JP2002101296A - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法及び画像処理装置

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JP2002101296A
JP2002101296A JP2000287320A JP2000287320A JP2002101296A JP 2002101296 A JP2002101296 A JP 2002101296A JP 2000287320 A JP2000287320 A JP 2000287320A JP 2000287320 A JP2000287320 A JP 2000287320A JP 2002101296 A JP2002101296 A JP 2002101296A
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Hiroto Hirakoso
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    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル画像の拡大又は縮小を行う画像処
理において、高画質を維持しながら演算量を減らすこと
ができるようにする。 【解決手段】 ディジタル画像の拡大又は縮小を行うた
めに、出力画素値算出のため用いる離散原画素間の補間
信号を、補間関数にキュービック・コンボリューション
法における関数とバイリニア法における関数とを合成し
て成る関数を用いたFIRディジタルフィルターによっ
て算出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ディジタル画像を
拡大又は縮小する処理を行う時に、演算量又は回路規模
を減少させることができるようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル方式の撮像装置、例え
ば、ビデオカメラや静止画ビデオカメラ等が急速に普及
している。従って、画像信号を含む信号処理技術もアナ
ログからディジタルへと移行しつつあり、処理すべき画
像も銀塩フィルムに記録されたアナログ画像から各種デ
ィジタル記録媒体に記録されたディジタル画像へと変わ
ってきた。
【0003】上記のようなアナログ画像及びディジタル
画像の拡大又は縮小を行う際、前者においては、光学系
等を用いたアナログ手法による処理を行うのに対し、後
者においては、ディジタル処理を行うため画像の構成画
素値を演算によって求める必要がある。
【0004】即ち、図3に示すように、原画像を構成す
る離散信号間に補間演算によって復元した補間信号を配
置して成る補間連続信号を、画像の拡大時においては原
画像よりも小さな間隔で画像データーを再サンプリング
することによって拡大を行い、また、画像の縮小時にお
いては、原画像よりも大きな間隔で画像データを再サン
プリングすることによって縮小を行う。そして、上記補
間演算においては、サンプリング定理に基づいたsinc関
数による補間を基本概念としている。
【0005】従来の補間演算においては、演算量を軽減
するためsinc関数の近似式を補間関数として畳み込みに
用いる補間方法が考案されている。このような補間方法
としては、例えば、ニアレスト・ネイバー(nearest nei
ghbor)法、バイリニア(bilinear)法、キュービック・コ
ンボリューション(cubic convolution)法等である。
【0006】上記畳込みによる演算は、所謂FIRディ
ジタルフィルターによって実現されるが、ニアレスト・
ネイバー法、バイリニア法、キュービック・コンボリュ
ーション法の順で得られる拡大又は縮小画像の画質が良
好になっていく反面、補間関数の次数及びフィルターの
タップ数も、この順で増大することになる。
【0007】従って、上記各補間演算方法における演算
をソフトウェアで実現する場合には、上記の順で、即
ち、画質が良好になっていく順で演算量が増し、CPU
等の演算装置に掛かる負荷が大きくなって処理時間が長
くなってしまうという問題があり、また、ハードウェア
によって演算を行う場合にも、同様に、回路規模が増大
してしまうという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み、ディジタル画像の拡大又は縮小を行う画像処理
において、高画質を維持しながら演算量を減らすことが
できるようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ディジタル画像の拡大又は縮小を行うた
めに、出力画素値算出のため用いる離散原画素間の補間
信号を、補間関数にキュービック・コンボリューション
法における関数とバイリニア法における関数とを合成し
