JP2008068668A - 二輪車のホイール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転速度センサユニットの変形や破損を防止することができるとともに、回転速度の検出精度の向上を図ることができる二輪車のホイール構造を提供する。
【解決手段】この二輪車のホイール構造は、2列の転がり軸受21と、該2列の転がり軸受21の内輪22に嵌合されて、その両端部がフォーク23および該フォーク23の一部を構成するサスペンション機構を介して車体側に結合される軸部24と、2列の転がり軸受21の外輪25に嵌合されて、スポーク26(またはリム)を介してタイヤを回転可能に支持するハウジング28と、を備える。2列の転がり軸受21の間には、センサロータ30およびセンサ33からなる回転速度センサユニット30Aが配設されており、センサロータ30はハウジング28の内径面に締まり嵌めにより嵌合され、センサ33は内輪間座27に取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホイールの回転速度を検出する回転速度センサユニットを備える二輪車のホイール構造に関する。
従来の回転速度センサユニットを備える二輪車のホイール構造としては、特許文献1に記載されたものなどが知られている。
ここで図7を例示して、従来の回転速度センサユニットを備えた二輪車のホイール構造について説明する。この二輪車のホイール構造は、2列の単列玉軸受1と、該2列の単列玉軸受1の内輪2に嵌合されて、その両端部がフォーク3および該フォーク3の一部を構成するサスペンション機構(図示せず)を介して車体側に結合される軸部4と、2列の単列玉軸受1の外輪5に嵌合されて、スポーク6(またはリム)を介してタイヤ7を回転可能に支持するハウジング8と、を備えている。
2列の単列玉軸受1の内輪2間には間座10が介装されており、軸部4を両端からナット11を介して締め付け固定しても、2列の単列玉軸受1に過大なアキシャル荷重が掛からないようになっている。ハウジング8の内径面の軸方向中央部には肩部9が設けられており、2列の単列玉軸受1の外輪5は肩部9に突き当たるまで軸方向に圧入されている。
また、フォーク3にはセンサ12が固定され、ハウジング8の外径部又は側部にはセンサロータ13が取り付けられている。なお、図7で示された符号14は、駆動輪の場合にハウジング8に取り付けられるスプロケットである。
特開平10−185936号公報(図3、図5)
上述した従来の二輪車のホール構造においては、フォーク3にセンサ12が固定され、ハウジング8の外径部又は側部にセンサロータ13が取り付けられているため、車輪支持機構が外部に曝される二輪車では、雨や泥はねなどの厳しい環境から、また転倒や石はねなどの影響から、センサロータ13の変形やセンサ12の破損が起こりやすい。
また、センサ12の取り付けについても、走行条件の変化によるフォーク3の弾性変形は速度信号の検出誤差の増大につながり、また転倒や石はねなどの外力による破損を防ぐためにセンサ12をフォーク3の内側に設置することは、センサ12とセンサロータ13との間のエアギャップ調整を難しくする原因となる。
そこで、本発明は上述した事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、回転速度センサユニットの変形や破損を防止することができるとともに、回転速度の検出精度の向上を図ることができる二輪車のホイール構造を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 2列の転がり軸受と、該2列の転がり軸受の内輪に嵌合されて、その両端部がフォークおよび該フォークの一部を構成するサスペンション機構を介して車体側に結合される軸部と、前記2列の転がり軸受の外輪に嵌合されて、スポークまたはリムを介してタイヤを回転可能に支持するハウジングと、回転速度を検出する回転速度センサユニットと、を備える二輪車のホイール構造であって、
前記2列の転がり軸受の間に前記回転速度センサユニットを配設したことを特徴とする二輪車のホイール構造。
(2) 前記回転速度センサユニットは、回転側に配置されるセンサロータと、固定側に配置されて、前記センサロータの回転状態を検出するセンサと、を備えることを特徴とする(1)に記載の二輪車のホイール構造。
(3) 前記転がり軸受が、単列玉軸受であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の二輪車のホイール構造。
