JP2002294611A - 高架道路の排水構造 - Google Patents

高架道路の排水構造

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JP2002294611A
JP2002294611A JP2001100833A JP2001100833A JP2002294611A JP 2002294611 A JP2002294611 A JP 2002294611A JP 2001100833 A JP2001100833 A JP 2001100833A JP 2001100833 A JP2001100833 A JP 2001100833A JP 2002294611 A JP2002294611 A JP 2002294611A
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JP
Japan
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water
groove
waterproof layer
layer
floor slab
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JP2001100833A
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English (en)
Inventor
Tokihiko Ichikawa
時彦 市川
Osamu Hiraiwa
修 平岩
Sakurako Amano
櫻子 天野
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OKUNO KOGYO KK
Original Assignee
OKUNO KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高架道路において大量の水を排出可能とす
る。 【解決手段】 支持脚12によって支持された高架道路
10の排水構造であって、 床版20と、床版20の上
に設けられた防水層25と、防水層25の上に配設さ
れ、路面31を形成する透水性アスファルト層30と、
防水層25及び床版20を鉛直方向成分を有する方向に
貫通して設けられ、透水性アスファルト層30に浸透し
た水を排出する排水管61,62とを有する。床版20
の上面に溝部51,52,53が形成され、排水管6
1,62の上端部が溝部51,52,53に接続されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高架道路(橋梁の
道路を含む)の排水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高架道路の排水構造として、特開
平2−183001号公報に記載されているものがあ
る。その構造では、床版の上に防水層が配設され、防水
層の上に舗装体(透水性)が配設されている。床版,防
水層,舗装体は、道路の幅方向において中央部から各端
部に向かって下方に向かうように傾斜しており、道路の
端部には排水案内路が設けられている。
【0003】そして、路面(舗装体の上面)から舗装体
に浸透した水は、舗装体と防水層との間(正確には、防
水層の上面であって、舗装体のうちの下部)において、
道路の幅方向に中央部から各端部に向かって流れて排水
案内路に到達し、排水案内路によって排水桝に導かれ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、透水性の舗
装体(透水性アスファルト)は、水を浸透させるため、
路面(舗装体の上面)に水がたまらず、自動車の走行
上、大きな効果がある。
【0005】しかしながら、上記従来の排水構造では、
舗装体に浸透した水は、舗装体と防水層との間を道路の
幅方向に流れるのみのため、その排水量に限界があり、
大量の水が排出されることができない。このため、溢れ
た水は舗装体の上を流れることとなり、透水性の舗装体
の効果をさらに十分に得る上で、改良の余地がある。
【0006】そこで、本発明は、高架道路において、大
量の水を排出させることができる排水構造を提供するこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、支持脚によって支持され
た高架道路の排水構造であって、床版と、前記床版の上
に設けられた防水層と、前記防水層の上に配設され、路
面を形成する透水性舗装層と、前記防水層及び前記床版
を鉛直方向成分を有する方向に貫通して設けられ、前記
透水性舗装層に浸透した水を排出する排水管とを有する
高架道路の排水構造である。
【0008】ここで、「透水性舗装層に浸透した水」と
は、透水性舗装層に浸透して透水性舗装層内にある水の
場合と、透水性舗装層に浸透して透水性舗装層を通過し
た水の場合の両方を含む意味である。
【0009】この発明の高架道路の排水構造では、路面
上の水は、透水性舗装層内に浸透する。その透水性舗装
層に浸透した水は、排水管によって排出される。なお、
