JP2008074987A - 顔料添加剤、顔料組成物及び顔料分散体 - Google Patents

顔料添加剤、顔料組成物及び顔料分散体 Download PDF

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Abstract

【課題】インキ、塗料などの調製時における顔料分散及び長期保存に有効な顔料添加剤、それを含有する顔料組成物の提供。
【解決手段】
8−アミノ−キノリン構造を有する顔料添加剤。該顔料添加剤は、例えば、8−アミノ−2−メチルキノリンと置換基を有していてもよい無水フタル酸と置換基を有していてもよい安息香酸を反応させて得られる化合物である。
該顔料添加剤を黄色顔料、緑色顔料、赤色顔料等に添加することにより、顔料分散時の凝集を改善し、経時安定性が良好な顔料分散体が得られる。
【選択図】なし

Description

本発明は、顔料添加剤、それを含有する顔料組成物及び顔料分散体に関する。更に詳しくはインキ、塗料の調製に対して有効な顔料分散剤、及びそれを含有する顔料組成物、この顔料組成物を分散した顔料分散体に関する。
一般に、各種インキ組成物、塗料中において用いられている顔料の着色力、鮮明性は顔料粒子の性状と密接な関係にある。通常、顔料粒子は一次粒子の凝集体を形成しており、一次粒子が微細であるほど顔料の着色力は高くなり、かつ鮮明性も高くなることが知られている。従って、顔料の着色力、鮮明性を向上させるには一次粒子の凝集状態をより微細な粒子状態にする必要がある。一方、顔料粒子は微細化するに従い粒子間での凝集が起こり易くなる。この為、顔料粒子を微細化した状態でビヒクル中に安定に分散させる必要がある。各種印刷インキや塗料は、固体である顔料粉末を液体であるビヒクル中に微細かつ安定に懸濁させたものである。その分散プロセスは本質的に、濡れ、微細化、安定化という三段階の過程を含むものである。しかしながら、実際の分散系では各過程が並行して起こっており、これらの過程を厳密に分けることは困難である場合が多い。
顔料粒子と分散過程に関しては上記のことが知られているが、顔料の微細な粒子を非水性ビヒクル中に懸濁させて安定な分散体を調製することは困難であることが多い。従って、顔料の非水性ビヒクルへの分散安定性の良否は、オフセットインキ、グラビアインキなどの印刷インキや塗料などの製造過程及び製品の品質に対して重大な影響を及ぼし、場合により種々の問題を引き起こすことが知られている。
顔料の微細粒子を含む分散体は往々にして結晶化により顔料の凝集を示し、その結果、ヘイズ値が大きくなり顔料本来の鮮やかさを失ってしまう。また、異なった化学構造の顔料を混合状態で使用する場合には、顔料粒子の凝集に起因する色分かれと呼ばれる現象や沈降を生じ、展色塗膜の表面における光沢低下やレベリング不良等の状態不良を引き起こすことがある。更に、インキ及び塗料における顔料の分散安定性が低い場合には、顔料粒子の非水性ビヒクル中におけるエネルギー的不安定性により、顔料結晶の状態変化が起こることがある。すなわち、顔料結晶がその集合状態を変化させてより安定な状態へ移行することにより、色相の変化、着色力及び鮮明性の低下、凝集粒子の生成等の現象が引き起こされる為に製品の質が変化し、商品価値を著しく損なうことがある。
以上のように、顔料を分散状態で使用する分野では分散に伴う種々の問題の発生が想定され、この為に様々な種類の添加剤が開発されている。このような添加剤としては、分散させる顔料の骨格あるいはそれに類似の化学構造を有する誘導体の使用が効果的であることが知られている。これまでに、顔料構造と類似な骨格を持つ極性部位を持たない誘導体、酸性基あるいは塩基性基等の特定の官能基を顔料骨格に導入した顔料誘導体、これらの官能基をアクリル樹脂、ポリエステル樹脂等に導入した樹脂型顔料分散剤、樹脂の一部に顔料骨格を導入した樹脂型顔料誘導体などが開発されている。これらの分散剤及び添加剤は単独あるいは併用として用いられており、何れの使用法によっても効果が発現する。
顔料としての骨格に酸性基を導入した誘導体としては、フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料、アゾ顔料、アントラキノン系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、イソインドリノン顔料等に酸性基であるスルホン酸基、カルボキシル基を導入した構造の誘導体が開示されている。これらの顔料誘導体は、分散剤、結晶成長抑制剤あるいは防止剤として広く用いられている。更に、このような技術は近年においては、カラー・フィルター用のインキとしても広範囲に展開されている。
