JP2004020775A - 光ケーブル接続用クロージャ - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバケーブルの加入区間光ファイバケーブルの使用上の細分化を可能にして、光ファイバケーブル設備の相互接続に専有業者のみならず他事業者でも接続使用でき、光ケーブルの心線の使用効率と、経済的使用を高める。
【解決手段】心線用トレイを専有事業者側ドロップ心線用トレイ10aと、他事業者側ドロップ心線用トレイ10bとに仕分けして配備すると共に、アダプタを備えた接続トレイ20a、20bを各事業者側ドロップ心線用トレイごとにクロージャ本体1a内に配備し、該ドロップ心線用トレイ10a、10b内に接続部と心線余長とをそれぞれ個別に一括収納する構成とした。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ケーブル、特に光ファイバ心線を有する光ファイバケーブル(以下光ケーブル)の架空、或いは地上若しくは地下区間のアクセス区間において、ケーブル接続点における外被接続並びに架空乃至地上ケーブルと、ドロップ光ファイバケーブル或いは集合ドロップ光ファイバケーブルの接続のために用いられ、加入伝送路設備、特に加入区間光ファイバケーブルの使用上の細分化を可能にして、光ファイバケーブル設備の相互接続に専有業者のみならず他事業者でも接続使用でき、光ケーブルの心線の使用効率と、経済的使用を高めると共に、いずれの作業員がその作業を実施しても設備事故等が発生しないようにセキュリティ機能を備えた光ケーブル接続用クロージャに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ケーブルの分岐、引込、接続などを行う場合、クロージャ内においてケーブル心線相互を接続すると共に、該接続部と、ケーブル心線の余長分とを収納するための心線接続余長収納トレイを備えたクロージャが知られている。
このクロージャは、幹線光ケーブルの本線から引き出された光ファイバ心線同士或いは分岐用光ケーブルから引き出された心線とを接続するコネクタ等の接続部が収納され、さらに接続された心線の余長部分を巻回して保護収納する心線余長収納部とを備えたものとして接続機能専用クロージャ、或いはドロップ機能専用クロージャとして用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、光ケーブルを用いた通信網では、光アクセス網の最適な配線形態とすることや、インターネットアクセスサービス等を提供するため、既存の光ファイバ設備を利用して、光アクセスサービスを迅速かつ安価に提供することが要請されているのに、光ファイバケーブル設備の相互接続には収容ケーブルの保守や心線監視などのセキュリティの問題で、光ファイバケーブル設備が、専有事業者の設備として使用され、他事業者側が使用できないために、光アクセス系設備の効率的な使用や経済的な使用が十分満足するものがなく取り扱いも不便になって、アクセス系設備の効率的かつ経済的な使用ができないなど問題があった。
【0004】
本発明は、これら従来の事情に鑑みてなされたものであり、加入伝送路設備、特に加入区間光ファイバケーブルの使用上の細分化を可能にして、専用業者だけでなく他事業者にも既存の光ファイバケーブル設備を利用した光アクセスサービスを迅速かつ安価に提供することができ、その配線作業実施による設備事故等も生じないようにセキュリティ機能を持たせると共に、単心の分離、保護、収納作業に優れたクロージャを提供すること、さらに配線、接続作業が容易に実施できて施工性に優れ、単心線ごとの接続機能とドロップ機能とを統合して整理することができ、その収納並びに心線ごとの増減が簡単にでき増設も楽で、きわめてコンパクトに接続部を収納することができる取扱い簡便な光ケーブル接続用クロージャを安価な形態で提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、この発明は、光ケーブル心線を導出入して、心線相互を接続した接続部を収納する接続部収納部と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部とを備えた専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとに仕分けしてクロージャ本体に配備した光ケーブル接続用クロージャであって、各ドロップ心線用トレイに心線導出入部と、接続部収納部と心線余長収納部とを形成した内装トレイを複数積層して、前記接続部と心線余長とをそれぞれ個別に一括収納する構成とすると共に、各事業者側ドロップ心線用トレイごとにアダプタを備えた接続トレイを前記クロージャ本体内に備えたことを特徴とし電柱、線条ともに設置可能で屋外設置対応の光ケーブル接続用クロージャである。
【0006】
この発明では、光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記ドロップ心線用トレイが、光ケーブル単心線を導出入する心線導出入部と、該心線導出入部から入る心線を支持する心線保持部と、該心線相互を接続した接続部を収納する接続部収納部と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部と、ドロップ心線保持部と、ドロップテンションメンバ把持部とを備えたものからなり、専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他業者側ドロップ心線用トレイとに層分けしたことを特徴としている。
【0007】
また、この発明では、前記ドロップ心線用トレイが、専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとの接合突き合わせ面を水平方向或いは鉛直方向に開放できるようにヒンジ部によって連結して、各ドロップ心線用トレイの側面部にSC型、MT型、ST型、FC型コネクタその他のコネクタなどを接続するアダプタを備えた接続トレイを設けることを特徴としコネクタ付きのケーブルとの組合せで使用することで容易に把持が可能となっている。
さらに、この光ケーブル接続用クロージャにおいては、前記専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとをそれぞれ収納するケースに開閉蓋を設け、該開閉蓋に施錠機構を配備して、配線作業実施による設備事故等も生じないようにセキュリティ機能を持たせることを特徴とする。
【0008】
さらに、この発明は、前記接続トレイが、アダプタを多数並列配備した接続ユニットとして、該接続ユニットを係脱部によってトレイ本体に着脱自在に設ける構成し、心線余長収納部と接続部収納部とを形成した専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとのドロップ心線用トレイに備えることを特徴としているし、前記ドロップ心線用トレイは、心線を左右両方向いずれからも挿入送出できに、トレイ本体の両側に心線導出入部と心線保持部を設けると共に、心線接続部と心線余長とをそれぞれ個別に一括収納する構成とし、該ドロップ心線用トレイを前記クロージャ内に挿脱自在に複数段装着して備えたことを特徴として、アダプタ部を稼動可能とすることにより容易にコネクタ接続が行えるようにする。
【0009】
本発明は、前記ドロップ心線用トレイは、心線接続部と心線余長とをそれぞれ個別に一括収納する構成とし、該ドロップ心線用トレイを前記クロージャ内に設けたトレイ収納ケースの棚に水平に挿脱自在に複数段装着して専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとに仕分けして備えたことも特徴とし、さらに配線ガイドを設けることによりコードの自重から垂れ下がりによる曲率半径不足の抑制が可能で安全性を高めている。
【0010】
【作用】
本発明の光ケーブル接続用クロージャは、光ケーブル心線の接続部並びに接続余長部分を保護収納する専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとに仕分けして備え、内装トレイを複数備えたドロップ心線用トレイとなっている構造となっているので、光ファイバケーブル設備の相互接続に専有業者のみならず他事業者でも接続使用でき、光ケーブルの心線の使用効率と、経済的使用を高めると共に光需要に際して多数心の接続が可能で、任意のクロージャにて本線から必要な単心線のみを引き落したり、本線に戻したりすることも容易にできる。
また接続作業に必要な余長心線は、任意のドロップ心線用トレイを開いて、或いは取り出したりして各ドロップ心線用トレイにおいて、接続部とともに収納しておけるし、各事業者ごとに空いている心線は、その後のユーザーの加入など必要な単心線として使用することができ、単心分離心線の保護が簡易にでき、しかもコネクタ付きのケーブルとの組合せで使用することにより容易に把持が可能であり、そのほか他の心線の接続作業や接続状況の点検、補修、確認、調整など作業をも各事業者ごとに統合してきわめて容易に行うことができる。
【0011】
また、ドロップ心線用トレイは、多段収納棚を前提としたトレイ収納ケースに収納し、接続単位でドロップ心線収納部を複層化したもので、心線接続部は固定しないし、心線余長も曲率半径を確保した上で取り回し収納できるので、心線余長の吸収に自由度を持たせて納められ、伝送特性に悪影響を及ぼすことがなく、安全な保護ができるし、事業者ごとに任意心線の取り出し、接続、再収納ができ、その作業に対するハンドリング特性の向上が図れ、単心運用のため分離、保護、収納作業にも優れた機能を発揮できる。
さらに、分離心線と分岐心線並びにその接続部を収納するトレイの集合体となる収納トレイが、各事業者ごとに多段棚のトレイ収納ケースに挿し込むことで、隣接されるトレイと容易に連結でき多数心接続処理可能で、またトレイ収納ケースから外して開閉することにより連結した各トレイを別個に開放露出することができ、接続作業や各トレイの更新並びに増設も容易にできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面を用いて説明すると、図1〜図4に示す心線接続クロージャ1のクロージャ本体1aに備えたドロップ心線用トレイ10が、幹線光ケーブルAの光ケーブル心線のテープ心線d或いは単心線aを心線導出入部111 から導出入して、心線相互を接続した接続部cを収納する接続部収納部121 と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部131 とを備えた接続トレイ101 ,102 からなるドロップ心線用トレイ10とし、該ドロップ心線用接続トレイ10に接続トレイ20を配備した光ケーブル接続用クロージャであって、該ドロップ心線用トレイ10を専有事業者側ドロップ心線用トレイ10aと、他事業者側ドロップ心線用トレイ10bとに仕分けして配備すると共に、アダプタ16を備えた接続トレイ20を専有事業者側接続トレイ20aと他事業者側接続トレイ20bとに仕切りして各事業者側ドロップ心線用トレイ10a,10bごとにクロージャ本体1a内に配備する。前記ドロップ心線用トレイ10a、10bは、テープ接続トレイ101 に回動自在に設けた単心接続トレイ10を心線導出入部111 と接続部収納部121 と心線余長収納部131 とを形成した内装トレイとして複数積層してドロップ心線収納部とし、前記接続部と心線余長とをそれぞれ個別に一括収納する構成としたもので、該ドロップ心線用トレイ10a、10bと、接続トレイ20a、20bとを前記クロージャ本体1aに備えてドロップケーブルB(C)に接続できるようにしてあり電柱、線条ともに屋外設置可能な形態としてある。
【0013】
この事業者側ドロップ心線用トレイ10a、10bとしては、テープ接続トレイ101 及び単心接続トレイ102 を含めて、合成樹脂により一体成形またはおのおの成形された成形品であり、トレイは略長方形状の外形を有し、内面側が同一或いは相似形状に形成されたもので、各トレイを重ねた状態の心線トレイとして用い、トレイ内には前記光ファイバ単心線aを導出入する心線導出入部11と、該心線導出入部11から入る心線相互を接続した接続部bを収納する接続部収納部121 と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部13と心線係止片141 を備えている。
【0014】
また、専有事業者或いは他事業者の各事業者側の前記ドロップ心線用トレイ10a、10bとしては、接続単位でドロップ心線収納部を複層化したもので、例えば、テープ接続トレイ101 に回動自在に設けた単心接続トレイ102 を複数積層してドロップ心線収納部とし、図4に示すように8心一括収納タイプとした例では、1つの4心テープ接続トレイ101 と、奇数段と偶数段との8段の単心接続トレイ102 とをヒンジ17によって、回動自在に重合したものを用いてある。
【0015】
この4心テープ接続トレイ101 と、8段の単心接続トレイ102 とには、前記光ファイバ心線のテープ心線dを導出入する心線導出入部111 と、該心線導出入部111 から入る心線相互を接続した接続部bを収納する接続部収納部121 と、心線余長を引き廻してループ状に巻回して収納する心線余長収納部131 とを区画して備え、適宜間隔に心線係止片141 を設けてあり、SCアダプタ16を備えた接続トレイ20a、20bを隣設してあって、さらにドロップケーブルB(C)に接続される分岐心線のテンションメンバ把持部18と、開閉施錠部19とを装備してあって、セキュリティ機能を持たせることができる。(図1及び図2)
【0016】
前記専有事業者側ドロップ心線用トレイ10aと、他事業者側ドロップ心線用トレイ10bとに仕分けして配備するには、水平方向に二つ割りできるように中仕切板21の上下面に二つのテープ接続トレイ101 、101 を分けて設けて、各テープ接続トレイ101 にそれぞれ単心線接続トレイ102 を複数段例えば8段重合すると共に、各ドロップ心線用トレイ10a,10bの側面部にSC型、MT型、ST型コネクタなどの接続トレイ20a、20bを設けたものをクロージャ本体1aとし、該クロージャ本体1aを取付ケース1bに水平方向或いは鉛直方向に開放できるようにヒンジ22によって連結して、前記専有事業者側ドロップ心線用トレイ10aと、他事業者側ドロップ心線用トレイ10bとの開放面を水平方向或いは鉛直方向に露出開放できるように開閉自在の構造として、例えば、図1に示すように取付ケース1bからクロージャ本体1aを展開開放して専有事業者側ドロップ心線用トレイ10aの作業面を現わして用いたり、(図1(b))、或いはクロージャ本体1aを取付ケース1bに閉じ込んで他事業者側ドロップ心線用トレイ10bの作業面を前面に現わしたり(図2(b))して両用に使い分けすることができる。
このクロージャ本体1aは、図3に示す如く前記取付ケース1bを電柱Pに取付固定して専有事業者側ドロップケーブルBと、他事業者側ドロップケーブルCとからのドロップ心線を分岐配線すれば、各事業者ごとにトレイ収納ケースに挿し込むことで、隣接されるトレイと容易に連結でき多数心接続処理可能で、またトレイ収納ケースから外して開閉することにより連結した各トレイを別個に開放露出することができ、接続作業や各トレイの更新並びに増設も容易にできる。
【0017】
この場合、導入心線が4心テープのときには、図4に示すようにテープ接続トレイ101 での配線イメージとして、4心テープ心線dの途中にテープ融着接続の接続部cを備え、そのテープ心線dの一端に分岐部eを経て単心線aに分離し、これに単心融着接続の接続部bを設け、さらに各単心コードa1 にそれぞれSC型コネクタの接続部b1 を設けて分岐心線としたもの(図4a)を図4bのようにテープ接続トレイ101 に一方の心線導出入部111 から挿入して心線余長収納部131 に旋回収納し、さらにテープ融着接続の接続部cおよび分岐部eを接続部収納部121 に入れてから、単心線aを単心接続トレイ102 の心線余長収納部131 に旋回収納し、単心融着接続の接続部bを接続部収納部121 に差し込んで、他方の心線導出入部111 から単心コードa1 として導出した配線整理の形態で使用する。
また、導入心線が単心の場合は、図5のように導入心線が分離した単心線のときには、この単心線aの途中に単心融着接続の接続部bを設けたもの(図5a)を図5bのように単心接続トレイ102 に直接一方の心線導出入部111 から挿入して心線余長収納部131 に旋回収納し、接続部bを接続部収納部121 に差し込んで他方の心線導出入部111 から単心コードa1 として導出した配線整理形態で使用し、該単心コードa1 にあるSC型コネクタなどの接続部b1 によって専有事業者側接続トレイ20a,他業者側接続トレイ20bのSCアダプタ16に接続して用いることができる。
なお、前記テープ接続トレイ101 と各単心接続トレイ102 とを係脱部35、例えば凹凸若しくはホックや係止孔と係止片との係止部材によって着脱自在の構成としてトレイ相互間に定着性を持たせてトレイの安全度を高めるのがよい。
【0018】
図6及び図7の具体例では、セキュリティ機能を持たせるためにドロップ心線用トレイ10としてボックス37内に専有事業者側ドロップ心線用トレイ10aと他事業者側ドロップ心線用トレイ10bとを並設し中央部に2連SCアダプタ16を設けて各事業者側に二つに分けて8心一括収納のドロップ心線用トレイに構成し前例のようにテープ接続トレイ101 と8枚積層の単心接続トレイ102 との組合せ構造のドロップ心線用トレイ10をSCアダプタ16を介してボックス37内に並設し、一方を専有事業者側とし、他方を他業者側として振り分けて用いるようにする。この場合ボックス37には、各事業者側にそれぞれ保護カバー38,38を着脱自在に設け、コインロックもしくはナイラッチ、ネジ等の施錠部39でセキュリティを保つようにするのがよい。
【0019】
また、図8及び図9の例では、光ケーブル心線を心線導出入部11から導出入して、心線相互を接続した接続部を収納する接続部収納部12と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部13と心線係止片14とを備えたドロップ心線用トレイ10と、接続トレイ20とを配備した光ケーブル接続用クロージャであるが、前記ドロップ心線用トレイ10を専有事業者側ドロップ心線用トレイ10aと、他事業者側ドロップ心線用トレイ10bとに層分けして配備する。例えば図示のように2連SCアダプタ16を有する接続トレイ20に専有事業者側ドロップ心線用トレイ10aと、他事業者側ドロップ心線用トレイ10bとを回動自在に重合連結した層分け構成で、4心タイプのドロップ心線用トレイ10とした例で、テンションメンバ把持部33、ファイバ保護カバー34及びパッキン36をボックス37に付設して単心線aの保持を的確にし、各トレイ10a,10bは前例と同様の配線構造を採用して振り分けて、各線の融着接続部及び余長心線を挿入収納して4心インドアケーブルのドロップケーブルB,Cに接続使用することができるが、図10のように接続トレイ20としてボックス37に2連SCアダプタ16を並設して各事業者側にケーブル分けする形態とすることもでき、いずれにしても片端SCコネクタ付きのケーブルとの組合せで使用することにより容易に接続把持が可能であることとアダプタ部の稼動も容易にできる。
【0020】
さらに、図11〜図14に示す心線接続クロージャ1では、幹線光ケーブルAの光ケーブル心線のテープ心線を心線導出入部11から導出入して、心線相互を接続した接続部b,cを収納する接続部収納部12と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部13とを備えたドロップ心線用トレイ10と、接続トレイ20とを配備した光ケーブル接続用クロージャであって、前記ドロップ心線用トレイ10を専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとに仕分けして配備すると共に、アダプタ16を備えた接続トレイ20を各事業者側ドロップ心線用ドロップトレイ10a,10bごとにクロージャ本体1a内に配備し、ドロップケーブルB(C)に接続できるようにしてアダプタ部を稼動可能とすることにより容易にコネクタ接続が行えるようにしてある。
【0021】
このドロップ心線用トレイ10は、合成樹脂により一体成形またはおのおの成形された成形品であり、図13及び図14に示すように、内装トレイ2,3を有し、該内装トレイ2,3は略長方形状の外形を有し、内面側が同一或いは相似形状に形成されたもので、各内装トレイ2,3を重ねた状態の心線トレイとして用い、トレイ内には前記光ファイバ単心線aを導出入する心線導出入部11と、該心線導出入部11から入る心線相互を接続した接続部bを収納する接続部収納部12と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部13と心線係止片14とを備えている。
【0022】
また、前記ドロップ心線用トレイ10としては、トレイ本体に回動自在に設けた内装トレイ2,3を複数例えば、2〜8層積み重ねて、ドロップ心線収納部とするとともに、接続部と心線余長とをそれぞれ個別に一括収納する構成とし、該ドロップ心線用トレイ10と接続トレイ20とをトレイ収納ケース4に挿脱自在に複数段装着して備えてある。この場合、クロージャ本体1aにあるトレイ収納ケース4の差し込み棚にトレイが挿入された際に、接合面に設けた係合凹凸部で仮り止めされ、また支持棒5を通して複数一括して固定されるようになっている。
さらに前記内装トレイ2には、ヒンジ6を介して内装トレイ3を回動自在に設けると共に、ドロップケーブルB(C)に接続される分岐心線分離部が収納保持される心線押え7と、保護カバー8と、前記接続部bから導出される心線の余長を引き廻してループ状に巻回させて保持する心線余長収納部13とを区画して備え、さらにテンションメンバ把持部9を設けてあり、かつファイバガイド15を有するテンションメンバアース線15を付設してある。
【0023】
さらに前記クロージャ本体1aに代えて、図15〜図19の実施例のようにクロージャ1内に設けられるドロップ心線用トレイ10が、上層トレイ21 と下層トレイ31 とからなるものでは、接続部収納部22 ,32 と心線余長収納部23 ,33 と心線押え片24 ,34 とを備えた奇数段トレイの上層トレイ21 と、偶数段トレイの下層トレイ31 とをトレイ内に積層した入れ込み構造とすると共に、上下層トレイ21 ,31 とをヒンジ171 によって回動自在に連結してなるものを用いることもできる。(図15及び図16)
【0024】
この場合、この光ケーブル接続用クロージャ1において、前記接続トレイ20は図17に示すように心線整列片54とテンションメンバ把持部55とを設けたケースにSCアダプタ23を多数並列配備した接続ユニットとして用い、該接続ユニットを前記クロージャ本体1内に設けた棚状のトレイ収納ケース4に挿脱自在に相互接続トレイとして単段または複数段装着して備える(図18及び図19)か、或いは係脱部によってトレイ本体に着脱自在に設ける構成とし、接続部収納部23 ,33 と心線余長収納部23 ,33 とを形成した上下層トレイ21 ,31 とからなる専有事業者側ドロップ心線用トレイ10aと、他事業者側ドロップ心線用トレイ10bとの心線トレイと組合せてドロップ心線用トレイ10として備えることができる。
【0025】
なお、各事業者の前記ドロップ心線用トレイ10a,10bは、心線を左右両方向いずれからも挿入送出できるようにトレイ本体の両側に心線導出入部と心線保持部を設けると共に、心線接続部と心線余長とをそれぞれ個別に一括収納する構成とし、該ドロップ心線用トレイを前記クロージャ1内に設けたトレイ収納ケース4の棚に水平に挿脱自在に複数段装着して、専有事業者側ドロップ心線用トレイ10aと、他事業者側ドロップ心線用トレイ10bとに仕分けして備えるのがよく、必要に応じトレイ着色を異ならしめて、色識別によって専有事業者側ドロップ心線用トレイ10aと、他事業者側ドロップ心線用トレイ10bでのセキュリテイを確実にすることもできるほか、前記専有事業者側ドロップ心線用トレイ10aと、他事業者側ドロップ心線用トレイ10bとをそれぞれ収納するケースに開閉蓋31またはカバーを設け、該開閉蓋31に施錠機構32を配備して配線作業実施による設備事故等も生じないようにセキュリティ機能を持たせることも有効な実施例である。(図19)
【0026】
図11に示す実施例での前記ドロップ心線用トレイ10には、相似或いは同一形状の数枚の内装トレイ2及び内装トレイ3をそれぞれ重合配備して2〜8層のドロップトレイとしてある。
この場合、前記クロージャ1内に固着したフレーム25に多段棚のトレイ収納ケース4を設け、該トレイ収納ケース4の複数段ある差し込み棚に上層の前記内装トレイ2と下層の内装トレイ3とを重層した状態で挿脱自在に備えて、各内装トレイ2,3とが心線取出方向を上面にする方向で水平に装着され、心線接続部と心線余長とを一括収納できる構成とすると共に、該内装トレイ2或いは内装トレイ3とを観音開きに回動自在に設けるのがよい。
【0027】
なお、複数の前記ドロップ心線用トレイ10をトレイ収納ケース4、例えば多段の棚状ケースに着脱自在とするには、単独または前後方向を交互に逆に段積装着した積層収納した心線トレイとして用いる。この場合、下層の内装トレイ3に突設された爪状の係合凸部71 に係合する係合凹部は、前記トレイ収納ケース4の両側対称位置に備えればよく、該内装トレイ2を前後いずれの方向でも着脱自在に装着できる構成とすることもでき、さらにクロージャ1内でのドロップ心線用トレイ10をトレイ収納ケース4から引き出し移動位置させて心線接続作業が簡便にできることも配慮できる。
【0028】
また、前記内装トレイ2、3に形成した心線導出入部11には、分離スリットのある心線挿通孔を設けた弾性保持部材(図示せず)を圧入嵌合して心線の支持を確実にしてあり、この弾性保持部材は心線径或いは心線数に応じた挿通孔のあるナイロンチューブを選んで用いられる。
さらに前記接続部収納部12、心線余長収納部13は、必要に応じガイドリブ24及び側壁を選んで区画してもよいし、心線の浮きを阻止する心線押さえの心線係止片14或いは係止爪を一体成形して、余長の心線や心線接続部をドロップ心線用トレイ10内に確実に保持できるようにするか、また接続部収納部12或いは心線余長収納部14のみを区画した内装トレイ2,3を組合せて一つとした形態としてもよく、各内装トレイ2,3毎に心線を分離整理収納し、ケーブル挿入部からファイバ心線の曲げが極少で心線収納時のねじれをも防止でき、安全かつ高密度収納で高信頼性が得られるようにすることが配慮される。
【0029】
この場合、多段に積み重ねられたドロップ心線用トレイ10の中から選んだドロップ心線用トレイ内の内装トレイ2の係合凸部71 を外せば、トレイ収納ケース4から引き出し外して、上下層トレイ2,3との重ね合せ面を開くことができて上下両層の内装トレイ2,3の内面側が露出されて各内装トレイ2及び3が現れて開いたり取り出したりして収納心線の接続配線作業が容易にできる。
【0030】
即ち、一方の内装トレイ2と他方の内装トレイ3とをそれぞれ一端或いは連結部を支点で回動すれば水平方向に軽く開くことができ、ドロップ心線用トレイ10内において、分離した単心線とトロップ心線の接続部の収納や心線余長を収納保管或いは新たな分岐作業並びに配線系の点検、補修、確認、調整など各作業をも統合してきわめて容易に行うことができる。
この内装トレイ2,3或いは専有事業者側ドロップ心線用トレイ10aと、他事業者側ドロップ心線用トレイ10bとの上層トレイ21 と下層トレイ31 との組み合わせでは、相似形状のトレイとして上層側のものを小さい形の入れ込みタイプとして作業、取り扱いし易くするのが好ましいが、同一形状の複層タイプとすることもできる。
【0031】
なお、前記上層トレイ21 と下層トレイ31 において前記心線導出入部111 は、片側に設けたシングルタイプに限らず両側に対に設け、即ち四隅に設けたダブルタイプのものを用いることもできるし、しかも合成樹脂の射出成形により、上層トレイ21 及び下層トレイ31 を略正方形、長方形の四角形または楕円形に形成されるので、接続部収納部22 ,32 に隣接される心線余長収納部23 ,33 には所定間隔に配列される心線は心線押え片24 ,3で伝送特性に悪影響が及ばないように心線が、なめらかに湾曲したループ状に巻回保持できるように配慮してある。
例えば、前記内装トレイ2,3或いは上層トレイ21 および下層トレイ3には曲率半径30mm以上を確保して心線の取り回して収納ができ、各種の接続部例えば、融着補強スリーブ、メカニカルスリーブ、MTコネクタなどの収納が可能であって、トレイ収納ケース4にドロップ心線用トレイ10を4段に積層し、各トレイ単位で脱着可能に設けて心線余長と心線接続部を一括収納できる。
【0032】
前記ドロップ心線用トレイ10は、複数重ね合わせて棚状のトレイ収納ケース4に載置保持され、ヒンジ締結具(図示せず)により脱着自在に定着する二つ割りのスリーブからなる円筒状のクロージャ1内に組み込まれて用いられるが、フレーム25には配線処理ガイド26と、ケーブル把持部27とテンションメンバ把持部28とを一体に形成され、前記クロージャ1の外側に配置固定できる配線リング261 を備えている。
【0033】
前記クロージャ1のスリーブの両端壁嵌合部に嵌装された端面板30とを備えたクロージャ1の例で説明すると、端面板30にスペーサ(図示せず)を介して、幹線光ケーブルAが貫通されてケーブル把持部27で固定され、かつ、該ケーブルのテンションメンバが、テンションメンバ把持部28に接続連結されている。
また主線光ケーブルAから導出されたテープ心線は、ドロップ心線用トレイ10に処理されて端面板30から導出されて引き落とし専有事業者側ドロップケーブルBと他業者側ドロップケーブルCとの分岐ケーブルとして配線される。(図11)
前記スペーサには、ドロップケーブルの挿通用の閉塞孔を多数備え、引落し時に閉塞孔を開口してドロップケーブルをクロージャ1外に導出入できるようにしてある。さらに、前記クロージャ1は、分割接合面にガスケットを介在して突き合わせ密封結合するが、スリーブ外側に設けたヒンジ部にループ状リングからなるヒンジ締結具によって掛止めて連結一体化するようになっている。
【0034】
なお、前記ドロップ心線用トレイ10の内装トレイ2,3に設けた挿入孔5には、ドロップ心線用トレイ10が複数積み重ねられたときに必要に応じ、支持棒5などをトレイ収納ケース4に嵌挿して連結固定保持するために用いてもよいし、上下段ごとに連結ボスを嵌装して連結する形態とすることもできる。
【0035】
また、前記ドロップ心線用トレイ10の複数を互に心線取出方向を上面にする方向で水平に、かつそれぞれ個々に保持する多段棚のトレイ収納ケース4では、その心線導出入部に心線通路となる間隔をあけて複数のガイドリブなどで複数の心線通路を形成して、トレイが出入する心線を各ガイド片間に通して振り分け配線できるようにしてある。
【0036】
さらにまた、クロージャ1には、複心光ファイバテープ心線を単心に分離してその内選ばれた単心をドロップ心線に接続分岐収納するドロップ心線用トレイ10中に内装トレイ2,3を複数枚内装し、またドロップ心線のテープ側接続部cと分岐部eと、単心線側接続部bとが収納可能な内装トレイ3にもトレイを複数枚内装して配備し8層ドロップ心線用トレイ10としている。
【0037】
なお、複数の前記上層トレイ21 と、下層トレイ31 および積層した各内装トレイ2,3には、心線の曲率半径円をS字状に切り返し配線できるように円筒状または楕円筒状のガイドリブ24を一対トレイ底面上に間隔をあけて対向配備した構成してある。
また、前記ドロップ心線用トレイ10の内装トレイ3には、その両側面部に係合凸部71 を突設し、該係合凸部71 がクロージャ内の前記トレイ収納ケース4の案内溝に摺動自在に嵌装されると共に、該案内溝に形成されるロック部係脱する構成としてクロージャ1内でのドロップ心線用トレイ10をトレイ収納ケース4から引き出し移動位置させて心線接続作業が簡便にできるようにしてある。
【0038】
例えば、各内装トレイ2,3の組合せでは、トレイは一体成形品で嵌合入れ込み構造であるが、一体成形或いは着脱自在のヒンジ6で連結したりすることができる。また上下層での各トレイ21 ,31 は、それぞれヒンジ171 で連結して組とする方式が採用されているが、一体成形のヒンジ連結構造としてもよいし、表面内装トレイの上面に蓋片を付設することもできるし、主ケーブルの単心線aを内装トレイ2,3に4本ずつ配線し振り分けて、各線の融着接続部及び余長心線を収納して8心インドアケーブルのドロップケーブルB,Cに分岐接続使用することができる。
【0039】
図20乃至図25の具体例では、SSDケーブルあるいはSSWケーブルによる対応配線について、クロージャ本体1aの取付棚29にFOトレイ40を装備して用いた例である。その他の各部構成は図11の例と同様で、同一符号は同一部分を示す。
この例においては、図21に示すように、配線イメージは、テープ心線dの途中にテープ心線融着接続の接続部cを備え、そのテープ心線dの一端に分岐部eを経て単心線aに分離し、これに単心融着接続の接続部bを設けて単心接続トレイ41に収納し、さらに各単心線aをそれぞれSCアダプタ42によって接続トレイ43内で、ドロップケーブルB(C)の途中に単心融着接続の接続部bを備えた心線に接続できるようにしてある。
この例では単心接続トレイ41を専有事業者側ドロップ心線用トレイ及び他事業者側ドロップ心線用トレイとして、多段に設置されたトレイの数に応じて数段、例えば2〜5段を選んで振り分けて用いてある。
【0040】
前記単心接続トレイ41としては、図22に示す如きトレイを用いるが、心線押え44のある心線導出入部45と、接続部収納部46と心線余長を巻回して収納する心線余長収納部47とを備え、さらにヒンジ48と係止凸部49によってクロージャ1内に着脱自在に内装される。
【0041】
また、前記接続トレイ43では、SCアダプタ42をトレイ本体に脱着部50で着脱自在に備えられるようにして、ヒンジ51と係止凸部52によってクロージャ1内に着脱自在に内装されて用いられる。(図23及び図24)
【0042】
なお、これら前記単心接続トレイ41及び接続トレイ43に導出入する心線はクロージャ1内において図25に示す配線ガイド53を設けることによってコードの自重から垂れ下がりによる曲率半径不足の抑制が可能で配線処理が安全に行えるようになっている。(図20)
【0043】
前記ドロップ心線B(C)によって引き落とし分岐配線するには、両端に嵌装された端面板30を備えたクロージャ1の例で説明すると、端面板30にスペーサを介して、主線光ケーブルAが貫通されてケーブル把持部27で固定され、かつ、該ケーブルのテンションメンバが、テンションメンバ把持部28に接続連結されている。この主線光ケーブルAから分岐したテープ心線dを分離した分離単心線aがドロップ心線用トレイ10に挿入されてコネクタなどの接続部を介してドロップケーブルB(C)に接続される。
【0044】
以上の図11及び図20の各実施例の構成からなるドロップ心線用トレイ10において、テープ心線dを単心線aに分離したうち選ばれた単心線aは、各内装トレイ2,3のいずれか一方の心線導出入部11から入ると、心線通路を通ると共に心線係止片14により押さえられ、心線余長はいずれかの心線余長収納部13内に入る。そして心線余長は、前記心線係止片14によって押さえられると共に、ガイドリブ24の回りを巻回されて収納されるが、単心線aは、心線余長収納部13を通って、一方または他方の心線導出入部11からドロップ心線用トレイ10の外に出る。
【0045】
このように、光ファイバケーブルを加入者宅等に引き落す際に、トレイ各層が開く構造であると共に、単心に分岐するのに心線導出入部11の一方側から単心線aを入れる場合に、心線余長収納部13に収納したときは、他方の心線導出入部11側に出すことができる。
なお、心線導出入部11の一方側から単心線aを入れて心線余長収納部13に収納する場合、単心線aの巻回の仕方によって、両方の心線導出入部11のいずれの側にも出すこともできる。
即ち、いずれかの心線導出入部11から単心線a或いはドロップ心線をドロップ心線用トレイ10内に入れたり出したりすることができ、かつ心線の曲率を小さくすることなく(過負荷を加えることなく)、入口側となった心線導出入部11と同一の又は異なる心線導出入部11を出口側として出すことができる。これにより、心線の出入口側を自由に選んで、光ケーブル用クロージャ内での心線の配線の便宜を図ることができる。
【0046】
ここで、心線導出入部11には、必要に応じ貫通穴が形成されたスポンジゴム等の弾性変形可能な弾性保持部材が設けられ、心線は、この貫通穴を通ってドロップ心線用トレイ10内に入り、かつドロップ心線用トレイ10の外に出る。この心線支持用の弾性保持部材は係止片により保持される。 このように弾性保持部材を心線導出入部11に介在させれば、心線が心線導出入部11を通るときに、心線がトレイ本体に擦れることや、或いは引張衝撃等を確実に防止することができる。
【0047】
そして、前記ドロップ心線用トレイ10の内装トレイ2,3をヒンジ6で連結した重ね合わせ形態としたものを光ケーブル用クロージャ1内の多段棚のトレイ収納ケース4に挿入し順次積み重ねられるようにして実装される。
この積み重ねには支持棒5で固定化し、重なり合う心線接続収納トレイ同士をネジ止め等することなく積層連結することができ、高密度収納構造の心線接続クロージャ1とすることができる(図11参照)。
この場合、ドロップ心線用トレイ10の一つの心線導出入部11から単心線aを入れ接続部bを接続部収納部12に保持し、中央のガイドリブ24に巻回して同じ心線導出入部11から取出て配線したり、或いは一方の心線導出入部11から単心線aを入れ接続部bを保持し、心線余長を心線余長収納部13に取り廻しして他方の心線導出入部11から取り出す配線形態とすることが、上下層の内装トレイ2,3ごとに行ってクロージャ1内で整理することができ、テープ心線dから単心線aをドロップケーブルに分岐して引き落し配線できる。
【0048】
なお、積み重ねた各ドロップ心線用トレイ10は、それぞれ個別にトレイ収納ケース4から前方に引き出し可能で、引き出されたトレイの各層を所定の角度で開いて固定化できる構造としてあって、各トレイの出し入れや各層を開閉することによってトレイ内に収納された心線に損失などの影響が生ずることなく任意のトレイを取り出すことができる。
【0049】
また、この前記ドロップ心線用トレイ10を8層トレイとした場合には、例えばNo1〜4までの識別番号を内装トレイ2及び内装トレイ3に順次つけて配線取扱いやすくしてあり、しかも、各内装トレイ2,3はトレイに内装された際に積層したトレイ間での変形しないように配慮されている。
【0050】
前記弾性保持部材は心線径或いは心線数に応じた挿通孔のあるものを選んで用いられ、さらに接続部収納部12及び心線余長収納部13は、必要に応じガイドリブ及び側壁を選んで区画してもよいし、心線の浮きを阻止する心線係止片14或いは係止爪を一体成形して余長の心線や心線接続部をドロップ心線用トレイ10内に確実に保持できるようにするか、また接続部収納部12或いは心線余長収納部13のみを区画した内装トレイを組合せて一つとした形態としてもよく、各ドロップ心線用トレイ10毎に心線を分離整理収納し、ケーブル挿入部からファイバ心線の曲げが極少で心線収納時のねじれをも防止でき、安全かつ高密度収納で高信頼性が得られるようにする。
【0051】
この場合、多段に積み重ねられたドロップ心線用トレイ10の中から所望のトレイ10の係合凸部71 をトレイ収納ケース4から外せば、トレイ収納ケース4から引き出せ、内装トレイ2,3の重ね合せ面を開くことができて、トレイ内面側を露出されて収納心線の点検、修理、接続の各作業が簡便に行うことができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明では、光ケーブル心線を導出入して、心線相互を接続した接続部を収納する接続部収納部と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部とを設けた心線トレイを専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとに仕分けしてクロージャ本体に配備した光ケーブル接続用クロージャであって、各ドロップ心線用トレイに心線導出入部と接続部収納部と心線余長収納部とを形成した内装トレイを複数積層して、前記接続部と心線余長とをそれぞれ個別に一括収納する構成とすると共に、各事業者側ドロップ心線用トレイごとにアダプタを備えた接続トレイを前記クロージャ本体内に備えたことにより、光ケーブルの心線の使用効率を高め、光ケーブルの有効利用と、加入区間光ファイバケーブルの使用上の細分化を可能にして、専用業者だけでなく他事業者にも既存の光ファイバケーブル設備を利用した光アクセスサービスを迅速かつ安価に提供することができ、その配線作業実施による設備事故等も生じないようにセキュリティ機能を持たせると共に、単心の分離、保護、収納作業に優れたクロージャを提供することが可能で、任意の心線を取り出す際に他の心線に影響を与えないで単心で使用でき、単心分離心線の保護、収納作業に優れたクロージャを提供すること、さらに作業が容易に実施できて施工性に優れ、単心線ごとの接続機能とドロップ機能とを統合して整理することができ、その収納並びに心線ごとの増減が簡単にでき増設も楽で、きわめてコンパクトに接続部を収納することができるし、アダプタ部を稼動可能とすることにより容易にコネクタ接続が行えて取扱い簡便な架空または地上載置用の光ケーブル接続用クロージャを安価な形態で提供できる。
【0053】
本発明の光ケーブル接続用クロージャは、前記ドロップ心線用トレイが、専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとの接合突き合わせ面を水平方向或いは鉛直方向に開放できるようにヒンジによって連結して、各ドロップ心線用トレイの側面部に各種のコネクタを備えた接続トレイを設けたこととなっているので、配線、接続作業が容易に実施できて施工性に優れ、単心線ごとの接続機能とドロップ機能とを統合して整理することができ、その収納並びに心線ごとの増減が簡単にでき増設も楽で、きわめてコンパクトに接続部を収納することができる取扱い簡便な光ケーブル接続用クロージャを安価な形態で提供することが可能となる。また接続作業に必要な余長心線は、任意のドロップ心線用トレイを開いて、或いは取り出したりして接続部とともに収納しておくことができると共に、空いている心線はその後のユーザーの加入など必要な単心線として使用することができ、単心分離心線の接続作業や接続状況の点検、補修、確認、調整など作業をも統合してきわめて容易に行うことができる。
【0054】
また、本発明は、前記ドロップ心線用トレイが、心線余長収納部と接続部収納部とを備えた上層トレイと、下層トレイとをトレイ内に積層した入れ込み構造とすると共に、上下層トレイをヒンジで回動自在に連結してなることと、接続トレイが、アダプタを多数並列配備した接続ユニットとして、該接続ユニットを係脱部によってトレイ本体に着脱自在に設ける構成とし、心線余長収納部と接続部収納部とを形成した専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとに仕分けして自在に備えることにより、各トレイ内に心線接続部を保持し、心線余長も曲率半径を確保した上で取り回し収納できるので、伝送特性に悪影響を及ぼすことがないし、分離した単心線の保護も容易にでき、しかも内装トレイを複数備えたドロップ心線用トレイとなっている構造となっているので、光ファイバケーブル設備の相互接続に専有業者のみならず他事業者でも接続使用でき、光ケーブルの心線の使用効率と、経済的使用を高めると共に光需要に際して多数心の接続が可能で、任意のクロージャにて本線から必要な単心線のみを引き落したり、本線に戻したりすることも容易にでき、任意心線の取り出し、接続、再収納作業に対するハンドリング特性の向上が図れ、単心運用のため分離、保護、収納作業にも優れた機能を発揮できる。
さらに、分離心線と分岐心線並びにその接続部を収納するトレイの集合体となる収納トレイが、多段に配備連結でき、またトレイ収納ケースから外して開閉することにより連結した各トレイを別個に開放露出することができ、接続作業や各トレイの更新並びに増設も容易にできる。
【0055】
また本発明によれば、光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記ドロップ心線用トレイは、心線を左右両方向いずれからも挿入送出できるようにトレイ本体の両側に心線導出入部と心線保持部を設けると共に、心線接続部と心線余長とをそれぞれ個別に一括収納する構成とし、該ドロップ心線用トレイを前記クロージャ内に挿脱自在に複数段装着して備えたことと、ドロップ心線用トレイ内に積層した複数の内装トレイを入れ込み構造とし、各内装トレイに収納部と心線余長収納部とを備えたことにより、単心線ごとの接続機能とドロップ機能とを統合して整理することもできるし、、架空乃至地上ケーブルと、ドロップ光ファイバケーブル或いは集合ドロップ光ファイバケーブルの接続のために用いられ、光ケーブルの接続部を保護して、心線余長を収納し、心線の使用効率を高め単心運用と、作業施工性にも優れた光ケーブル接続用クロージャにすることができる。
【0056】
さらに、本発明によれば、光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記ドロップ心線用トレイが上下層の積層個別収納トレイであって、各トレイにそれぞれ複数枚の内装トレイを配備して前記クロージャ内に設けたトレイ収納ケースの棚に水平に挿脱自在に複数段装着して専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとに仕分けして備えたことで、光ケーブル心線の接続機能とドロップ機能を統合でき、上下層の心線接続用トレイを簡単に多段に積み重ねることができ、しかも複数枚重ねられたトレイは光ケーブルの伝送特性に悪影響を与えることなく光ケーブルの接続や切り替え或いは分岐接続作業や再収集作業が容易に実施でき、複数接続単位で複層化とした高密度収納構造によって単心線ごとの収納や整理のほか心線ごとの増減が簡単にでき増設も楽で、きわめてコンパクトに接続部を安全に収納することができるので、心線接続作業後に任意の収納トレイを開いて、トレイ内に収納されている光ファイバ心線を迅速に取り出すことができ、心線識別も容易で接続部の再調整や修理など簡単に行うことができ、その作業性を大幅に向上することができる。
【0057】
また本発明によれば、ドロップ心線用トレイの内部を複層化することで心線余長の収納が収まり良くできるし、心線の巻回収納にも余裕があり、しかも心線の保持も緩衝的に行なわれているので、心線に弛みが生じないし、各トレイを展開しても収納した光ファイバの余長部の長さの変化が少なく、光ファイバ心線に無理な屈曲や小円弧が発生することなく光損失をなくして伝送特性を良好に保ことができる。
さらに、また本発明によれば、前記専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとをそれぞれ収納するケースに開閉蓋を設け、該開閉蓋に施錠機構を配備したことによって、心線の分岐、引込の際に接続用トレイへの心線導出入の自由度があって作業上、心線接続部へのアクセスが簡便化でき、管理や組立分解作業も容易に行なえ、かつ高密度でセキュリティ機能も高め高信頼性が得られる。殊に、接続したい空き単心線とドロップ心線とを接続して、残りは現用または空き心線として下部に送り込めるように保有しておくことが可能となるし、また空いている心線はその後のユーザーの加入など必要な単心線として使用することができ、かつ単心に分離した心線の保護とも簡易にすることができ、そのほか他の心線の接続作業や接続状況の点検、補修、確認、調整など作業をも統合してきわめて容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施に際しての各事業者用のドロップ心線用トレイの一例を示し、(a)はその専有業者側作業面を現わす一使用状態の展開平面図、(b)はその展開正面図である。
【図2】図1の例の他業者側作業面を現わす使用状態を示し、(a)はその平面図、(b)はその正面図、(c)は閉じ込み状態の正面図である。
【図3】図1の例の取付使用状態を示す正面図である。
【図4】図4は図1乃至図3の例のドロップ心線用トレイを示し、導入心線が4心テープの場合の配線例で、(a)は配線イメージの一例を示す平面図、(b)は各トレイの分離状態を示す平面図である。
【図5】図5は、導入心線が単心の場合の配線例を示し、(a)は配線イメージの一例を示す平面図、(b)はその奇数段の単心接続トレイの平面図、(c)は偶数段の単心接続トレイの平面図、(d)は分岐心線接続トレイの平面図である。
【図6】本発明の他の実施例のドロップ心線用トレイを示し、(a)はカバーを除いて内部を現わした平面図、(b)はその一部切欠側面図、(c)はその正面図である。
【図7】図6の例の保護カバーの使用状態を示し、(a)は一部切欠平面図、(b)は切断正面図である。
【図8】本発明の他の実施例のドロップ心線用トレイを示し、(a)はカバーを除いて内部を示す平面図、(b)は一部切断正面図である。
【図9】図8の例の接続トレイを示す平面図である。
【図10】図8の例の接続トレイの他例を示し、(a)はその平面図、(b)はその縦断面図、一部切断正面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例の一使用状態の一部縦断面図である。
【図12】図11の例で用いられるドロップ心線用トレイでの配線イメージの系統説明図である。
【図13】図11の例で用いられるドロップ心線用トレイを示し、(a)はその平面図、(b)はその左側面図、(c)はその右側面図、(d)はその正面図である。
【図14】図13の例のドロップ心線用トレイを示す分離展開平面図である。
【図15】図15は各事業者用のドロップ心線用トレイの他の実施例で、(a)はその偶数段トレイの平面図、(b)はその側面図、(c)はその正面図である。
【図16】図16は図15の例と組合せられるドロップ心線用トレイを示し、(a)はその奇数段トレイの平面図、(b)はその左側面図、(c)はその正面図である。
【図17】本発明のドロップ心線用トレイに組込まれる相互接続トレイを示し、(a)はその平面図、(b)はその左側面図、(c)はその右側面図、(d)は正面図である。
【図18】図15〜図17の例の使用状態を示し、(a)はその正面図、(b)はその一使用状態を示す側面図である。
【図19】図18の例の開閉蓋装着状態を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
【図20】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図21】図20の例で用いられるドロップ心線用トレイでの配線イメージの系統説明図である。
【図22】図20の例のドロップ心線用トレイを示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図、(c)はその正面図である。
【図23】図20の例で用いられる接続トレイの配線状態を示し、(a)はその平面図、(b)はその正面図である。
【図24】図23の例のトレイを示し、(a)は平面図、(b)はその側面図、(c)はその背面図、(d)はその正面図である。
【図25】図20の例で用いられるコードガイドを示し、(a)はその側面図、(b)はその側面図である。
【符号の説明】
A  幹線光ケーブル
B  専有事業者側ドロップケーブル
C  他事業者側ドロップケーブル
P  電柱
a  単心線
1  単心コード
b,b1 ,c 接続部
d  テープ心線
e  分岐部
1  クロージャ
1a クロージャ本体
1b 取付ケース
2,3 内装トレイ
1  上層トレイ
1  下層トレイ
2 ,32  接続部収納部
3 ,33  心線余長収納部
4 ,34  心線押え片
4  トレイ収納ケース
1  嵌合溝
5  支持棒
1  挿入孔
2  テンションメンバ把持部
6  ヒンジ
7  心線押え
1  係合凸部
8  保護カバー
9  テンションメンバ把持部
10  ドロップ心線用トレイ
10a 専有事業者側ドロップ心線用トレイ
10b 他事業者側ドロップ心線用トレイ
101  テープ接続トレイ
102  単心接続トレイ
11,111  心線導出入部
12,121  接続部収納部
13,131  心線余長収納部
14,141  心線係止片
15  テンションメンバーアース線
151  ファイバカイド
16  SCアダプタ
17  ヒンジ
18  テンションメンバ把持部
19  開閉施錠部
20,20a,20b 接続トレイ
21  中央仕切板
22  ヒンジ
23  SCアダプタ
24  ガイドリブ
25  フレーム
26  配線処理ガイド
261  配線リング
27  ケーブル把持部
28  テンションメンバー把持部
29  取付棚
30  端面板
31  開閉蓋
32  施錠機構
33  テンションメンバ把持部
34  保護カバー
35  係脱部
36  パッキン
37  ボックス
38  保護カバー
39  施錠部
40  FOトレイ
41  単心接続トレイ
42  SCアダプタ
43  接続トレイ
44  心線押え
45  心線導出入部
46  接続部収納部
47  心線余長収納部
48  ヒンジ
49  係止凸部
50  脱着部
51  ヒンジ
52  係止凸部
53  配線ガイド
54  心線整列片
55 テンションメンバ把持部

Claims (8)

  1. 光ケーブル心線を導出入して、心線相互を接続した接続部を収納する接続部収納部と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部とを設けた心線トレイを専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとに仕分けしてクロージャ本体に配備した光ケーブル接続用クロージャであって、各ドロップ心線用トレイに心線導出入部と接続部収納部と心線余長収納部とを形成した内装トレイを複数積層して、前記接続部と心線余長とをそれぞれ個別に一括収納する構成とすると共に、各事業者側ドロップ心線用トレイごとにアダプタを備えた接続トレイを前記クロージャ本体内に備えたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  2. 請求項1に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記ドロップ心線用トレイが、光ケーブル単心線を導出入する心線導出入部と、該心線導出入部から入る心線を支持する心線保持部と、該心線相互を接続した接続部を収納する接続部収納部と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部と、ドロップ心線保持部と、ドロップテンションメンバ把持部とを備えたものからなり、専有事業者側ドロップ心線用トレイと他事業者側ドロップ心線用トレイとに層分けしたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記ドロップ心線用トレイが、専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとの接合突き合わせ面を水平方向或いは鉛直方向に開放できるようにヒンジ部によって連結して、各ドロップ心線用トレイの側面部にSC型、MT型、ST型或いはFC型コネクタなどを接続するアダプタを備えた接続トレイを設けたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  4. 請求項2または請求項3に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとをそれぞれ収納するケースに開閉蓋を設け、該開閉蓋に施錠機構を配備したことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  5. 請求項1,請求項2または請求項3に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記接続トレイが、アダプタを多数並列配備した接続ユニットとして、該接続ユニットを係脱部によってトレイ本体に着脱自在に設ける構成とし、心線余長収納部と接続部収納部とを形成した専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとのドロップ心線用トレイに備えることを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  6. 請求項2,請求項3または請求項5に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記ドロップ心線用トレイは、心線を左右両方向いずれからも挿入送出できるようにトレイ本体の両側に心線導出入部と心線保持部を設けると共に、心線接続部と心線余長とをそれぞれ個別に一括収納する構成とし、該ドロップ心線用トレイを前記クロージャ内に挿脱自在に複数段装着して備えたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  7. 請求項5または請求項6に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記ドロップ心線用トレイを前記クロージャ内に設けたトレイ収納ケースの棚に水平に挿脱自在に複数段装着して専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとに仕分けして備えたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
  8. 請求項5,請求項6または請求項7に記載の光ケーブル接続用クロージャにおいて、前記専有事業者側ドロップ心線用トレイと、他事業者側ドロップ心線用トレイとに接続するアダプタを複数並列配備した接続トレイでケーブル分けしたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
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