JP2008071304A - 情報処理装置、ダウンロード方法、ダウンロード中断方法、ダウンロード再開方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、ダウンロード方法、ダウンロード中断方法、ダウンロード再開方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ダウンロード中断と再開の互換性を高めること。
【解決手段】携帯型情報処理装置20は、着脱可能な記憶媒体7が装着される装着部260と、サーバ30からコンテンツを受信するとともに、受信したコンテンツを記憶媒体7に記録するダウンロード部22と、コンテンツの受信が中断した場合に、当該中断コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報を記憶媒体7に記録する中断処理部23と、中断コンテンツの受信を再開する場合に、記憶媒体7から読み出した再開情報に基づいて中断コンテンツの送信要求をサーバ30に送信する再開処理部24とを備え、ダウンロード部22は、再開処理部24の送信要求に応じてサーバ30から送信された中断コンテンツを受信して記憶媒体7に記録する。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、ダウンロード方法、ダウンロード中断方法、ダウンロード再開方法及びプログラムに関する。
サーバから端末にコンテンツをダウンロードする途中で、ユーザからの指示や通信回線の遮断等が原因でダウンロードを中断することがある。従来のインターネットウェブブラウザアプリケーション等にも、ダウンロードの中断及び再開の機能が実装されている。これらのアプリケーションでは、各アプリケーション独自の作業用ディレクトリとデータベースを用いて、ダウンロード途中のファイルの状態やダウンロード元の情報等を管理する仕組みになっている。例えば、特許文献1には、コンテンツやコンテンツ鍵のダウンロードが中断した場合に、端末のダウンロードプログラム(アプリケーション)が受信済みのデータサイズをサーバに送信して、ダウンロードを再開することが記載されている。
特開2001−156195号公報
しかしながら、上記従来のようなダウンロード中断・再開手法では、ダウンロードを行ったアプリケーションだけしか、ダウンロード再開に必要な情報や中断ファイルを取り扱いできず、複数のアプリケーション間で共通のフォーマットでデータが管理されていなかった。このため、かかる従来のアプリケーション機能に依存したダウンロード中断・再開手法は、ダウンロードしたファイルをリムーバブル記憶媒体に記録する場合に適用することが困難であった。即ち、リムーバブル記憶媒体に記憶されたファイルは、複数の機器やアプリケーションから参照されるため、以下のような問題が生じていた。
例えば、ある機器Aがダウンロード途中であるファイルAを、リムーバブル記憶媒体を介して他の機器Bに移動させた場合に、他の機器Bでダウンロード途中のファイルAであると認識できないという問題があった。そのため、他の機器BでもファイルAを重複してダウンロードしてしまうことがあった。また、他の機器Bがダウンロード途中のファイルAを、同一ファイル名の別内容のファイルBで上書きしてしまうので、ファイルBが記憶されたリムーバブル記憶媒体を最初の機器Aに戻して機器AでファイルAのダウンロードを再開すると、他の機器Bでダウンロード済みの別ファイルBが破壊されることがあった。
また、複数のアプリケーション間において、ディレクトリやファイル名決定規則の互換性確保に加えて、ダウンロード時の作業ディレクトリやファイル名の互換性を保つのは、非常に困難であるという問題もあった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、複数の機器又はアプリケーションによりコンテンツファイルをリムーバブル記憶媒体にダウンロードするに際し、そのダウンロードの中断と再開の互換性を高めること可能な、新規かつ改良された情報処理装置、ダウンロード方法、ダウンロード中断方法、ダウンロード再開方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によれば、コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置であって、情報処理装置に着脱可能な記憶媒体が装着される装着部と、コンテンツ配信サーバからダウンロード対象のコンテンツを受信するとともに、受信したコンテンツを記憶媒体に記録するダウンロード部と、ダウンロード部によるコンテンツ配信サーバからのコンテンツの受信が中断した場合に、中断コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報を記憶媒体に記録する中断処理部と、中断コンテンツの受信を再開する場合に、記憶媒体から再開情報を読み出し、読み出した再開情報に基づいて中断コンテンツの送信要求をコンテンツ配信サーバに送信する再開処理部と、を備え、ダウンロード部は、中断コンテンツの送信要求に応じてコンテンツ配信サーバから送信された中断コンテンツを受信するとともに、受信した中断コンテンツを記憶媒体に記録する情報処理装置が提供される。かかる構成により、ダウンロードが中断したコンテンツをリムーバブル記憶媒体に記録した場合に、リムーバブル記憶媒体に記録された再開情報に基づいて、中断コンテンツのダウンロードを再開できる。このため、複数の情報処理装置または複数のアプリケーションで、再開情報を共有して、ダウンロードの中断と再開を実行できる。
上記課題を解決するために、本発明の第2の観点によれば、コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置であって、情報処理装置に着脱可能な記憶媒体が装着される装着部と、コンテンツ配信サーバからダウンロード対象のコンテンツを受信するとともに、受信したコンテンツを記憶媒体に記録するダウンロード部と、コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報を、記憶媒体に記録する中断処理部とを備える情報処理装置が提供される。
上記中断処理部は、記憶媒体に記憶されたコンテンツのファイル内に、再開情報を付加してもよい。
上記再開情報は、コンテンツのダウンロード元のアドレス情報を含むようにしてもよい。
上記中断処理部は、ダウンロード部によるコンテンツの受信が完了していないことを表す中断識別情報を、記憶媒体に記録してもよい。
上記中断処理部は、記憶媒体に記憶されたコンテンツのファイル内のデータフォーマット情報を、中断識別情報に書き換え、書き換え前のデータフォーマット情報のバックアップ情報を、再開情報として記憶媒体に記録してもよい。
上記再開情報は、コンテンツの受信済みのデータ量情報を含むようにしてもよい。
上記再開情報は、コンテンツ配信サーバから受信したコンテンツに対応する変更チェック情報を含むようにしてもよい。
上記中断処理部は、ダウンロード部によるコンテンツ配信サーバからのコンテンツの受信が中断した場合に、中断コンテンツに対応する再開情報を記憶媒体に記録してもよい。
上記中断処理部は、ダウンロード部によるコンテンツ配信サーバからのコンテンツの受信中に、コンテンツを所定のデータ量だけ受信する度に、記憶媒体に記録された、受信中のコンテンツに対応する再開情報を更新してもよい。
上記ダウンロード部は、コンテンツ配信サーバから、コンテンツの利用に必要なコンテンツ属性情報を受信して記憶媒体に記録した後に、コンテンツを受信して記憶媒体に記録してもよい。
記憶媒体に記憶されたコンテンツを再生する再生部をさらに備え、ダウンロード部によるコンテンツ配信サーバからのコンテンツの受信が中断した場合に、再生部は、中断コンテンツに対応するコンテンツ属性情報を用いて、中断コンテンツの受信済みデータを再生してもよい。
上記課題を解決するために、本発明の第3の観点によれば、コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置であって、情報処理装置に着脱可能な記憶媒体が装着される装着部と、コンテンツ配信サーバからの受信が中断した中断コンテンツと、中断コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報とが記憶された記憶媒体から、再開情報を読み出し、読み出した再開情報に基づいて中断コンテンツの送信要求をコンテンツ配信サーバに送信する再開処理部と、中断コンテンツの送信要求に応じてコンテンツ配信サーバから送信された中断コンテンツを受信するとともに、受信した中断コンテンツを記憶媒体に記録するダウンロード部と、を備える情報処理装置が提供される。
上記再開情報は、記憶媒体に記憶された中断コンテンツのファイル内に付加されていてもよい。
上記再開情報は、コンテンツのダウンロード元のアドレス情報を含み、ダウンロード部は、アドレス情報に基づいて、コンテンツ配信サーバに記憶された中断コンテンツにアクセスしてもよい。
上記再開処理部は、記憶媒体に記憶されたコンテンツに対応する中断識別情報が記憶媒体に記憶されているか否かに基づいて、コンテンツが中断コンテンツであるか否かを判断してもよい。
上記再開処理部は、記憶媒体に記憶されたコンテンツの選択指示を受けると、コンテンツのファイル内のデータフォーマット情報を読み出し、データフォーマット情報が中断識別情報である場合に、コンテンツの送信要求をコンテンツ配信サーバに送信してもよい。
上記再開処理部は、ダウンロード部による中断コンテンツの受信が完了した場合に、中断コンテンツのファイル内の中断識別情報を、中断コンテンツに予め付与されていたデータフォーマット情報に書き換えてもよい。
上記再開情報は、データフォーマット情報のバックアップ情報を含み、再開処理部は、バックアップ情報に基づいて、中断識別情報をデータフォーマット情報に書き戻すようにしてもよい。
上記再開情報は、中断コンテンツの受信済みのデータ量情報を含み、再開処理部は、中断コンテンツの受信を再開する場合に、記憶媒体から受信済みのデータ量情報を読み出し、データ量情報、又はデータ量情報に基づいて生成した未受信データ範囲情報を、コンテンツ配信サーバに送信し、ダウンロード部は、コンテンツ配信サーバから、中断コンテンツの未受信データを受信してもよい。
上記再開情報は、中断時より前にコンテンツ配信サーバから受信した中断コンテンツに対応する変更チェック情報を含み、再開処理部は、中断コンテンツの受信を再開する場合に、記憶媒体から変更チェック情報を読み出してコンテンツ配信サーバに送信し、コンテンツ配信サーバにおいて変更チェック情報と中断コンテンツに対応する最新の変更チェック情報とを比較した比較結果に応じて、ダウンロード部は、コンテンツ配信サーバから中断コンテンツの全データ又は未受信データを受信してもよい。
上記再開情報は、中断時より前にコンテンツ配信サーバから受信した中断コンテンツに対応する変更チェック情報を含み、再開処理部は、中断コンテンツの受信を再開する場合に、記憶媒体から変更チェック情報を読み出すとともに、コンテンツ配信サーバから中断コンテンツに対応する最新の変更チェック情報を受信し、読み出した変更チェック情報と、最新の変更チェック情報とを比較した比較結果に応じて、中断コンテンツの全データ又は未受信データの送信要求をコンテンツ配信サーバに送信してもよい。
上記再開処理部は、ダウンロード部による中断コンテンツの受信が完了した場合に、記憶媒体に記憶された再開情報を削除してもよい。
現在時刻を計時する計時部をさらに備え、再開処理部は、記憶媒体に記憶された中断コンテンツに対応する有効期限情報を読み出し、計時部により計時された現在時刻と有効期限情報とを比較し、現在時刻が有効期限内である場合に、コンテンツ配信サーバに中断コンテンツの送信要求を送信してもよい。
上記再開処理部は、記憶媒体に付与されたユーザ識別子と、中断コンテンツに付与されたユーザ識別子とが一致するか否かを判定し、双方のユーザ識別子が一致する場合に、コンテンツ配信サーバに中断コンテンツの送信要求を送信してもよい。
上記記憶媒体に記憶されたコンテンツを再生する再生部をさらに備え、記憶媒体には、中断コンテンツの利用に必要なコンテンツ属性情報が記憶されており、再生部は、コンテンツ属性情報を用いて、中断コンテンツの受信済みデータを再生してもよい。
上記記憶媒体に記憶されたコンテンツを再生する再生部をさらに備え、記憶媒体には、中断コンテンツの利用に必要なコンテンツ属性情報が記憶されており、ダウンロード部によりコンテンツ配信サーバから中断コンテンツの未受信データを受信しながら、再生部によりコンテンツ属性情報を用いて中断コンテンツの受信済みデータを再生してもよい。
上記課題を解決するために、本発明の第4の観点によれば、コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置におけるダウンロード方法であって、コンテンツ配信サーバからダウンロード対象のコンテンツを受信しながら、受信したコンテンツを、情報処理装置に着脱可能に装着された記憶媒体に記録するステップと、コンテンツ配信サーバからのコンテンツの受信が中断した場合に、中断コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報を記憶媒体に記録するステップと、記憶媒体に記憶された中断コンテンツの受信を再開する場合に、記憶媒体から再開情報を読み出すステップと、読み出した再開情報に基づいて中断コンテンツの送信要求をコンテンツ配信サーバに送信するステップと、中断コンテンツの送信要求に応じてコンテンツ配信サーバから送信された中断コンテンツを受信するとともに、受信した中断コンテンツを記憶媒体に記録するステップと、を含むダウンロード方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の第5の観点によれば、コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置におけるダウンロード中断方法であって、コンテンツ配信サーバからダウンロード対象のコンテンツを受信しながら、受信したコンテンツを、情報処理装置に着脱可能に装着された記憶媒体に記録するステップと、コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報を記憶媒体に記録するステップと、を含むダウンロード中断方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の第6の観点によれば、コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置におけるダウンロード再開方法であって、コンテンツ配信サーバからの受信が中断した中断コンテンツと、中断コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報とが記憶された、情報処理装置に着脱可能な記憶媒体から、再開情報を読み出すステップと、読み出した再開情報に基づいて中断コンテンツの送信要求をコンテンツ配信サーバに送信するステップと、中断コンテンツの送信要求に応じてコンテンツ配信サーバから送信された中断コンテンツを受信するとともに、受信した中断コンテンツを記憶媒体に記録するステップと、を含むダウンロード再開方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の第7の観点によれば、コンピュータを、コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置として機能させるプログラムであって、コンテンツ配信サーバからダウンロード対象のコンテンツを受信しながら、受信したコンテンツを、情報処理装置に着脱可能に装着された記憶媒体に記録するステップと、コンテンツ配信サーバからのコンテンツの受信が中断した場合に、中断コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報を記憶媒体に記録するステップと、記憶媒体に記憶された中断コンテンツの受信を再開する場合に、記憶媒体から再開情報を読み出すステップと、読み出した再開情報に基づいて中断コンテンツの送信要求をコンテンツ配信サーバに送信するステップと、中断コンテンツの送信要求に応じてコンテンツ配信サーバから送信された中断コンテンツを受信するとともに、受信した中断コンテンツを記憶媒体に記録するステップと、をコンピュータに実行させるプログラムが提供される。
