JP6702026B2 - コークス炉煉瓦の解体方法 - Google Patents

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本発明は、コークス炉煉瓦の解体方法に関するものである。
室炉式コークス炉は、下部に蓄熱室、上部に多数の炭化室と燃焼室が交互に連接して構成される。蓄熱室と燃焼室は耐火煉瓦で構成されており、隣り合う燃焼室の向かい合った炉壁が炭化室の炉壁を構成する。炭化室は細長い形状を有し、一方の端部が押出機側、他方の端部がガイド車側と呼ばれる。炉団長方向に多数形成された各燃焼室の押出機側とガイド車側の端部にはH形鋼で形成されたバックステイが立設され、押出機側とガイド車側のバックステイの間を連結するクロスタイロッドの炉締力によって燃焼室煉瓦が保持されている。
炭化室に石炭を装入し、炉壁を介して燃焼室より炭化室に900℃〜1100℃の高熱を約20時間連続して加え、石炭を乾留し、一窯当たり15〜30トンのコークスを製造する。炭化室の押出機側には押出機が配設されており、炭化室でのコークスの乾留が完了すると、炭化室の押出機側から押出機の押出ラムを挿入してコークスを反対側のガイド車側に排出する。ガイド車側には消火車が配置され、ガイド車を介して消火車に赤熱コークスを受け、赤熱コークスはコークス乾式消火装置(CDQ)又は湿式消火装置によって消火される。湿式消火装置で消火される場合、消火車に赤熱コークスを搭載したままで水冷却によって赤熱コークスが消火され、その後、消火車からワーフに移載されてワーフ上でさらにコークスを冷却し、冷却完了後にベルトコンベアに移載されて高炉に運ばれ、高炉装入原料となる。
コークス炉を20〜30年を超える期間にわたって運転し続け、コークスの乾留と排出を繰り返すと、燃焼室の炉壁(炭化室の炉壁でもある)表面が損耗する。炭化室炉壁が損耗したままでコークス炉操業を継続すると、炉壁損耗部にコークスが引っかかってコークス押し出しが困難となり、さらには炉壁が欠損して炭化室と燃焼室の間に貫通穴が形成されることとなる。このため、煉瓦の損耗が進行した段階では、燃焼室、蓄熱室を構成する煉瓦を解体するとともに、バックステイを撤去し、新たなバックステイを構築するとともに、耐火煉瓦にて蓄熱室と燃焼室を形成するコークス炉の更新工事が行われる。
従来、コークス炉の煉瓦を解体する方法については、例えば特許文献1に記載されている。コークス炉の押出機側に解体用建機を配置し、この解体用建機によって押出機側のバックステイを解体する。次いで、損耗した煉瓦を解体用建機によって解体する。煉瓦の解体に際しては、押出機側からガイド車側に向けて解体を進行し、解体した煉瓦については、押出機側から炉外に排出し、押出機側の作業ヤードで待機している搬出手段に移送され、搬出手段により他の場所に搬出される。煉瓦の解体・搬出が完了した後、ガイド車側のバックステイを撤去する。煉瓦解体時には押出機側のバックステイが存在しないので、解体用の大型建機で解体した煉瓦は押出機側に崩れ落ちて堆積する。そのため、平常運転時に押出機が走行する押出機走行エリアについては、解体した煉瓦が堆積した状態となる。
特開2015−13937号公報
室炉式コークス炉においては、複数の炉団1が直線状に配列されていることが多い。例えば図7に示す例では、A炉団1a、B炉団1b、C炉団1cの3つの炉団(それぞれ炭化室を50窯配備)が直線状に配列されている。押出機側31の押出機レール6は3つの炉団で共通であり、3基の押出機(第1押出機5a、第2押出機5b、第3押出機5c)が配置されている。ガイド車側のガイド車レールも3つの炉団で共通であり、3基のガイド車(第1ガイド車10a、第2ガイド車10b、第3ガイド車10c)が配置されている。
B炉団1bが改修対象である場合を考える。改修に際し、B炉団1bのコークス炉煉瓦を解体する。このとき、A炉団1a、C炉団1cはコークス製造を継続している。押出機に関し、A炉団1aには第1押出機5a、C炉団1cには第3押出機5cが対応し、第2押出機5bは予備機となる。図7においては、第2押出機5bはC炉団1cの近傍に待機している。第1押出機5aにトラブルが生じたときには、予備機である第2押出機5bがA炉団1aまで走行し、A炉団1aの押出作業に従事することとなる。
