JP2008069600A - 敷石の設置構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】敷石1が矩形板状の敷石本体2と、この敷石本体2の2つの側面2aの幅方向中央部からそれぞれ突出するようにして設けられた凸部3と、残りの2つの側面2bの幅方向中央部にそれぞれ設けられた凹部4とを備え、一方の敷石1の凸部3の先端部が他方の敷石1の凹部4に、隣り合う敷石本体2,2間に目地6となる間隔Sをもって嵌合している。したがって、この目地6において凸部3の両側は上下に貫通した空間となり、また、凸部3の上面3cに流れてきた雨水は、この上面3cを横方向に流れて、前記上下に貫通した空間に流入する。したがって、この目地6の空間を通して敷石本体2上の雨水を下方に容易に排水できる。
【選択図】図3
Description
そして、このような敷石を設置面に縦横に設置する場合、隣り合う敷石どうしは、一方の敷石の支持部を他方の敷石の係合部に係合することによって設置される。
前記敷石1は矩形板状の敷石本体2と、この敷石本体2の4つの側面のうちの、2つの側面2aの幅方向中央部からそれぞれ突出するようにして設けられ、上面3aが前記敷石本体2の上面2cより低い凸部3と、残りの2つの側面2bの幅方向中央部にそれぞれ設けられた凹部4とを備えており、
隣り合う敷石1,1のうち、一方の敷石1の凸部3の先端部が他方の敷石1の凹部4に、隣り合う敷石本体2,2間に目地6となる間隔Sをもって嵌合していることを特徴とする。
前記凸部13は前記敷石本体2と別体であり、
前記敷石本体2の下面2dには、係合凹部14が前記凸部3が設けられる側面2aに開口するようにして形成されており、この係合凹部14に前記凸部3の基端部が係合されることによって、該凸部3が敷石本体2の2つの側面2aの中央部からそれぞれ突出するようにして設けられていることを特徴とする。
前記凸部3は平面視において外縁が円弧状に形成されていることを特徴とする。
また、凸部3の外縁が円弧状であり、角部を有していないので、敷石1の取り扱いの際に凸部3の損傷を防止できる。
前記凸部13は平面視において矩形状に形成されていることを特徴とする。
前記目地6には透水性を有する目地材7が充填されていることを特徴とする。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の敷石の設置構造に使用される敷石の斜視図、図2は敷石を設置した状態を示す平面図、図3は敷石を設置した状態を示す要部の拡大平面図、図4は図3におけるA−A線断面図である。
図1に示すように、敷石1は矩形板状の敷石本体2と、この敷石本体2に設けられた凸部3と凹部4とを備えている。
敷石本体2は御影石等の自然石で形成されたものであり、例えば平面視において縦横の長さが400mm程度、厚さが60mm程度とされている。
また、凸部3の上面3aは敷石本体2の上面2cより低く形成されている。この上面2cの下面2dからの高さは敷石本体2の厚さの約半分の高さとなっている。また、凸部3の下面3bは敷石本体2の下面2cと面一となっている。なお、凸部3cは敷石本体2と一体的に形成してもよいし、別体としてもよい。凸部3cを別体とする場合は、該凸部3cを接着剤等によって、敷石本体2の側面2に接着すればよい。
この状態において、一つの敷石1の周囲には、縦横において4つの敷石1が配置されているが、ある一つの敷石1の凸部3の先端部が隣の敷石1の凹部4に嵌合しており、前記ある一つの敷石の凹部4には、隣の敷石1の凸部3が嵌合しているので、敷石1は縦横の4方向から拘束される。したがって、敷石1,1間に目地6があっても、敷石1がずれることがない。
また、目地6には透水性を有する目地材7が敷石1の上面とほぼ面一になるようにして充填されている。この目地材7は砂利であるが、芝生、苔、低草木等の地被植物で構成してもよい。
また、設置面5がバルコニーの床等である場合は、敷石1とバルコニー床との間にスペーサ等を介在させて、敷石1の下面と、バルコニー床との間に隙間を設け、目地6を下方に流れてきた雨水は前記隙間を流れ、バルコニー床に形成された排水溝等に排水される。
また、凸部3の外縁が平面視において円弧状であるので、凸部3は先端に向かうほど幅狭となって、目地6の排水面積が大きくなる。したがって、敷石本体2上の雨水を下方に効率的に排出できる。
また、凸部3の外縁が円弧状であり、角部を有していないので、敷石1の取り扱いの際に凸部3の損傷を防止できる。
さらに、隣り合う敷石本体2,2間の目地6に目地材7が充填されているので、この目地材7によって凸部3が覆われて上から見えることがなく、外観上好ましいものとなる。 また、目地材7は透水性を有しているので、目地6に目地材7を充填しても透水性が損なわれることはない。
図5および図6は本発明の第2の実施の形態を示すもので、図5は敷石を設置した状態を示す要部の断面図、図6は同底面図である。
この第2の実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる点は、凸部を敷石本体2と別体に構成した点である。なお、第1の実施の形態と共通部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施の形態では、凸部13は敷石本体2と別体に形成されたものであり、例えば、樹脂、木材、金属等によって形成されている。凸部13は平面視において矩形状に形成されており、その基端部には、上方に突出する突出部13aが形成されており、先端部にも上方に突出する突出部13bが形成されている。これら突出部13a,13bは同形状のものである。
