JP4935142B2 - コンバイン - Google Patents

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本発明は、植立穀稈を収穫するコンバインに関し、特に操縦席近傍に操作スイッチ、ダイヤル類を含む操作部を設けたコンバインに関する。
コンバインはクローラを構成する無限履帯の接地面積を広くし、水田など軟弱な圃場でも自由に走行して刈取作業などの農作業を可能としている。
そして、一連の農作業を効率よく行うために、一台のコンバインに多くの操作スイッチ類が設けられ、コンバインの操縦席のある運転台には、各種操作用の操作スイッチ類及び作業内容、車速などを表示する表示装置等が所狭しと配置されている。したがって、コンバインを操縦するオペレータにとっては、各種の操作スイッチ類の機能が判別しにくく、瞬時にどの操作スイッチを操作すれば良いのか判断が難しいため、誤操作を招く場合もある。
このような操作スイッチ類の誤操作は、一連の農作業に支障をきたし、作業効率の低下を招く。また、誤操作によってオペレータの予期しない操作が行われる可能性があり、安全性の面でも問題がある。そして、これら操作スイッチ類の誤操作を防止するために、操作スイッチ類の配置を工夫した構成が提案されている(特許文献1)。
特開平8−89057号公報
上記特許文献1に記載の構成では、刈高制御、扱深制御、選別制御、方向制御及び水平制御等の異なる主制御態様を切換える第1の切換えスイッチ群を、運転席の一側方に設けた制御パネルの上位に並列配置し、主制御態様下において副制御態様のモード切換えを行う第2の切換えスイッチ群を第1の切換えスイッチ群の下位に直列状に階層配置して、作業者が直感的かつ階層的に的確に作業の制御内容を切換えることができるような工夫がなされている。
しかし、上記特許文献1に記載のコンバインでは、図1、図2に示されるように、第1の切換えスイッチ群及び第2の切換えスイッチ群を配置した制御パネルの下部に、穀粒の排出操作を行うためのものと思われる、比較的大きい形状の別の操作スイッチ類が設けられている。したがって、第1の切換えスイッチ群及び第2の切換えスイッチ群を操作する際に、操縦席から見て手前側にある操作スイッチ類が邪魔となり、操作性の面で良いとは言えない。また、上記のように配置しても、とっさの時やオペレータが熟練者でない場合などは誤操作を招くおそれもあり、また作業効率の面でも、未だ改良の余地がある。
本発明の課題は、オペレータの誤操作を防止して、操作性が良く、一連の農作業の効率を向上させる操作スイッチ類の配置としたコンバインの提供である。
上記課題は次の解決手段により解決できる。
請求項1記載の発明は、車体(2)の下部に左右の走行クローラ(3)を備えた走行装置本体(4)を設け、
車体(2)の前端側に刈取装置(9)を設け、車体(2)の上部には脱穀装置(10)とグレンタンク(13)を設け、グレンタンク(13)の前側に操縦席(20)を備えた運転台(25)を設け、
運転台(25)の左側の部位にスイッチパネル(40)と走行クローラ(3)を無段階に変速させる変速レバー(22)とを設け、
運転台(25)の右側面にオペレータの乗降用の空間が設けられ、
運転台(25)の右側前方の部位には、操向レバー(28)と、該操向レバー(28)を操作する時に操作腕や操作手を置くためのハンドレスト(35)と、該ハンドレスト(35)を支持し、かつオペレータが乗降する時の支えとなるアーム(35a)を設け、
操向レバー(28)の左側にモニタパネル部(39)を配置し、該モニタパネル部(39)の中央部に表示パネル部(38)を配置し、
操縦席(20)の左前方にあるスイッチパネル(40)には、エンジン回転速度をアイドリング回転速度から定格回転速度に自動的に調整するための調整ダイヤル(41)と刈取装置9の穀稈刈り取り高さの高低を調整するための刈高調整ダイヤル(42)と車体(2)の左右傾斜を調整する傾き調整ダイヤル(43)を上部から下部にわたってこの順に配置し、
前記調整ダイヤル(41)と刈高調整ダイヤル(42)と傾き調整ダイヤル(43)を、レバースイッチ(22a)の操作中に操作できるようにスイッチパネル(40)の左側の部位で、かつ、前進側に倒した状態の変速レバー(22)と平面視で重ならない位置に配置した
ことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、スイッチパネル(40)における調整ダイヤル(41)の右側の部位に、変速レバー(22)を中立位置にするとエンジン回転速度をアイドリング回転速度とし、変速レバー(22)を中立位置から前後方向に操作するとエンジン回転速度を定格回転速度まで上昇させるスイッチ(41a)を設け、