上記課題を解決するために、本発明の第8の観点によれば、コンピュータを、コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置として機能させるプログラムであって、コンテンツ配信サーバからダウンロード対象のコンテンツを受信しながら、受信したコンテンツを、情報処理装置に着脱可能に装着された記憶媒体に記録するステップと、コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報を記憶媒体に記録するステップと、をコンピュータに実行させるプログラムが提供される。
上記課題を解決するために、本発明の第9の観点によれば、コンピュータを、コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置として機能させるプログラムであって、コンテンツ配信サーバからの受信が中断した中断コンテンツと、中断コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報とが記憶された、情報処理装置に着脱可能な記憶媒体から、再開情報を読み出すステップと、読み出した再開情報に基づいて中断コンテンツの送信要求をコンテンツ配信サーバに送信するステップと、中断コンテンツの送信要求に応じてコンテンツ配信サーバから送信された中断コンテンツを受信するとともに、受信した中断コンテンツを記憶媒体に記録するステップと、をコンピュータに実行させるプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、複数の機器又はアプリケーションによりコンテンツファイルをリムーバブル記憶媒体にダウンロードするに際し、そのダウンロードの中断と再開の互換性を高めることができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態にかかるコンテンツ配信システム1について概略的に説明する。図1は、本実施形態にかかるコンテンツ配信システム1の構成を示す説明図である。
図1に示すように、コンテンツ配信システム1は、ユーザ端末機器である情報処理装置10及び携帯型情報処理装置20A、20B、20C(以下「携帯型情報処理装置20」と総称する場合もある。)と、コンテンツ配信サーバ30と、ネットワーク5と、アクセスポイント9とからなる。
ネットワーク5は、上記情報処理装置10、携帯型情報処理装置20およびコンテンツ配信サーバ30を双方向通信可能に接続する通信回線網である。このネットワーク5は、例えば、インターネット、電話回線網、衛星通信網等の公衆回線網や、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)、ワイヤレスLAN等の専用回線網などで構成されており、有線/無線を問わない。情報処理装置10や携帯型情報処理装置20は、アクセスポイント9を中継装置として利用することで、無線LANを介してネットワーク5に直接接続することができる。このアクセスポイント9は、ユーザの家庭内や、駅、店舗、屋外など任意の場所に設置されてよい。
コンテンツは、例えば、映画、テレビジョン番組、ビデオプログラム、図表等の動画又は静止画からなる映像(Video)コンテンツ、音楽、講演、ラジオ番組等の音声(Audio)コンテンツや、ゲームコンテンツ、文書コンテンツ、ソフトウェアなど、任意のコンテンツデータであってよい。映像コンテンツは、映像データのみならず、音声データを含んでもよい。以下では、コンテンツとして、主に、テレビジョン番組の映像コンテンツ(例えばMP4(Moving Picture Experts Group phase 4)データ)や、音楽コンテンツ(例えばMP3(MPEG Audio Layer−3)コンテンツ)の例を挙げて説明するが、本発明のコンテンツは、かかる例に限定されるものではない。
情報処理装置10は、コンテンツを記録及び再生することが可能な記録再生装置である。より具体的には、情報処理装置10は、例えば、図示のようにパーソナルコンピュータ(Personal Computer:以下「PC」という。)等のコンピュータ装置(ノート型、デスクトップ型を問わない。)で構成されるが、かかる例に限定されず、ネットワーク5を介した通信機能を有する機器であれば、例えばPDA(Personal Digital Assistant)、家庭用ゲーム機、DVD/HDDレコーダ等の情報家電などで構成することもできる。この情報処理装置10は、リムーバブル記憶媒体7を着脱可能に装着できるものであってもよい。
携帯型情報処理装置20は、ユーザが持ち運びできるポータブルデバイス(Portabale Device:以下「PD」という。)であって、コンテンツを記録及び再生することが可能な比較的小型の記録再生装置で構成される。より具体的には、携帯型情報処理装置20は、例えば、図示のように携帯型ゲーム機で構成されるが、かかる例に限定されず、携帯電話、携帯型映像/音声プレーヤ、PDA、PHSなどであってもよい。この携帯型情報処理装置20は、リムーバブル記憶媒体7を着脱可能に装着できる。
リムーバブル記憶媒体(Removable Media)7は、情報処理装置10や携帯型情報処理装置20に着脱可能な記憶媒体であり、リムーバブルメディア、ポータブルメディアとも呼ばれる。このリムーバブル記憶媒体7は、例えば、図示のようにフラッシュメモリ等の半導体メモリで構成されるが、かかる例に限定されず、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性半導体メモリや、CD−R(Compact Disk Recordable)/RW(ReWritable)、DVD−R(Digital Versatile Disk Recordable)/RW/+R/+RW/RAM、BD(Blu−Ray Disc(登録商標))―R/BD−REなどの光ディスク、MO(Magneto Optical)ディスクなどの光磁気ディスク、FeRAM、又は、磁気メモリなど、ランダムアクセス可能な記憶媒体であればよい。なお、このリムーバブル記憶媒体7は、例えば、暗号鍵等を用いてコンテンツのコピーや再生等を制限する著作権管理機能を有する記憶媒体であってもよい。また、リムーバブル記憶媒体7の記憶容量は、ダウンロード対象のコンテンツの全データを記憶できる程度の記憶容量であればよいが、例えば、数ギガバイトのデータ量の映像コンテンツを記憶するためには、それに応じた記憶容量が求められる。
コンテンツ配信サーバ30は、サーバ機能を備えたコンピュータ装置などで構成される。このコンテンツ配信サーバ30は、例えば、ダウンロードレンタル方式の映像配信サービスや、電子音楽配信サービス等のコンテンツ配信サービスを提供するサーバであり、ユーザが所有する情報処理装置10や携帯型情報処理装置20からの送信要求に応じて、当該情報処理装置10や携帯型情報処理装置20にネットワーク5を介してコンテンツを配信する。このとき、コンテンツ配信サーバ30は、配信対象のコンテンツを、例えば、MP4、ATRAC3(Advanced Transform Acoustic Coding)またはMP3などの圧縮符号化方式(CODEC)で圧縮符号化し、DES(Data Encryption Standard)などの暗号化方式で暗号化した上で、情報処理装置10や携帯型情報処理装置20に配信することができる。また、コンテンツ配信サーバ30は、暗号化されたコンテンツとともに、当該コンテンツを復号するためのコンテンツ鍵やコンテンツの利用権情報であるライセンスを、情報処理装置10や携帯型情報処理装置20に送信する。また、コンテンツ配信サーバ30は、上記コンテンツの配信に応じて、コンテンツを購入したユーザに対し課金処理を行う。
以上のような構成のコンテンツ配信システム1では、コンテンツ配信サーバ30から情報処理装置10又は携帯型情報処理装置20にコンテンツをダウンロードし、当該情報処理装置10又は携帯型情報処理装置20に装着されたリムーバブル記憶媒体7に記録することができる。例えば、情報処理装置10は、コンテンツ配信サーバ30から直接的にコンテンツをダウンロードできる。また、携帯型情報処理装置20は、コンテンツ配信サーバ30から情報処理装置10を介して間接的にコンテンツをダウンロードすることもできるし、或いは、コンテンツ配信サーバ30から情報処理装置10を介さずに、アクセスポイント9及び無線LANを介してコンテンツを直接的にダウンロードすることもできる。情報処理装置10や携帯型情報処理装置20は、ダウンロードされたコンテンツを、ライセンスの利用条件を満たす範囲内で利用(例えば、再生、表示、コピー等)することができる。
また、ダウンロードされたコンテンツはリムーバブル記憶媒体7に記録されるので、リムーバブル記憶媒体7を着脱することで、ダウンロードしたコンテンツを複数の機器間で共有できる。例えば、ある携帯型情報処理装置20Aでコンテンツをダウンロードしてリムーバブル記憶媒体7に記録し、このリムーバブル記憶媒体7を他の携帯型情報処理装置20Bや情報処理装置10に装着することで、当該他の機器において、リムーバブル記憶媒体7に記録されたコンテンツを読み出して再生等することもできる。
ところで、上記ダウンロード時には、コンテンツの種類や、ネットワーク5の通信速度、機器の処理速度等によっては、長時間を要する場合がある。例えば、高品質で長時間の映像コンテンツをダウンロードする場合などには、60分の映像コンテンツをダウンロードするのに30分程度もかかる場合もある。このため、ユーザは、コンテンツのダウンロード途中で、意図的にダウンロードを中断することを希望する場合もある。また、例えば、ネットワーク5を介した通信が遮断したり、或いは、携帯型情報処理装置20の電源がオフとなったり、携帯型情報処理装置20からリムーバブル記憶媒体7が抜かれたりすることで、ダウンロードが強制的に中断される場合もある。
このようにダウンロードが中断した場合は、従来では、ダウンロードを中断した機器のダウンロードを行ったアプリケーションでしか、ダウンロードを再開することができなかったので、上述した種々の問題が発生していた。ところが、ダウンロードされてリムーバブル記憶媒体7に記録されたコンテンツは、上記のようにリムーバブル記憶媒体7を各機器に着脱することにより、上記機器間で移動するため、ダウンロードした機器以外の他の機器や他のアプリケーションでも、ダウンロードを再開可能とすることが求められていた。
そこで、本実施形態では、複数の機器間でコンテンツのダウンロード中断及び再開を互換性高く行うために、リムーバブル記憶媒体7にコンテンツのファイル(以下、「コンテンツファイル」という。)をダウンロードして記録する場合に、ダウンロードの中断及び再開に備えて、ダウンロード途中のコンテンツのファイル自体を書き換えるようにしている。つまり、本実施形態では、ダウンロード途中にダウンロード済みのコンテンツデータを含むコンテンツファイルを作成し、もしダウンロードが中断した場合であっても。このコンテンツファイルを起点にしてダウンロードを再開できるように、コンテンツファイル内に次のようなデータを書き込んでおく。
詳細には、ダウンロード途中のコンテンツファイル内に、当該コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報を書き込むことで、当該コンテンツファイルを起点にしてダウンロードを再開できるようにしている。これによって、携帯型情報処理装置20等の各機器は、ダウンロードが中断されたコンテンツファイル内に付加されたアドレス情報に基づき、ダウンロード元のコンテンツに再度アクセスしてダウンロード再開できる。
さらに、本実施形態では、ダウンロード途中のコンテンツファイルの一部(例えば先頭又は中間)を書き換え、ダウンロードが完了したコンテンツファイルとは異なるフォーマットの中断識別情報を付加する。これにより、各情報処理装置10及び携帯型情報処理装置20は、中断識別情報が付加されているか否かに基づいて、ダウンロード途中のコンテンツファイルであるか否かを認識できるようになる。
また、上記以外にも、本実施形態では、ダウンロードが中断したコンテンツファイル内に、上記再開情報として各種情報(例えば受信済みのデータ量情報等)を書き込むことで、ダウンロード再開後のダウンロードデータ量を低減して、再ダウンロードの効率化を図っている。さらに、ダウンロードが中断したコンテンツを、ダウンロード完了前の時点で利用できる(例えば、音楽や映像データの途中までの再生や、文書や画像データの一部の表示をできる)ようにするため、コンテンツファイル内の各データのダウンロード順を工夫し、そのダウンロード進捗状況を示す付加情報をコンテンツファイル内に記述している。
ここで、図2を参照して、コンテンツ配信サーバ30からのダウンロードが中断したコンテンツ(以下「中断コンテンツ」という。)のファイルの構成について説明する。図2は、本実施形態にかかる中断コンテンツファイルのデータ構造を示す説明図である。
図2に示すように、中断コンテンツファイル100は、例えば、ファイル先頭にあるヘッダ102と、受信済みのコンテンツデータ104と、コンテンツデータの未受信データ分のダミーデータ106と、中断コンテンツのダウンロード再開に必要な再開情報108とを含む。
ヘッダ102は、コンテンツファイル全体のヘッダ(ファイルヘッダ)であり、本来、コンテンツファイルのデータフォーマットを示すデータフォーマット情報を有している。このデータフォーマット情報は、例えば、コンテンツファイルのデータサイズ、コンテンツファイルのデータ種類(MP4ファイル、JPGMP3ファイル等)を示すデータ識別子などを含む。ダウンロード完了したコンテンツファイルのヘッダ102には、一般的なデータファイルと同様に、上記正当なデータフォーマット情報が記述されている。これに対し、図2のような中断コンテンツファイル100の場合には、このヘッダ102に記述されている正当なデータフォーマット情報が、中断識別情報に書き換えられている。
この中断識別情報は、コンテンツのダウンロードが完了していないことを示す中断識別情報であり、例えば、16バイトのバイナリデータ「FF FF
FF 6F-66 72 65 65-6E 74 65 72-BE AF 36 13」等である。この中断識別情報は、ダウンロードされたコンテンツファイル(例えばMP4ファイル)の正当なデータフォーマット情報(即ち、コンテンツファイルに元々付与されていたオリジナルのデータフォーマット情報)のみならず、他のいずれの種類のデータファイル(JPEGファイル、ATRAC3ファイル、MP3ファイル、パワーポイントファイル等)の正当なデータフォーマット情報とも異なる値に定められる。
このようにヘッダ102の正当なデータフォーマット情報を、既存のいずれのファイルのデータフォーマットとも異なる中断識別情報に書き換えておくことで、中断コンテンツファイル100がダウンロード完了していないファイルであることを示すことができる。従って、情報処理装置10や携帯型情報処理装置20は、当該中断コンテンツファイル100を読み込んだときに、ヘッダ102の中断識別情報を参照することで、当該中断コンテンツファイル100のダウンロードが完了していないことを認識できる。
