JP2012133484A - 画像検索装置、および画像検索プログラム - Google Patents

画像検索装置、および画像検索プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2012133484A
JP2012133484A JP2010283541A JP2010283541A JP2012133484A JP 2012133484 A JP2012133484 A JP 2012133484A JP 2010283541 A JP2010283541 A JP 2010283541A JP 2010283541 A JP2010283541 A JP 2010283541A JP 2012133484 A JP2012133484 A JP 2012133484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
feature
feature amount
search
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010283541A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5417312B2 (ja
Inventor
Mitsuhiro Wagatsuma
光洋 我妻
Hiromu Miyashita
広夢 宮下
Akira Kojima
明 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2010283541A priority Critical patent/JP5417312B2/ja
Publication of JP2012133484A publication Critical patent/JP2012133484A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5417312B2 publication Critical patent/JP5417312B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】ぼかし画像の算出を高速化し、特徴点および特徴量の検出に要する演算時間および演算量を低減する。
【解決手段】画像検索装置であって、画像ファイルおよび検索画像を入力する画像入力手段101と、画像ファイルおよび前記検索画像を記憶する記憶手段102と、画像ファイルおよび検索画像の特徴点および特徴量をそれぞれ抽出する特徴量抽出手段103と、検索画像の特徴量に一致または類似する画像ファイルの特徴量を検索する検索手段105と、検索画像の特徴量に一致または類似する前記画像ファイルの特徴量に対応する特徴点に所定の印を設定して表示する表示手段106とを有し、特徴量抽出手段103は、ぼかしフィルタを間引きして演算してぼかし画像を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像の中から所定の検索画像を検索する画像検索装置、および画像検索プログラムに関する。
大量の画像の中から、目的のロゴマークが写った写真を検索したり、映像の中から特定の物体が映っているシーンを探し出したりする手法として数多くの技術が確立されている。
例えば、非特許文献1には、回転・拡大に普遍な特徴量として、SIFTと呼ばれるものが記載されている。この特徴量(SIFT)は、画像を回転、拡大、縮小した場合であっても同じ場所に検出されるため、検索したい検索画像が、検索対象の画像の中で回転していたり、小さく写っていたりする場合でも検索することができる。
Lowe, D. G., "Object recognition from local scale-invariant features", Proc. of IEEE Intl. Conf. on Computer Vision (ICCV), pp.1150-1157 (1999)
しかしながら、非特許文献1の手法では、特徴点および特徴量の検出に時間がかかるという問題がある。すなわち、ぼかし画像の算出に時間がかかってしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ぼかし画像の算出を高速化し、特徴点および特徴量の検出に要する演算時間および演算量を低減する画像検索装置、および画像検索プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、画像検索装置であって、画像ファイルおよび検索画像を入力する画像入力手段と、前記画像ファイルおよび前記検索画像を記憶する記憶手段と、前記画像ファイルおよび前記検索画像の特徴点および当該特徴点に対応する特徴量を、それぞれ抽出する特徴量抽出手段と、前記検索画像の特徴量に一致または類似する前記画像ファイルの特徴量を検索する検索手段と、前記検索画像の特徴量に一致または類似する前記画像ファイルの特徴量に対応する特徴点に所定の印を設定して表示する表示手段と、を有し、前記特徴量抽出手段は、ぼかしフィルタを間引きして演算し、前記特徴点を抽出するためのぼかし画像を生成する。
また、本発明は、前記画像検索装置としてコンピュータを機能させるための画像検索プログラムである。
