JP2008063627A - クランクシャフトの高周波焼戻方法及びこの高周波焼戻方法に用いる高周波誘導加熱コイル体 - Google Patents

クランクシャフトの高周波焼戻方法及びこの高周波焼戻方法に用いる高周波誘導加熱コイル体 Download PDF

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Abstract

【課題】 クランクシャフトのフィレットR部の焼戻を良好に行うことができる上に、大型のクランクシャフトにも対応することができ、取扱性が良く、しかも安価に実施することができるようなクランクシャフトの高周波焼戻方法及びこの高周波焼戻方法に使用する高周波誘導加熱コイル体を提供する。
【解決手段】 クランクシャフト1の主構成部であるジャーナル部2及びピン部4のフィレットR部8を高周波焼入して成るクランクシャフト1の高周波焼戻方法において、クランクシャフト1のジャーナル部2及びこのジャーナル部2に隣接して連なるピン部4を高周波誘導加熱コイル体10により焼戻加熱し、クランクシャフト1をその軸線方向に移動して次のジャーナル部2及びこれに隣接して連なるピン部4を順次に焼戻加熱する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジン等のクランクシャフトのピン部及びジャーナル部のフィレットR部に高周波焼入が施されたクランクシャフトを高周波焼戻するためのクランクシャフトの高周波焼戻方法及びこの高周波焼戻方法に用いる高周波誘導加熱コイル体に関する。
図5は、直列型エンジンに使用されるクランクシャフト1を示している。このクランクシャフト1は、No.1からNo.5までの5つのジャーナル部2と、これらのジャーナル部2,2間にカウンタウエイト3を介して配設されるNo.1からNo.4までの4つのピン部4とを備えている。そして、図5に示すように、クランクシャフト1の右端にはフランジ部5が形成されると共に、その左端には軸部6が形成されている。
以上の構造のクランクシャフト1のジャーナル部2やピン部4には、通常、高周波焼入が施されて焼入硬化層Sが形成されるが、ジャーナル部2やピン部4の円柱部7a,7bの円筒状外周部α,βのみを焼入処理する焼入の仕方をフラット焼入と称し、図6に示す如く、円筒状外周面α,β,この円筒状外周部α,βに連なるフィレットR部(湾曲形状のR部,角部,若しくは隅部)8,及びこのフィレットR部8に連なるフィレット部9をそれぞれ含む一連の連続した部分の全てを焼入処理する焼入の仕方をフィレットR焼入と称している。なお、焼戻処理は、高周波焼入された部分における靭性の向上や内部歪の除去などの目的のために行われるのであるが、従来では、この焼戻処理のための加熱(焼戻加熱)には電気炉が一般的に用いられていた。
電気炉による焼戻処理では、均一で安定した焼戻品質が得られるが、その一方、長い加熱時間を必要とし、それに伴なって、高周波焼入によって得られた圧縮残留応力が低減してしまう問題点があり、結果として疲労強度が大幅に低下してしまう不具合が生じる。しかも、電気炉による加熱は間接加熱であることから、昇温に時間がかかり、焼戻処理効率が悪いという問題点がある。
このような問題点を解決するために、電気炉を用いずに高周波誘導加熱コイル体を用いて焼戻処理のための加熱を行うようにした高周波焼戻方法及び装置が提案されている。この方法及び装置としても各種のものが提案されているが、本願出願人による特開2001−303134(特許第3524037号)が効果的なものの一例として挙げられる。特開2001−303134に記載されているクランクシャフトの高周波焼戻方法及び装置にあっては、クランクシャフトの全体を、略円形状ソレノイドタイプの高周波誘導加熱コイル体にて完全に取り囲まれた位置に配置し、これによりクランクシャフトのピン部やジャーナル部を同時に高周波焼戻するようにしている。
特開2001−303134