なお、中断識別情報は、図2のようにファイル先頭のヘッダ102等、ファイルの先頭に近い領域に付加された方が、ファイルを先頭から読み込んだときに中断識別子を効率的に検出できるので好ましいが、かかる例に限定されない。例えば、中断コンテンツファイル100内の中央部、後端部のフッタなど任意の部分のデータを書き換えて、中断識別子を付加してもよいし、或いは、中断コンテンツとの対応付がなされているのであれば、中断コンテンツファイル100とは別ファイルとして、中断識別情報をリムーバブル記憶媒体7に記録してもよい。また、中断コンテンツファイル100内の既存データを中断識別情報に書き換えるのではなく、ファイル内に中断識別情報を別途追加する形で付加してもよく、この場合、中断識別情報を再開情報に含めてもよい。
また、ヘッダ102の次には、コンテンツヘッダ104aと、ダウンロード済み(受信済み)のコンテンツデータ104と、が含まれる。コンテンツヘッダ104aは、例えば、データファイルの種類に応じて設けられるMP4ヘッダや、MP3ヘッダ等であり、コンテンツデータの属性を表すコンテンツ属性情報が記述される。このコンテンツ属性情報は、例えば、コンテンツのタイトル、アーティスト名、コーデック情報、データサイズ、データ再生用テーブルなどである。また、コンテンツデータ104は、コンテンツの内容を示す映像データ、音声データ、又はテキストデータなどである。なお、コンテンツデータ104の次に、コンテンツフッタ等を設けて、このコンテンツフッタ等に上記コンテンツ属性情報の全部または一部を記述してもよい。
コンテンツデータ104の次には、データとしての意味がないダミーデータ106(ゼロデータ等)が記述される。このダミーデータ106は、即ち、ダウンロード中断により生じたコンテンツデータの未受信分に相当するデータ量を有する。このダミーデータ106に書き込んでおくことで、リムーバブル記憶媒体7内に未受信分のコンテンツデータを格納するための予約領域を確保することができ、ダウンロード再開時に、確実にコンテンツデータの全てを格納できるようになる。なお、かかるダミーデータ106を設けずに、コンテンツデータ104領域の直後に再開情報108を設けてもよい。
さらに、図2を参照して、再開情報108について詳述する。再開情報108の前後には、再開情報108のヘッダとして機能する第1フッタ108aと、再開情報108のフッタとして機能する第2フッタ108bとが含まれる。これらの第1フッタ108a及び第2フッタ108bには、上記中断識別情報が書き込まれる。
再開情報108は、ダウンロードが中断したコンテンツのダウンロードを再開するために必要な情報である。この再開情報108は、図2に示すように、例えば、付加情報と、アドレス情報と、ダウンロード済みデータ量情報(受信済みデータ量情報)と、変更チェック情報と、ヘッダ102の書き換え部分のバックアップ情報とを含む。
まず、付加情報について説明する。付加情報は、ダウンロード途中の中断コンテンツを利用するために用いられる情報である。具体的には、この付加情報は、コンテンツファイルの途中や後半など一部を先にダウンロードした場合に、ダウンロード完了部分とダウンロード未完了部分とを区別するための情報(例えばフラグ)である。
例えば、MP4コンテンツでは、コンテンツを再生するために必要なコンテンツ属性情報(コンテンツのタイトル、サムネイル画像、再生用テーブル等)は、コンテンツファイルの中央部や後半に含まれる場合があるが、この場合、中断コンテンツを再生可能とするためには、コンテンツファイルを先頭から順にダウンロードするのではなく、コンテンツファイルの途中や後半にあるコンテンツ属性情報の部分を先にダウンロードしておくことが好ましい。そこで、このようなコンテンツファイルの途中や後半など一部を先にダウンロードする場合、コンテンツデータのダウンロード未受信分を書き込むためのデータエリア(予約領域)を確保するために、コンテンツデータの代わりにエラーデータを書き込んでおくとともに、ダウンロード完了部分とダウンロード未完了部分とを区別するための情報(即ち、付加情報)として、コンテンツ属性情報を全て受信完了したことを示すフラグを記述する。このフラグは、例えば、MP4コンテンツファイルの後半にコンテンツ属性情報の一部又は全部が記述されたフッタがある場合(図12参照)に、このフッタ部分をダウンロード完了したときに「1」になり、ダウンロード未完了のときは「0」となる。
このようなフラグ等の付加情報を中断コンテンツファイル100内に書き込んでおくことで、携帯型情報処理装置20は、当該付加情報に基づき、ダウンロードが中断したMP4ファイルを再生可能か否かを判断することができる。
次に、アドレス情報について説明する。アドレス情報は、中断コンテンツをダウンロード元から再ダウンロードするための方法(例えば、ダウンロード元のコンテンツの保存場所と、その場所にアクセスするための通信プロトコル)を表す情報である。
このアドレス情報は、例えば、コンテンツ配信サーバ30に保存されているダウンロード元のコンテンツのURL(Uniform Resource Locator)や、当該ダウンロード元のコンテンツのネットワーク上のファイルパス(ファイルIDを含む。)などである。URL(http://・・・)は、ダウンロード元のコンテンツの保存場所を示す情報と、その場所にアクセスするための通信プロトコルを示す情報を含んでいる。よって、上記携帯型情報処理装置20等の各機器は、URLが示すダウンロード元のコンテンツの保存場所に、URLが示す通信プロトコルで再度アクセスして、中断コンテンツのダウンロードを再開できる。また、中断コンテンツファイル100内にアドレス情報としてネットワーク上のファイルパスが書き込まれている場合には、携帯型情報処理装置20等の各機器は、当該ネットワーク上のファイルパスに従って、ダウンロード元のコンテンツに再度アクセスして、中断コンテンツのダウンロードを再開できる。
次に、ダウンロード済みデータ量情報について説明する。ダウンロード済みデータ量情報は、携帯型情報処理装置20等の機器が、コンテンツ配信サーバ30から受信したコンテンツのデータ量を示す情報であり、コンテンツのダウンロードが中断した場合には、中断時までに受信したデータ量を示す情報である。図2の中断コンテンツファイル100の例では、ダウンロード済みデータ量は、上記コンテンツデータ領域104のデータ量、即ち、中断コンテンツファイル100のコンテンツヘッダ104のデータ量と、受信済みのコンテンツデータのデータ量の和である。
かかるダウンロード済みデータ量情報を再開情報として中断コンテンツファイル100内に書き込んでおくことで、中断コンテンツの未受信データの範囲を特定できる。従って、ダウンロード再開時に、携帯型情報処理装置20からサーバに未受信データの範囲を示す情報を送信して、中断コンテンツの未受信データのみをダウンロードできるので、ダウンロードするデータ量を低減して効率化が図れる。例えば、中断コンテンツファイル100においてコンテンツデータの一部(例えば全体の3割)が受信済みである場合、ダウンロード再開時に、その部分をダウンロードせずに未受信分のコンテンツデータ(例えば全体の7割)のみをダウンロードすることで、ダウンロード再開後の転送データ量を減らし、ダウンロード時間を(例えば約3割)低減できる。また、このような再ダウンロード処理を更に効率的に行うためには、以下のような変更チェック情報やバックアップ情報を再開情報として書き込むことが好ましい。
次に、変更チェック情報について説明する。変更チェック情報は、ダウンロード再開時にダウンロード元のオリジナルのコンテンツの変更の有無をチェックするための情報である。コンテンツ配信サーバ30では、サーバのオリジナルコンテンツが更新(差し替え)される場合がある。例えば、ニュース番組の映像コンテンツの内容に問題があった場合に、当該映像コンテンツが更新される場合があり、また、コンテンツ配信サーバ30が保有する文書コンテンツが不正に書き換えられたりする場合も考えられる。このため、中断コンテンツのダウンロード再開時には、コンテンツ配信サーバ30側のオリジナルコンテンツが更新されているか否かを判断し、更新されているときには、更新後のコンテンツの全データをダウンロードして、受信済みデータを差し替える必要がある。一方、更新されていない場合には、未受信データのみをダウンロードして、中断前に受信済みのデータに追加すればよい。
そこで、コンテンツ配信サーバ30側のオリジナルコンテンツの変更の有無をチェックするために、中断コンテンツファイル100内に変更チェック情報が書き込まれる。この変更チェック情報としては、例えば、コンテンツ配信サーバ30に保存されたオリジナルコンテンツの最終更新タイムスタンプ、又は、当該コンテンツのハッシュ値などのハッシュ値をコンテンツ配信サーバ30側で計算した値などを利用できる。タイムスタンプは、コンテンツ配信サーバ30側のオリジナルコンテンツの更新時に付加される時刻情報であり、このタイムスタンプが一致するか否かによって、コンテンツファイルの更新の有無を判断できる。また、コンテンツ配信サーバ30側のコンテンツファイルが変更すればハッシュ値も変更になるので、ハッシュ値が一致するか否かによって、コンテンツファイルの更新の有無を判断できる。
これらのタイムスタンプやハッシュ値等の変更チェック情報を、ダウンロード中断時に中断コンテンツファイル100に書き込んでおくことで、ダウンロード再開時に、当該変更チェック情報をチェックして、必要な分のコンテンツデータを再ダウンロードすることができる。
次に、ヘッダ102の書き換え部分のバックアップ情報について説明する。上述したように、ダウンロードが完了していないことを示すために、中断コンテンツファイル100のヘッダ102に付加されていた正当なデータフォーマット情報が、ダウンロードが完了するまでは中断識別情報に書き換えられる。この書き換え前の正当なデータフォーマット情報が、再開情報として、中断コンテンツファイル100内に書き込んでバックアップされる。これにより、ダウンロード完了時に、ヘッダ102の中断識別情報を元々付加されていた正当なデータフォーマット情報に書き戻す際に、このバックアップ情報を読み出して利用することで、既にダウンロードした正当なデータフォーマット情報を再ダウンロードしなくて済むので、ダウンロード再開後のデータダウンロード量を低減でき、効率化が図れる。
以上、図2を参照して、本実施形態にかかる中断コンテンツファイル100のデータ構造について説明した。かかる中断コンテンツファイル100を上記構成とすることにより、ある機器でダウンロードが中断した中断コンテンツを、他の機器でダウンロード再開することができる。例えば、図1の携帯型情報処理装置20Aでダウンロードが中断した中断コンテンツが記録されたリムーバブル記憶媒体7を、他の携帯型情報処理装置20Bに装着し、この携帯型情報処理装置20Bにおいて中断コンテンツのダウンロードを再開して、ダウンロードを完了させることができる。
また、同一の機器内であっても、相異なるアプリケーションでダウンロードの中断と再開をそれぞれ行うことができる。例えば、携帯型情報処理装置20Aのダウンロード用アプリケーションでダウンロードした中断コンテンツを、他のコンテンツ再生用アプリケーションでダウンロード再開して、ダウンロード完了させることができる。さらに、各携帯型情報処理装置20等において、中断コンテンツの受信済みデータを再生したり、中断コンテンツを再ダウンロードしながら、この中断コンテンツの受信済みデータを再生したりすることができる。
以上のように、中断コンテンツファイル100は、受信済みのコンテンツデータと、上記再開情報や中断識別情報などの付加データとを区別できるようなフォーマットとなっている。このため、携帯型情報処理装置20は中断コンテンツのファイルを再生することができる。
また、この中断コンテンツファイル100に対して、ダウンロード完了前に、追加・変更を行うことができる。この場合、中断コンテンツファイル100はダウンロードが完了するまでは、変更・追加前のオリジナルデータを保持しておき、ダウンロード完了後にデータの変更・追加を行うことが望ましい。そのため、中断コンテンツファイル100は、中断コンテンツファイル100に対する追加・変更内容のデータを格納しておくことが可能なデータフォーマットに定められており、格納した追記・変更データをダウンロード完了後に反映できるようになっている。
以下に、上記のような中断コンテンツファイル100を用いたダウンロードの中断及び再開を実現するための携帯型情報処理装置20の構成および動作について詳述する。なお、以下では、携帯型情報処理装置20の構成について詳述するが、情報処理装置10についても略同様な構成であるので、その詳細は省略する。
次に、図3を参照して、本実施形態にかかる携帯型情報処理装置20の構成について説明する。図3は、本実施形態にかかる携帯型情報処理装置20の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、携帯型情報処理装置20は、制御部200と、入力部210と、表示部220と、音声出力部230と、通信部240と、読出・書込部250と、装着部260と、デコーダ270と、を備える。
制御部200は、例えば、中央演算処理装置(CPU:Central Processing Unit)202と、フラッシュメモリ等で構成されたROM(Read Only Memory)204、SRAM(Static Random Access Memory)等で構成されたRAM206等で構成される。CPU202は、ROM204またはRAM206などの記憶媒体に格納されたプログラムに従って動作し、携帯型情報処理装置20の動作全般を制御する。
入力部210は、例えば、タッチパネル、ボタン、スイッチ、レバー、マウス、キーボード等の操作手段と、入力信号を生成して制御部200に出力する入力制御回路などから構成されている。携帯型情報処理装置20のユーザは、この入力部210を操作することにより、携帯型情報処理装置20に対して各種のデータを入力したり、処理動作を指示したりすることができる。
表示部220は、液晶表示装置(LCD)等で構成され、再生されたコンテンツ等の各種情報を各種情報をテキストやイメージで表示する。音声出力部230は、例えば、音声出力回路や、スピーカ、ヘッドセット、イヤフォンなどで構成され、再生されたコンテンツ等の各種情報を音声出力する。
通信部240は、外部装置との間でデータ通信を行う装置である。この通信部240は、ネットワーク5や有線ケーブル(図示せず。)を介して、コンテンツ配信サーバ30や、情報処理装置10、他の携帯型情報処理装置20との間で、コンテンツや、コンテンツ送信要求等の各種情報を送受信する。
読出・書込部250は、リムーバブル記憶媒体7にデータを読み書きするリーダライタ装置、ドライブなどで構成される。この読出・書込部250は、装着部260に装着されたリムーバブル記憶媒体7に、制御部200または通信部240等から供給された各種データを書き込んで記録する。また、読出・書込部250は、装着部260に装着されたリムーバブル記憶媒体7から、コンテンツ等の各種データを読み出して、制御部200、表示部220、音声出力部230又はデコーダ270等に出力する。また、装着部260は、リムーバブル記憶媒体7を装着するための装置であり、例えば、半導体メモリ用のスロットや、光ディスク用のマウント部などである。
デコーダ270は、リムーバブル記憶媒体7から読み出されたコンテンツの圧縮データを伸張し、非圧縮データ(例えばリニアPCMデータ)に変換する。また、この非圧縮データは、図示しないD/A変換部により、デジタルデータからアナログデータに変換されて、表示部220又は音声出力部230に供給され、映像や音声として出力される。なお、上記デコーダ270やD/A変換部は、上記のようにハードウェアで構成してもよいが、ソフトウェアで構成することも可能である。
なお、本実施形態にかかる携帯型情報処理装置20は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶手段を具備しておらす、映像コンテンツ等の大きなデータは、専らリムーバブル記憶媒体7に記録される。しかし、かかる例に限定されず、携帯型情報処理装置20に、HDD等の大容量記憶手段を設けることも可能である。