本発明によれば、ぼかし画像の算出を高速化し、特徴点および特徴量の検出に要する演算時間および演算量を低減する画像検索装置、および画像検索プログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像検索装置の構成図である。 本実施形態の動作を示すフローチャートである。 画像特徴量の抽出処理を示すフローチャートである。 差分画像から検出した各凸点を示す例である。 ぼかし画像から検出した各凸点を示す例である。 図4に示す凸点の中で、図5に示す凸点と重なる特徴点を示したものである。 図6の特徴点の特徴量を示したものである。 検索結果の表示例である。 検索結果の他の表示例である。
画像の特徴点および特徴量を検出する際に、最も時間を要するのがぼかし画像の算出である。ぼかし画像は、ガウシアンフィルタを用いて表現できる。一次元の関数f(x)のガウシアンフィルタは、
Figure 2012133484
であり、離散化すると
Figure 2012133484
となる。この式2を演算する場合、演算量が大きく、演算時間が大きくかかってしまう。
これに対し、下記の式3を演算することにより得られるぼかし画像は、σ=μとした場合のg[i]の近似になっている。σは、ぼかしの大きさを示すものである。
Figure 2012133484
さらに、下記の式4を演算することにより得られるぼかし画像は、σ=nμとした場合のg[i]の近似になっている。
Figure 2012133484
このように、一次元のガウシアンフィルタについては、上記近似式(式3、4)により近似計算をすることによって、演算量を減らすことができる。
一方、二次元の画像に対してガウシアンフィルタをかける場合には、二次元のガウシアンフィルタになるため、縦方向と横方向に順次上記近似式(式3、4)のガウシアンフィルタをかけることになる。そうすると、近似の誤差の生じ方が縦横方向と斜め方向とで大きくずれてしまい、特徴点の検出には使えなくなってしまう。
そこで、本実施形態では、ガウシアンフィルタの演算を、一個(1画素)おきに間引きして演算し、さらに近似計算を行うことで演算量の軽減を図ることとする。
まず、下記式5のとおり、式2の離散化したガウシアンフィルタを一個置きに間引きするとともに、σから0.25を引いておく。 これにより、演算量を半分に抑える。
Figure 2012133484
次に、近似計算を行う。一個置きに間引きしたガウシアンフィルタでは、(i-1)と(i+1)の情報がなくなってしまうため、下記近似式(式6)を演算することにより、i の前後の情報を取り入れる。
Figure 2012133484
これは、ガウシアンフィルタの近似になっており、二次元の画像でこの手法を用いて演算しても斜め方向に格別に大きな誤差は生じない。
ここでμ=1/4となっているが、これは一個置きに間引きしたガウシアンフィルタの式5において、σから引いた0.25と等しい。(σ-0.25)のぼかしを0.25の近似のぼかしで補強するため、結果的にσだけぼかすことの近似となる。なお、μの値は、1/4に限定されるものではないが、1/4であればコンピュータでビットシフトを行うだけで演算できるため、より高速な演算を実現することができる。
本実施形態では、このような方法でぼかし画像の算出を行うことで、演算量および演算時間を大幅に減らすことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像検索装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の画像検索装置は、画像/映像入力部101と、画像/映像記憶部102と、特徴量抽出部103と、特徴量記憶部104と、検索部105と、表示部106とを有する。
画像/映像入力部101は、画像ファイルまたは映像ファイルと、検索画像とを入力する。画像/映像記憶部102には、画像/映像入力部101から入力された画像ファイルまたは映像ファイルと、検索画像とが記憶される。特徴量抽出部103は、画像ファイルまたは映像ファイルの特徴点および当該特徴点に対応する特徴量を抽出するとともに、検索画像の特徴点および当該特徴点に対応する特徴量を抽出する。また、特徴量抽出部103は、ぼかしフィルタを間引きして演算し、特徴点を抽出するためのぼかし画像を生成し、ぼかし画像の凸点と、ぼかし画像の差分画像の凸点とが重なる点を特徴点として検出する。
特徴量記憶部104には、特徴量抽出部103が検出した特徴点および特徴量に関する情報が記憶される。検索部105は、検索画像の特徴量に一致または類似する画像ファイルまたは映像ファイルの特徴量を検索する。表示部106は、検索画像の特徴量に一致または類似する画像ファイルまたは映像ファイルの特徴量に対応する特徴点に所定の印を設定して表示する。
画像検索装置は、例えば、CPUと、メモリと、HDD等の外部記憶装置と、入力装置と、出力装置とを備えた汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。このコンピュータシステムにおいて、CPUがメモリ上にロードされた画像検索装置用のプログラムを実行することにより、画像検索装置の各機能が実現される。また、画像検索装置用のプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD−ROMなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶することも、ネットワークを介して配信することもできる。
次に、本実施形態の動作について説明する。
図2は、画像検索装置の動作を示すフローチャートである。
S201では、画像/映像入力部101から画像ファイルまたは映像ファイルが入力され、画像/映像記憶装置102に記憶される。画像ファイルには、少なくとも1つの画像が格納されている。映像ファイルは、複数の画像フレームから構成されるファイルである。