スイッチパネル(40)における前記スイッチ(41a)の右側の部位に、左右の走行クローラ(3,3)の前進側回転速度に差をもたせて緩旋回を行わせる緩旋回スイッチ(41b)を設け、該緩旋回スイッチ(41b)の右側の部位には、左右の走行クローラ(3,3)の内の一方の走行クローラ(3)の回転を停止させた標準旋回を行わせる標準スイッチ(41c)を設け、
前記緩旋回スイッチ(41b)と標準スイッチ(41c)は、いずれか一方のスイッチが常時オンの状態となる構成とし、標準スイッチ(41c)がオンのときに操向レバー(28)を操作すると標準旋回が行われ、緩旋回スイッチ(41b)をオンにし、更に変速レバー(22)の上端部右側面に設けた変速レバースイッチ(22a)をオンにして操向レバー(28)を操作すると緩旋回が行われる構成とし、
スイッチパネル(40)における前記刈高調整ダイヤル(42)の右側の部位に、該刈高調整ダイヤル(42)の設定した高さに刈取装置9を自動保持するための制御を実行させる刈高スイッチ(42a)を設け、該刈高スイッチ(42a)の右側の部位には、刈取装置(9)に設けた穀稈センサが穀稈を検出しなくなり、且つ所定距離走行した場合に刈取装置(9)を設定高さまで自動的に上昇させる制御を行わせる刈取装置自動上昇スイッチ(42b)を設け、
スイッチパネル(40)における前記傾き調整ダイヤル(43)の右側の部位に、車体(2)の左右方向の姿勢を水平に保つローリング制御を実行させる左右スイッチ(43a)を設け、該左右スイッチ(43a)の右側の部位に、車体(2)の前後方向の姿勢を水平に保つピッチング制御を実行させる前後スイッチ(43b)を設け、
スイッチパネル(40)の面からの調整ダイヤル(41)と刈高調整ダイヤル(42)と傾き調整ダイヤル(43)の各突出高さを、スイッチ(41a)と緩旋回スイッチ(41b)と標準スイッチ(41c)と刈高スイッチ(42a)と刈取装置自動上昇スイッチ(42b)と左右スイッチ(43a)と前後スイッチ(43b)の各突出高さよりも高くし、
スイッチパネル(40)において、変速レバー(22)を前進側に倒した場合に該変速レバー(22)の上端部が接近する部位に、スイッチ(41a)と緩旋回スイッチ(41b)と標準スイッチ(41c)と刈高スイッチ(42a)と刈取装置自動上昇スイッチ(42b)と左右スイッチ(43a)と前後スイッチ(43b)を配置した
ことを特徴とする請求項1記載のコンバインである。
請求項3記載の発明は、表示パネル部(38)には、液晶表示画面(38a)と、該液晶表示画面(38a)の下方にエンジン回転計(38b)が設けられ、
表示パネル部(38)の右側に右側のウインカを点滅させる右ウインカスイッチ(39a)を配置し、該右ウインカスイッチ(39a)の下方に前照灯スイッチ(39b)とホーンスイッチ(39c)を配置し、
表示パネル部(38)の左側に左側のウインカを点滅させる左ウインカスイッチ(39d)を配置し、該左ウインカスイッチ(39d)の下方に作業用ライトスイッチ(39e)及び表示切換スイッチ(39f)を配置する
ことを特徴とする請求項2記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、変速レバー22の作動範囲が広く取れるので、変速レバー22の作動範囲が狭い場合よりも緩やかな操作ができ、変速レバー22を操作する際の操作荷重が小さくなり、操作性が向上する。また、変速レバー22とスイッチパネル40を近づける配置も可能であり、スイッチパネル40周辺がコンパクトな構成となる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、ダイヤル等の設置面から比較的突出度合いの大きい、すなわち背の高いスイッチ、ダイヤル類(41、42、43)が操縦席(20)から離れた位置、すなわち奥側にあることで、操縦席(20)から比較的近い位置、すなわち手前側にあるダイヤル等の設置面から比較的突出度合いの小さい操作スイッチ、ダイヤル類(41a、41b、41c、42a、42b、43c)が操作しやすい。背の高いスイッチ類が手前側にあると、奥側のスイッチ類を操作するときに手前側のスイッチ類を誤操作する可能性があるが、このように配置することで、操作スイッチ、ダイヤル類の誤操作を防ぐことが可能となる。また、操作性が良く、一連の農作業の効率を向上させることが可能となる。
