JP2008066303A - 燃料電池用電極触媒、その製造方法及び前記電極触媒を採用した燃料電池 - Google Patents

燃料電池用電極触媒、その製造方法及び前記電極触媒を採用した燃料電池 Download PDF

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Abstract

【課題】担持体内に活性成分金属と不活性成分金属とが均一に分散された二成分性または多成分性電極触媒、その製造方法及び前記電極触媒を採用した燃料電池を提供する。
【解決手段】プロトン伝導性膜燃料電池及び直接メタノール燃料電池のアノード及びカソードに使われるPt系活性成分金属及びLa系不活性成分金属を含む二成分または多成分性電極触媒、その製造方法及び前記電極触媒を採用した燃料電池である。これにより、Pt系活性金属以外の不活性金属成分を含有しているので、Pt系活性金属結晶のサイズを縮小できて触媒活性を向上させ、高価のPt系金属の含量を減らすことができるので、コストダウンでき、Pt系金属成分と不活性金属成分との間の分布が均一であるので、Pt系金属成分がかたまる現象を防止できて触媒活性を長期間維持できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池用電極触媒、その製造方法及び前記電極触媒を採用した燃料電池に係り、特にプロトン伝導性膜燃料電池(Proton Exchange Membrane Fuel Cell:PEMFC)及び直接メタノール燃料電池(Direct Methanol Fuel Cell:DMFC)のアノード及びカソードに使われて触媒の活性を向上させる成分を含む二成分または多成分性電極触媒、その製造方法及びそれを採用した燃料電池に関する。
最近、環境問題、エネルギー源の枯渇と共に、燃料電池自動車の実用化のように高いエネルギー効率を有し、常温で作動が可能であり、かつ信頼性のある高性能燃料電池の開発が切実に要求されている。
燃料電池は、燃料ガスと酸化剤ガスとを電気化学的に反応させて生じるエネルギーを直接電気エネルギーに変換させる新たな発電システムであって、これは、高温(500ないし700℃)で作動する溶融炭酸塩電解質型燃料電池、200℃近辺で作動する燐酸電解質型燃料電池、常温ないし約100℃以下で作動するアルカリ電解質型燃料電池及び高分子電解質型燃料電池などがある。
前記高分子電解質型燃料電池としては、水素ガスを燃料として使用するPEMFCと、液状のメタノールを直接燃料としてアノードに供給して使用するDMFCなどがある。高分子電解質型燃料電池は、化石エネルギーを代替できる未来の清浄エネルギー源であって、出力密度及びエネルギー転換効率が高い。また、常温で作動可能であり、小型化及び密閉化が可能であるので、無公害自動車、家庭用発電システム、移動通信装備、医療機器、軍事用装備、宇宙事業用装備などの分野に幅広く使用可能である。
PEMFCは、水素と酸素との電気化学的反応から直流の電気を生産する電力生成システムであって、かかるセルの基本的な構造は、図1に示した通りである。
図1に示すように、燃料電池は、アノードとカソードとの間にプロトン伝導性膜11が介在されている構造を有している。前記プロトン伝導性膜11は、厚さが50ないし200μmであり、固体高分子電解質からなっており、アノードとカソードとは、それぞれ反応気体の供給のための支持層14,15と反応気体の酸化/還元反応が起こる触媒層12,13とからなっているガス拡散電極(以下、カソードとアノードとを総称してガス拡散電極という)でなっている。図1において、16は、ガス注入用溝を有しているカーボンシートを表し、これは、集電体機能も行う。
前述したような構造を有するPEMFCは、反応気体である水素が供給されつつ、アノードでは、酸化反応が起きて水素分子が水素イオンと電子とに転換される。このとき、水素イオンは、プロトン伝導性膜11を経てカソードに伝達される。一方、カソードでは、還元反応が起きて酸素分子が電子を受けて酸素イオンに転換され、酸素イオンは、アノードからの水素イオンと反応して水分子に転換される。図1に示したように、PEMFCのガス拡散電極において、触媒層12,13は、支持層14,15の上部にそれぞれ形成されている。このとき、支持層14,15は、炭素布または炭素紙からなっており、反応気体、プロトン伝導性膜11に伝達される水及び反応結果で生成された水が通過しやすく表面処理されている。
