施形態について、詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による第1実施形態のドラム式洗濯機100の構造を示す縦断面図である。
このドラム式洗濯機100は、外枠1の内側に外槽2を備えている。外槽2は、下方から複数本のサスペンション3によって押し上げ支持され、上方から引きバネ4によって引っ張り支持されている。サスペンション3は、外槽2のほぼ全荷重を支持するものであり、運転時の荷重や振動に耐えるように強固に製造および取り付けされている。サスペンション3は、また、脱水運転時に生じる外槽2の各方向の振動を吸収し、脱水起動時の外槽2の異常振動を防止するための減衰機構(図示せず)を内蔵している。引きバネ4は、外槽2をその上方から支持し、外槽2の転倒を防止し、また、脱水時などの前後上下左右の振動を低減する。
給水ホース5は、上水道(図示せず)に接続され、上水道から圧送されている清水を注水ホース7へ導いている。注水ホース7の中途には、給水電磁弁6が挿入され、「洗い」や「すすぎ」に応じて開閉し、必要な清水を供給する。供給された清水は、注水ホース7と連通する洗剤投入ケース8へ流入し、さらに、フレキシブルホース10を通じて外槽2へ流入する。外槽2へ流入した水は、「洗い」時は、洗濯水(洗い水)15として、また、「すすぎ」時は、洗濯水(すすぎ水)15として、外槽2によって貯留される。
洗剤投入ケース8内は、複数の開閉可能な区画に区分されている。洗濯に際して、あらかじめ洗剤および柔軟仕上げ剤を指定の区画に投入しておく。「洗い」時は、洗剤を投入した区画が開放し、洗剤が溶解された洗濯水(洗い水)15が生成される。最終の「すすぎ」時は、柔軟仕上げ剤を投入した区画が開放し、柔軟仕上げ剤が溶解された洗濯水(すすぎ水)15となる。
外槽2の内空間には、有底円筒形の回転ドラム11が、開口部(投入口11a)をやや上向きにして配設されている。回転ドラム11の開口部の外周には脱水時のアンバランスを相殺し振動を低減するバランサ13が設けられている。外蓋12は、回転ドラム11の投入口11aと連通する外枠1の投入口11cを開閉可能に配設されている。外蓋12を閉じると、外槽2の開口部が閉鎖される。外蓋12を開けて、洗濯物9の投入および取り出しをする。
回転ドラム11には、脱水時、洗濯物9に含まれている水分を回転ドラム11の高速回転による遠心力で外槽2へ脱水し、また、洗いおよびすすぎ時に、洗濯水15を流入出するための脱水穴14が多数設けられている。また、回転ドラム11の内面には、洗濯時に回転ドラム11の回転に伴って洗濯物9を掻き上げる複数個(本例では3個)のリフタ16が設けられている。リフタ16の幅は、洗濯物9の偏りを考慮して、背面側(DCブラシレスモータ19に近い側)が広くなっている。回転ドラム11は、洗濯物9を取り出しやすくするため、水平面に対して傾斜角θで傾斜している。
外槽2の底面(投入口11aの反対面)には、DCブラシレスモータ19が強固に取り付けられている。DCブラシレスモータ19の回転軸18は、外槽2の底面を連通し、回転ドラム11の底面に取り付けられたフランジ17によって、強固に連結されている。
回転軸18と外槽2との間には、洗い時やすすぎ時に水漏れを防止するためのシール(図示せず)が設けられている。同様に、水漏れを防止するため、外槽2の投入口11bと外枠1の投入口11cとの間は、ベローズ21によって封止されている。ベローズ21は、可撓性であり、防水性を有する、例えば、合成ゴムや軟質プラスチックによって構成されている。
外槽2の最も低くなる部位近傍に、外槽2と連通する排水ホース23が取り付けられ、外枠1外へ延設されている。排水ホース23の中途には、洗濯の各段階に応じて開閉する排水電磁弁22が挿入されている。洗濯やすすぎに使われ不要になった洗濯水15や脱水時に洗濯物9から脱水された洗濯水15は、排水電磁弁22を開放すると、排水ホース23を通じて、ドラム式洗濯機100の外部へ排出される。