次に、図4を参照して、本実施形態にかかる携帯型情報処理装置20とコンテンツ配信サーバ30の機能構成について説明する。図4は、本実施形態にかかる携帯型情報処理装置20とコンテンツ配信サーバ30の機能構成を示すブロック図である。
図4に示すように、コンテンツ配信サーバ30は、コンテンツ配信サービスを利用するユーザの登録及び認証処理を行うユーザ登録認証部31と、送信要求を受けたコンテンツを携帯型情報処理装置20等に送信するコンテンツ配信部33と、送信されたコンテンツに対応するライセンスを発行して携帯型情報処理装置20等に送信するライセンス発行部35と、送信されたコンテンツのライセンス内容に応じて課金処理を行う課金処理部37と、配信対象の複数のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶部39とを備える。
また、リムーバブル記憶媒体7には、コンテンツ配信サーバ30からダウンロードされた1又は2以上のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶部72と、当該各コンテンツに対応するライセンスを記憶するライセンス記憶部74とが設けられている。
また、携帯型情報処理装置20は、図3で説明した各部に加えて、制御部200内に、配信サービス利用部21と、ダウンロード部22と、中断処理部23と、再開処理部24と、ライセンス管理部25と、計時部26と、再生部27と、を備える。これら各部は、例えば、上記CPU202が、上記各部に対応するプログラムを実行することにより、実現される。なお、これら制御部200内の各部は、読出・書込部250を制御することにより、リムーバブル記憶媒体7から各種データを読み出したり、リムーバブル記憶媒体7に各種データを書き込んで記録したりすることができ、また、通信部240を制御することにより、コンテンツ配信サーバ30等の外部装置との間で各種データを送受信することができるが、以下では、説明の便宜上、これら動作の動作主体を制御部200内の各部として説明する。
配信サービス利用部21は、コンテンツ配信サーバ30が提供するコンテンツ配信サービスを利用するための処理を行う。具体的には、配信サービス利用部21は、例えば、コンテンツ配信サーバ30との間のユーザの登録及び認証処理、配信対象コンテンツリストの受信及び表示制御処理、ユーザ入力等に基づき選択されたコンテンツの送信要求を送信する処理、購入するコンテンツの利用条件の選択及びその送信処理、コンテンツ配信に伴う各種情報の表示処理などを行う。
ダウンロード部22は、コンテンツ配信サーバ30からコンテンツをダウンロードする。詳細には、ダウンロード部22は、コンテンツ配信サーバ30から送信されたコンテンツを、ネットワーク5を介して受信しながら、受信したコンテンツをリムーバブル記憶媒体7に順次記録する。
このとき、ダウンロード部22は、コンテンツ配信サーバ30から、ダウンロード対象のコンテンツを先頭から順次受信して、リムーバブル記憶媒体7に記録することもできる。或いは、ダウンロード部22は、まず、ダウンロード対象のコンテンツの利用に必要なコンテンツ属性情報を受信してリムーバブル記憶媒体7に記録した後に、当該コンテンツを受信してリムーバブル記憶媒体7に記録することもできる。これにより、コンテンツの再生に必要なコンテンツ属性情報をコンテンツデータよりも先にダウンロード完了できるため、コンテンツのダウンロードが中断した場合でも、後述の再生部27は、コンテンツ属性情報を用いて、中断コンテンツのうちの受信済みデータを再生できるようになる。
中断処理部23は、ダウンロード部22によるコンテンツのダウンロードの中断処理を行う。中断処理部23は、コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報を、当該コンテンツに対応付けてリムーバブル記憶媒体7に記録する。本実施形態では、図2に示したように、リムーバブル記憶媒体7に記録されたダウンロード途中のコンテンツファイル内に上記再開情報を付加することで、当該コンテンツと再開情報との対応付けを行う。
かかる中断処理部23がコンテンツに付加する再開情報は、図2で示したように、ダウンロード途中のコンテンツのダウンロード元のアドレス情報、変更チェック情報(例えば、コンテンツ配信サーバ30に保存されたオリジナルコンテンツの最終更新タイムスタンプや、当該コンテンツのハッシュ値など)、コンテンツのダウンロード済みのデータ量情報、中断識別情報に書き換えられた正当なデータフォーマット情報のバックアップ情報、中断識別情報などを含む。なお、中断処理部23は、かかる再開情報の一部又は全部を、コンテンツファイルとは異なる別ファイルとしてリムーバブル記憶媒体7に記録してもよい。
また、中断処理部23は、ダウンロード部22によるコンテンツの受信が中断したことを表す中断識別情報を、リムーバブル記憶媒体7に記録する。この中断識別情報は、コンテンツのダウンロードが完了していないことを示す識別情報である。本実施形態では、中断処理部23は、図2に示したように、リムーバブル記憶媒体7に記憶されたコンテンツファイル内の先頭ヘッダ102にあるデータフォーマット情報を、正当なデータフォーマットとは異なる中断識別情報に書き換えることで、中断識別情報をコンテンツに付加する。さらに、中断処理部23は、書き換え前の正当なデータフォーマット情報のバックアップ情報を、再開情報としてコンテンツファイル内に書き込む。
このような中断処理部23は、例えば、ダウンロード部22によるコンテンツのダウンロードが中断したことを検出したときに、中断コンテンツファイル100に対して再開情報および中断識別子を付加することができる。これにより、中断コンテンツに対してのみ上記再開情報および中断識別子を付加し、ダウンロードが正常に完了するコンテンツに対してはこれらの情報を付加しなくて済むので、中断処理の効率化が図れる。また、中断処理部23は、コンテンツのダウンロード途中でダウンロードが中断する前に、受信中のコンテンツファイルに対して、上記再開情報および中断識別子を付加し、所定のデータ量を受信する度に、受信済みデータ量を更新することもできる。これにより、ダウンロード中に携帯型情報処理装置20の電源がオフした場合や、ユーザにより携帯型情報処理装置20からリムーバブル記憶媒体7が抜かれた場合であっても、中断コンテンツファイル内に上記再開情報および中断識別子を確実に付加できる。
再開処理部24は、コンテンツのダウンロードの再開処理を行う。再開処理部24は、入力部210から、リムーバブル記憶媒体7に記憶された中断コンテンツのダウンロード再開指示を受けた場合に、リムーバブル記憶媒体7から当該中断コンテンツファイル100内に付加された再開情報を読み出し、この再開情報に基づいて中断コンテンツの送信要求をコンテンツ配信サーバ30に送信する。このとき、再開処理部24は、再開情報に含まれるアドレス情報(URL等)に基づいて、中断コンテンツのオリジナルコンテンツが存在するネットワーク上の場所と、当該場所へアクセスする通信プロトコルを認識する。かかる再開処理部24の送信要求に応じて、コンテンツ提供サーバ60から中断コンテンツの未受信データが送信されると、携帯型情報処理装置20のダウンロード部22は、当該データを受信してリムーバブル記憶媒体7に記録する。
また、再開処理部24は、入力部210から、リムーバブル記憶媒体7記録されたコンテンツファイルの選択指示を受けると、このコンテンツファイル内のヘッダ102に付加されているデータフォーマット情報が、中断識別情報である場合には、当該コンテンツが中断コンテンツであると判断し、当該中断コンテンツの送信要求をコンテンツ配信サーバ30に送信する。一方、当該データフォーマット情報が中断識別情報でない正常なデータである場合には、再開処理部24は、当該コンテンツがダウンロード完了した正常なコンテンツであると判断する。このようにして、再開処理部24は、リムーバブル記憶媒体7に記憶されたコンテンツが、中断コンテンツであるか否かを判別することができる。
さらに、再開処理部24は、ダウンロード部22による中断コンテンツのダウンロードが完了した場合に、この中断コンテンツファイル内のヘッダ102に書き込まれている中断識別情報を、予め付与されていた正当なデータフォーマット情報に書き戻す。このとき、再開処理部24は、再開情報に含まれる上記正当なデータフォーマット情報のバックアップ情報を読み出して、中断識別情報に上書きすることで、上記正当なデータフォーマット情報をコンテンツ配信サーバ30から再ダウンロードする必要がないので、ダウンロードするデータ量を低減できる。
また、再開処理部24は、中断コンテンツのダウンロードを再開する場合に、リムーバブル記憶媒体7に記憶された中断コンテンツファイル100内から、上記ダウンロード済みのデータ量情報を読み出し、当該データ量情報、又は当該データ量情報に基づいて生成した未受信データ範囲情報を、コンテンツ配信サーバ30に送信する。この未受信データ範囲情報は、先のダウンロード中断により受信できなかったコンテンツデータの範囲を示す情報である。例えば、コンテンツでの全データ量が10メガバイトであり、ダウンロード済みのデータ量情報が3メガバイトであれば、未受信データ範囲情報は、当該コンテンツの先頭から3メガバイト目以降のデータ範囲を示す情報となる。このようにして、再開処理部24が、生成した未受信データ範囲情報またはダウンロード済みのデータ量情報をコンテンツ配信サーバ30に送信することで、ダウンロード部22は、中断コンテンツのうち未受信データのみをダウンロードすればよいので、転送データ量を低減してダウンロード効率を向上できる。
また、再開処理部24は、中断コンテンツのダウンロードを再開する場合に、リムーバブル記憶媒体7に記憶された中断コンテンツファイル100内から、上記変更チェック情報(コンテンツに付加されたタイムスタンプ、ハッシュ値等)を読み出してコンテンツ配信サーバ30に送信する。これにより、コンテンツ配信サーバ30は、携帯型情報処理装置20から受信した変更チェック情報と、ダウンロード対象の中断コンテンツのオリジナルコンテンツに付加されている最新の変更チェック情報とを比較し、この比較の結果、両者が一致していれば、中断コンテンツの未受信データのみを携帯型情報処理装置20に送信し、両者が一致していなければ、中断コンテンツの全データを送信する。
また、このような変更チェック情報の比較は、携帯型情報処理装置20の再開処理部24が行ってもよい。この場合、再開処理部24は、ダウンロード再開時に、コンテンツ配信サーバ30から、ダウンロード対象の中断コンテンツのオリジナルコンテンツに付加されている最新の変更チェック情報を受信して、上記リムーバブル記憶媒体7から読み出した中断コンテンツの変更チェック情報と上記最新の変更チェック情報とを比較し、両者が一致すれば、中断コンテンツの未受信データの送信要求をコンテンツ配信サーバ30に送信し、両者が一致していなければ、中断コンテンツの全データの送信要求をコンテンツ配信サーバ30に送信するようにしてもよい。
このように変更チェック情報を比較することで、中断コンテンツのダウンロード再開時に、コンテンツ配信サーバ30に保存されているオリジナルコンテンツが更新されているか否かを確認できる。この結果、更新されている場合には、更新後の全データをダウンロードしてリムーバブル記憶媒体7の中断コンテンツを上書きし、一方、更新されていない場合には、未受信データのみをダウンロードして、リムーバブル記憶媒体7の中断コンテンツに追加することができる。このため、再ダウンロード時に、リムーバブル記憶媒体7に記憶されたコンテンツを、最新のコンテンツに更新できる。
また、再開処理部24は、ダウンロード部22による中断コンテンツのダウンロードが完了した場合に、リムーバブル記憶媒体7に記憶された中断コンテンツファイル100に付加された再開情報を削除する。ダウンロードが完了してしまえば、コンテンツファイルに付加された再開情報は、ファイルフォーマットのエラー要因となる恐れがあるので削除される。
さらに、再開処理部24は、中断コンテンツに有効期限が設定されている場合には、有効期限内であれば、ダウンロード再開を許可するようにしてもよい。具体的には、再開処理部24は、入力部210から、中断コンテンツのダウンロード再開要求を受けると、リムーバブル記憶媒体7のライセンス記憶部74に記憶された中断コンテンツに対応するライセンス内の有効期限情報を読み出し、計時部26により計時された現在時刻と有効期限情報とを比較する。この結果、現在時刻が有効期限内である場合には、再開処理部24は、コンテンツ配信サーバ30に中断コンテンツの送信要求を送信して、中断コンテンツを再ダウンロードする。一方、現在時刻が有効期限を超過している場合には、再開処理部24は、中断コンテンツのダウンロード再開を禁止する。なお、かかる例に限定されず、例えば、中断コンテンツが有効期限切れであっても、中断コンテンツのダウンロード再開は許可するが、中断コンテンツの再生は禁止するようにしてもよい。
ライセンス管理部25は、コンテンツに対応するライセンスに基づきコンテンツの利用(再生、表示、コピー)を制御する。具体的には、ライセンス管理部25は、入力部210から、コンテンツの利用指示を受けると、リムーバブル記憶媒体7のライセンス記憶部74記憶されたコンテンツに対応するライセンスを読み出し、このライセンス内の利用条件に基づいて、コンテンツの利用を許可/禁止する。ライセンスの利用条件としては、例えば、有効期限に基づく制限、利用回数(再生回数、コピー回数、機器間の移動回数)の制限などがある。
再生部27は、デコーダ270やD/A変換部(図示せず。)等を制御して、リムーバブル記憶媒体7のコンテンツ記憶部72に記憶されたコンテンツを再生する。具体的には、再生部27は、入力部210からコンテンツの再生指示を受けると、リムーバブル記憶媒体7のコンテンツ記憶部72に記憶されたコンテンツを読み出し、このコンテンツの圧縮データをデコーダ270により伸張し、さらにD/A変換部によりアナログデータに変換して、表示部220に表示または音声出力部230から音声出力させる。なお、この再生部27によるコンテンツの再生の可否は、上記ライセンス管理部25によって制御される。
この再生部27は、コンテンツファイル内のコンテンツ属性情報を用いて、コンテンツを再生する。即ち、ユーザにコンテンツを選択させるために、再生部27は、リムーバブル記憶媒体7に記録されているコンテンツのコンテンツ属性情報を読み出して、このコンテンツ属性情報に含まれるコンテンツタイトルやサムネイル画像を表示部220に表示する。また、コンテンツ属性情報が、コンテンツデータの先頭からの位置と再生時間との関係を記述した再生用テーブルを含む場合には、再生部27は、この再生用テーブルを用いて、コンテンツの再生、早送り、巻き戻し、スキップ等を行う。
また、中断コンテンツファイル100(図2参照)やダウンロード最中のコンテンツのファイルは、受信済みのコンテンツデータと、上記再開情報や中断識別情報などの付加データとを区別できるようなフォーマットとなっている。このため、再生部27は、リムーバブル記憶媒体7に記録された中断コンテンツの受信済みデータを再生することもできる。さらに、再生部27は、上記ダウンロード部22により新規コンテンツや中断コンテンツをダウンロードしている最中に、当該ダウンロード最中のコンテンツの受信済みデータを再生することができる。また、コンテンツが文書コンテンツ等である場合には、ダウンロード完了前に、中断コンテンツの受信済みデータ部分を読み出して表示することができる。
次に、図5を参照して、上記携帯型情報処理装置20におけるダウンロード中断方法の一例について説明する。図5は、本実施形態にかかるダウンロード中断方法の一例を示すフローチャートである。この例は、コンテンツのダウンロードが中断した後に、当該中断コンテンツのファイルに再開情報を付加するものである。
