JP6702026B2 - コークス炉煉瓦の解体方法 - Google Patents
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(1)コークス炉煉瓦の解体方法であって、コークス炉の押出機側とガイド車側それぞれに立設するバックステイについて、隣接するバックステイの上部同士を横梁で連結し、コークス炉団の炉団長方向両端に存する擁壁または擁壁の背後にある端デッキと、擁壁に隣接するバックステイまたは横梁の一部との間を連結し、その後に、押出機側とガイド車側の両側にバックステイが立設したままでコークス炉煉瓦を解体することを特徴とするコークス炉煉瓦の解体方法。
(2)コークス炉の押出機側のバックステイとガイド車側の相対するバックステイを結合する上部クロスタイロッドについて、片側1本のバックステイあたり2本の上部クロスタイロッドのうち1本以上を切断した上でコークス炉煉瓦を解体することを特徴とする上記(1)に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
(3)炉団長方向に並んでいる上部クロスタイロッドのうち、少なくとも1カ所について、隣接する2本以上のクロスタイロッドを切断し、上部からの煉瓦解体用機械の搬入口とすることを特徴とする上記(2)に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
(4)バックステイのうちの隣接する2本又はそれ以上を撤去し、当該撤去したバックステイ配置位置のプラットフォームを解体撤去し、当該撤去部分を排出ゲートとして、当該排出ゲートを経由して解体した煉瓦を排出することを特徴とする上記(1)から(3)までのいずれか1つに記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
(5)前記バックステイを撤去した排出ゲート部分に配置された横梁を撤去し、排出ゲート付近に配置されたバックステイの反コークス炉側に、バックステイの傾転を防止するための支持柱を設けることを特徴とする上記(4)に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
(6)コークス炉炭化室の押出機側とガイド車側それぞれに設けた炉蓋を撤去し、炉団長方向に隣接するバックステイ間の炉蓋が配設されていた部位に仮炉蓋を設けることを特徴とする上記(1)から(5)までのいずれか1つに記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
(7)炉団長方向の一部の前記仮炉蓋について、高さ方向の一部を開放して開口部とし、解体した煉瓦をこの開口部から外部に排出することを特徴とする上記(6)に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
(8)前記仮炉蓋の開口部から反コークス炉側に向けて、解体煉瓦を排出するための排出シュートを設け、前記開口部から前記排出シュートを経由して解体した煉瓦を排出することを特徴とする上記(7)に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
(9)バックステイのうちの1本又は隣接する複数本を撤去し、撤去したバックステイ両側の仮炉蓋及び撤去したバックステイ配置位置のプラットフォームを解体撤去し、当該撤去部分を排出ゲートとして、当該排出ゲートを経由して解体した煉瓦を排出することを特徴とする上記(6)から(8)までのいずれか1つに記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
(10)前記排出ゲートから遠い位置の解体煉瓦を、コークス炉内に配置した小型重機によって排出ゲート付近に掻き寄せ、コークス炉外に配置した重機によって前記排出ゲートから前記掻き寄せた解体煉瓦をコークス炉外に排出することを特徴とする上記(9)に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
実施例1で対象となる室炉式コークス炉は、図7に示すように、A炉団1a、B炉団1b、C炉団1cの3つの炉団(それぞれ炭化室を50窯配備)が直線状に配列されている。コークス炉の仕様は、炭化室高さ6m、炉床盤コンクリート上の煉瓦構造部分(総高)が約15m、窯芯ピッチ1.3mである。押出機側31の押出機レール6は3つの炉団で共通であり、3基の押出機(第1押出機5a、第2押出機5b、第3押出機5c)が配置されている。ガイド車側32のガイド車レールも3つの炉団で共通であり、3基のガイド車(第1ガイド車10a、第2ガイド車10b、第3ガイド車10c)が配置されている。
図8に示すように、1炉団が40窯からなるコークス炉団が2基(名称をA炉団1a、B炉団1bとする)、直列に配置されており、コークス炉の仕様は、炭化室高さ5.5m、炉床盤コンクリート上の煉瓦構造部分(総高)が約13m、窯芯ピッチ1.3mである。押出機側31の押出機レール6は2つの炉団で共通であり、2基の押出機(第1押出機5a、第2押出機5b)が配置されている。ガイド車側のガイド車レールも2つの炉団で共通であり、2基のガイド車(第1ガイド車10a、第2ガイド車10b)が配置されている。第1押出機5aが通常使用する押出機、第2押出機5bは予備機である。