DCブラシレスモータ19を駆動するためのインバータ回路については、後で詳述する。
図2は、ドラム式洗濯機100による自動洗濯運転の典型例を示す工程図である(適宜、図1参照)。
この自動洗濯運転は、洗濯物9に付着した汚れを落とす「洗い」や、洗剤分を洗い流す「すすぎ」や、回転ドラム11を高速回転させて洗濯物9に含まれている水分を遠心力で飛ばし去る「脱水」や、それらの水分を排水することなど、一連の工程を自動的に行う一般的な自動洗濯コースである。
あらかじめ、ドラム式洗濯機100に電源を接続し、外蓋12を開閉して洗濯物9を投入し、洗剤投入ケース8に洗剤および柔軟仕上げ剤を投入しておく。準備が整ったら、自動洗濯コーススイッチ(図示せず)を押下し、洗濯を開始する。
まず、給水工程S101では、給水電磁弁6が開閉され、外槽2内に洗濯水(洗い水)15が流入し、所定水量が貯留される。
所定水量が貯留されると、洗い工程S102では、DCブラシレスモータ19が回転して回転ドラム11が回転される。このときの回転ドラム11の回転速度は40〜50[回転/分]で、休止をおいて右回転、左回転を数分ずつ行う。このことにより、洗濯物9が回転ドラム11内のリフタ16により掻き上げられ落下する叩き洗いが繰り返され、洗濯物9に付着していた汚れが、洗濯水(洗い水)15へ溶出する。
所定時間洗い工程S102を行うと、洗濯物9に付着した汚れが除去されるので、排水工程S103へ移行し、汚れた洗濯水(洗い水)15をドラム式洗濯機100の外部へ排出する。
所定時間経過し、汚れた洗濯水(洗い水)15が外部へ排出されると、1回目の脱水工程S104へ移行し、洗濯物9に含まれている洗濯水(洗い水)15を脱水する。脱水工程S104では、回転ドラム11を高速回転して洗濯物9に遠心力をかけ、回転ドラム11に設けられた多数の脱水穴14から洗濯水(洗い水)15を飛ばし去る。このときの回転ドラム11の回転速度は、例えば、800〜1500[回転/分]である。
所定時間、脱水工程S104を行うと、給水工程S105へ移行し、給水工程S101のときと同様に、所定量の清水を外槽2内に貯留する。なお、「すすぎ」および「洗い」に必要な清水は、いずれも、例えば、25〜30リットルである。
そして、1回目のすすぎ工程S106へ移行し、回転ドラム11を低速回転(45[回転/分]前後)させて、洗濯物9に含まれている洗剤分をすすぐ。
所定時間、すすぎ工程S106を行ったら、排水工程S107へ移行し、洗濯水(すすぎ水)15を排水する。
そして、1回目と同様に、2回目の脱水工程S108、給水工程S109、および、すすぎ工程S110を行う。
本実施形態では、2回のすすぎを行う例について説明したが、洗濯物9などに応じて、1回または3回以上行うようにしてもよい。
2回目のすすぎ工程S110の終了後、排水工程S111が行われ、最終脱水工程S112へ移行し、洗濯物9に含まれる水分を充分に脱水する。最終脱水工程S112の時間は、一般的に5分以上で、回転ドラム11を高速回転させ洗濯物9の水分を遠心力で除去する。こうして、洗濯物9の脱水率を60〜65%とする。
図3は、DCブラシレスモータ19のトルク−回転速度特性を示すグラフである。
グラフAは、弱め界磁制御を行っているときのトルク−回転速度特性を示す。この特性は運転トルクが小さく、回転速度が高いので脱水運転のとき使用する。グラフBは界磁制御を行っていないとき(非界磁制御のとき)のトルク−回転速度特性を示す。この特性は運転トルクが高く、回転速度が小さいので洗濯運転のとき使用する。このとき、強め界磁制御を用いてもよい。
