JP2008062834A - 車両用方向指示装置 - Google Patents

車両用方向指示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008062834A
JP2008062834A JP2006244088A JP2006244088A JP2008062834A JP 2008062834 A JP2008062834 A JP 2008062834A JP 2006244088 A JP2006244088 A JP 2006244088A JP 2006244088 A JP2006244088 A JP 2006244088A JP 2008062834 A JP2008062834 A JP 2008062834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relay
switch
winker
blinker
cancel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006244088A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4553317B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Takeuchi
義明 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2006244088A priority Critical patent/JP4553317B2/ja
Priority to EP07115726A priority patent/EP1897750A3/en
Priority to US11/898,011 priority patent/US20080061956A1/en
Publication of JP2008062834A publication Critical patent/JP2008062834A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4553317B2 publication Critical patent/JP4553317B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

【課題】高価なフラッシャリレーを増やすことなく、ウィンカキャンセラの動作によってハザード表示機能までもが停止してしまうのを防止する。
【解決手段】フラッシャリレー21、キャンセルリレー65、およびウィンカスイッチ68を直列に接続し、かつハザードスイッチ67をキャンセルリレー65と並列に設けた。キャンセルリレー65は常閉接点を有しており、ウィンカキャンセラ制御部18からのウィンカキャンセル信号に応答してこの接点をオフにしてフラッシャリレー21とウィンカスイッチとの接続を断つ。キャンセルリレー65と並列接続されているハザードスイッチ67は、キャンセルリレー65がオフになっても機能を維持し、ハザード表示機能を維持する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用方向指示装置に関し、特に、開始した方向指示ランプの点滅動作を、車両の進行方向変更完了後に自動的に停止させることができる方向指示自動停止装置(以下、「ウィンカキャンセラ」という)を備えた車両用方向指示装置に関する。
自動二輪車等には進行方向を変更する際に方向指示ランプを点滅させて進行方向を変更する意思を表示し、かつ進行方向を表示する方向指示装置が備えられている。この方向指示装置には、車両が進行方向変更を完了した後、方向指示ランプの点滅を自動的に停止させることができるウィンカキャンセラが設けられる。ウィンカキャンセラは、舵角センサおよび車速センサを備え、これらで検出された舵角および車速が予め設定した進行方向変更判断条件を満足したときに方向指示ランプを点滅させているフラッシャリレーの作動を停止させて方向指示ランプの点滅を停止させる。このような舵角センサや車速センサを含むウィンカキャンセラの一例は特開平11−348652号公報に記載されている。