B炉団1bの改修について、従来から行われているコークス炉煉瓦の解体方法を採用したとき、特許文献1に記載のように、押出機側31のバックステイを撤去した上で、押出機側31の炉外に配置した解体用建機によって煉瓦を解体し、解体した煉瓦を押出機側に排出する。その結果、B炉団1bの押出機走行エリア25は解体した煉瓦が堆積した状態となる。これでは、A炉団1aを担当する第1押出機5aにトラブルが生じたとき、予備機であってC炉団の近傍に待機している第2押出機5bをA炉団1aまで移動させることが不可能となる。また、第2押出機5bをA炉団1a近傍に待機させたのでは、C炉団1cを担当する第3押出機5cにトラブルが生じたときに対応が不可能となる。
本発明は、室炉式コークス炉の特定の炉団を改修するためにコークス炉煉瓦を解体するに際し、解体中の炉団の前を押出機が通行することが可能となる、コークス炉煉瓦の解体方法を提供することを目的とする。
即ち、本発明の要旨とするところは以下のとおりである。
(1)コークス炉煉瓦の解体方法であって、コークス炉の押出機側とガイド車側それぞれに立設するバックステイについて、隣接するバックステイの上部同士を横梁で連結し、コークス炉団の炉団長方向両端に存する擁壁または擁壁の背後にある端デッキと、擁壁に隣接するバックステイまたは横梁の一部との間を連結し、その後に、押出機側とガイド車側の両側にバックステイが立設したままでコークス炉煉瓦を解体することを特徴とするコークス炉煉瓦の解体方法。
(2)コークス炉の押出機側のバックステイとガイド車側の相対するバックステイを結合する上部クロスタイロッドについて、片側1本のバックステイあたり2本の上部クロスタイロッドのうち1本以上を切断した上でコークス炉煉瓦を解体することを特徴とする上記(1)に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
(3)炉団長方向に並んでいる上部クロスタイロッドのうち、少なくとも1カ所について、隣接する2本以上のクロスタイロッドを切断し、上部からの煉瓦解体用機械の搬入口とすることを特徴とする上記(2)に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
(4)バックステイのうちの隣接する2本又はそれ以上を撤去し、当該撤去したバックステイ配置位置のプラットフォームを解体撤去し、当該撤去部分を排出ゲートとして、当該排出ゲートを経由して解体した煉瓦を排出することを特徴とする上記(1)から(3)までのいずれか1つに記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
(5)前記バックステイを撤去した排出ゲート部分に配置された横梁を撤去し、排出ゲート付近に配置されたバックステイの反コークス炉側に、バックステイの傾転を防止するための支持柱を設けることを特徴とする上記(4)に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
(6)コークス炉炭化室の押出機側とガイド車側それぞれに設けた炉蓋を撤去し、炉団長方向に隣接するバックステイ間の炉蓋が配設されていた部位に仮炉蓋を設けることを特徴とする上記(1)から(5)までのいずれか1つに記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
(7)炉団長方向の一部の前記仮炉蓋について、高さ方向の一部を開放して開口部とし、解体した煉瓦をこの開口部から外部に排出することを特徴とする上記(6)に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
(8)前記仮炉蓋の開口部から反コークス炉側に向けて、解体煉瓦を排出するための排出シュートを設け、前記開口部から前記排出シュートを経由して解体した煉瓦を排出することを特徴とする上記(7)に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
(9)バックステイのうちの1本又は隣接する複数本を撤去し、撤去したバックステイ両側の仮炉蓋及び撤去したバックステイ配置位置のプラットフォームを解体撤去し、当該撤去部分を排出ゲートとして、当該排出ゲートを経由して解体した煉瓦を排出することを特徴とする上記(6)から(8)までのいずれか1つに記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
(10)前記排出ゲートから遠い位置の解体煉瓦を、コークス炉内に配置した小型重機によって排出ゲート付近に掻き寄せ、コークス炉外に配置した重機によって前記排出ゲートから前記掻き寄せた解体煉瓦をコークス炉外に排出することを特徴とする上記(9)に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