上述の特開2001−303134に記載の高周波焼戻方法及び装置は効果的なものであるものの、クランクシャフトが比較的小型である場合はよいが、大型のクランクシャフトに対しては、その大型のクランクシャフトを完全に取り囲むことができるような極めて大きな寸法の高周波誘導加熱コイルが必要となり、その場合には取扱性が悪く、かつ極めて高価なものになってしまう不具合がある。さらに、ワークであるクランクシャフトの長さや形状や熱処理仕様に応じて、専用の高周波誘導加熱コイルを用意する必要があり、多機種のワークに対する汎用性に関して設備的な問題があるのが実状である。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、クランクシャフトのフィレットR部の焼戻を良好に行うことができる上に、大型のクランクシャフトにも対応することができ、取扱性が良く、しかも安価に実施することができるようなクランクシャフトの高周波焼戻方法及びこの高周波焼戻方法に使用する高周波誘導加熱コイル体を提供することにある。
上述の如き目的を達成するために、本発明では、クランクシャフトの主構成部であるジャーナル部及びピン部のフィレットR部を高周波焼入して成るクランクシャフトの高周波焼戻方法であって、前記クランクシャフトのジャーナル部及びこのジャーナル部に隣接して連なるピン部を高周波誘導加熱コイル体により焼戻加熱し、前記クランクシャフトをその軸線方向に移動して次のジャーナル部及びこれに隣接して連なるピン部を順次に焼戻加熱するようにしている。
また、本発明では、クランクシャフトの主構成部であるピン部及びジャーナル部のフィレットR部を高周波焼入して成るクランクシャフトを高周波焼戻するための高周波誘導加熱コイル体であって、1つ以上のジャーナル部とこれに隣接して連なる1つ以上のピン部とを取り囲む加熱コイル部を有するようにしている。
また、本発明では、前記加熱コイル部は、導線を螺旋状に巻回した略円形状ソレノイドタイプのものから成るようにしている。
また、本発明では、前記加熱コイル部の内面のうち、前記クランクシャフトのピン部に近接する位置に磁性材を配置するようにしている。
また、本発明では、直列型エンジン用のクランクシャフトの場合には、前記磁性材を互いに180°離れた位置に対向してそれぞれ配置し、V型エンジン用のクランクシャフトの場合には、前記磁性材を120°間隔でそれぞれ配置するようにしている。
請求項1に記載の本発明は、クランクシャフトのジャーナル部及びこのジャーナル部に隣接して連なるピン部を高周波誘導加熱コイル体により焼戻加熱し、クランクシャフトをその軸線方向に移動して次のジャーナル部及びこれに隣接して連なるピン部を順次に焼戻加熱するようにしたものであるから、特に、大型のクランクシャフトの焼戻を容易に行うことができる。しかも、大型のクランクシャフトの焼戻を行うことができるにもかかわらず、高周波誘導加熱コイル体としては比較的小型のもので済み、取扱性も良いという利点がある。
また、請求項2の本発明は、1つ以上のジャーナル部とこれに隣接して連なる1つ以上のピン部とを取り囲む加熱コイル部を有するようにしたものであるから、特に、大型のクランクシャフトに対して便利に適用することができ、かつ安価に実施することができる。
また、請求項3に記載の本発明は、導線を螺旋状に巻回した略円形状ソレノイドタイプのものから成るようにしたものであるから、軽量で済み、しかも簡便にかつ安価に製作することができる。
また、請求項4に記載の本発明は、加熱コイル部の内面のうち、クランクシャフトのピン部に近接する位置に磁性材(ダストコアや珪素鋼板等)を配置するようにしたものであるから、磁性材の存在により特にピン部の必要以上の過熱を効果的に防止することができ、高品質の焼戻を行うことができる。
また、請求項5に記載の本発明は、直列型エンジン用のクランクシャフトの場合には、前記磁性材を互いに180°離れた位置に対向してそれぞれ配置し、V型エンジン用のクランクシャフトの場合には、前記磁性材を120°間隔でそれぞれ配置するようにしたものであるから、前記磁性材の配置がクランクシャフトの形状に対応してそれぞれ配置されることとなるため、ピン部の焼戻を確実に、かつ安定して行うことができる。
