JP2008067554A - スパイラルハンガー - Google Patents
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Abstract
【課題】両端部に固定した連結部材同士を接続することにより螺旋状の連結体を構成するスパイラルハンガーにおいて、着脱操作性を低下させることなく、スパイラルハンガー間の接続部の接続強度を高めて、軸方向への引張り力による抜け落ちを防止することができるスパイラルハンガーを提供する。
【解決手段】螺旋状に湾曲形成された線材5と、線材の一端部に固定され先端部に嵌合突起17を有した第1の連結部材15と、線材の他端部に固定され且つ第1の連結部材の嵌合突起を嵌合させる嵌合凹所22を有した第2の連結部材20と、嵌合突起を嵌合凹所内に嵌合させた状態で両連結部材の外面に跨って固定される連結リング25と、を有したスパイラルハンガーであって、連結リングは軸方向一端縁にL字状スリット26を有すると共に、第1或いは第2の連結部材の外面には前記L字状スリット内に挿着可能な係止突部18を備えている。
【選択図】図2
【解決手段】螺旋状に湾曲形成された線材5と、線材の一端部に固定され先端部に嵌合突起17を有した第1の連結部材15と、線材の他端部に固定され且つ第1の連結部材の嵌合突起を嵌合させる嵌合凹所22を有した第2の連結部材20と、嵌合突起を嵌合凹所内に嵌合させた状態で両連結部材の外面に跨って固定される連結リング25と、を有したスパイラルハンガーであって、連結リングは軸方向一端縁にL字状スリット26を有すると共に、第1或いは第2の連結部材の外面には前記L字状スリット内に挿着可能な係止突部18を備えている。
【選択図】図2
Description
本発明は、光ケーブルを電柱間に架設したり、電柱から需要家まで架設する際に使用するスパイラルハンガーの改良に関する。
光ファイバーのように張力等に対する強度が十分でないケーブル類を電柱間に架設したり、電柱から需要家まで引き込む際には、図4(a)に示すように予め架線したメッセンジャーワイヤ100に対して複数のスパイラルハンガー102を連結したスパイラルハンガー連結体101を取付け、このスパイラルハンガー連結体101内に光ケーブル103を挿通して支持している。
スパイラルハンガー102は、金属製の芯材に絶縁樹脂を被覆した1.5m程度の長さを有した螺旋状の線材105と、線材105の両端部に夫々固定した連結部材107、108から成る接続部106と、を有しており、複数個のスパイラルハンガー102を連結部材により連結することによりメッセンジャーワイヤ100に見合った全長を確保することができる。
スパイラルハンガー102は、金属製の芯材に絶縁樹脂を被覆した1.5m程度の長さを有した螺旋状の線材105と、線材105の両端部に夫々固定した連結部材107、108から成る接続部106と、を有しており、複数個のスパイラルハンガー102を連結部材により連結することによりメッセンジャーワイヤ100に見合った全長を確保することができる。
例えば特許文献1には、図4(b)(c)に示した如きスパイラルハンガーの接続部(連結部材)が開示されている。接続部106を構成する第1の連結部材107は線材105の一端部に固定され、その先端部には嵌合突起107aを有している。第2の連結部材108は、線材105の他端部に固定され且つ他のスパイラルハンガーに設けた第1の連結部材の嵌合突起107aを嵌合させる嵌合凹所108aを有している。更に接続部106は、嵌合突起107a嵌合凹所108a内に嵌合させた状態で両連結部材の外面に跨って固定される連結リング109を備えている。連結リング109はその一端縁に軸方向へ伸びる直線状の切欠き109aを有し、第2の連結部材108の外周面にはこの切欠き109aを受け入れる係止突部108bが突設されている。
複数のスパイラルハンガーを接続する際には、第1の連結部材の嵌合突起107aを第2の連結部材の嵌合凹所108a内に差し込んで嵌合した上で、予め第1の連結部材107の外周に挿着してあった連結リング109を軸方向へスライド移動させて第2の連結部材の外周面に移行するように位置決めする。この際に、連結リングの一端縁に設けた切欠き109aを第2の連結部材外面の係止突部108bに嵌合させることにより、両連結部材の相対回転を防止している。
複数のスパイラルハンガーを接続する際には、第1の連結部材の嵌合突起107aを第2の連結部材の嵌合凹所108a内に差し込んで嵌合した上で、予め第1の連結部材107の外周に挿着してあった連結リング109を軸方向へスライド移動させて第2の連結部材の外周面に移行するように位置決めする。この際に、連結リングの一端縁に設けた切欠き109aを第2の連結部材外面の係止突部108bに嵌合させることにより、両連結部材の相対回転を防止している。
