JP2008065037A - 光ケーブル接続用クロージャ - Google Patents

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Abstract

【課題】 光ケーブルの通信事業者側と加入者側に対するクロージャの設置方向を決定するに当たって即時に対応させることができる構成にして現場での心線接続作業の簡素化と安全化を図り、クロージャの形態のコンバクト化と軽量化とも実現させる。
【解決手段】 光ファイバ心線aを接続するためのコネクタAを収納するコネクタ収納部1と、該コネクタ収納部1に隣接して設けた心線余長収納部2とを備えた成端トレイと、該心線余長収納部2に収納されている分岐光ファイバ心線bを配線するための配線用把持具ベース4とをクロージャ本体5内に左右非対称に設けると共に、前記コネクタ収納部1に接続部ホルダによって多目的接続部収納部として備えた光ケーブル接続用クロージャとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信ケーブル、特に光ファイバ心線を有する光ファイバケーブル(以下光ケーブル)の架空区間のアクセス区間において、固定配線区間の配線点やケーブル接続点における外被接続並びに架空光ケーブルと、ドロップ光ケーブルの接続のために用いられ、光ケーブルの接続部を保護して心線余長を収納し、光ケーブルからの引き落し配線および分岐接続配線の際に、他の心線に影響を与えないで単心運用でき、空いている心線はその後のユーザーの加入など必要な単心線として用いて心線使用効率を高め、需要変動にも容易に対応でき、しかも接続配線作業時の取り扱いを容易とし、その作業性を大幅に向上できる光ケーブル接続用クロージャに関するものである。
従来から、光ケーブルの分岐、引込、接続などを行う場合、クロージャ内においてケーブル心線相互を接続すると共に、該接続部とケーブル心線の余長分とを収納するための心線接続余長収納トレイを備えたクロージャが知られている。
このクロージャは、心線幹線用光ケーブルの主ケーブルから引き出された光ケーブル心線同士或いは分岐用光ケーブルから引き出された心線とを接続する接続部が収納され、さらに接続された心線の余長部分を巻回して保護収納する心線余長収納部とを備えたものとして接続機能専用クロージャ或いはドロップ機能専用クロージャとして用いられている。(特開2001−42155号)
特許文献1の光ケーブル接続用クロージャは、心線用トレイがテープ心線から分岐した単心ごとに接続部と心線余長とを別個に一括収納できるドロップ用トレイに構成され、該ドロップ用トレイをクロージャ内に設けた取付部に備えたものが開示されている。
特開2001−42155号公報
ところが、光ケーブルを用いた通信網では、光アクセス網の最適な配線形態とすることや、接続配線の作業性の良いこと、さらには光アクセスサービスを迅速かつ安価に提供することが要請されているのに、接続配線の必要からクロージャ設置方向を決定するに当たっては、上流側の通信事業者側から下流側の加入者側に分岐、引込接続する必要があってその作業方向を限定したものであった。
そのために光ケーブル接続用クロージャは上流側、下流側にあたる構成形態では左右対称の構成になっていて、通信事業者側が上流側或いは、下流側(左右側)のいずれの側にあっても、対応してセットできるようにしてあるためクロージャは余分な心線余長収納部を形成した成端トレイや心線把持具ベースをクロージャ内に設ける必要があり、また同じ形態の端面板や、マルチグロメットを左右両側に設置する必要があって、それだけクロージャが大きくなるし、事前固定ができないか或いは事前固定した場合は、上下流側に合った作業方向を限定したクロージャを使用しなければならず煩雑で、万一事前固定が合わない場合には現場で接続作業の際に、固定位置を付け替える必要があって面倒であり光アクセス系設備の効率的な使用や経済的な使用に十分満足するものではなく、特に、ケーブルの高密度、多心化或いは伝送高速度化が進むにつれて、事前固定したクロージャの通信事業者側への対応に際しては、その変更には時間がかかり、取扱作業や接続分岐に伴う作業や配線整理もやりにくいといった問題が生じている。
また光ケーブルの分岐作業においては、ドロップ光ケーブルを引き落とすためには、使用不能の心線が生じて不経済となるし、心線を再度本線に戻すことも出来ないなど取り扱いも不便になり、アクセス系設備の効率的かつ経済的な使用ができないなど問題があった。
本発明は、これら従来の事情に鑑みてなされたものであり、上部側(上流側の通信事業者側)、下部側(下流側の加入者側)に対するクロージャの設置方向を決定するに当たっては、事前固定したクロージャ全体を左右反対に引っ繰り返すことによって対応させることができる構成として、現場での心線接続作業の簡素化を図り、クロージャの組状態にて心線把持具ベースが一方側に設置されているので、接続固定部の付け替える必要がなく接続作業をも楽に行えると共に、支持線、テンションメンバの固定作業もクロージャの上面からアクセスでき、光ケーブルからの引き落し配線および分岐接続配線の際に、コネクタ固定ベースを上部側、下部側に付け替える必要がなく上部側に事前固定しておけばよくコネクタ接続可能の構成で、他の心線に影響を与えないで単心運用でき、空いている心線は、その後のユーザーの加入などの必要な単心線として用いて心線使用効率を高められるし、心線接続・収納はコネクタ接続可能の構成なので接続作業や心線収納作業、さらには接続状況の点検補修などの保守作業を含め施工性を大幅に向上させるほか、単心に分離した心線を保護することができて、光ケーブルの有効利用が可能で、心線の下部延ばしや、架空ループ配線にも対応でき、しかも一旦分岐した心線を再度本線に戻すこともできるなど光アクセスサービスを迅速で安価に提供できるし、引き落し配線および分岐接続配線とそのコネクタ接続部とを収納するための機能が異なるトレイを回動自在で着脱自在にトレイ固定ベースに複数設けることで、多機能要求に対して必要となる各トレイを簡単に追加増設、撤去でき取扱い簡便でコンパクトな架空または地上載置用の光ケーブル接続用クロージャとすることを目的とするものである。
上述の課題を解決するために、この発明は光ファイバ心線を接続するためのコネクタを収納するコネクタ収納部と、該コネクタ収納部に隣接して設けた分岐光ファイバ心線の心線余長を収納する心線余長収納部とを備えた成端トレイと、該心線余長収納部に収納されている分岐光ファイバ心線を配線するための配線用把持具ベースとをクロージャ本体内に左右非対称に設けた光ケーブル接続用クロージャであって、前記クロージャ本体のスリーブが片面および/または両面を開放自在の開放可能の構成とし、スリーブ内に設置される成端トレイを固定するフレームの両側上面にケーブルテンションメンバの固定部が上面側から固定できる構成として備えると共に、前記成端トレイに複数の心線接続部のコネクタ収納部と、全接用接続部と、通信事業者側および加入者側の保留心線接続部と、接続部ホルダとの収納部とした多目的接続部収納部とを配備した。
