JP2008073873A - 通帳のページ捲り装置 - Google Patents

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信彦 恩田
Jiyunichi Murakoso
純一 村社
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Abstract

【課題】 ATM(Automated Teller Machine:現金自動預け払い機)、銀行窓口端末機等の内部にある記帳機構において、通帳のページを自動的に確実に捲るための捲り機構を提供する。
【解決手段】
本発明は、搬送経路中でページを捲る通帳のページ捲り装置であって、通帳を搬送する搬送ローラと、通帳の最上ページを膨らませる捲りローラと、通帳の膨らんだ最上ページと膨らんでいない次ページの間に挿入して、最上ページを掬い上げる捲りレバーとを備え、捲りレバーを通帳と垂直な面内で回転させることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ATM(Automated Teller Machine:現金自動預け払い機)、銀行窓口端末機等の内部にある記帳機構において、通帳のページを自動的に捲るための捲り機構の技術に関する。
銀行などの端末として配置されているATM等の取引装置は、通帳に取引記録を印刷するワイヤドットプリンタ等の印字装置を備え、さらに、印刷に先立って通帳を捲って所定ページを設定する捲り機構が取り付けられている。この通帳の捲り機構に関しては、従来、代表的に、通帳の最上ページを摩擦ローラによって捲る方法(例えば、特許文献1参照)、また捲りローラに捲りレバーを追加してページを捲る方法(例えば、特許文献2参照)などが提案されている。
以下、これら従来例の構成と動作について説明する。
図7の従来例(その1)は、特開2005−254594号公報に記載の一般的な従来例を示している。まず、搬送された冊子104を押上げガイド103で押上げて撓ませた後、捲りローラ101を時計回りに回転させて最上ページTaを膨らませ((a) 、(b) )、続いて、捲りローラ101をさらに回転させると、最上ページTaの先端が捲りローラ101によってはじかれて捲りローラ101の上に乗り上げる((c) 、(d) 、(e) )。さらに、搬送ローラ102a〜102dで冊子104を右方に搬送すると((f) )、捲りローラ101の上に乗り上げていた最上ページTaは反転して捲り動作が完了する((g) )構成としている。
また、特許第2639307号公報による従来技術を図8の従来例(その2)に示す。なお、本例は、ATMやCD(Cash Dispenser:現金自動支払機)内にある紙幣の支払い機構に関するもので、積層された紙幣束の上部から捲りローラと捲りレバーで所定枚数( =支払い金額相当) の紙幣を分離してホルダに移動させるものである。
まず、捲りローラ12を回転させて積層された紙幣束16の一番上の紙幣(最上紙幣)を膨らませる。つぎに、その状態で捲りローラ12を上方に移動させて、膨らんだ最上紙幣16を上方に持ち上げる。そして、回転軸17を回転させてその先にあるレバー14で膨らんだ最上紙幣16を引っ掛けて、ホルダ15に最上紙幣16を移動する。こうした一連の動作を繰り返して、ホルダ15に所定枚数の紙幣を蓄積する。その後、ホルダ15の上部にある図示しないシャッタを開いて、利用者にホルダ15にある紙幣を支払う構成となっている。
特開2005−254594号公報 特許第2639307号公報
しかしながら、上記した従来技術は、以下の問題を抱える。
図7の従来例では、冊子104の膨らませ動作(a)、(b)において、用紙間の摩擦力が大きいと複数のページが膨らんで多重捲りが発生する可能性がある。また、はじき中の(c)、(d)において、湾曲した用紙の反発力だけで用紙先端を捲りローラ101に接触させているため、用紙先端と捲りローラ101の角度によっては用紙先端が捲りローラ101で掬い上げられなくて、捲り不良が発生する可能性がある。さらには、紙粉やインクの付着によって捲りローラ101の摩擦係数が変化すると、安定な捲り動作ができなくなる等の問題を抱える。