また、特開昭59−167374号公報には、方向指示のための操作スイッチを操作したときにフラッシャリレーをオンにするとともに走行時間の積算を開始し、積算時間が所定の条件を満たしたときにフラッシャリレーをオフにして指示灯を消灯するように構成したウィンカキャンセラが記載されている。
特開平11−348652号公報 特開昭59−167374号公報
従来の方向指示装置では、フラッシャリレーをウィンカランプの点滅とハザードランプの点滅とに共用しているので、ウィンカキャンセラによりフラッシャリレーを停止させるとウィンカランプの点滅が停止されるとともに、ハザードランプ点滅機能も停止される。この不具合を解消するために、ウィンカランプ点滅用とハザードランプ点滅用のそれぞれにフラッシャリレーを設けることが考えられる。しかし、フラッシャリレーは高価であるのと、部品点数の低減の観点からも好ましくない。
特許文献1に記載されたウィンカキャンセラでは、ウィンカキャンセラ回路と並列にハザードスイッチを設け、かつハザードスイッチと連動して閉成するフラッシャリレー作動用のバイパススイッチを設けている。しかし、このバイパススイッチを加えることにより被水によるリーク防止の対策が必要となる。
また、ウィンカキャンセラ回路の故障により、制御部からのウィンカキャンセル出力がオフになると、ウィンカキャンセラ機構のみならず、本来の方向指示機能も停止してしまうという問題点もある。
本発明の目的は、フラッシャリレーの数を少なくして構成を簡素化するとともに、ウィンカキャンセラ回路の故障に対しても本来の方向指示機能を維持できる頑健な車両用方向指示装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明は、ウィンカランプを点滅する方向指示動作を停止させるウィンカキャンセル信号を出力するウィンカキャンセラ制御部を有する車両用方向指示装置において、前記ウィンカランプに接続されたウィンカスイッチと、前記ウィンカスイッチと直列に接続されたウィンカリレーとしてのフラッシャリレーと、前記フラッシャリレーと前記ウィンカスイッチとの間に接続されたキャンセルリレーと、前記キャンセルリレーと並列に接続されて、前記ウィンカランプの緊急時点滅動作を指示するハザードスイッチとを具備し、前記ウィンカキャンセル信号で前記キャンセルリレーをオフにするように構成した点に第1の特徴がある。
また、本発明は、前記ウィンカスイッチと連動するウィンカセットスイッチを設け、該ウィンカセットスイッチがオンにされたときは前記キャンセルリレーをオンにする点に第2の特徴がある。
第1および第2の特徴を有する本発明によれば、キャンセルリレーをオフにすることによって点滅しているウィンカランプの方向指示動作が停止される。しかし、ハザードスイッチがキャンセルリレーと並列に設けられているので、ハザードスイッチをオンすることにより、ウィンカランプはフラッシャリレーと接続される。したがって、このフラッシャリレーによる所定周期のオン・オフ動作によりハザードスイッチがオンにされている間はウィンカランプはハザードランプとして点滅する。
このように、方向指示としての点滅動作とハザード表示としての点滅動作に、単一のフラッシャリレーを共用できるし、ウィンカキャンセラの動作が、ハザード表示に影響を与えることがない。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る車両用方向指示装置を適用した自動二輪車の側面図である。なお、本実施形態は自動二輪車を例に説明するが、本発明は、自動二輪車に限らず、鞍乗り型車両全般に適用することができる。