て成る関数を用いたFIRディジタルフィルターによっ
て算出するようにした画像処理方法及び画像処理装置で
ある。
【0010】従って、補間信号算出のための演算が単純
で処理時間が短いにも係わらず、高画質な変換画像を得
ることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明画像処理方法及び
画像処理装置の実施の形態について、添付図面を参照し
て説明する。尚、以下に示す実施の形態は、本発明をソ
フトウェア又はハードウェアで画像処理を行う画像処理
装置にそれぞれ適用したものである。
【0012】本発明の原理を概略的に述べると、ディジ
タル画像の拡大又は縮小を行うための画像処理方法及び
画像処理装置において、出力画素値算出のため用いる離
散原画素間の補間信号を、補間関数にキュービック・コ
ンボリューション法における関数の一部とバイリニア法
における関数の一部とを合成して成る左右非対称な補間
関数を用いたFIRディジタルフィルターによって算出
するようにしたことを特徴とするものである。
【0013】最初に、本発明画像処理装置の構成につい
て説明する。
【0014】図1は、ソフトウェアで画像処理を行うよ
うにされた画像処理装置1を示すものであり、該画像処
理装置1は、所謂PC・WSと称されるコンピューター
である。
【0015】画像処理装置1は、本体部2と、該本体部
2に接続されたキーボード3、マウス4、モニター5及
びプリンター6等から成るものである。そして、本体部
2には、入力I/F(インターフェース)7、出力I/
F(インターフェース)8、I/O(入力/出力)バス
9、CPU(中央演算処理装置)10、ROM(読み出
し専用メモリー)11a及びRAM(ランダムアクセス
メモリー)11bから成る内蔵メモリー11、HDD
(ハードディスクドライブ)12等が内蔵されている。
【0016】上記画像処理装置1の各部は、キーボード
3及びマウス4が本体部2の入力I/F7に、モニター
5及びプリンター6が出力I/F8に接続される。ま
た、本体部2内部においてはI/Oバス9に、入力I/
F7、出力I/F8、CPU10、内蔵メモリー11及
びHDD12がそれぞれ接続され、これら各部がI/O
バス9を介して相互にデーター交換を行うことができる
ようになっている。
【0017】上記したような構造を有する画像処理装置
1において、拡大又は縮小の対象となるディジタル原画
像のデーターは、2次記憶装置であるHDD12に記憶
されている。そして、このディジタル原画像のデーター
が、I/Oバス9を経由して1次記憶装置であるRAM
11bに展開され、CPU10によって後述する本発明
画像処理方法を用いた拡大又は縮小演算が行われる。
【0018】上記演算結果によって拡大又は縮小された
ディジタル画像は、I/Oバス9及び出力I/F8を経
由して、出力装置であるモニター5やプリンター6等に
出力される。
【0019】このような画像を拡大又は縮小する処理を
行うプログラムは、HDD12に記憶されており、必要
に応じてRAM11bに展開されてCPU10によって
実行される。また、使用者は、標準入力装置であるキー
ボード3及びマウス4によって、画像処理装置1の操作
を行うようになっている。
【0020】図2は、ハードウェアーで画像処理を行う
ようにされた画像処理装置20におけるディジタル画像
データーの拡大・縮小回路(以下、画像処理回路)21
のブロック図を示すものである。尚、上記画像処理回路
21は、例えば、CCDディジタルカメラの信号処理系
の最終段に位置するものであり、全ての信号処理が終了
してディジタル画像として成り立っている信号を原画像
信号として入力させるものである。
【0021】即ち、処理回路21は、タイミング発生回
路22、メモリーコントロール回路23、補間係数発生
回路24、ラインメモリー25及び補間演算回路26か
ら成る。
【0022】前記原画像信号は、補間演算時のディレイ
ラインであるラインメモリー25に書き込まれる。そし
て、任意の拡大又は縮小率に応じて適切な画素データー
を読み出して、補間演算回路26に入力する。尚、ライ
ンメモリー25への書き込み及び読み出しのアドレス
は、メモリーコントロール回路23にて生成される。
【0023】こうして入力された対象となる画素データ
ーは、補間係数発生回路24で、画像の拡大率又は縮小
率に合わせて生成される補間係数に従って後述する本発
明画像処理方法を用いて、補間演算回路26で演算さ
れ、拡大又は縮小されたディジタル画像信号として出力
される。尚、メモリーコントロール回路23及び補間係
数発生回路24は、タイミング発生回路22によって同
期が取られて制御されている。
【0024】次に、本発明画像処理方法について説明す
る。
【0025】ディジタル画像の拡大又は縮小における処
理は、図3乃至図5に示すように、原画像を構成する離