ところで、強風、地震、事故などの影響によりスパイラルハンガーに張力、その他の強い応力が作用すると、接続部106を構成する連結リングが分離してスパイラルハンガーがメッセンジャーワイヤから脱落し、支持していたケーブル類が垂れて損傷したり、第三者に悪影響を及ぼす事態をもたらす虞がある。
上記従来のスパイラルハンガーにおける接続部106は、凹凸嵌合した2つの連結部材107、108のうちの一方の連結部材108の外面を比較的短尺な連結リング109により包囲すると共に、連結リング端部に設けた軸方向へ伸びる切欠き109a内に、第2の連結リング108に設けた係止突部108bを嵌合しているに過ぎないため、両連結部材に対して軸方向への引張り力が加わることにより連結リングに対しても同方向の力が加わると、係止突部108bは切欠き109a内から容易に離脱し、両連結部材間の連結が解除され易くなる。
上記従来のスパイラルハンガーにおける接続部106は、凹凸嵌合した2つの連結部材107、108のうちの一方の連結部材108の外面を比較的短尺な連結リング109により包囲すると共に、連結リング端部に設けた軸方向へ伸びる切欠き109a内に、第2の連結リング108に設けた係止突部108bを嵌合しているに過ぎないため、両連結部材に対して軸方向への引張り力が加わることにより連結リングに対しても同方向の力が加わると、係止突部108bは切欠き109a内から容易に離脱し、両連結部材間の連結が解除され易くなる。
このような不具合に対処するため、連結部材間の連結強度を高めるべく、嵌合突起107aと嵌合凹所108aとの間の圧着力を高めるように寸法設定したり、連結リング109の切欠き109aと係止突部108bとの挟着力を高めるように寸法設定することも可能ではあるが、両部材の着脱作業に際して過大な力を要することとなるため着脱操作性が低下する。特に、柱上での連結作業であり、しかも接続箇所が多いことを考慮すると、全体の作業性を更に低下させる原因となり得策ではない。
特開2003−250206公報
以上のように従来のスパイラルハンガーにあっては、接続部を構成する2つの連結部材が軸方向への引張り力により分離し易いという問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、両端部に固定した連結部材同士を接続することにより螺旋状の連結体を構成するスパイラルハンガーにおいて、着脱操作性を低下させることなく、スパイラルハンガー間の接続部の接続強度を高めて、軸方向への引張り力による抜け落ちを防止することができるスパイラルハンガーを提供することを目的としている。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、両端部に固定した連結部材同士を接続することにより螺旋状の連結体を構成するスパイラルハンガーにおいて、着脱操作性を低下させることなく、スパイラルハンガー間の接続部の接続強度を高めて、軸方向への引張り力による抜け落ちを防止することができるスパイラルハンガーを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、螺旋状に湾曲形成された線材と、該線材の一端部に固定され先端部に嵌合突起を有した第1の連結部材と、該線材の他端部に固定され且つ前記第1の連結部材の嵌合突起を嵌合させる嵌合凹所を有した第2の連結部材と、前記嵌合突起を前記嵌合凹所内に嵌合させた状態で両連結部材の外面に跨って固定される連結リングと、を有したスパイラルハンガーであって、前記連結リングは軸方向一端縁にL字状スリットを有すると共に、前記第1或いは第2の連結部材の外面には前記L字状スリット内に挿着可能な係止突部を備えていることを特徴とする。
L字状スリットは連結リングの端縁から軸方向へ延びる部分と、該部分の端部から周方向へ延びる部分を有しており、係止突部はL字状スリットの周方向へ延びる部分の終端部に達してここに着座する。このため、連結状態にある両連結部材に対して軸方向への引張り力が加わったとしても、係止突部が軸方向へ延びる部分に移動することがなくなり、その結果として両連結部材が分離することがなくなる。また、連結リングは両連結部材の外周面に跨った状態で連結力をサポートするので、両連結部材はより分離しにくくなる。