また、図8の従来例では、最上紙幣16をホルダ15へ移動するために、レバーの回転軸17は紙幣束16に対して斜めに配置されていて、レバー14は紙幣束16の上面からやや傾いた平面内を回転する。したがって、レバー14を膨らんだ最上紙幣16と残りの紙幣束16の隙間に挿入するためには、最上紙幣16. を大きく膨らませる必要がある。
そのため、a)紙幣束を押える紙幣押え板13と捲りローラ12の間隔を広くとって最上紙幣16の膨らみを大きくすると共に、b)捲りローラ12を上方に移動させて最上紙幣16を紙幣束から持ち上げている。
a)においては、捲りローラ12の回転によって最上紙幣16を座屈させることで膨らませているが、紙幣押え板13と捲りローラ12の間隔を広くすると2枚目以降の紙幣も座屈しやすくなる。引例では、斜めに回転する捲りレバー14を最上紙幣16と紙幣束の隙間に挿入するために、必然的に押え板13と捲りローラ12の間隔は広くなり、複数枚の紙幣が一緒に膨らんでしまう可能性が高い。
また、b)においては、膨らんだ最上紙幣16の反発弾性による押付力で最上紙幣16は捲りローラ12に接触して保持されている。この反発弾性による押付力は小さいために、最上紙幣16と捲りローラ12間の摩擦力も小さいものとなり、スリップが発生して最上紙幣16が捲りローラ12から落下してしまう可能性が高い。
以上の問題に鑑み、本発明では、捲りローラで膨らませた最上ページを捲りレバーで掬い上げることで、通帳の1ページ毎の捲り動作を確実に行わせる装置を提供する。
第一の発明は、搬送経路中でページを捲る通帳のページ捲り装置であって、前記通帳を搬送する搬送ローラと、前記通帳の最上ページを膨らませる捲りローラと、前記通帳の膨らんだ最上ページと膨らんでいない次ページの間に挿入して前記最上ページを掬い上げる捲りレバーとを備え、前記捲りレバーを前記通帳と垂直な面内で回転させることを特徴とする通帳のページ捲り装置に関する。
すなわち、第一の発明によれば、捲りローラが通帳の最上ページだけを膨らませ、さらに捲りレバーがその膨らんだ最上ページを掬い上げる2段階の構成とすることで、通帳の1ページの捲り動作を確実に行う通帳のページ捲り装置が実現される。
また、捲りレバーは、通帳の紙面と垂直方向に回転させるので、捲りローラと搬送ローラの間隔を狭くすることができ、最上ページだけを有効に撓ませて1頁のみを確実に捲ることができる。
第二の発明は、前記捲りローラは、円周方向の一部を高摩擦部材、他の部分を低摩擦部材で構成したことを特徴とする請求項1に記載の通帳のページ捲り装置に関する。
すなわち、第二の発明によれば、捲りローラ全体を低摩擦部材で構成し、ローラの円周方向の一部を高摩擦部材とすることにより、通帳の最上ページが捲れて、次ページがローラと接触する位置にあるときに、接触する通帳面をスリップ状態とすることができ、次ページが一緒に捲られることを防止できる。
第三の発明は、前記捲りローラによって膨らませた前記通帳の最上ページと膨らんでいない次ページとの隙間を検出するセンサを備え、前記捲りレバーを挿入するのに十分な隙間を前記センサで検出し、該隙間に前記捲りレバーを挿入することを特徴とする請求項1または2に記載の通帳のページ捲り装置に関する。
すなわち、第三の発明によれば、通帳の最上ページと次ページの隙間を検出する、例えば、光センサ等のセンサを取り付けることによって、捲りローラで最上ページを膨らませることによって次ページとの間に生じた隙間が十分か否かが定量化でき、捲りレバーを挿入するタイミングを制御することが可能となる。また、通帳の捲るページ枚数をカウントすることも可能となる。
以上、捲りローラと捲りレバーからなる2段階構成を特徴とする本発明により以下の効果が生まれる。
(1)捲りローラが通帳の最上ページだけを膨らませ、さらに捲りレバーがその膨らんだ最上ページを掬い上げる2段階の構成とすることで、通帳の1ページの捲り動作を確実に行う通帳のページ捲り装置が実現される。
また、捲りレバーは、通帳の紙面と垂直方向に回転させるので、捲りローラと搬送ローラの間隔を狭くすることができ、最上ページだけを有効に撓ませて1頁のみを確実に捲ることができる。
(2)捲りローラ全体を低摩擦部材で構成し、ローラの円周方向の一部を高摩擦部材とすることにより、通帳の最上ページが捲れて、次ページがローラと接触する位置にあるときに、接触する通帳面をスリップ状態とすることができ、次ページが一緒に捲られる誤動作が防止できる。