本発明のコークス炉煉瓦の解体方法により、室炉式コークス炉の特定の炉団を改修するためにコークス炉煉瓦を解体するに際し、解体中の炉団前の押出機側に解体煉瓦が堆積することがないので、解体中の炉団の前を押出機が通行することが可能となる。
本発明を実施するコークス炉炉団の概略図であり、(A)は平面図、(B)は側面断面図である。 本発明の一例を示すコークス炉の平面部分図である。 本発明の一例を示す部分側面図であり、(A)は排出ゲートの横梁を残存する例、(B)は撤去する例である。 本発明の一例を示すコークス炉の平面部分図である。 本発明の一例を示す図であり、(A)は部分正面図、(B)は部分側面図である。 本発明の一例を示す図であり、(A)は部分平面図、(B)は部分正面図、(C)は部分側面図である。 本発明を実施するコークス炉の全体平面図である。 本発明を実施するコークス炉の全体平面図である。
図1〜図8に基づいて本発明の説明を行う。
従来、特許文献1に記載のように、押出機側31のバックステイ2を撤去した上で、押出機側31の炉外に配置した解体用建機によって煉瓦を解体し、解体した煉瓦を押出機側に排出していた。その結果、解体する炉団の押出機走行エリア25は解体した煉瓦が堆積した状態となる。予備の押出機5が解体する炉団前を通過しようとすると、堆積した煉瓦を長時間をかけて撤去する必要が生じる。これに対して、ガイド車側32のバックステイ2のみならず押出機側31のバックステイ2も撤去せず、押出機側31とガイド車側32の両側にバックステイ2が立設したままで煉瓦を解体することとすれば、解体する炉団の押出機走行エリア25に堆積する煉瓦はあったとしても僅かであり、若干の時間をかけて堆積煉瓦を撤去すれば、予備の押出機が炉団前を通過することが可能となる。一方、バックステイ2は自身で堅固に立設しているわけではなく、バックステイ2上下のクロスタイロッドの炉締力によって煉瓦側に押しつけられ、それによって位置が保持されている。従って、バックステイ2を立設したままでコークス炉煉瓦を解体すると、そのままではバックステイ2を立設したままで保持することが難しくなる。
本発明においては、図1、図2に示すように、コークス炉煉瓦を解体するにあたってコークス炉の押出機側31とガイド車側32それぞれに立設するバックステイ2について、隣接するバックステイ2の上部同士を横梁11で連結し、コークス炉団の炉団長方向34両端に存する擁壁4と、擁壁4に隣接するバックステイ2の上部との間を連結梁12で連結し、その後にコークス炉煉瓦を解体することにより、上記問題を解決した。
コークス炉の各炉団1は、図1に示すように、炉団長方向34の両端に、鉄筋コンクリート製の強固な壁が設けられており、擁壁4と呼ばれる。押出機側31とガイド車側32それぞれのバックステイ2は、窯ピッチ(1.3m程度)に等しいピッチで、一方の端部の擁壁4から他方の端部の擁壁4まで等間隔で立設されている。隣接するバックステイ2の上部同士を横梁11で連結することにより、各バックステイ2は単独では傾くことがなくなり、横梁11で連結された一群のバックステイ2は相互に同じ動きをするようになる。そして、すべてのバックステイ2同士をその上部において横梁11で連結した上で、コークス炉団の炉団長方向両端に存する擁壁4または擁壁の背後にある端デッキと、擁壁4に隣接するバックステイ2またはバックステイ間を連結する横梁11との間を連結することとすれば、炉団長方向34に直線状に並ぶすべての横梁11は、擁壁4または端デッキに支えられ、必要な安定度で保持されることとなる。連結は、例えば図1に示すように、炉団長方向34両端に存する擁壁4と、擁壁4に隣接するバックステイ2の上部との間を連結梁12で連結すればよい。また、バックステイ上部又は横梁の一部と、擁壁又は端デッキ間に連結材を介在させて連結する構造とすることもできる。
押出機側31のバックステイ2とガイド車側32のバックステイ2との間は、その上部において1組のバックステイ2あたり2本の上部クロスタイロッド3によって連結されている。この上部クロスタイロッド3も、コークス炉煉瓦解体中においてバックステイ2を安定に立設させておく役割を果たしている。