また、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、各種機能を連続的にコントロールする操作スイッチ、ダイヤル類(41、42、43)よりも、各種機能の操作の入り切りを行うための入り切り操作スイッチ、ダイヤル類(41a、42a、43a)を操縦席(20)から近い位置、すなわち手前側に設けているので、すぐに作業を始動、終了したいときには、機能の入り切り操作が瞬時にできる。一方、機能を連続的にコントロールする微妙な操作の場合は、操縦席(20)に遠い位置、すなわち奥側に配置している各種機能を連続的にコントロールする操作スイッチ、ダイヤル類(41、42、43)を操作することで、ゆっくりと慎重に操作ができる。したがって、操作スイッチ類の操作内容に応じた的確な配置により誤操作を防いで操作性が向上し、一連の農作業の効率を向上させることが可能となる。
更に、入り切り操作スイッチ類(41a、42a、43a)が操縦席(20)から見て手前側にあるので、安全上、すぐに作業を始動、終了させたい場合でも、瞬時に対応可能であるため、安全性の面でも優れる。
また、上記したダイヤル群(41、42、43)は左側に配置しているので、これは変速レバースイッチ(22a)を操作しているときにも、これらのダイヤル群(41、42、43)を操作できるようになる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、通常時はグレンタンク13内の籾の量を表示する液晶表示画面38aが表示切換スイッチ39fを切り換えると、コンバインに設けられる各種センサのチェックができる表示画面となり、更に切り換えると異常の有無を表示することができる。
本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図1は本実施例のコンバインの右側面図であり、図2は図1のコンバインの平面図であり、図3は図2の運転台付近の拡大図である。なお、本明細書では、左側及び右側とはコンバインが前進する方向に向いたときの方向を言う。
図1から図3に示すように、コンバインの車体2の下部側に土壌面を走行する左右一対の走行装置(以下、走行クローラと称す。)3を有する走行装置本体4を配設し、車体2の前端側に分草杆8を備えた刈取装置9が設けられている。刈取装置9は車体2の上方の支点を中心にして上下動する刈取装置支持フレーム(図示せず)で支持されているので、コンバインに搭乗したオペレータが運転台25の操縦席20にあるパワステレバー(操向レバー)28を前後に傾倒操作することにより、刈取装置支持フレームと共に上下に昇降する構成である。
車体2の上方には、刈取装置9から搬送されてくる穀稈を搬送して脱穀、選別する脱穀装置10と該脱穀装置10で脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタンク13が載置され、グレンタンク13の後部に縦オーガ16、横オーガ17からなるオーガ15を連接して、グレンタンク13内の穀粒をグレンタンク13下部の螺旋(図示せず)により搬送して、横オーガ17の穀粒排出口17cからコンバインの外部に排出する構成としている。
すなわち、コンバインはオペレータが操縦席20においてHST主変速レバー22および副変速レバー23を操作し、エンジン64の動力を図示しない走行トランスミッションケース内の主変速機を介して変速し、左右の走行クローラ3、3に伝動して任意の速度で走行する。
また、図3に示すように、運転台25の右側面はオペレータの乗降用の空間が設けられている。そして前記運転台25の右側前方には、パワステレバー(操向レバー)28、その後方に近接する位置に、パワステレバー28を操作する時に操作腕や操作手を置くための受け台(ハンドレスト)35と該受け台35を支持し、かつオペレータが乗降する時の支えバーとなる支持部(アーム)35aが機体に設けられている。
パワステレバー28の左側にモニタパネル部39を配置しており、モニタパネル部39の中央部に表示パネル部38を配し、表示パネル部38には液晶表示画面38aと、その下方にエンジン回転計38bが設けられ、その右側に右側のウィンカを点滅させる右ウィンカスイッチ39aとその下方に前照灯スイッチ39b及びホーンスイッチ39c、左側に左側のウィンカを点滅させる左ウィンカスイッチ39dとその下方に作業用ライトスイッチ39e及び表示切換スイッチ39fがそれぞれ配置されている。なお、通常時はグレンタンク13内の籾の量を表示する液晶表示画面38aが表示切換スイッチ39fを切り換えると、コンバインに設けられる各種センサのチェックができる表示画面となり、更に切り換えると異常の有無を表示する。
パワステレバー(操向レバー)28は、一本の該レバー28を左右に傾倒すればコンバインを左右に旋回させ、前後に傾倒すれば刈取装置9を下降、上昇できる。コンバインは、オペレータが操縦席20においてパワステレバー28を左右に傾倒操作することにより各種旋回走行することができる。すなわち、パワステレバー28をコンバインを旋回させようとする方向に傾倒操作することにより、左右の走行クローラ3、3に速度差が与えられて走行方向の変更が行われる構成としている。
