JP2008067230A - 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より少ない演算量で、画面内において任意に設定された基準点からの距離に応じて画像データの解像度を変化させる画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像データの画面内の任意に設定された基準点からの距離に応じて画像データの解像度を変化させる画像処理装置100は、画像データから基準点から離れるのに伴って画素間隔が大きくなるように配列される演算対象画素を選択して、選択された演算対象画素をその演算対象画素の画素値とその演算対象画素の周囲に位置する画素の画素値とを用いて平滑化する平滑化処理部104と、演算対象画素として選択されなかった画素の画素値をその周辺に位置する平滑化された演算対象画素の画素値から補間する補間処理部105とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画面内において任意に設定した基準点からの距離に応じて画像データの解像度を変化させる画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラムに関するものである。
従来から、パーソナルコンピュータなどでは、画像処理ソフトウェアを実行して、デジタルカメラで撮像した画像データに加工を施して種々の画像効果を与えることが行われている。
例えば、撮像画像にソフトフォーカス効果を与える場合、従来の銀塩フィルムを用いるカメラでは、撮影時にソフトフィルタや軟調フィルタなどのフィルタを取り付けて撮像することを要していた。これに対して、パーソナルコンピュータ上で実行される画像処理ソフトウェアでは、デジタルカメラに上述したフィルタを取り付けずに撮像された画像であっても、この撮像画像に画像処理を施してソフトフォーカス効果を与えることができる。
一方、デジタルカメラでも、その処理性能の向上に伴って従来からパーソナルコンピュータ上で行われていた比較的演算量が大きい加工処理を行うことが容易になってきた。
しかしながら、高画質化の要求に応じた画像データを構成する画素数の増加によって、より多くの画素から構成される画像データに対して画像効果を与えるためには、演算量が大きくなってしまう。
このため、デジタルカメラでは、その処理性能が向上したとはいえパーソナルコンピュータに比べて処理能力が低いので、上述した演算量の増加に伴って演算速度も比較的遅くなってしまうという問題がある。
特許文献1には、原画像を縮小した後にフィルタリング処理をすることにより、フィルタリング処理に要する演算時間を短縮する画像処理装置が記載されている。しかしながら、この画像処理装置では、画像全体に亘って解像度が劣化してしまうという問題があった。
特公平05―081951号公報
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、画像全体に亘って画質の劣化を抑えつつ、より少ない演算量で、画面内において任意に設定された基準点からの距離に応じて画像データの解像度を変化させる画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための手段として、本発明は、画像データの画面内の任意に設定された基準点からの距離に応じて、上記画像データの解像度を変化させる画像処理装置であって、上記画像データから、上記基準点から離れるのに伴って画素間隔が大きくなるように配列される演算対象画素を選択する選択手段と、上記選択手段によって選択された演算対象画素を、その演算対象画素の画素値とその演算対象画素の周囲に位置する画素の画素値とを用いて平滑化する平滑化処理手段と、上記選択手段によって上記演算対象画素として選択されなかった画素の画素値を、その周辺に位置する上記平滑化処理手段により平滑化された上記演算対象画素の画素値から補間する補間処理手段とを備える。
本発明は、画像データの画面内において任意に設定された基準点からの距離に応じて、上記画像データの解像度を変化させる画像処理方法であって、上記画像データから、上記基準点から離れるのに伴って画素間隔が大きくなるように配列される演算対象画素を選択し、上記選択された演算対象画素を、その演算対象画素の画素値とその演算対象画素の周囲に位置する画素の画素値とを用いて平滑化し、上記演算対象画素として選択されなかった画素の画素値を、その周辺に位置する上記平滑化された上記演算対象画素の画素値から補間する。