(3)通帳の最上ページと次ページの隙間を検出する、例えば、光センサ等のセンサを取り付けることによって、捲りローラで最上ページを膨らませることによって次ページとの間に生じた隙間が十分か否かが定量化でき、捲りレバーを挿入するタイミングを制御することが可能となる。また、通帳の捲るページ枚数をカウントすることも可能となる。
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態になる通帳捲り装置の基本構成を示す。図1では、捲りローラと捲りレバーの2段構成を特徴とする通帳のページ捲りの原理構成を示したものである。その動作を以下に説明する。
通帳1を一対の搬送ローラ2および捲りローラ3と押圧板4で挟持し、捲りローラ3を時計回りに回転させると、最上ページ5が膨らんで次ページ6から分離される。
膨らんだ最上ページ5と膨らまない次ページ6との隙間に、捲りレバー7を回転させて挿入し、最上ページ5を掬い上げる。捲りレバー7をさらに回転させると最上ページ5は捲りレバー7からはずれて捲りローラ3の上に載る。そして、搬送ローラ8で通帳1を右方に搬送すると、最上ページ5は反転して捲り動作が完了する。
なお、捲りローラとしては、ある幅の円盤状ローラが回転軸に複数個取り付けたものを想定しているが、勿論、一本ローラであってもよい。
つぎに、図2および図3を用いて、さらに、通帳におけるページ捲りの動作原理を説明する。
図2、図3は、本発明の実施の形態になる通帳捲り機構の動作例を示す。通帳のページ捲りの一連の動作プロセスとして、図2には(a)〜(c)の動作プロセスを、図3には(d)〜(g)の動作プロセスを示している。
(a):通帳1を一対の搬送ローラ2で挟持して所定の捲り位置まで搬送する。
(b):押圧板4を上昇させて、通帳1を捲りローラ3へ押付け、捲りローラ3を時計回りに回転させるとともに、捲りレバー7も回転を開始する。
なお、捲りローラ3は、全体を低摩擦部材で構成し、円周上の一部をゴム等の高摩擦部材9で構成したものとなっている。
(c):捲りローラ3の高摩擦部材9が、最上ページ5に接触すると、最上ページ5は左の方向へ押されるが、通帳1の綴じ部付近は、搬送ローラ2で挟持されているために、最上ページ5が座屈して上方に膨らむ。また、次ページ6は、ほぼ平坦なままである。
その後、捲りレバー7が回転して、レバー先端が膨らんだ最上ページ5と平坦な次ページ6との隙間に接近する。
(d):捲りレバー7が最上ページ5と次ページ6の隙間に進入すると、捲りレバー7の先端部が最上ページ5に接触して上方に持ち上げ、最上ページ5の先端は、捲りローラ3の下端からはずれ、最上ページ5は捲りレバー7によって上方に掬い上げられる。
このとき、次ページ6は捲りローラ3の低摩擦部材と接触しているためスリップが発生して次ページ6は膨らまない。
(e):最上ページ5が捲りレバー7.で掬い上げられて、その先端が捲りローラ3からはずれると、自身の弾性によって上方に跳ね上がる。
(f):捲りレバー7が回転して最上ページ5からはずれると、最上ページ5は捲りローラ3の上に落下して捲りローラ3の上に載る。
(g):押圧板4を下降して、捲りローラ3への通帳1の押付けを解除する。その後、一対の搬送ローラ2と8で通帳1を右方へ搬送すると、捲りローラ3に載っていた最上ページ5を反転させることによって捲り動作が完了する。
なお、複数ページを捲るときは、上記の(b)の捲りローラの時計回り方向の回転動作から(f)までのシーケンスを所定のページ数分だけ繰り返すこととなる。
図4は、本発明の実施の形態になる通帳捲り装置における構成部材の位置関係を説明する図である。本実施例は、搬送ローラ2と捲りローラ3の位置関係について説明したものである。
捲りローラ3で最上ページ5を膨らませるメカニズムは、搬送ローラ2の下端と捲りローラ3の下端で固定された薄板の座屈としてモデル化できる。
座屈に必要な力Fは、オイラーの座屈の式から以下のようになる。
F=π2 ・E・W・h3 /(3・L2 ) --- (1)式
E:通帳用紙のヤング率
W:通帳の幅 h:通帳用紙の厚さ
L:搬送ローラと捲りローラの中心間距離
