JP2008079542A - コンバインの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンバインの各種機能の入り切り操作スイッチ(30〜32等)と、その操作状態を表示する各スイッチランプ(30a〜32a等)と、各入り切り操作スイッチ(30〜32等)による操作状態に基づき各スイッチランプ(30a〜32a等)により操作状態を表示させる制御を行うCPU50と、各機能の作動を制御する機能制御コントローラ(30b、31b等)と、CPU50と機能制御コントローラ(30b、31b等)との間に送受信回線とを設けており、CPU50は、機能制御コントローラ(30b等)から各機能の異常情報を受信すると、該異常が発生している機能の操作状態に関わらず、スイッチランプ(30a〜32a等)により異常が発生している機能の表示をさせる制御を行う。
【選択図】図6
Description
そして、一連の農作業を効率よく行うために、一台のコンバインに多くの機能が搭載されており、それぞれの機能を達成するための操作スイッチ類が設けられ、コンバインの操縦席のある運転台には、前記各種機能を達成するための操作スイッチ類及び作業内容、車速などを表示する表示装置等が配置されている。
そこで、オペレータがすぐに異常を感知できるように、各操作状態を示すランプ(作業表示ランプ)を異常表示ランプと兼用した構成が提案されている(特許文献1)。
上記構成によって、オペレータは作業機の作業表示ランプにより異常を感知できるため、当該異常に対して即座に対応可能である。
請求項1記載の発明は、穀稈の刈り取り高さや車体の傾きを含む作業機の各種機能の操作の入り切りを行うための入り切り操作手段(30〜32、33〜35、38〜40、43〜45)と、前記各入り切り操作手段(30〜32、33〜35、38〜40、43〜45)による操作状態をそれぞれ表示する表示手段(30a〜32a、33a〜35a、38a〜40a、43a〜45a)と、前記各入り切り操作手段(30〜36、38〜41、43〜46)による操作状態の情報に基づいて前記各表示手段(30a〜32a、33a〜35a、38a〜40a、43a〜45a)により前記操作状態を表示させる制御を行う操作処理装置(50)と、前記各種機能の作動を制御する機能制御装置(30b、31b、…)と、前記操作処理装置(50)と前記各種機能の作動を制御する機能制御装置(30b、31b、…)との間で前記各入り切り操作手段(30〜36、38〜41、43〜46)による操作状態の情報及び前記各機能制御装置(30b、31b、…)による各種機能の制御情報を互いに送受信可能な送受信回線とを設けたコンバインの制御装置において、前記操作処理装置(50)は、前記各機能制御装置(30b、31b、…)から各種機能の異常情報を受信すると、該異常が発生している機能の入り切り操作手段(30〜32、33〜35、38〜40、43〜45)による操作状態に関わらず、前記表示手段(30a〜32a、33a〜35a、38a〜40a、43a〜45a)により異常が発生している機能の表示をさせる制御を行うコンバインの制御装置である。
本発明の一実施形態の制御装置を設けたコンバイン1の右側面図を図1に、正面図を図2に示す。なお、本明細書では、幅方向又は左側及び右側とはコンバイン1が前進する方向に向いたときの方向を言う。
図3に示すステップ17と操縦席8を備えた運転台10は、フロント側壁面である前壁部19と左サイド側壁部20を備え、運転台10の右側面はオペレータの乗降用の空間が設けられ、フロント側の前壁部19の右寄り部分にはパワステレバーと略称される操向レバー16と、その後方に近接する位置に操向レバー16を操作する時に操作腕や操作手を置くための受台(ハンドレスト)21と該受台21を支持し、かつオペレータが乗降する時の支えバーとなるアーム22aが車体2上に設けられている。また受台21の左側には走行速度、グレンタンク11内の穀粒の貯留量などを表示するモニタパネル24が設けられ、受台21とモニタパネル24は車体2と一体化した前記アーム22a、22b、22cにより構成されるブリッジと一体的に合成樹脂で成形され、支持されている。
前壁部19にはモニタパネル24などが装着されているが、モニタパネル24の下方に開放空間を有し、アーム22と左サイド側壁部20側をブリッジ型に一体成形した構成からなる。
さらに操向レバー16のグリップ高さとモニタパネル24の上面とをほぼ同じ高さとすることで、操向レバー16の操作中に、モニタパネル24の上面に配置した前記スイッチ類の操作がし易くなる。
刈高スイッチ33は左の刈高調整ダイヤル36で設定した高さに刈取装置7を自動保持するための制御を行うスイッチであり、刈高調整ダイヤル36は前記刈高スイッチ33が「入り」の時に作用する。刈取装置自動上昇スイッチ34は刈取装置7の内部に設けた穀稈センサ(図示せず)が穀稈を検出しなくなり、さらに所定距離走行すると刈取装置7を所定高さまで上昇させるための制御を行うスイッチであり、自動で刈取装置7を上昇させることができる。畦際スイッチ35は畦際で刈り取った穀稈を搬送するためのスイッチであり、コンバイン1が畦際に来て刈取装置7を所定高さに上げると主変速レバー14を前進側にしても走行せず、刈取装置7と脱穀装置を作動させるスイッチである。なお、刈取装置自動上昇スイッチ34と畦際スイッチ35は刈高調整ダイヤル36とは関連していない。