S202では、特徴量抽出部103が、画像/映像記憶部102に記憶された画像ファイルまたは映像ファイルに含まれる画像の特徴点および特徴量を抽出し、特徴量記憶部104に記憶する。なお、S202の処理については後述する。
S203では、S201で入力された画像ファイルまたは映像ファイルの中から検索したい所定の検索画像が画像/映像入力部101から入力され、画像/映像記憶部102に記憶される。
S204では、特徴量抽出部103が、画像/映像記憶部102に記憶された検索画像の特徴点および特徴量を抽出し、特徴量記憶部104に記憶する。なお、S202の処理については後述する。また、S203およびS204の処理は、S201よりも前に行うこととしてもよい。
S205では、検索部105が、S204で抽出した検索画像の特徴量と、S202で抽出された画像ファイルまたは映像ファイルの各特徴量とを比較し、検索画像の特徴量と一致または類似する特徴量を画像ファイルまたは映像ファイルから検出する。
S206では、S205において特徴量が一致または類似する特徴量が画像ファイルまたは映像ファイルに存在する場合、表示部106が当該特徴量に対応する特徴点に所定の印を設定して表示する。具体的な表示については後述する。
次に、S202およびS204の画像特徴量の抽出処理について説明する。
図3は、特徴量抽出部103が行う、画像特徴量の抽出処理を示すフローチャートである。ここでは、S204における検索画像の画像特徴量の抽出処理を例として以下に説明する。
S301では、ぼかしの大きさを変えて、S302からS305の処理を繰り返し行う。「ぼかしの大きさ」は、以下ではσの値の大きさで表すものとする。
具体的には、「ぼかしの大きさ」を例えばσ=1.6などで初期化し、繰り返し処理の度に、前回のσの値に所定の数値を乗算する。また、繰り返し処理の所定のタイミングで、前回の処理で算出したぼかし画像を縮小し、ぼかし画像の画素数を減らしてもよい。所定の回数の繰り返し処理を行うか、あるいは、画像のサイズが所定のサイズより小さくなった場合に繰り返し処理を終了する。
例えば、1回目の繰り返し処理では、σ=1.6としてぼかし画像を生成し、2回目、3回目、4回目では、それぞれ前回のσを所定値倍(例えば、√2倍)したσでぼかし画像を生成する。そして、5回目の繰り返し処理を行う前に、画像の縦横を半分の大きさに縮小する。5回目の処理は、前回のσを2倍した2σからぼかし画像を生成し、その後はまたそれぞれ前回のσを所定値倍(例えば、√2倍)してぼかし画像を生成する。その後も、4回の処理を行う毎に、画像の縦横を半分に縮小し、全体で12回の繰り返し処理を行う。あるいた、画像のサイズが縦横のどちらか一方が50画素(ピクセル)以下になった場合に、繰り返し処理を終了する。
S302では、対象となる対象画像(ここでは、図2:S203で入力された検索画像)に対して、ガウシアンフィルタを用いたぼかし画像を算出(生成)する。
非特許文献1では、例えば式7のような定義式があらかじめ記憶され、帰納的にσが定義されている。
Figure 2012133484
そして、対象画像をグレースケール化し、M×N画素の画像に対して、保持されている画素値を L[i][j] とし、式8により、まずi方向にぼかしをかける。
Figure 2012133484
次に、式9により、j方向にぼかしをかけて、ぼかし画像を生成する。
Figure 2012133484
また、繰り返し処理の中では直前に処理をした画像に対して、式10によりぼかしをかけ、ぼかし画像を生成することもできる。
Figure 2012133484
しかしながら、非特許文献1で用いられている式8、式9、式10では、前述のとおり演算量が大きく、演算時間も長くなってしまう。
そこで、本実施形態では、以下のようにガウシアンフィルタの演算を、一個(1画素)おきに間引きして演算し、さらに近似計算を行うことで演算量の軽減を図る。
具体的には、例えば式11のような定義式があらかじめ特徴量記憶部104に記憶され、帰納的にσが定義されているものとする。
Figure 2012133484
そして、対象画像をグレースケール化し、M×N画素の画像に対して、保持されている画素値を L[i][j] とし、式12により1個おきに間引きして演算してぼかしをかけ、さらに近似計算を行うことでぼかし画像を生成する。具体的には、x方向で1個おきに間引きして演算し、x方向で近似計算を行い、y方向で間引きして演算し、y方向で近似計算を行う。これにより、本実施形態では、計算回数を大幅に減らすことができる。
Figure 2012133484
また、ガウシアンフィルタの演算を、2個(2画素)おきに間引きして演算し、さらに近似計算を行うことで、さらに演算量の軽減することとしもよい。
具体的には、特徴量記憶部104に、例えば
Figure 2012133484
のような定義式が記憶され、帰納的にσが定義され、
Figure 2012133484
により、2個おきに間引きして演算してぼかしをかけ、さらに近似計算を行うことでぼかし画像を生成することとしてもよい。すなわち、x方向で2個おきに間引きして演算し、x方向で2回の近似計算を行い、y方向で間引きして演算し、y方向で2回の近似計算を行う。
また、間引きの間隔は、1個おき、2個おきに限定されず、3個以上についても同様に間引きして演算し、近似計算を行うこととしてもよい。
また、繰り返し処理の中で、1回目の繰り返し処理では間引き演算を行わず式8、式9によりぼかし画像を算出し(mod 1)、2回目および3回目では式12により1個おきに間引きして演算し(mod 2)、4回目以降は式14により2個おきに間引きして演算する(mod 3)、などの高速化を行うこととしてもよい。