スクータ型の車両1は、フロントカバー2、インナーカバー3、アンダーカバー4およびボディカバー5等で車体フレーム7やエンジン22等が覆われている。ステアリングシャフト6は車体フレーム7の前部に設けられたヘッドパイプを上下方向に貫通しており、該ヘッドパイプで回動自在に支持される。ステアリングシャフト6の下端はブラケット8を介して、前輪9を支持するフロントフォークチューブ10の上端に連結される。ステアリングシャフト6の上端はハンドル11に連結される。ハンドル11とステアリングシャフト6との連結部は、ハンドル11前方のメータパネル12およびハンドル11の後方つまり運転者側のメータカバー13で覆われる。ハンドル11の前方には、速度計、回転計、燃料残量計、冷却水温計、距離計、時計、進行方向変更表示器(ウィンカインジケータ)等、複数の計器類からなるメータおよびメータ制御部を備えるメータユニット46が設けられる。メータ制御部の機能の一部をウィンカキャンセラ制御部18と共用させて、ウィンカキャンセラ制御部18をメータユニット46と一体化している。
フロントカバー2にはヘッドランプ14、フロントウィンカ15等の灯火装置が組み込まれる。フロントウィンカ15は、車体左右にそれぞれ設けられ、車両の進路方向を表示するウィンカランプを備えている。ウィンカランプは、ポジションランプおよびハザードランプを兼用している。
ステアリングシャフト6の下端にはステアリングシャフト6の舵角を検出する舵角センサ16が設けられる。舵角センサ16の前部に接続されたハーネス17はメータパネル12内に組み込まれたウィンカキャンセラ制御部18に延長されている。舵角センサ16の具体的な取り付け構造は後述する。
ボディカバー5の後部つまりリアボディカバー19にはコンビネーションライトユニット20が装着される。コンビネーションライトユニット20には、リアウィンカ、テールランプ、およびストップランプが組み込まれる。前記ウィンカキャンセラ制御部18は、ウィンカリレー21を介して図示しないハーネスでコンビネーションライトユニット20内のリアウィンカにも接続される。
車体のほぼ中央で図示しない車体フレームに上下揺動自在に支持されたエンジン22の出力軸はベルト式無段変速装置23および減速装置(図示せず)を介して後輪24に連結され、エンジン22の出力を後輪24に伝達する。ベルト式無段変速装置23のケーシング後部は緩衝装置25を介して車体フレーム(部分7につながるリアシートフレーム)に接続される。前記減速装置には、該減速装置の最終段ギヤの回転数を検出して車速信号を出力する車速センサ26が設けられる。車速信号は図示しないハーネスを通じてメータユニット46およびウィンカキャンセラ制御部18に入力される。
図3は、ステアリングシャフト6の下部を示す斜視図、図4は舵角センサ16の側面図、図5は舵角センサ16の斜視図である。図3において、ステアリングシャフト6は前記車体フレーム7の前部に設けられるヘッドパイプ27を上下方向に貫通している。ステアリングシャフト6の下端部はブラケット8を貫通して該ブラケット8から下方に突出している部分を有し、舵角センサ16は、このステアリングシャフト6の下端部に嵌合して位置決めされていて、ブラケット8に固定された保持プレート28で下方から保持されている。
図4および図5において、舵角センサ16は、ほぼ筒形のセンサケーシング29を備え、このセンサケーシング29内に舵角センサ本体が収容される。舵角センサ本体は、環状に形成された抵抗体30を摺動する接点部材31から取り出される電源電圧の分圧に基づいて舵角検出信号を出力するタイプのものとすることができる。前記抵抗体30は、センサケーシング29を上下に貫通する舵角センサシャフト32の周囲に取り付けられ、この外周面に抵抗体30と接するように接点部材31が配置される。接点部材31および抵抗体30には入出力線33が接続され、この入出力線33は、コネクタ出力端子34に接続される。コネクタ端子34は、舵角センサシャフト32に垂直する方向にセンサケーシング29から延長された端子カバー35内に収容される。
センサケーシング29には、中心部にシャフト貫通孔36を有する蓋37が嵌挿されている。舵角センサシャフト32の下端部は車体フレームに固定される後述のリテーナに設けられるスロットと係合可能なように、周面の一部を削り落とすことで形成された平行面を有する係合部32aを備える。前記蓋37は、センサケーシング29から突出した環状端部37aを有し、この環状端部37aの端面SAは保持プレート28の上面に当接する保持プレート押さえ面として作用する。