本発明は、画像データの画面内において任意に設定した基準点からの距離に応じて、上記画像データの解像度を変化させる画像処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、上記画像データから、上記基準点から遠くなるのに伴って各々の画素間隔が大きくなるように配列される演算対象画素を選択する選択工程と、上記選択工程で選択された演算対象画素の画素値を、その演算対象画素の画素値とその演算対象画素の周囲に位置する画素の画素値とを用いて平滑化する平滑化処理工程と、上記演算対象画素として選択されなかった画素の画素値を、その周辺に位置する上記平滑化処理工程で平滑化された上記演算対象画素の画素値から補間する補間処理工程とを有する。
本発明は、画像データから、基準点から離れるのに伴って画素間隔が大きくなるように配列される演算対象画素を選択し、演算対象画素をその演算対象画素の画素値とその演算対象画素の周囲の画素の画素値とを参照して平滑化し、画像データのうち演算対象画素として選択されなかった画素の画素値をその周辺に位置する平滑化された演算対象画素の画素値から補間する。
このように本発明は、必要とする解像度に応じて、画面内から演算対象画素として選択する画素間隔を変化させるので、画像全体に亘って画質を劣化を抑えながら、より少ない演算量で画像データの解像度変換を行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態に係るデジタルカメラ100は、図1に示すように、イメージセンサ101と、補正処理部102と、画像メモリ103と、平滑化処理部104と、補間処理部105と、記録媒体106と、表示部107と、制御部108とを備える。
イメージセンサ101は、被写体を撮像して画像データを読み出し、この画像データに明るさ補正・黒レベル補正などの光学補正を施して補正処理部102に供給する。
補正処理部102は、イメージセンサ101から供給された画像データに、輪郭強調、ガンマ補正、及び、色差マトリックス変換などの信号処理を施して画像メモリ103に供給する。
画像メモリ103は、補正処理部102から供給される画像データを一時的に記憶して、平滑化処理部104、補間処理部105、記憶媒体106、及び、表示部107に供給する。また、画像メモリ103は、複数の記憶領域に分割されており、これらの記憶領域毎に異なる種類のデータを管理するようになっている。
平滑化処理部104は、画像メモリ103から供給される画像データの中から演算対象画素を選択し、選択した演算対象画素に対して平滑化処理を施す。そして、平滑化処理部104は、平滑化処理を施した演算対象画素から構成される画像データを画像メモリ103に供給する。
補間処理部105は、平滑化処理部104で演算対象画素として平滑化処理が施されなかった画素の画素値を、その周辺に位置する平滑化処理された演算対象の画素値を用いて補間する。そして、補間処理部105は、補間処理が施された画像データを画像メモリ103に供給する。
記録媒体106は、画像メモリ103から供給される画像データを記録する。また、記録媒体106は、一旦記録した画像データを、処理対象データとして画像メモリ103に供給する。
表示部107は、画像メモリ103から供給される画像データをユーザへ表示する。
制御部108は、デジタルカメラ100全体の動作を制御する。制御部108は、所定のユーザインタフェースを介してユーザから命令が供給される。制御部108は、この命令に応じて、上述した各処理部の動作を制御する。
本実施形態では、上述したデジタルカメラ100の処理部のうち、画像データに対して図2に示すような画像効果を与える画像処理を行う平滑化処理部104及び補正処理部105の動作に注目して説明する。
図2は、画面内の中心を基準点として設定して、この基準点からの距離に応じて画像データの解像度を変化させる画像処理を行うデジタルカメラ100の動作を模式的に示した図である。
平滑化処理部104は、図2(A)に示す処理対象の画像データ(以下、原画像データという。)のうち、図2(B)において斜線で示される演算対象画素を選択する。そして、平滑化処理部104は、図2(B)に示す演算対象画素に平滑化処理を施して、図2(C)に示すように演算対象画素以外の画素の画素値を間引く。さらに、補間処理部105は、図2(C)に示すような演算対象画素以外の画素の画素値が間引かれた画像データ(以下、間引き画像データと呼ぶ。)に対して補間処理を施す。このようにして、ビデオカメラ100は、上述した平滑化処理部104及び補間処理部105が行う処理によって、画面内の中心から離れるのに伴って画像をぼかす効果を原画像データに与える。