ドラム式洗濯機100では、脱水時の回転ドラム11の(すなわち、DCブラシレスモータ19の)回転速度は1500[回転/分]、トルクは2.5[N・m]であり、同じく、洗濯時の回転速度は45[回転/分]、トルクは40[N・m]である。DCブラシレスモータ19は、界磁制御を行わない場合、無負荷状態であっても、約500[回転/分]が回転速度の上限である。回転速度を上昇させるには電源電圧を高くすることが考えられるが、家電製品で利用する一般の商用電源そのものの電源電圧を可変させることは現実的ではない。
そこで、回転速度を上昇させるため、弱め界磁制御を行っている。弱め界磁制御を行うと、トルクは小さくなるが、回転速度を上げることができ、供給電源電圧も上げないでよい。しかし、洗濯運転時の回転速度が低くなる外径の大きい回転ドラム11を使用した洗濯機では所要トルクが大きくなるため誘起電圧定数の数値が大きくなり、乾燥時間を短くするために脱水回転速度を上げて脱水率を上げたドラム式洗濯機では最大回転速度を大きくする必要があるので脱水回転時に供給電源が遮断されたときの誘起電圧は更に大きくなり、回転速度による誘起電圧が大幅に供給電圧を超え、DCブラシレスモータ19を制御しているスイッチング素子の逆耐電圧を超える領域で使用している。このため、弱め界磁制御が解除されるとき、すなわち、供給電源が遮断されたときには検知回路と抑制回路が必要となる。
図4は、DCブラシレスモータ19を駆動する第1のインバータ回路401を示す回路ブロック図である。
このインバータ回路401は、AC100Vの商用電源に接続されている。整流回路40は、商用電源を倍電圧整流する直流電源回路である。電解コンデンサ41,42は、整流回路40の出力を平滑する。
直流電圧検知回路43が、整流回路40の出力間に接続されている。
また、放電抵抗44と放電スイッチ45とを直列に接続したものが、整流回路40の出力間に接続されている。放電スイッチ45は直流電圧検知回路43によりオン、オフされる。すなわち、直流電圧検知回路43は、整流回路40の両端子間の直流電圧が所定電圧を超えると、放電スイッチ45を制御してオンにし、放電抵抗44に電流が流れるようにする。
DCブラシレスモータ19を駆動するインバータ回路401は、6個のパワーモジュール46a,46b,46c,46d,46e,46f(パワーモジュール46と総称する)を含んでいる。パワーモジュール46a,46c,46eは、上アーム460であり、パワーモジュール46b,46d,46fは下アーム461である。また、各々のパワーモジュール46には並列にダイオードDa,Db,Dc,Dd,De,Dfが接続されている。
パワーモジュール46は、典型的には、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ;Insulated Gate Bipolar Transistor)で構成され、マイクロコンピュータ51によってゲート電圧が制御され、DCブラシレスモータ16へ印加される直流電圧をスイッチングする。GTO(ゲートターンオフサイリスタ;Gate Turn-Off thyristor)やパワーMOSFETなど、他のスイッチング素子を用いることもできる。
脱水時に弱め界磁制御が失われ、DCブラシレスモータ19が脱水時に高速回転しているときの逆起電圧に充分耐えうる程度に逆耐電圧が高い素子は、一般に高価であり、洗濯機の製造費用を押し上げるため、民生品として好ましくない。しかし、後記するように、パワーモジュール46の逆耐電圧は、信頼性を下げずに従来のものより低くできるので、素子の単価が安価で済み、ドラム式洗濯機100の製造費用を低くできる。また、素子に要求される要件が緩和されるので、インバータ回路401の設計自由度が大きくなる。