上記の顔料誘導体の例としては、特開平8−3122号では顔料骨格に酸性基の導入された誘導体が開示され、酸性基の例としてスルホン酸基、テレフタル酸モノアミドメチル基が挙げられている。特表2004−501911号ではスルホン酸基、カルボキシル基を導入した種々のキノフタロン誘導体が開示されている。特開2002−179979号では黄色顔料のPY138のスルホン化誘導体、特開2004−67715号ではPY138、極性基を有するキノフタロン誘導体に塩基性基を導入した誘導体及びスルホン化誘導体が開示されている。特開2004−292785号ではキノフタロン系顔料のスルホン酸二価金属塩が開示されている。また、特開2001−335711号ではアルキルアミノ基あるいは含窒素複素環基を含む塩基性のキノフタロン誘導体が開示され、特開2002−121418号では無置換及び置換アミノ基で置換された広範囲のキノリン誘導体が開示されている。特開2002−121457号では置換基の末端がカルボキシル基、エステル基、水酸基、メルカプト基、スルホン酸基、無置換及び置換アミノ基で置換された種々のキノフタロン誘導体が開示されている。
現在用いられている顔料添加剤は何れも分散状態の改善効果をもたらすものではあるが、粘度、流動特性及びそれらの経時での安定性の点では未だ十分な特性には至っていないという問題点が指摘されている。従って、これらの問題点を有しない、優れた性質の顔料添加剤の開発が望まれている。
特開平8−3122号公報 特表2004−501911号公報 特開2002−179979号公報 特開2004−67715号公報 特開2004−292785号公報 特開2001−335711号公報 特開2002−121418号公報 特開2002−121457号公報
本発明が解決しようとする課題は、インキ、塗料などの調製時における顔料分散及び長期保存に有効な顔料添加剤、それを含有する顔料組成物を提供することにある。更に、顔料分散時の凝集を改善し、経時安定性が良好であるという諸特性を有する顔料添加剤を提供することにある。本発明者らが鋭意検討した結果、一般式[1]で表される化合物が上記の特性を有していることを見出し本発明に至った。
本発明は、下記一般式[1]で表される化合物からなる顔料添加剤に関する。
一般式[1]
Figure 2008074987
[式中、R1からR5は、互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン原子によって置換されていてもよいメチル基、ハロゲン原子によって置換されていてもよいエチル基を表す。R6からR13は、互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン原子によって置換されていてもよいメチル基、ハロゲン原子によって置換されていてもよいエチル基、メチルチオ基、エチルチオ基、メトキシ基、エトキシ基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、ニトロ基を表す。]
また、本発明は、R2が水素原子である上記の顔料添加剤に関する。
また、本発明は、R1からR5が水素原子である上記の顔料添加剤に関する。
また、本発明は、顔料及び上記顔料添加剤を含有する顔料組成物に関する。
また、本発明は、顔料が黄色顔料である、上記顔料組成物に関する。
また、本発明は、黄色顔料が、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントイエロー150、C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピグメントイエロー13から選ばれる少なくとも1種の顔料である、上記顔料組成物に関する。
また、本発明は、顔料が緑色顔料である、上記顔料組成物に関する。
また、本発明は、緑色顔料が、C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントグリーン38である、上記顔料組成物に関する。