一方、DMFCは、前述したPEMFCと同じ構造であるが、反応気体として水素の代わりに液状のメタノールをアノードに供給して、触媒に助けられて酸化反応が起きて水素イオン、電子及び二酸化炭素が発生する。かかるDMFCは、PEMFCに比べて電池効率が低下するが、液状に燃料が注入されるので、携帯用電子機器用に応用しやすいという利点がある。
前述した燃料電池のカソードで起きる酸素分子の還元反応には、主にPt原子が酸素電子を酸素イオンに転換させる触媒役割を行うと知られている。Pt原子は、酸素還元反応の触媒として良い性能を見せるが、レアメタルであり、非常に高価であるので、DMFCの商用化に多くの障害物となっているだけでなく、経時的にPt間のかたまり現象が発生して触媒活性度が低下するという問題点があった。したがって、Ptの含量を減らしつつ一酸化炭素の耐被毒性を向上させようとする多くの研究が進行中であるので、最近では、色々な方法により他の成分を含有する多くの触媒が製造されている。
その結果、カソード触媒としては、主にPt,Fe,Co,Ni,Cr,Cuなどで形成される二成分または多成分触媒が、一酸化炭素の耐被毒性触媒としては、主にPt,Ru,Rh,Pd,If,W,Mo,Sn,Mnなどで形成される二成分または多成分触媒が多く使われており、特に、PtRu触媒は、一酸化炭素の耐被毒性に最も優れてPEMFC及びDMFCに広く使われてきた。
大韓民国特許出願公開第2006−0001630号明細書
しかし、前記のような二成分または多成分触媒の場合にも、Ptの含量は減らすことができるが、Ptと他の金属成分との結合によるかたまり現象が依然として存在するという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的は、担持体内に活性成分金属と不活性成分金属とが均一に分散された二成分または多成分の電極触媒であり、活性成分金属の結晶サイズを減らすと共に、触媒活性を向上させる電極触媒を提供するところにある。
本発明の他の目的は、前記二成分性または多成分性電極触媒の製造方法を提供するところにある。
本発明のさらに他の目的は、前記二成分性または多成分性電極触媒を採用した燃料電池を提供するところにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、伝導性担体上に触媒が担持された担持触媒であって、Pt系活性成分金属及びLa系不活性成分金属を含み、前記活性成分金属及び不活性成分金属が前記伝導性担体上に均一に分散されており、合金を形成していないことを特徴とする燃料電池用電極触媒が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の他の観点によれば、(a)Pt系活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物、及びLa系不活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物を溶媒に溶解させて均一な溶液を形成する工程と、(b)前記溶液と担体とを混合する工程と、(c)前記(b)工程で形成された混合物を加熱して溶媒を蒸発させることによって、混合物を乾燥させる工程と、(d)前記乾燥された混合物を水素及び不活性気体雰囲気下で熱処理する工程と、を含む燃料電池用電極触媒の製造方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明のさらに他の観点によれば、前記二成分性または多成分性電極触媒を採用した燃料電池が提供される。
