JP2008078263A - 電子機器用回路基板及び電子機器用回路基板の製造方法 - Google Patents

電子機器用回路基板及び電子機器用回路基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な形状を有するとともに、プリント配線基板に容易に取り付けることができ、発熱する電子部品や締め付け用ボルト等と、電源コード等の電線とが干渉するのを効果的に防ぐ。
【解決手段】一方の端部の中央に凹欠411が形成された立設部41と、立設部41の一方の端部に配設された第1取付パターン412と、立設部41の他方の端部に配設された第2取付パターン413とを具備する電線保持部材41を有し、貫通孔25に一方の端部又は他方の端部が挿入され、第1取付パターン412又は前記第2取付パターン413が前記固定用パターン251にはんだ付けされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電源ワイヤー、信号線等の電線がプリント配線基板上の所定の位置を横切るのを回避できる電子機器用回路基板及び電子機器用回路基板の製造方法に関するものである。
電子機器の内部には配線基板が配置されている。前記配線基板の表面には銅箔の配線パターンが形成されており、複数の電子部品が表面に配置されると共に、該電子部品に備えられているリードをはんだ付けすることで前記配線パターンに実装されている。
前記電力は前記電子機器に備えられた電源装置より前記配線基板に接続されている電線を介して供給されている。そして、前記配線基板に形成された前記配線パターンを介して前記電子部品に電力が供給されている。
前記電線は短絡防止のために樹脂の被覆で覆われており、この樹脂の被覆は熱に弱い。前記配線基板に実装された電子部品の中には発熱し高温に達する部品もあり、このような高温の部品と前記電線とが接触すると、樹脂の被覆が溶けたり、燃えたりし、短絡の原因になったり、樹脂が燃えることで火災の原因になる場合もある。
また、前記電線からは、電磁波が放射されている場合も多く、この電磁波が、配線基板上に実装されている電子部品に影響し、該電子部品の動作精度が低下したり、動作しなくなったりする不具合が発生する場合もある。さらに、冷却用のファン等の可動部と接触することで、前記電線が破損する場合もある。
そこで、帯状の電線保持部材を前記電線に巻きつけることで該電線を保持し、前記配線基板に形成された貫通孔に係合させることで取り付けられている。
また、特開2006−12618号公報には、合成樹脂製の小壁部が筐体より一体に突設されており、ACコードの先端が二股状にされ、この二股状部分の近傍に形成された貫通孔が、前記小壁部の上部に形成されているL字状型の係止片に嵌められて係止されているものが示されている。
筐体に一体に上向きに設けられた小壁部のL字形の係止片でACコードの二股状部分の近傍に形成された貫通孔を係合させるので、ACコードが外れたり、傾いたりすることがなく、ACコードを安全に保持することができる。
また、特開平11−4087号公報には、ワイヤーを束ねて保持することができるワイヤークランパを、基板を切り取った残りの平板を用いて形成するものが示されている。
特開2006−12618号公報 特開平11−4087号公報
しかしながら、電線保持部材で前記電線を保持するものの場合、電線保持部材を別途準備しなくてはならず、部品点数が多くなる。また、電子機器には電源以外の信号用の電線も多く用いられており、それらを保持する場合も前記電線保持部材が用いられることが多く、この場合、前記電線保持部材を電線の数だけ用意しなくてはならない。また、前記電線保持部材を取り付けるための作業は独立した作業であり、作業が多くなるとともに、煩雑である。
また、特開2006−12618号公報に記載のように、筐体に一体的に形成された部材を用いて、電線を保持するものの場合、前記筐体を製造するための金型を部材を形成することができるものとしなくてはならず、新たな電子機器を作る場合には良いが、従来の設計の電子機器に採用するには難がある。また、配線基板の位置決めとして利用されているが、配線基板の形状が変化してしまうと、取り付けることができないので、配線基板の設計の自由度に限界がある。
そこで本発明は、簡単な形状を有するとともに、プリント配線基板に容易に取り付けることができ、発熱する電子部品や締め付け用ボルト等と、電源コード等の電線とが干渉するのを効果的に防ぐことができる電子機器用回路基板を提供することを目的とする。