そして運転台25の左側には、刈取装置9や走行用の機器を操縦するためのスイッチパネル40や、走行クローラ3を無段階で前進、停止、後退制御できるHSTレバー(主変速レバー)22、スロットルレバー(アクセルレバー)27などが設けられている。
図4には、スイッチパネルの平面図を示し、図5には図4のスイッチ類を矢印A方向から見た場合の簡略矢視図を示す。
図4に示すように、コンバイン操縦席20左前方にあるスイッチパネル40には、エンジン回転数をアイドリング回転数から定格回転数に自動的に調整するための知能調整ダイヤル41、圃場から穀稈を刈り取る刈取装置9の刈り取り高さの高低を調整するための刈高調整ダイヤル42、車体2の傾きを左右に調整するための傾き調整ダイヤル43などが配置されている。これらのスイッチはダイヤル式で、左右に回すことにより、各種機能を連続的にコントロールできる、いわゆるボリュームスイッチである。
そして、上方に位置する注油スイッチ46は油タンク(図示せず)からフィードチェン(図示せず)、刈取装置9の搬送チェンなどに注油をするためのスイッチであり、方向スイッチ47は分草杆8に設けた方向センサ(図示せず)のオン・オフによって機体を真っ直ぐに走行させるための制御スイッチであり、扱ぎ深さスイッチ48は脱穀装置10での穀稈の扱ぎ深さを調整するスイッチである。
更に、知能スイッチ41aはHSTレバー22を中立にするとエンジンがアイドリング状態となり、HSTレバー22を中立位置N(図3)から前、後方向に動かすと、それぞれエンジンが定格回転まで上がる操作をし、さらに籾排出レバー29(図2)を「入り」にするとエンジン回転を定格にするスイッチである。知能スイッチ41aがオンの時は自動でエンジン回転数を調整できるが、知能スイッチ41aがオフの時は手動でアクセルレバー27を操作してエンジン回転数を調整する。HSTレバー22が中立位置Nでない場合にパワステレバー28を操作する時は、エンジン回転数は所定回転数で維持される。
緩旋回スイッチ41bは左右のクローラ3,3の前進回転数に差異を設けて行う緩旋回を行うための制御を行うスイッチであり、標準スイッチ41cは左右のクローラ3,3の内の一方のみの回転を停止して旋回(標準旋回)するための制御を行うスイッチである。これら緩旋回スイッチ41b、標準スイッチ41cは、後述する知能調整ダイヤル41とは関連していない。また、これらのスイッチ41b、41cは旋回スイッチであり、エンジン回転を制御する知能スイッチ41aとも関連していない。
そして、緩旋回スイッチ41bと標準スイッチ41cは、いずれか一方のスイッチが常時オンの状態であり、標準スイッチ41cがオンの時にパワステレバー28を操作すると、標準旋回となる。そして緩旋回スイッチ41bをオンにし、更にHSTレバースイッチ22aをオンにしてパワステレバー28を操作すると、緩旋回となる。また標準スイッチ41cをオンにし、更にHSTレバースイッチ22aをオンにしてパワステレバー28を操作すると、急旋回となる。
そして、知能調整ダイヤル41は前記知能スイッチ41aが「入り」の時に作用し、該スイッチ41の前記した機能に加えて、刈取走行作業中にはエンジン回転を定格値に変更、保持する制御を行うものである。例えば、エンジン回転数を最少2600rpmから最大2800rpm(エンジン自体の定格回転数)又は3000rpm(エンジン自体の最大回転数)の範囲で適宜選択可能であり、前記定格値を2800rpmとする。知能調整ダイヤル41は、知能スイッチ41aがオフの時に事前に設定しても良いし、知能スイッチ41aがオンの時、すなわちエンジン回転数を定格値に変更中の時や、エンジン回転数を定格値に維持中の時でも、いつでも調整可能である。
刈高スイッチ42aは左にある刈高調整ダイヤル42で設定した高さに刈取装置9を自動保持するための制御を行うスイッチであり、刈高調整ダイヤル42は前記刈高スイッチ42aが「入り」の時に作用する。刈取装置自動上昇スイッチ42bは刈取装置9の内部に設けた穀稈センサ(図示せず)が穀稈を検出しなくなり、さらに所定距離走行すると刈取装置9を所定高さまで上昇させるための制御を行うスイッチであり、自動で刈取装置9を上昇させることができる。畦際スイッチ42cは、畦際で刈り取った穀稈を搬送するためのスイッチであり、コンバインが畦際に来て刈取装置9を所定高さに上げるとHSTレバー22を前進側にしても走行せず、刈取装置9と脱穀装置10を作動させるスイッチである。なお、刈取装置自動上昇スイッチ42bと畦際スイッチ42cは刈高調整ダイヤル42とは関連していない。