散信号間を補間演算によって復元して作り出した補間信
号で埋め、原画像の離散信号とその間の補間信号とを、
拡大時には原画像よりも小さな間隔で再サンプリング
(リサンプリング)し、逆に、縮小時には原画像よりも
大きな間隔で再サンプリングすることによって行うもの
である。
【0026】上記補間信号を求める補間演算において
は、サンプリング定理に基づいたsinc関数による補間を
基本概念としている。以下の数1に上記sinc関数を示
す。
【0027】
【数1】
【0028】従来の補間演算においては、補間演算を軽
減するためsinc関数の近似式を補間関数として畳み込み
に用いる方法が考案されている。その代表例としては、
従来技術の欄でも述べた、以下に示す3つの方法があ
る。
【0029】1つ目は、補間画素値を、その最近傍画素
値として用いるニアレスト・ネイバー法である。この方
法においては、補間関数をグラフで表すと、図示は省略
するが、矩形状を為している。以下の数2に、上記ニア
レスト・ネイバー法における補間関数h(x)を示す。
【0030】
【数2】
【0031】2つ目のバイリニア法は、補間画素値を、
その近傍2画素を線形補間によって求める方法であっ
て、その補間関数はトライアングル関数と呼ばれ、図6
に示すようなグラフになる。以下の数3に上記バイリニ
ア法における補間関数h(x)を示す。
【0032】
【数3】
【0033】3つ目のキュービック・コンボリューショ
ン法では、補間画素値を、その近傍の4つの画素値に、
sinc関数の有限範囲(-2<x<+2)近似式を補間関数として
畳み込んで求める方法である。この方法における補間関
数は、図5のグラフに示すようになる。以下の数4に上
記キュービック・コンボリューション法における補間関
数h(x)を示す。
【0034】
【数4】
【0035】上記3つの補間手法による出力画質を比べ
ると、ニアレスト・ネイバー法による画像では、補間画
素が原画素の値によって階段状に急変してモザイク状に
見えるのに対し、バイリニア法による画像では、補間画
素が原画素間の直線近似によって求められるているの
で、滑らかな印象を受けるものとなる。そして、キュー
ビック・コンボリューション法による画像では、図7に
示す補間関数の形状から察しがつくように、高域強調型
の応答特性を持っているため画像のエッジがはっきりし
て鮮明な印象の良好な結果が得られるものとなる。
【0036】ところが、キュービック・コンボリューシ
ョン法は、上記数3と数4との比較でも明らかなよう
に、バイリニア法に比べ補間関数の演算は、より複雑に
なってしまう。また、バイリニア法においては、図10
のグラフに示すように、近傍2点((Z0,Z-1)から補間画
素を演算によって求める(補間信号=A+B)のに対
し、キュービック・コンボリューション法においては、
図12のグラフに示すように、補間画素の演算には近傍
4点(Z0,Z-1,Z-2,Z-3)の画素が必要になる(補間信号=
A+B+C+D)。これは、補間関数を畳み込むFIR
ディジタルフィルター(補間フィルター)を作るときの
次数が、図11及び図13に示すように、前者は1次で
あるのに対し、後者は3次となってしまう。
【0037】一般的に、この補間フィルターの次数を大
きくするとフィルタの性能が向上するが、演算量が増す
ため処理時間が長くなってしまうという弊害が生じる。
【0038】即ち、上記のように、補間関数をsinc関数
に近づけるため複雑にして、補間フィルターの次数を大
きくすると、補間性能が向上して画質も良くなるが、画
像処理を、ソフトウェアー行う場合には演算時間が増大
し、また、ハードウェアーで行う場合には、演算回路の
規模飛躍的に増大してしまうという問題があった。
【0039】従って、本発明画像処理方法においては、
上記トレードオフを考慮してキュービック・コンボリュ
ーション法よりも補間フィルターの次数を下げ、且つ、
バイリニア法にない高域強調型の特性を有する補間フィ
ルターを実現したものである。即ち、具体的には、離散
画像間信号の復元に用いる補間関数に、キュービック・
コンボリューション法の3次元関数とバイリニア法のト
ライアングル関数を合成した関数を用いるようにしたも
のである。
【0040】以下の数5及び数6に本発明における補間
関数h(x)を示す。
【0041】
【数5】
【0042】上記数5の(1)及び(2)に示す本発明
画像処理方法における補間関数をグラフ化すると、それ
ぞれ図8及び図9に示すようになる。これらは、x=0
を境界として、前者(1)の式では、x<0の領域でバ
イリニア法の補間関数を用い、x>0の領域でキュービ
ック・コンボリューション法の補間関数を用いるように
したものであり、逆に、後者(2)の式では、x<0の
領域でキュービック・コンボリューション法の補間関数
を用い、x>0の領域でバイリニア法の補間関数を用い
るようにしたものである。