図5に示すように、まず、携帯型情報処理装置20のダウンロード部22は、ユーザ入力により選択されたコンテンツのダウンロード指示を受け付けると(ステップS10)、コンテンツ配信サーバ30に当該コンテンツの送信要求を送信して、当該コンテンツのダウンロードを開始する(ステップS12)。次いで、ダウンロード部22は、リムーバブル記憶媒体7内に、ダウンロード対象のコンテンツファイルを自由なサイズで作成する(ステップS14)。この時点では、コンテンツファイルは、ダウンロード対象のコンテンツのデータフォーマット情報が書き込まれたヘッダ102のみを含む状態である。このコンテンツファイルは、ダウンロードされたコンテンツデータが先頭から書き込まれて有効データとなるが、後半はダミーデータが含まれてもよい。また、映像コンテンツをダウンロードする場合には、例えば、作成されるコンテンツファイルの大きさは、コンテンツ配信サーバ30のオリジナルコンテンツのファイルサイズが確保される。
次いで、ダウンロード部22は、コンテンツ配信サーバ30から送信されたコンテンツを受信しながら、受信したコンテンツをリムーバブル記憶媒体7内の上記コンテンツファイル内に書き込んで記録する(ステップS16)。このダウンロード中には、中断処理部23により、コンテンツのダウンロード中断イベントが発生したか否かが常に監視されており(ステップS18)、中断イベントが検出された場合には、ステップS20に進み、コンテンツのダウンロードが中断される(ステップS20)。ここで検出される中断イベントは、例えば、「ユーザによるダウンロード中断指示の入力」や、「ネットワーク5を介した通信の切断」などである。なお、コンテンツのダウンロード完了まで、中断イベントが検出されない場合には、通常通りにダウンロード処理を終了する。
上記ステップS20でダウンロードが中断された後、中断処理部23は、当該ダウンロードが中断されたコンテンツのファイル(中断コンテンツファイル100)の末尾に上記再開情報を付加する(ステップS22)。再開情報は、中断コンテンツのダウンロード元のアドレス情報などといった、ダウンロードの再開に必要な情報である。これにより、中断コンテンツとその再開情報とが、リムーバブル記憶媒体7の1つのファイル内に格納される。この再開情報内のデータは、常に上書きされ、以前に別の機器(他の携帯型情報処理装置20又は情報処理装置10)によって書き込まれた未知のデータは引き継がないようになっている。
さらに、中断処理部23は、上記中断コンテンツファイル100の先頭のヘッダ102内に記述されている正当なデータフォーマット情報を、他のいずれのデータファイルとも一致しない中断識別情報に書き換える(ステップS24)。この中断識別情報によって、当該中断コンテンツが格納されたリムーバブル記憶媒体7が装着された各機器は、この中断コンテンツがダウンロード途中の不完全なコンテンツであることを認識できるようになる。
ここで、上記のようにして作成された中断コンテンツファイル100の例について説明する。図6Aは、コンテンツのダウンロードが開始(ステップS12)される直前に、ダウンロードが中断された場合の中断コンテンツファイル100Aのデータ構造を示す説明図である。図6Aに示すように、この場合には、コンテンツデータは受信されていないので、中断コンテンツファイル100Aには、ファイル先頭のヘッダ102と、ファイル末尾の再開情報108のみが含まれている。この再開情報108のうち、上記ヘッダ102書き換え部分のバックアップ情報のフィールドは無効であり、ダウンロード済みデータ量情報(ダウンロードサイズ)はゼロであり、変更チェック情報は記述されていないので、ダウンロード再開する場合には、コンテンツの全データを再ダウンロードすることになる。このような中断コンテンツファイル100Aは、例えば、インターネットショートカットと同様に機能し、かかる中断コンテンツファイル100Aを起点として、いつでもコンテンツをダウンロードできるようになる。
また、図6Bは、コンテンツのダウンロード途中(ステップS16)で、ダウンロードが中断された場合の中断コンテンツファイル100Bのデータ構造を示す説明図である。
図6Bに示すように、中断コンテンツファイル100Bでは、コンテンツデータ104の受信途中でダウンロードが中断したため、受信済みのコンテンツデータ104の直後に再開情報108が付加されている。ダウンロード済みデータ量は、コンテンツヘッダ104aとコンテンツデータ104のデータ量であり、ダウンロードサイズは、再開情報108の先頭位置に対応している。
なお、このような中断コンテンツファイル100Bは、例えば、音楽コンテンツのMP3データのダウンロードを中断した場合に該当し、コンテンツヘッダ104a(MP3ヘッダ)には、音楽コンテンツの全データ量、タイトル、コーデック情報などが含まれている。かかるMP3データからなる音楽コンテンツは、コンテンツデータ104の末尾にコンテンツフッタは設けられない。従って、図6Bの状態で、全てのコンテンツ属性情報がダウンロード完了しているといえるので、上記再生部27は、コンテンツ属性情報を用いて、コンテンツデータの受信済みデータ分を再生することが可能である。
次に、図7を参照して、上記携帯型情報処理装置20におけるダウンロード中断方法の別の例について説明する。図7は、本実施形態にかかるダウンロード中断方法の別の例を示すフローチャートである。この例は、コンテンツのダウンロード最中に、ダウンロードの不慮の中断に備えて、当該コンテンツのファイルに予め再開情報を付加しておくものである。
図7に示すように、まず、携帯型情報処理装置20のダウンロード部22は、ユーザ入力により選択されたコンテンツのダウンロード指示を受け付けると(ステップS30)、コンテンツ配信サーバ30に当該コンテンツの送信要求を送信して、当該コンテンツのダウンロードを開始する(ステップS32)。次いで、ダウンロード部22は、リムーバブル記憶媒体7内に、ダウンロード対象のコンテンツファイルを自由なサイズで作成する(ステップS34)。
次いで、中断処理部23は、例えば、実際にコンテンツデータを受信開始される前に、或いは受信開始直後に、上記作成されたコンテンツファイルの末尾に上記再開情報を付加する(ステップS36)。このとき、コンテンツファイルのヘッダ102と再開情報108との間には、後のステップS40で受信したコンテンツを書き込むための所定のデータ量(例えば1メガバイト)の予約領域を確保しておき、この予約領域にダミーデータを書き込んでおく。その後、中断処理部23は、上記作成されたコンテンツファイルの先頭のヘッダ102内に記述されている正当なデータフォーマット情報を、他のいずれのデータファイルとも一致しない中断識別情報に書き換える(ステップS38)。
その後、ダウンロード部22は、コンテンツ配信サーバ30から送信されたコンテンツを受信しながら、受信したコンテンツをリムーバブル記憶媒体7内の上記コンテンツファイル内に書き込んで記録する(ステップS40)。
図8は、このようなコンテンツのダウンロード途中のコンテンツファイル100Cのデータ構造を示す説明図である。図8に示すように、コンテンツファイル100C内には、ヘッダ102の次に、上記ダウンロード処理で受信されたコンテンツヘッダ104a、及びコンテンツデータ104が順次書き込まれており、このコンテンツデータ104の末尾と、上記予め付加された再開情報108との間には、予約領域を確保するためのダミーデータ106が存在している。ダウンロードされたコンテンツデータ104は、この予約領域のダミーデータ108上に順次上書きされる。ダウンロードが進行するにつれて、コンテンツファイル100C内の再開情報108のダウンロード済みデータ量情報は、徐々に(例えば1kずつ)大きい値に更新されていく。
また、上記のようなダウンロード中には、中断処理部23により、コンテンツのダウンロード中断イベントが発生したか否かが常に監視されており(ステップS42)、中断イベントが検出された場合には、ステップS44に進み、コンテンツのダウンロードが中断される(ステップS44)。ここで検出される中断イベントは、例えば、上述した図5の場合に検出されていた「ユーザによるダウンロード中断指示の入力」、又は「ネットワーク5を介した通信の切断」の他にも、「携帯型情報処理装置20の電源オフ」、又は「携帯型情報処理装置20の装着部260からのリムーバブル記憶媒体7の離脱」なども含む。なお、コンテンツのダウンロード完了まで、中断イベントが検出されない場合には、通常通りにダウンロード処理を終了する。
さらに、上記ダウンロード中には、中断処理部23によりコンテンツの受信データ量がチェックして、上記予約領域の所定のデータ量(例えば1メガバイト)だけコンテンツを受信したか否かが検出されており(ステップS46)、コンテンツを当該所定のデータ量だけ受信する度に、ダウンロード途中のコンテンツファイルに付加された再開情報が更新される(ステップS48)。
この処理について上記図8を参照して説明すると、ダミーデータ106が書き込まれた予約領域分だけコンテンツデータ104がダウンロードされた場合には、上記所定のデータ量の予約領域を新たに確保して、当該新たに確保した予約領域にダミーデータ106を記述するとともに、再開情報108の位置を当該新たに確保した予約領域の末尾に移動させる(ステップS48)。その後、さらに、コンテンツデータ106が予約領域分だけ受信(ステップS40)された場合には、上記と同様にして、再び予約領域を確保して、再開情報108の位置を当該新たに確保した予約領域の末尾に移動させる(ステップS48)。このような処理を繰り返すことで、再開情報108がコンテンツファイル100Cの末尾側に付加された状態を維持しつつ、コンテンツファイル100C内に、ダウンロードしたコンテンツデータ108を徐々に書き込んでいくことができる。
以上のように、ダウンロード中断前に予め再開情報をコンテンツファイル内に書き込んでおくことで、ダウンロード中断後にリムーバブル記憶媒体7に再開情報を書き込みできないような不慮のダウンロード中断が生じた場合(例えば上記「携帯型情報処理装置20の電源オフ」又は「携帯型情報処理装置20の装着部260からのリムーバブル記憶媒体7の離脱」等)であっても、中断コンテンツをダウンロード再開可能なデータ構造にすることができる。なお、上述した図5の中断処理と図7の中断処理とを併用して、ダウンロードの中断原因に応じて両者を使い分けるようにしてもよい。
次に、図9を参照して、上記携帯型情報処理装置20におけるダウンロード再開方法について説明する。図9は、本実施形態にかかるダウンロード再開方法を示すフローチャートである。
図9に示すように、まず、携帯型情報処理装置20の再開処理部24は、ユーザ入力により選択されたコンテンツのダウンロード再開指示を受け付ける(ステップS50)。
ここで、図10を参照して、ユーザのダウンロード再開指示の具体例について説明する。図10(a)に示すように、携帯型情報処理装置20の表示画面222には、中断コンテンツのアイコン224が不完全に表示(図示の例では、正常なファイルと比べて薄い色で表示)される、ユーザが、この不完全に表示された中断コンテンツのアイコン224を選択すると、図10(b)に示すように、メニューバー226として、例えば「再生」、「ダウンロード再開」、「削除」などが表示される。ユーザは、このメニューバー226から「ダウンロード再開」を選択することで、携帯型情報処理装置20に対して中断コンテンツ224のダウンロード再開を指示できる。なお、上記メニューバー226から「再生」を選択することで、中断コンテンツ224の受信済みデータ分の再生を指示でき、これに応じて携帯型情報処理装置20でコンテンツが再生される。
次いで、図9に戻り、ステップS52では、再開処理部24は、上記ダウンロード再開指示を受けたコンテンツのファイルが、ダウンロードが未完了の中断コンテンツであるか、或いは、ダウンロード完了した通常のコンテンツであるかのファイル判別を行う(ステップS52)。このファイル判別は、例えば、中断コンテンツのファイルのヘッダ102と、再開情報の末尾の第2フッタ108b(図2参照)を検証することによって行われる。これらのヘッダ102や第2フッタ108bに中断識別情報が記述されていれば、選択された中断コンテンツファイルであると判別して、ステップS54に進み、そうでなければ、上記ダウンロード再開指示を受けたコンテンツが中断コンテンツでない旨のエラー表示をして、処理を終了する。
さらに、再開処理部24は、上記中断コンテンツに有効期限が設定されている場合には、現在時刻が有効期限内であるか否かに基づいて、ダウンロード再開を許可/禁止する(ステップS54)。具体的には、再開処理部24は、上記中断コンテンツに対応するライセンスをリムーバブル記憶媒体7から読み出し、ライセンス内の有効期限情報と現在時刻とを比較する。この結果、現在時刻が有効期限内である場合には、再開処理部24は、コンテンツ配信サーバ30に中断コンテンツの送信要求を送信して、中断コンテンツのダウンロードを再開する(ステップS56)。一方、有効期限を超過している場合には、再開処理部24は、中断コンテンツのダウンロードの再開を禁止して、例えば有効期限切れである旨のエラー表示を行って処理を終了する。なお、本ステップS54は省略してもよく、この場合は、有効期限内であるか否かに関わらず中断コンテンツのダウンロード再開が許可される。
次いで、再開処理部24は、リムーバブル記憶媒体7に記録された上記中断コンテンツのファイルから、ファイル末尾にある再開情報を読み出して(ステップS58)、当該中断コンテンツのダウンロード元のアドレス情報、変更チェック情報、ダウンロード済みのデータ量情報、中断識別情報に書き換え前の正当なデータフォーマット情報のバックアップ情報などを取得する。
その後、再開処理部24は、読み出した再開情報内のアドレス情報(URL等)に基づいて、中断コンテンツのオリジナルコンテンツが存在するネットワーク上の場所と、当該場所へアクセスする通信プロトコルを認識し、中断コンテンツの送信要求をコンテンツ配信サーバ30に送信する(ステップS60)。さらに、再開処理部24は、再開情報内のダウンロード済みデータ量情報に基づいて、中断コンテンツの未受信データ範囲情報を生成し、この未受信データ範囲情報と、変更チェック情報(タイムスタンプ、ハッシュ値等)とを、コンテンツ配信サーバ30に送信する。
かかる携帯型情報処理装置20からの中断コンテンツの送信要求に応じて、コンテンツ配信サーバ30は、携帯型情報処理装置20から受信した変更チェック情報と、ダウンロード対象の中断コンテンツのオリジナルコンテンツに付加されている最新の変更チェック情報とを比較して、サーバ側のオリジナルコンテンツファイルが更新されているか否か(つまり、携帯型情報処理装置20の中断コンテンツが、更新前の古いコンテンツであるか否か)を判定する(ステップS64)。
この判定の結果、サーバ側のオリジナルコンテンツファイルが更新されている場合には、コンテンツ配信サーバ30は、中断コンテンツの最新の全データを携帯型情報処理装置20に送信する。すると、携帯型情報処理装置20は、この中断コンテンツの全データを受信して、リムーバブル記憶媒体7内の中断コンテンツファイル内に上書きする(ステップS66)。一方、サーバ側のオリジナルコンテンツファイルが更新されていない場合には、コンテンツ配信サーバ30は、中断コンテンツの未受信データのみを携帯型情報処理装置20に送信する。すると、携帯型情報処理装置20は、この中断コンテンツの未受信データを受信して、リムーバブル記憶媒体7内の中断コンテンツファイル内に追加して書き込む(ステップS68)。この場合、未受信データのみを再ダウンロードすればよいので、ダウンロードするデータ量を低減できる。
次いで、このような中断コンテンツの再ダウンロードが完了すると、再開処理部24は、この中断コンテンツファイル内のヘッダ102に書き込まれている中断識別情報を、予め付与されていた正当なデータフォーマット情報に書き戻す(ステップS70)。このとき、再開処理部24は、上記ステップS58で読み出した再開情報に含まれる、正当なデータフォーマット情報のバックアップ情報を用いて書き戻しを行うことで、当該正当なデータフォーマット情報を再ダウンロードする必要がないので、ダウンロードするデータ量を低減できる。