本発明のコークス炉煉瓦の解体方法においては、上述のように押出機側31とガイド車側32両方のバックステイ2を立設したままで煉瓦の解体を行う。そのため、従来のように、コークス炉外部に大型の解体用建機を設けた上で外部から煉瓦の解体を行うことは困難である。そのため、押出機側31とガイド車側32両方のバックステイ2に囲まれた空間内において煉瓦の解体を行うことが必要となる。資機材の搬入や解体煉瓦の搬出について、バックステイ2の上部を通過して運搬することが多くなる。
押出機側31のバックステイ2とガイド車側32のバックステイ2との間は、上述のようにその上部において1組のバックステイ2あたり2本の上部クロスタイロッド3によって連結されている。コークス炉操業中は、バックステイ1組あたりで2本の上部クロスタイロッド3を用いることにより、必要な炉締力を確保していた。それに対して煉瓦解体中においては、バックステイ1組あたりで2本の上部クロスタイロッド3は必要ない。そこで本発明において好ましくは、コークス炉の押出機側31のバックステイ2とガイド車側32のバックステイ2を結合する上部クロスタイロッド3について、片側1本のバックステイ2あたり2本の上部クロスタイロッド3のうち1本以上を切断した上でコークス炉煉瓦を解体することができる。図2〜図4において、実線の上部クロスタイロッド3は残存させる上部クロスタイロッド3であり、2点鎖線で示す部分は、切断して撤去した上部クロスタイロッド3Xを示している。上部クロスタイロッド3の間引きを行うことにより、隣接する上部クロスタイロッド3間の間隔が広くなるので、上部クロスタイロッド3領域を通過しての資機材の搬入や解体煉瓦の搬出を容易に行うことができるようになる。図2に示すように、各バックステイ2において、2本の上部クロスタイロッド3のうち炉団長方向34同じ側の上部クロスタイロッド3Xを撤去することとすれば、残存した上部クロスタイロッド3の隣接距離は、窯ピッチ(1.3m程度)まで拡げることができる。さらに、バックステイ上部において隣接するバックステイ2間を連結する横梁11が、長さ10m程度にわたって所定の剛性を保持することのできる横梁11であれば、その横梁11の配置範囲については、上部クロスタイロッド3を3〜5mごとに残す程度であってもよい。
改修前に配置されていた上部クロスタイロッド3は、煉瓦解体後の改修作業でバックステイ2の補修や更新のために一旦その全数を撤去することになる。本発明のように、事前に可能な範囲で上部クロスタイロッド3を撤去しておくことで、上部クロスタイロッド3全数撤去時の作業量を低減することができるので、全体工事工程を短縮する効果も期待できる。
上記のように、各バックステイ2において、炉団長方向34同じ側の上部クロスタイロッド3を撤去することにより(図2参照)、残存した上部クロスタイロッド3の隣接距離は、窯ピッチ(1.3m程度)まで拡げることができる。煉瓦解体の初期段階では、この程度の間隔で搬入することのできる資機材によって解体を行うとしても、解体がある程度進んだ段階では、より本格的な煉瓦解体用機械を用いることができれば、解体の能率を向上することができる。本発明においては、炉団長方向34に並んでいる上部クロスタイロッド3のうち、少なくとも1カ所について、隣接する2本以上の上部クロスタイロッド3を切断する。図4に示す例では、隣接する4本の上部クロスタイロッドを切断した結果、当該箇所については上部クロスタイロッド3の間隔が3.5m程度となり、この空間を、煉瓦解体用機械や解体煉瓦を入れたバケットを大型重機で外部から吊り上げて搬入搬出するための搬入搬出口18とすることにより、この目的を達成することができる。
解体した煉瓦排出を良好に行うため、図3に示すように、一部のバックステイ2を撤去し、さらには撤去したバックステイ2配置位置のプラットフォーム8をも解体撤去して、当該撤去部分を排出ゲート17として用いると解体した煉瓦の排出作業は効率化できる。撤去するバックステイ2の本数は、1本又は隣接する複数本とする。撤去するバックステイ2は、その高さ方向の全部を撤去する。同時に、撤去するバックステイ2の手前に配置されているプラットフォーム8も解体撤去する。撤去するバックステイ2の本数を3本とすれば、これによって幅が5m程度の排出ゲート17が確保できる。この程度の幅の排出ゲート17ができれば、外部に配置した重機を用いて、解体した煉瓦をコークス炉の外部に排出することにより、煉瓦排出作業の能率を向上させることができる。
図3(A)は排出ゲート部分に配置された横梁11を残存している例である。さらに図3(B)に示すように、バックステイを撤去した排出ゲート17部分に配置された横梁11を撤去することにより、排出ゲート17の高さ方向上方に障害がなくなるので、良好に作業を行うことが可能となる。一部のバックステイ2を撤去して排出ゲート17とすると同時に当該部分の横梁11を撤去するに際しては、撤去したバックステイ2に隣接する残存するバックステイ2については、図3(B)に示すように、バックステイ2の傾転を防止するための支持柱14を設けると好ましい。これにより、排出ゲート17両側のバックステイ2の安定性を保持することができる。支持柱14は、例えば図1(B)に示すような傾斜した柱とし、その上部がバックステイ2に固定され、その下部を最下部の基礎に固定する。これにより、バックステイ2が傾転することを防止することができる。特に、バックステイ2が外側(反コークス炉側)に倒れるのを防止することができる。
室炉式コークス炉においては、炭化室の押出機側31とガイド車側32のそれぞれに炉蓋が配置されている。炉蓋は耐火物の厚みが500mm以上あり、炭化室内部にせり出しているため、小型重機でコークス炉燃焼室の煉瓦を解体するに際しては炉蓋が解体の支障となることがある。一方、炉蓋を撤去してそのままとすると、炉蓋が存在していた部分(隣接するバックステイ2の間)が開放空間となり、解体した煉瓦がこの空間からコークス炉外へ飛び出すこととなる。本発明においては、コークス炉炭化室の押出機側31とガイド車側32それぞれに設けた炉蓋を撤去した上で、図4、図5に示すように、炉団長方向34に隣接するバックステイ2間の炉蓋が配設されていた部位に仮炉蓋13を設けることとすると好ましい。仮炉蓋13としては、鉄板製などの炭化室への入り込み深さの小さいものを用いることができる。燃焼室高さ方向に分割した複数の鉄板を用い、燃焼室高さ方向全体を仮炉蓋13で閉鎖することができる。仮炉蓋13は、バックステイ2の煉瓦側に挟み込んだ鉄製の煉瓦押さえ板(通称として「フラッシングプレート23」という)に固定設置して閉鎖することができる。これにより、燃焼室煉瓦の解体に際して炉蓋が邪魔をすることがなく、また解体した煉瓦がバックステイ間の隙間から外部に漏れ出すこともない。炉蓋の撤去と仮炉蓋13の設置は、隣接するバックステイ2の上部どうしを横梁11で連結し、コークス炉団の炉団長方向34両端に存する擁壁4と、擁壁4に隣接するバックステイ2の上部との間を連結した後に行うと好ましい。
さらに、炉団長方向34の一部の仮炉蓋13について、図5に示すように、高さ方向の一部を開放して開口部15とすると好ましい。解体した煉瓦をこの開口部15から外部に排出することができる。これにより、煉瓦解体と系外への排出作業を安全に遂行することができる。
燃焼室煉瓦の解体は、炉頂部から始まり、順次解体する高さ位置が低くなっていく。上記仮炉蓋13の一部に設ける開口部15は、煉瓦解体の進行に対応して、解体作業が行われている高さに設けると好適である。そのため、燃焼室煉瓦の解体初期には開口部15が高い位置に設けられ、順次開口部15の高さを低くしていく。本発明においては、図5に示すように、仮炉蓋13の開口部15から反コークス炉側に向けて、解体煉瓦を排出するための排出シュート16を設け、開口部15から排出シュート16を経由して解体した煉瓦を排出することとすると好ましい。このとき、開口部15の近くに配置される排出シュート16の煉瓦投入口については、断面積の大きいホッパー状のシュートを設けてこれを介して仮炉蓋13の開口部15から排出シュート16に解体した煉瓦を排出すると好ましい。排出シュート16を経由して排出された煉瓦は、排出シュート16の出口で地上面に排出され、地上面に堆積した煉瓦を重機でトラックに積み込み、あるいは排出シュート16の出口下方にバケットあるいはトラックを待機させて直接煉瓦をトラックに積み込み、系外に搬出する。
コークス炉煉瓦のうち、燃焼室の煉瓦を解体する段階では、まだ解体されていない煉瓦部分の高さが高いので、上記のように、すべてのバックステイ2を残置させ、バックステイ2間の空間には仮炉蓋13を設け、ちょうど煉瓦の解体を行っている高さの位置において仮炉蓋13の一部を開放して開口部15とし、開口部15からは排出シュート16を用いて地上まで解体した煉瓦を搬出する方法が好適である。解体前の煉瓦高さが高く残存している状況では、バックステイ2の一部を取り外すとその部分で残存煉瓦が崩壊してコークス炉外へ崩落する懸念があるからである。
一方、煉瓦の解体が進み、燃焼室煉瓦の解体から蛇腹部及び蓄熱室煉瓦の解体に移行する段階では、図6に示すように、一部のバックステイ2を撤去し、さらには撤去したバックステイ2配置位置のプラットフォーム8をも解体撤去して、当該撤去部分を排出ゲート17として用いると好ましい。解体前の煉瓦高さが低くなると、一部のバックステイ2を撤去しても、煉瓦が炉外に崩落する懸念が少なくなる。逆に、一部のバックステイ2を撤去することによって、その撤去部分を排出ゲート17とし、解体した煉瓦の排出が容易となる。撤去するバックステイ2の本数は、1本又は隣接する複数本とする。撤去したバックステイ2とその両側に配置されていた仮炉蓋13も同時に撤去する。撤去するバックステイ2は、その高さ方向の全部を撤去する。同時に、撤去するバックステイ2の手前に配置されているプラットフォーム8も解体撤去する。撤去するバックステイ2の本数を3本とすれば、これによって幅が5m程度の排出ゲート17が確保できる。この程度の幅の排出ゲート17ができれば、外部に配置した重機を用いて、解体した煉瓦をコークス炉の外部に排出することにより、煉瓦排出作業の能率を向上させることができる。また、図6に示すように、排出ゲート17の範囲に傾斜板22を仮設し解体した煉瓦を押出機走行エリアに落下させることができる。煉瓦の解体中のレベルに合わせて傾斜板を設ける際に、土間にバケットを置きその中に煉瓦を流下してもよい。
上記のように一部のバックステイ2を撤去して排出ゲート17を確保するに際しては、撤去したバックステイ2に隣接する残存するバックステイ2については、前述のバックステイ2の傾転を防止するための支持柱14を設けると好ましい(図1(B)、図6参照)。これにより、排出ゲート17両側のバックステイ2の安定性を保持することができる。
一部のバックステイ2とプラットフォーム8を解体して排出ゲート17とする位置については、煉瓦を解体する炉団の炉団長方向34に多数設ける必要はない。排出ゲート17を設けていない位置において解体した煉瓦については、小型重機で寄せ集めて、排出ゲート17の付近に掻き寄せ、その後にコークス炉外に配置した重機によって掻き寄せた解体煉瓦をコークス炉外に排出することができる。
(実施例1)
実施例1で対象となる室炉式コークス炉は、図7に示すように、A炉団1a、B炉団1b、C炉団1cの3つの炉団(それぞれ炭化室を50窯配備)が直線状に配列されている。コークス炉の仕様は、炭化室高さ6m、炉床盤コンクリート上の煉瓦構造部分(総高)が約15m、窯芯ピッチ1.3mである。押出機側31の押出機レール6は3つの炉団で共通であり、3基の押出機(第1押出機5a、第2押出機5b、第3押出機5c)が配置されている。ガイド車側32のガイド車レールも3つの炉団で共通であり、3基のガイド車(第1ガイド車10a、第2ガイド車10b、第3ガイド車10c)が配置されている。
今回、両端のA炉団1aとC炉団1cは操業を継続中であり、中央に位置するB炉団1bを解体し再築炉し再稼働する計画である。改修に際し、B炉団1bのコークス炉煉瓦を解体する。このとき、A炉団1a、C炉団1cはコークス製造を継続している。押出機に関し、A炉団1aには第1押出機5a、C炉団1cには第3押出機5cが対応し、第2押出機5bは予備機となる。図7においては、第2押出機5bはC炉団1cの近傍に待機している。第1押出機5aにトラブルが生じたときには、予備機である第2押出機5bがA炉団1aまで走行し、A炉団1aの押出作業に従事することとなる。
非常時の対応として移動機械がB炉団1bの前を走行できるように工事の資機材を短時間で一旦片づけしたり、走行範囲に廃材などを落下させないこと、走行軌条に障害物を留め置かないことが必要となる。コークス炉の煉瓦量は1窯分で約300トンもあり、バックステイを安易に解体や撤去すると大量の煉瓦崩れが発生する可能性がある、残存煉瓦量を観察しながらバックステイを撤去すれば数10トン程度の崩落量で抑えられ、排出処理に要する時間も数時間で可能となり、移動機械が走行できるようになるまでにかかる時間を短くできる。
コークス炉煉瓦解体に当たり、B炉団1bのエリア内で解体工事を行い、解体廃材が不用意に走行エリアに流出しないように炉蓋を予め撤去し、炭化室の窯口を高さ方向で8分割した鉄板の仮炉蓋13にて閉鎖した。この鉄板仮炉蓋13は事前に炉枠を撤去し炭化室窯口部周囲の突起をなくした上で、バックステイ2の煉瓦側にある厚さ25mm程度の鉄製板のフラッシングプレート23に受け具を設置し、その受け具に荷重を掛けて仮固定した。固定の方法は炉枠かバックステイに仮固定する方法も考えたが、フラッシングプレートに固定する方法が最も窯口部煉瓦に密接に固定できるのでこの方法を採用した。廃煉瓦は仮炉蓋13の一部を開口した開口部15から排出シュート16を用いて、押出機走行エリア25に配置したボックスに落下させ回収廃棄した。排出シュート16は簡易で脱着が可能で移動機械が走行する際には撤去移設することが可能である。炉内側では、排出シュート16の投入口にホイストで吊った投入口ホッパーを差し込み廃煉瓦を投入しやすい構造とした。