パワーモジュール46と、DCブラシレスモータ19の巻線端子47とは、リレー接点48を介して接続されている。リレー接点48を動作させるリレー巻線49には、誘起電圧検知回路50が接続されている。誘起電圧検知回路50は、巻線端子47の誘起電圧が所定値を超えて上昇し対地間の電圧が上昇すると、リレー巻線49をオンしてリレー接点48をオフし巻線端子47を開放する。また、直流電圧検知回路43の電圧はマイクロコンピュータ(マイコン)51にも取り込まれ制御される。また、電源のヘルツ検知回路52がマイクロコンピュータ51に接続されている。
以下、インバータ回路401の動作について説明する。
電解コンデンサ41,42の両端の直流電圧Vは、商用電源の電圧を100[V]とすると、最大でV=√2×2×100[V]となるが、実際にはDCブラシレスモータ19に電流が流れるので、これより低い値となる。また、電解コンデンサ41,42に蓄えられるエネルギP[J]は、電解コンデンサ41,42の合成容量をC[F]、電解コンデンサ41,42の端子間電圧をV[V]とすると、次式で求めることができる。
P=(1/2)×C×V×V [J]
例えば、端子間電圧を280[V]とし、電解コンデンサ41,42の合成容量を500[μF]とすると、蓄積されるエネルギPは19.6[J]となる。この値は回転ドラム11に洗濯物9が定格負荷の9kg分投入されているとき、1500[回転/分]で回転しているときの停止に要するエネルギの1%程度でしかないので、マイクロコンピュータ51での制御は短時間しかできず、電源電圧がオフすると電解コンデンサ41,42の端子間電圧Vは急激に低下する。
正常時、電源が接続されている状態で脱水運転している回転ドラム11を停止させるには、逆回転側に電流を流して運転する逆相運転を行う。この場合は、DCブラシレスモータ19に向かって電流が流れ、巻線端子47の電圧は電源電圧よりは高くならない。
しかし、脱水運転しているときなど、DCブラシレスモータ19が高速回転しているとき、停電または電源のコンセントが抜かれ、かつ、マイクロコンピュータ51が正常に動作しているときは、ヘルツ検知回路52により電源が遮断されたことを検知し、上アーム460および下アーム461を開放することによりDCブラシレスモータ19の誘起電圧が電源電圧より高くなると、ダイオードDa,Db,Dc,Dd,De,Dfを通して電解コンデンサ41,42に電流が流れ充電される。これにより、電解コンデンサ41,42の端子間電圧は上昇するので、この電圧が直流電圧検知回路43により検知され、マイクロコンピュータ51によりパワーモジュール46の逆耐電圧および電解コンデンサ41,42の逆耐電圧を超えないように放電スイッチ45を間欠または連続して動作させ、放電抵抗44に放電電流を流し、端子間電圧が低下するようにする。
放電抵抗44に放電電流を流しても端子間電圧が上昇するときは、誘起電圧検知回路50がこれを検知し、リレー巻線49を動作させ巻線端子47を開放する。また、マイクロコンピュータ51の電源は電解コンデンサ41,42の直流電圧から取り入れており、できるだけ直流電圧を維持するように放電電流を制御している。電解コンデンサ41,42の電圧が低下するとマイクロコンピュータ51による制御はできなくなるが、巻線端子47の端子間電圧も低下しているので問題ない。このとき、回転ドラム11(図1参照)は機械損により徐々に停止する。
また、高速で脱水運転しているときにマイクロコンピュータ51がノイズで暴走するなど正常に動作しないときは、マイクロコンピュータ51による制御ができなくなる。このため、パワーモジュール46の上アーム460、下アーム461は開放された状態で誘起電圧が印加され、電解コンデンサ41,42に充電電流が流れ、直流電圧が上昇する。そこで、これを直流電圧検知回路43によって検知して放電スイッチ45を動作させ、放電抵抗44に放電電流を流して巻線端子47の端子間電圧を低下させる。放電抵抗44による放電電流だけでは直流電圧が低下しないときは、誘起電圧検知回路50の制御によってリレー巻線49を動作させ、巻線端子47を開放し、充電電流が流れないようにする。