さらに、再開処理部24は、リムーバブル記憶媒体7に記憶された中断コンテンツファイル100に付加された再開情報を削除する(ステップS72)。このように、ダウンロード完了により不要となった再開情報をコンテンツファイルから削除することで、再開情報がファイルフォーマットのエラー要因とならないようにできる。
以上までの処理で、中断コンテンツの再ダウンロード処理が全て終了する。なお、上記ステップS64では、コンテンツ配信サーバ30側で、オリジナルコンテンツの更新の有無を判断したが、かかる例に限定されず、携帯型情報処理装置20がコンテンツ配信サーバ30から、該当コンテンツの最新の変更チェック情報を受信することで、携帯型情報処理装置20側でオリジナルコンテンツの更新の有無を判断することもできる。この場合には、携帯型情報処理装置20は、当該更新の有無を判断後に、中断コンテンツの全データ又は未受信データを指定した送信要求をコンテンツ配信サーバ30に送信する。
次に、図11及び図12を参照して、コンテンツデータの後にコンテンツ属性情報を含む特殊な映像コンテンツ(例えばMP4ファイル等のセキュアビデオコンテンツ)を、ダウンロード途中の再生並びに上記中断及び再開処理をサポートしつつ、ダウンロードする方法について説明する。なお、図11は、本実施形態にかかる特殊な映像コンテンツファイル(MP4ファイル)のダウンロード方法を示すシーケンス図であり、図12A〜Fは、図11の各時点におけるダウンロード途中のコンテンツファイルのデータ構造を示す説明図である。
図11に示すように、まず、コンテンツ配信サーバ30は、携帯型情報処理装置20に、配信可能な映像コンテンツ(例えば、テレビジョン番組等のセキュアビデオコンテンツのMP4ファイル)の一覧であるコンテンツリストを送信する(ステップS100)。携帯型情報処理装置20は、このコンテンツリストを受信して、表示部220に表示する。次いで、ユーザが入力部210を操作して購入希望の映像コンテンツを選択すると、携帯型情報処理装置20は、このユーザ入力により選択された映像コンテンツのダウンロード指示を受け付け(ステップS102)、コンテンツ配信サーバ30に当該映像コンテンツの送信要求を送信する(ステップS104)。
次いで、携帯型情報処理装置20は、リムーバブル記憶媒体7内に、ダウンロード対象の映像コンテンツのファイルを作成して、当該映像コンテンツを確実にダウンロードできるよう、リムーバブル記憶媒体7においてファイルサイズを予約する(ステップS106)。このファイルサイズの予約により、リムーバブル記憶媒体7においてダウンロード対象の映像コンテンツのデータ量に相当する記憶領域が確保される。このファイルサイズ予約により、映像コンテンツをダウンロードしたときに、リムーバブル記憶媒体7の記憶容量が不足して映像コンテンツを記録不能となってしまうことを防止できる。
さらに、携帯型情報処理装置20は、上記リムーバブル記憶媒体7に作成した映像コンテンツファイル300の末尾に再開情報を付加する(ステップS108)。加えて、携帯型情報処理装置20は、上記作成されたコンテンツファイルの先頭のヘッダ内に記述されている正当なデータフォーマット情報を、他のいずれのデータファイルとも一致しない中断識別情報に書き換える(ステップS110)。
図12Aは、上記ステップS106〜S110で作成された映像コンテンツファイルのデータ構造を示す説明図である。図12Aに示すように、映像コンテンツファイル300は、ファイル全体のヘッダ302と、ダウンロード対象の映像コンテンツに相当するデータ量のダミーデータ306と、映像コンテンツのダウンロード再開に必要な再開情報308とを先頭から順に含む。ダミーデータ308は、上記ファイル予約により生成されたゼロデータ等である。再開情報308は、上記図2の再開情報108と同様であるので、詳細説明は省略する。この時点では、再開情報308内のダウンロード済みデータ量情報の値はゼロとなっている。
また、例えば、セキュア映像コンテンツのメディアバインドモデル(ある1つの記憶媒体にのみコンテンツを保存でき、他の記憶媒体にはコピーできないようなコンテンツ配信形態)の場合には、ライセンスのダウンロードより前に、図12Aのような状態のファイルを作成しておく必要がある。これは、映像コンテンツを購入してライセンスが発行されても、リムーバブル記憶媒体7等に映像コンテンツを保存できるだけのデータ量が無ければ、映像コンテンツのダウンロードを完了できないからである。十分な空き容量を有するリムーバブル記憶媒体7において、図12Aのようなファイル状態となれば、携帯型情報処理装置20側での映像コンテンツの受信準備が整ったことになる。
次いで、携帯型情報処理装置20が、コンテンツ配信サーバ30に受信準備完了通知を送信すると(ステップS112)、コンテンツ配信サーバ30は、映像コンテンツのユーザに対して上記映像コンテンツの購入分の課金処理を行い(ステップS114)、この映像コンテンツのライセンスを発行する(ステップS116)。さらに、コンテンツ配信サーバ30は、このライセンスを携帯型情報処理装置20に送信し(ステップS118)、これに応じて、携帯型情報処理装置20は、受信したライセンスをリムーバブル記憶媒体7のライセンス記憶部74に記録する(ステップS120)。このように上記ステップS106でファイルサイズ予約した段階で、ステップS114、S116で課金及びライセンス発行を行うことで、後述のステップS132以降では、ダウンロードが中断したとしても、ライセンスに基づき、受信済みの映像コンテンツデータを再生できるようになる。
次いで、携帯型情報処理装置20は、コンテンツ配信サーバ30とデータ通信して、ダウンロード対象の映像コンテンツに含まれる映像コンテンツボックスと属性情報ボックスのうち、いずれがファイル先頭側にあるかを判定する(ステップS122)。後述の図12Fに示すように、映像コンテンツボックス304は、映像コンテンツデータ304b(例えば映像及び音声データ)と、そのデータ量情報及びコーデック情報等の属性情報を有するヘッダ304aを含むデータボックス(mdat box)であり、属性情報ボックス305は、映像コンテンツの属性情報を有するコンテンツフッタ307を含むデータボックス(moov box)である。属性情報ボックス305に含まれる属性情報は、上記再生用テーブル、コンテンツタイトル、サムネイル画像等であり、映像コンテンツを再生するために必要な情報である。
上記ステップS122での判定の結果、属性情報ボックス305が先頭にある場合は、そのまま引き続き、映像コンテンツの先頭から順にダウンロードを続ければよい。
一方、映像コンテンツボックス304が先頭側にある場合には、携帯型情報処理装置20は、まず、図12Bに示すように、映像コンテンツボックス304の先頭から、映像コンテンツボックス304のデータ量情報が記述されている部分までのデータ(即ち、コンテンツヘッダ304a)をダウンロードして、データ量情報を得る(ステップS124)。次いで、携帯型情報処理装置20は、このデータ量情報に基づいて、次のデータボックスである属性情報ボックス305の開始位置を計算する(ステップS126)。
その後、携帯型情報処理装置20は、図12Cに示すように、映像コンテンツボックス304の未受信部分のダウンロードを抜かして、上記計算した属性情報ボックス305の開始位置に基づいて、末尾側にある属性情報ボックス305以降のコンテンツフッタ307をダウンロードする(ステップS128)。この属性情報ボックス305以降のコンテンツフッタ307のダウンロード途中でダウンロードを中断すると、上記ステップS128からの属性情報ボックス305以降のダウンロードは無効となる。
次いで、携帯型情報処理装置20は、図12Dに示すように、コンテンツフッタ307をダウンロード完了すると、再開情報308に含まれる付加情報であるフラグを更新する(ステップS130)。具体的には、携帯型情報処理装置20は、コンテンツフッタ307のダウンロードが完了したか否かを表すフラグを「0」から「1」に更新することで、ダウンロード途中の映像コンテンツファイル300におけるコンテンツフッタ307のダウンロードが完了したことを識別できるようにする。かかるコンテンツフッタ307のダウンロード完了により、映像コンテンツデータ(AVストリームデータ)自体を除くデータ、つまり、再生用テーブル、コンテンツタイトル、サムネイル画像等のコンテンツ属性情報を参照できる状態になった。このため、これ以後では、携帯型情報処理装置20は、コンテンツタイトル及びサムネイル画像等を表示して、ユーザに当該映像コンテンツを選択させることができるようになるとともに、映像コンテンツデータをダウンロードしながら、その受信済みデータを再生、早送り、巻き戻し等することができるようになる。
次いで、携帯型情報処理装置20は、図12Eに示すように、コンテンツ配信サーバ30から、映像コンテンツボックス304の未受信部分の映像コンテンツデータ304b(映像本編)を先頭からダウンロードする(ステップS132)。このとき、携帯型情報処理装置20の再生部26が上記フラグに対応している場合には、映像コンテンツデータ304bのダウンロード途中に、再生部26は、受信済みの映像コンテンツデータ304bを再生可能である。一方、再生部26が上記フラグに対応していなければ、映像コンテンツファイル300は、上述した図8のコンテンツファイル100Cと同等に扱われ、受信済みのコンテンツフッタ307は無視される。

その後、図12Eに示すように、携帯型情報処理装置20が全ての映像コンテンツデータ304bのダウンロードを完了した場合には、携帯型情報処理装置20は、映像コンテンツファイル300内のヘッダ302に書き込まれている中断識別情報を、再開情報にバックアップされていた正当なデータフォーマット情報に書き戻す(ステップS134)。
さらに、携帯型情報処理装置20は、図12Fに示すように、ダウンロードが完了した映像コンテンツファイル300に付加された再開情報を削除し、ファイルの終わり(End of file)を再開情報の開始位置とする(ステップS136)。
以上のように、上記ダウンロードしたMP4ファイル等の映像コンテンツファイル300は、コンテンツ属性情報が、ファイル先頭側のコンテンツヘッダ304aと末尾のビデオフッタ307とに分かれて記述される特殊なデータフォーマットである。かかる映像コンテンツを再生するためには、全てのコンテンツ属性情報が必要である。このようなファイルの場合、従来のように映像コンテンツファイルの先頭から順番にデータをダウンロードしたのでは、ダウンロードが中断したときに、中断した映像コンテンツを再生できない。そこで、本実施形態では、映像本編である映像コンテンツデータ304bより先に、再生に必要なコンテンツ属性情報を含むコンテンツ304aとコンテンツフッタ307とダウンロードしている。これにより、映像コンテンツデータ304bのダウンロードが中断した場合であっても、受信完了しているコンテンツ属性情報を用いて、受信済みの映像コンテンツデータ304bを再生することができる。
なお、映像コンテンツファイル300のファイルフォーマットは、上記例に限定されず、例えば、コンテンツ属性情報がコンテンツヘッダ304aのみ、或いは、コンテンツヘッダ307のみに記述されていてもよい。コンテンツ属性情報がコンテンツヘッダ304aのみに記述されている場合には、映像コンテンツファイルの先頭から順番にダウンロードしていけば、ダウンロード途中の映像コンテンツや、ダウンロードが中断した映像コンテンツを再生することができる。また、上記ダウンロードの中断後に、コンテンツのダウンロードを再開する際、コンテンツ配信サーバ30側のオリジナルファイルが更新されている場合(コンテンツ配信サーバ30側の変更チェック情報が更新されている場合)には、携帯型情報処理装置20は、当該中断コンテンツの全データをダウンロードし直す。
(応用例)
次に、図13〜図16を参照して、上記第1の実施形態にかかるコンテンツ配信システム1を、グループ管理方式の著作権管理システム2に応用した例について説明する。
まず、本実施形態にかかるグループ管理方式の著作権管理システム2の概要について説明する。グループ管理方式の著作権管理システムは、複数の機器(情報処理装置10または携帯型情報処理装置20等)間におけるコンテンツの利用を管理するように構成されている。即ち、この著作権管理システム2は、インターネット等を通じたコンテンツの大量配布行為等といったコンテンツの違法利用を確実に防止するべく、相異なるユーザが所有する機器間では、コンテンツの利用を制限する。一方で、この著作権管理システム2は、同一のユーザが所有する複数の機器間では、コンテンツをある程度自由に共有して利用できる。
このように本実施形態にかかる著作権管理システムは、著作権管理を行いつつも、私的利用の範囲内ではコンテンツの共有を認め、同一ユーザが所有する複数の機器間でのコンテンツ共有の利便性、自由度を高めることが可能な著作権管理方式を採用したものである。
従来の「チェックイン・チェックアウト方式」に依存した著作権管理システムでは、コンテンツの利用権限を定めた権利情報であるライセンスに基づいて、「コンテンツ単位」でコンテンツのコピー数(チェックイン・チェックアウト回数)を制限することによって、コンテンツの違法利用を制限していた。このようなシステムでは、複数の情報処理装置間でコンテンツをコピー(チェックイン・チェックアウト)する度ごとに著作権管理処理を行わなければならないので、システム構成が複雑で処理が遅くなり、私的使用の範囲内でのコンテンツ利用の自由度が低く利便性に欠けるという欠点があった。また、かかる従来のチェックイン・チェックアウト方式の著作権管理システムでは、ユーザは、常にコンテンツのコピー元やコピー回数を意識してシステムを利用せねばならなかった。また、著作権管理システムの本来の目的である「他人の所有する機器へのコンテンツのコピー防止」は、実現されていなかった。
これに対し、グループ管理方式の著作権管理システム2では、コンテンツ利用の管理単位を、「コンテンツを最初に所有したユーザ単位」とし、各機器におけるコンテンツの利用をユーザ単位で許可/不許可するという著作権管理を行う。より具体的には、グループ管理方式の著作権管理システムでは、各ユーザが所有する複数の機器をグループ管理サーバにユーザ単位でグループ登録し、グループ登録された各機器に対して、ユーザ識別子であるユーザIDを付与する。さらに、各ユーザが購入等により取得したコンテンツに対しても、当該ユーザのユーザIDを付与する。そして、機器に付与されたユーザID、コンテンツに付与されたユーザIDが一致する場合に、その機器でのコンテンツの利用が許可する。これにより、同一のユーザの機器グループに登録された機器間では、当該ユーザのコンテンツを自由にコピーして再生できるようになる。
次に、図13を参照して、上記のようなグループ管理方式の著作権管理システム2におけるグループ登録の概要について説明する。なお、図13は、本実施形態にかかる著作権管理システム2のグループ登録の概要を示す説明図である。
図13に示すように、グループ管理方式の著作権管理システム2では、情報処理装置10や、携帯型情報処理装置20といった各機器は、グループ管理サーバ40にアクセスして、ユーザ認証を行った上でデバイスIDを送信することで、グループ管理サーバ40に機器登録されて、ユーザIDが付与される。また、リムーバブル記憶媒体7の機器登録は、情報処理装置10又は携帯型情報処理装置20を介して同様になされる。このようにしてグループ管理サーバ40から付与されたユーザIDは、各デバイス内にセキュアに保持される。このようにして、グループ管理サーバ40により各デバイスをユーザ単位でグループ登録することができる。図13の例では、ユーザAの所有する情報処理装置10−1と携帯型情報処理装置20−1とリムーバブル記憶媒体7−1とが、ユーザA所有の機器グループにグループ登録され、また、ユーザBの所有する情報処理装置10−2と携帯型情報処理装置20−2とリムーバブル記憶媒体7−2とが、ユーザB所有の機器グループにグループ登録されている。