センサケーシング29の上部には円柱部29aと円柱部29aから四方に張り出した爪部29bとが形成される。円柱部29aは筒状のステアリングシャフト6の内周に適合する寸法の外径を有し、爪部29bはステアリングシャフト6の下端部に形成される4個所の係合溝(後述)に係止するように寸法および配置が決定されている。
図6はステアリングシャフト6の下部拡大斜視図、図7は同拡大側面図である。図6および図7において、舵角センサ16はステアリングシャフト6の下端に前記円柱部29aが嵌合され、爪部29bがステアリングシャフト6の下端部の係合溝6aに嵌めこまれた状態で、コネクタ出力端子34が車体の前方を向くように配置されている。
舵角センサ16には下方から保持プレート28が当てがわれている。保持プレート28はセンサケーシング29に設けられた前記保持プレート押さえ面SAに当接する面を有する中央部28aとこの中央部28aからブラケット8に近づきつつ該ブラケット8の長さ方向に延びる両端部28bとを有する。両端部28bとブラケット8との間にはスリーブ状のスペーサ39が配置され、保持プレート28は両端部28bとスペーサ39を通してボルト38でブラケット8に固定される。
ヘッドパイプ27から後方に延長される車体フレーム7の下部1Aには、そこから下方に延長されているステー40が取り付けられ、このステー40の先端(下端)には、リテーナ41が取り付けられている。リテーナ41はその一端部41aが、ステー40の下端に突出したボルト42とナット43とで固定されている。このリテーナ41の一端部41aにはステー40の、矩形断面を有する端部(ボルト42の根元)を両面から挟み込めるように一対の縦部分41bが設けられている。この構造により、リテーナ41はステー40に対する一体性が確保され、ボルト42に対する回転が規制されている。
リテーナ41は前記一端部41aから斜面部41cを経て舵角センサ16の方向に延長され、その他端部41dには、前記舵角センサシャフト32の係合部32aと係合するスロット41eが設けられる。スロット41eはセンサシャフト32の先端の係合部32aに係合するとともに、該係合部32aを挟みつけて確実に係止してスロット4eの端面が板ばねの作用をするように、4隅の孔41fの縁から上方に立ち上がている折り曲げ部41gを有する。この折り曲げ部41gにより、スロット41eの2辺が弾力的に係合部32の側面(平行面)に当接して確実にリテーナ41と舵角センサシャフト32とを連結できる。
前記ウィンカキャンセラ制御部18から延長されるハーネス17に設けられたハーネス側端子カバー45が、コネクタ出力端子34を収容する端子カバー35の外側に嵌合され、ハーネス側コネクタ端子(図示せず)とコネクタ出力端子34とが接続される。
上記構成により、ハンドル11が操作されるとステアリングシャフト6が回動する。このとき、舵角センサシャフト32は車体フレームに一端部が固定されたリテーナ41の他端部によって回動が規制されているので、舵角センサシャフト32と接点部材31とが相対的に変位し、舵角検出信号が出力される。舵角検出信号は、ハーネス17を通じてウィンカキャンセラ制御部18に送信される。
図1はメータユニット46とウィンカキャンセラ制御部18とを含む電気的結線図である。図7において、メータユニット46はメータ46aとメータ制御部46bとを備える。ウィンカキャンセラ制御部18は、メータ制御部46bに対する追加の装置であるキャンセラ入出力部46c含むほか、回路やCPUおよびその周辺回路等の一部を、メータ制御部46bと共用する。
メータ制御部46bは、左右のウィンカの点滅信号を受け入れるウィンカインジケータ入力端子47,48、並びに車速センサ26から車速信号VPLSを受け入れる入力端子49およびキースイッチが点火開始位置に操作されたことを示す信号IGNを受け入れる入力端子50が設けられる。さらに、オイル残量センサからのオイル残量情報OIL、エンジン温度センサからの水温情報TW、吸気温センサからのエアクリーナ吸気温情報TA、燃料量センサからの残燃料量情報FUEL、エンジン回転センサからのエンジン回転数情報TACO等を受け入れる入力端子等、多くの入力端子が設けられる。