係合凹部14の幅は、凸部13の幅と等しく形成され、突出凹部14aの深さは突出部13aの突出量と等しくなっている。したがって、係合凹部14に凸部13の基端部を係合させることによって、この基端部が係合凹部14に嵌り込むとともに、突出凹部14aに突出部13aが嵌り込むようになっている。
なお、凹部15aは前記係合凹部14と同形状であり、突出凹部15aは前記突出凹部14aと同形状である。したがって、敷石本体2の下面2dには、側面2a,2aに開口する係合凹部14,14と、側面2b,2bに開口する凹部15,15の合計4つの同形状の凹部が形成されている。
また、凸部13が平面視において矩形状であるので、外縁が円弧状の凸部でかつ基端部の幅が矩形状のものと同じものと比べて、凹部15との嵌合面積が大きくなり、よって嵌合強度を高めることができる。
2 敷石本体
2a,2b 側面
3,13 凸部
4,15 凹部
5 設置面
6 目地
7 目地材
14 係合凹部
Claims (5)
- 敷石を設置面上に縦横に設置してなる敷石の設置構造であって、
前記敷石は矩形板状の敷石本体と、この敷石本体の4つの側面のうちの、2つの側面の幅方向中央部からそれぞれ突出するようにして設けられ、上面が前記敷石本体の上面より低い凸部と、残りの2つの側面の幅方向中央部にそれぞれ設けられた凹部とを備えており、
隣り合う敷石のうち、一方の敷石の凸部の先端部が他方の敷石の凹部に、隣り合う敷石本体間に目地となる間隔をもって嵌合していることを特徴とする敷石の設置構造。 - 請求項1に記載の敷石の設置構造において、
前記凸部は前記敷石本体と別体であり、
前記敷石本体の下面には、係合凹部が前記凸部が設けられる側面に開口するようにして形成されており、この係合凹部に前記凸部の基端部が係合されることによって、該凸部が敷石本体の2つの側面の中央部からそれぞれ突出するようにして設けられていることを特徴とする敷石の設置構造。 - 請求項1または2に記載の敷石の設置構造において、
前記凸部は平面視において外縁が円弧状に形成されていることを特徴とする敷石の設置構造。 - 請求項1または2に記載の敷石の設置構造において、
前記凸部は平面視において矩形状に形成されていることを特徴とする敷石の設置構造。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の敷石の設置構造において、
前記目地には透水性を有する目地材が充填されていることを特徴とする敷石の設置構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006251165A JP2008069600A (ja) | 2006-09-15 | 2006-09-15 | 敷石の設置構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006251165A JP2008069600A (ja) | 2006-09-15 | 2006-09-15 | 敷石の設置構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008069600A true JP2008069600A (ja) | 2008-03-27 |
Family
ID=39291424
Family Applications (1)
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JP2006251165A Pending JP2008069600A (ja) | 2006-09-15 | 2006-09-15 | 敷石の設置構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008069600A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7333131B1 (ja) * | 2023-05-22 | 2023-08-24 | 合資会社沖縄関ケ原石材 | 石材墓 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4874422A (ja) * | 1972-01-12 | 1973-10-06 | ||
DE3722683A1 (de) * | 1987-07-09 | 1989-01-26 | Kraemer Franz Gerd | Formstein aus beton oder aehnlichem material zum belegen von bodenflaechen |
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JPH041203A (ja) * | 1990-04-19 | 1992-01-06 | Canon Inc | 光重合性樹脂組成物 |
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-
2006
- 2006-09-15 JP JP2006251165A patent/JP2008069600A/ja active Pending
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