また、本発明は、顔料が赤色顔料または橙色顔料である、上記顔料組成物に関する。
また、本発明は、赤色顔料または橙色顔料が、C.I.ピグメントレッド254、C.I.ピグメントレッド255、C.I.ピグメントレッド264、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド179、C.I.ピグメントレッド207、C.I.ピグメントレッド179、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントオレンジ71、C.I.ピグメントオレンジ73から選ばれる少なくとも1種の顔料である、上記顔料組成物に関する。
また、本発明は、上記顔料組成物を分散してなる顔料分散体に関する。
本発明の顔料添加剤を用いることにより、従来の顔料添加剤と比較して、顔料の微細かつ低粘度分散に対してより高い効果が得られ、透明性、着色力が高く、保存安定性の良好な分散体を調製することが可能となる。また、本発明の顔料分散剤を含有する顔料組成物あるいは顔料分散体を用いることにより高品質で安定性の高いインキ、塗料などの製品を容易に調製することができる。
本発明の顔料添加剤は、キノフタロン骨格がフタルイミド基で置換された構造の化合物である。これを用いて各種顔料を分散することにより、諸物性の良好な組成物、分散体を調製することができる。
本発明の一般式[1]で表される化合物において、R1からR5は、互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン原子によって置換されていてもよいメチル基、ハロゲン原子によって置換されていてもよいエチル基を表す。R6からR13は、互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン原子によって置換されていてもよいメチル基、ハロゲン原子によって置換されていてもよいエチル基、メチルチオ基、エチルチオ基、メトキシ基、エトキシ基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、ニトロ基を表す。
置換基R6からR13は、すべて同じではなく、二種類以上の原子あるいは置換基であることが好ましい。
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等がある。
ハロゲン原子によって置換されていてもよいメチル基としては、メチル基、フルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ヨードメチル基、ジフルオロメチル基、ジクロロメチル基、ジブロモメチル基、ジヨードメチル基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、トリブロモメチル基、トリヨードメチル基、クロロフルオロメチル基、クロロジフルオロメチル基、ジクロロフルオロメチル基、ブロモフルオロメチル基、ブロモジフルオロメチル基、フルオロヨードメチル基、ジフルオロヨードメチル基、ブロモクロロメチル基、ブロモジクロロメチル基等がある。
ハロゲン原子によって置換されていてもよいエチル基としては、エチル基、1−フルオロエチル基、1−クロロロエチル基、1−ブロモエチル基、1−ヨードエチル基、2−フルオロエチル基、2−クロロロエチル基、2−ブロモエチル基、2−ヨードエチル基、1,1−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル基、2−ブロモ−1,1−ジフルオロエチル基、2−クロロ−1,1−ジフルオロエチル基、1,1−ジフルオロ−2−ヨードエチル基、1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル基、1−クロロ−2,2,2−トリフルオロエチル基、1,2−ジフルオロエチル基、1,2−ジブロモエチル基、1,1−ジクロロエチル基、1,2−ジクロロエチル基、1,2−ジヨードエチル基、1−ブロモ−2−ヨードエチル基、1−クロロ−2−ヨードエチル基、1,1−ジクロロ−2−ヨードエチル基、2,2−ジブロモエチル基、2,2−ジクロロエチル基、2,2,2−トリクロロエチル基等がある。
本発明の化合物の代表例を以下に具体的に例示するが、本発明は以下の代表例に限定されるものではない。
Figure 2008074987