本発明による電極触媒は、Pt系活性金属以外にLa系不活性金属成分を含有しているので、Pt系活性金属結晶中のPtの含量を減らすことによって、燃料電池の製造コストを低減でき、また、金属結晶のサイズを減らす場合、少量のPt系活性成分金属でも高い触媒活性が得られるだけでなく、Pt系金属成分とその他の不活性金属成分との間の分布が均一であるので、Pt系金属成分がかたまる現象を防止できて触媒活性を長期間維持できる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本発明の第1態様は、伝導性担体上に触媒が担持された担持触媒であって、Pt系活性成分金属及びLa系不活性成分金属を含み、前記活性成分金属及び不活性成分金属が前記伝導性担体上に均一に分散されており、合金を形成していない燃料電池用電極触媒を提供する。
本発明において、前記Pt系活性成分金属は、Pt単独であるか、またはPtと遷移金属との合金でありうる。前記遷移金属の例としては、Ru,Rh,Pd,Os,Ir,Ag,W,Cu,Fe,Co,Ni,Mo,Cr及びMnからなる群から選択された一つ以上が可能であるが、これに限定されるものではない。
本発明において、前記Ptと遷移金属との合金からなるPt系活性成分のうちPtと遷移金属とのモル比は、10:1ないし1:10であることが望ましい。もし、Ptと遷移金属との比率が前記範囲を外れれば、触媒活性が低くなるという問題があって望ましくない。
本発明において、前記La系不活性成分金属は、Tm,Lu,Yb,Er,Ho,Dy,Tb,Gd,Eu,CeまたはLaを含むLa族金属のうち選択された一つ以上であることが望ましく、さらに望ましくは、Tmである。
本発明において、前記Pt系活性成分金属のさらに望ましい例は、Ptであり、前記La系不活性成分金属のさらに望ましい例は、Tmである。
本発明の電極触媒において、前記Pt系活性成分金属と前記La系不活性成分金属との比率は、10:1ないし1:10のモル比であることが望ましい。Pt系活性成分金属の含量が前記範囲より少ない場合には、触媒活性度が低下するという問題があり、前記範囲より多い場合には、活性物質の量が過度に多くて経済性が低くなるという問題があって望ましくない。
本発明において、前記伝導性担体は、伝導性炭素でありうる。また、この伝導性炭素は、活性炭素、カーボンブラック、、グラファイト、炭素ナノチューブ、炭素ナノファイバまたはカーボンモレキュラーシーブでありうる。
本発明において、前記担体に担持されたPt系活性成分の含量は、全体の担持触媒に対して5ないし80質量%であることが望ましい。前記Pt系活性成分の含量が5質量%未満であれば、担持触媒の活性が低過ぎ、80質量%を超えれば、それ以上の増大効果がないので経済性がない。
本発明の第2態様は、前記二成分または多成分性電極触媒の製造方法であって、(a)Pt系活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物、及びLa系不活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物を溶媒に溶解させて均一な溶液を形成する工程と、(b)前記溶液と担体とを混合する工程と、(c)前記(b)工程で形成された混合物を加熱して溶媒を蒸発させることによって、混合物を乾燥させる工程と、(d)前記乾燥された混合物を水素及び不活性気体雰囲気下で熱処理する工程と、を含む燃料電池用電極触媒の製造方法を提供する。
本発明において、前記(a)のPt系活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物は、Pt以外に遷移金属とハロゲンとのイオン結合性化合物をさらに含み、前記遷移金属の具体的な例としては、Ru,Rh,Pd,Os,Ir,Ag,W,Cu,Fe,Co,Ni,Mo,Cr及びMnからなる群から選択された一つ以上の金属が挙げられるが、これに限定されるものではない。
本発明において、前記(a)のLa系不活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物は、Tm,Lu,Yb,Er,Ho,Dy,Tb,Gd,Eu,CeまたはLaを含むLa族金属のうち選択された一つ以上の金属とハロゲンとのイオン結合性化合物であることが望ましく、さらに望ましくは、Tmとハロゲンとのイオン結合性化合物である。
本発明において、前記ハロゲンは、前記Pt系活性金属及び前記La系不活性金属とイオン結合を形成できることが望ましく、さらに望ましくは、塩素である。