また本発明は、プリント配線基板を製造した残りの基板を加工して電線保持部材として利用することで、それだけ、装置の製造にかかる時間と手間を削減することができる電子機器用回路基板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、板状の基材部と、前記基材部の表面に電子部品を実装するための配線パターンとを有し、電線が立体的に交差するプリント配線基板を備えた電子機器用回路基板であって、前記電線を保持するための電線保持部材を有しており、前記プリント配線基板には、前記電線保持部材を挿入するための挿入孔と、前記配線パターンと同じ材料で形成され前記挿入孔の周囲に配設された固定用パターンとが形成されており、前記電線保持部材は一方の端部の中央に凹欠が形成された立設部と、前記立設部の一方の端部に配設された第1取付パターンと、前記立設部の他方の端部に配設された第2取付パターンとを備えており、前記電線保持部材は前記電線が前記凹欠に係合され、且つ、前記プリント配線基板に形成された貫通孔に前記立設部の一方の端部又は他方の端部が挿入され、前記第1取付パターン又は前記第2取付パターンが前記固定用パターンにはんだ付けされていることを特徴とする。
この構成によると、簡単な方法で、電線とプリント配線基板上の部材等とが干渉するのを防ぐことができる。これにより、電子機器と電線が接触することで、電子機器に不具合が発生したり、電線に不具合が発生したりするのを抑制することができる。
また、電線を効果的によけることができるので、プリント配線基板を筐体等に取り付ける作業を簡単に行うことができ、それだけ、組み立てにかかる手間と時間を省くことができ、製造コストを削減することができる。
また、前記電線保持部材ははんだ付けにて前記プリント配線基板に取り付けられるので、電子部品のはんだ付けと同時に行うことで、製造にかかる時間を削減することが可能である。
上記構成において、前記立設部は前記基材部と同じ材料で形成されており、前記第1取付パターン及び前記第2取付パターンは前記配線パターンと同じ材料で形成されているものであってもよい。
上記構成において、前記電線保持部材は、前記立設部の他方の端部から所定の距離離れた部分より外側に一体的に張り出したストッパ部を有しているものであってもよい。
上記構成において、前記電線保持部材が保持する電線は電源用電線であるものを挙げることができる。
前記電線保持部材が捨て基板を加工することで作製されるものであってもよく、1個の材料基板を切り分けることで前記プリント配線基板と前記電線保持部材とが作製されるものであってもよい。
このことにより、従来、廃棄していた部材を用いて電線保持部材を作成することができるので、無駄を省くことができる。また、プレス加工、引き抜き加工等の加工方法を用いて製造する場合に対し、金型を製造しなくてもよく、それだけ、製造までに必要な手間、時間を大幅に削減することができる。これらのことより、電子機器用配線基板の製造のコストを低減することが可能である。
上記構成をさらに詳しく説明すると次のとおりである。板状の基材部と、前記基材部の表面に電子部品を実装するための配線パターンとを有し、電源用電線が立体的に交差するプリント配線基板を備えた電子機器用回路基板であって、前記基材部と同じ材料で矩形状に形成され、前記電源用電線を保持するための電線保持部材を有しており、前記プリント配線基板には、前記電線保持部材を挿入するための挿入孔と、前記挿入孔の周囲に形成された固定用パターンとが形成されており、前記電線保持部材は一方の端部の中央に前記電源用電線が係合される凹欠が形成された立設部と、前記配線パターンと同じ材料で形成され前記立設部の一方の端部に配設された第1取付パターンと、前記配線パターンと同じ材料で形成され前記立設部の他方の端部に配設された第2取付パターンと、側部の前記他方の端部より所定の距離はなれた位置から外側に一体的に張り出したストッパ部とを備えており、前記電線保持部材は前記電源用電線が凹欠に係合され、且つ、前記プリント配線基板に形成された貫通孔に前記立設部の一方の端部を挿入され、前記第1取付パターンが前記固定用パターンにはんだ付けされていることを特徴とする。