(4) 前記センサは、前記2列の転がり軸受の内輪間に介装される間座に取り付けられるか、又は該間座の一部を構成することを特徴とする(2)又は(3)に記載の二輪車のホイール構造。
(5) 前記2列の内輪の少なくともいずれかと前記間座とが一体に形成されていることを特徴とする(4)に記載の二輪車のホイール構造。
(6) 前記センサロータは、前記ハウジングの内径部に加工により形成されるか、又は該ハウジングの内径部に締代を持って嵌合されていることを特徴とする(2)〜(5)のいずれか一項に記載の二輪車のホイール構造。
(7) 前記センサロータは、前記2列の転がり軸受のいずれか一方の転がり軸受の外輪の軸方向内側に取り付けられていることを特徴とする(2)〜(5)のいずれか一項に記載の二輪車のホイール構造。
(8) 前記センサが磁気センサであり、前記センサロータが多極磁石エンコーダを有することを特徴とする(2)〜(7)のいずれか一項に記載の二輪車のホイール構造。
本発明の二輪車のホイール構造によれば、ハウジングと軸部との間に配置される2列の転がり軸受の間に回転速度センサユニットを配設しているので、回転速度センサユニットを略密閉された空間に配置することができる。
これにより、回転速度センサユニットが、雨や泥はねなどの影響や、転倒や石はねなどの外力の影響を受けないようにすることができ、また、走行条件の変化によるフォークの弾性変形によって速度信号に検出誤差が生じるのを防止することができる。
この結果、回転速度センサユニットの変形や破損を防止することができるとともに、回転速度の検出精度の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図に従って説明する。図1は本発明の第1の実施形態である二輪車のホイール構造を説明するための要部断面図、図2は本発明の第2の実施形態である二輪車のホイール構造を説明するための要部断面図、図3は本発明の第3の実施形態である二輪車のホイール構造を説明するための要部断面図、図4は本発明の第3の実施形態である二輪車のホイール構造の変形例を説明するための要部断面図、図5は本発明の第4の実施形態である二輪車のホイール構造を説明するための要部断面図、図6は本発明の第4の実施形態である二輪車のホイール構造の変形例を説明するための要部断面図である。
(第1実施形態)
図1を参照して、本発明の第1の実施形態である二輪車のホイール構造について説明する。この実施形態の二輪車のホイール構造は、2列の単列玉軸受21と、該2列の単列玉軸受21の内輪22に嵌合されて、その両端部がフォーク23および該フォーク23の一部を構成するサスペンション機構(図示せず)を介して車体側に結合される軸部24と、2列の単列玉軸受21の外輪25に嵌合されて、スポーク26(またはリム)を介してタイヤ(図示せず)を回転可能に支持するハウジング28と、を備えている。そして、2列の単列玉軸受21の外輪25の軸方向外側の端部の溝(装着溝)に、シール部材25aが固着され2列の単列玉軸受21のシール性を実現している。
ハウジング28の内径面の軸方向中央部には肩部29が設けられており、2列の単列玉軸受21の外輪25は肩部29に突き当たるまで軸方向に圧入されている。また、ハウジング28の肩部29の内径面には、センサロータ30が配設されている。センサロータ30は、肩部29の内径面に締まり嵌めで締代を持って内嵌固定される円筒部31aと、該円筒部31aの軸方向端部から径方向内方に延びる円環板31bとを有する断面L字型の芯金31を備えている。そして、芯金31の円環板31bの軸方向を向く端面に、多極磁石エンコーダ32が形成されている。
また、2列の単列玉軸受21の内輪22間には間座27が介装されており、軸部24の両端に螺合したナット35を介して該軸部24を締め付け固定しても、2列の単列玉軸受21に過大なアキシャル荷重が掛からないようになっている。間座27の外径面には、多極磁石エンコーダ32の回転状態を検出する磁気センサ33が該多極磁石エンコーダ32に対して所定のエアギャップを有して軸方向に対向して取り付けられている。ここで、本実施形態では、磁気センサ33と多極磁石エンコーダ32を有するセンサロータ30とによって本発明の回転速度センサユニット30Aを構成している。磁気センサ33としては、小型化に有利なホール素子やMR素子を例示することができるが、特に限定されない。