本発明において、前記Pt系活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物の例としては、HPtCl,RuClなどが挙げられ、前記La系不活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物の例としては、TmCl,LuCl,CeClなどが挙げられる。
本発明の前記(a)において、溶媒に投入される前記Pt系活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物、及びLa系不活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物の含量比率は、10:1ないし1:10のモル比であることが望ましい。前記Pt系活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物、及びLa系不活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物の含量比率が前記範囲を外れる場合には、生成される電極触媒で適切な活性成分と不活性成分との含量比が得られずに触媒活性の増大効果が得られないので望ましくない。
本発明の前記(a)で溶媒として使われる物質は、前記Pt系活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物、及びLa系不活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物を溶解させる物質であれば、制限なしに使われる。その具体的な例としては、アセトン、CないしCアルコールが挙げられ、アセトンと水との混合物、CないしCアルコールと水との混合物、アセトンとCないしCアルコールと水との混合物を使用することもできる。
前記Pt系活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物、及びLa系不活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物を溶媒に投入し、均一な溶液を形成するまで十分に攪拌せねばならない。
本発明の前記(b)で使われる担体は、前駆体を十分に担持でき、かつ触媒の活性を低下させないものならば制限なしに使われ、具体的な例としては、活性炭素、カーボンブラック、伝導性炭素、グラファイト、炭素ナノチューブ、炭素ナノファイバまたはカーボンモレキュラーシーブが挙げられる。
本発明の前記(b)で担体に混合される溶液の量は、最大体積とすることが発明の効率のために望ましく、その具体的な量は、使われる前駆体化合物及び担体の種類などによって異なる。
前記溶液を吸収した担体を一定な速度で攪拌しつつ、50ないし150℃の温度として乾燥させる。
乾燥方法は、2段階に分けて進めることが望ましい。すなわち、まず、50ないし95℃の表面乾燥温度で加熱しつつ混合物の表面が乾燥されるまで溶媒を蒸発させる。前記温度が50℃より低ければ、乾燥が十分でなく、前記温度が95℃より高ければ、均一な触媒を形成し難い。
次いで、前記のように乾燥させた混合物を真空で前記表面乾燥温度より高い温度で加熱して高温乾燥させることによって、溶媒をさらに完全に除去する。前記高温乾燥は、60ないし150℃で2時間ないし24時間行うことができる。もし、前記高温乾燥温度が60℃より低ければ、乾燥が十分でなく、前記高温乾燥温度が150℃より高ければ、Pt系金属成分の前駆体が分解されて金属酸化物が形成されて触媒活性が低くなる。また、前記真空高温乾燥時間が2時間より短ければ、乾燥が十分でなく、24時間を超えれば、それ以上の効果が発生しないので、経済的に不利である。
本発明の前記(d)で熱処理は、不活性雰囲気または還元性気体が含まれた不活性雰囲気下で行われうる。不活性気体は、ヘリウム、アルゴン、窒素または前記不活性気体と水素との混合物を使用できる。このとき、水素の分率は、90体積%を超えてはならない。水素の分率が90体積%を超えれば、還元が過度に起きて生成される触媒金属の粒子サイズが過度に大きくなる。