L字状スリットは連結リングの端縁から軸方向へ延びる部分と、該部分の端部から周方向へ延びる部分を有しており、係止突部はL字状スリットの周方向へ延びる部分の終端部に達してここに着座する。このため、連結状態にある両連結部材に対して軸方向への引張り力が加わったとしても、係止突部が軸方向へ延びる部分に移動することがなくなり、その結果として両連結部材が分離することがなくなる。また、連結リングは両連結部材の外周面に跨った状態で連結力をサポートするので、両連結部材はより分離しにくくなる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記L字状スリットの周方向へ延びる部分の奥端部に軸方向へ延びる凹部を連設し、この凹部内に前記係止突部が着座可能に構成したことを特徴とする。
仮に、両連結部材が連結した状態において、周方向へ相対回転させる強い力が加わったとしても、係止突部が凹部内に着座している限り周方向へ相対回転することは容易ではない。このため、両連結部材はより分離しにくくなる。
仮に、両連結部材が連結した状態において、周方向へ相対回転させる強い力が加わったとしても、係止突部が凹部内に着座している限り周方向へ相対回転することは容易ではない。このため、両連結部材はより分離しにくくなる。
本発明によれば、線材の両端部に夫々固定した連結部材同士を接続することにより螺旋状の連結体を構成するスパイラルハンガーにおいて、両連結部材の外周面に跨って密着包囲する連結リングにより連結力を補強すると共に、連結リングに設けたL字状スリットの終端部に一方の連結部材に設けた係止突部を着座させるようにしたので、連結部材同士の着脱操作性を低下させることなく、スパイラルハンガー間の接続部の接続強度を高めて、軸方向への引張り力による抜け落ちを防止することができる。
更に、L字状スリットの終端部に軸方向へ延びる凹部を設け、この凹部内に係止突部を着座させるようにしたので、両連結部材の相対回転を抑制して両者の脱落、分離を防止することができる。
更に、L字状スリットの終端部に軸方向へ延びる凹部を設け、この凹部内に係止突部を着座させるようにしたので、両連結部材の相対回転を抑制して両者の脱落、分離を防止することができる。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明のスパイラルハンガーの使用状態の説明図であり、図2(a)及び(b)は本発明のスパイラルハンガーの接続部の構成を示す分解斜視図、及び連結状態を示す図である。
図1に示すように、メッセンジャーワイヤ1に対して複数のスパイラルハンガー3を連結したスパイラルハンガー連結体2を取付け、このスパイラルハンガー連結体2内に光ケーブルCを挿通して支持している。
スパイラルハンガー3は、金属製の芯材に絶縁樹脂を被覆した1.5m程度の長さを有し、且つ螺旋状に湾曲形成された線材5と、線材5の両端部に夫々固定した連結部材15、20、及び連結リング25から成る接続部10と、を有しており、複数個のスパイラルハンガー3を連結部材15、20、及び連結リング25を用いて連結することによりメッセンジャーワイヤ1に見合った全長を確保することができる。
図1は本発明のスパイラルハンガーの使用状態の説明図であり、図2(a)及び(b)は本発明のスパイラルハンガーの接続部の構成を示す分解斜視図、及び連結状態を示す図である。
図1に示すように、メッセンジャーワイヤ1に対して複数のスパイラルハンガー3を連結したスパイラルハンガー連結体2を取付け、このスパイラルハンガー連結体2内に光ケーブルCを挿通して支持している。
スパイラルハンガー3は、金属製の芯材に絶縁樹脂を被覆した1.5m程度の長さを有し、且つ螺旋状に湾曲形成された線材5と、線材5の両端部に夫々固定した連結部材15、20、及び連結リング25から成る接続部10と、を有しており、複数個のスパイラルハンガー3を連結部材15、20、及び連結リング25を用いて連結することによりメッセンジャーワイヤ1に見合った全長を確保することができる。
第1の連結部材15は、線材5の一端部に固定された大径の基部16と、基部16の先端部に形成された嵌合突起17と、を有している。第2の連結部材20は、線材5の他端部に固定された大径の基部21と、基部21の先端面に形成されて第1の連結部材の嵌合突起17を嵌合させる嵌合凹所22と、を有している。
嵌合突起17と嵌合凹所22は、互いに嵌合し合う形状であれば、どのような嵌合構造であってもよい。
各連結部材15、20は、夫々線材5を構成する金属製芯材と一体化した芯材の外面に絶縁樹脂を被覆した構成を有している。
嵌合突起17と嵌合凹所22は、互いに嵌合し合う形状であれば、どのような嵌合構造であってもよい。
各連結部材15、20は、夫々線材5を構成する金属製芯材と一体化した芯材の外面に絶縁樹脂を被覆した構成を有している。