最上ページ5が膨らみ始める時点(図2の(b))において、押圧板4からの押圧力Pによって、最上ページ5と次ページ6に作用する摩擦力(水平方向)は次式となる。
最上ページ:摩擦力F1=(μR−μ12)・P --- (2)式
次ページ :摩擦力F2=(μ12−μ23)・P ---(3)式
μR:捲りローラの高摩擦部材( ゴム) と用紙間の摩擦係数
μ12:最上ページと次ページ間の摩擦係数
μ23:次ページと次々ページ間の摩擦係数
最上ページだけを膨らませるためには、以下の関係式が成立するようにすればよい。
F2 <F<F1 --- (4)式
(2)式と(3)式において、摩擦係数の大小関係は、μ12≒μ23<μRであるから、従って、F2<<F1となる。
(1)式において、E、W、hは、通帳の用紙固有の値であり、一方、Lは、設計値である。そこで、ローラの中心間距離Lを小さくすると、Fは大きくなり、F2 <<Fとなって、次ページが座屈しなくなる、すなわち、次ページの膨らみが防止できることとなる。但し、最上ページは、膨らませる必要があるので、F<F1を満足するように、μRとPを設定する。
実験的検討によれば、Lの値として、通帳の短手方向の長さLaの60%以下が望ましい。一方、搬送ローラ2と捲りローラ3の間には、捲りレバー7を進入させるので、両ローラの内側間隔Lbは、捲りレバー7の厚みより大きくすることが必要である。
以上の検討から、最上ページ5だけを安定に膨らませるためには、捲り機構の構成を以下のようにすることが望ましい。
L<Laの60%, 捲りレバーの厚み<Lb
さらに、以下に搬送ローラ2と捲りローラ3と通帳1の位置関係について説明する。
図2(a)において、搬送ローラ2で通帳1を捲り位置まで搬送したときに、通帳1の綴じ部が、搬送ローラ2と捲りローラ3の間よりも外側にくるように通帳1を位置決めする。その理由は、綴じ部では通帳1の各ページの回転が自由なため、綴じ部が両ローラの間にくると、捲りローラ3を回転させたときに、次ページ6以降が膨らみやすくなるからである。
図2(c)において、最上ページ5の右端が捲りローラ3の高摩擦部材9の端よりも少々右方にくるように通帳1を位置決めする。その理由は、最上ページ5の右端が高摩擦部材9の端よりも左方にあると、高摩擦部材9が次ページ6も、量は少ないが、膨らませてしまうからである。
本発明では、搬送ローラ2と捲りローラ3の間隔を狭くするので、捲りレバー7は搬送ローラ2と捲りローラ3のほぼ中央に配置して、通帳1の表面と垂直な面内を回転させ、最上ページ5を通帳1の表面と垂直な上方へ掬い上げるようにしている。
図2の実施例では、捲りレバー7を捲りローラ3の回転と同期させて回転させているが、捲りローラ3を回転させて最上ページ5と次ページ6の間に十分な隙間が形成された後に、捲りレバー7を回転させて最上ページ5を掬い上げてもよい。この場合、図4の実施例に示すように、センサで最上ページ5と次ページ6の膨らみ具合を検出し、最上ページ5だけが正常に膨らんだことを確認した後、捲りレバー7を回転させれば最上ページ5だけを確実に捲ることができる。
また、以下に、本発明における捲りレバー7の形状について説明する。捲りレバー7先端は、最上ページ5と次ページ6の隙間に進入しやすくて、かつ、捲りレバー7で最上ページ5を掬い上げる際に、図2(d)に示すように、最上ページ5には、捲りレバー7から上向きの力だけが作用するような形状とする。本実施例のようなL型の形状は、その一例である。捲りレバー7が最上ページ5に接触するとき、あるいは、接触している最中に、最上ページ5の中央方向に向かう力が作用するような形状は、掬い上げ動作中に最上ページ5にシワがよる恐れがあるため望ましくない。
図5は、本発明の実施の形態になる光センサによるページ捲り検出機構の例を示す。本実施例は、最上ページ5、次ページ6・・・の膨らみ具合をセンサで検出し、最上ページ5と次ページ6の間に所定の隙間があることを確認した後に、捲りレバー7を両ページの間へ進入させるものである。以下に、光センサを用いた具体例について述べる。