熱処理において、昇温速度は、0.1ないし20℃/分の速度で進められることが望ましく、熱処理温度は、200ないし600℃であることが望ましい。前記昇温速度が0.1℃/分未満であれば、昇温速度が遅すぎて長時間がかかり、前記昇温速度が20℃/分を超えれば、昇温速度が速すぎて触媒金属の粒子サイズが過度に大きくなる。また、前記熱処理温度が200℃未満であれば、触媒還元がよく行われず、前記熱処理温度が600℃を超えれば、触媒金属の粒子サイズが過度に大きくなるので望ましくない。
また、前記熱処理は、0.5時間ないし10時間行われることが望ましい。前記熱処理が行われる時間が0.5時間未満であれば、触媒還元がよく行われず、前記熱処理が行われる時間が10時間を超えれば、触媒金属の粒子サイズが過度に大きくなるので望ましくない。
前記のように製造された本発明の二成分または多成分性電極触媒は、以下のような作用を有する。すなわち、本発明の二成分または多成分性電極触媒は、Pt系活性金属が結晶をなしており、La系不活性金属が中間に分散されており、前記La系不活性金属は結晶をなしていないので、前記活性金属を分散させる役割を行うと期待される。これにより、前記Pt系活性成分は、結晶のサイズを小さくして触媒活性を向上させ、また、非結晶性のLa系不活性金属により互いに離隔されているので、活性成分間のかたまり現象が発生せずに触媒活性を持続的に維持できる。
本発明の第3態様は、前記二成分性または多成分性電極触媒を電極に採用した燃料電池を提供する。本発明において、前記電極触媒は、カソード及びアノードにいずれも適用してもよい。前記燃料電池は、特別に制限しないが、PEMFCまたはDMFCであることが望ましい。
以下、実施例を通じて本発明をさらに具体的に例示するが、本発明が下記の実施例に限定されるものではない。
(実施例1−PtTm/C電極触媒)
アセトン2.0mlにTmCl 0.2g(0.73mmol)とHPtCl0.53g(1mmol)とを溶解させ、均一な溶液に生成した。前記溶液にカーボンブラック(ケッチェンブラックEC300J)0.784gを添加し、1時間攪拌して均一な混合物に生成した。前記混合物を常温で6時間以上滞留させた後、60℃のオーブンで12時間加熱して溶媒を完全に蒸発させた。前記混合物を常温に滞留させて温度を下げた。最後に、乾燥された前記混合物を水素及び窒素雰囲気下で1℃/分の速度で400℃まで昇温させた後、60分間滞留させ、再び5℃/分の速度で410℃まで昇温させた後、60分間滞留させて熱処理した。
(実施例2−PtTm/C電極触媒)
アセトン2.0mlにTmCl 0.6g(2.18mmol)とHPtCl1.07g(2.06mmol)とを溶解させ、均一な溶液に生成した。前記溶液にカーボンブラック(ケッチェンブラックEC300J)0.784gを添加し、1時間の間攪拌して均一な混合物に生成した。前記混合物を常温で6時間以上滞留させた後、60℃のオーブンで12時間加熱して溶媒を完全に蒸発させた。前記混合物を常温に滞留させて温度を下げた。最後に、乾燥された前記混合物を水素及び窒素雰囲気下で1℃/分の速度で400℃まで昇温させた後、60分間滞留させ、再び5℃/分の速度で410℃まで昇温させた後、60分間滞留させて熱処理した。
(実施例3−PtTm/C電極触媒)
アセトン1.5mlにTmCl 0.4889g(1.78mmol)とHPtCl 1.125g(2.1mmol)とを溶解させ、均一な溶液に生成した。前記溶液にカーボンブラック(ケッチェンブラックEC300J)0.5gを添加し、1時間攪拌して均一な混合物に生成した。前記混合物を常温で6時間以上滞留させた後、60℃のオーブンで12時間加熱して溶媒を完全に蒸発させた。前記混合物を常温に滞留させて温度を下げた。最後に、乾燥された前記混合物を水素及び窒素雰囲気下で0.6℃/分の速度で200℃まで昇温させた後、120分間滞留させ、再び5℃/分の速度で250℃まで昇温させた後、120分間滞留させて熱処理した。
(比較例1−Pt/C電極触媒)
アセトン2.0mlにHPtCl 0.84g(1.6mmol)を溶解させ、均一な溶液に生成した。前記溶液にカーボンブラック(ケッチェンブラックEC300J)0.784gを添加し、1時間攪拌して均一な混合物に生成した。前記混合物を常温で6時間以上滞留させた後、60℃のオーブンで12時間加熱して溶媒を完全に蒸発させた。前記混合物を常温に滞留させて温度を下げた。最後に、乾燥された前記混合物を水素及び窒素雰囲気下で0.6℃/分の速度で200℃まで昇温させた後、120分間滞留させ、再び5℃/分の速度で250℃まで昇温させた後、300分間滞留させて熱処理した。
(比較例2−Pt/C電極触媒)
アセトン2.0mlにHPtCl 0.84g(1.6mmol)を溶解させ、均一な溶液に生成した。前記溶液にカーボンブラック(ケッチェンブラックEC300J)0.784gを添加し、1時間攪拌して均一な混合物に生成した。前記混合物を常温で6時間以上滞留させた後、60℃のオーブンで12時間加熱して溶媒を完全に蒸発させた。前記混合物を常温に滞留させて温度を下げた。最後に、乾燥された前記混合物を水素及び窒素雰囲気下で1℃/分の速度で400℃まで昇温させた後、120分間滞留させ、再び5℃/分の速度で450℃まで昇温させた後、120分間滞留させて熱処理した。
(比較例3−PtRu/C電極触媒)
アセトン2.0mlにRuCl 0.159g(1.6mmol)及びHPtCl 0.84g(1.6mmol)を溶解させ、均一な溶液に生成した。前記溶液にカーボンブラック(ケッチェンブラックEC300J)0.784gを添加し、1時間の間攪拌して均一な混合物に生成した。前記混合物を常温で6時間以上滞留させた後、60℃のオーブンで12時間加熱して溶媒を完全に蒸発させた。前記混合物を常温に滞留させて温度を下げた。最後に、乾燥された前記混合物を水素及び窒素雰囲気下で0.6℃/分の速度で200℃まで昇温させた後、120分間滞留させ、再び5℃/分の速度で250℃まで昇温させた後、300分間滞留させて熱処理した。
(比較例4−PtRu/C電極触媒)
アセトン2.0mlにRuCl 0.159g(1.6mmol)及びHPtCl 0.84g(1.6mmol)を溶解させ、均一な溶液に生成した。前記溶液にカーボンブラック(ケッチェンブラックEC300J)0.784gを添加し、1時間攪拌して均一な混合物に生成した。前記混合物を常温で6時間以上滞留させた後、60℃のオーブンで12時間加熱して溶媒を完全に蒸発させた。前記混合物を常温に滞留させて温度を下げた。最後に、乾燥された前記混合物を水素及び窒素雰囲気下で1℃/分の速度で400℃まで昇温させた後、60分間滞留させ、再び5℃/分の速度で410℃まで昇温させた後、60分間滞留させて熱処理した。
<評価>
(実際金属の含量評価)
ICP(Inductively Coupled Plasma Spectrometer)(島津社製、ICPS−8100)機器を利用して、各サンプルの実際金属の含量を評価した。
前記ICP分析結果から、各成分の含量を下記表1に示した。
(金属の分散状態及び粒子サイズ)
TEM(Transmission Electron Microscopy)及びEDS(Energy Dispersive Spectroscopy)(FEI Titan社製、F30 ST)機器を利用して、前記実施例のサンプルの金属成分の分散状態、結晶のサイズ、成分元素などを確認した。
前記TEM結果を図2に、EDS結果を図3に示した。
前記図2の結果から、PtとTmとが均一に分散されており、ランダムに結晶体が形成されているということを確認できる。また、前記結晶体のサイズが約3.9nmに該当するということを確認できる。
前記図3の結果から、本発明の電極触媒中には、PtとTmとがそれぞれ存在するということが確認できた。
(結晶性の判断)
XRD(フィリップス社製、X´PERT Pro)機器を利用して、金属結晶粒子の平均サイズ、各金属の結晶化如何、合金形成如何を確認した。
前記XRD分析結果を図4に示した。図4の下側グラフは、標準Pt原子のXRDレファレンスであって、Seanson,Tatge,Natl,Bur.Stand.(U.S.).Circ.539,1.31(1953)から引用したものである。
図4の結果から、本発明の金属結晶粒子の平均サイズは、前記EDSの結果と同一に約3.9nmであるということを確認できる。また、本発明の金属結晶粒子の成分は、純粋なPt原子と同一であるということを確認できる。これから、本発明の結晶粒子は、Ptのみからなっており、Tmは、結晶を形成せず、PtとTmとが合金を形成しないということが分かる。
(電極活性評価)
前記実施例及び比較例で得られた混合物サンプルをナフィオン(DuPonttkdml DE−1021)と混ぜてカーボンペーパ(東レ社のTGP−H−090)に塗った後、乾燥して電極を生成した。前記電極を半分電池に装着して電気化学的特性を測定した。レファレンス電極は、KClが飽和されたAg/AgClを使用し、電気化学的測定装置は、ソーラトロン社のSI 1287モデル機器を使用した。Ptは、主にカソード触媒として使われるので、酸素還元反応(Oxygen Reduction Reaction:ORR)活性を主に測定し、アノード触媒としての可能性如何も分かるためにメタノール酸化反応(Methanol Oxidation Reaction:MOR)活性も測定した。
カソードでのORRの電極活性評価結果を表1及び図5に示した。
表1及び図5の結果から、本発明による実施例で製造されたPtTm/C電極触媒の場合は、結晶のサイズは、比較例1及び2のPt/C電極触媒の結晶より大きいが、還元反応の活性は、1ないし2A/gほど増加するということが分かる。前記結果から、結晶のサイズを同一またはさらに小さくする場合には、活性がさらに増加するということが推測できる。本発明の実施例では、たとえ結晶のサイズは比較例の場合より大きいとしても、結晶内のPtの含量は、比較例の場合より約12質量%少ないということが分かる。したがって、触媒中のPtの含量を減らしつつも、電極の活性はさらに増大させるということが分かる。
アノードでのMRRの電極活性評価結果を表2及び図6に示した。
表2及び図6の結果から、本発明による実施例で製造されたPtTm/C電極触媒の場合は、結晶のサイズは、比較例3及び4のPtRu/C電極触媒の結晶のサイズより多少大きいが、結晶内に含まれたPtの量は同等レベルであるということが分かる。このとき、本発明の実施例の電極触媒と比較例3及び4の電極触媒とのMORの活性も、同等レベルであるということが分かる。前記結果から、本発明による電極触媒は、従来のアノード触媒として広く使われるPtRu/C電極触媒と類似した活性を見せるので、アノード用触媒にも使用が可能であるということが分かる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、燃料電池関連の技術分野に適用可能である。
燃料電池の概略的な構造例を示す図面である。 本発明の実施例1によるPt、Tmの分散状態及び粒子サイズを示すTEM写真である。 本発明の実施例1によるPt、Tmの分散状態及び粒子サイズを示すEDS写真である。 本発明の実施例1による金属粒子のX線回折分析結果を示す写真である。 本発明の実施例1による電極触媒のORRの触媒活性を示す図面である。 本発明の実施例1による電極触媒のMORの触媒活性を示す図面である。
符号の説明
11 プロトン伝導性膜
12 アノード触媒層
13 カソード触媒層
14 アノード支持層
15 カソード支持層
16 カーボンプレート

Claims (21)

  1. 伝導性担体上に触媒が担持された担持触媒であって、
    Pt系活性成分金属及びLa系不活性成分金属を含み、
    前記活性成分金属及び前記不活性成分金属が前記伝導性担体上に均一に分散されており、合金を形成していないことを特徴とする、燃料電池用電極触媒。
  2. 前記Pt系活性成分金属は、Pt以外にRu,Rh,Pd,Os,Ir,Ag,W,Cu,Fe,Co,Ni,Mo,Cr及びMnからなる群から選択された一つ以上の遷移金属をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の燃料電池用電極触媒。
  3. 前記Pt系活性成分金属のうちPt:遷移金属のモル比は、10:1ないし1:10であることを特徴とする、請求項2に記載の燃料電池用電極触媒。
  4. 前記La系不活性成分金属は、Tm,Lu,Yb,Er,Ho,Dy,Tb,Gd,Eu,CeまたはLaを含むLa族金属のうち選択された一つ以上であることを特徴とする、請求項1または2に記載の燃料電池用電極触媒。
  5. 前記Pt系活性成分金属がPtであり、前記La系不活性成分金属がTmであることを特徴とする、請求項1に記載の燃料電池用電極触媒。
  6. 前記触媒のPt系活性成分金属:La系不活性成分金属の比率は、10:1ないし1:10のモル比であることを特徴とする、請求項1に記載の燃料電池用電極触媒。
  7. 前記伝導性担体は、伝導性炭素であることを特徴とする、請求項1に記載の燃料電池用電極触媒。
  8. 前記伝導性炭素は、活性炭素、カーボンブラック、グラファイト、炭素ナノチューブ、炭素ナノファイバまたはカーボンモレキュラーシーブであることを特徴とする、請求項7に記載の燃料電池用電極触媒。
  9. 前記触媒のPt系活性成分の質量は、担持触媒全体の5ないし80質量%であることを特徴とする、請求項1に記載の燃料電池用電極触媒。
  10. (a)Pt系活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物、及びLa系不活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物を溶媒に溶解させて均一な溶液を形成する工程と、
    (b)前記溶液と担体とを混合する工程と、
    (c)前記(b)工程で形成された混合物を加熱して溶媒を蒸発させることによって、混合物を乾燥させる工程と、
    (d)前記乾燥された混合物を水素及び不活性気体雰囲気下で熱処理する工程と、
    を含むことを特徴とする、燃料電池用電極触媒の製造方法。
  11. 前記(a)工程のPt系活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物は、Pt以外にRu,Rh,Pd,Os,Ir,Ag,W,Cu,Fe,Co,Ni,Mo,Cr及びMnからなる群から選択された一つ以上の金属とハロゲンとのイオン結合性化合物をさらに含むことを特徴とする、請求項10に記載の燃料電池用電極触媒の製造方法。
  12. 前記(a)工程のLa系不活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物は、Tm,Lu,Yb,Er,Ho,Dy,Tb,Gd,Eu,CeまたはLaを含むLa族金属のうち選択された一つ以上の金属とハロゲンとのイオン結合性化合物であることを特徴とする、請求項10に記載の燃料電池用電極触媒の製造方法。
  13. 前記(a)工程のハロゲンは、塩素であることを特徴とする、請求項10に記載の製造方法。
  14. 前記(a)工程のPt系活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物、及びLa系不活性金属とハロゲンとのイオン結合性化合物の含量比率は、10:1ないし1:10のモル比であることを特徴とする、請求項10に記載の燃料電池用電極触媒の製造方法。
  15. 前記(a)工程の溶媒は、アセトン、CないしCのアルコール、またはそれらと水との混合物であることを特徴とする、請求項10に記載の燃料電池用電極触媒の製造方法。
  16. 前記(b)工程の担体は、伝導性炭素であることを特徴とする、請求項10に記載の燃料電池用電極触媒の製造方法。
  17. 前記伝導性炭素は、活性炭素、カーボンブラック、グラファイト、炭素ナノチューブ、炭素ナノファイバまたはカーボンモレキュラーシーブであることを特徴とする、請求項16に記載の燃料電池用電極触媒の製造方法。
  18. 前記(c)工程の加熱温度は、50ないし150℃であることを特徴とする、請求項10に記載の燃料電池用電極触媒の製造方法。
  19. 前記(d)工程の熱処理は、200ないし600℃で、0.1ないし20℃/分の昇温速度で行われることを特徴とする、請求項10に記載の燃料電池用電極触媒の製造方法。
  20. 請求項1ないし9のうちいずれか一項に記載の電極触媒を採用した燃料電池。
  21. 前記燃料電池は、プロトン交換膜燃料電池または直接メタノール燃料電池であることを特徴とする、請求項20に記載の燃料電池。
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