なお、本実施形態では、基準点を画面内の中心に設定するが、このような場合に限定されるものではなく、例えば、処理対象の画像データを表示部107に表示してユーザが基準点を任意に設定するようにしても良い。
次に、平滑化処理部104が行う動作について説明する。
平滑化処理部104は、図3に示すような対応関係を用いて、原画像データの中から演算対象画素を選択する。図3は、基準点からの距離と、その距離に対応するぼかし度の変化を示した図である。ここで、ぼかし度とは、画像をぼかす度合いを示す指標である。
具体的には、平滑化処理部104は、基準点からの距離に応じて、全画素に対してそれぞれぼかし度を算出する。そして、平滑化処理部102は、算出したぼかし度に応じて次に示す判断処理を行う。
平滑化処理部104は、各画素に対してぼかし度を算出すると、ぼかし度と間引きステップとの対応関係から、ぼかし度に応じて間引きステップを算出する。ここで、間引きステップは、演算対象画素として選択する画素の画素間隔である。平滑化処理部104は、ぼかし度と間引きステップとの対応関係に基づいて、基準点から離れるのに伴って画素間隔が大きくなるように、画面内から演算対象画素を選択する。
例えば、平滑化処理部104は、図4(A)に示すように、間引きステップの値が1の画素で構成される領域に対して、その領域内の全ての画素を演算対象画素として選択する。また、平滑化処理部102は、間引きステップの値が2の画素で構成される領域に対して、その領域内において1画素置きに演算対象画素を選択する。さらに、平滑化処理部104は、間引きステップの値が4の画素で構成される領域に対して、その領域内において3画素置きに演算対象画素を選択する。
画像データから演算対象画素を選択すると、平滑化処理部104は、これら演算対象画素に対して平滑化処理を施す。平滑化処理部104では、平滑化処理の一例として加重平均フィルタ処理を演算対象画素に施す。ここで、平滑化処理部104は、演算対象画素の画素値とその演算対象画素の周囲の画素の画素値とに、加重平均フィルタに基づくフィルタ係数をそれぞれ設定して、次に示す加重平均フィルタ処理を行う。
平滑化処理部104は、図4(A)に示す間引きステップとフィルタ係数のマトリックスサイズとの対応関係から、平滑化処理に用いる加重平均フィルタのマトリックスサイズを設定する。ここで、加重平均フィルタによる平滑化処理では、マトリックスサイズを大きくすると、よりぼやける効果を演算対象画素の周辺の領域に与えることになる。このため、平滑化処理部104は、ぼかし度が大きくなるのに伴ってフィルタ係数のマトリックスサイズを大きくする。但し、間引きステップの値の増加に伴って演算対象画素の周辺の画像領域がよりぼやけるので、平滑化処理部104は、フィルタ係数のマトリックスサイズを、間引きステップの数を一端減少させて、同様の間引きステップの条件下でぼかし度の増加に伴って増加させる。例えば、図4(A)では、ぼかし度が3から4へ変化する際に、間引きステップの数が1から2へ増加するが、マトリックスサイズが7から5に減少する。
次に、加重平均フィルタの具体例として、フィルタ係数のマトリックスサイズを3×3の加重平均フィルタ処理に関して図4(B)を参照して説明する。マトリックスサイズを3×3の加重平均フィルタ処理では、図4(B)に示すように、図中央の画素を演算対象画素の画素値と、この演算対象画素に対してそれぞれ左斜め上,上,右斜め上,左,右,左斜め下,下,右斜め下に位置する合計8個の画素の画素値とを用いる。
そして、加重平均フィルタ処理では、演算対象画素とその周囲の画素に対して、それぞれ図4(B)に示すようなフィルタ係数を乗じて、これらの乗算結果の総和をとることにより、演算対象画素の画素値を平滑化する。例えば、加重平均フィルタ処理では、演算対象画素の画素値には4/16を乗じて、演算対象画素に対して上下左右に位置する画素には2/16を乗じて、演算対象画素に対して斜めに位置する4個の画素には1/16を乗ずる。
平滑化処理部104は、演算対象画素の選択処理と選択した演算対象画素の画素値を平滑化する平滑化処理とを行って、演算対象画素以外の画素に対してそれらの画素値を間引いた画像データ(以下、間引き画像データと呼ぶ。)を画像メモリ103へ供給する。
なお、平滑化処理部104は、加重平均フィルタ処理に限らず、例えば、平均化フィルタ処理を用いて演算対象画素の画素値を平滑化するようにしても良い。平均化フィルタ処理は、演算対象画素の画素値とその周囲の画素の画素値との総和をとり、この総和を、足し合わせた画素の数で除することで演算対象画素の画素値を平滑化するものである。