Figure 2008074987



Figure 2008074987
Figure 2008074987


Figure 2008074987
Figure 2008074987
Figure 2008074987
Figure 2008074987
Figure 2008074987
Figure 2008074987
Figure 2008074987
本発明において、一般式[1]で表される化合物には、以下に示すような互変異性体が存在する。本発明では、これらの互変異性体も含む。
Figure 2008074987


本発明の顔料組成物は、顔料及び一般式[1]で表される本発明の顔料添加剤を含有するものである。
顔料としては、アゾ系、アンサンスロン系、アンスラピリミジン系、アントラキノン系、イソインドリノン系、イソインドリン系、インダンスロン系、キナクリドン系、キノフタロン系、ジオキサジン系、ジケトピロロピロール系、チオインジゴ系、ピランスロン系、フタロシアニン系、フラバンスロン系、ペリノン系、ペリレン系、ベンズイミダゾロン系などの有機顔料、カーボンブラック、酸化チタン、黄鉛、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、弁柄、酸化亜鉛、紺青、群青、などの無機顔料を使用することができる。また、これらの顔料を二種類以上併用してもよい。上記顔料のうち、本発明の顔料分散剤を用いるに当たっては有機顔料を使用することが好ましい。
本発明の顔料組成物として使用される顔料は特に指定されないが、好ましくは次に挙げるものである。
黄色顔料としては、カラーインデックス(C.I.)においてイエローに分類される顔料のことであり、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントイエロー150、C.I.ピグメントイエロー185などが挙げられるが、これらの中でもC.I.ピグメントイエロー138がとりわけ好ましい。これらの顔料はそれぞれ単独で使用してよく、二種類以上を併用してもよい。
緑色顔料としては、カラーインデックス(C.I.)においてグリーンに分類される顔料のことであり、C.I.グメントグリーン7、10、36、38などが挙げられるが、これらの中でもC.I.ピグメントグリーン7、36が特に好ましい。
赤色顔料としては、カラーインデックス(C.I.)においてレッドまたはオレンジに分類される顔料のことであり、C.I.ピグメントレッド254、255、264、177、179、207、48:1などが挙げられ、橙色顔料としては、C.I.ピグメントオレンジ71、73などが挙げられる。
本発明の顔料組成物に使用する顔料は、上記顔料をそのまま使用してよいが、必要に応じてソルベントソルトミリングやドライミリングなどの方法による顔料粒子の微細化を施した後に使用してもよい。例えば、有機顔料をソルベントソルトミリングにより微細化する場合には、有機顔料、水溶性無機塩及び水溶性溶剤から成る混合物をニーダー等の混練機を用いて強力に混練する。次に、混練した混合物を水中に注入し、各種攪拌機により攪拌してスラリー状態とする。これを濾過することにより無機塩及び溶剤を除去する。以上の工程を経て、微細化された有機顔料を得ることが出来る。この顔料微細化法においては、顔料は単一でも二種類以上の混合物の何れであってもよい。
上記の微細化工程における水溶性無機塩としては、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどを使用することができる。これらの無機塩は有機顔料の重量に対して等倍乃至30倍の範囲で用いる。用いる無機塩が少ない場合には十分な微細化が行われず、無機塩が多い場合には無機塩の除去に労力を要し、かつ処理効率の低下により生産性の点で好ましくない。水溶性溶剤としては、安全性の点から、沸点が120乃至250℃の範囲の溶剤を用いることが好ましい。このような性質を有する溶剤の例としては、2−(メトキシメトキシ)エタノール、2−ブトキシエタノール、2−(イソペンチルオキシ)エタノール、2−(ヘキシルオキシ)エタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリエチレングリコール、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテルなどが挙げられる。
本発明の顔料組成物において、一般式[1]で表される顔料添加剤の添加量は、顔料100重量部に対して0.5乃至30重量部が好ましい。添加量が0.5重量部より少ない場合には顔料の分散効果が小さくなり好ましくない。また、30重量部より多く使用しても添加量に応じた分散効果は得られず、場合により特性の低下を引き起こすことがある。
本発明の顔料組成物の調製方法としては、顔料粉末と一般式[1]で表される顔料添加剤を混合するのみでも十分な分散効果が得られるが、ディゾルバー、ハイスピードミキサー、ホモミキサー、ニーダー、ロールミル、アトライター、サンドミルなどの各種粉砕機を用いて機械的に混合する方法、顔料の水あるいは有機溶媒の懸濁液に一般式[1]で表される顔料添加剤の溶液あるいは懸濁液を添加する方法、硫酸等の良溶媒に有機顔料及び顔料分散剤を溶解し、この溶液を水等の貧溶媒中に注入して共沈させるなどの方法により、更に高い分散効果を得ることができる。