また、実際の計算では、式15の範囲の画素値のみで、上記ぼかしの計算を行うこととしてもよい。
Figure 2012133484
このように、S302ではぼかし画像を生成する。
S303では、S302で生成したぼかし画像の差分画像を生成する。具体的には、S302で生成されぼかし画像Gn[i][j]について、下記の式16により差分画像Dn[i][j]を生成・算出する。すなわち、S302で生成したぼかし画像から、前回の繰り返し処理のS302で生成したぼかし画像を減算した差分画像を生成する。
Figure 2012133484
S304では、差分画像Dnおよびぼかし画像Gnのそれぞれについて、凸点を検出する。そして、差分画像Dnから検出した凸点の中で、ぼかし画像Gnから検出した凸点または前回の繰り返し処理のぼかし画像Gn-1から検出した凸点と重なる点(一致する点、または近傍にある点)を特徴点として抽出する。
まず、差分画像Dnの中から近傍の中での凸点を検出し、検出した各凸点の画像上の各位置(i,j)を特徴量記憶部104に記憶する。近傍の中での凸点は、自分を中心として、左右・前後・ななめ・上下(n+1, n, n-1)の26近傍と比較したときに最も大きい、もしくは最も小さいものである。すなわち、凸点は、周りの画素と比べて値が最大または最少の点である。具体的には、下記の式17の条件を満たす位置(i,j)を凸点として検出する。また、繰り返し処理の繰り返し回数nについても、凸点の位置とともに特徴量記憶部104に記憶する。
Figure 2012133484
図4は、S203で入力した検索画像が「例」の文字の場合における、差分画像Dnから検出した各凸点をそれぞれ示したものである。図示する例では、特徴量記憶部104に記憶された各位置(i,j)を中心として円で囲って示している。
また、ぼかし画像Gnについても同様に凸点を検出し、検出した凸点の位置(i,j)を特徴量記憶部104に記憶する。具体的には、下記の式18の条件を満たす位置(i,j)を凸点として検出する。
Figure 2012133484
図5は、S203で入力した検索画像が「例」の文字の場合における、ぼかし画像Gnから検出した凸点をそれぞれ示したものである。図示する例では、特徴量記憶部104に記憶した各位置(i,j)を中心として円で囲って示している。
そして、差分画像Dnから検出した凸点の中で、ぼかし画像Gnから検出した凸点、または前回のぼかし画像Gn-1から検出した凸点と重なる凸点を特徴点として抽出し、抽出した凸点(特徴点)の位置を特徴量記憶部104に記憶する。また、繰り返し処理の繰り返し回数nについても、凸点(特徴点)の位置とともに特徴量記憶部104に記憶する。具体的には、差分画像Dnのある凸点とぼかし画像Gn、Gn-1の凸点とが一致する場合、または、所定の距離(例えば、0.2*σn)より小さい近傍にある場合、凸点が重なると判別し、当該凸点の位置(i,j)を特徴点として抽出する。
図6は、図4に示す差分画像Dnの凸点の中で、図5に示すぼかし画像Gnの凸点と重なる特徴点を示したものである。図示する例では、特徴点として4箇所が抽出されている。
S305では、各特徴点の周りの特徴量を抽出する。本実施形態では、各特徴点毎に、当該特徴点から所定の距離以内(例えば、6σn以内)のぼかし画像Gnの凸点、差分画像Dnの凸点、または、ぼかし画像Gnおよび差分画像Dnの凸点を特徴量として検出し、検出した各凸点の相対座標を特徴量記憶部104に記憶する。相対座標は、特徴点を原点(0,0)とした場合の位置座標である。なお、特徴量の抽出は、非特許文献1に記載された方法を用いることとしてもよい。
図7は、図6に示す特徴点の中の1つの特徴点70から所定の距離以内に存在するぼかし画像Gn(図5参照)の凸点71、72、73(特徴量)を示したものである。
以上説明したS302〜S305の処理を所定の回数繰り返すことで、特徴量記憶部104には、繰り返し処理毎に検出された特徴点および当該特徴点の特徴量が記憶される。そして、特徴量記憶部104に記憶された検索画像の全ての特徴点および特徴量を用いて、図2のS205の特徴量の検索処理が行われる。
図2のS202の特徴量抽出処理も、以上説明した図3の処理と同様である。なお、S201の入力が映像ファイルの場合は、S202では、一定時間毎に得られる各フレーム画像に対して、図3に示す処理を行うものとする。これにより、特徴量記憶部104には、繰り返し処理毎に検出された画像ファイルまたは映像ファイルの特徴点および当該特徴点の特徴量が記憶される。そして、特徴量記憶部104に記憶された画像ファイルまたは映像ファイルの全ての特徴点および特徴量を用いて、図2のS205の特徴量の検索処理が行われる。
次に、図2のS205の特徴量の検索処理について説明する。
検索部105は、S204で抽出した検索画像の各特徴点の特徴量と、S202で抽出された画像ファイルまたは映像ファイルの各特徴点の特徴量とを比較し、一致または類似する特徴量を画像ファイルまたは映像ファイルから検索する。
例えば、検索部105は、検索画像の一つの特徴点と、画像ファイルまたは映像ファイルの全特徴点との特徴量間の距離dを算出する。そして、特徴量間の距離dが最も小さい点k1と2番目に小さい点k2がd1<d2*0.6を満たす場合にk1を対応点として検出する。ここでd1はk1とのユークリッド距離、d2はk2とのユークリッド距離を表す。
次に、図2のS206の表示処理について説明する。