また、デジタルカメラ100は、原画像データが記憶されている画像メモリ103以外に記憶媒体を設けて、平滑化処理部104から出力される間引き画像データを、この記憶媒体に記憶させるようにしても良い。
次に、補間処理部105が行う動作について説明する。
補間処理部105は、平滑化処理部104から出力される間引き画像データを構成する画素のうち、画素値が間引かれた画素(以下、補間対象画素と呼ぶ。)に対して、その周辺に位置する平滑化処理が施された演算対象画素を用いて補間処理を行う。本実施形態では、この補間処理として、1画素当たりの補間に係る演算量が比較的少ない双線形補間処理を用いる。
図5は、双線形補間処理を模式的に示す図である。双線形補間処理では、図5に示すように、補間対象画素Zの画素値を、その周囲に位置する平滑化処理が施された4つの演算対象画素の画素値から補間する。これらの4つの演算対象画素は、同様の間引きステップで選択されたものであって、補間対象画素Zに対して左斜め上、右斜め上、左斜め下、右斜め下に位置する画素をそれぞれA,B,C,Dとする。
また、補間対象画素Zを結ぶ垂直延長上と、演算対象画素A,Bを結ぶ水平線とが交わる位置の画素Z1とし、AからZ1までの距離とZ1からBまでの距離との比をx:(1−x)(0≦x≦1)とする。同様に、補間対象画素Zを結ぶ垂直延長上と、演算対象画素C,Dを結ぶ水平線とが交わる位置の画素Z2とすると、CからZ2までの距離とZ2からDまでの距離との比は、x:(1−x)となる。さらに、Z1からZまでの距離とZからZ2までの距離との比を、y:(1−y)(0≦y≦1)とする。
双線形補間処理では、まず、以下に示す(1)式から画素Z1の画素値P(Z1)を、(2)式から画素値P(Z2)をそれぞれ算出する。なお、演算対象画素A,B,C,Dの画素値は、それぞれP(A),P(B),P(C),P(D)とする。
P(Z1)=(1−x)×P(A)+x×P(B) (1)式
P(Z2)=(1−x)×P(C)+x×P(D) (2)式
双線形補間処理では、(1)式および(2)式からの算出結果を用いて、以下に示す(3)式から補間対象画素Zの画素値P(Z)を算出する。
P(Z)=(1−y)×P(Z1)+y×P(Z2) (3)式
このように、補間処理部105は、上述した双線形補間処理によって補間対象画素の画素値を算出する。
次に、平滑化処理部104及び補間処理部105の動作について、図6を参照して詳細に説明する。図6(A)は、平滑処理部104の動作を示すフローチャートであり、図6(B)は、補間処理部105の動作を示すフローチャートである。
前提として、制御部108は、ユーザインタフェースからのユーザ命令に従って、記録媒体106に記録されている画像データの中から原画像データを選択して、画像メモリ103に供給する。そして、制御部108は、画像処理プログラムに従って、平滑化処理部104に対して、図6(A)に示す処理を行わせる。
ステップS10において、平滑化処理部104は、原画像データの中から処理対象となる画素を設定する。ここで、平滑化処理部104は、走査方向の基点である画面内の左上端部の画素を初期の処理対象として設定する。
ステップS11において、平滑化処理部104は、ステップS10で設定された処理対象の画素の位置から基準点までの距離を算出する。
ステップS12において、平滑化処理部104は、図3に示したぼかし度関数を用いて、ステップS11で求めた距離に応じたぼかし度を算出する。
ステップS13において、平滑化処理部104は、図4(A)に示した対応関係を用いて、処理対象画素の間引きステップとフィルタ係数のマトリックスサイズを算出する。
ステップS14において、平滑化処理部104は、ステップS13で求めた間引きステップ、及び、現在の処理対象の画素と現在処理以前に演算対象画素として選択された画素との位置関係から、現在の処理対象の画素を演算対象画素とするか否かを判断する。平滑化処理部104は、この処理対象画素を演算対象画素に選択すると判断するとステップS15へ進み、この処理対象画素を演算対象画素に選択しないと判断すると本処理対象の画素に対する処理工程を終了する。
ステップS15において、平滑化処理部104は、演算対象画素を平滑化するのに必要なデータを画像メモリ103から読み出してくる。ここで、必要なデータとは、演算対象画素の画素値と、フィルタ係数のマトリックスサイズに応じた演算対象画素の周囲に位置する画素の画素値とである。例えば、フィルタ係数のマトリックスサイズが3×3の場合には、演算対象画素の画素値を含め、合計9個の画素値を画像メモリ103から読み出してくる。そして、平滑化処理部104は、画像メモリ103から読み出した画素値を用いて、演算対象画素に加算平均フィルタ処理を施す。