また、本発明の顔料分散体は、本発明の顔料組成物を分散して成るものである。本発明の顔料分散体は、顔料、本発明の顔料添加剤、顔料分散剤、有機溶剤、樹脂の混合物を各種分散機で分散することにより調製することができる。また、必要に応じては、上記の原料の他に各種添加剤、樹脂型分散剤等を添加した後分散してもよい。調製の際に、顔料と顔料分散剤は、予め混合して得られた顔料組成物として添加してもよく、それぞれ別々に添加した後に分散してもよい。各原料の添加順序、添加方法については特に限定されない。
本発明の顔料分散体を調製するために使用される樹脂の例としては、石油樹脂、カゼイン、背ラック、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、ニトロセルロース、セルロースアセテートブチレート、環化ゴム、塩化ゴム、酸化ゴム、塩酸ゴム、フェノール樹脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、乾性油、合成乾性油、スチレン変性マレイン酸樹脂、ピリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、塩素化ポリプロピレン、ブチラール樹脂、塩化ビニリデン樹脂などが挙げられる。
また、樹脂として感光性樹脂を使用してもよい。感光性樹脂の例としては。水酸基、カルボキシル基、アミノ基などの反応性官能基を有する高分子に、イソシアナト基、ホルミル基、エポキシ基等の反応性置換基を有するアクリル系化合物やけい皮酸を反応させ、アクリロイル基、スチリル基等の光架橋性基を該高分子に導入した樹脂、あるいはスチレン−無水マレイン酸共重合物やα−オレフィン−無水マレイン酸共重合物等の酸無水物を含む線状高分子をヒドロキシアルキルアクリレート等の水酸基を有するアクリル系化合物によりハーフエステル化したものなどが挙げられる。
上記の樹脂は、顔料100重量部に対して10〜400重量部の量を用いることができる。
本発明の顔料分散体を調製する為に使用される有機溶剤は特に限定されない。一般的に溶剤として用いられるものは全て使用可能である。例えば、シクロヘキサノン、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、エチルベンゼン、エチレングリコールジエチルエーテル、トルエン、キシレン、エチルセロソルブ、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルペンチルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ヘキサン、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、石油系溶剤などが挙げられる。これらの溶剤は単独あるいは混合の何れにおいても使用することができる。
本発明の顔料分散体を調製する為に使用する分散機は特に指定されないが、例えば横型サンドミル、縦型サンドミル、アニュラー型ビーズミル、アトライター、マイクロフルイタイザー、ハイスピードミキサー、ホモミキサー、ボールミル、ロールミル、石臼式ミル、超音波分散機、ペイントコンディショナーなどが挙げられる。通常、各種分散体を調製する際に使用されるあらゆる分散機や混合機を使用することができる。また、各種分散機により分散を行う前に、ニーダー、3本ロールミル、等の練肉混合機による前分散、あるいは2本ロールミル等による固形分散などの処理を施してもよい。また、各種分散機で分散した後、30〜80℃の加温状態にて数時間乃至1週間程度保存する後処理、超音波分散機や衝突型ビーズレス分散機を用いて処理する工程などは、顔料分散体に分散安定性を付与する為には効果的である。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<合成例1>化合物(2)の合成
8−アミノ−2−メチルキノリン15.8gと4−メチル無水フタル酸32.4g及び安息香酸20.8gを加熱昇温させ、220℃において6時間攪拌した。室温まで冷却し、反応物をメタノール500mLとイオン交換水300mL中にあけた後、50℃で1時間攪拌を行った。析出物をろ過、水洗及び乾燥し、化合物(2)の黄色結晶を38.5g得た。MALDITOF−MSによる質量分析により、化合物(2)の分子量(理論値446.13、実測値446.87)に一致した。
<合成例2>化合物(6)の合成
4−メチル無水フタル酸32.4gの代わりに、3,6−ジメチル無水フタル酸35.1gを用いた以外は、合成例1と同様にして化合物(6)を40.3g得た。MALDITOF−MSによる質量分析により、化合物(6)の分子量(理論値474.16、実測値474.44)に一致した。
<合成例3>化合物(31)の合成
下記化合物[A]で表される化合物42.1gと無水フタル酸15.9g及び安息香酸32.7gを加熱昇温させ、220℃において5時間攪拌した。室温まで冷却し、反応物をメタノール500mLとイオン交換水500mL中にあけた後、50℃で2時間攪拌を行った。析出物をろ過、水洗及び乾燥し、化合物(31)の黄色結晶を50.1g得た。MALDITOF−MSによる質量分析により、化合物(31)の分子量(理論値553.94、実測値553.22)に一致した。
化合物[A]
Figure 2008074987