なお、磁気センサ33は、固定側に取り付けるため、磁気センサ33のハーネス34は軸部24に形成した穴に通すか、または、軸部24の表面に軸方向に沿って溝を切ってその溝の中を通すなどの方法で、外部に引き出すことが可能となる。また、磁気センサ33は、間座27の一部を構成するように取り付けてもよい。さらに、磁気センサ33は固定側に取り付けるため、取付け位相は任意だが、磁気センサ33からのハーネス34を外部に引き出すために、キーやセットボルトで位相を固定してもよい。
以上説明したように、この実施形態では、ハウジング28と軸部24との間に配置される2列の単列玉軸受21の間に回転速度センサユニット30Aを構成するセンサロータ30および磁気センサ33を配設しているので、センサロータ30および磁気センサ33を略密閉された空間に配置することができる。
これにより、回転速度センサユニット30Aが、雨や泥はねなどの影響や、転倒や石はねなどの外力の影響を受けないようにすることができ、また、走行条件の変化によるフォーク23の弾性変形によって速度信号に検出誤差が生じるのを防止することができ、さらに、センサロータ30と磁気センサ33との間のエアギャップの調整を容易に行うことができる。
この結果、センサロータ30の変形や磁気センサ33の破損を効果的に防止することができるとともに、回転速度の検出精度の向上を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、図2を参照して、本発明の第2の実施形態である二輪車のホイール構造について説明する。なお、上記第1の実施形態と重複する部分については、図に同一符号を付してその説明を省略する。
本発明の第2の実施形態である二輪車のホイール構造は、図2に示すように、ハウジング28の肩部29の内径面には、センサロータ40が設けられている。センサロータ40は、肩部29の内径面に締まり嵌めで締代を持って内嵌固定される円筒部41を備えており、円筒部41の内径面には多極磁石エンコーダ42が形成されている。
また、2列の単列玉軸受21の内輪22間に介装された間座27の外径面には、多極磁石エンコーダ42の回転状態を検出する磁気センサ43が該多極磁石エンコーダ42に対して所定のエアギャップを有して径方向に対向して取り付けられている。ここで、本実施形態では、磁気センサ43と、多極磁石エンコーダ42を有するセンサロータ40とによって本発明の回転速度センサユニット40Aを構成している。その他の構成および作用効果は上記第1の実施形態と同様である。
(第3実施形態)
さらに、図3を参照して、本発明の第3の実施形態である二輪車のホイール構造について説明する。なお、上記第1の実施形態と重複する部分については、図に同一符号を付してその説明を省略する。
本発明の第3の実施形態である二輪車のホイール構造は、図3に示すように、2列の単列玉軸受21のいずれか一方の単列玉軸受21(図の左側)の外輪25の軸方向内側の端部にセンサロータ50が取り付けられている。センサロータ50には、多極磁石エンコーダ51が形成されている。
また、2列の単列玉軸受21の内輪22間に介装された間座27の外径面には、多極磁石エンコーダ51の回転状態を検出する磁気センサ53が該多極磁石エンコーダ51に対して所定のエアギャップを有して軸方向に対向して取り付けられている。ここで、本実施形態では、磁気センサ53と多極磁石エンコーダ51を有するセンサロータ50とによって本発明の回転速度センサユニット50Aを構成している。その他の構成および作用効果は上記第1の実施形態と同様である。
ここでさらに、図4(a)〜図4(c)に、本発明の第3の実施形態である二輪車のホイール構造の変形例を示す。
図4(a)に示す第1の変形例は、2列の単列玉軸受21のいずれか一方の単列玉軸受21(図の左側)の外輪25の軸方向内側の端部にセンサロータ60が取り付けられている。センサロータ60は、外輪25の端部内径面に締まり嵌めで内嵌固定される円筒部61aと、該円筒部61aの軸方向端部から径方向内方に延びる円環板61bとを有する断面略L字状の芯金61を備えている。芯金61の円環板61bの軸方向を向く面には、多極磁石エンコーダ62が形成されている。
また、2列の単列玉軸受21の内輪22間に介装された間座27の外径面には、多極磁石エンコーダ62の回転状態を検出する磁気センサ63が該多極磁石エンコーダ62に対して所定のエアギャップを有して軸方向に対向して取り付けられている。ここで、この第1の変形例では、磁気センサ63と多極磁石エンコーダ62を有するセンサロータ60とによって本発明の回転速度センサユニット60Aを構成している。
図4(b)に示す第2の変形例は、2列の単列玉軸受21のいずれか一方の単列玉軸受21(図の左側)の外輪25の軸方向内側の端部にもシール部材の装着溝25bを周方向に亙って設け、該装着溝25bにセンサロータ70を装着している。センサロータ70は、装着溝25bに装着されて、断面略L字状の軸方向内方に延びる芯金71を備えており、該芯金71の軸方向を向く面には多極磁石エンコーダ72が形成されている。
また、2列の単列玉軸受21の内輪22間に介装された間座27の外径面には、多極磁石エンコーダ72の回転状態を検出する磁気センサ73が該多極磁石エンコーダ72に対し所定のエアギャップを有して軸方向に対向して取り付けられている。ここで、この第2の変形例では、磁気センサ73と多極磁石エンコーダ72を有するセンサロータ70とによって本発明の回転速度センサユニット70Aを構成している。
この第2の変形例では、軸受外輪25の軸方向両側にシール部材の装着溝25bを設け、軸方向外側の装着溝25bをシール部材25aの装着に利用し、且つ軸方向内側の装着溝25bをセンサロータ70の装着に利用しているので、軸受外輪25をJIS標準の密封タイプ軸受と共通化することができ、量産効果によるコストダウンが可能となる。無論、内輪22についても軸方向の両側にシール部材の装着溝を設けて、外内輪ともJIS標準の密封タイプ軸受と共通化してもよい。また、センサロータ70をグリース漏れ防止のためのシールド板として利用してもよい。
図4(c)に示す第3の変形例は、2列の単列玉軸受21のいずれか一方の単列玉軸受21(図の左側)の外輪25の軸方向内側の端部にセンサロータ80が取り付けられている。センサロータ80は、外輪25の端部内径面に締まり嵌めで内嵌固定される円筒部81aと、該円筒部81aの軸方向端部から外輪25の端面に沿って径方向外方に延びる円環板81bと、該円環部81bの延出端から軸方向に延びる円筒部81cとを有する断面略Z字状の芯金81を備えている。芯金81の円筒部81cの内径面には、多極磁石エンコーダ82が形成されている。
また、2列の単列玉軸受21の内輪22間に介装された間座27の外径面には、多極磁石エンコーダ82の回転状態を検出する磁気センサ83が該多極磁石エンコーダ82に対して所定のエアギャップを有して径方向に対向して取り付けられている。ここで、この第3の変形例では、磁気センサ83と多極磁石エンコーダ82を有するセンサロータ80とによって本発明の回転速度センサユニット80Aを構成している。この第3の変形例では、前記円環板81bの径方向寸法を調整することにより多極磁石エンコーダ82の円周長さを長くすることができるので、パルス数を多く検出することができる。
(第4実施形態)
図5を参照して、本発明の第4の実施形態である二輪車のホイール構造について説明する。なお、上記第1の実施形態と重複する部分については、図に同一符号を付してその説明を省略する。
本発明の第4の実施形態である二輪車のホイール構造は、図5に示すように、2列の単列玉軸受21のいずれか一方の単列玉軸受21(図の左側)の内輪22に軸方向内方に延びる延長部22aを形成して間座27を省略した例である。そして、該延長部22aに、磁気センサ92を取り付け、該磁気センサ92によって、例えば、外輪25の軸方向端部に取り付けられたセンサロータ90の多極磁石エンコーダ91の回転状態を検出する。ここで、本実施形態では、磁気センサ92と多極磁石エンコーダ91を有するセンサロータ90とによって本発明の回転速度センサユニット90Aを構成している。
また、軸部24の表面には、磁気センサ92からのハーネス34を通して外部に引き出すための軸方向溝93が形成されている。なお、図の右側の内輪22にも軸方向に延びる延長部を形成して、左右の各内輪22の延長部分を突き合わせるようにしてもよい。この実施形態では、製品出荷時の検査の際に、回転速度センサユニットのセンサ出力信号を検査できるため、回転速度センサユニットの信頼性を上げることが可能となる。また、その他の構成および作用効果は上記第1の実施形態と同様である。
なお、軸部24にハーネス34を通すための軸方向溝93を加工しにくい場合は、図6(a)に示すように、内輪22の内径面にハーネス34を通すための軸方向溝94を形成するか、或いは図6(b)に示すように、内輪22に軸方向に貫通する貫通穴95を形成して、貫通穴95にハーネス34を通して外部に引き出すようにしてもよい。この場合、シール性を確保するために、軸方向溝94および貫通穴95には防止材を埋め込むのが好ましい。