以下、本発明のクランクシャフトの高周波焼戻方法及びこの高周波焼戻方法に使用する高周波誘導加熱コイル体10の一実施形態について図1〜図4を参照して説明する。なお、図5及び図6と同様の部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図1は、高周波誘導加熱コイル体10を用いてクランクシャフト1を高周波焼戻処理のために高周波誘導加熱する際の状態を示している。この高周波誘導加熱コイル体10は、導線11を螺旋状に複数回巻回して成る略円形状ソレノイドタイプの加熱コイル部10aを本体部として具備するものであって、その内径φ、図1及び図2に示すようにクランクシャフト1の横断面形状に対して少し隙間が介在された状態で取り囲み(覆い)得る寸法となされている。また、図1に示すように、高周波誘導加熱コイル体10の加熱コイル部10aは巻回方向(円周方向)に直交する方向(導線11のピッチの進み方向)の長さLは、例えば、1つのジャーナル部2及びそれに隣接して連なる1つのピン部4を丁度取り囲み得る寸法に設定されている。なお、前記長さLは、これに限定されるものではなく、必要に応じて、上記の寸法より長く設定しても或いはそれより短く設定しても良い。
また、上述の高周波誘導加熱コイル体10の導線11の両端部は、図1に示す如く高周波電源12に接続されている。一方、導線11は図4に示す如く冷却液流通用中空部を有するパイプ材から成り、その中空部内に図外の冷却液供給機構から冷却液が供給されるように構成されている。そして、本実施形態では、クランクシャフト1がその軸線方向(図1において矢印Aで示す方向)に移動し得るようにクランクシャフト1には移動機構部13が連結されるように構成されている。
かくして、高周波誘導加熱コイル体10は、既述のように導線11を螺旋状に巻回した加熱コイル部10aを有するものから成るが、高周波誘導加熱コイル体10が直列型エンジン用のクランクシャフト1を高周波誘導加熱するものである場合には、図2及び図4に示すように、その内部の位置であってかつ位相が互いに180度ずれたピン部4にそれぞれ対応する位置(互いに180度ずれて対向する位置)に、ダストコアや珪素鋼板等の磁性材(磁束集中材)14が装着されている。この場合、磁性材14は必ずしもなくてもよいが、高周波誘導加熱コイル体10の加熱コイル部10aの内面に近いピン部4の温度上昇(例えば、350℃以上)を防止して安定した焼戻層を形成するためには磁性材14が装着されるのが望ましい。図2は、図5に示した直列型エンジン用のクランクシャフト1の場合の磁性材14の配置を示すものである。直列型エンジン用のクランクシャフト1の場合には、図5に示すように、隣接するピン部4が互いに180度ずれた位置に配置されるため、磁性材14も図2に示すように180度ずれた2箇所の対称位置に配置される。なお、図3は、V型エンジン用のクランクシャフト1の場合の磁性材14の配置を示すものであり、この場合には磁性材14は120度の間隔で3箇所に配置される。勿論、さらに多気筒エンジン用のクランクシャフトの場合は、気筒数に対応するピン部4にそれぞれ対応位置に磁性材14が配置される。
次に、上述の如き構造の高周波誘導加熱コイル体10を用いてクランクシャフト1を高周波焼戻する方法(手順)の一例について説明する。
まず、クランクシャフト1を横向きにしてその軸線(ジャーナル部2の軸線に一致)を水平方向に配置し、図1及び図4に示すように高周波誘導加熱コイル体10のうちの一部分、すなわち、同図において最右端にあるジャーナル部2及びピン部4を高周波誘導加熱コイル体10の略円形状ソレノイドタイプの加熱コイル部10aの中空部内に高周波誘導加熱コイル体10の導線11に対して僅かな間隔を隔て中央箇所に貫通配置した状態でセットする。これにより、上述の如く最右端にあるジャーナル部2及びピン部4を、高周波誘導加熱コイル体10の加熱コイル部10aによって取り囲まれた位置(覆われた位置)に配置し、その状態の下で高周波電源12から高周波誘導加熱コイル体10に高周波電力を供給する。この際、電力量や加熱時間などを適宜に調整することにより、所望の焼戻加熱を施し、ジャーナル部2やピン部4、並びに、フィレットR部8やフィレット部9に焼戻層(図6の焼入硬化層Sに相当する領域の焼戻層)を形成する。
次いで、図1に示す移動機構部13を作動してクランクシャフト1を図1の矢印A方向にワンピッチ(高周波誘導加熱コイル体10の加熱コイル部10aの中空部内に入っていた最右端のジャーナル部2及びピン部4に対して図1及び図4においてその左側に隣接する次のジャーナル部2及びピン部4が高周波誘導加熱コイル体10の加熱コイル部10aの中空部内に入ることになる距離)だけ移動させ、前記と同様に高周波焼戻を行う。以下、同様な動作を順次に繰返し行って、高周波誘導加熱コイル体10の加熱コイル部10aを最左端のジャーナル部2及びピン部4に対応する位置までクランクシャフト1を間欠的に移動(ピッチ移動)させることによりクランクシャフト1の全体の焼戻加熱を行う。
なお、上述の如き間欠送り(ピッチ送り)ではなく、クランクシャフト1を連続した送り(連続送り)により移動させながら焼戻加熱を行うことも可能である。さらに、大型のクランクシャフト1では、2段加熱、3段加熱などの手法によりピントップ部P(図2,図3,及び図6参照)の有害な過熱を防止し得て、クランクシャフト1の全体を所定の焼戻温度に上昇させるのが効果的である。
以上の手順により、図6に示されるフィレットR焼入された焼入硬化層Sの領域に高品質の焼戻層を有するクランクシャフト1が得られる。本実施形態によれば、以上の説明で明らかなように、1つのピン部4とこれに連接する1つのジャーナル部2とを略円形状ソレノイドタイプの高周波誘導加熱コイル体10にて取り囲んでクランクシャフト1を間欠的に或いは連続的に水平移動させて高周波焼戻処理を行うようにしているので、特に大型のクランクシャフト1の場合には、便利に、かつ取扱性が良く対応でき、かつ安価に焼戻加熱(焼戻処理)を実施することができる。
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、クランクシャフト1を移動機構部13にて間欠的に移動させる場合には、既述の実施形態では互いに隣り合う1つのジャーナル部2と1つのピン部4とを1組にして加熱コイル部10a内に配置して間欠移動させるようにしたが、その他の個数の組み合わせを1組にして間欠移動させて焼戻加熱を行うようにしても良い。
本発明の一実施形態に係る高周波焼戻方法に使用する高周波誘導加熱コイル体によりクランクシャフトを焼戻加熱している状態を示す正面図である。 直列型エンジン用のクランクシャフトを焼戻加熱するための高周波誘導加熱コイル体を示すものであって、図1におけるB−B線拡大断面図である。 V型エンジン用のクランクシャフトを焼戻加熱するための高周波誘導加熱コイル体を示す図2と同様の断面図である。 本発明の一実施形態に係る高周波誘導加熱コイル体を用いてクランクシャフトの焼戻加熱を行う状態を示す模式図である。 直列型エンジン用のクランクシャフトを示す平面図である。 本発明の高周波焼戻方法によってジャーナル部やピン部に形成された焼入硬化層を示す部分断面図である。
符号の説明
1 クランクシャフト
2 ジャーナル部
3 カウンタウエイト部
4 ピン部
7 円筒状外周部
8 フィレットR部
9 フィレット部
10 高周波誘導加熱コイル体
10a 加熱コイル部
11 導線
12 高周波電源
13 移動機構部
14 磁性材

Claims (5)

  1. クランクシャフトの主構成部であるジャーナル部及びピン部のフィレットR部を高周波焼入して成るクランクシャフトの高周波焼戻方法であって、前記クランクシャフトのジャーナル部及びこのジャーナル部に隣接して連なるピン部を高周波誘導加熱コイル体により焼戻加熱し、前記クランクシャフトをその軸線方向に移動して次のジャーナル部及びこれに隣接して連なるピン部を順次に焼戻加熱することを特徴とするクランクシャフトの高周波焼戻方法。
  2. クランクシャフトの主構成部であるピン部及びジャーナル部のフィレットR部を高周波焼入して成るクランクシャフトを高周波焼戻するための高周波誘導加熱コイル体であって、1つ以上のジャーナル部とこれに隣接して連なる1つ以上のピン部とを取り囲む加熱コイル部を有することを特徴とするクランクシャフト高周波焼戻用の高周波誘導加熱コイル体。
  3. 前記加熱コイル部は、導線を螺旋状に巻回した略円形状ソレノイドタイプのものから成ることを特徴とする請求項2に記載のクランクシャフト高周波焼戻用の高周波誘導加熱コイル体。
  4. 前記加熱コイル部の内面のうち、前記クランクシャフトのピン部に近接する位置に磁性材を配置したことを特徴とする請求項2又は3に記載のクランクシャフト高周波焼戻用の高周波誘導加熱コイル体。
  5. 直列型エンジン用のクランクシャフトの場合には、前記磁性材を互いに180°離れた位置に対向してそれぞれ配置し、V型エンジン用のクランクシャフトの場合には、前記磁性材を120°間隔でそれぞれ配置したことを特徴とする請求項4に記載のクランクシャフト高周波焼戻用の高周波誘導加熱コイル体。
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