【0043】上記本発明画像処理方法における補間関数
は、x=0でh(x)=1の値を持つので、画像の拡大
又は縮小率が×1倍の時は、出力画像=入力画像となり
画質の劣化はない。
【0044】図14及び図15に上記数5に示す補間関
数(1)及び(2)の補間方法における畳み込みによる
補間信号の演算方法を示す。上記補間方法においては、
補間信号の演算には、それぞれ、近傍3点(Z0,Z-1,Z-2)
の画素が必要となり、補間信号は、図中のA+B+Cと
なる。
【0045】そして、上記本発明による補間方法で用い
られるFIRディジタルフィルター30は、図16に示
すように、2次の次数を有するものとなる。
【0046】図17及び図22に本発明画像処理方法に
おける補間信号の例を示す。即ち、図17及び以下の数
6に示す単位ステップを入力信号として使用した図18
に示すインパルス列を用いると、バイリニア補完法によ
る出力信号は、図19に示すようになる。
【0047】
【数6】
【0048】これに対し、キュービック・コンボリュー
ション法による出力補間信号は、図20に示すようにな
り、入力信号のエッジ部分を強調する結果が得られる。
【0049】本発明画像処理方法における出力補間信号
は、上記数5の(a)及び(b)、図21及び図22に
示すように、それぞれのエッジの出方の強調が異なる
が、バイリニア補間法にはない高域強調型の特性を有す
ることが明らかである。
【0050】上記したように、本発明は画像の拡大又は
縮小時において、離散画像間信号の復元に用いる補間関
数に、キュービック・コンボリューション法の3次元関
数とバイリニア法のトライアングル関数を合成した関数
を用いるようにしたので、従来のキュービック・コンボ
リューション法による画像処理よりも、ソフトウェアに
よって処理を行う際には、アルゴリズムが単純で演算量
が軽いので処理時間が短くて済む、また、ハードウェア
で処理を行う際には、回路規模が小さくて単純で良いの
で、開発が容易であると共に安価であるという利点を有
する。同様に、従来のバイリニア法による画像処理と比
べても、高域強調型の特性を有する補間方法が実現でき
るので、画像のエッジがはっきりして鮮明な印象の良好
な結果が得られるという利点を有する。
【0051】また、本発明は、ディジタル画像を拡大又
は縮小(解像度の変更)する際に用いる新規な補間方法
であるので、ディジタル画像の解像度を変更する機能を
有するあらゆる機器に適用することが可能である。
【0052】尚、前記実施の形態において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施するに当
たっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、こ
れらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈される
ことがあってはならないものである。
【0053】
【発明の効果】以上に説明したように本発明画像処理方
法は、ディジタル画像の拡大又は縮小を行うために、出
力画素値算出のため用いる離散原画素間の補間信号を、
補間関数にキュービック・コンボリューション法におけ
る関数とバイリニア法における関数とを合成して成る関
数を用いたFIRディジタルフィルターによって算出す
るようにしたので、補間信号算出のための演算が単純で
処理時間が短いにもかかわらず、高画質な変換画像を得
ることができる。
【0054】請求項2に記載した発明にあっては、FI
Rフィルターは、補間関数にキュービック・コンボリュ
ーション法における関数の一部とバイリニア法における
関数の一部とを合成した左右非対称な関数を用いるもの
であるので、高域強調型の特性を有する高画質な変換画
像を得られるにもかかわらず、ソフトウェアで画像処理
を行う場合に適用すると、アルゴリズムを単純化するこ
とが可能になって演算量が軽く処理時間を短くすること
ができ、ハードウェアで画像処理を行う場合に適用する
と、回路規模が小さくなって開発が容易で、しかも、安
価に製造することができる。
【0055】また、本発明画像処理装置は、ディジタル
画像の拡大又は縮小を行うものであって、出力画素値算
出のため用いる離散原画素間の補間信号を、補間関数に
キュービック・コンボリューション法における関数とバ
イリニア法における関数とを合成して成る関数を用いる
FIRディジタルフィルターを有するので、補間信号算
出のための演算が単純で処理時間が短いにも係わらず、
高画質な変換画像を得ることが可能な画像処理装置を実
現することができる。
【0056】請求項4に記載した発明にあっては、FI
Rフィルターは、補間関数にキュービック・コンボリュ
ーション法における関数の一部とバイリニア法における
関数の一部とを合成した左右非対称な関数を用いるもの
であるので、高域強調型の特性を有する高画質な変換画