<合成例4>化合物(78)の合成
下記化合物[B]で表される化合物28.5gと3,4,5,6−テトラヨード無水フタル酸65.3g及び安息香酸55.7gを加熱昇温させ、180℃において9時間攪拌した。室温まで冷却し、反応物をメタノール800mLとイオン交換水600mL中にあけた後、50℃で3時間攪拌を行った。析出物をろ過、水洗及び乾燥し、化合物(78)を90.4g得た。MALDITOF−MSによる質量分析により、化合物(78)の分子量(理論値921.68、実測値921.55)に一致した。
化合物[B]
Figure 2008074987




<実施例1〜実施例21>黄色処理顔料組成物の調製
キノフタロン系黄色顔料C.I.ピグメントイエロー138(ビー・エー・エス・エフ社製「パリオトールイエローK0960−HD」)200g、本発明の添加剤として表2に示す化合物6g、塩化ナトリウム800g及びジエチレングリコール200gの混合物を、ステンレス製の1ガロン・ニーダー(井上製作所製)を使用し、120℃で2時間混練を施した。次に、この混練物を3リットルの温水中に投入し、70℃で1時間攪拌した。その後、ろ過、水洗を繰り返して行い、塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除去した後に80℃で24時間乾燥し、黄色処理顔料組成物を得た。
<比較例1>
本発明の添加剤を用いなかったこと以外は実施例1と同様に黄色処理顔料組成物を得た。
<比較例2>
本発明の添加剤の代わりに、下記化合物[C]を用いたこと以外は実施例1と同様に黄色処理顔料組成物を得た。
化合物[C]
Figure 2008074987




実施例1〜21および比較例1、2で得られた顔料組成物のTEM像から、顔料粒子の平均粒径及び粒度分布を求めた。この値を、顔料処理直後及び200℃で24時間保管したものとで比較した結果を表2に示す。
表2
Figure 2008074987

表2の結果から明らかなように、本発明の添加剤を添加することで、200℃で24時間後放置後も、顔料処理直後と平均粒径及び粒度分布は大きく変化しないことがわかる。それに対して、比較例では、部分的な結晶化が促進されたためか、平均粒径が大きくなり、粒径分布も広くなっている。さらに、比較例1においては、結晶が成長したためか、針状に成長した粒子も観察された。
<実施例22〜24>緑色処理顔料組成物の調製
フタロシアニン系緑色顔料C.I.ピグメントグリーン36(東洋インキ製造株式会社製「リオノールグリーン6YK」200g、本発明の添加剤として表3に示す化合物6g、塩化ナトリウム800g及びジエチレングリコール200gの混合物を、ステンレス製の1ガロン・ニーダー(井上製作所製)を使用し、120℃で4時間混練を施した。次に、この混練物を3リットルの温水中に投入し、70℃で1時間攪拌した。その後、ろ過、水洗を繰り返して行い、塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除去した後に80℃で24時間乾燥し、緑色処理顔料組成物を得た。
<比較例3>
本発明の添加剤を用いなかったこと以外は実施例22と同様に緑色処理顔料組成物を得た。
<実施例25〜27>赤色処理顔料組成物の調製
ジケトピロロピロール系赤色顔料C.I.ピグメントレッド254(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)200g、本発明の添加剤として表3に示す化合物6g、塩化ナトリウム800g及びジエチレングリコール200gの混合物を、ステンレス製の1ガロン・ニーダー(井上製作所製)を使用し、90℃で5時間混練を施した。次に、この混練物を3リットルの温水中に投入し、70℃で1時間攪拌した。その後、ろ過、水洗を繰り返して行い、塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除去した後に80℃で24時間乾燥し、緑色処理顔料組成物を得た。
<比較例4>
本発明の添加剤を用いなかったこと以外は実施例25と同様に赤色処理顔料組成物を得た。
<比較例5>
本発明の添加剤の代わりに、化合物[C]を用いたこと以外は実施例25と同様に黄色処理顔料組成物を得た。
表3
Figure 2008074987