捲りレバー7が最上ページ5を掬い上げるエリアの上側部分に光センサA10を、下側部分に光センサB12を配置する。光センサA10(発光部と受光部から構成)と光センサB12(発光部と受光部から構成)は、光ビームA11(光センサAの発光部から発せられる光ビーム)と光ビームB13(光センサBの発光部から発せられる光ビーム)が、最上ページ5に対して斜めとなるように配置する(斜めにすると、光ビームは最上ページと必ずどこかで交差する)。
また、光センサA10は、膨らんだ最上ページ5が捲りレバー7を進入させるのに適した最低の高さに達したところで、光ビームA11を横切る位置に配置する。光センサB12は、次ページ6が捲りレバー7の進入に適した最高の高さに達したところで(これを超えると捲りレバーが次ページに接触して掬い上げるようになる)光ビームB13を横切る位置に配置する。さらに、光センサ10、12は、用紙通過時における光量の低下具合によって、光ビーム11、13が通過した枚数を検出する機能を備えている。
図6は、本発明の実施の形態になる光センサによる用紙検出と捲り動作の関係を説明する図である。本実施例は、光センサ10、12の用紙検出枚数Nと、そのときの捲り機構の動作の関係を示している。
なお、図中”リトライ”とは、捲りローラ3を逆転させることによって膨らんだページを一旦平坦な状態に戻した後、押圧板4の押圧力を増加、あるいは減少させて、再度、捲り動作を行うことを示す。以下、センサAおよびセンサBで検出される用紙枚数Nに対する捲り状態の判定と対応する捲り機構の動作について具体的に説明する。
(1)センサAで1、センサBで0をカウントした場合:最上ページだけが正常に膨らんだ状態に相当し、判定は○、機構の動作としては「捲りレバーを進入」となる。
(2)センサAで≧2、センサBで0をカウントした場合:複数ページが一緒に膨らんだ状態に相当し、判定は×、機構の動作としては「リトライ」となる。
(3)センサAで1、センサBで≧1をカウントした場合:次ページ以降も膨らんだ状態に相当し、判定は×、機構の動作としては「リトライ」となる。
(4)センサAで0、センサBで≧0をカウントした場合:最上ページの膨らみ不足の状態に相当し、判定は×、機構の動作としては「リトライ」となる。
本発明の実施の形態になる通帳捲り装置の基本構成を示す図である。 本発明の実施の形態になる通帳捲り機構の動作例を示す図である。 本発明の実施の形態になる通帳捲り機構の動作例(続き)を示す図である。 本発明の実施の形態になる通帳捲り装置における構成部材の位置関係を説明する図である。 本発明の実施の形態になる光センサによるページ捲り検出機構の例を示す図である。 本発明の実施の形態になる光センサによる用紙検出と捲り動作の関係を説明する図である。 通帳のページ捲り装置の従来例(その1)である。 通帳のページ捲り装置の従来例(その2)である。
符号の説明
1 通帳
2 搬送ローラ
3 捲りローラ
4 押圧板
5 最上ページ
6 次ページ
7 捲りレバー
8 搬送ローラ
9 高摩擦部材
10 光センサA
11 光ビームA
12 光センサB
13 光ビームB

Claims (3)

  1. 搬送経路中でページを捲る通帳のページ捲り装置であって、
    前記通帳を搬送する搬送ローラと、
    前記通帳の最上ページを膨らませる捲りローラと、
    前記通帳の膨らんだ最上ページと膨らんでいない次ページの間に挿入して前記最上ページを掬い上げる捲りレバーとを備え、
    前記捲りレバーを前記通帳と垂直な面内で回転させることを特徴とする通帳のページ捲り装置。
  2. 前記捲りローラは、円周方向の一部を高摩擦部材、他の部分を低摩擦部材で構成したことを特徴とする請求項1に記載の通帳のページ捲り装置。
  3. 前記捲りローラによって膨らませた前記通帳の最上ページと膨らんでいない次ページとの隙間を検出するセンサを備え、前記捲りレバーを挿入するのに十分な隙間を前記センサで検出し、該隙間に前記捲りレバーを挿入することを特徴とする請求項1または2に記載の通帳のページ捲り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110126506A (zh) * 2019-05-28 2019-08-16 北京兆维电子(集团)有限责任公司 一种两侧对向翻页勾机构及翻页设备

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