ウィンカインジケータ入力端子47,48はそれぞれ表示器点灯回路47a,48aに点滅信号を入力し、表示器点灯回路47a,48aは点滅信号に応答して表示器(例えば、発光ダイオードからなる)47b、48bを駆動する。車速信号VPLSおよび信号IG、並びに前記各情報OIL、TW、TA、FUEL、TACO等はCPU51に入力される。CPU51は周辺回路を含み、マイクロコンピュータを構成する。CPU51は、入力された各情報に基づいて所定のプログラムに従って処理をして、その結果による制御信号をメータ駆動回路52に入力する。メータ駆動回路52はCPU51から入力された制御信号に従い、速度計53、エンジン回転計54、距離計55、水温計56、オイル残量計57、時計58等からなるメータ46aにそれぞれの情報を表示する。メータ制御部46bは、バッテリ59から電力を受け入れて制御電源を形成し、Vcc出力端子61に供給する。また、時計58に接続されたバックアップ電源60を有する。符号PGと符号SGはそれぞれ電源アース端子と信号アース端子である。
CPU51と、ウィンカインジケータ入力端子47,48、表示器点灯回路47a,48a、表示器47b,48bと、車速信号VPLS受け入れ用の入力端子49と、点火開始信号IGN受け入れ用の入力端子50と、Vcc出力端子61と、電源アース端子PGと信号アース端子SGとは、メータ制御部46bとウィンカキャンセラ制御部18とで共用される。
ウィンカキャンセラ制御部18の入出力部46cは、AD変換器を含む入力回路(AD入力回路)71、スイッチ入力回路72、およびスイッチング素子73とこれらをメータ制御部46bの外部とそれぞれ接続する入力端子62、セット入力端子63、およびウィンカキャンセル信号端子64とを備えている。
舵角センサ16からの舵角検出信号は入力端子62を経てメータ制御部46bに入力され、ウィンカセットスイッチ(後述する)からのウィンカセット信号はセット信号端子63を経てメータ制御部46bに入力される。入力端子62から入力された舵角検出信号はAD入力回路71でA/D変換されてCPU51に入力される。また、セット信号端子63から入力されたウィンカセット信号はスイッチ入力回路72を介してCPU51に入力される。また、CPU51から出力されるウィンカキャンセル信号はウィンカキャンセル信号端子64を介して外部装置(後述のキャンセルリレー65)に入力される。
リレー類として、前記ウィンカリレー21の他、キャンセルリレー65、およびポジションリレー66が設けられる。また、スイッチ類として、ハザードスイッチ67、ウィンカスイッチ68、ポジションスイッチ69、およびウィンカセットスイッチ70が設けられる。ウィンカスイッチ68、ポジションスイッチ69、およびウィンカセットスイッチ70は連動して動作する。リレー類は車体中央部の例えば、エンジン上方に配置され、スイッチ類はハンドル11またはその周辺に設けられる。
ウィンカリレー21は発振回路に接続されたコイル部と接点とを有し、所定の周期でコイル部を付勢して接点をオンオフするフラッシャリレーである。ウィンカリレー21はハザードランプの動作に兼用される。ウィンカリレー21の接点を介してキャンセルリレー65の接点に電源が接続されるとともに、2連式であるハザードスイッチ67の一方67aに接続される。ウィンカリレー21に接続された電源は、キャンセルリレー65を介してウィンカスイッチ68に接続される。
2連式であるハザードスイッチ67の第2のスイッチ67bには、別途電源が接続され、この電源はハザードスイッチ67の第2のスイッチ67bを介してポジションスイッチ69の共通端子に接続される。
キャンセルリレー65のコイルの一端は電源に、他端は前記ウィンカキャンセル信号端子64に接続されている。同様に、ポジションリレー66のコイルの一端は電源に、他端はウィンカキャンセル信号端子64に接続される。ウィンカセットスイッチ70のコイルの一端は電源に、他端は前記セット信号端子63に接続される。
ハザードスイッチ67の第1のスイッチ67aは、共通接点と二つの個別接点を有しており、二つの個別接点の一方は車体前後の二つの右側ウィンカランプFR、RRに接続されるとともに、前記ウィンカインジケータ入力端子47に接続される。また、前記二つの個別接点の他方は車体前後の二つの左側ウィンカランプFL、RLに接続されるとともに、前記ウィンカインジケータ入力端子48に接続させる。