像を得られるにもかかわらず、ソフトウェアで画像処理
を行う装置に適用すると、アルゴリズムを単純化するこ
とが可能になって演算量が軽く処理時間を短くすること
ができ、ハードウェアで画像処理を行う装置に適用する
と、回路規模が小さくなって開発が容易で、しかも、安
価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態において、ソフトウェアで
画像処理を行うようにされた画像処理装置の一例の構成
を概略的に示す図である。
【図2】本発明の実施の形態において、ハードウェアで
画像処理を行うようにされた画像処理装置の一例の要部
構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】入力原画像から補間信号を求め、再サンプリン
グを行う方法を概略的に示す図である。
【図4】2倍に拡大した処理済みの画像信号の様子を概
略的に示す図である。
【図5】3/4倍に縮小した処理済みの画像信号の様子
を概略的に示す図である。
【図6】バイリニア補間法における補間関数の特性を示
すグラフである。
【図7】キュービック・コンボリューション補間法にお
ける補間関数の特性を示すグラフである。
【図8】本発明の実施の形態における補間関数の一例の
特性を示すグラフである。
【図9】本発明の実施の形態における補間関数の別の例
の特性を示すグラフである。
【図10】バイリニア法における畳込みによる演算方法
の原理を示す図である。
【図11】バイリニア法におけるFIRディジタルフィ
ルターを示す図である。
【図12】キュービック・コンボリューション補間法に
おける畳込みによる演算方法の原理を示す図である。
【図13】キュービック・コンボリューション補間法に
おけるFIRディジタルフィルターを示す図である。
【図14】本発明の実施の形態において、図8に示す補
間関数を用いた補間方法における畳込みによる演算方法
の原理を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態において、図9に示す補
間関数を用いた補間方法における畳込みによる演算方法
の原理を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態におけるFIRフィルタ
ーを示す図である
【図17】図18乃至図22と共に、本発明の実施の形
態における補間信号の例を示すものであり、本図は単位
ステップを示す図である。
【図18】インパルス列を示す図である。
【図19】バイリニア法による補間関数の応答を示す図
である。
【図20】キュービック・コンボリューション法による
補間関数の応答を示す図である。
【図21】図8に示す補間関数の応答を示す図である。
【図22】図9に示す補間関数の応答を示す図である。
【符号の説明】
1…画像処理装置、20…画像処理装置、30…FIR
ディジタルフィルター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル画像の拡大又は縮小を行うた
    めの画像処理方法において、 出力画素値算出のため用いる離散原画素間の補間信号
    を、補間関数にキュービック・コンボリューション法に
    おける関数とバイリニア法における関数とを合成して成
    る関数を用いたFIRディジタルフィルターによって算
    出するようにしたことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 FIRフィルターは、補間関数にキュー
    ビック・コンボリューション法における関数の一部とバ
    イリニア法における関数の一部とを合成した左右非対称
    な関数を用いるものであることを特徴とする請求項1に
    記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 ディジタル画像の拡大又は縮小を行う画
    像処理装置において、 出力画素値算出のため用いる離散原画素間の補間信号
    を、補間関数にキュービック・コンボリューション法に
    おける関数とバイリニア法における関数とを合成して成
    る関数を用いるFIRディジタルフィルターを有するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 FIRフィルターは、補間関数にキュー
    ビック・コンボリューション法における関数の一部とバ
    イリニア法における関数の一部とを合成した左右非対称
    な関数を用いるものであることを特徴とする請求項3に
    記載の画像処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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