また車体の左右スイッチ43a、前後スイッチ43bはそれぞれ自動で車体2の左右方向の水平(ローリング制御)と前後方向の水平(ピッチング制御)を保つためのスイッチである。左右スイッチ43aをオンにすると、車体2の絶対水平基準に制御するが、傾き調整ダイヤル43を操作すると、この水平基準を変更できる。すなわち、傾き調整ダイヤル43は左右ローリング制御の基準値を、水平に対して左右方向に変更するものである。そして湿田スイッチ43cは湿田での作業時に車両の前進を一旦止めて後進する際において、車体2の前上げ(ピッチングシリンダを利用)を行い、さらに刈取装置9を最上昇させるスイッチである。なお、前後スイッチ43bと湿田スイッチ43cは傾き調整ダイヤル43とは関連していない。
このように、知能スイッチ41a、刈高スイッチ42a、左右スイッチ43aは、それぞれ知能調整ダイヤル41、刈高調整ダイヤル42、傾き調整ダイヤル43のオンオフを行う入り切りスイッチであり、緩旋回スイッチ41b、標準スイッチ41c、刈取装置自動上昇スイッチ42b、畦際スイッチ42c、前後スイッチ43b、湿田スイッチ43cなどは、前記ダイヤル群(41、42、43)とは関連しないモードスイッチである。
また、上記したダイヤル群(41、42、43)は左側に配置しているが、これはHSTレバースイッチ22aを操作しているときにも、これらのダイヤル群(41、42、43)を操作できるようにするためである。
そして、これら操作スイッチ、ダイヤル類はスイッチパネル40面から突出した形状を有し、その中でも図5に示すように、知能調整ダイヤル41、刈高調整ダイヤル42、傾き調整ダイヤル43などのボリュームスイッチは、他のスイッチ(41a〜41c、42a〜42c、43a〜43c)等に比べて突出度合いを大きくしている。そして、突出度合いの大きいボリュームスイッチ(41、42、43)を操縦席から比較的離れた位置に設け、比較的突出度合いの小さい入り切りスイッチ(41a、42a、43a)及びモードスイッチ類(41b、41c、42b、42c、43b、43c)を操縦席20から比較的近い位置に設けている。
すなわち、コンバインの操縦席20左前方にあるスイッチパネル40において、操縦席20から見て手前側に背の低い入り切りスイッチ(41a、42a、43a)及びモードスイッチ類(41b、41c、42b、42c、43b、43c)を、奥側に背の高いボリュームスイッチ(41、42、43)を配置している。
本実施例によれば、これら入り切りスイッチ(41a、42a、43a)及びモードスイッチ類(41b、41c、42b、42c、43b、43c)は押しボタン式であり、知能調整ダイヤル41、刈高調整ダイヤル42、傾き調整ダイヤル43などはダイヤル式であるが、スイッチの形態に限定はなく、例えばレバー式でも良い。また、手前側のスイッチ類をタッチパネル式にしても良い。
本構成を採用することにより、比較的突出度合いの大きい、すなわち背の高いスイッチ類であるボリュームスイッチ(41、42、43)などが操縦席20から見て奥側にあることで、手前側にある比較的突出度合いの小さい、すなわち背の低いスイッチ類である入り切りスイッチ(41a、42a、43a)及びモードスイッチ類(41b、41c、42b、42c、43b、43c)が押しやすい。背の高いスイッチ類が操縦席20から見て手前側にあると、奥のスイッチ、ボタン等を操作するときに手前側のスイッチ類などを誤操作する可能性があるが、本構成によれば、スイッチ、ダイヤル類(41〜43、41a〜43c)の誤操作を防ぐことが可能となる。そして、操作性も良く、一連の農作業の効率を向上させることが可能となる。
また、各種機能を連続的にコントロールするボリュームスイッチ(41、42、43)とその機能を入り切りする押しボタン式スイッチ(41a、42a、43a)を、各種機能毎に並べて配置し、押しボタン式スイッチ(41a、42a、43a)を操縦席20に近い位置に、ボリュームスイッチ(41、42、43)を操縦席20から遠い位置に配置している。知能調整ダイヤル41、刈高調整ダイヤル42、傾き調整ダイヤル43などのボリュームスイッチ(41、42、43)は、各種機能を連続的にコントロールできるスイッチであり、知能スイッチ41aは知能調整ダイヤル41を、刈高スイッチ42aは刈高調整ダイヤル42を、左右スイッチ43aは傾き調整ダイヤル43を、それぞれ入り切りする押しボタン式のスイッチである。
したがって、作業を始動、終了したいときには、操縦席20に近い位置、すなわち手前側に配置している入り切りスイッチ(41a、42a、43a)を操作することで、各種機能の入り切り操作が瞬時にできる。一方、機能を連続的にコントロールする微妙な操作の場合は、操縦席20に遠い位置、すなわち奥側に配置しているボリュームスイッチ(41、42、43)を操作することで、ゆっくりと慎重に操作ができる。したがって、操作スイッチ類の操作内容に応じた的確な配置により誤操作を防いで操作性が向上し、一連の農作業の効率を向上させることが可能となる。