また、上記構成をさらに詳しく説明すると次のとおりである。板状の基材部と、前記基材部の表面に電子部品を実装するための配線パターンとを有し、電源用電線が立体的に交差するプリント配線基板を備えた電子機器用回路基板であって、前記基材部と同じ材料で矩形状に形成され、前記電源用電線を保持するための電線保持部材を有しており、前記プリント配線基板には、前記電線保持部材を挿入するための挿入孔と、前記挿入孔の周囲に形成された固定用パターンとが形成されており、前記電線保持部材は一方の端部の中央に前記電源用電線が係合される凹欠が形成された立設部と、前記配線パターンと同じ材料で形成され前記立設部の一方の端部に配設された第1取付パターンと、前記配線パターンと同じ材料で形成され前記立設部の他方の端部に配設された第2取付パターンと、側部の前記他方の端部より所定の距離はなれた位置から外側に一体的に張り出したストッパ部とを備えており、前記電線保持部材は前記電源用電線が前記凹欠きに係合され、且つ、前記プリント配線基板に形成された貫通孔に前記連結部の他方の端部が前記ストッパ部とが接触するように挿入され、前記第2取付パターンが前記固定用パターンにはんだ付けされていることを特徴とする。
本発明によると、簡単な形状を有するとともに、プリント配線基板に容易に取り付けることができ、発熱する電子部品や締め付け用ボルト等と、電源コード等の電線とが干渉するのを効果的に防ぐことができる電子機器用回路基板を提供することができる。
また本発明によると、プリント配線基板を製造した残りの基板を加工して電線保持部材として利用することで、それだけ、装置の製造にかかる時間と手間を削減することができる電子機器用回路基板を提供することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明にかかる電子機器用 回路基板の平面図であり、図2は図1に示す電子機器用回路基板の断面図である。図1、図2に示すように電子機器用回路基板1は、プリント配線基板2と、プリント配線基板2に実装された電子部品3と、電源コードPcを保持する電線保持部材4とを備えている。
プリント配線基板2は、絶縁材料で形成された板状の基材部21と、配線パターン221が形成されたパターン面22と、パターン面22の反対側の電子部品3が配置される部品面23とを備えている。配線パターン221はここでは、銅箔にて形成されるものであるが、銅箔に限定されるものではなく、アルミニウム等の配線パターンの電気抵抗を低く抑えることができるものを広く採用することができる。
また、プリント配線基板2には、部品面23からパターン面22に貫通するスルーホール24が形成されている。プリント配線基板2は、部品面23に電子部品3が実装されている。電子部品3は電力が供給されるリード31を備えており、電子部品3は部品面23より、リード31がスルーホール24に挿入され、配線パターン221とはんだ付けされている。
図1に示すように、電子機器用回路基板1の上部には電源コードPcが非接触で交差するように配設されている。電源コードPcは図示を省略した電源装置より電子機器に配置されている各機器(光ディスクユニット、プリント配線基板等)に電力を供給するものである。なお、図1では、電源コードPcが直線状に張るように保持されているものを図示しているが、それに限られるものではなく、ある程度たるんでいてもかまわない。
プリント配線基板2に電源コードPcを保持するための電線保持部材4が取り付けられている。プリント配線基板2には電線保持部材4を取り付けるための貫通孔25が形成されており、プリント配線基板2のパターン面22の貫通孔25と隣接する部分には、電線保持部材4がはんだ付けされる固定用パターン251が形成されている(図2参照)。
図3に電線保持部材の一例の正面図を示す。図3に示す電線保持部材4は、一方の端部401に凹欠411が形成された立設部41と、立設部41の一方の端部401に形成された第1取付パターン412と、立設部41の他方の端部402に形成された第2取付パターン413とを有している。
電線保持部材4はそれには限定されないが、ここでは基材部21と同じ材料で形成されているものである。また、第1取付パターン412及び第2取付パターン413は配線パターン221と同じ材料で形成されている。
図1に示すように、電源コードPcはプリント配線基板2及びプリント配線基板2に実装されている電子部品3と接触しないように、プリント配線基板2と立体的に交差している(図中2点鎖線参照)。電子部品の中には電源コードPcの周囲には電磁波が発生している場合が多く、この電磁波によって誤作動したり、動作の精度が低下してしまうものがある。例えば図1中の電子部品3が電源コードPcによって影響を受けるものであるとき、電源コードPcをなるべく電子部品3より遠ざかるように配置する必要がある。そこで、電線保持部材4を用いて電源コードPcからの電磁波の電子部品3への影響を十分に取り除くことができる距離を離して、電源コードPcをプリント配線基板2に固定してやればよい。そのために、プリント配線基板2には電子部品3の実装部から十分離れた位置に、貫通孔25及び固定用パターン251が形成されている。
電線保持部材4のプリント配線基板2への取り付けを以下に示す。電線保持部材4の立設部41の凹欠411に電源コードPcを配置する。このとき、電線保持部材4と電源コードPcとは所定の角度をなすように配置されている。この状態で立設部41の一方の端部401を貫通孔25に、立設部41の第1取付パターン412が貫通孔25より、パターン面22側に突出するように挿入する。貫通孔22より突出した第1取付パターン412を固定用パターン221にはんだ付けする。このように、はんだ付けすることで、電線保持部材4はプリント配線基板2に固定される。
このとき、電源コードPcは電線保持部材4及びプリント配線基板2とで囲まれて固定されるので、電子機器に振動や衝撃が加えられた場合であっても、電源コードPcは電線保持部材4にプリント配線基板2に固定されているので、電子部品3に近づくことがなく、電子部品3に電源コードPcの周囲に発生する電磁波による影響を低減する或いは無くすことができる。
本実施例では、電源コードPcより発生する電磁波の電子部品3への影響を低減する或いは無くすために電源コードPcをプリント配線基板2に固定するものを例に説明しているが、それに限定されるものではない。たとえば、電子部品の発熱による電源コードPcの被覆への影響を抑制するためのものや、プリント配線基板2に取り付けられた冷却ファン等の回転部材への干渉を無くすために行うものであってもよい。電源コードPcと他の部材との干渉を抑制し、電源コードPc及びプリント配線基板2に取り付けられている電子部品等の各種部材の故障、破損を抑制するために行うものである。また、不具合が発生する可能性がなくても、電源コードPcを安全且つ容易に取り扱うために電線保持部材4を利用してもよい。
図4に本発明にかかる電子機器用回路基板の他の例の平面図を、図5に図4にかかる電子機器用回路基板の断面図を示す。図4、図5に示す電子機器用回路基板1aはプリント配線基板2と電源コードPcとが立体的に交差している。プリント配線基板2はボルトBtで筐体Ptに固定されているが、図4、図5に示すとおり、ボルトBtが電源コードPcと平面視で重なる位置に配置されている(図中4点鎖線参照)。この場合、プリント配線基板2を筐体Ptに取り付けるとき又は取り外すときに、電源コードPcをよけた状態でボルトBtを締め又は緩めなければならない。
そこで、電線保持部材4をプリント配線基板2に取り付け、電源コードPcを移動させる。電線保持部材4は図3に示す電線保持部材4と同じ部材である。電線保持部材4をプリント配線基板2に取り付けるときに、立設部41の他方の端部402を貫通孔25に挿入し、第2取付パターン413を貫通孔25より突出させる。第2取付パターン413が固定用パターン251にはんだ付けされることで、電線保持部材4が固定される。電線保持部材41は、凹欠411が上に向いた状態で取り付け固定されている。
プリント配線基板2を筐体Ptに取り付けるときは、プリント配線基板2を筐体Ptの所定の位置に配置する。そして、電源コードPcを電線保持部材41の凹欠411に係合させることで、電源コードPcがボルトBtと平面視で干渉しないように保持される。この状態で、ボルトBtを締めて筐体Ptにプリント配線基板2を固定する。
図4、図5に示す電子機器用回路基板1aの電線保持部材41は、電子機器用回路基板1に備えられた電線保持部材41とは異なり、電源コードPcが邪魔にならないように、少なくとも一次的(作業時)に保持するものである。また、プリント配線基板2を取り外すときにも、電源コードPcを電線保持部材41の凹欠411と係合させて作業を行うことで、作業性を高めることができる。
図6に電線保持部材の他の例の正面図を示す。図6に示す電線保持部材5は一方の端部501に凹欠511を備えた略矩形状の立設部51と、立設部51の一方の端部501に形成された第1取付パターン512と、立設部51の他方の端部502に形成された第2取付パターン513と、立設部51の側部より外側に一体的に張り出した一対のストッパ部52とを有している。
図6に示すようにストッパ部52は、他方の端部502に近い場所に形成されるものであり、他方の端部502から距離Lだけ離れて形成されている。距離Lは電線保持部材52の他方の端部502側を貫通孔25に挿入し、ストッパ部52がプリント配線基板2と当接した状態のときに、第2取付パターン513が貫通孔25より突出する長さである。固定用パターン251と第2取付パターン513とをはんだ付けすることで、電線保持部材5を強固に固定できる長さである。
ストッパ部52を備えることで電線保持部材5を他方の端部502側から挿入したとき、立設部51が所定量だけ入ったとき、換言すると、第2取付パターン513が所定量だけ突出したときに、ストッパ部52がプリント配線基板2と当接する。これにより、電線保持部材5をはんだ付けするときに適切な位置で留めることができ、それだけ、作業性を向上させることができる。
電線保持部材5は、図2に示す電子機器用回路基板1のように、貫通孔25に一方の端部501側から挿入して用いてもよい。電線保持部材5をプリント配線基板2に取り付けるときには、凹欠511に電源コードPcを係合させた状態で一方の端部501を貫通孔25に挿入するので、貫通孔25パターン面22側に抜けることはなく、また、ストッパ部52がプリント配線基板2と接触することもないので、容易に取り付けることができ、電源コードPcを固定することが可能である。
次に、電子機器用回路基板4、5を製造する手順を示す。図7は電子機器用回路基板の製造手順を示す図である。図7に示すように、材料基板Mより、プリント配線基板2を切り取る。プリント配線基板2が切り取られた材料基板Mののこりから、図7に示すように、矩形状の電線保持部材4、5を切り取る。このとき、立設部41、51の一方の端部401、501に凹欠411、511及び第1取付パターン412、512が、他方の端部402、502に第2取付パターン413、513が形成されるように、電線保持部材4、5を切り取る。また、電線保持部材5には、ストッパ部52も立設部51と一体に形成されるように切り取る。
このように、材料基板Mのプリント配線基板2を切り取った残りを利用して、電線保持用部材4、5を作成するので、射出成型用または板金用の金型を作らなくてもよく、また、従来破棄していたものを材料として作るので大幅なコストダウンを行うことができる。
以上、発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。各実施形態に記載した特徴のうち複数を備えていてもよい。
本発明は、通電駆動により発熱する電子部品が実装された配線用基板を備えた電子機器において適用することができる。
本発明にかかる電子機器用 回路基板の平面図である。 図1に示す電子機器用回路基板の断面図である。 電線保持部材の一例の正面図である。 本発明にかかる電子機器用回路基板の他の例の平面図である。 図4に示す電子機器用回路基板の断面図である。 電線保持部材の他の例の正面図である。 電子機器用回路基板の製造手順を示す図である。
符号の説明
1 電子機器用回路基板
2 プリント配線基板
21 基材部
22 パターン面
221 配線パターン
23 部品面
24 スルーホール
25 貫通孔
251 固定用パターン
3 電子部品
31 リード
4 電線保持部材
41 立設部
411 凹欠
412 第1取付パターン
413 第2取付パターン
5 電線保持部材
51 立設部
511 凹欠
512 第1取付パターン
513 第2取付パターン
52 ストッパ部

Claims (8)

  1. 板状の基材部と、前記基材部の表面に電子部品を実装するための配線パターンとを有し、電源用電線が立体的に交差するプリント配線基板を備えた電子機器用回路基板であって、
    前記基材部と同じ材料で矩形状に形成され、前記電源用電線を保持するための電線保持部材を有しており、
    前記プリント配線基板には、前記電線保持部材を挿入するための挿入孔と、前記挿入孔の周囲に形成された固定用パターンとが形成されており、
    前記電線保持部材は一方の端部の中央に前記電源用電線が係合される凹欠が形成された立設部と、前記配線パターンと同じ材料で形成され前記立設部の一方の端部に配設された第1取付パターンと、前記配線パターンと同じ材料で形成され前記立設部の他方の端部に配設された第2取付パターンと、側部の前記他方の端部より所定の距離はなれた位置から外側に一体的に張り出したストッパ部とを備えており、
    前記電線保持部材は前記電源用電線が凹欠に係合され、且つ、前記プリント配線基板に形成された貫通孔に前記立設部の一方の端部を挿入され、前記第1取付パターンが前記固定用パターンにはんだ付けされていることを特徴とする電子機器用回路基板。