ガイド車側32・押出機側31それぞれの隣接して立設する炉団長方向34のバックステイ2同士を5本(約6.5m)又は7本(約9m)づつを1本の横梁11で頂上付近で固定して、各横梁11を相互に連結した。さらに、炉団長方向34両端を固定した横梁11は、コンクリート製擁壁4に固定したアンカーに連結梁12で固定した。
これにより、押出機側31とガイド車側32のいずれも、煉瓦を解体した後でもバックステイ2が安定して立設していられる状況となった。また上部クロスタイロッド3については、風などの影響でバックステイ2が揺れたり倒れたりすることを避けるため、バックステイ2のガイド車側32から押出機側31を結んでいる上部クロスタイロッド3を2本おきに維持し、残りの上部クロスタイロッド3を解体、撤去して作業性の改善を図った。
炉団の炉団長方向34両側の擁壁4から10mぐらい離れた位置の上部クロスタイロッド3は連続6本(バックステイ3本相当)を切断撤去し、上部に約5mの空間を設け、煉瓦解体が炉頂部から1m程度下に進んだ時期に、この空間を通して解体用小型重機6台と集積用小型重機6台を煉瓦構造体の上に投入し、煉瓦解体と集積作業及び排出作業ができるようにした。
煉瓦構造は全高15mであるが、炉頂部から順次下に向かって小型重機で解体した。バックフォーで集積して仮設した投入ホッパーを介して仮炉蓋13に開口した廃煉瓦排出用の開口部15から排出シュート16を経由して押出機側の土間に待ち構えた台車上に排出した。この際に仮設した排出シュート16は小型トラックに搭載する構造にして、簡単に移動可能とした。
これにより、A炉団1aにて移動機械が故障した際に、C炉団1c側で待機していた移動機械がB炉団1bの前を走行しA炉団1a側に移動することにより、A炉団1aの操業継続が可能となった。
(実施例2)
図8に示すように、1炉団が40窯からなるコークス炉団が2基(名称をA炉団1a、B炉団1bとする)、直列に配置されており、コークス炉の仕様は、炭化室高さ5.5m、炉床盤コンクリート上の煉瓦構造部分(総高)が約13m、窯芯ピッチ1.3mである。押出機側31の押出機レール6は2つの炉団で共通であり、2基の押出機(第1押出機5a、第2押出機5b)が配置されている。ガイド車側のガイド車レールも2つの炉団で共通であり、2基のガイド車(第1ガイド車10a、第2ガイド車10b)が配置されている。第1押出機5aが通常使用する押出機、第2押出機5bは予備機である。
今回、隣接するA炉団1aは操業を継続中であり、B炉団1bを解体し再築炉し再稼働する計画である。押出機とガイド車の軌条はB炉団端部側に長く、予備機の待機位置はB炉団1bの反A炉団側端部に限られている。第1押出機5aが故障した際には第2押出機5bが使用される状況であり、その際には工事中のB炉団前を走行することになる。
コークス炉煉瓦解体に当たり、煉瓦解体作業が円滑に進むように予め操業中に使用していた炉蓋と炉枠を撤去し、隣接するバックステイ2の間の空間に炭化室窯口を塞ぐ仮炉蓋13を設けた。B炉団1bのエリア内で解体工事を行い、解体廃材が不用意に走行エリアに流出しない対策であるが、炭化室の窯口を高さ方向で6分割した鉄板の仮炉蓋13にて閉鎖した。この鉄板製の仮炉蓋13は事前に炉枠を撤去して炭化室窯口部の突起をなくした上で、バックステイ2の煉瓦側にあるフラッシングプレートに仮固定した。
ガイド車側32・押出機側31それぞれの隣接して立設する炉団長方向のバックステイ2同士を7本づつを1本の横梁11で固定して各横梁11を相互に連結し、炉団長方向34両端の横梁11はコンクリート製擁壁4に打ち込んだアンカーに連結梁12で固定した。
解体作業は、解体用の小型重機をバックステイ2の内側に入れ作業させた。図6に示すように、押出機側31のバックステイ2の連続4本とそれに対応するプラットフォーム8を解体撤去し約5mの排出ゲート17を設け、この範囲に傾斜板22を仮設し解体した煉瓦を押出機走行エリアに落下させる方法をとった。煉瓦の解体中のレベルに合わせて傾斜板22を設ける際に、土間にバケットを置きその中に流下する方法をとった。
解体煉瓦の排出は、押出機の土間に設置した大型の掻き出し重機にて行ったが、解体重機の移動は容易である。