このようなグループ登録においては、1つのデバイスは、単一のユーザの機器グループにのみグループ登録することができ、異なるユーザの機器グループに同時に登録することはできない。従って、情報処理装置10−1の所有者がユーザAからユーザBに変更された場合には、当該情報処理装置10−1のグループ登録を変更、即ち、ユーザAの機器グループからの登録解除およびユーザBの機器グループへの再登録を行う必要がある。
このように、グループ管理方式の著作権管理システム2では、グループ管理サーバ40に対し、機器を所有するユーザ単位で各機器をグループ登録する。この結果、同一ユーザの機器グループに登録された機器間では、コンテンツを自由にコピーして利用(再生、表示、ダウンロード再開等)することができる。一方、異なるユーザの機器グループに登録された機器間では、コンテンツをコピーすることはできるが、利用することができない。
ここで、図14に基づいて、本実施形態にかかる著作権管理システム2においてコンテンツの利用を管理する手法について説明する。なお、図14は、本実施形態にかかる著作権管理システム2においてコンテンツの利用を管理する手法を示す説明図である。
図14に示すように、ユーザAの所有する情報処理装置10−1、携帯型情報処理装置20−1、及びリムーバブル記憶媒体7−1は、ユーザA所有の機器グループにグループ登録されているので、これらのデバイスには、グループ管理サーバ40からユーザID−Aが付与されている。同様に、ユーザBの所有する情報処理装置10−2、携帯型情報処理装置20−2、及びリムーバブル記憶媒体7−2は、ユーザB所有の機器グループにグループ登録されているので、これらのデバイスには、グループ管理サーバ40からユーザID−Bが付与されている。
この場合、ユーザAが、情報処理装置10−1、携帯型情報処理装置20−1を用いてコンテンツ配信サーバ30からコンテンツC1を購入すると、このコンテンツC1のファイル内には、購入者であるユーザAのユーザID−Aが付与される。かかるコンテンツC1がリムーバブル記憶媒体7−1に記憶されている場合、このコンテンツC1に付与されたユーザID−Aは、リムーバブル記憶媒体7−1に付与されたユーザID−Aと一致する。このため、コンテンツC1はリムーバブル記憶媒体7−1内に記憶されている限りにおいて、任意の機器で再生可能であり、また、このコンテンツC1がダウンロード中断した中断コンテンツであれば、リムーバブル記憶媒体7−1上でダウンロード再開可能である。また、このコンテンツC1が、ユーザA所有の情報処理装置10−1又は携帯型情報処理装置20−1内の記憶媒体(HDD等)にコピーされた場合にも、ユーザID−Aが相互に一致するので、ユーザA所有の情報処理装置10−1又は携帯型情報処理装置20−2は、コンテンツC1を再生及びダウンロード再開等することができる。
しかし、このコンテンツC1が、ユーザB所有の情報処理装置10−2、携帯型情報処理装置20−2内の記憶媒体や、ユーザB所有のリムーバブル記憶媒体7−2にコピーされた場合には、これら機器に付与されたユーザID−Bと、コンテンツC1に付与されたユーザID−Aとが異なるので、ユーザB所有の情報処理装置10−2又は携帯型情報処理装置20−2は、コンテンツC1を再生及びダウンロード再開等することができない。
次に、図15を参照して、本実施形態にかかる著作権管理システム2において、リムーバブル記憶媒体7に記録された中断コンテンツをダウンロード再開する方法について説明する。図15は、本実施形態にかかる著作権管理システム2におけるダウンロード再開方法を示すフローチャートである。なおここでは、携帯型情報処理装置20にリムーバブル記憶媒体7が装着されており、このリムーバブル記憶媒体7内の中断コンテンツをダウンロード再開するケースについて説明する。
図15に示すように、まず、携帯型情報処理装置20の再開処理部24は、ユーザ入力に応じて、リムーバブル記憶媒体7に記憶された中断コンテンツのダウンロード再開指示を受け付ける(ステップS200)。次いで、再開処理部24は、リムーバブル記憶媒体7に付与されたユーザIDを、当該リムーバブル記憶媒体7から読み出すとともに(ステップS202)、上記ダウンロード再開指示を受けた中断コンテンツに付与されたユーザIDを、当該中断コンテンツのファイル内から読み出す(ステップS204)。なお、これらステップS202とS204の処理順序は逆であってもよい。
さらに、再開処理部24は、リムーバブル記憶媒体7に付与されたユーザIDと、中断コンテンツに付与されたユーザIDとを比較し、双方のユーザIDが一致するか否かを判断する(ステップS206)。この判断の結果、双方のユーザIDが一致する場合には、再開処理部24は、当該中断コンテンツのダウンロード再開を許可し(ステップS208)、中断コンテンツのファイル内から読み出したアドレス情報に基づいて、コンテンツ配信サーバ30に中断コンテンツの送信要求を送信する(ステップS210)。この結果、当該中断コンテンツのダウンロードが再開されて、携帯型情報処理装置20は、コンテンツ配信サーバ30から中断コンテンツの未受信データまたは全データを受信して、リムーバブル記憶媒体7に記録する(ステップS212)。
一方、上記ステップS206での判断の結果、双方のユーザIDが一致しない場合には、再開処理部24は、当該中断コンテンツのダウンロード再開を禁止し(ステップS214)、中断コンテンツのダウンロードを再開できない旨をエラー表示する(ステップS216)。
以上のようにして、ユーザIDの一致/不一致に基づき、中断コンテンツのダウンロード再開を許可/禁止することにより、リムーバブル記憶媒体7と中断コンテンツの所有者が一致する場合にのみ、コンテンツのダウンロード再開を許可することができる。このため、上記グループ登録されていないリムーバブル記憶媒体7上でのコンテンツのダウンロード再開や、中断コンテンツを不正入手した者によるダウンロード再開を防止できる。
ここで、図16を参照して、本実施形態にかかる著作権管理システム2において、上記図15のステップS216のようにコンテンツの利用を許可しない場合のエラー表示の具体例について説明する。図16は、本実施形態にかかる著作権管理システム2において、リムーバブル記憶媒体7に記憶されたコンテンツの利用を許可しない場合のエラー表示の具体例を示す説明図である。
図16に示すように、ユーザB所有のリムーバブル記憶媒体7−2に、ユーザA所有のコンテンツC2が記憶されている例を想定する。リムーバブル記憶媒体7−2には、ユーザBのユーザID−Bがセキュアに格納されている。一方、コンテンツC2のファイルには、ユーザAのユーザID−Aがセキュアに格納されているとともに、このユーザID−Aに関連付けて、ユーザAの名前情報であるテキストデータ“ユーザA”が付加されている。このようなユーザの名前情報は、例えば、コンテンツ配信サーバ30によるコンテンツの配信時等に、コンテンツファイル内にユーザIDとともに付加される。ユーザIDは、ユーザにとっては解釈不能なバイナリ値であるが、ユーザの名前情報は、ユーザにとっても容易に認識可能なテキストデータである。このユーザの名前情報は、例えば、機器のグループ登録時やコンテンツ購入時に、ユーザの所望する任意のテキストデータに設定・変更することも可能である。
かかる状況において、携帯型情報処理装置20において、リムーバブル記憶媒体7−2内のコンテンツC2を利用(例えば、再生、ダウンロード再開)しようとした場合、コンテンツC2に付与されたユーザID−Aと、リムーバブル記憶媒体7−2に付与されたユーザID−Aとが一致しないので、当該利用は禁止される。このとき、携帯型情報処理装置20は、コンテンツC2に付加されたユーザAの名前情報を読み出して、表示画面上に、例えば「“ユーザA”は登録されていません」というエラー表示を表示する。このように、ユーザの名前情報を含むエラー表示をすることで、ユーザは、コンテンツの利用が禁止された理由を容易に把握できる。
以上、本発明の第1の実施形態にかかるコンテンツ配信システム1における各装置と、これを用いたダウンロード中断及び再開方法について詳細に説明した。
従来のダウンロード中断・再開手法では、ダウンロードを行ったウェブブラウザアプリケーションやダウンロードアプリケーションが、他のアプリケーションが参照できない独自の作業用ディレクトリとデータベースを用いて、ダウンロード途中のコンテンツファイルの状態やダウンロード元の情報等を管理していた。このため、当該ダウンロードを行ったアプリケーションだけが、これらの独自管理する情報を起点として、中断コンテンツのダウンロードを再開する仕組みであった。
これに対し、本実施形態にかかるダウンロード中断・再開手法は、上記従来のダウンロード中断・再開手法と対照的である。つまり、上記実施形態にかかるダウンロードの中断及び再開手法は、ダウンロード中断後にダウンロード再開する場合に、ダウンロードが中断したコンテンツファイルを起点として、当該コンテンツファイルを利用するアプリケーションや機器によって、ダウンロードを再開するものである。この手法では、複数の機器やアプリケーション間で共通のフォーマットでデータ管理するので、ダウンロードを行ったアプリケーション以外のアプリケーションや、ダウンロードを行った機器以外の機器でも、ダウンロード再開に必要な再開情報や中断コンテンツファイルを取り扱うことができる。このため、複数の機器又はアプリケーションによりコンテンツファイルをリムーバブル記憶媒体7にダウンロードするに際し、そのダウンロードの中断と再開処理の互換性を高めることができる。
このような特徴を有する本実施形態にかかるダウンロードの中断・再開手法は、ダウンロードしたコンテンツファイルをリムーバブル記憶媒体7に記録する場合に特に効果的である。例えば、いずれの機器またはアプリケーションにおいても、リムーバブル記憶媒体7に記憶された中断コンテンツファイルを、中断コンテンツファイルであると認識できる。このため、複数の機器で重複して同一コンテンツをダウンロードしてしまうことがなくなる。また、ある機器のウェブブラウザアプリケーションがコンテンツファイルをダウンロードしてリムーバブル記憶媒体7に書き込む場合、このダウンロード途中でリムーバブル記憶媒体7を抜いて別の機器に装着しても、当該別の機器で当該コンテンツファイル内の再開情報等に基づき、ダウンロードを再開することができる。また、ある機器のあるアプリケーションでダウンロードが中断したコンテンツファイルを、他のアプリケーションや他の機器によって、再生、表示等することができる。
また、本実施形態にかかるダウンロードの中断・再開手法では、リムーバブル記憶媒体7に記憶されたダウンロード途中の中断コンテンツファイルを、ダウンロード完了前の時点で、利用することもできる。例えば、ダウンロードが中断した文書コンテンツや画像コンテンツの一部を表示することができ、また、ダウンロードら中断した音楽コンテンツや映像コンテンツを途中まで再生することができる。
また、ウェブブラウザアプリケーションが、本実施形態にかかる手法に基づいて音楽/映像コンテンツファイルをダウンロードしている場合、このダウンロード途中で別のアプリケーションがコンテンツファイルの前半を読みとることができる。このため、途中までダウンロードされたコンテンツファイルが音楽・映像再生に十分な量のデータを有していれば、ダウンロード最中のコンテンツを再生、表示、音声出力等することができる。
また、ダウンロードが中断したときの中断コンテンツファイルの作成と、この中断コンテンツファイルのダウンロード再開とを、相異なるアプリケーションで行うこともできる。例えば、ウェブブラウザアプリケーションが途中までダウンロードしたコンテンツファイルを、音楽・ビデオ再生アプリケーションが引き続きダウンロードすることも可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の第1の実施形態にかかるコンテンツ配信システムの構成を示す説明図である。 同実施形態にかかる中断コンテンツファイルのデータ構造を示す説明図である。 同実施形態にかかる携帯型情報処理装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる携帯型情報処理装置とコンテンツ配信サーバの機能構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかるダウンロード中断方法の一例を示すフローチャートである。 同実施形態にかかるコンテンツファイルのデータ構造を示す説明図である。 同実施形態にかかるコンテンツファイルのデータ構造を示す説明図である。 同実施形態にかかるダウンロード中断方法の別の例を示すフローチャートである。 同実施形態にかかるコンテンツファイルのデータ構造を示す説明図である。 同実施形態にかかるダウンロード再開方法を示すフローチャートである。 同実施形態にかかるコンテンツ選択時における表示画面の例を示す説明図である。 同実施形態にかかる特殊な映像コンテンツファイルのダウンロード方法を示すシーケンス図である。 同実施形態にかかる映像コンテンツファイルのデータ構造を示す説明図である。 同実施形態にかかる映像コンテンツファイルのデータ構造を示す説明図である。 同実施形態にかかる映像コンテンツファイルのデータ構造を示す説明図である。 同実施形態にかかる映像コンテンツファイルのデータ構造を示す説明図である。 同実施形態にかかる映像コンテンツファイルのデータ構造を示す説明図である。 同実施形態にかかる映像コンテンツファイルのデータ構造を示す説明図である。 同実施形態にかかる著作権管理システムのグループ登録の概要を示す説明図である。 同実施形態にかかる著作権管理システムにおいてコンテンツの利用を管理する手法を示す説明図である。 同実施形態にかかる著作権管理システムにおけるダウンロード再開方法を示すフローチャートである。 同実施形態にかかる著作権管理システムにおいてコンテンツの利用を許可しない場合のエラー表示の具体例を示す説明図である。
符号の説明
1 コンテンツ配信システム
2 著作権管理システム
5 ネットワーク
7 リムーバブル記憶媒体
9 アクセスポイント
10 情報処理装置
20 携帯型情報処理装置
21 配信サービス利用部
22 ダウンロード部
23 中断処理部
24 再開処理部
25 ライセンス管理部
26 計時部
27 再生部
30 コンテンツ配信サーバ
31 ユーザ登録認証部
33 コンテンツ配信部
35 ライセンス発行部
37 課金処理部
39 コンテンツ記憶部
72 コンテンツ記憶部
74 ライセンス記憶部
100 中断コンテンツファイル
102 ヘッダ
104 コンテンツデータ
106 ダミーデータ
108 再開情報
200 制御部
202 CPU
204 ROM
206 RAM
210 入力部
220 表示部
230 音声出力部
240 通信部
250 読出・書込部
260 装着部
270 デコーダ
300 コンテンツファイル
302 ヘッダ
304 映像コンテンツボックス
304a コンテンツヘッダ
304b 映像コンテンツデータ
305 属性情報ボックス
306 ダミーデータ
307 コンテンツフッタ
308 再開情報

Claims (33)

  1. コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置であって:
    前記情報処理装置に着脱可能な記憶媒体が装着される装着部と;
    前記コンテンツ配信サーバからダウンロード対象のコンテンツを受信するとともに、前記受信したコンテンツを前記記憶媒体に記録するダウンロード部と;
    前記ダウンロード部による前記コンテンツ配信サーバからの前記コンテンツの受信が中断した場合に、当該中断コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報を前記記憶媒体に記録する中断処理部と;
    前記中断コンテンツの受信を再開する場合に、前記記憶媒体から前記再開情報を読み出し、前記読み出した再開情報に基づいて前記中断コンテンツの送信要求を前記コンテンツ配信サーバに送信する再開処理部と;