2 バックステイ
3 上部クロスタイロッド
4 擁壁
5 押出機
6 押出機レール
7 炉蓋
8 プラットフォーム
9 煉瓦
10 ガイド車
11 横梁
12 連結梁
13 仮炉蓋
14 支持柱
15 開口部
16 排出シュート
17 排出ゲート
18 搬入搬出口
22 傾斜版
23 フラッシングプレート
25 押出機走行エリア
26 ガイド車走行エリア
31 押出機側
32 ガイド車側
33 反コークス炉側
34 炉団長方向
Claims (10)
- コークス炉煉瓦の解体方法であって、
コークス炉の押出機側とガイド車側それぞれに立設するバックステイについて、隣接するバックステイの上部同士を横梁で連結し、コークス炉団の炉団長方向両端に存する擁壁または擁壁の背後にある端デッキと、擁壁に隣接するバックステイまたは横梁の一部との間を連結し、その後に、押出機側とガイド車側の両側にバックステイが立設したままでコークス炉煉瓦を解体することを特徴とするコークス炉煉瓦の解体方法。 - コークス炉の押出機側のバックステイとガイド車側の相対するバックステイを結合する上部クロスタイロッドについて、片側1本のバックステイあたり2本の上部クロスタイロッドのうち1本以上を切断した上でコークス炉煉瓦を解体することを特徴とする請求項1に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
- 炉団長方向に並んでいる上部クロスタイロッドのうち、少なくとも1カ所について、隣接する2本以上のクロスタイロッドを切断し、上部からの煉瓦解体用機械の搬入口とすることを特徴とする請求項2に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
- バックステイのうちの隣接する2本又はそれ以上を撤去し、当該撤去したバックステイ配置位置のプラットフォームを解体撤去し、当該撤去部分を排出ゲートとして、当該排出ゲートを経由して解体した煉瓦を排出することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
- 前記バックステイを撤去した排出ゲート部分に配置された横梁を撤去し、排出ゲート付近に配置されたバックステイの反コークス炉側に、バックステイの傾転を防止するための支持柱を設けることを特徴とする請求項4に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
- コークス炉炭化室の押出機側とガイド車側それぞれに設けた炉蓋を撤去し、炉団長方向に隣接するバックステイ間の炉蓋が配設されていた部位に仮炉蓋を設けることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
- 炉団長方向の一部の前記仮炉蓋について、高さ方向の一部を開放して開口部とし、解体した煉瓦をこの開口部から外部に排出することを特徴とする請求項6に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
- 前記仮炉蓋の開口部から反コークス炉側に向けて、解体煉瓦を排出するための排出シュートを設け、前記開口部から前記排出シュートを経由して解体した煉瓦を排出することを特徴とする請求項7に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
- バックステイのうちの1本又は隣接する複数本を撤去し、撤去したバックステイ両側の仮炉蓋及び撤去したバックステイ配置位置のプラットフォームを解体撤去し、当該撤去部分を排出ゲートとして、当該排出ゲートを経由して解体した煉瓦を排出することを特徴とする請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
- 前記排出ゲートから遠い位置の解体煉瓦を、コークス炉内に配置した小型重機によって排出ゲート付近に掻き寄せ、コークス炉外に配置した重機によって前記排出ゲートから前記掻き寄せた解体煉瓦をコークス炉外に排出することを特徴とする請求項9に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
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JP6711490B2 (ja) * | 2018-02-02 | 2020-06-17 | 株式会社ナベカヰ | コークス炉及び石炭塔の解体工法 |
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- 2016-06-29 JP JP2016129084A patent/JP6702026B2/ja active Active
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