この発明は、前記配線用把持具ベースが、組状態で下流側に事前固定可能の構成とされ、前記心線余長収納部に収納されている分岐光ファイバ心線を配線把持して、該分岐光ファイバ心線に接続されたコネクタを前記コネクタ収納部に着脱自在に備えたことで、光ケーブルの心線接続、収納が全コネクタ化により接続作業や心線収納作業さらには、接続状況の点検補修などの保守作業を含め施工性を著しく簡便化させたものであって、配線用把持具ベースをクロージャ設置方向に際して付け替える必要がなく、引き落し配線および分岐接続配線と、そのコネクタ接続部とを収納するための成端トレイも多機能要求に対して必要となるトレイとすることができるようにした。
さらに、本発明の光ケーブル接続用クロージャの特徴は、前記成端トレイが、複数の縦壁を間隔をおいて縦格子状に並設して備えてコネクタ収納部を形成し、該コネクタ収納部に前記コネクタ固定ベースを回動自在に設け、さらに全接用接続部と、保留心線接続部と、接続部ホルダを収納する多目的接続部収納部を心線接続部のコネクタ収納部に並設配備したことにより、光ケーブルの有効利用が可能で、心線の下部延ばしや、架空ループ配線にも対応でき、しかも一旦分岐した心線を再度本線に戻すこともできるなど、成端トレイ内での作業を簡便に行なうことができ作業性を大幅に向上することができる。
また、この光ケーブル接続用クロージャにおいては、前記コネクタ収納部が、ソケットおよびプラグからなるコネクタを着脱自在に嵌挿できるコネクタ固定ベースを支持ピンによって回動自在に備え、支持ピンを組状態で上流側に事前固定可能の構成とされ、素線接続コネクタ或いは外被線接続コネクタを上下方向に層分けして区別収納できる構成としたことにより他機能のトレイに切替え必要とした場合、簡単に区別使用でき現場での心線接続作業の簡素化を図り、接続作業や心線収納作業、さらには接続状況の点検補修などの保守作業を含め取扱施工性を大幅に向上できる。
さらに、本発明では前記スリーブが、片面或いは/および両面を開放自在に設けられる分割スリーブからなると共に、クロージャ設置位置により作業が可能の方向のスリーブ面を開放可能の構成とし、作業時にスリーブを外すことなく開拡するスリーブの開放状態を保持できるスリーブストッパを配備できる。即ち、片開き或いは両開きに開放されたスリーブを所定位置に保持するスリーブストッパを分割スリーブ間に跨がって係脱自在に配備したことにより、支持線やテンションメンバの固定作業が上面から簡単にアクセスできるし、クロージャ設置位置により作業が可能の方向のスリーブ面を開放して作業面を限定しないので取扱が容易になって、良好な接続作業が実施できる。
また本発明では、前記スリーブに備えられる端面板が光ケーブルを挿入するケーブル挿通路のある延長側壁部を設け、分岐光ファイバ心線挿通孔のあるマルチグロメットを下部側のみに設置し、上部側はブランクパネルによって閉塞したことで、光ケーブル接続用クロージャの構成を軽量化できさらにコンパクトで安価な構成にすると共に、心線の引っ張りや屈曲の発生を抑制する安全な構成となっている。
本発明での成端トレイは、コネクタ収納部が回動自在のコネクタ固定ベースを介してコネクタを収納するので、コネクタを固定する傾きが上方、水平或いは下方により素線或いは外被線を上下で分離して層分けして配線ルートの明確化ができ、多機能要求に対して必要となるコネクタ収納部を簡単に増設追加増設、撤去でき取扱い簡便である。例えば全心接続する際、8心の場合、中央部に8接続部を収納するコネクタ固定構造にする。また24心の場合、全接用ホルダをコネクタ収納部の6溝に取付け、24接続部を収納する接続部固定構造にする。また、表面側中央部に素線プラグ(コネクタ)を2個保留する箇所を有するコネクタ固定構造とする。さらに裏面側中央部に外被線プラグ(コネクタ)を2個保留する箇所を有するコネクタ固定構造とした成端トレイはとして用いるのがよく、成端トレイ内での接続作業がし易い位置に変移させてコネクタ固定を行うことができ、且つ、点検、補修作業の簡便化が図れる。
本発明での光ケーブル接続用クロージャにおいては、通常の端面板を設けた形態のものでもよいが、前記クロージャに備えられる端面板が各種ケーブルを挿入するケーブル挿通路のある延長側壁部を設けたことで、主ケーブルやドロップケーブル等の各種ケーブルを仕分けて挿入してクロージャに収容したケーブル際の防水機能のある端面シールとして用い、ドロップケーブルおよびDSケーブルの防水を安全に図るようにしてもよい。
なお、本発明の光ケーブル接続用クロージャは、光ケーブル心線の接続部並びに接続余長部分を保護収納する成端トレイをトレイ固定ベースに配備されているものであって、トレイを係止片と係止受部とからなる係止部によって固定維持できる構成として配線処理でき、しかも光需要に際して任意のクロージャにて本線から必要な単心線のみを引き落としたり、本線に戻したりすることが容易にできる。例えば、多心光ファイバテープ心線から光ファイバ単心線に分離して1心線のみ又はそれ以上を選んで引き落しケーブルに接続して、他は引き通し光ファイバ単心線として下部に送り込めるように保有しておくことが可能となる。また接続作業に必要な余長心線は接続部と共に収納しておくことができる。
そして、空いている心線はその後のユーザーの加入など必要な単心線として使用することができ、そのほか他の心線の接続作業や接続状況の点検、補修、確認、調整など作業をも統合してきわめて容易に行うことができる。
また、前記成端トレイでのコネクタは、コネクタ収納部においてコネクタ固定ベースによって変位可能に配備されていて、所定位置で上下層に変換でき、接続単位で層分けしたもので、心線接続部は固定され、心線余長も曲率半径を確保した上で取り回し収納できるので、心線余長の吸収に自由度を持たせて納められ、伝送特性に悪影響を及ぼすことがない形態で用いられる。