ステップS16において、平滑化処理部104は、ステップS15で加算平均フィルタにより平滑化処理が施された演算対象画素を画像メモリ103に書き込んで、本処理対象の画素に対する処理工程を終了する。
平滑化処理部104は、画面内の走査方向に各画素を処理対象画素として設定して、それぞれステップS11〜ステップS16の処理を行う。このようにして、平滑化処理部104は、選択した演算対象画素の画素値を全て平滑化して、間引き画像データを画像メモリ103に記憶させる。
制御部108は、画像処理プログラムに従って、画像データの全画素に対して上述した平滑化処理部104の処理が終了したと判断すると、補間処理部105に対して、図6(B)に示すような処理を行わせる。
ステップS20において、補間処理部105は、間引き画像データの中から、処理対象の画素を設定して次に示す処理を行う。なお、補間処理部105は、走査方向の基点である画面内の左上端部の画素を初期の処理対象として設定する。
ステップS21において、補間処理部105は、処理対象画素の画素値に応じて、この処理対象画素が補間対象画素であるか否かを判断する。補間処理部105は、処理対象の画素が補間対象画素であると判断するとステップS22へ進み、処理対象の画素が補間対象画素でないと判断すると、本処理対象の画素に対する処理を終了する。
ステップS22において、補間処理部105は、補間対象画素の画素データを補間するのに必要な4個の演算対象画素の画素データを、それぞれ画像メモリ103から読み出してくる。そして、補間処理部105は、読み出した4つの画素データを用いて、上述した双線形補間処理を補間対象画素に施して、補間対象画素の画素値を補間する。
ステップS23において、補間処理部105は、ステップS22において補間した画素値を画像メモリ103に供給して、本処理対象の画素に対する処理を終了する。
補間処理部105は、画面内の走査方向に各画素を処理対象画素として設定して、それぞれステップS20〜ステップS23の処理を行い、補間処理部105が行う処理を終了する。
なお、上述した処理工程では、平滑化処理部104及び補間処理部105が、それぞれ1画面単位で全画素に対して各処理を行っているが、このような形態に限定されるものではなく、複数の画素からなるブロック単位で各画素に対して処理を行うようにしても良い。このようにブロック単位で処理を行う場合、画像メモリ103は、間引き画像データとして用いる容量を少なくできる。さらに、1画面単位で間引き画像データを設定する場合には、平滑化処理部104の処理が終了した後でなければ、補間処理部105が処理を開始することができないのに対して、制御部108は、上述したブロック単位で間引き画像データを設定することにより、平滑化処理部104での処理が施された間引き画像データを、ブロック単位で順次補間処理部105に供給することができる。このため、補間処理部105は、平滑化処理部104の処理が終了する前に、補間処理部105が処理を開始することができるので、全体としての処理時間を短縮することができる。
このようにして、デジタルカメラ100は、原画像データに対して、その画像面の基準点から離れるのに伴って解像度を変化させる効果を与える。
ところで、従来、このようなぼかし効果を原画像データの基準点近傍の解像度を劣化させずに行うには、原画像データを構成する全ての画素に対してぼかし度に応じたフィルタ係数のマトリックスサイズを設定し、全ての画素に対して平滑化処理を施している。このような従来の画像処理手法に対して、本実施形態では、平滑化処理を施す画素数が少なくなるが、基準点から離れた画素を補間する処理が必要となってしまう。
しかしながら、本実施形態では、1画素当たりの補間処理量が1画素当たりの平滑化処理量に比べて少ないので、従来に比べて原画像データの基準点近傍の解像度を劣化させずにより少ない処理量で、原画像データに上述した画像効果を与えることができる。
この理由は、次の通りである。平滑化処理部104は、上述した加重平均フィルタや平均化フィルタ処理に従って、基準点から離れるのに伴って3×3個、5×5個、又は、7×7個と非常に多数の画素の画素値を参照して処理を行う。これに対して、補間処理部105は、上述した双線形補間処理によって、全ての補間対象画素に対して2×2個の画素の画素値を参照して処理を行う。よって、本実施形態では、間引きステップの値が1である画素から構成される領域以外の領域において補間処理が必要となるが、1画素当たりの処理量が平滑化処理に比べて少ないので、演算量を低減して、従来と同様のぼかし効果を原画像データに与えることができる。