表示部106は、S205において選択画像の特徴量と一致または類似する特徴量が画像ファイルまたは映像ファイルに存在する場合、当該特徴量に対応する特徴点の場所を画像ファイルまたは映像ファイル上に設定し、ディスプレイに表示する。S201で映像ファイルが入力された場合は、フレーム画像毎に表示する。
図8は、ディスプレイに表示される表示例を示したものである。図示するように、画像ファイルまたは映像ファイルに、検索画像の特徴量と一致または類似する特徴量が存在する場合、当該特徴量に対応する特徴点に印を設定して(図示する例では円で囲んで)表示する。
また、検索画像の特徴量と一致または類似する特徴量の特徴点の密度が一定以上の箇所については、これらの特徴点の全体を図9に示すように円または矩形で囲んで表示してもよい。
以上説明した本実施形態では、ガウシアンフィルタの演算を間引きし、近似的に演算してぼかし画像を算出する。これにより、演算量を削減し、ぼかし画像の算出を高速化することができる。
また、本実施形態では、差分画像の凸点ととともに、ぼかし画像の凸点にも着目し、これらが重なる点を特徴点として検出することで、大量の特徴点が検出されることを防止する。非特許文献1では、ぼかし画像の差分画像を作成し、差分画像の凸点を特徴点としているため、一般的な画像においては多数の特徴点が検出されてしまう。そのため、非特許文献1では、コントラストの小さな特徴点、凸点付近のヘッセ行列の行列式の大きさが小さな特徴点を取り除くなどの特徴点の選別処理を行う必要があり、多くの演算を要する。これに対し、本実施形態では、検出された特徴点毎に、コントラストの小さな特徴点、凸点付近のヘッセ行列の行列式の大きさが小さな特徴点を取り除くなどの特徴点の選別処理を行う必要がないため、演算量および演算時間を大幅に減らすことができる。
すなわち、本実施形態では、特徴点および特徴量の検出に要する演算時間および演算量を低減することができる。
また、本実施形態では、回転・拡大に頑健な特徴点・特徴量を検出することができ、これらを用いると、大量の画像や、映像の中から特定の画像を頑健に検出することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。例えば、本実施形態では、ガウシアンフィルタの演算を間引きし、差分画像の凸点とぼかし画像の凸点とが重なる点を特徴点として検出することとした。しかしながら、ガウシアンフィルタの演算を間引きのみを行い、特徴点の検出については、差分画像の凸点とぼかし画像の凸点とが重なる点を特徴点とせずに従来の手法を用いることとしてもよい。また、差分画像の凸点とぼかし画像の凸点とが重なる点を特徴点として検出し、ウシアンフィルタの演算については、間引き演算を行わず従来の手法を用いることとしてもよい。この場合であっても、特徴点および特徴量の検出に要する演算時間および演算量を低減することができる。
101:画像/映像入力部
102:画像/映像記憶部
103:特徴量抽出部
104:特徴量記憶部
105:検索部
106:表示部

Claims (6)

  1. 画像検索装置であって、
    画像ファイルおよび検索画像を入力する画像入力手段と、
    前記画像ファイルおよび前記検索画像を記憶する記憶手段と、
    前記画像ファイルおよび前記検索画像の特徴点および当該特徴点に対応する特徴量を、それぞれ抽出する特徴量抽出手段と、
    前記検索画像の特徴量に一致または類似する前記画像ファイルの特徴量を検索する検索手段と、
    前記検索画像の特徴量に一致または類似する前記画像ファイルの特徴量に対応する特徴点に所定の印を設定して表示する表示手段と、を有し、
    前記特徴量抽出手段は、ぼかしフィルタを間引きして演算し、前記特徴点を抽出するためのぼかし画像を生成すること
    を特徴とする画像検索装置。
  2. 請求項1記載の画像検索装置であって、
    前記特徴量抽出手段は、前記ぼかし画像の凸点と、前記ぼかし画像の差分画像の凸点とが重なる点を、特徴点として検出すること
    を特徴とする画像検索装置。
  3. 請求項1または2記載の画像検索装置であって、
    前記特徴量抽出手段は、特徴点毎に、当該特徴点の周囲の特徴量を算出すること
    を特徴とする画像検索装置。
  4. 請求項1または請求項2記載の画像検索装置であって、
    前記特徴量抽出手段は、ぼかしの大きさを変えて、所定の回数ぼかし画像を生成すること
    を特徴とする画像検索装置。
  5. 請求項1記載の画像検索装置であって、
    前記特徴量抽出手段は、ぼかしフィルタを1画素おきに、または2画素おきに間引きして演算し、前記ぼかし画像を生成すること
    を特徴とする画像検索装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像検索装置としてコンピュータを機能させるための画像検索プログラム。
JP2010283541A 2010-12-20 2010-12-20 画像検索装置、および画像検索プログラム Expired - Fee Related JP5417312B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010283541A JP5417312B2 (ja) 2010-12-20 2010-12-20 画像検索装置、および画像検索プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010283541A JP5417312B2 (ja) 2010-12-20 2010-12-20 画像検索装置、および画像検索プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012133484A true JP2012133484A (ja) 2012-07-12