この方法は、移動機械がB炉団1bの前を走行する必要が生じた場合は、排出中の煉瓦と傾斜板、周囲に散乱した煉瓦屑などを片づけることで数時間で片づけることができ、最小限の操業支障で操業再開できる効果がある。
1 炉団
2 バックステイ
3 上部クロスタイロッド
4 擁壁
5 押出機
6 押出機レール
7 炉蓋
8 プラットフォーム
9 煉瓦
10 ガイド車
11 横梁
12 連結梁
13 仮炉蓋
14 支持柱
15 開口部
16 排出シュート
17 排出ゲート
18 搬入搬出口
22 傾斜版
23 フラッシングプレート
25 押出機走行エリア
26 ガイド車走行エリア
31 押出機側
32 ガイド車側
33 反コークス炉側
34 炉団長方向

Claims (10)

  1. コークス炉煉瓦の解体方法であって、
    コークス炉の押出機側とガイド車側それぞれに立設するバックステイについて、隣接するバックステイの上部同士を横梁で連結し、コークス炉団の炉団長方向両端に存する擁壁または擁壁の背後にある端デッキと、擁壁に隣接するバックステイまたは横梁の一部との間を連結し、その後に、押出機側とガイド車側の両側にバックステイが立設したままでコークス炉煉瓦を解体することを特徴とするコークス炉煉瓦の解体方法。
  2. コークス炉の押出機側のバックステイとガイド車側の相対するバックステイを結合する上部クロスタイロッドについて、片側1本のバックステイあたり2本の上部クロスタイロッドのうち1本以上を切断した上でコークス炉煉瓦を解体することを特徴とする請求項1に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
  3. 炉団長方向に並んでいる上部クロスタイロッドのうち、少なくとも1カ所について、隣接する2本以上のクロスタイロッドを切断し、上部からの煉瓦解体用機械の搬入口とすることを特徴とする請求項2に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
  4. バックステイのうちの隣接する2本又はそれ以上を撤去し、当該撤去したバックステイ配置位置のプラットフォームを解体撤去し、当該撤去部分を排出ゲートとして、当該排出ゲートを経由して解体した煉瓦を排出することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
  5. 前記バックステイを撤去した排出ゲート部分に配置された横梁を撤去し、排出ゲート付近に配置されたバックステイの反コークス炉側に、バックステイの傾転を防止するための支持柱を設けることを特徴とする請求項4に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
  6. コークス炉炭化室の押出機側とガイド車側それぞれに設けた炉蓋を撤去し、炉団長方向に隣接するバックステイ間の炉蓋が配設されていた部位に仮炉蓋を設けることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
  7. 炉団長方向の一部の前記仮炉蓋について、高さ方向の一部を開放して開口部とし、解体した煉瓦をこの開口部から外部に排出することを特徴とする請求項6に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
  8. 前記仮炉蓋の開口部から反コークス炉側に向けて、解体煉瓦を排出するための排出シュートを設け、前記開口部から前記排出シュートを経由して解体した煉瓦を排出することを特徴とする請求項7に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
  9. バックステイのうちの1本又は隣接する複数本を撤去し、撤去したバックステイ両側の仮炉蓋及び撤去したバックステイ配置位置のプラットフォームを解体撤去し、当該撤去部分を排出ゲートとして、当該排出ゲートを経由して解体した煉瓦を排出することを特徴とする請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
  10. 前記排出ゲートから遠い位置の解体煉瓦を、コークス炉内に配置した小型重機によって排出ゲート付近に掻き寄せ、コークス炉外に配置した重機によって前記排出ゲートから前記掻き寄せた解体煉瓦をコークス炉外に排出することを特徴とする請求項9に記載のコークス炉煉瓦の解体方法。
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