なお、本発明は上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上述した実施形態では、センサロータを別体としたが、軸受外輪25の端部またはハウジング28の内径面に、例えば、歯切り加工や磁性ゴムの加硫接着等によりハウジングの内径部に加工を施しセンサロータを直接形成するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、内輪間に介装された間座の外周面に磁気センサを取り付けた場合を例示したが、2列の転がり軸受の間に配設されればよく、例えば磁気センサを間座と一体的に組立てて間座の一部として構成するようにしてもよい。
さらに、上述した実施形態では、二輪車の前輪におけるホイール構造について例示したが、これに限らず、スプロケット付である後輪にも本発明を適用することができる。
本発明の第1の実施形態である二輪車のホイール構造を説明するための要部断面図である。 本発明の第2の実施形態である二輪車のホイール構造を説明するための要部断面図である。 本発明の第3の実施形態である二輪車のホイール構造を説明するための要部断面図である。 本発明の第3の実施形態である二輪車のホイール構造の変形例を説明するための要部断面図であり、(a)は第1の変形例を示す図、(b)は第2の変形例を示す図、(c)は第3の変形例を示す図である。 本発明の第4の実施形態である二輪車のホイール構造を説明するための要部断面図である。 本発明の第4の実施形態である二輪車のホイール構造の変形例を説明するための要部断面図であり、(a)は第1の変形例を示す図、(b)は第2の変形例を示す図である。 従来の二輪車のホイール構造を説明するための要部断面図である。
符号の説明
21 単列玉軸受(転がり軸受)
22 内輪
23 フォーク
24 軸部
25 外輪
26 スポーク
27 間座
28 ハウジング
30A,40B,50B,60A,70A,80A,90A 回転速度センサユニット
30,40,50,60,70,80,90 センサロータ
32,42,42,51,62,72,82,91 多極磁石エンコーダ
33,43,53,63,73,83,92 磁気センサ(センサ)

Claims (8)

  1. 2列の転がり軸受と、該2列の転がり軸受の内輪に嵌合されて、その両端部がフォークおよび該フォークの一部を構成するサスペンション機構を介して車体側に結合される軸部と、前記2列の転がり軸受の外輪に嵌合されて、スポークまたはリムを介してタイヤを回転可能に支持するハウジングと、回転速度を検出する回転速度センサユニットと、を備える二輪車のホイール構造であって、
    前記2列の転がり軸受の間に前記回転速度センサユニットを配設したことを特徴とする二輪車のホイール構造。
  2. 前記回転速度センサユニットは、回転側に配置されるセンサロータと、固定側に配置されて、前記センサロータの回転状態を検出するセンサと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の二輪車のホイール構造。
  3. 前記転がり軸受が、単列玉軸受であることを特徴とする請求項1又は2に記載の二輪車のホイール構造。
  4. 前記センサは、前記2列の転がり軸受の内輪間に介装される間座に取り付けられるか、又は該間座の一部を構成することを特徴とする請求項2又は3に記載の二輪車のホイール構造。
  5. 前記2列の内輪の少なくともいずれかと前記間座とが一体に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の二輪車のホイール構造。
  6. 前記センサロータは、前記ハウジングの内径部に加工により形成されるか、又は該ハウジングの内径部に締代を持って嵌合されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の二輪車のホイール構造。
  7. 前記センサロータは、前記2列の転がり軸受のいずれか一方の転がり軸受の外輪の軸方向内側に取り付けられていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の二輪車のホイール構造。
  8. 前記センサが磁気センサであり、前記センサロータが多極磁石エンコーダを有することを特徴とする請求項2〜7のいずれか一項に記載の二輪車のホイール構造。
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