アクリル樹脂溶液の調製
温度計、冷却管、窒素ガス導入管、攪拌装置を取り付けた四つ口フラスコ中にシクロヘキサノン800gを添加し、窒素雰囲気下、100℃に加熱した。この温度において、メチルメタクリレート125g、ブチルメタクリレート125g、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル10gの混合物を約1時間かけて滴下し、重合反応を行った。滴下終了後、更に5時間攪拌を続け、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル2gをシクロヘキサノン50gに溶解させた溶液を添加し、更に80℃で1時間反応を続け、重量平均分子量が約40000のアクリル樹脂溶液を得た。
室温まで冷却した後、樹脂溶液約2gをサンプリングして180℃で20分間加熱乾燥して不揮発分を測定し、先に合成した樹脂溶液に不揮発分が20%となるようにシクロヘキサンを添加してアクリル樹脂溶液を調製した。
実施例28〜36及び比較例6〜9
処理顔料組成物として表4に示す組成物10g、ソルスパース24000SC(アビシア株式会社製)1g、ソルスパース22000(アビシア株式会社製)0.2g、前記のアクリル樹脂溶液26.0g及び溶剤としてシクロヘキサノン42.8gを配合し、直径1.25mmのジルコニア・ビーズ150gとともに140mlのねじ口瓶中に入れ、ペイント・コンディショナーで15時間分散することにより顔料分散体を得た。
この様にして得られた顔料分散体をスピンコートにて、ガラス基板上に薄膜を形成した。80℃で24時間放置後のヘイズ値を表4に示す。
表4
Figure 2008074987


本発明による添加剤を用いる(実施例28〜36)と、用いない場合(比較例6〜9)と比較してヘイズ値が大きく減少していることがわかる。実施例1〜21及び比較例1〜2の結果から考察すると、結晶成長などによる粒径の不均一性などが原因となり、光の散乱が大きくなったため、比較例のヘイズ値が高くなったのではないかと考察できる。
本発明の顔料添加剤、顔料組成物及び顔料分散体を用いることにより、非集合性、非結晶性で、経時での粘度安定性の良好なインキ、塗料などの製品を容易に得ることができる。本発明の顔料添加剤、顔料組成物及び顔料分散体は、グラビアインキ、自動車、木材及び金属用の一般塗料、磁気テープのバックコート塗料、ラジエーションキュア型インキ、インクジェットプリンター用インキ、カラーフィルター用インキなどの用途に適用できる。

Claims (11)

  1. 下記一般式[1]で表される化合物からなる顔料添加剤。
    一般式[1]
    Figure 2008074987





    [式中、R1からR5は、互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン原子によって置換されていてもよいメチル基、ハロゲン原子によって置換されていてもよいエチル基を表す。R6からR13は、互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン原子によって置換されていてもよいメチル基、ハロゲン原子によって置換されていてもよいエチル基、メチルチオ基、エチルチオ基、メトキシ基、エトキシ基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、ニトロ基を表す。]
  2. 2が水素原子である請求項1記載の顔料添加剤。
  3. 1からR5が水素原子である請求項1または請求項2記載の顔料添加剤。
  4. 顔料及び請求項1〜3いずれか記載の顔料添加剤を含有する顔料組成物。
  5. 顔料が黄色顔料である、請求項4記載の顔料組成物。
  6. 黄色顔料が、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントイエロー150、C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピグメントイエロー13から選ばれる少なくとも1種の顔料である、請求項5記載の顔料組成物。
  7. 顔料が緑色顔料である、請求項4〜6いずれか記載の顔料組成物。
  8. 緑色顔料が、C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントグリーン38である、請求項7記載の顔料組成物。
  9. 顔料が赤色顔料または橙色顔料である、請求項4〜6のいずれかに記載の顔料組成物。
  10. 赤色顔料または橙色顔料が、C.I.ピグメントレッド254、C.I.ピグメントレッド255、C.I.ピグメントレッド264、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド179、C.I.ピグメントレッド207、C.I.ピグメントレッド179、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントオレンジ71、C.I.ピグメントオレンジ73から選ばれる少なくとも1種の顔料である、請求項9に記載の顔料組成物。
  11. 請求項4〜10のいずれかに記載の顔料組成物を分散してなる顔料分散体。
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