直流電圧検知回路43における検知電圧の閾値の下限は、公称100Vの商用電源の電圧が±15%程度上下しうることと、個々のパワーモジュール46など、電子部品ごとの特性のバラツキ分が最大で±20%程度あることとを考慮し、これらの値の上限をもって、次式により決定される。
√{2}×2×100×1.15×1.2=390
また、直流電圧検知回路43における検知電圧の閾値の上限は、パワーモジュール46の逆耐電圧Vaより低い状態とする。また、本実施形態で使用しているパワーモジュール46の逆耐電圧Vaは600[V]であるので、閾値Vcの範囲は次式で表される。
390<Vc<600
誘起電圧検知回路50の閾値Vc+αの設定値は、直流電圧検知回路43の閾値Vcより高くしているので、DCブラシレスモータ19の巻線に流れる電流値が充電電流のみになり、開放時のリレー接点48の容量を小さくできる。
直流電圧検知回路43の制御によって放電スイッチ45がオン動作すると、放電抵抗44に電流が流れるが、放電抵抗44の耐圧値はパワーモジュール46の逆耐電圧Vaより小さい値で済む。また、この放電抵抗44の容量は基板に搭載するには大きくできないので、高速回転する回転ドラム11の慣性エネルギを停止するまで吸収できない。このため、誘起電圧検知回路50によってリレー巻線49をオンし、リレー接点48をオフすることによりDCブラシレスモータ19で発生する誘起電圧を遮断し、慣性エネルギは回転時の機械損失で消費する構成とした。これにより、放電抵抗44の容量を大きくすることなく基板に搭載できるため材料および製造コストを含めて安価にできる。しかしながら、停止までは、例えば、数分程度の時間を要する。また、リレー接点48の容量に余裕があれば誘起電圧検知回路50と直流電圧検知回路43はどちらか一方に共用しても良い。
図5は、DCブラシレスモータ19を駆動する第2のインバータ回路402を示す回路ブロック図である。
このインバータ回路402は、前記したインバータ回路401(図4参照)の代わりに備えられるものであって、リレー接点48およびリレー巻線49の代わりに、短絡回路53を具備した構成である。すなわち、DCブラシレスモータ19の巻線端子47には、短絡回路53が接続されている。
電源が接続されているときのインバータ回路402の動作は、インバータ回路401(図4参照)と同様であり、直流電圧検知回路43および誘起電圧検知回路50の閾値Vcについてもインバータ回路401(図4参照)と同じ値でよい。高速脱水運転中に供給電源が停電等で遮断されたときは前記と同様にDCブラシレスモータ19の誘起電圧は供給電源電圧より大きくなるのでダイオードを介して電解コンデンサ41,42を充電するが直流電圧検知回路43が閾値Vcで動作し、放電スイッチ45がオン動作し、放電抵抗44に電流が流れ電圧の急激な上昇は抑えられる。しかしながら、回転ドラム11の慣性エネルギは大きいので充電電圧は上昇し、誘起電圧検知回路50がVc+αで動作し、短絡回路53を動作させDCブラシレスモータ19の巻線端子47を短絡する。これにより、パワーモジュール46の逆耐電圧は大幅に低下するとともに三相短絡時に発生するトルクによりDCブラシレスモータ19の巻線にエネルギが消費され、機械損失による停止に比較して回転ドラム11の停止時間を大幅に短くすることができる。
図6は、時間と巻線端子とアース間の電圧との関係を示すグラフである。
供給電源が遮断される直前の端子間の電圧Eは、約280[V]である。時刻T1で供給電源が遮断されたので、電圧Eが上昇し始めている。
時刻T2で閾値Vcを超えたので、直流電圧検知回路43がこれを検知し、放電スイッチ45をオンにして、放電抵抗44に電流を流す。