なお、デジタルカメラ100は、双線形補間処理により補間対象画素を補間するが、これに限らず、1画素当たりの処理量が平滑化処理に比べて少ない補間処理方法として、例えば、補間対象画素に対して最近傍に位置する演算対象画素の画素値から補間する最近傍法(ニアレストネイバー法とも呼ばれる。)を用いるようにしても良い。
さらに、デジタルカメラ100は、演算量の減少により、上述したぼかし処理を行う場合に消費する電力も低減することができる。
なお、本発明は、以上の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは勿論である。
また、上述した実施の形態における一連の処理は、ソフトウェアにより実行することもできる。この場合、そのソフトウェアを構成するプログラムをデジタルカメラの専用ハードウェアに予め組み込むようにしてもよい。
デジタルカメラが備える各処理部の構成を示す模式図である。 画面内の中心を基準点として設定して、この基準点からの距離に応じて画像データの解像度を変化させる処理を模式的に示した図である。 基準点からの距離とぼかし度との対応関係を示す図である。 図4(A)はぼかし度、間引きステップ、及び、フィルタ係数のマトリックスサイズとの対応関係を示す図であり、図4(B)はマトリックスサイズ3×3の加重平均フィルタ処理のフィルタ係数を示す図である。 双線形補間処理を模式的に示す図である。 図6(A)は平滑化処理部の動作を示すフローチャートであり、図6(B)は補間処理部の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 デジタルカメラ、101 イメージセンサ、102 補正処理部、103 画像メモリ、104 平滑化処理部、105 補間処理部、106 記録媒体、107 表示部、108 制御部

Claims (4)

  1. 画像データの画面内の任意に設定された基準点からの距離に応じて、上記画像データの解像度を変化させる画像処理装置において、
    上記画像データから、上記基準点から離れるのに伴って画素間隔が大きくなるように配列される演算対象画素を選択する選択手段と、
    上記選択手段によって選択された演算対象画素を、その演算対象画素の画素値とその演算対象画素の周囲に位置する画素の画素値とを用いて平滑化する平滑化処理手段と、
    上記選択手段によって上記演算対象画素として選択されなかった画素の画素値を、その周辺に位置する上記平滑化処理手段により平滑化された上記演算対象画素の画素値から補間する補間処理手段とを備える画像処理装置。
  2. 上記平滑化処理手段は、上記画像データの画面内のうち上記演算対象画素が一定の画素間隔に配列されている領域では、上記基準点から離れるのに伴って上記演算対象画素の周囲に位置する画素の画素値をより多く用いて、上記演算対象画素を平滑化することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 画像データの画面内において任意に設定された基準点からの距離に応じて、上記画像データの解像度を変化させる画像処理方法において、
    上記画像データから、上記基準点から離れるのに伴って画素間隔が大きくなるように配列される演算対象画素を選択し、
    上記選択された演算対象画素を、その演算対象画素の画素値とその演算対象画素の周囲に位置する画素の画素値とを用いて平滑化し、
    上記演算対象画素として選択されなかった画素の画素値を、その周辺に位置する上記平滑化された上記演算対象画素の画素値から補間する画像処理方法。
  4. 画像データの画面内において任意に設定した基準点からの距離に応じて、上記画像データの解像度を変化させる画像処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    上記画像データから、上記基準点から離れるのに伴って各々の画素間隔が大きくなるように配列される演算対象画素を選択する選択工程と、
    上記選択工程で選択された演算対象画素の画素値を、その演算対象画素の画素値とその演算対象画素の周囲に位置する画素の画素値とを用いて平滑化する平滑化処理工程と、
    上記演算対象画素として選択されなかった画素の画素値を、その周辺に位置する上記平滑化処理工程で平滑化された上記演算対象画素の画素値から補間する補間処理工程とを有するプログラム。
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