さらに、ポジションスイッチ68の二つの個別接点の一方は、車体の前部右側ウィンカランプFRに接続されるとともに、ポジションリレー66の接点に接続される。また、ポジションスイッチ68の個別接点の他方は、車体の前部左側ウィンカランプFLに接続されるとともに、ポジションリレー66の接点に接続される。
上記リレーおよびスイッチの構成において、まず、運転者が車両の進路を左側に変更させるために、ウィンカスイッチ68を前部左側ウィンカランプFL、後部左側ウィンカランプRLに接続されている個別接点側に切り換える操作を行うと、ウィンカセットスイッチ70がオンになり、セット信号端子63からスイッチ入力回路72を介してCPU51に入力される。ウィンカセットスイッチ70がオンになることにより、CPU51からウィンカリレー21に動作開始指示が供給され、ウィンカリレー21は間欠的に接点をオン・オフする。このオン・オフに応じて左側ウィンカランプFL、RLに間欠的に電源が供給され、左側ウィンカランプFL、RLは点滅する。このとき、キャンセルリレー65はオンになっている。
運転者が車両の進路を右側に変更させるために、ウィンカスイッチ68を前部右側ウィンカランプFRおよび後部右側ウィンカランプRRに接続されている個別接点側に切り換える操作を行った場合も、ウィンカセットスイッチ70がオンになり、セット信号端子63からスイッチ入力回路72を介してCPU51に入力される。ウィンカセットスイッチ70がオンになることにより、CPU51からウィンカリレー21に動作開始指示が供給され、ウィンカリレー21は間欠的に接点をオン・オフする。このオン・オフに応じて右側ウィンカランプFR、RRに間欠的に電源が供給され、右側ウィンカランプFR、RRは点滅する。ウィンカランプFR、RR、FL、RLが点滅されているときは、この点滅信号により、ウィンカインジケータつまり表示器47b、48bが付勢される。
ハザードスイッチ67の第1のスイッチ67aの個別接点は全てのウィンカランプはFR、RR、FL、RLに接続されているので、ハザードスイッチ67を操作したときは、全てのウィンカランプFR、RR、FL、RLが点滅する。
ウィンカランプFR、RR、FL、RLのうち前部右側ウィンカランプFRと前部左側ウィンカランプFLはポジションランプを兼用している。そして、ウィンカスイッチ67が操作されていないとき、ポジションスイッチ69の共通接点は同時に二つの個別接点に接触しているので、ハザードスイッチ67の第2のスイッチ67bを介して前部ウィンカランプFR、FLに電源が接続され、点灯される。
ウィンカスイッチ68が操作されるとポジションスイッチ69は二つの個別接点の一方のみが選択されて、ハザードスイッチ67の接点67bと接続されるように動作する。例えば、ウィンカスイッチ68を右側ウィンカランプFR、RRに接続されている個別接点側に切り換えると、ポジションスイッチ68の共通接点は前部右側ウィンカランプFRに接続されている個別接点から離れるので、前部右側ウィンカランプFRはポジションランプとしての点灯を中止される。また、ウィンカスイッチ67を左側ウィンカランプFL、RLに接続されている個別接点側に切り換えると、ポジションスイッチ68の共通接点は前部左側ウィンカランプFLに接続されている個別接点から離れるので、前部左側ウィンカランプFLはポジションランプとしての点灯を中止される。このように、ポジションランプはウィンカスイッチ68が操作されているときは点灯しないので、ウィンカ表示を明確に行うことができる。
また、ハザードスイッチ67をオンにしている場合、つまりハザードスイッチ67の第1のスイッチ67aをオンにしているときは、第2のスイッチ67bがオフになるので、この場合もポジションランプとしての点灯は中止される。したがって、ハザードランプ表示を明確に行うことができる。
ウィンカスイッチ68が操作されて、ウィンカセットスイッチ70のオンにより、ウィンカの動作が開始したことをCPU51が認識すると、CPU51はウィンカ動作を停止させる判断処理を開始する。ウィンカ動作は車両が進行方向の変更を完了したと判断した時点で停止させる。進行方向変更が完了したことは、例えば、舵角センサ16で検出された舵角が車両の直進時の角度に戻ったことや、車速センサ26で検出された車速が所定値以上になったこと等から判断できる。