防水層によって、透水性舗装層に浸透した水が床版内に
浸透することが防止される。以上のように、この発明の
高架道路の排水構造では、透水性舗装層に浸透した水が
排水管によって排出されるため、大量の水が排出可能で
あり、大雨等の場合であっても、路面に水がたまること
が防止され、透水性舗装層の効果が十分に得られる。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明の高架道路の排水構造であって、前記床版の上面に溝
部が形成され、前記排水管の上端部が前記溝部に接続さ
れている、高架道路の排水構造である。
【0011】この発明の高架道路の排水構造では、請求
項1に係る発明の作用効果に加えて、次の作用効果が得
られる。すなわち、透水性舗装層に浸透した水は、床版
の上面に形成された溝内を流れて、排水管に流入する。
このため、透水性舗装層に浸透した水が、より円滑に排
出される。
【0012】請求項2に係る発明の改良発明として、次
のものが考えられる。「請求項2に記載の高架道路の排
水構造であって、前記排水管の上端部が前記溝部内に配
設され、前記排水管の上端部が、前記床版のうちの前記
溝部以外の部分の上面よりも下側に位置している、高架
道路の排水構造。」
【0013】そして、この発明では、排水管の上端部が
床版のうちの溝部以外の部分の上面よりも下側に位置し
ているため、補修等のために透水性舗装層を除去する際
にも、その排水管が邪魔とはならず、補修等が容易に行
われ得る。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項2に係る発
明の高架道路の排水構造であって、前記床版の上面がほ
ぼ平面状であり、前記防水層は、ほぼ平面状の前記床版
の上面にほぼ平面状に設けられ、ほぼ平面状の前記防水
層の上のうちの前記溝部に対応する部分以外の部分に中
間層が形成されることによって、前記溝部が形成されて
いる、高架道路の排水構造である。
【0015】この発明の高架道路の排水構造では、請求
項2に係る発明の作用効果に加えて、次の作用効果が得
られる。すなわち、床版の上面及び防水層がほぼ平面状
であるため、床版及び防水層の施工が容易となる。
【0016】請求項4に係る発明は、請求項1に係る発
明の高架道路の排水構造であって、前記排水管の上端部
にキャップが結合され、前記防水層の上に配設された通
水性を有する溝部形成用管が前記キャップに結合され、
前記溝部形成用管及び前記防水層の上に前記透水性舗装
層が配設された、高架道路の排水構造である。
【0017】この発明の高架道路の排水構造では、請求
項1に係る発明の作用効果に加えて、次の作用効果が得
られる。すなわち、排水管の上端部にキャップが結合さ
れ、通水性を有する溝部形成用管がキャップに結合さ
れ、溝部形成用管及び防水層の上に透水性舗装層が配設
されることによって、その溝部形成用管が請求項2に係
る発明の溝部に該当することになる。このようにして、
この発明では、請求項2に係る発明を容易に製造するこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】[実施形態1]次に、本発明の実
施形態1について、図1〜図5に基づいて説明する。図
2に示すように、この道路10は高架道路であり、橋梁
の道路も含まれる。この道路10は、複数の支持脚12
によって支持されている。図1及び図2に示すように、
道路10は中央分離帯14を有し、左右の各端部には側
壁16が設けられている。そして、中央分離帯14を基
準に左右対称な構造を有している。このため、適宜、そ
のうちの一方に基づいて説明する。
【0019】中央分離帯14と側壁16との間には、床
版20が設けられている。床版20はコンクリートよっ
て形成されている。床版20の上面は、中央分離帯14
の側(幅方向の中央部の側)から側壁16の側(幅方向
の端部の側)に向かって徐々に下方に向かうように、水
平面から若干傾斜している。
【0020】図4に示すように、床版20の上面には、
防水層25が形成されている。図2〜図4に示すよう
に、防水層25の上面には、透水性アスファルト層30
(透水性舗装層)が設けられている。透水性アスファル
ト層30の上面が路面31を形成する。路面31も、床
版20と同様に、中央分離帯14の側から側壁16の側
に向かって徐々に下方に向かうように、水平面から若干
傾斜している。
【0021】図1及び図2に示すように、透水性アスフ
ァルト層30の上面には、白線32a,中央線32b
(図1中は図示省略),白線32cが設けられている。
白線32a・中央線32b間,中央線32b・白線32
c間に、計2つの車線(車両通行部)(符号省略)が形
成されており、白線32c・側壁16間には路肩(符号
省略)が形成されている。
【0022】図1及び図2に示すように、路肩(そのう
ちの側壁16の近傍)には、その長さ方向に沿って、複
数の集水桝40が設けられている。集水桝40の上部に
はグレーチング(符号省略)が嵌められている。図2に
示すように、集水桝40には排水管65が接続されてい
る。排水管65は、集水桝40から下方に延び、その
後、床版20よりも下側において、支持脚12の方へ道
路10の幅方向に向かうとともに下方に向かうように斜
めに延びている。支持脚12には、鉛直に延びる排水管
66が設けられている。排水管65は、排水管66に接
続されている。
【0023】図1に示すように、床版20の上面(中央
分離帯14と1つの側壁16との間)には、2つの縦溝
部51,52(溝部)及び多数の横溝部53(溝部)が
形成されている。縦溝部51は中央線32bの下方に設
けられており、縦溝部52は路肩部(白線32cと側壁
16との間)の下方に設けられており、ともに、道路1
0(床版20)の長さ方向に延びている。
【0024】横溝部53は、中央分離帯14から道路1
0(床版20)の幅方向に延び、縦溝部51に対して合
流部55において合流し、縦溝部52に対して合流部5
6において合流している。集水桝40に対応する横溝部
53(53a)は、合流部56を越えてさらに延び、集
水桝40に合流している。図2に示すように、横溝部5
3の底部も、床版20の上面と同様に、中央分離帯14
の側(幅方向の中央部の側)から側壁16の側(幅方向
の端部の側)に向かって徐々に下方に向かうように、水
平面から若干傾斜している。集水桝40に接続されてい
る横溝部53a(そのうち集水桝40に合流する部分)
の底部は、集水桝40の底部よりも高く形成されてい
る。このため、集水桝40から横溝部53aへの水の逆
流が防止される。
【0025】なお、横溝部53のうち、集水桝40に接
続されているものを横溝部53aとして示し、集水桝4
0に接続されていないものを横溝部53bとして示すこ
ととする。合流部55,56についても同様に、集水桝
40に対応しているものを合流部55a,56aとして
示し、集水桝40に対応していないものを合流部55
b,56bとして示すこととする。同様に、後述の排水
管61,62についても、適宜、末尾に「a」,「b」
を付して示すこととする。
【0026】図5に示すように、合流部55(縦溝部5
1と横溝部53との合流部)は、ほぼ円形に窪んで形成
されている。合流部56(縦溝部52と横溝部53との
合流部)もほぼ同様である。
【0027】図4に示すように、防水層25は床版20
の上面に形成されているのであるが(このことは前
述)、床版20のうち縦溝部51,52,横溝部53,
合流部55,56が形成されている部分においては、防
水層25は、その縦溝部51,52,横溝部53,合流
部55,56に沿って形成されている。縦溝部51,5
2及び横溝部53(防水層25よりも上側)には、通水
性を有する砂利,砕石等の粒状材(符号省略)が収容さ
れている。合流部55,56(正確には、後述する排水
管61,62の頭部69以外の部分)にも、通水性を有
する砂利,砕石等の粒状材(符号省略)が収容されてい
る。そして、透水性アスファルト層30の下面は、縦溝
部51,52,横溝部53,合流部55,56に対応す
る部分も、それ以外の部分とほぼ面一状に形成されてい
る。
【0028】図4(b)及び図5に示すように、合流部
55には、排水管61(正確には、排水管61の頭部6
9)が配設されている。同様に、合流部56には、排水
管62(正確には、排水管62の頭部69)が配設され
ている。排水管61,62は、防水層25及び床版20
を貫通して鉛直に延びている。排水管61,62の各頭
部69は、有蓋円筒状をなすとともに、多数の水流入用
孔部(符号省略)が形成されている。排水管61,62
の各頭部69の上端部は、床版20の上面(正確には、
床版20のうちの合流部55,56等以外の部分の上
面)よりも下に位置している。
【0029】図2に示すように、合流部55aに設けら
れた排水管61aの下端部は、排水管65に対して直接
的に接続されている。同様に、合流部56aに設けられ
た排水管62aの下端部も、排水管65に対して直接的
に接続されている。
【0030】一方、図3に示すように、各合流部55b
に設けられた各排水管61bの下端部は、合流管63に
接続されている。合流管63は、道路10の長さ方向に
沿って延びているとともに、上流側から下流側に向かう
につれて若干下方へ向かうように斜めに延びており、そ
の下流端は排水管65に対して接続されている。同様
に、各合流部56bに設けられた各排水管62bの下端
部は、合流管64に接続され、合流管64の下流端は排
水管65に対して接続されている。
【0031】次に、この高架道路10の排水構造の作用
及び効果について説明する。雨水等の水は、路面31か
ら透水性アスファルト層30内に浸透し、透水性アスフ
ァルト層30と防水層25との間(正確には、防水層2
5の上面であって、透水性アスファルト層30のうちの
下部)を流れて、横溝部53及び縦溝部51,52に流
入する(図1及び図2参照)。
【0032】横溝部53内の水は、横溝部53の傾斜に
沿って側壁16の方に向かって流れて、合流部55(5
5a,55b),56(56a,56b)に流入する。
横溝部53aのうちの合流部56aと集水桝40との間
の部分の水は、集水桝40に流入する。集水桝40内の
水は、排水管65及び排水管66を流れて、排出され
る。
【0033】縦溝部51内の水は、縦溝部51内を流れ