  2. 板状の基材部と、前記基材部の表面に電子部品を実装するための配線パターンとを有し、電源用電線が立体的に交差するプリント配線基板を備えた電子機器用回路基板であって、
    前記基材部と同じ材料で矩形状に形成され、前記電源用電線を保持するための電線保持部材を有しており、
    前記プリント配線基板には、前記電線保持部材を挿入するための挿入孔と、前記挿入孔の周囲に形成された固定用パターンとが形成されており、
    前記電線保持部材は一方の端部の中央に前記電源用電線が係合される凹欠が形成された立設部と、前記配線パターンと同じ材料で形成され前記立設部の一方の端部に配設された第1取付パターンと、前記配線パターンと同じ材料で形成され前記立設部の他方の端部に配設された第2取付パターンと、側部の前記他方の端部より所定の距離はなれた位置から外側に一体的に張り出したストッパ部とを備えており、
    前記電線保持部材は前記電源用電線が前記凹欠きに係合され、且つ、前記プリント配線基板に形成された貫通孔に前記連結部の他方の端部が前記ストッパ部とが接触するように挿入され、前記第2取付パターンが前記固定用パターンにはんだ付けされていることを特徴とする電子機器用回路基板。
  3. 板状の基材部と、前記基材部の表面に電子部品を実装するための配線パターンとを有し、電線が立体的に交差するプリント配線基板を備えた電子機器用回路基板であって、
    前記電線を保持するための電線保持部材を有しており、
    前記プリント配線基板には、前記電線保持部材を挿入するための挿入孔と、前記配線パターンと同じ材料で形成され前記挿入孔の周囲に配設された固定用パターンとが形成されており、
    前記電線保持部材は一方の端部の中央に凹欠が形成された立設部と、前記立設部の一方の端部に配設された第1取付パターンと、前記立設部の他方の端部に配設された第2取付パターンとを備えており、
    前記電線保持部材は前記電線が前記凹欠に係合され、且つ、前記プリント配線基板に形成された貫通孔に前記立設部の一方の端部又は他方の端部が挿入され、前記第1取付パターン又は前記第2取付パターンが前記固定用パターンにはんだ付けされていることを特徴とする電子機器用回路基板。
  4. 前記立設部は前記基材部と同じ材料で形成されており、前記第1取付パターン及び前記第2取付パターンは前記配線パターンと同じ材料で形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器用回路基板。
  5. 前記電線保持部材は、前記立設部の他方の端部から所定の距離離れた部分より外側に一体的に張り出したストッパ部を有していることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電子機器用回路基板。
  6. 前記電線保持部材が保持する電線は電源用電線であることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載の電子機器用回路基板。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の電子機器用回路基板を製造する方法であって、
    前記電線保持部材が捨て基板を加工することで作製されることを特徴とする電子機器用回路基板の製造方法。
  8. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の電子機器用回路基板を製造する方法であって、
    1個の材料基板を切り分けることで前記プリント配線基板と前記電線保持部材とが作製されることを特徴とする電子機器用回路基板の製造方法。
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JP2006253856A Pending JP2008078263A (ja) 2006-09-20 2006-09-20 電子機器用回路基板及び電子機器用回路基板の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112272470A (zh) * 2020-10-22 2021-01-26 贵州航天电子科技有限公司 信号数字处理器

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