本発明は、光ファイバ心線を接続するためのコネクタを収納するコネクタ収納部と、該コネクタ収納部に隣接して設けた分岐光ファイバ心線の心線余長を収納する心線余長収納部とを備えた成端トレイと、該心線余長収納部に収納されている分岐光ファイバ心線を配線するための配線用把持具ベースとをクロージャ本体内に左右非対称に設けた光ケーブル接続用クロージャであって、前記クロージャ本体のスリーブが片面および/または両面を開閉自在の構成とし、クロージャ本体内に設置される成端トレイを固定するフレームの両側上面にケーブルテンションメンバの固定部を上面側から固定できる構成として備えると共に、前記成端トレイに複数の心線接続部のコネクタ収納部と、全接用接続部と、通信事業者側および加入者側の保留心線接続部と、接続部ホルダとの収納部とした多目的接続部収納部とを配備したことで、上部側(上流側の通信事業者側)、下部側(下流側の加入者側)に対するクロージャの設置方向を決定するに当たっては、事前固定したクロージャ全体を左右反対に引っ繰り返えして即座に対応させることができて、現場での心線接続作業の簡素化を図り、クロージャの組状態にて心線把持具ベースが一方側に設置されているので、接続固定部の付け替える必要がなく接続作業をも楽に行えると共に、支持線、テンションメンバの固定作業もクロージャの上面からアクセスでき、光ケーブルからの引き落し配線および分岐接続配線の際に、コネクタ固定ベースを上部側、下部側に付け替える必要がなく上部側に事前固定しておけばよくコネクタ接続可能の構成で、他の心線に影響を与えないで単心運用でき、空いている心線は、その後のユーザーの加入などの必要な単心線として用いて心線使用効率を高められるし、心線接続・収納はコネクタ接続可能の構成なので接続作業や心線収納作業、さらには接続状況の点検補修などの保守作業を含め施工性を大幅に向上させるほか、単心に分離した心線を保護することができて、光ケーブルの有効利用が可能で、心線の下部延ばしや、架空ループ配線にも対応でき、しかも一旦分岐した心線を再度本線に戻すこともできるなど光アクセスサービスを迅速で安価に提供できるし、引き落し配線および分岐接続配線とその接続部とを収納するための機能が異なるトレイを回動自在で着脱自在にトレイ固定ベースに複数設けることで、多機能要求に対して必要となる各トレイを簡単に増設追加増設、撤去でき取扱い簡便でコンパクトな架空または地上載置用の光ケーブル接続用クロージャとすることができる。
本発明では、光ケーブルからの引き落とし配線および分岐接続配線の際に、他の心線に影響を与えないで単心運用でき、空いている心線は、その後のユーザーの加入になどの必要な単心線として用いて心線使用効率を高め、心線接続・収納はコネクタ接続可能の構成として接続作業や心線収納作業、さらには接続状況の点検補修などの保守作業を含め施工性を大幅に向上させるほか、単心に分離した心線を保護することができて、光ケーブルの有効利用が可能で、心線の下部延ばしや、架空ループ配線にも対応でき、しかも一旦分岐した心線を再度本線に戻すこともできるなど光アクセスサービスを迅速で安価に提供できるし、引き落し配線および分岐接続配線とそのコネクタ接続部とを収納するための機能が異なる接続配線も簡単にできて取扱い簡便なクロージャとすることができる。
本発明の光ケーブル接続用クロージャでは、前記配線用把持具ベースが、組状態で下流側に事前固定可能の構成とされ、前記心線余長収納部に収納されている分岐光ファイバ心線を配線把持して、該分岐光ファイバ心線に接続されたコネクタを前記コネクタ収納部に着脱自在に備えたことで、光ケーブルの心線接続、収納が全コネクタ化により接続作業や心線収納作業さらには、接続状況の点検補修などの保守作業を含め施工性を著しく簡便化させたものであって、配線用把持ベースをクロージャ設置方向に際して付け替える必要がなく、引き落し配線および分岐接続配線と、そのコネクタ接続部とを収納するための成端トレイも多機能要求に対して必要となるクロージャとすることができる。
さらに、本発明の光ケーブル接続用クロージャでは、前記成端トレイが、複数の縦壁を間隔をおいて縦格子状に並設して備えてコネクタ収納部を形成し、該コネクタ収納部に前記コネクタ固定ベースを回動自在に設け、さらに全接用接続部と、保留心線接続部と、接続部ホルダを収納する多目的接続部収納部を心線接続部のコネクタ収納部に並設配備したことにより、光ケーブルの有効利用が可能で、心線の下部延ばしや、架空ループ配線にも対応でき、しかも一旦分岐した心線を再度本線に戻すこともできるなど、単心運用のための処理、収納作業に優れた機能を発揮でき、成端トレイ内での作業を簡便に行なうことができ作業性を大幅に向上することができる。
この光ケーブル接続用クロージャにおいては、前記コネクタ収納部が、ソケットおよびプラグからなるコネクタを着脱自在に嵌挿できるコネクタ固定ベースを支持ピンによって回動自在に備え、支持ピンを組状態で上流側に事前固定可能の構成とされ、素線接続コネクタ或いは外被線接続コネクタを上下方向に層分けして区別収納できる構成としたことにより他機能のトレイに切替え必要とした場合、簡単に区別使用でき現場での心線接続作業の簡素化を図り、接続作業や心線収納作業、さらには接続状況の点検、補修などの保守作業を含め取扱施工性を大幅に向上でき、さらにコネクタの取り付けセット後の安全性が容易に確保できるし、各トレイへの接続ケーブル或いはSS接続の場合のドロップケーブルの脱落防止にも役立ち、心線の引っ張りや屈曲の発生を抑制できて配線保護にも寄与できる。
さらに、前記クロージャ本体のスリーブが、片面或いは/および両面を開放自在に設けられる分割スリーブからなると共に、クロージャ設置位置により作業が可能の方向のスリーブ面を開放可能の構成とし、作業時にスリーブを外すことなく開拡するスリーブの開放状態を保持できるスリーブストッパを配備したことで、支持線やテンションメンバの固定作業が上面から簡単にアクセスできるし、クロージャ設置位置により作業が可能の方向のスリーブ面を開放して作業面を限定しないので取扱が容易になって、良好な接続作業が実施でき、配線の点検、補修、確認、調整などのメンテナンス作業も容易にできる。
また、本発明によれば、前記成端トレイでのコネクタは、コネクタ収納部においてコネクタ固定ベースによって変位可能に配備されていて、所定位置で上下層に変換でき、接続単位で層分けしたもので、心線接続部は固定され、心線余長も曲率半径を確保した上で取り回し収納できるので、心線余長の吸収に自由度を持たせて納められ、伝送特性に悪影響を及ぼすことがない形態で用いられるし、単心分離作業時での心線も見やすく配線作業を容易で、迅速に行なうことができ、単心運用のための処理、収納作業に優れた機能を発揮できるし、また単心線を安全に保護することができる。
また本発明では、光ケーブル接続用クロージャに備えられる端面板が光ケーブルを挿入するケーブル挿通路のある延長側壁部を設け、分岐光ファイバ心線挿通孔のあるマルチグロメットを下部側のみに設置し、上部側はブランクパネルによって閉塞したことで、光ケーブル接続用クロージャの構成を軽量化できさらにコンパクトで安価な構成にすると共に、心線の引っ張りや屈曲の発生を抑制する安全な構成とし、主ケーブルやドロップケーブル等の各種ケーブルを仕分けて挿入してクロージャに収容したケーブル際の防水機能のある端面シールとして用い、ドロップケーブルまたはDSケーブルの防水を図って安全性を高め分離配線の取扱を良好にする。
本発明の実施例を図面を用いて説明すると、図1乃至図3に示すクロージャ本体5は、ヒンジ部5で一体に連接され、開閉自在に構成されたスリーブからなり、光ケーブルaをシール部材を介して挿入する端面板20が両端に着脱自在に備えてある。(図1)
そして、このクロージャ本体5内には、光ファイバ心線aを接続するためのコネクタAを収納するコネクタ収納部1と、該コネクタ収納部1に隣接して設けた心線余長を収納する心線余長収納部2とを備えた成端トレイ3と、該心線余長収納部2に収納されている分岐光ファイバ心線aを配線するための配線用把持具ベース4とをクロージャ本体5内に左右非対称に設けたものであって、前記クロージャ本体5のスリーブが片面および/または両面を開閉自在の構成とし、クロージャ本体5内に設置される成端トレイ3を固定するフレーム18の両側上面にケーブルテンションメンバの固定部22(TM把持部)を上面側から固定できる構成として備えると共に、前記成端トレイ3に複数の心線接続部のコネクタ収納部1と、全接用接続部23と、通信事業者側および加入者側の保留心線接続部24と、接続部ホルダ25との収納部とした多目的接続部収納部とを配備してあり、複数本の光ファイバ心線aを有する光ケーブルaの任意の位置から必要な光ファイバ心線aを切り出して分岐ケーブルを接続し、残りの光ファイバ心線は切断せずにそのまま収納しておく後分岐形態として用いられる。
前記光ケーブルaは、前記端面板20を経てクロージャ本体5内に導入、導出され、ケーブル把持部21とケーブルTM把持部22(ケーブルテンションメンバ把持具)によって把持されていて、光ケーブルaの光ファイバ心線a、例えばケーブルから引き落とされる単心線またはテープ心線は、光ファイバ心線aの接続部となるコネクタAを複数配備できる成端トレイ3を経由して、DS/R・TDケーブル或いは分岐光ファイバ心線bと接続されて、それぞれコネクタ接続を可能にした構成としてこれら各接続部のコネクタAと、余長心線とを整理する成端トレイ3として用いられるようになっている。
前記配線用把持具ベース4は、組状態で下流側に事前固定可能の構成とされ、前記心線余長収納部2に収納されている分岐光ファイバ心線bを配線把持して、該分岐光ファイバ心線bに接続されたコネクタAを前記コネクタ収納部1に着脱自在に備えている。
この場合、前記コネクタ収納部1としては、前記成端トレイ3に複数の縦壁6を間隔をおいて縦格子状に並設して備えてコネクタ収納部とし、ソケットおよびプラグからなるコネクタAを着脱自在に嵌挿できるコネクタ固定ベース8を支持ピン7によって回動自在に備え、支持ピン7を組状態で上流側に事前固定可能の構成とされ、素線接続コネクタ或いは外被線接続コネクタを上下方向に層分けして区別収納できる構成とするのがよく、さらに全接用接続部23と、保留心線接続部24と、接続部ホルダ25を収納する多目的接続部収納部を心線接続部のコネクタ収納部に並設配備してある。
前記クロージャ本体5のスリーブは、片面或いは/および両面を開放自在に設けられる分割スリーブからなると共に、クロージャ設置位置により作業が可能の方向のスリーブ面を開放可能の構成とし、片開き或いは両開きに開放されたスリーブを所定位置に保持するスリーブストッパ26を分割スリーブ間に跨がって係脱自在に配備し、作業時にスリーブを外すことなく開拡するスリーブの開放状態を保持でき、支持線やテンションメンバの固定作業が上面から簡単にアクセスできるようにしてある。(図2および図3)
例えば、前記クロージャ本体5は、図3に示すように一対のヒンジ部5,5で一体に連接されたスリーブからなり両開き可能に構成されたもので、両端面に先端にフランジのあるピン26を一対突設し、該ピン26に嵌合する係止溝26が両端に設けられたスリーブストッパ26を係脱自在に備えていて、スリーブを閉じた状態では、スリーブストッパ26の一端の係止溝26をフリーにしてあり(図3a)、一方の作業面を開けた状態では、スリーブストッパ26の一端の係止溝26を開けたスリーブのピン26に嵌合係止し(図3b)、他方の作業面を開けた状態では、スリーブストッパ26の一端の係止溝26を開けたスリーブのピン26に嵌合係止し(図3c)、さらに両開きの状態ではスリーブストッパ26の両端の係止溝26をそれぞれスリーブの一対のピン26,26に嵌合係止してある(図3d)。
この場合、前記クロージャ本体5の分割スリーブは、光ケーブルaの心線の接続作業に便宜よく対応するように作業面を開閉できるようになっているが、密封時にはその分割面に係止部5の嵌め込め構造で定着性を強固にするほか、締めつけバンド5、例えば先端に係止部を備えてスリーブに着脱自在に係止できるようにし分離面の押さえ込みが確実にできるようにするのもよい。
前記ケーブルテンションメンバの固定部22としては、ボルト締め込み構造として上面側から固定操作できるようにしてある。例えば、図4及び図5のようにケーブル外被を挿入する歯溝22のある凸壁22を一対対向してフレーム18に突設し、該凸壁22に前記歯溝22に対向する歯溝のある蓋22を被覆嵌合して、該蓋22をボルト22によって締め込んで歯溝間にケーブル外被を嵌着することで、抜け止め機能を兼ね備えて固定するようにするのが良い。
前記光ファイバ心線aとしては、光ケーブルaのスロット溝に収容されている多心、4〜8心のテープ心線を用いることができ、また分岐ケーブルとしては各家庭に引き込むための単心のドロップ光ファイバやマンション等の集合住宅に引き込むための多心テープ心線を用いたドロップケーブルを用いることができる。
さらに、分岐ケーブルには切断されたままになっている光ケーブル同士を接続するために両端にコネクタAが取り付けられた割り入れ用のコード等を用いることができる。またコネクタAとしては、ソケットおよびプラグの両方から構成されているものを用いるし、分岐ケーブルとしてもいろいろなものを用いるので、プラグの形状もいろいろなものが使用される。
前記成端トレイ3にあるコネクタ収納部1としては、縦壁6を複数間隔を開けて縦格子状に並列配備し、その複数列の各隙間にコネクタAが差し込める貫通孔6を形成し、該貫通孔6に嵌め込まれるようにコネクタ固定ベース8を支持ピン7によって回動自在に設けて、コネクタ固定ベース8の隙間内での配置状態を上向き或いは下向きに傾斜変換できるようにしてある。そして前記支持ピン7を係脱自在に係止するために前記縦壁6に単数或いは複数設けた係止溝9を、例えば千鳥状に備え、さらに前記コネクタ固定ベース8を係脱自在に係止するために前記縦壁6に設けた係止突起10に係合する係止凹部11を前記コネクタ固定ベース8に備えて、該コネクタ固定ベース8が縦壁6に上向き若しくは水平方向或いは下向きにできるように回動自在に支持されるようにしてある。(図6)
この場合、前記コネクタ収納部1が、前記コネクタ固定ベース8を設置するための前記縦壁6に形成される係止溝9と、係止突起10とが離れた位置で、高さ方向に段差のある上下関係にあって、前記コネクタ固定ベース8の一部を層分け保持できる構成として細い心線と太い光ケーブルとを個別に収容することが容易で組み込み作業も簡便にできるようになっている。
前記係止突起10は、図6に示すように縦壁6の両側に対称位置に設けておき前記コネクタ固定ベース8の傾斜方向を上流側或いは下流側いずれにも対応して、例えば、ドロップケーブル側が下流になるようにコネクタ固定ベース8の係止凹部11を一方の係止突起10に係合してセットできるようにするのが好ましい。さらに作業上前記コネクタ固定ベース8の可動操作には、素線時〔水平方向保持の上層配置・図6a〕では、係止突起10を中心として上方に約20度程度回動して開放するのがよく〔図6b〕、一方外被時〔下方傾斜保持時の下層配置図6c〕では、係止突起10を中心として下方に約45度程度回動して開放するのがよい〔図6d〕。
前記光ケーブルaは、前記端面板20を経てクロージャ本体5内に導入、導出され、ケーブル把持部21とケーブルTM把持部22(ケーブルテンションメンバ把持具)によって把持されていて、光ケーブルaの光ファイバ心線a例えばケーブルから引き落とされる単心線またはテープ心線は、光ファイバ心線aの接続部となるコネクタAを複数配備できる成端トレイ3を経由して、DS/R・TDケーブル或いは分岐光ファイバ心線bと接続されて、それぞれコネクタ接続を可能にした構成としてこれら各接続部のコネクタAと、余長心線とを整理する成端トレイ3として用いられるようになっている。
前記配線用把持具ベース4は、組状態で下流側に工場付けの事前固定可能の構成とされ、心線余長収納部2とを備えた成端トレイ3と、該心線余長収納部2に収納されている分岐光ファイバ心線aを配線するための配線用把持具ベース4とをクロージャ本体5内に左右非対称に設けたものであり、前記心線余長収納部2に収納されている分岐光ファイバ心線bを配線把持して、該分岐光ファイバ心線bに接続されたコネクタAを前記コネクタ収納部1に着脱自在に備えている。
この場合、前記コネクタ収納部1としては、前記成端トレイ3に複数の縦壁6を間隔をおいて縦格子状に並設して備えてコネクタ収納部とし、ソケットおよびプラグからなるコネクタAを着脱自在に嵌挿できるコネクタ固定ベース8を支持ピン7によって回動自在に備え、支持ピン7を組状態で上流側に事前固定可能の構成とされ、素線接続コネクタ或いは外被線接続コネクタを上下方向に層分けして区別収納できる構成とするのがよく、さらに全接用接続部23と、保留心線接続部24と、接続部ホルダ25を収納する多目的接続部収納部を心線接続部のコネクタ収納部1に並設配備してある。
また、コネクタ収納部1のある成端トレイ3は、光ケーブルAの心線aの接続部となるコネクタAを収納するコネクタ収納部1と、心線余長を収納する心線余長収納部2とをそれぞれ備えた下部伸ばし成端トレイ或いは、DS/R・TD成端トレイ若しくはドロップ成端トレイとして多目的接続部収納に用いられる。
なお、この成端トレイ3は、二層構造、例えばコネクタ固定ベース8を回動自在に設けて上下に層分けして用いるか、積層して組み込むかしてクロージャ本体5に内装されて配線処理作業がし易くできるようになっている。
実施例の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記クロージャ本体5のスリーブに備えられる端面板20は、図1の図示例のように側端に直接設けるか或いは図12のように光ケーブルを挿入するケーブル挿通路のある延長側壁部を設けて配置することもでき、分岐光ファイバ心線挿通孔のあるマルチグロメット27を下部側のみに設置し、上部側はブランクパネル28によって閉塞した形態(図2)として、光ケーブル接続用クロージャの構成を軽量化でき、さらにコンパクトで安価な構成にするがよい。
前記コネクタ収納部1でのコネクタ取付には、コネクタ固定ベース8にコネクタAを挿脱自在に内装できる嵌合孔8をコネクタソケットに対応して設けられていて、コネクタソケットを着脱自在に配備できる構成とするのがよい。(図7)
即ち、コネクタ固定ベース8としては、断面逆U字状野プラスチック製の支枠片からなり、前記コネクタAの押し出し用孔を兼ねた嵌合孔8を一対有し、両サイドにつまみ片8を備え、該つまみ片8に上下に突設した傾斜保持支持ピンと水平保持支持ピンとからなる支持ピン7を設け、該支持ピン7の一つを選んで前記縦壁6に設けた係止溝9に嵌入係止してコネクタ固定ベース8上で嵌合孔8に嵌入したコネクタAを前記成端トレイ3に上向き又は下向きに回動自在に支持するようにしてある。
この支持ピン7の係脱には、つまみ片8を指先で摘んで引き寄せて縦壁6の間に挿入し係止溝9の位置に合わせて放せば支持ピン7が係止溝9にはまることでセットでき、取り外しのときもつまみ片8を指先で摘んで支持ピン7を係止溝9から外してずらせば良く、その係脱操作を簡単に行うことができる。
なお、前記係止溝9は並列される縦壁6に千鳥状にずらせて設けておけば前記コネクタ固定ベース8が少しづつずれて配備され、コネクタ収納やコネクタの上下向き保持の取扱操作が容易となって作業性を良くすることができる。
また、前記コネクタAのコネクタソケットをコネクタ固定ベース8に着脱自在に配備するには、コネクタソケットをベースに沿ってスライドさせつつ嵌入して一方の嵌合孔8に嵌め込んで、係止片を先方の嵌合孔8に圧入するか係止片の先端部を係止孔に圧入ロックすればよく、さらに該コネクタソケットの両外側面にガイド溝を形成し、凸条に嵌入しスライドさせて固定し、コネクタソケット16の脱落防止に役立たせてもよい。
さらに、前記成端トレイ3でのコネクタAは、コネクタ収納部1においてコネクタ固定ベース8によって変位可能に配備していて、所定位置で上下層に変換でき、接続単位で層分けしたもので、心線接続部は固定しないし、心線余長も曲率半径を確保した上で取り回し収納できるので、心線余長の吸収に自由度を持たせて納められ、伝送特性に悪影響を及ぼすことがない形態で用いられる。
また、前記コネクタ収納部1は縦壁6の間にコネクタAを収容する嵌合溝を複数列、例えば6〜8列形成したものからなるが、全接用接続部23、保留心線接続部24或いは接続部ホルダ25を係脱自在に係止するため前記縦壁6に設けた多目的溝12を2列並列して備え、該多目的溝12を形成する縦壁6に全接用接続部23、保留心線接続部24或いは接続部ホルダ25を係止するために飛び出し防止爪13と、ガタツキ防止リブ14とを設けて素線把持プラグ15或いは外被線把持プラグ16を保持するようにすることができる。〔図8および図9〕
この場合、通常は多目的溝12にはスプライス固定部19を設け、スプライスDを1溝につき4個収納〔2列2段〕できるようにしてあるが、多目的用の接続部ホルダ25を2個取り付けて使用することもできる。
そして、心線を保留するときには、接続部ホルダ25を外して素線把持プラグ15或いは外被線把持プラグ16を把持するが、成端トレイ3の上面と下面との両方を利用して 素線把持プラグ15は成端トレイ3の上面に保留し、外被線把持プラグ16は成端トレイ3の下面(裏面)に保留するのがよい。この際、プラグのラッチ部分が成端トレイ3の穴に嵌まることで前後の動きを抑制するようになっている。〔図9〕
なお、SCアダプタ25を配置する必要があるときは、前記多目的溝12にはSCアダプタホルダ25を設置するのがよい〔図10〕。
なお、前記成端トレイ3は、合成樹脂により一体成形またはおのおの成形された成形品であり、略長方形状の外形を有し、トレイをフレーム18に載置或いはトレイ取付部に装着して、前記クロージャ本体5内にトレイを水平状態に保って固定されるものである。
前記クロージャ本体1のスリーブの両端壁嵌合部に嵌装された端面板2とを備えたクロージャ本体5の例で説明すると、端面板2にスペーサ(図示せず)を介して、光ケーブルaおよび支持線cが貫通されてケーブル把持部21及びTM把持部22でそれぞれ固定されている。
また、光ケーブルaから導出された光ファイバ心線a成端トレイ3にコネクタ処理されて分岐光ファイバ心線bの引き落とし用のケーブルとして端面板2から導出されてドロップケーブル或いはDSケーブル、テープ心線として配線される。(図1および図2)
図1の光ケーブル接続用クロージャをテープ心線ケーブルルートに設置し、単心運用するためにクロージャ内で光ケーブルaでのクロージャ配線では、図1に示すように分離された光ケーブルaを成端トレイ3を経てコネクタAによって接続されるが、コネクタ接続を可能の構成にするのに、端末にコネクタプラグ並びにコネクタソケットのある光ファイバ心線aならびに分岐光ファイバ心線bによって接続自在の構成として光ケーブルの心線接続、収納がモジュール化した全コネクタ化したものとしてある。
また、前記クロージャ本体5は、ヒンジ部5で連結された二つ割りにできるスリーブによった構成とし、開拡するスリーブの開放状態を調節できるスリーブ開放保持具として、例えば図3の如きスリーブストッパ26の係止部を端末に有する連結機構を介して連継できるようにしてクロージャ本体5を締めつけクロージャの内部密封性を維持できるようにするのが良く、スリーブストッパ26を用いれば作業時にスリーブを外すことなく作業側の開放状態を維持して、その開き具合も連続的に調整可能であり、作業側に障害となる部材をなくして、取り扱いやすい形態で用いられるようにするのもよい。
さらに、クロージャ本体5の両端に設けられている端面板20には、ケーブルシールアダプタを着脱自在に装着して用いるのがよい。このクロージャ本体5に備えられる端面板20には、光ケーブルaを挿入するケーブル挿入路のある部分と、二つ割りで開閉自在のケーブルシールアダプタとで構成し、該ケーブルシールアダプタを挟持枠片によって着脱自在に装着してクロージャ本体5に組み込まれる。
該ケーブルシールアダプタは、クロージャに収納したケーブル際の防水機能の端面シールに装着使用し、各種ケーブルを挿入するスリットとシール片とのある心線挿通路を複数設けてもよく、また任意のコネクタ付きケーブルを着脱可能とした構造や各ケーブル導入口に薄膜を付設したスリットで防水構造に構成したものを用いて安全性を図ったものを用いるのがよい。
さらに成端トレイ3では、前記コネクタ収納部1および余長心線収納部2に必要に応じガイドリブ及び側壁を選んで区画してもよいし、心線の浮きを阻止する心線押え片或いは係止爪を一体に成形して、余長心線や心線接続部となるコネクタをトレイ内に確実に保持できるようにするか、またコネクタ収納部1或いは心線余長収納部2を整理収納し、ケーブル挿入部からファイバ心線の曲げが極少で心線収納時のねじれをも防止でき、安全かつ高密度収納で高信頼性が得られるようにすることが配慮される。
またこの実施例で付設される成端トレイ3は、フレーム18の中央部に固定され、単心分離作業スペースより移動回避させて、単心分離作業時での導線が見やすく配線作業を容易で迅速に処理することができ、また単心線を安全に保護することができるし、各トレイを自由に取付位置可能で心線の引き落しができるので、架空ループ配線にも容易に対応可能であると共に、一旦分岐した心線を再度本線に戻すこともできるなど、単心の分離、保護、収納作業を大幅に向上できる。
さらにこの実施例によれば、クロージャ本体5の内部構造が左右非対称に形成された構成としたので、クロージャのコンパクト化に寄与し、さらに機能要求に対して必要となる成端トレイを簡便化できるようにして単心線ごとの接続機能とドロップ機能とを統合して安全に整理することができるし、架空乃至地上ケーブルと、ドロップ光ファイバケーブル或いは集合ドロップ光ファイバケーブルの接続のために有効に用いられ、光ケーブルの接続部を保護して、心線余長を収納し、心線の使用効率を高め単心運用と、作業施工性にも優れた光ケーブル接続用クロージャにすることができる。
さらに、実施形態の成端トレイ3の構成では、コネクタ接続を可能にした構成であって、トレイでのモジュール化を含めたオールコネクタ化により接続作業や心線収納作業並びに接続状況の点検補修などの保守作業が容易に実施できて施工性に優れ、単心線ごとの接続機能とドロップ機能とを統合して整理収納並びに心線ごとの増減も簡単にでき、増設も楽であり、きわめてコンパクトに接続部を収納することができるなど取扱い簡便な光ケーブル接続用クロージャとすることができる。しかも光ケーブルの接続や切り替え或いは分岐接続作業や再収集作業が容易に実施でき、心線接続作業後に任意のコネクタ収納部に収納されている光ファイバ心線を迅速に取り出すことができ、心線識別も容易で接続部の再調整や修理など簡単に行うことができ、その作業性を大幅に向上することができる。
また本発明の成端トレイによれば、コネクタ付き心線を用いることによって心線の分岐、引込の際に、各成端トレイや接続トレイへの心線導出入の自由度があって作業上、心線接続部へのアクセスが簡便化でき、管理や組立分解作業も容易に行なえ、かつ高密度・高信頼性が得られる。殊に、接続したい空き単心線とドロップ心線とを接続して、残りは現用または空き心線として下部に送り込めるように保有しておくことが可能となるし、また空いている心線はその後のユーザーの加入など必要な単心線として使用することができ、かつ単心に分離した心線の保護とも簡易にすることができ、そのほか他の心線の接続作業や接続状況の点検、補修、確認、調整など作業をも統合してきわめて容易に行うことができる。
さらにまた、この実例ではキャリアチェンジなどにより他機能のトレイに切替え必要とした場合、コネクタ接続およびケーブルシールアダプタを用いることにより、従来の融着接続及びメカニカルスプライス接続時に生じた心線切り縮み、心線余長処理作業をなくし簡便化を図ることができるようにした。
なお、本発明の実施例での前記コネクタ固定ベース8は、例えば、前記つまみ片8にある下方の支持ピン7を縦壁6の係止溝9に嵌入し、係止凹部11を縦壁6の係止突起10に嵌め込めばコネクタ固定ベース8を水平状態で保持されコネクタ固定ベース8上にあるコネクタAが上層に配置されることになる。〔図6a〕
また前記つまみ片8にある上方の支持ピン7を縦壁6の係止溝9に嵌入し、係止凹部11を縦壁6の係止突起10に嵌め込めばコネクタ固定ベース8を下向きの傾斜状態で保持されコネクタ固定ベース8上にあるコネクタAが下層に配置されることになる。〔図6c〕
そして素線時には前者を選び、外被線時には後者を選んで上下層に区別して収納配線でき、細い心線を保護すると共に作業性をも改善できる。
この場合、コネクタ固定ベース8上のコネクタAの層分け配備には、コネクタ固定ベース8を設置するための前記縦壁6に形成される係止溝9と、係止突起10とが離れた位置で、選ばれた上下関係にあることと、コネクタ固定ベース8の両側上下に突設した支持ピン7の選択が配慮されればよい。
本発明での成端トレイ3は、コネクタ収納部1が回動自在のコネクタ固定ベース8を介してコネクタAを収納するのでコネクタAを固定する傾きが上方、水平或いは下方により素線或いは外被線を上下で分離して層分け配備して配線ルートの明確化でき多機能要求に対して必要となるコネクタ収納部1を簡単に増設、撤去でき取扱簡便である。例えば全心接続する際、8心の場合、中央に8接続部を収納するコネクタ固定構造とする。
また、24心の場合、全接用ホルダをコネクタ収納部の6溝に取付け、24接続部を収納するコネクタ固定構造とする。また、表面側中央部に素線プラグ(コネクタ)を2個保留する箇所を有するコネクタ固定構造とする。
さらに裏面側中央部に外被線プラグ(コネクタ)を2個保留する箇所を有するコネクタ固定構造とした成端トレイ3として用いるのがよく、成端トレイ3内での接続作業がしやすい位置に変移させてコネクタ固定を行うことができ、且つ点検、補修作業の簡便化が図れる。
前記成端トレイ3は、中央部にコネクタ収納部1を形成すると共に、該コネクタ収納部1の片側に隣接して心線余長収納部2が設けられ、片側に配線用把持具ベース4と両側に係脱自在の心線保護シート17とを配備し、クロージャ本体5内に固定されたフレーム18に定着されている。
図1aに示すように、成端トレイ3のコネクタ収納部1に隣接する心線余長収納部2は、分岐光ファイバ心線bの単心線をプラグに接続している場合に、この単心線の余長を収納するもので、また分岐ケーブルとして4心のテープ心線を有するドロップケーブルを用いる場合には、テープ心線をばらしてコネクタ付けするため、ばらした単心線の余長を心線余長収納部2に収納することになるが、テープ心線の各単心線を別個にコネクタ収納部1に導く際に生ずる長さの差を吸収すると共に各単心線について許容曲げ半径以上の曲げ半径を確保できるようにしてある。
また、前記成端トレイ3に設けられている配線用把持具ベース4はドロップケーブルを把持する部材で、ドロップケーブルの外被を把持し、ドロップケーブルのテープ心線から分離された分岐光ファイバ心線bは成端トレイ3の心線余長収納部2に配線される。
さらに成端トレイ3に着脱自在に設けられ心線保護シート17はプラスチックからなり、スリーブ5内に配線収納される前記光ファイバ心線aならびに分岐光ファイバ心線bをそれぞれ成端トレイ3の上面から被覆して定着保持するために係止部17によって係脱自在に備えて心線の浮き上がりやずれがなく配線の安全を確保できるようにしてある。
図1に示すように、クロージャ本体5内に設置される成端トレイ3の下方にはフレーム18が水平に設けられており、その下部にはドロップ光ファイバ、ドロップケーブル或いはコードなどの外被のついた光ケーブルを収納でき、この収納された光ケーブルは成端トレイ3の上方へ配線されてコネクタ接続される。
配線されている光ケーブルに分岐ケーブルを接続する心線接続作業では、光ケーブルの接続点付近の外被を除去して光ファイバ心線を露出し、前記クロージャ本体5の両端に設けられているケーブル把持部21に光ケーブルの外被を取り付ける。
次いで、光ファイバ心線のうち接続作業を行うために切断した光ファイバ心線の端部にコネクタAのソケットを取付ける。
一方分岐ケーブルとして多心のテープ心線を有するドロップケーブルを接続する場合は、ドロップケーブルの端部の外被を適宜長さ除去してテープ心線を露出し、テープ心線に含まれる分岐光ファイバ心線bを分離し、各分岐光ファイバ心線の先端にコネクタAのプラグを取り付けておく。ドロップケーブルは、端面板20からクロージャ本体5内に導入され把持具を通り成端トレイ3の片側に設けられている配線用把持具ベース4によりドロップケーブルの外被の端部を把持する。
露出された分岐光ファイバ心線bは成端トレイ3の心線余長収納部2に配線され長さを調整してプラグを光ケーブルのソケットに接続し、この接続したプラグとソケットのコネクタAはコネクタ固定ベース8に定着されて成端トレイ3のコネクタ収納部2に収容される。
このコネクタ固定ベース8は、細い心線の素線時にはコネクタ収納部1の上層に保持し、太い光ケーブルの外被線時にはコネクタ収納部1の下層に保持して上下層に区別して収納して、細い心線を保護するようにしてある。
この場合、前記コネクタ収納部1は図1および図5、図6に示すように接続部ホルダ25或いは全接用接続部ホルダ23又は保留心線接続部ホルダ24やスプライスDを挿入して多目的溝12として用いて種々の接続形態に対応するようにし、適宜な変形、改良などが容易にきるようにするのがよい。
実施例の光ケーブル接続用クロージャでは、光ファイバ心線aと分岐光ファイバ心線bとを接続するコネクタAは、コネクタ固定ベース8を介して成端トレイ3のコネクタ収納部1に収納されるので、コネクタAが確実に保持され、接続ロスがなく安全に維持できるほか、心線の素線時あるいは外被線時に層分け区別してコネクタ収納部1に収納され点検、接続などの作業が簡便に行え、破損し易い光ファイバ心線の安全を確保することができる。
なお、前記光ケーブル接続用クロージャは、コネクタ固定ベース8を設けたコネクタ収納部1と、分岐ケーブル側のコネクタに接続されている外被が除去された分岐光ファイバ心線の余長を収納する心線余長収納部を成端トレイ3に設けて多機能を持たせる構成にしているので、細い分岐光ファイバ心線と太い分岐光ケーブルとを容易に区別して収納でき、接続作業に支障がないようにしてあって光ケーブルから光ドロップケーブルを家屋に引き込む際に用いられる光ケーブル接続用クロージャとして有用である。
図12の実施例では、前記クロージャ本体5のスリーブに備えられる端面板20が、光ケーブルを挿入するケーブル挿入路のある延長側壁部20を設けて配置したものである。