JP5417312B2 JP5417312B2 (ja) 2014-02-12

Family

ID=46649031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010283541A Expired - Fee Related JP5417312B2 (ja) 2010-12-20 2010-12-20 画像検索装置、および画像検索プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5417312B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10083371B2 (en) 2013-03-26 2018-09-25 Fujifilm Corporation Authenticity determination system, feature point registration apparatus and method of controlling operation of same, and matching determination apparatus and method of controlling operation of same
CN111241344A (zh) * 2020-01-14 2020-06-05 新华智云科技有限公司 视频查重方法、系统、服务器及存储介质
WO2023162476A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 特徴点登録装置および特徴点登録方法

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09233326A (ja) * 1996-02-28 1997-09-05 Canon Inc 画像処理装置及びその方法及びそのコンピュータプログラム製品
JP2002352246A (ja) * 2001-05-24 2002-12-06 Nec Soft Ltd 指紋照合確認方式,方法、およびプログラム
JP2004222218A (ja) * 2003-01-15 2004-08-05 Toa Corp 画像圧縮方法及び伸張方法
JP2005157924A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency 画像の動き検出装置
JP2007221367A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Mitsubishi Electric Corp 画像伝送装置および画像伝送システム
JP2008021096A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 人体情報捜査システム
JP2008067230A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Sony Corp 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム
JP2008229161A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Fujifilm Corp 画像成分分離装置、方法、およびプログラム、ならびに、正常画像生成装置、方法、およびプログラム
JP2010009375A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Fujifilm Corp 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2010086540A (ja) * 2008-10-01 2010-04-15 Fuji Xerox Co Ltd 特徴記述子ベクトル生成方法、システムおよびプログラム
JP2010128925A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09233326A (ja) * 1996-02-28 1997-09-05 Canon Inc 画像処理装置及びその方法及びそのコンピュータプログラム製品
JP2002352246A (ja) * 2001-05-24 2002-12-06 Nec Soft Ltd 指紋照合確認方式,方法、およびプログラム
JP2004222218A (ja) * 2003-01-15 2004-08-05 Toa Corp 画像圧縮方法及び伸張方法
JP2005157924A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency 画像の動き検出装置
JP2007221367A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Mitsubishi Electric Corp 画像伝送装置および画像伝送システム
JP2008021096A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 人体情報捜査システム
JP2008067230A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Sony Corp 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム
JP2008229161A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Fujifilm Corp 画像成分分離装置、方法、およびプログラム、ならびに、正常画像生成装置、方法、およびプログラム
JP2010009375A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Fujifilm Corp 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2010086540A (ja) * 2008-10-01 2010-04-15 Fuji Xerox Co Ltd 特徴記述子ベクトル生成方法、システムおよびプログラム
JP2010128925A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10083371B2 (en) 2013-03-26 2018-09-25 Fujifilm Corporation Authenticity determination system, feature point registration apparatus and method of controlling operation of same, and matching determination apparatus and method of controlling operation of same
CN111241344A (zh) * 2020-01-14 2020-06-05 新华智云科技有限公司 视频查重方法、系统、服务器及存储介质
CN111241344B (zh) * 2020-01-14 2023-09-05 新华智云科技有限公司 视频查重方法、系统、服务器及存储介质
WO2023162476A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 特徴点登録装置および特徴点登録方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5417312B2 (ja) 2014-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110738207B (zh) 一种融合文字图像中文字区域边缘信息的文字检测方法
US9740955B2 (en) Method for product recognition from multiple images
US11164003B2 (en) System and method for detecting objects in video sequences
EP1835460B1 (en) Image processing system, learning device and method, and program
CN107392930B (zh) 一种量子Canny边缘检测方法
CN112488999B (zh) 一种图像中小目标检测方法、系统、存储介质及终端
EP3204888A1 (en) Spatial pyramid pooling networks for image processing
CN110852349A (zh) 一种图像处理方法、检测方法、相关设备及存储介质
CN110210480B (zh) 文字识别方法、装置、电子设备和计算机可读存储介质
US8254690B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
JP7026165B2 (ja) テキスト認識方法及びテキスト認識装置、電子設備、記憶媒体
CN111179159B (zh) 消除视频中目标影像的方法、装置、电子设备及存储介质
CN111767750A (zh) 图像处理方法和装置
JP5417312B2 (ja) 画像検索装置、および画像検索プログラム
US20170091760A1 (en) Device and method for currency conversion
KR102452511B1 (ko) 도면의 요소 이미지 검출 방법 및 장치
CN112487943B (zh) 关键帧去重的方法、装置和电子设备
JP4133246B2 (ja) 画像変形情報生成装置、画像変形情報生成方法及び画像変形情報生成プログラム
CN111754518B (zh) 图像集合的扩充方法、装置及电子设备
US9781357B2 (en) Method and an apparatus for generating an approximate nearest neighbor field (ANNF) for images and video sequences
JP2011141664A (ja) 文書比較装置、文書比較方法、及びプログラム
JPWO2012127639A1 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2016085694A (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
WO2023056833A1 (zh) 背景图生成、图像融合方法、装置、电子设备及可读介质
JPWO2004088587A1 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5417312

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees