JP2008075018A - コークス炉用仮設上家およびこれを備えたコークス炉設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】コークス製造操業への影響がないコークス炉用仮設上家およびこれを備えたコークス炉設備を提供すること。
【解決手段】コークス炉長手方向の両端部に端部擁壁3を有するコークス炉A(B〜D)であると共にこれらの端部擁壁3間に複数の炭化室10を備え、コークス炉幅方向の両端部にバックステイ11を備えたコークス炉A(B〜D)に用いられ、煉瓦積み等の築炉工事されるコークス炉本体を覆うコークス炉用仮設上家12を備えたコークス炉用仮設建家1において、端部擁壁の幅を石炭装入車4の幅寸法よりも広幅とし、前記仮設上家12の長手方向の端部に配設されてこれを支持する柱15を、石炭装入車4の幅寸法Lよりも外側の位置において、端部擁壁3上部またはバックステイ11上部あるいは端部擁壁間に設置したコークス炉用仮設上家。
【選択図】図1

Description

本発明は、コークス炉の仮設上家に関し、仮設上家建設によるコークス製造操業に不可欠な設備(押出機、石炭装入車、ガイド車、消火車、コークカー)への操業影響が無く、コークス炉の築炉工事を可能とするコークス炉用仮設建家およびこれを備えたコークス炉設備に関する。
高炉用コークスは、例えば、概略以下の(1)〜(5)の工程を経て製造される。
(1)まず輸送されてきた石炭を石炭ヤードに積む。次にコンベヤラインで石炭を配合槽に運び、配合槽の数個〜数十個の槽に銘柄の異なる石炭を入れる。配合槽は下部に定量切出装置を備え、一定の割合で各銘柄を切出すことによって配合を行う。(2)次に石炭を粉炭設備に運び、粉砕設備で石炭を粉砕して粒度分布を規制する。
(3)配合・粉砕された石炭はコンベヤラインにより、コークス炉の石炭塔に送りこまれる。コークス炉は、石炭を乾留する炭化室、燃料ガスを燃焼させる燃焼室が交互に並べられて炉団を形成している。石炭塔から石炭を受けた装炭車は、所定の炭化室まで走行して炭化室内に石炭を装入する。
(4)炭化室内で石炭の乾留が終了し、コークス化すると、押出機は炭化室の炉ぶたを開けて赤熱コークスを押し出す。ガイド車は炭化室をはさんで押出機と反対側に位置し、中段作業床上を走行する。ガイド車は炭化室内の赤熱コークスを押出す際、ガイド車側の炭化室の炉ぶたを開け、押し出されてくる赤熱コークスをコークカーに誘導する。
(5)赤熱コークスを受けたコークカーがCDQ(乾式消火設備)まで走行すると、CDQが赤熱コークスを不活性ガスで冷却する。CDQが操業できなくなったり、コークカーが運転できなくなったりしたときには、コークカーの替わりに消火車を走行させる。消火車が消火塔(湿式消火設備)まで走行すると、消火塔で散水して赤熱コークスを冷却する。
コークス炉設備としては、例えば、本願発明の実施形態として示す図13に示すように、石炭塔2を挟んで間隔をおいて一つまたは複数のコークス炉A〜Dを直列に配置して、石炭塔2内から石炭を石炭装入車4に受けてから各コークス炉A〜Dの炭化室10に石炭を装入するようにして、石炭装入車4の反復動作の効率を向上させている。
コークス炉の建設には数年を要し、その工事は、土木、建築、機械、計装、築炉と多岐にわたっている。コークス炉本体のコンクリート基礎ができあがると、その上で煉瓦積みが始まる。煉瓦積みの期間は長期に及ぶ。煉瓦積みするときには風雨が大敵なので、煉瓦積みされるコークス炉本体は、コークス炉用仮設上家で覆われる。
従来、図17に示すように、前記のコークス炉用仮設上家33を設ける場合、その仮設上家33を支持する柱34,35に関し、押出機36側の柱35は押出機36の軌条レベルで押出機軌条間に設置し、ガイド車37側は、ガイト車37の走行する中段作業床(プラットホーム)38上に設置することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−3693号公報(コークス炉用仮上家及びコークス炉の施工方法)
前記従来の場合は、受骸したコークスを運搬する消火車39、コークカーの走行は可能であるが、仮設上家の柱34,35が、押出機36ならびにガイド車37の走行範囲延長上に設置されているため、押出機36ならびにガイド車37の走行範囲と仮設上家部分の柱とが干渉し、押出機36ならびにガイド車37が仮設上家部分を走行することができないため、仮設上家33部分を通過して直列に配置されている別個のコークス炉に移動できず、コークスの減産を余儀なくされるという問題がある。
また、コークス炉を直列に増築する場合、仮設上家を増築するコークス炉側に設置したとしても、押出機やガイド車の長手方向の寸法が長いため、増築したコークス炉に近接する既設コークス炉の数門は、仮設上家を支持する柱と押出機やガイド車とが干渉する位置となるため、押出機やガイド車によってコークスの受骸ができず、既設コークス炉の一部が使用できないため、既設コークス炉が減産することになるという問題があった。
本発明は、前記の課題を有利に解消することができ、仮設上家建設によるコークス製造操業に不可欠な設備(押出機、石炭装入車、ガイド車、消火車、コークカーの可動走行)への操業影響が無く、コークス炉の築炉工事を可能とするコークス炉用仮設上家およびコークス炉用仮設上家を備えたコークス炉設備を提供することを目的とする。
前記の課題を有利に解決するために、第1発明のコークス炉用仮設建家においては、コークス炉長手方向の両端部に端部擁壁を有し、これらの端部擁壁間に複数の炭化室を備え、コークス炉幅方向の両端部にバックステイを備えたコークス炉に用いられ、煉瓦積み等の築炉工事されるコークス炉本体を覆うコークス炉用仮設上家を備えたコークス炉用仮設建家において、端部擁壁の幅を石炭装入車の幅寸法よりも広幅とし、前記仮設上家を支持する柱を、石炭装入車の幅寸法よりも外側の位置において、端部擁壁上部に設置したことを特徴とする。
第2発明のコークス炉用仮設上家においては、第1発明の前記仮設上家を支持する柱を、石炭装入車の幅寸法よりも外側の位置において、端部擁壁上部に設置するに代えて、コークス炉の幅方向の端部に配置されたバックステイの上部に仮設上家を支持する柱を設置したことを特徴とする。
第3発明のコークス炉用仮設上家においては、第1発明および第2発明におけるコークス炉用仮設上家を支持する柱を、端部擁壁上部およびバックステイの上部に設置するに代えて、コークス炉の一端側に設けられた端部デッキに設置したことを特徴とする。
第4発明のコークス炉用仮設上家では、第1および第2発明におけるコークス炉用仮設上家を支持する柱に代えて、コークス炉用仮設上家における長手方向の桁を、コークス炉に隣接して設けられる石炭塔に連結固定したことを特徴とする。
第5発明のコークス炉用仮設上家においては、第1発明におけるコークス炉用仮設上家を支持する柱を、端部擁壁上部に設置するに代えて、コークス炉の一端側に設けられた端部デッキに設置し、コークス炉用仮設上家の長手方向の他端側を支持する柱に代えて、コークス炉用仮設上家における長手方向の桁を、コークス炉に隣接して設けられる石炭塔に連結固定したことを特徴とする。
第6発明のコークス炉用仮設上家においては、第1発明の前記仮設上家を支持する柱を端部擁壁上部に設置するに代えて、前記側壁とこれに間隔をおいて隣接するコークス炉の側壁がある場合にこれらの端部擁壁間にコークス炉用仮設上家を支持する柱を配置するようにしたことを特徴とする。
第7発明のコークス炉設備においては、第1発明〜第6発明のコークス炉用仮設建家を備えたコークス炉設備であって、コークス炉長手方向の側壁面に設置されている炉蓋が、築炉工事等により取り除かれて開放された状態の場合に、コークス炉頂部に、炉内に雨水の浸入を防ぐ庇を設置したことを特徴とする。
第8発明のコークス炉設備においては、第1発明〜第6発明のコークス炉用仮設建家を備えたコークス炉設備であって、コークス炉長手方向の側壁面に設置されている炉蓋が、築炉工事等により取り除かれて開放された状態の場合に、炉内に雨水等の浸入を防ぐため、取り除かれた炉蓋部分を塞ぐために雨水の侵入防止部材を設置したことを特徴とする。
第9発明のコークス炉設備においては、第1発明〜第6発明のコークス炉用仮設建家を備えたコークス炉設備であって、直列に配置されている複数のコークス炉のうちの一部のコークス炉における石炭装入部が取り除かれてそのコークス炉の上部が開放された築炉工事中のコークス炉の上部を石炭装入車が走行できるようにするために、築炉工事中のコークス炉における長手方向に間隔をおいて残されている端部擁壁間に渡って桁を設置し、その桁により石炭装入車用の軌条を支持したことを特徴とする。
本発明の共通の効果として、仮設上家建設によるコークス製造操業に不可欠な設備(押出機、石炭装入車、ガイド車、消火車、コークカーの可動走行)への操業影響が無いコークス炉用仮設上家とすることができる。
また、第1発明によると、コークス炉における端部擁壁の幅方向端部にコークス炉用仮設上家を支持するための柱を設置するだけでよいので、構成が簡単であり容易に構築することができる効果が得られる。
また、第2発明によると、コークス炉の幅方向の端部に配置されたバックステイの上部に仮設上家を支持する柱を設置したので、コークス炉におけるバックステイを有効に利用して、仮設上家を支持することができる効果が得られる。
第3発明によると、コークス炉用仮設上家を支持する柱を、コークス炉の一端側に設けられた端部デッキに設置したので、端部デッキを有効に利用してコークス炉用仮設上家の一端側を支持することができる効果が得られる。
第4発明によると、コークス炉用仮設上家における長手方向の桁を、コークス炉に隣接して設けられる石炭塔に連結固定するので、柱を設けることなくコークス炉用仮設上家の一端側をその上家本体の梁を利用して、容易に固定することができ、一端側の桁下に柱がない分、作業空間を大きくすることができる効果が得られる。
第5発明によると、コークス炉用仮設上家を支持する柱を、コークス炉の一端側に設けられた端部デッキに設置したので、端部デッキを有効に利用してコークス炉用仮設上家を支持することができ、また、コークス炉用仮設上家における長手方向の桁の他端側を、コークス炉に隣接して設けられる石炭塔に延長して連結固定するので、柱を設けることなくコークス炉用仮設上家の他端側をその上家本体の梁を利用して、容易に固定することができ、他端側の梁下に柱がない分、作業空間を大きくすることができる効果が得られる。
第6発明によると、間隔をおいて隣接する端部擁壁がある場合には、これらの間にコークス炉用仮設上家を支持する柱を容易に配置して、コークス炉の躯体構造物の床スラブに設置することができ、端部擁壁に後施工アンカー部材を設けることなく柱を固定することができる効果が得られる。
第7発明によると、仮設上家建設によるコークス製造操業に不可欠な設備(押出機、石炭装入車、ガイド車、消火車、コークカーの可動走行)への操業影響が無く、また、コークス炉の築炉工事を可能とするコークス炉用仮設上家を備えたコークス炉設備とすることができる。また、
第8発明によると、取り除かれた炉蓋部分を塞ぐために雨水の侵入防止部材を設置したので、雨水の侵入防止部材により確実にコークス炉内に雨水が侵入するのを防止することができるの効果が得られる。
第9発明によると、端部擁壁間のコークス炉が部分的あるいは全体的に修復したり、築炉する場合に、端部擁壁の軌条を支持する桁を端部擁壁間に渡って設置することで、隣接するコークス炉に可動設備を移動させて、コークス製造操業を行うことができ、コークス製造能率を向上させることができる効果が得られる。
次に、本発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5,図14〜図16は、本発明の一実施形態におけるコークス炉用仮設建家1が建設されたコークス炉設備を示す。まず、本発明におけるコークス炉設備も、図13に示すように、石炭塔2を挟むように直列に間隔をおいて複数のコークス炉A,B,C,Dが設けられている。
コークス炉設備は、長手方向の両端部に端部擁壁3を備え、かつ端部擁壁3間に、炭化室と燃焼室とを多数備えたコークス炉A〜Dと、石炭装入車4(図3,4参照)、押出機5、ガイド車6、コークカー及び消火車7等の付帯設備から構成される。端部擁壁3等のコークス炉本体は、2階床スラブ等を基礎とするコンクリート製の基礎8の上に煉瓦を積んだ構造体である。
第1実施形態のコークス炉用仮設建家では、一つのコークス炉Aが補修されて築炉される場合を例に説明する。図4に示すように、コークス炉A等は、平面視で、前後方向に間隔をおいて平行なコンクリート製の端部擁壁3を備えており、これらの端部擁壁3間において、多数の煉瓦の煉瓦積みにより形成された多数のセル隔壁9により区画された細長の多数の炭化室10を備えており、セル隔壁9の両端部には、H形鋼等のからなるバックステイ(柱材)11が配置されている。前記のセル隔壁9に亀裂等がある場合に、部分的にあるいは所定の範囲におけるセル隔壁9を解体し、新たな煉瓦積みする場合に、煉瓦の雨水による濡れを防止するために、コークス炉用仮設建家1が設けられる。
この第1実施形態のコークス炉用仮設建家1では、上家12は、コークス炉長手方向(前後方向)に延長すると共に、左右方向に、石炭装入車4の幅寸法よりも広い間隔をおいて配置された鋼製トラス構造の各軒桁13を備え、左右の軒桁13に渡って前後方向に間隔をおいて平行に小屋梁14が配置されてその両端部が固定され、軒桁13の端部または柱15の外側に延長された桁部分の端部には、上家12を支持するための柱15の上部が固定され、また、妻面方向から見て、柱15と小屋梁14が溶接または複数のボルト等により剛結合されて、ほぼ門型のラーメン構造とされている。小屋梁14間は適宜梁材により連結されていると共に、妻面側の屋根構面にはブレース材が配置されて補強され、金属板ぶきの屋根面とされている(図1,3,6,7参照)。
前記の軒桁13の長さは、コークス炉Aにおける端部擁壁3間の寸法程度またはこれ以上とされ、軒桁13の端部に固定された各柱15は、ある一つのコークス炉Aまたはこれに隣接するコークス炉Bにおける端部擁壁3上に位置し、図8に示すように、各柱15の下端部に設けられた下部座板16は、端部擁壁3上に設けられた台座モルタル上に載置されて、端部擁壁3に埋め込み固定されたアンカーボルト17の上部が前記座板16に挿通され、ナットおよび必要に応じロックナットにより固定されている。
コークス炉用仮設建家1における石炭装入車4が通る妻面側は、開口部とされ、図1に示すように、妻面から外側に向かって張り出すように設けられた妻面側庇18により、雨水が築炉中あるいは修復中のコークス炉A内に侵入しないようにされている。
直列に配置されている端部のコークス炉A,Dを修復または築炉工事する場合は、コークス炉用仮設建家1における石炭塔2側(一端側妻面側)のみ開放して、石炭装入車4の可動範囲の障害にならないようにすればよいので、このような形態では、コークス炉用仮設建家1における他端側の妻面側に、横胴縁あるいは縦胴縁を設けた壁材19を設けて他端側の妻面側を塞ぐようにしてもよい。
しかし、例えば、図16におけるC炉あるいはB炉を覆うコークス炉用仮設建家1を構築する場合には、前記壁材19を設けることなく、コークス炉用仮設建家1における両妻面側が開口されたコークス炉用仮設建家1となり、両妻面側に妻面側庇18を設けるようにすれば、両方からの風雨による雨水のコークス炉B,C内への侵入を防止できるのでよい。また、コークス炉Dを覆うコークス炉用仮設建家1を構築する場合には、端部デッキ20側に石炭装入車4は進入しないので、コークス炉用仮設建家1における端部デッキ20側の妻面側は、壁材19を設けて閉塞するようにしてもよい。
コークス炉用仮設建家1における各軒側には、外側に向かって張り出す軒側庇21により、軒側からコークス炉用仮設建家内に雨水が侵入しなうようにされ、各軒側の端部の各柱15間には、軒桁13に一端側が固定された間柱22が、コークス炉天端近傍まで配置され、柱15および間柱22に渡って設けられる横胴縁(またはこれに固定される縦胴縁)を介して軒側に壁材が設けられて、コークス炉内への雨水の侵入が防止される。
前記のように、前記のようにコークス炉用仮設建家1における軒側庇21(図3,7参照)を設けると、コークス炉長手方向の側壁面に設置されている炉蓋が、築炉工事等により取り除かれて開放された状態の場合に、コークス炉頂部に、炉内に雨水の浸入を防ぐことができるコークス炉設備とすることができる。
前記のようにコークス炉用仮設建家1における軒側庇21により築炉中の炉内への雨水の侵入を防止するようしてもよいが、さらにコークス炉A(B〜D)側において、その幅方向の一方または両方の側面に雨水進入防止部材を設置するようにしてもよい。例えば、図14および図15に示すように、コークス炉長手方向の側壁面に設置されている炉蓋が、築炉工事等により取り除かれて開放された状態の場合に、バックステイ11間または多数のバックステイ11に渡って、雨水侵入防止用鋼板23を、取り除かれた炉蓋部分を塞ぐために雨水の侵入防止部材としてバックステイ11にボルト等により着脱可能に固定して設けることにより、炉の側面側からのコークス炉A内への雨水の侵入を防止することができる。
また、コークス炉A(B〜D)における一部の天井部29(図5参照)、すなわち、石炭装入口を備えている石炭装入部が取り除かれている場合では、コークス炉の上部が開放されている築炉工事中の状態になる。このような場合に、軌条25を支持し、石炭装入車4の走行を可能にする形態について説明する。
コークス炉A(B〜D)における天井部29が取り除かれる場合には、前記天井部29により支持している石炭装入車用の軌条25の支持手段がなくなるため、例えば、図14および図15に示すように、端部擁壁3間に渡って、石炭装入車用の軌条25の下側において鋼製の軌条支持用桁26を架設し、適宜無収縮モルタルあるいは枕木を介して軌条25を支持し、石炭装入車4の荷重を鋼製の軌条支持用桁26を介して端部擁壁3に支持させて、石炭装入車4がコークス炉A上を走行可能にする。
なお、図示を省略するが、端部擁壁3をも修復する場合には、端部擁壁3から離れた位置において、仮設の支持架台をコンクリート基礎8等に設置して、鋼製の軌条支持用桁26を支持するようにし、端部擁壁3を構築するようにすればよい。
前記のように設けられたコークス炉用仮設建家1では、隣接するコークス炉B(C,D)上に渡って設けられる軌条25上を走行する石炭装入車4、コークス炉の側部に沿って走行する押出機5、ガイド車6、コークカー又は消火車7の移動する範囲に干渉しない位置にコークス炉用仮設建家1の柱15が設けられているので、これらの操業に影響することがなく、修復等の築炉工事すべきコークス炉Aに雨水が侵入するのをコークス炉用仮設建家1により防止すると共に、これ以外のコークス炉B〜Dにおける生産操業を継続しながら効率よくコークスを生産することができる。
前記のように、本発明のコークス炉用仮設建家1は、炭化室10上に設けられる軌道上を石炭装入車で炭化室上に石炭を搬送すると共に、炭化室内で乾留したコークスを押出機で押出し、押出されたコークスを炭化室10をはさんで押出機5と反対側に位置するガイド車6でコークカー又は消火車7に誘導するコークス炉設備に使用される。コークス炉A〜Dは、コークス炉長手方向の両端部に端部擁壁3を有し、これらの端部擁壁3間に複数の炭化室を備え、コークス炉幅方向の両端部にバックステイ11を備えたコークス炉に用いられるコークス炉用仮設建家である。なお、5aは押出機5の軌条、6aはガイド車6の軌条である。また、図2中、24は手摺である。
図9〜図13は、前記第1実施形態と主に柱15の位置または柱15に代わる構成が相違する第2〜第7実施形態を示したものである。
図9は、本発明の第2実施形態のコークス炉用仮設上家を備えたコークス炉設備を示す一部縦断概略側面図であり、この形態と前記実施形態と相違する部分は、コークス炉用仮設建家1における柱15の下端の支持形態が前記実施形態と相違し、その他の構成は、前記実施形態と同様であるので、相違する部分を主に説明する。
この第2実施形態では、前記実施形態のように柱15を端部擁壁3に支持させないで、バックステイ11に支持させるようにした形態であり、コークス炉用仮設建家1におけるH形鋼からなる柱15は、H型鋼からなるバックステイ11に連結・固定されている。
そのため、前記第1実施形態の図3を参照して説明すると、軒桁13間の間隔は、コークス炉用仮設建家1における側壁19の位置まで広げられ、ほぼ前後方向のバックステイ11中心間の間隔となるように配置され、コークス炉用仮設建家1における柱15がバックステイ11直上に位置するようにされる。なお、変形形態として、図9を参照して説明すると、間柱22を伸ばしてバックステイ11に着脱可能に連結固定するようにしてもよい。
前記の柱15と、バックステイ11との結合は、図示を省略するが、例えば、(1)H形鋼からなる柱15の下端部に座板16を溶接またはボルトにより固定し、またH形鋼からなるバックステイ11上端部に支承フランジ(図示を省略)を溶接またはボルト等により固定し、座板16(図8参照)を前記支承フランジに載置して、これらの挿通孔に渡って挿通されたボルトおよびこれに装着されるナットにより着脱可能に固定するようにしてもよく、また、(2)直列に配置されるH型鋼相互の従来周知の接合構造を採用し、H形鋼からなる柱15とH形鋼からなるバックステイ11における各フランジあるいは各ウェブに渡って添板を重合配置し、フランジと添板とを、あるいはウェブと添板とを、これらのボルト挿通孔に渡ってボルトを挿通するとともにナットにより締め込んで、添板を介した摩擦接合により着脱可能に連結・固定するようにしてもよい。
このように、前記仮設上家を支持する柱15を、石炭装入車4の幅寸法よりも広くし、石炭装入車4の外側の位置において、端部擁壁3上部に設置するに代えて、コークス炉Aの幅方向の端部に配置されたバックステイ11の上部に仮設上家12を支持する柱15を設置すると、コークス炉A(B〜D)におけるバックステイ11を有効に利用して、仮設上家12を支持することができる効果が得られる。
図10は、本発明の第3実施形態のコークス炉用仮設上家を備えたコークス炉設備を示す一部縦断概略側面図である。この形態と前記実施形態と相違する部分は、コークス炉用仮設建家1における一端側の柱15を、コークス炉Aに近接して設けられている端部デッキ20に設置するようにした構成としている。このようにするために、軒桁13を端部デッキ20上または端部デッキ20におけるデッキ用支柱27付近まで伸びた長い軒桁13とし、その軒桁13の端部に柱15の上端部をボルト等により固定するようにしている。また、柱15の下端部には、座板16を溶接またはボルトにより固定し、座板16を端部デッキ20における鋼製床材(またはこれを支持する構造材)28にボルト・ナット等により着脱可能に取付けている。
この実施形態のように、コークス炉用仮設上家の長手方向の一端側を支持する柱15を、端部擁壁3の上端部およびバックステイ11の上端部に設置しないで、コークス炉A(d)の一端側に近接して設けられた端部デッキ20に設置すると、端部デッキ20を有効に利用してコークス炉用仮設上家12の一端側を支持することができる(なお、図15左に端部デッキ20に柱15を配置する場合の平面配置位置を示した)。
なお、前記以外の構成は、前記第1実施形態と同様であるので、同様な要素には同様な符号を付してある。
図11は、本発明の第4実施形態のコークス炉用仮設建家を備えたコークス炉設備を示す一部縦断概略側面図である。この形態では、コークス炉A(B〜D)の一端側に、これに隣接して石炭塔2がある場合に、コークス炉用仮設建家1の一端側の柱15を省略して、コークス炉用仮設建家1における軒桁13などの桁を延長して、石炭装入車4が通る石炭塔2天井部の横梁部分30あるいは側部柱部分31に固定するようにした形態である。
このように軒桁13等の桁端部を石炭塔2に固定する場合に、コークス炉用仮設建家1における軒桁13等の桁端部に取付用フランジ32を固定して、石炭塔2側の取付部とに渡ってボルトを挿通すると共にこれにねじ込まれるナットにより、軒桁13等の桁端部を石炭塔2に固定するようにした形態である。コークス炉用仮設建家1における他端側の柱15は、図示のように、端部擁壁3に設置したり、端部デッキ20が近い場合には、端部デッキ20に設置するようにしてもよい。このように、石炭塔2に軒桁13等の桁を固定すると、コークス炉用仮設建家1における一端側に柱15が存在しない構成となるので、一端側の桁下に柱がない分、走行空間あるいは作業空間を大きくすることができる。
その他の構成は、前記実施形態と同様であるので、同様な要素には同様な符号を付して説明を省略する。
図12は、本発明の第5実施形態のコークス炉用仮設上家を備えたコークス炉設備を示す一部縦断概略側面図である。この形態では、コークス炉用仮設建家1における一端側の各柱15を前記の第3実施形態と同様に端部デッキ20に設置するようにし、コークス炉用仮設建家1における他端側の柱15を省略して、前記第4実施形態のように、軒桁13等の桁を石炭塔2に固定するようにし、前記各実施形態を組み合わせた構成とした形態であり、コークス炉用仮設上家12の長手方向の一端側を支持する柱15の下端部の座板16を、コークス炉A(D)の一端側に間隔をおいて設けられた端部デッキ20の鋼製床材(またはこれを支持する構造材)28にボルト・ナットにより着脱可能に連結固定している。
また、コークス炉用仮設建家1における他端側には、柱15を設けないで、軒桁13等の桁を、間隔をおいて隣接する石炭塔2まで延長する長さの軒桁13等の桁とし、桁端部に取付用フランジ32を設けて、前記実施形態と同様に前記取付用フランジ32を石炭塔2側に着脱可能に固定するようにしている。このように、コークス炉用仮設建家1の一端側の柱15を端部デッキ20に、コークス炉用仮設建家1の他端側に柱15を設けないで、石炭塔2に軒桁13等を固定すると、コークス炉の長手方向全長に渡って、確実にコークス炉用仮設建家1により覆うことが可能になるため、コークス炉用仮設建家1の妻面側から、妻面から離れる方向の外側に設ける妻面側庇18を省略することも可能になる。このような形態のコークス炉用仮設建家1では、コークス炉の一端側に端部デッキ20があり、コークス炉の他端側に石炭塔2が設けられている形態の設備に適用するとよい。
その他の構成は、前記した実施形態と同様であるので、同様な要素には同様な符号を付している。
図13は、本発明の第6実施形態のコークス炉用仮設上家を備えたコークス炉設備を示す一部縦断概略側面図である。この形態では、間隔をおいて直列に隣合うコークス炉A、Bにおける間隔をおいて隣合う端部擁壁3間に、コークス炉用仮設建家1における一端側の前後各柱15を配置するようにした形態であり、前後の柱15間の間隔は、前記第1実施形態と同様に、石炭装入車4の幅寸法よりも広い間隔とされ、柱15の下端部には、鋼製座板が取付られ、コンクリートスラブ上に載置されて、アンカーボルト等により固定されている。
柱15の設置位置は、端部擁壁3の幅方向の端部付近に近い位置であるので、柱下端部を固定するための、アンカー孔を設ける作業も容易である(図15右に、一端側の前後の柱15の平面配置を示した)。
このような形態では、端部擁壁3にアンカーボルト17を埋め込む必要がないので、端部擁壁3の上面側から高レベル位置においてアンカー孔を穿孔する作業の必要がなく、低レベル位置で、コンクリートスラブ等のコンクリート基礎8にアンカー孔を施工でき、柱15下端の位置固定が容易である。
なお、前記第6実施形態の変形形態として、直列に間隔をおいて連続して3つのコークス炉A、B、Cが設けられている形態における中央部のコークス炉Bを覆うようにコークス炉用仮設建家1を設ける形態では、コークス炉用仮設建家1における長手方向一端側の柱15および他端側の柱15は、間隔をおいて隣り合う端部擁壁3間の間隙に配置され、コンクリートスラブ等のコンクリート基礎8に設置される。
その他の構成は、前記実施形態と同様であるので、同様な要素には同様な符号を付して説明を省略する。
本発明を実施する場合、コークス炉用仮設建家1に、煉瓦を搬入するための扉、ホイスト等の移動設備、施工場所の換気を目的とした換気扇を設置するようにしてもよい。例えば、妻面側に壁が設けられる場合に、煉瓦を搬入するための扉を設けるようにしてもよく、小屋梁14に支持させるようにその下側に渡ってホイスト走行用桁を固定し、これにホイストを走行可能に支持するようにするような移動設備を設けたり、築炉施工場所の換気を目的とした換気扇を設置することもできる。
前記実施形態では、コークス炉用仮設建家1における上家の屋根壁は鋼板を使用しているが、鋼板以外にも、例えば、テント生地のような布製生地のような膜状部材で、屋根壁を構成するようにすることも可能である。
また、本発明を実施する場合、仮設上家の屋根に浮力を持たせることで軽量化するようにしてもよく、例えば、気球の原理を応用し、コークス炉用仮設建家1内の空気を、築炉作業者に支障がない程度に加熱して、コークス炉用仮設建家1内の空気の比重を軽くし、仮設上家内を正圧化させ、仮設上家の屋根壁を外側に膨らませることで、コークス炉用仮設建家の柱を始めとする鉄骨骨組みへの負担を軽減させるようにしてもよい。
図示の実施形態では、既設コークス炉の端部の煉瓦築炉工事であるが、端部以外の場所で工事を行う際には、石炭装入車4が煉瓦築炉工事上を走行する必要があるため、適切な安全対策を行い、石炭装入車4を走行させる桁やレールを設置して走行させることも可能である。
本発明の第1実施形態のコークス炉用仮設上家を備えたコークス炉設備を示す一部縦断概略側面図である。 本発明の第1実施形態のコークス炉用仮設上家を備えたコークス炉設備を示す概略側面図である。 図1の概略縦断正面図で、図13に示すコークス炉設備配置図のA−A線断面図である。 図1に示す第1実施形態のコークス炉用仮設上家を支持する柱の配置位置を説明 既設状態の炭化室付近を示す縦断正面図である。 図1のコークス炉用仮設建家における間柱間における概略縦断正面図である。 コークス炉用仮設建家における小屋伏梁図である。 コークス炉用仮設建家における柱の端部擁壁への固定構造の一形態を示す図である。 本発明の第2実施形態のコークス炉用仮設上家を備えたコークス炉設備を示す一部縦断概略側面図である。 本発明の第3実施形態のコークス炉用仮設上家を備えたコークス炉設備を示す一部縦断概略側面図である。 本発明の第4実施形態のコークス炉用仮設上家を備えたコークス炉設備を示す一部縦断概略側面図である。 本発明の第5実施形態のコークス炉用仮設上家を備えたコークス炉設備を示す一部縦断概略側面図である。 本発明の第6実施形態のコークス炉用仮設上家を備えたコークス炉設備を示す一部縦断概略側面図である。 コークス炉における端部擁壁間に渡って軌条を支持するための桁を設置した形態を示す一部縦断正面図である。 図11に示す部分の概略平面図である。 本発明を適用するコークス炉設備の配置形態を示す概略平面図である。 従来のコークス炉用仮設上家の一例を示す一部縦断正面図である。
符号の説明
A コークス炉
B コークス炉
C コークス炉
D コークス炉
1 コークス炉用仮設建家
2 石炭塔
3 端部擁壁
4 石炭装入車
5 押出機
6 ガイド車
7 消火車
8 基礎
9 セル隔壁
10 炭化室
11 バックステイ
12 仮設上家
13 軒桁
14 小屋梁
15 柱
16 下部座板
17 アンカーボルト
18 妻面側庇
19 壁材(または側壁)
20 端部デッキ
21 軒側庇
22 間柱
23 雨水侵入防止用鋼板
24 手摺
25 石炭装入車用の軌条
26 軌条支持用桁
27 デッキ用支柱
28 鋼製床材(またはこれを支持する構造材)
29 天井部
30 横梁部分
31 側部柱部分
32 取付用フランジ
33 コークス炉用仮設上家
34 柱
35 柱
36 押出機
37 ガイド車
38 中段作業床(プラットホーム)
39 消火車

Claims (9)

  1. コークス炉長手方向の両端部に端部擁壁を有し、これらの端部擁壁間に複数の炭化室を備え、コークス炉幅方向の両端部にバックステイを備えたコークス炉に用いられ、煉瓦積み等の築炉工事されるコークス炉本体を覆うコークス炉用仮設上家を備えたコークス炉用仮設建家において、端部擁壁の幅を石炭装入車の幅寸法よりも広幅とし、前記仮設上家を支持する柱を、石炭装入車の幅寸法よりも外側の位置において、端部擁壁上部に設置したことを特徴とするコークス炉用仮設建家。
  2. 請求項1の前記仮設上家を支持する柱を、石炭装入車の幅寸法よりも外側の位置において、端部擁壁上部に設置するに代えて、コークス炉の幅方向の端部に配置されたバックステイの上部に仮設上家を支持する柱を設置したことを特徴とするコークス炉用仮設建家。
  3. 請求項1および2におけるコークス炉用仮設上家を支持する柱を、端部擁壁上部およびバックステイの上部に設置するに代えて、コークス炉の一端側に設けられた端部デッキに設置したことを特徴とするコークス炉用仮設建家。
  4. 請求項1および2におけるコークス炉用仮設上家を支持する柱に代えて、コークス炉用仮設上家における長手方向の桁を、コークス炉に隣接して設けられる石炭塔に連結固定したことを特徴とするコークス炉用仮設建家。
  5. 請求項1におけるコークス炉用仮設上家を支持する柱を、端部擁壁上部に設置するに代えて、コークス炉の一端側に設けられた端部デッキに設置し、コークス炉用仮設上家の長手方向の他端側を支持する柱に代えて、コークス炉用仮設上家における長手方向の桁を、コークス炉に隣接して設けられる石炭塔に連結固定したことを特徴とするコークス炉用仮設建家。
  6. 請求項1の前記仮設上家を支持する柱を端部擁壁上部に設置するに代えて、前記側壁とこれに間隔をおいて隣接するコークス炉の側壁がある場合にこれらの端部擁壁間にコークス炉用仮設上家を支持する柱を配置するようにしたことを特徴とするコークス炉用仮設建家。
  7. 請求項1〜6に記載のコークス炉用仮設建家を備えたコークス炉設備であって、コークス炉長手方向の側壁面に設置されている炉蓋が、築炉工事等により取り除かれて開放された状態の場合に、コークス炉頂部に、炉内に雨水の浸入を防ぐ庇を設置したことを特徴とするコークス炉設備。
  8. 請求項1〜6に記載のコークス炉用仮設建家を備えたコークス炉設備であって、コークス炉長手方向の側壁面に設置されている炉蓋が、築炉工事等により取り除かれて開放された状態の場合に、炉内に雨水等の浸入を防ぐため、取り除かれた炉蓋部分を塞ぐために雨水の侵入防止部材を設置したことを特徴とするコークス炉設備。
  9. 請求項1〜6に記載のコークス炉用仮設建家を備えたコークス炉設備であって、直列に配置されている複数のコークス炉のうちの一部のコークス炉における石炭装入部が取り除かれてそのコークス炉の上部が開放された築炉工事中のコークス炉の上部を石炭装入車が走行できるようにするために、築炉工事中のコークス炉における長手方向に間隔をおいて残されている端部擁壁間に渡って桁を設置し、その桁により石炭装入車用の軌条を支持したことを特徴とするコークス炉設備。
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