本発明に係る光ケーブル接続用クロージャの一実施形態を示し、(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。 図1の例で用いられるクロージャ本体を示し、(a)は正面図、(b)は背面面図、(c)は内部を示す縦断面図である。 図2の例で用いられるクロージャ本体の使用状態を示し、(a)は密閉状態の正面図、(b)は一方の作業面を開けた状態の正面図、(c)は他方の作業面を開けた状態の正面図、(d)は両方の作業面を開けた状態の正面図である。 図1の例で用いられるTM固定部を示し、(a)はその平面図、(b)は側面図、(c)はクロージャ本体に組み込んで内部を示す正面図である。 図4の例で用いられるTM固定部の拡大説明図で、(a)はその平面図、(b)はその側面図、(c)は蓋を開けた状態の側面図である。 図1の例で用いられるコネクタ固定ベースを示し、(a)は光ファイバ素線の使用状態の側面図、(b)はその着脱時の開放状態の側面図、(c)は光ファイバ外被線の使用状態の側面図、(d)はその着脱時の開放状態の側面図である。 図1および図6の例のコネクタ固定ベースを拡大して示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図、(c)は正面図である。 図1の例で用いられる接続部ホルダを示し、(a)はその使用状態の平面図、(b)はその単体をしめす平面図、(c)はその側面図である。 図1の例で用いられる多目的溝の一使用状態を示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図、(c)はその底面図である。 図1の例で用いられる多目的溝にSCアダプタホルダを用いた一使用状態を示し、(a)はその通常時(SCアダプタなしで多目的溝用蓋として用いる)状態の側面図、(b)はSCアダプタ取付時状態の側面図、(c)はそのSCアダプタホルダの平面図、側面図、正面図である。 図1の例で用いられる心線保護カバーを示し、(a)はその平面図、(b)はその正面図、(c)はその側面図である。 本発明に係る光ケーブル接続用クロージャの他の実施例を示し、(a)はその横断面図、(b)はその縦断面図である。
符号の説明
A コネクタ
D スプライス
a 光ケーブル
光ファイバ心線
b 分岐光ファイバ心線
c 支持線
1 コネクタ収納部
2 心線余長収納部
3 成端トレイ
4 配線用把持具ベース
5 クロージャ本体
ヒンジ部
6 縦壁
7 支持ピン
8 コネクタ固定ベース
嵌合孔
つまみ片
9 係止溝
10 係止突起
11 係止凹部
12 多目的溝
13 飛び出し防止爪
14 ガタツキ防止リブ
15 素線把持プラグ
16 外被線把持プラグ
17 心線保護シート
17 係止部
18 フレーム
19 スプライス固定部
20 端面板
21 ケーブル把持部
22 ケーブルTM把持部
22 歯溝
22 凸壁
22
22 ボルト
23 全接用接続部ホルダ
24 保留心線接続部ホルダ
25 接続部ホルダ
25 SCアダプタホルダ
26 スリーブストッパ
26 ピン
26 係止部
27 マルチグロメット
28 ブランクパネル
29 通過心線ガイド

Claims (6)

  1. 光ファイバ心線を接続するためのコネクタを収納するコネクタ収納部と、該コネクタ収納部に隣接して設けた分岐光ファイバ心線の心線余長を収納する心線余長収納部とを備えた成端トレイと、該心線余長収納部に収納されている分岐光ファイバ心線を配線するための配線用把持具ベースとをクロージャ本体内に左右非対称に設けた光ケーブル接続用クロージャであって、前記クロージャ本体のスリーブが片面および/または両面を開閉自在の構成とし、該クロージャ本体内に設置される成端トレイを固定するフレームの両側上面にケーブルテンションメンバの固定部を上面側から固定できる構成として備えると共に、前記成端トレイに複数の心線接続部のコネクタ収納部と、全接用接続部と、通信事業者側および加入者側の保留心線接続部と、接続部ホルダとの収納部とした多目的接続部収納部とを配備したことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  2. 請求項1に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記配線用把持具ベースが、組状態で下流側に事前固定可能の構成とされ、前記心線余長収納部に収納されている分岐光ファイバ心線を配線把持して、該分岐光ファイバ心線に接続されたコネクタを前記コネクタ収納部に着脱自在に備えたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記コネクタ収納部が、ソケットおよびプラグからなるコネクタを着脱自在に嵌挿できるコネクタ固定ベースを支持ピンによって回動自在に備え、支持ピンを組状態で上流側に事前固定可能の構成とされ、素線接続コネクタ或いは外被線接続コネクタを上下方向に層分けして区別収納できる構成としたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  4. 請求項2または請求項3に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記成端トレイが、複数の縦壁を間隔をおいて縦格子状に並設して備えてコネクタ収納部を形成し、該コネクタ収納部に前記コネクタ固定ベースを回動自在に設け、さらに全接用接続部と、保留心線接続部と、接続部ホルダを収納する多目的接続部収納部を心線接続部のコネクタ収納部に並設配備したことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  5. 請求項2、請求項3または請求項4のいずれかに記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記クロージャ本体のスリーブが、片面或いは/および両面を開放自在に設けられる分割スリーブからなると共に、クロージヤ設置位置により作業が可能の方向のスリーブ面を開放可能の構成とし、片開き或いは両開きに開放されたスリーブを所定位置に保持するスリーブストッパを分割スリーブ間に跨がって係脱自在に配備したことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  6. 請求項3、請求項4または請求項5のいずれかに記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記クロージャ本体のスリーブ備えられる端面板が光ケーブルを挿入するケーブル挿通路のある延長側壁部を設け、分岐光ファイバ心線挿通孔のあるマルチグロメットを下部側のみに設置し、上部側はブランクパネルによって閉塞したことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
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