放電スイッチ45をオンにした時刻T2から、所定時間経過し、時刻T3(または時刻T4)になったとき、グラフLで示すように電圧Eが低下し始めた(または閾値Vc以下になった)場合、電圧Eがパワーモジュール46の逆耐電圧Vaを超えて破壊するおそれはないので、これ以上の制御は不要と判断できる。
放電スイッチ45をオンにした時刻T2から、所定時間経過し、時刻T3(または時刻T4)になったとき、グラフKで示すように電圧Eがさらに上昇し続ける場合、電圧Eがパワーモジュール46の逆耐電圧Vaを超えて破壊するおそれがある。
そこで、第1のインバータ回路401(図4参照)では、時刻T5で、誘起電圧検知回路50によって電圧Eの上昇を判断し、リレー巻線49をオンにすることによりリレー接点48を開放する。
また、第2のインバータ回路402(図5参照)では、時刻T5で、誘起電圧検知回路50によって電圧Eの上昇を判断し、短絡回路53をオンにして、巻線端子47を短絡する。
こうして、電圧Eが低下し始め、時刻T6で閾値Vc以下になる。さらに、所定時間後に、リレー接点48または短絡回路53が復帰するようにしてもよい。
外径の大きい回転ドラム11を使用した洗濯機では周速が速くなるので洗濯運転時の回転速度が低くなると同時に所要トルクが大きくなるため誘起電圧定数の数値が大きくなり、乾燥時間を短くするために脱水回転速度を上げて脱水率を上げた洗濯乾燥機では最大回転速度が大きくなるので脱水回転時に供給電源が遮断されたときの誘起電圧は更に大きくなるため、本実施形態のパワーモジュール46の逆耐電圧保護回路は特に有効である。
なお、本回路構成はマイクロコンピュータ51による制御のみならず、ソフトウェアによらない動作も行うので、高速脱水運転中にマイクロコンピュータ51がノイズ等で暴走したときなども有効に動作し、確実にパワーモジュール46の逆耐電圧保護ができる。
(第2実施形態)
本発明による第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機は、第1実施形態のドラム式洗濯機100に、温風乾燥機構を付加したものである。
このドラム式洗濯乾燥機では、図2に示す洗濯脱水運転において、最終脱水工程S112と、終了工程S113との間に、乾燥工程を挿入して運転を行う。
温風乾燥機構は、例えば、乾燥工程(後記)のとき開口し外槽2へ外気を取り込む吸気ダクトと、ヒータや熱交換器などからなり取り込んだ外気を加熱する熱源と、加熱された温風を回転ドラム11内に循環させる温風ファンと、回転ドラム11内を循環した排気から水分を除去する除湿器と、排気ダクトとを含んで構成できる。
この構成によれば、最終脱水工程S112が終了した後、自動的に乾燥工程へ移行する。乾燥工程では洗濯物9の水分が充分に除去された後、ヒータ等により温風を洗濯物9に吹きつけながら回転ドラム11を45〜55[回転/分]で反転もしくは一方向に回転させて洗濯物9の水分を除去して乾燥させる。乾燥時間を短くするには最終脱水工程S112における回転速度を上げて脱水率を上げる必要があるため、最高で1500[回転/分]とする。これにより、回転ドラム11の径にもよるが、脱水率を約70%にでき、迅速に乾燥が行える。
(第3実施形態)
回転ドラム11(図1参照)の回転軸心線Axがほぼ水平方向となる、いわゆるドラム式洗濯機100について説明したが、回転軸心線Axがほぼ鉛直方向となる、いわゆる縦型の洗濯機についても、同様に実施できる。
本発明による第1実施形態のドラム式洗濯機の構造を示す縦断面図である。 ドラム式洗濯機による自動洗濯運転の典型例を示す工程図である。 DCブラシレスモータのトルク−回転速度特性を示すグラフである。 DCブラシレスモータを駆動する第1のインバータ回路を示す回路ブロック図である。 DCブラシレスモータを駆動する第2のインバータ回路を示す回路ブロック図である。 時間と巻線端子とアース間の電圧との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 外枠