連結リング25は第2の連結部材20の外周面に嵌合した状態で保持され、第2の連結部材の嵌合凹所22内に第1の連結部材の嵌合突起17を嵌合してから、第1の連結部材外周面に向けてスライドさせることにより、両連結部材外周面に跨った状態となる。この際、連結リング25の端縁に180度間隔をおいて設けた2つの切欠き(L字状スリット)26内に第1の連結部材の外周面に突設した2つの係止突部18を挿着させる。各切欠き26は軸方向へ伸びる第1の部分26aと、第1の部分の奥端部で周方向に屈曲した第2の部分26bと、から成るL字状スリットをなしているため、連結リング25を第1の連結部材側へスライドさせることにより第1の部分26aを係止突部18内の奥部まで嵌合させた後で、周方向へ回転させることにより、係止突部18を第2の部分26bの奥部に着座させることができる(図2(b))。
第1の連結部材15を構成する大径の基部16と、第2の連結部材20を構成する大径の基部21は、ほぼ同等の形状、外径寸法を有するように構成されており、この両基部16、21の外周面に跨って嵌合する連結リング25の内周面は、両基部の外周面と密着するように寸法設定される。従って、切欠き26内に嵌合した係止突部18は、切欠き26内に沿って移動するのでない限り切欠き26内から離脱することはできない。
切欠き26、及び係止突部18の形成個数、形成位置は任意に設定すればよい。また、上記実施形態では係止突部18を第1の連結部材15側に設けたが、係止突部を第2の連結部材側に設けても良い。この場合には、接続前には第1の連結部材の外周面に連結リングを配置しておき、第2の連結部材との連結時に第2の連結部材側へ連結リングをスライド移動させればよい。
本実施形態に係る切欠き26はL字状であるため、図2(b)に示すように第2の部分26bの奥部に係止突部が一旦着座した状態で連結部材間の接続が完了した場合には、軸方向への引張り力が加わっても連結部材同士が離脱することはない。特に、連結リング25は両連結部材の外周面に跨って密着して配置されるため、両連結部材の相対回転を阻止する効果を発揮できる。
切欠き26、及び係止突部18の形成個数、形成位置は任意に設定すればよい。また、上記実施形態では係止突部18を第1の連結部材15側に設けたが、係止突部を第2の連結部材側に設けても良い。この場合には、接続前には第1の連結部材の外周面に連結リングを配置しておき、第2の連結部材との連結時に第2の連結部材側へ連結リングをスライド移動させればよい。
本実施形態に係る切欠き26はL字状であるため、図2(b)に示すように第2の部分26bの奥部に係止突部が一旦着座した状態で連結部材間の接続が完了した場合には、軸方向への引張り力が加わっても連結部材同士が離脱することはない。特に、連結リング25は両連結部材の外周面に跨って密着して配置されるため、両連結部材の相対回転を阻止する効果を発揮できる。
次に、両連結部材15、20が周方向へ相対回転する方向への強い応力を受けた場合には、第2の部分26bから係止突部18が離脱して第1の部分26a内に入り込むことによって、軸方向への脱落を防止する機能を喪失する虞がある。
図3(a)(b)及び(c)は上記の如き不具合を解消することができる切欠き構造を備えた連結リングの要部構成説明図である。
図3(a)の切欠き26は軸方向へ伸びる第1の部分26aの奥部から屈曲形成された第2の部分26bの更に奥部に軸方向内側へ伸びる凹部26cを連続形成した構成が特徴的である。
これによれば、両連結部材15、20の連結時に、同図に示すように第2の部分26bの奥部に達した係止突部18が凹部26c内に入り込むように両連結部材15、20を軸方向へ相対移動させることにより連結を完了する。係止突部18が凹部26c内に着座している状態で、両連結部材に対して周方向へ回転する応力が加わったとしても凹部26c内の係止突部18が周方向へ移動しないため、第2の部分26bを経由して第1の部分26a内に入り込む虞がない。従って、両連結部材が脱落する虞が少なくなる。
図3(a)(b)及び(c)は上記の如き不具合を解消することができる切欠き構造を備えた連結リングの要部構成説明図である。
図3(a)の切欠き26は軸方向へ伸びる第1の部分26aの奥部から屈曲形成された第2の部分26bの更に奥部に軸方向内側へ伸びる凹部26cを連続形成した構成が特徴的である。
これによれば、両連結部材15、20の連結時に、同図に示すように第2の部分26bの奥部に達した係止突部18が凹部26c内に入り込むように両連結部材15、20を軸方向へ相対移動させることにより連結を完了する。係止突部18が凹部26c内に着座している状態で、両連結部材に対して周方向へ回転する応力が加わったとしても凹部26c内の係止突部18が周方向へ移動しないため、第2の部分26bを経由して第1の部分26a内に入り込む虞がない。従って、両連結部材が脱落する虞が少なくなる。