また、各種機能を連続的にコントロールする操作スイッチ、ダイヤル類(41〜43)と各種機能の入り切り操作スイッチ、ダイヤル類(41a、42a、43a)を並べて設けると、一目でどの機能のスイッチであるのか、スイッチの種類が分かり易い。また、入り切り操作スイッチ、ダイヤル類(41a、42a、43a)を操作後、並びにある操作スイッチ、ダイヤル類(41〜43)を操作することで、すぐにその機能をコントロールでき、操作性に優れる。更に、入り切り操作スイッチ類(41a、42a、43a)が操縦席20から見て手前側にあるので、安全上、すぐに操作を始動、終了させたい場合でも、瞬時に対応可能であるため、安全性の面でも優れる。
図6には本実施例のコンバインの操縦席20付近の左側面図を示す。
また、図6に示すように、HSTレバー22を倒した場合にHSTレバー22が接近する箇所には、比較的突出度合いの小さい、背の低い押しボタン式スイッチである入り切りスイッチ(41a、42a、43a)及びモードスイッチ類(41b、41c、42b、42c、43b、43c)を配置し、HSTレバー22を倒しても、前記背の低い押しボタン式スイッチはHSTレバー22と干渉しない、すなわちHSTレバー22と平面視で重ならない位置には、比較的突出度合いの大きい、背の高いボリュームスイッチ(41、42、43)を配置しても良い。
本構成を採用することにより、HSTレバー22の作動範囲が広く取れるので、HSTレバー22の作動範囲が狭い場合よりも緩やかな操作ができ、HSTレバー22を操作する際の操作荷重が小さくなり、操作性が向上する。また、HSTレバー22とスイッチパネル40を近づける配置も可能であり、スイッチパネル40周辺がコンパクトな構成となる。
また、図4に示すように、スイッチ、ダイヤル類(41〜43、41a〜43c)を作業の機能別(例えばエンジン回転数の調整機能、刈高装置9の調整機能、車体2の傾き調整機能など)に縦に並べて、比較的、各種作業の前に操作することが多いスイッチ、ダイヤル類を下段に配置し、比較的、作業中に操作することが多いスイッチ、ダイヤル類を上段に配置しても良い。また、比較的、各種作業の前に操作することが多いスイッチ、ダイヤル類を操縦席20から見て奥側に、比較的、作業中に操作することが多いスイッチ、ダイヤル類を操縦席20から見て手前側に配置しても良い。
例えば、比較的、作業中に操作することが多いモードスイッチ(41b、41c、42b、42c)等を上段もしくは手前側に配置し、比較的、作業前に操作することが多いダイヤル類(42、43)を下段もしくは奥側に配置する。
オペレータは、作業中は顔を上げてコンバインの前方を見ていることが多い。したがって、本構成を採用することにより、スイッチパネル40の上段のスイッチ類の方が下段のスイッチ類よりも見やすく操作しやすいので、比較的、作業中に操作することが多いスイッチ類を上段に配置して、比較的、作業前に操作することが多いスイッチ類などを下段に配置すれば、スイッチ、ダイヤル類(41〜43、41a〜43c)の誤操作が少なくなる。また作業中は、操縦席20に近い位置にあるスイッチ、ダイヤル類の方が、コンバインを操縦するオペレータが見やすく操作しやすいので、比較的、作業中に操作することが多いスイッチ、ダイヤル類を手前側に配置すれば、スイッチ、ダイヤル類の誤操作が少なくなる。
図7にはスイッチの形状を変えた場合の図5の変形例を示す。
また、スイッチもしくはダイヤル類を機械の左右方向(以下、横ということがある)に複数個並べ、中央付近のスイッチ(ダイヤル)に突起44を設ける構成としても良い。図7(a)には、知能スイッチ41a、緩旋回スイッチ41b、標準スイッチ41cや、刈高スイッチ42a、刈取装置自動上昇スイッチ42b、畦際スイッチ42cや、左右スイッチ43a、前後スイッチ43b、湿田スイッチ43cなどのスイッチを横に3個並べた例を示しており、中央のスイッチ(41b、42b、43b)に突起を設けている。このようにスイッチ、ダイヤル類の形状を変えることで、スイッチ等を作業中に注視しなくても、手に触れたときの触感でスイッチ類の種類が分かるため、スイッチ類を操作する場合に、スイッチ等を注視する時間を短くできる。したがって、作業をスムーズに行うことができ、作業効率が向上する。
なお、中央のスイッチに限らず、どのスイッチに突起を設けても良いし、突起に限らず凹部を設けたり、また例えば図7(b)、(c)に示すように、スイッチそのものの形状の突出度合いを中央のスイッチのみ変えたり、また段階的に変えても良い。また、スイッチの形状を、例えば円、四角、三角など違う形状としても良いし、スイッチの表面の素材を各々異なるようにして、触感や風合いを変えても良い。また、スイッチもしくはダイヤル類を縦もしくは斜めに複数個並べて、このように形状等を変えても良い。
更に、各スイッチ、ダイヤル類(41〜43、41a〜43c)を機能別に色分けしても良い。色分けをすると、一目でどのスイッチ、ダイヤル類であるか分かるため、操作したいスイッチを絞り込むことができ、スイッチを注視する時間を短くできる。
図4において、例えば、知能調整ダイヤル41、知能スイッチ41a、緩旋回スイッチ41b、標準スイッチ41c等の知能機能スイッチ類を燈色に配色し、刈高調整ダイヤル42、刈高スイッチ42a、刈取装置自動上昇スイッチ42b、畦際スイッチ42c等の刈高機能スイッチ類を緑色に配色し、傾き調整ダイヤル43、左右スイッチ43a、前後スイッチ43b、湿田スイッチ43c等の傾き機能スイッチ類を燈色に配色する。配色の方法は、特に限定しない。また、色に限らず、光沢の有無などによって分けても良い。
本構成を採用することにより、一目でスイッチ、ダイヤル類の機能が分かり、作業をスムーズに行うことができ、作業効率が向上する。
また、各スイッチ類が入り状態のときに点灯し、切り状態の時には消灯して、各スイッチ類の入り状態を表示するランプ45a、45b、45c(図4)を機能別に色分けしても良い。例えば知能スイッチ41a、緩旋回スイッチ41b、標準スイッチ41cなどの知能機能スイッチ類の上にあるランプ45aを赤にし、刈高スイッチ42a、刈取装置自動上昇スイッチ42b、畦際スイッチ42cなどの刈高機能スイッチ類の上にあるランプ45bを黄色にし、左右スイッチ43a、前後スイッチ43b、湿田スイッチ43cなどの傾き機能スイッチ類の上にあるランプ45cを青に配色する。配色の方法に限定はなく、また、色に限らず明るさ、光度を変えても良い。
本構成を採用することにより、一目で入り状態もしくは切り状態であるスイッチ、ダイヤル類の機能が分かり、作業をスムーズに行うことができ、作業効率が向上する。また、機能別よりも更に細かく、それぞれのスイッチ毎に色分けしても良い。
更に、各スイッチ類(41a〜41c、42a〜42c、43a〜43c)の入り状態を表示するランプ45a、45b、45c(図4)を入りにした時に、所定時間点滅させてから点灯させても良い。各スイッチ類(41a〜41c、42a〜42c、43a〜43c)の操作時に所定時間点滅させることで、直前に操作したスイッチがどのスイッチであるかが分かり易いため、次の操作にスムーズに取りかかることができ、操作性に優れる。
本発明はトラクタやコンバインを含む農業用作業車両だけでなく、工業用作業車両においても利用可能性がある。
本発明の一実施例のコンバインの右側面図である。 図1のコンバインの平面図である。 図2の運転台付近の拡大図である。 スイッチパネルの平面図である。 図4のスイッチ類を矢印A方向から見た場合の簡略矢視図である。 本実施例のコンバインの操縦席付近の左側面図である。 スイッチの形状を変えた場合の図5の変形例である。
符号の説明
2 車体 3 走行装置(走行クローラ)
4 走行装置本体 8 分草杆
9 刈取装置 10 脱穀装置
13 グレンタンク 15 オーガ
16 縦オーガ 17 横オーガ
17c 排出口 20 操縦席
22 HST主変速レバー 22a HSTレバースイッチ
23 副変速レバー 25 運転台
27 スロットルレバー 28 パワステレバー
29 籾排出レバー 35 受け台
35a 支持部 38 表示パネル部
38a 液晶表示画面 38b エンジン回転計
39 モニタパネル部 39a 右ウィンカスイッチ
39b 前照灯スイッチ 39c ホーン
39d 左ウィンカスイッチ 39e 作業用ライトスイッチ
39f 表示切換スイッチ 40 スイッチパネル
41 知能調整ダイヤル 41a 知能スイッチ
41b 緩旋回スイッチ 41c 標準スイッチ
42 刈高調整ダイヤル 42a 刈高スイッチ
42b 刈取装置自動上昇スイッチ 42c 畦際スイッチ
43 傾き調整ダイヤル 43a 左右スイッチ
43b 前後スイッチ 43c 湿田スイッチ
44 突起 45a、45b、45c ランプ
46 注油スイッチ 47 方向スイッチ
48 扱ぎ深さスイッチ 64 エンジン

Claims (3)

  1. 車体(2)の下部に左右の走行クローラ(3)を備えた走行装置本体(4)を設け、
    車体(2)の前端側に刈取装置(9)を設け、車体(2)の上部には脱穀装置(10)とグレンタンク(13)を設け、グレンタンク(13)の前側に操縦席(20)を備えた運転台(25)を設け、
    運転台(25)の左側の部位にスイッチパネル(40)と走行クローラ(3)を無段階に変速させる変速レバー(22)とを設け、
    運転台(25)の右側面にオペレータの乗降用の空間が設けられ、