2 外槽
3 サスペンション
4 引きバネ
5 給水ホース
6 給水電磁弁
7 注水ホース
8 洗剤投入ケース
9 洗濯物
10 フレキシブルホース
11 回転ドラム
11a,11b,11c 投入口
12 外蓋
13 バランサ
15 洗濯水
16 リフタ
18 回転軸
19 DCブラシレスモータ
40 整流回路
43 直流電圧検知回路
44 放電抵抗
45 放電スイッチ
46,46a〜46f パワーモジュール
47 巻線端子
48 リレー接点
49 リレー巻線
50 誘起電圧検知回路
51 マイクロコンピュータ
53 短絡回路
100 ドラム式洗濯機
401 第1のインバータ回路
402 第2のインバータ回路
460 上アーム
461 下アーム

Claims (7)

  1. 脱水運転および洗濯運転を行うDCブラシレスモータと、脱水時は弱め界磁制御を行い洗濯時は強め界磁または非界磁制御を行って前記DCブラシレスモータを運転制御するインバータ回路を備えた洗濯機であって、
    前記インバータ回路の端子間を接続しうる放電スイッチおよび放電抵抗と、
    前記インバータ回路の直流電圧を検知し前記直流電圧が所定値を超えたとき前記インバータ回路の上アームおよび下アームをオフして、前記放電スイッチをオンし前記放電抵抗を動作させる直流電圧検知回路と、
    を備えたことを特徴とする洗濯機。
  2. 脱水運転および洗濯運転を行うDCブラシレスモータと、脱水時は弱め界磁制御を行い洗濯時は強め界磁または非界磁制御を行って前記DCブラシレスモータを運転制御するインバータ回路を備えた洗濯機であって、
    前記インバータ回路を接続しうる放電スイッチおよび放電抵抗と、
    前記DCブラシレスモータの巻線を開放しうる巻線端子スイッチと、
    前記インバータ回路の直流電圧を検知し、前記直流電圧が所定値を超えたとき前記放電スイッチをオンし前記放電抵抗を動作させ、前記巻線スイッチを開放にする直流電圧検知回路と、
    を備えたことを特徴とする洗濯機。
  3. 脱水運転および洗濯運転を行うDCブラシレスモータと、脱水時は弱め界磁制御を行い洗濯時は強め界磁または非界磁制御を行って前記DCブラシレスモータを運転制御するインバータ回路を備えた洗濯機であって、
    前記インバータ回路を接続しうる放電スイッチおよび放電抵抗と、
    前記DCブラシレスモータの巻線を短絡しうる巻線端子スイッチと、
    前記インバータ回路の直流電圧を検知し、前記直流電圧が所定値を超えたとき前記放電スイッチをオンし前記放電抵抗を動作させ、前記巻線スイッチを短絡する直流電圧検知回路と、
    を備えたことを特徴とする洗濯機。
  4. 前記DCブラシレスモータは、概略水平方向に開口した有底円筒形を有し洗濯物を投入しうる回転ドラムを回転させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の洗濯機。
  5. 前記DCブラシレスモータは、概略鉛直方向に開口した有底円筒形を有し洗濯物を投入しうる回転ドラムを回転させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の洗濯機。
  6. 前記放電スイッチまたは前記巻線スイッチは、作動後、所定時間後に復帰することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の洗濯機。
  7. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の洗濯機と、
    洗濯物の温風乾燥機構と、
    からなる洗濯乾燥機。
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