次に、図3(b)に示した切欠きは第2の部分の奥部に設けた凹部26dを軸方向外側に突出させた構成が特徴的であるが、その効果は図3(a)の場合と同等である。
次に、図3(c)に示した切欠きは、第2の部分26bの奥部に、軸方向外側へ突出する凹部26cと軸方向内側へ突出する凹部26dを共に設けた構成が特徴的である。この実施形態にあっては、第2の部分26bの奥部に軸方向両方向へ突出した凹部を設けたので、何れか一方の凹部内から第2の部分26b内に移動することがより困難となり、その分だけ両連結部材15、20が脱落する虞が低くなる。即ち、一方の凹部26c内に係止突部18が着座しているときに、両連結部材を軸方向へ相対移動させる強い力が加わった場合には、係止突部18は他方の凹部26d内に入り込むため、第2の部分26b内には移動しにくくなる。
次に、図3(c)に示した切欠きは、第2の部分26bの奥部に、軸方向外側へ突出する凹部26cと軸方向内側へ突出する凹部26dを共に設けた構成が特徴的である。この実施形態にあっては、第2の部分26bの奥部に軸方向両方向へ突出した凹部を設けたので、何れか一方の凹部内から第2の部分26b内に移動することがより困難となり、その分だけ両連結部材15、20が脱落する虞が低くなる。即ち、一方の凹部26c内に係止突部18が着座しているときに、両連結部材を軸方向へ相対移動させる強い力が加わった場合には、係止突部18は他方の凹部26d内に入り込むため、第2の部分26b内には移動しにくくなる。
このように本発明では、連結部材同士を接続することにより螺旋状の連結体を構成するスパイラルハンガーにおいて、両連結部材の外周面に跨って密着包囲する連結リングにより連結力を補強すると共に、連結リングに設けたL字状スリットの終端部に一方の連結部材に設けた係止突部を着座させるようにしたので、連結部材同士の着脱操作性を低下させることなく、スパイラルハンガー間の接続部の接続強度を高めて、軸方向への引張り力による抜け落ちを防止することができる。
更に、L字状スリットの終端部に軸方向へ延びる凹部を設け、この凹部内に係止突部を着座させるようにしたので、両連結部材の相対回転を抑制して両者の脱落、分離を防止することができる。
更に、L字状スリットの終端部に軸方向へ延びる凹部を設け、この凹部内に係止突部を着座させるようにしたので、両連結部材の相対回転を抑制して両者の脱落、分離を防止することができる。
1…メッセンジャーワイヤ、2…スパイラルハンガー連結体、3…スパイラルハンガー、5…線材、10…接続部、15、20…連結部材、16…基部、17…嵌合突起、18…係止突部、20…連結部材、21…基部、22…嵌合凹所、25…連結リング、26…切欠き(L字状スリット)、26a…第1の部分、26b…第2の部分、26c…凹部、26d…凹部。
Claims (2)
- 螺旋状に湾曲形成された線材と、該線材の一端部に固定され先端部に嵌合突起を有した第1の連結部材と、該線材の他端部に固定され且つ前記第1の連結部材の嵌合突起を嵌合させる嵌合凹所を有した第2の連結部材と、前記嵌合突起を前記嵌合凹所内に嵌合させた状態で両連結部材の外面に跨って固定される連結リングと、を有したスパイラルハンガーであって、
前記連結リングは軸方向一端縁にL字状スリットを有すると共に、前記第1或いは第2の連結部材の外面には前記L字状スリット内に挿着可能な係止突部を備えていることを特徴とするスパイラルハンガー。 - 前記L字状スリットの周方向へ延びる部分の奥端部に軸方向へ延びる凹部を連設し、この凹部内に前記係止突部が着座可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載のスパイラルハンガー。
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JP2003158803A (ja) * | 2001-11-15 | 2003-05-30 | Meishin Denki Kk | 電線固定具 |
JP2004336996A (ja) * | 2004-08-19 | 2004-11-25 | Denkensya & Co Ltd | ケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具の施工方法 |
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