    を備え、
    前記ダウンロード部は、前記中断コンテンツの送信要求に応じて前記コンテンツ配信サーバから送信された前記中断コンテンツを受信するとともに、前記受信した中断コンテンツを前記記憶媒体に記録することを特徴とする、情報処理装置。
  2. コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置であって:
    前記情報処理装置に着脱可能な記憶媒体が装着される装着部と;
    前記コンテンツ配信サーバからダウンロード対象のコンテンツを受信するとともに、前記受信したコンテンツを前記記憶媒体に記録するダウンロード部と;
    前記コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報を、前記記憶媒体に記録する中断処理部と;
    を備えることを特徴とする、情報処理装置。
  3. 前記中断処理部は、前記記憶媒体に記憶された前記コンテンツのファイル内に、前記再開情報を付加することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記再開情報は、前記コンテンツのダウンロード元のアドレス情報を含むことを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記中断処理部は、前記ダウンロード部による前記コンテンツの受信が完了していないことを表す中断識別情報を、前記記憶媒体に記録することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記中断処理部は、
    前記記憶媒体に記憶された前記コンテンツのファイル内のデータフォーマット情報を、前記中断識別情報に書き換え、
    前記書き換え前のデータフォーマット情報のバックアップ情報を、前記再開情報として前記記憶媒体に記録することを特徴とする、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記再開情報は、前記コンテンツの受信済みのデータ量情報を含むことを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。
  8. 前記再開情報は、前記コンテンツ配信サーバから受信した前記コンテンツに対応する変更チェック情報を含むことを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。
  9. 前記中断処理部は、前記ダウンロード部による前記コンテンツ配信サーバからの前記コンテンツの受信が中断した場合に、当該中断コンテンツに対応する前記再開情報を前記記憶媒体に記録することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。
  10. 前記中断処理部は、前記ダウンロード部による前記コンテンツ配信サーバからの前記コンテンツの受信中に、前記コンテンツを所定のデータ量だけ受信する度に、前記記憶媒体に記録された、当該受信中のコンテンツに対応する前記再開情報を更新することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。
  11. 前記ダウンロード部は、前記コンテンツ配信サーバから、前記コンテンツの利用に必要なコンテンツ属性情報を受信して前記記憶媒体に記録した後に、前記コンテンツを受信して前記記憶媒体に記録することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。
  12. 前記記憶媒体に記憶された前記コンテンツを再生する再生部をさらに備え、
    前記ダウンロード部による前記コンテンツ配信サーバからの前記コンテンツの受信が中断した場合に、前記再生部は、当該中断コンテンツに対応する前記コンテンツ属性情報を用いて、当該中断コンテンツの受信済みデータを再生することを特徴とする、請求項11に記載の情報処理装置。
  13. コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置であって:
    前記情報処理装置に着脱可能な記憶媒体が装着される装着部と;
    前記コンテンツ配信サーバからの受信が中断した中断コンテンツと、当該中断コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報とが記憶された前記記憶媒体から、前記再開情報を読み出し、前記読み出した再開情報に基づいて前記中断コンテンツの送信要求を前記コンテンツ配信サーバに送信する再開処理部と;
    前記中断コンテンツの送信要求に応じて前記コンテンツ配信サーバから送信された前記中断コンテンツを受信するとともに、前記受信した中断コンテンツを前記記憶媒体に記録するダウンロード部と;
    を備えることを特徴とする、情報処理装置。
  14. 前記再開情報は、前記記憶媒体に記憶された前記中断コンテンツのファイル内に付加されることを特徴とする、請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記再開情報は、前記コンテンツのダウンロード元のアドレス情報を含み、
    前記ダウンロード部は、前記アドレス情報に基づいて、前記コンテンツ配信サーバに記憶された前記中断コンテンツにアクセスすることを特徴とする、請求項13に記載の情報処理装置。
  16. 前記再開処理部は、前記記憶媒体に記憶されたコンテンツに対応する中断識別情報が前記記憶媒体に記憶されているか否かに基づいて、当該コンテンツが前記中断コンテンツであるか否かを判断することを特徴とする、請求項13に記載の情報処理装置。
  17. 前記再開処理部は、前記記憶媒体に記憶されたコンテンツの選択指示を受けると、当該コンテンツのファイル内のデータフォーマット情報を読み出し、当該データフォーマット情報が前記中断識別情報である場合に、当該コンテンツの送信要求を前記コンテンツ配信サーバに送信することを特徴とする、請求項16に記載の情報処理装置。
  18. 前記再開処理部は、前記ダウンロード部による前記中断コンテンツの受信が完了した場合に、前記中断コンテンツのファイル内の前記中断識別情報を、前記中断コンテンツに予め付与されていたデータフォーマット情報に書き換えることを特徴とする、請求項17に記載の情報処理装置。
  19. 前記再開情報は、前記データフォーマット情報のバックアップ情報を含み、
    前記再開処理部は、前記バックアップ情報に基づいて、前記中断識別情報を前記データフォーマット情報に書き戻すことを特徴とする、請求項18に記載の情報処理装置。
  20. 前記再開情報は、前記中断コンテンツの受信済みのデータ量情報を含み、
    前記再開処理部は、前記中断コンテンツの受信を再開する場合に、前記記憶媒体から前記受信済みのデータ量情報を読み出し、当該データ量情報、又は当該データ量情報に基づいて生成した未受信データ範囲情報を、前記コンテンツ配信サーバに送信し、
    前記ダウンロード部は、前記コンテンツ配信サーバから、前記中断コンテンツの未受信データを受信することを特徴とする、請求項13に記載の情報処理装置。
  21. 前記再開情報は、前記中断時より前に前記コンテンツ配信サーバから受信した前記中断コンテンツに対応する変更チェック情報を含み、
    前記再開処理部は、前記中断コンテンツの受信を再開する場合に、前記記憶媒体から前記変更チェック情報を読み出して前記コンテンツ配信サーバに送信し、
    前記コンテンツ配信サーバにおいて前記変更チェック情報と前記中断コンテンツに対応する最新の変更チェック情報とを比較した比較結果に応じて、前記ダウンロード部は、前記コンテンツ配信サーバから前記中断コンテンツの全データ又は未受信データを受信するよことを特徴とする、請求項13に記載の情報処理装置。
  22. 前記再開情報は、前記中断時より前に前記コンテンツ配信サーバから受信した前記中断コンテンツに対応する変更チェック情報を含み、
    前記再開処理部は、前記中断コンテンツの受信を再開する場合に、前記記憶媒体から前記変更チェック情報を読み出すとともに、前記コンテンツ配信サーバから前記中断コンテンツに対応する最新の変更チェック情報を受信し、前記読み出した変更チェック情報と、前記最新の変更チェック情報とを比較した比較結果に応じて、前記中断コンテンツの全データ又は未受信データの送信要求を前記コンテンツ配信サーバに送信することを特徴とする、請求項13に記載の情報処理装置。
  23. 前記再開処理部は、前記ダウンロード部による前記中断コンテンツの受信が完了した場合に、前記記憶媒体に記憶された前記再開情報を削除することを特徴とする、請求項13に記載の情報処理装置。
  24. 現在時刻を計時する計時部をさらに備え、
    前記再開処理部は、前記記憶媒体に記憶された前記中断コンテンツに対応する有効期限情報を読み出し、前記計時部により計時された現在時刻と前記有効期限情報とを比較し、前記現在時刻が有効期限内である場合に、前記コンテンツ配信サーバに前記中断コンテンツの送信要求を送信することを特徴とする、請求項13に記載の情報処理装置。
  25. 前記再開処理部は、前記記憶媒体に付与されたユーザ識別子と、前記中断コンテンツに付与されたユーザ識別子とが一致するか否かを判定し、前記双方のユーザ識別子が一致する場合に、前記コンテンツ配信サーバに前記中断コンテンツの送信要求を送信することを特徴とすることを特徴とする、請求項13に記載の情報処理装置。
  26. 前記記憶媒体に記憶された前記コンテンツを再生する再生部をさらに備え、
    前記記憶媒体には、前記中断コンテンツの利用に必要なコンテンツ属性情報が記憶されており、
    前記再生部は、前記コンテンツ属性情報を用いて、前記中断コンテンツの受信済みデータを再生することを特徴とする、請求項13に記載の情報処理装置。
  27. 前記記憶媒体に記憶された前記コンテンツを再生する再生部をさらに備え、
    前記記憶媒体には、前記中断コンテンツの利用に必要なコンテンツ属性情報が記憶されており、
    前記ダウンロード部により前記コンテンツ配信サーバから前記中断コンテンツの未受信データを受信しながら、前記再生部により前記コンテンツ属性情報を用いて前記中断コンテンツの受信済みデータを再生することを特徴とする、請求項13に記載の情報処理装置。
  28. コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置におけるダウンロード方法であって:
    前記コンテンツ配信サーバからダウンロード対象のコンテンツを受信しながら、前記受信したコンテンツを、前記情報処理装置に着脱可能に装着された記憶媒体に記録するステップと;
    前記コンテンツ配信サーバからの前記コンテンツの受信が中断した場合に、当該中断コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報を前記記憶媒体に記録するステップと;
    前記記憶媒体に記憶された前記中断コンテンツの受信を再開する場合に、前記記憶媒体から前記再開情報を読み出すステップと;
    前記読み出した再開情報に基づいて前記中断コンテンツの送信要求を前記コンテンツ配信サーバに送信するステップと;
    前記中断コンテンツの送信要求に応じて前記コンテンツ配信サーバから送信された前記中断コンテンツを受信するとともに、前記受信した中断コンテンツを前記記憶媒体に記録するステップと;
    を含むことを特徴とする、ダウンロード方法。
  29. コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置におけるダウンロード中断方法であって:
    前記コンテンツ配信サーバからダウンロード対象のコンテンツを受信しながら、前記受信したコンテンツを、前記情報処理装置に着脱可能に装着された記憶媒体に記録するステップと;
    前記コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報を前記記憶媒体に記録するステップと;
    を含むことを特徴とする、ダウンロード中断方法。
  30. コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置におけるダウンロード再開方法であって:
    前記コンテンツ配信サーバからの受信が中断した中断コンテンツと、当該中断コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報とが記憶された、前記情報処理装置に着脱可能な前記記憶媒体から、前記再開情報を読み出すステップと;
    前記読み出した再開情報に基づいて前記中断コンテンツの送信要求を前記コンテンツ配信サーバに送信するステップと;
    前記中断コンテンツの送信要求に応じて前記コンテンツ配信サーバから送信された前記中断コンテンツを受信するとともに、前記受信した中断コンテンツを前記記憶媒体に記録するステップと;
    を含むことを特徴とする、ダウンロード再開方法。
  31. コンピュータを、コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置として機能させるプログラムであって:
    前記コンテンツ配信サーバからダウンロード対象のコンテンツを受信しながら、前記受信したコンテンツを、前記情報処理装置に着脱可能に装着された記憶媒体に記録するステップと;
    前記コンテンツ配信サーバからの前記コンテンツの受信が中断した場合に、当該中断コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報を前記記憶媒体に記録するステップと;
    前記記憶媒体に記憶された前記中断コンテンツの受信を再開する場合に、前記記憶媒体から前記再開情報を読み出すステップと;
    前記読み出した再開情報に基づいて前記中断コンテンツの送信要求を前記コンテンツ配信サーバに送信するステップと;
    前記中断コンテンツの送信要求に応じて前記コンテンツ配信サーバから送信された前記中断コンテンツを受信するとともに、前記受信した中断コンテンツを前記記憶媒体に記録するステップと;
    をコンピュータに実行させることを特徴とする、プログラム。
  32. コンピュータを、コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置として機能させるプログラムであって:
    前記コンテンツ配信サーバからダウンロード対象のコンテンツを受信しながら、前記受信したコンテンツを、前記情報処理装置に着脱可能に装着された記憶媒体に記録するステップと;
    前記コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報を前記記憶媒体に記録するステップと;
    をコンピュータに実行させることを特徴とする、プログラム。
  33. コンピュータを、コンテンツ配信サーバからネットワークを介してコンテンツをダウンロード可能な情報処理装置として機能させるプログラムであって:
    前記コンテンツ配信サーバからの受信が中断した中断コンテンツと、当該中断コンテンツのダウンロードを再開するために必要な再開情報とが記憶された、前記情報処理装置に着脱可能な前記記憶媒体から、前記再開情報を読み出すステップと;
    前記読み出した再開情報に基づいて前記中断コンテンツの送信要求を前記コンテンツ配信サーバに送信するステップと;
    前記中断コンテンツの送信要求に応じて前記コンテンツ配信サーバから送信された前記中断コンテンツを受信するとともに、前記受信した中断コンテンツを前記記憶媒体に記録するステップと;
    をコンピュータに実行させることを特徴とする、プログラム。
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