    運転台(25)の右側前方の部位には、操向レバー(28)と、該操向レバー(28)を操作する時に操作腕や操作手を置くためのハンドレスト(35)と、該ハンドレスト(35)を支持し、かつオペレータが乗降する時の支えとなるアーム(35a)を設け、
    操向レバー(28)の左側にモニタパネル部(39)を配置し、該モニタパネル部(39)の中央部に表示パネル部(38)を配置し、
    操縦席(20)の左前方にあるスイッチパネル(40)には、エンジン回転速度をアイドリング回転速度から定格回転速度に自動的に調整するための調整ダイヤル(41)と刈取装置9の穀稈刈り取り高さの高低を調整するための刈高調整ダイヤル(42)と車体(2)の左右傾斜を調整する傾き調整ダイヤル(43)を上部から下部にわたってこの順に配置し、
    前記調整ダイヤル(41)と刈高調整ダイヤル(42)と傾き調整ダイヤル(43)を、レバースイッチ(22a)の操作中に操作できるようにスイッチパネル(40)の左側の部位で、かつ、前進側に倒した状態の変速レバー(22)と平面視で重ならない位置に配置した
    ことを特徴とするコンバイン。
  2. スイッチパネル(40)における調整ダイヤル(41)の右側の部位に、変速レバー(22)を中立位置にするとエンジン回転速度をアイドリング回転速度とし、変速レバー(22)を中立位置から前後方向に操作するとエンジン回転速度を定格回転速度まで上昇させるスイッチ(41a)を設け、
    スイッチパネル(40)における前記スイッチ(41a)の右側の部位に、左右の走行クローラ(3,3)の前進側回転速度に差をもたせて緩旋回を行わせる緩旋回スイッチ(41b)を設け、該緩旋回スイッチ(41b)の右側の部位には、左右の走行クローラ(3,3)の内の一方の走行クローラ(3)の回転を停止させた標準旋回を行わせる標準スイッチ(41c)を設け、
    前記緩旋回スイッチ(41b)と標準スイッチ(41c)は、いずれか一方のスイッチが常時オンの状態となる構成とし、標準スイッチ(41c)がオンのときに操向レバー(28)を操作すると標準旋回が行われ、緩旋回スイッチ(41b)をオンにし、更に変速レバー(22)の上端部右側面に設けた変速レバースイッチ(22a)をオンにして操向レバー(28)を操作すると緩旋回が行われる構成とし、
    スイッチパネル(40)における前記刈高調整ダイヤル(42)の右側の部位に、該刈高調整ダイヤル(42)の設定した高さに刈取装置9を自動保持するための制御を実行させる刈高スイッチ(42a)を設け、該刈高スイッチ(42a)の右側の部位には、刈取装置(9)に設けた穀稈センサが穀稈を検出しなくなり、且つ所定距離走行した場合に刈取装置(9)を設定高さまで自動的に上昇させる制御を行わせる刈取装置自動上昇スイッチ(42b)を設け、
    スイッチパネル(40)における前記傾き調整ダイヤル(43)の右側の部位に、車体(2)の左右方向の姿勢を水平に保つローリング制御を実行させる左右スイッチ(43a)を設け、該左右スイッチ(43a)の右側の部位に、車体(2)の前後方向の姿勢を水平に保つピッチング制御を実行させる前後スイッチ(43b)を設け、
    スイッチパネル(40)の面からの調整ダイヤル(41)と刈高調整ダイヤル(42)と傾き調整ダイヤル(43)の各突出高さを、スイッチ(41a)と緩旋回スイッチ(41b)と標準スイッチ(41c)と刈高スイッチ(42a)と刈取装置自動上昇スイッチ(42b)と左右スイッチ(43a)と前後スイッチ(43b)の各突出高さよりも高くし、
    スイッチパネル(40)において、変速レバー(22)を前進側に倒した場合に該変速レバー(22)の上端部が接近する部位に、スイッチ(41a)と緩旋回スイッチ(41b)と標準スイッチ(41c)と刈高スイッチ(42a)と刈取装置自動上昇スイッチ(42b)と左右スイッチ(43a)と前後スイッチ(43b)を配置した
    ことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
  3. 表示パネル部(38)には、液晶表示画面(38a)と、該液晶表示画面(38a)の下方にエンジン回転計(38b)が設けられ、
    表示パネル部(38)の右側に右側のウインカを点滅させる右ウインカスイッチ(39a)を配置し、該右ウインカスイッチ(39a)の下方に前照灯スイッチ(39b)とホーンスイッチ(39c)を配置し、
    表示パネル部(38)の左側に左側のウインカを点滅させる左ウインカスイッチ(39d)を配置し、該左ウインカスイッチ(39d)の下方に作業用ライトスイッチ(39e)及び表示切換スイッチ(39f)を配置する
    ことを特徴とする請求項2記載のコンバイン。
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