そして、本実施形態によれば入り切りスイッチ(30〜35、38〜40、43〜45)による操作状態の情報が入力されると、操作パネルコントローラ60のCPU50が該入力信号を受信して、演算処理を行い、該操作状態の情報に基づいてスイッチランプ(LED1〜12)(30a、31a、32a…)を点灯又は消灯させる出力を行う。更に図6に示すように、操作パネル25に配置されたスイッチ、ダイヤル類の各機能制御用の機能制御コントローラ(30b、31b、…)がコンバイン1に設けられている。
更に各機能制御コントローラ(30b、31b、…)は、機能制御のセンサ値を検出する各機能制御用センサ(30c、31c、…)との間に受信回線を備えている。
なお、方向センサ31cがセンサ値の変化を検出しない場合は制御フローをリターンする。
図7のフローは方向制御に異常がある場合のものであり、その他の機能に異常がある場合も同様である。
CPU50と機能制御コントローラ(30b、31b、…)との間の通信処理が成立すると、CPU50は機能制御コントローラ(30b、31b、…)のメモリー情報(記憶情報)を読み込む。
そして、ステップHにおいて、記憶情報が受信情報と違う場合は、CPU50が読み込んだEEPROM56のメモリ情報(記憶情報)を各機能制御コントローラ(30b、31b、…)に更新させるべく送信して記憶させる。
3 走行装置(走行クローラ) 4 走行装置本体
6 分草杆 7 刈取装置
8 操縦席 9 作業用ライト
10 運転台 11 グレンタンク
12 オーガ 13 防塵カバー
14 主変速レバー 14a 主変速レバー回動支点
15 副変速レバー 16 操向レバー
17 ステップ 18 前照灯
19 前壁部 20 側壁部
21 受台 22、22a、22b、22c アーム
23 取っ手 24 モニタパネル
24a 液晶表示画面 24b エンジン回転計
24c 右ウィンカスイッチ 24d 左ウィンカスイッチ
24e 前照灯スイッチ 24f 作業用ライトスイッチ
24g ホーン 24h 表示切換スイッチ
25 操作パネル 26 刈取レバー
27 脱穀レバー 28 アクセルレバー
29 ガイド板 30 注油スイッチ
30a 注油スイッチランプ 31 方向スイッチ
31a 方向スイッチランプ 31b 方向制御コントローラ
31c 方向制御用センサ 32 扱ぎ深さスイッチ
32a 扱ぎ深さスイッチランプ 33 刈高スイッチ
33a 刈高スイッチランプ 33b 刈高制御コントローラ
33c 刈取装置上下制御用センサ 34 刈取装置自動上昇スイッチ
34a 刈取装置自動上昇スイッチランプ
35 畦際スイッチ 35a 畦際スイッチランプ
36 刈高調整ダイヤル 38 知能スイッチ
38a 知能スイッチランプ 39 緩旋回スイッチ
39a 緩旋回ランプ 40 標準スイッチ
40a 標準スイッチランプ 41 知能スイッチの調整ダイヤル
43 左右スイッチ 43a 左右スイッチランプ
44 前後スイッチ 44a 前後スイッチランプ
45 湿田スイッチ 45a 湿田スイッチランプ
46 傾き調整ダイヤル 50 CPU
55 CAN通信ユニット 56 EEPROM
59 コネクタ 60 操作パネルコントローラ
Claims (2)
- 穀稈の刈り取り高さや車体の傾きを含む作業機の各種機能の操作の入り切りを行うための入り切り操作手段(30〜32、33〜35、38〜40、43〜45)と、
前記各入り切り操作手段(30〜32、33〜35、38〜40、43〜45)による操作状態をそれぞれ表示する表示手段(30a〜32a、33a〜35a、38a〜40a、43a〜45a)と、
前記各入り切り操作手段(30〜36、38〜41、43〜46)による操作状態の情報に基づいて前記各表示手段(30a〜32a、33a〜35a、38a〜40a、43a〜45a)により前記操作状態を表示させる制御を行う操作処理装置(50)と、
前記各種機能の作動を制御する機能制御装置(30b、31b、…)と、
前記操作処理装置(50)と前記各種機能の作動を制御する機能制御装置(30b、31b、…)との間で前記各入り切り操作手段(30〜36、38〜41、43〜46)による操作状態の情報及び前記各機能制御装置(30b、31b、…)による各種機能の制御情報を互いに送受信可能な送受信回線と
を設けたコンバインの制御装置において、
前記操作処理装置(50)は、前記各機能制御装置(30b、31b、…)から各種機能の異常情報を受信すると、該異常が発生している機能の入り切り操作手段(30〜32、33〜35、38〜40、43〜45)による操作状態に関わらず、前記表示手段(30a〜32a、33a〜35a、38a〜40a、43a〜45a)により異常が発生している機能の表示をさせる制御を行うことを特徴とするコンバインの制御装置。 - 前記各機能制御装置(30b、31b、…)は、各種機能の制御用センサ(30c、31c、…)との間にそれぞれ受信回線を備え、
前記異常が発生している機能が正常になり、前記異常が発生していた機能の制御用センサ(30c、31c、…)が正常な信号を検出すると、該正常情報は前記異常が発生していた機能の機能制御装置(30b、31b、…)に送信され、更に該機能制御装置(30b、31b、…)から前記正常情報が前記操作処理装置(50)に送信されることで、
該操作処理装置(50)は、前記表示手段(30a〜32a、33a〜35a、38a〜40a、43a〜45a)により前記異常が発生していた機能の制御用センサ(30c、31c、…)が正常な信号を検出する前とは変化した表示をさせる制御を行うことを特徴とする請求項1記載のコンバインの制御装置。
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