て合流部55(55a,55b)に流入する。縦溝部5
2内の水は、縦溝部52内を流れて合流部56(56
a,56b)に流入する。
【0034】図2に示すように、合流部55a内の水
は、排水管61aを流れて、排水管65に流入し、排水
管65及び排水管66(図2参照)を流れて、排出され
る。同様に、合流部56a内の水は、排水管62aを流
れて、排水管65に流入し、排水管及65び排水管66
を流れて、排出される。
【0035】図3に示すように、各合流部55b内の水
は、各排水管61bを流れて、合流管63に流入し、そ
の後、排水管65に流入し、排水管及65び排水管66
(図2参照)を流れて、排出される。同様に、各合流部
56b内の水は、各排水管62bを流れて、合流管64
に流入し、その後、排水管65に流入し、排水管及65
び排水管66を流れて、排出される。
【0036】以上のように、この高架道路10の排水構
造では、路面31上に降った雨水等の水が、透水性アス
ファルト層30内に浸透し、縦溝部51,52,横溝部
53に流入し、排水管61,62,排水管65,66等
を経て、円滑に排出される。このため、路面31(透水
性アスファルト層30の上面)上に水がたまることが防
止され、透水性アスファルトの効果がより良く発揮され
ることとなる。
【0037】また、縦溝部51,52は、各々、中央線
32b及び路肩の下方に設けられているため(図2参
照)、車両の通行による影響が回避される。また、前述
のように、排水管61,62の頭部69の上面は、床版
20(合流部55,56等以外の部分)の上面よりも低
くされている(図4(b)参照)。このため、補修等の
ために透水性アスファルト層30を剥離する際に、排水
管61,62(その頭部69)を損傷させることが防止
される。このため、補修が容易となる。
【0038】[実施形態2]次に、本発明の実施形態2
について、実施形態1との相違点を中心に、図6及び図
7に基づいて説明する。実施形態1の各要素と同一又は
対応する要素については、同一の符号を付して、その説
明を適宜省略する。
【0039】この実施形態では、路肩(そのうちの側壁
16の近傍)に、その長さ方向に沿って、側溝140
(暗渠)が設けられている。側溝140には複数個の開
口部(図示省略)が形成され、その開口部にはグレーチ
ング142が嵌められている。側溝140には、排水管
65が接続されている。排水管65は、側溝140の長
さ方向に沿って、複数個設けられている。一方、この実
施形態では、実施形態1における排水管62(62a,
62b),合流管64(図2及び図3参照)は設けられ
ていない。そして、すべての横溝部53は、側溝140
に接続されている。
【0040】以上のため、横溝部53(縦溝部51より
も側溝140の側の部分)及び縦溝部52内の水は、側
溝140に流入し、側溝140内の水は、排水管65及
び排水管66を経て、排出される。
【0041】[実施形態3]次に、本発明の実施形態3
について、図8に基づいて説明する。実施形態3は、実
施形態1及び2の変形例であり、それらとの相違点を中
心に説明する。
【0042】この実施形態では、コンクリートの床版2
0の上面が、実施形態1等の場合よりも低く形成され、
縦溝部51,52,横溝部53,合流部55,56に対
応する部分も含めて平面状に形成されている。床版20
の上面には、平面状の防水層25が形成されている。そ
して、縦溝部51,52,横溝部53,合流部55,5
6以外の部分に、所定の厚さの非透水性アスファルト層
225(中間層)が配設されている。こうして、縦溝部
51,52,横溝部53,合流部55,56が形成され
ている。この構造では、床版20の上面及び防水層25
が平面状であるため、施工が容易となる。
【0043】[実施形態4]次に、本発明の実施形態4
について、実施形態1との相違点を中心に、図9〜図1
1に基づいて説明する。
【0044】この実施形態では、コンクリートの床版2
0に配設された排水管61,62(図2参照)の上端部
に対して、キャップ80(その結合部82)が結合され
る。キャップ80は、本体部81と結合部82を有して
いる。結合部82は円筒状に形成されている。結合部8
2の排水管61,62に対する接続は、ねじによるもの
でもよいし、単なる嵌合によるものでもよい。
【0045】キャップ80の本体部81は扁平な有蓋円
筒状をなし、その上面には多数の水流入孔部(符号省
略)が形成されている。本体部81の周側部には複数の
(4個,8個等。図中は8個の場合を示す)の管取付部
84が形成されている。そして、各管取付部84には、
溝部形成用管90が接続される。溝部形成用管90は、
メッシュ状をしており、通水性を有している。すなわ
ち、溝部形成用管90の周壁面を水が通過可能である。
溝部形成用管90は合成樹脂又は金属によって形成さ
れ、耐熱性を有している。すなわち、次述のように透水
性アスファルト(330)が施工される際の高温に耐え
られるものである。
【0046】図10及び図11に示すように、溝部形成
用管90がキャップ80(管取付部84)に接続された
状態で、透水性アスファルトが施工され、透水性アスフ
ァルト層330が形成される。溝部形成用管90内には
透水性アスファルトは浸入しない(又は、多少は浸入し
ても、溝部形成用管90が透水性アスファルトによって
充填されることはない)。一方、前述したように、溝部
形成用管90は通水性を有する。溝部形成用管90(そ
の周壁面)のメッシュは、そのような目の細かさに設定
されている。図11に示すように、透水性アスファルト
層330は、溝部形成用管90が存在しない箇所におい
ては、防水層25まで及んでいる。そして、溝部形成用
管90が、実施形態1等における縦溝部51,52,横
溝部53に相当する。
【0047】以上のようにして、この実施形態では、実
施形態1等における溝部(縦溝部51,52,横溝部5
3)に相当するものを容易に形成することができる。す
なわち、透水性アスファルト層330に浸透した水は、
溝部形成用管90内に流入し、その後、排水管61,6
2等をへて、円滑に排出される。
【0048】なお、上記のものはあくまで本発明の数例
の実施形態にすぎず、当業者の知識に基づいて種々の変
更を加えた態様で本発明を実施できることはもちろんで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の構造を示す平面図であ
る。
【図2】本発明の実施形態1の構造を示す断面図であ
る。図1中のII−II線で切断した断面図である。
【図3】本発明の実施形態1の構造を示す断面図であ
る。図1中のIIIA−IIIA線で切断した断面図である。
図1中のIIIB−IIIB線で切断した断面図も併せて示
す。
【図4】本発明の実施形態1の構造を示す拡大断面図で
ある。(a)は、縦溝部及び横溝部の断面を示す図であ
る。(b)は、合流部の断面を示す図である。
【図5】本発明の実施形態1の構造における合流部を示
す斜視図である。透水性アスファルト層が除去された状
態が示されている。
【図6】本発明の実施形態2の構造を示す平面図であ
る。
【図7】本発明の実施形態2の構造を示す断面図であ
る。図6中のVII−VII線で切断した断面図である。
【図8】本発明の実施形態3の構造を示す拡大断面図で
ある。(a)は、縦溝部及び横溝部の断面を示す図であ
る。(b)は、合流部の断面を示す図である。
【図9】本発明の実施形態4の構造に使用されるキャッ
プ及び溝部形成用管を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施形態4の構造を示す縦断面図で
ある。溝部形成用管が存在する箇所において切断した図
である。
【図11】本発明の実施形態4の構造を示す縦断面図で
ある。溝部形成用管が存在しない箇所において切断した
図である。
【符号の説明】
10 道路 12 支持脚 20 床版 25 防水層 30,330 透水性アスファルト層 31 路面 51 縦溝部(溝部) 52 縦溝部(溝部) 53 横溝部(溝部) 61(61a,61b) 排水管 62(62a,62b) 排水管 225 非透水性アスファルト層(中間層) 80 キャップ 90 溝部形成用管
フロントページの続き (72)発明者 天野 櫻子 愛知県刈谷市神田町1丁目45番地 奥野工 業株式会社内 Fターム(参考) 2D051 AA02 AA03 AA08 AG01 AH01 CA02 CA04 CA06 2D059 AA14 BB37 BB39 GG43

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持脚によって支持された高架道路の排
    水構造であって、 床版と、 前記床版の上に設けられた防水層と、 前記防水層の上に配設され、路面を形成する透水性舗装
    層と、 前記防水層及び前記床版を鉛直方向成分を有する方向に
    貫通して設けられ、前記透水性舗装層に浸透した水を排
    出する排水管とを有する高架道路の排水構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の高架道路の排水構造で
    あって、 前記床版の上面に溝部が形成され、 前記排水管の上端部が前記溝部に接続されている、高架
    道路の排水構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の高架道路の排水構造で
    あって、 前記床版の上面がほぼ平面状であり、 前記防水層は、ほぼ平面状の前記床版の上面にほぼ平面
    状に設けられ、 ほぼ平面状の前記防水層の上のうちの前記溝部に対応す
    る部分以外の部分に中間層が形成されることによって、
    前記溝部が形成されている、高架道路の排水構造。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の高架道路の排水構造で
    あって、 前記排水管の上端部にキャップが結合され、 前記防水層の上に配設された通水性を有する溝部形成用
    管が前記キャップに結合され、 前記溝部形成用管及び前記防水層の上に前記透水性舗装
    層が配設された、高架道路の排水構造。
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