CPU51は、舵角や車速などに基づいて進行方向変更が完了したと判断すると、キャンセル信号を出力してスイッチング素子73をオンにする。そうすると、キャンセルリレー65のコイル部が付勢されて、キャンセルリレー65の接点がオフになり、ウィンカ動作が停止される。
ウィンカ動作を停止させる動作によってキャンセルリレー65のコイル部が付勢されると、ポジションリレー66のコイル部も同時に付勢されるが、キャンセルリレー65とポジションリレー66とは、互いが逆論理で動作し、ウィンカ動作が停止すると、ポジションリレー66の接点はオンになり、前部左側ウィンカランプFLと前部右側ウィンカランプFRは点灯してポジションランプとして作用する。
また、ウィンカキャンセラ機能により、キャンセルリレー65の接点部がオフになった場合も、ハザードスイッチ67はフラッシャリレー21に接続されているので、ハザードスイッチ67をオンにすると、ハザードスイッチ67の第1のスイッチ67aを介してすべてのウィンカランプFL、FR、RL、RRはウィンカリレー21に接続され、ウィンカリレー21の断続に応じて点滅する。
また、ウィンカキャンセルリレー65の接点は常閉(ノーマリクローズ)接点であるので、仮にウィンカキャンセラ制御機能が故障してウィンカキャンセル信号端子64からの信号が出力不能となった場合でも、この常閉接点とウィンカスイッチ68を介してウィンカランプFL、FR、RL、RRとウィンカリレー21とが接続されているので、本来の方向指示機能は維持できる。
なお、図1の構成を変形してキャンセルリレー65を常開(ノーマリオープン)接点とし、ポジションリレー66を常閉接点としても良い。この場合、車両が進行方向変更を完了したことを判断したときにCPU51から出力されるウィンカキャンセラ信号の論理を反転させる。
このように変形して、ウィンカ動作中はCPU51の出力でスイッチング素子73をオンにしてキャンセルリレー65をオンにしておき、進行方向方法変更を完了したときにCPU51はスイッチング素子73をオフにしてウィンカ動作を停止する。これとは逆に、ポジションリレー66はウィンカ動作中はオフになり、ウィンカキャンセラ機能が働くとオンになる。
上記実施形態に示したように、フラッシャリレーからなるウィンカリレー21をハザードリレーとして兼用し、フラッシャリレーより簡単な構成のキャンセルリレー65を介して、ウィンカリレー21つまりフラッシャリレーをウィンカスイッチ68と接続した。これによって、フラッシャリレーの数を増やすことなく、ウィンカキャンセル時にハザード機能までもが停止してしまう不具合を解消できる。また、故障によってウィンカキャンセル信号端子からの信号が出力されない場合でも、本来の方向指示機能を維持できる頑健なシステムを実現できる。
なお、メータパネル12の表示制御装置内のCPU51にウィンカキャンセラの制御機能を持たせると共に、AD入力回路71、スイッチ入力回路72、およびスイッチング素子73、並びにウィンカインジケータ用の回路47a、48aや発光ダイオード47b、48b等をメータパネル12の制御装置内に組み込んだ。
しかし、本発明はこれに限定されず、ウィンカ制御機能およびウィンカキャンセラ制御機能を表示制御装置とは別個独立したものとして、例えば、舵角センサ16の近傍に配置したり、燃料噴射制御装置や点火制御装置と一体に組み込んだりしてあってもよい。また、舵角センサの種類や車体への取付構造は本実施形態に限定されないし、ウィンカキャンセル時期の判断アルゴリズムは周知のものを使用できる。
ウィンカキャンセラ制御部とメータユニットとを含む電気的結線図である。 本発明の一実施形態に係る車両用方向指示装置を適用した自動二輪車の側面図である。 本発明の一実施形態に係る車両方向指示器の舵角センサ取付状態を示すステアリングシャフトの下部斜視図である。 舵角センサの側面図である。 舵角センサの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両方向指示器の舵角センサ取付状態を示すステアリングシャフトの拡大斜視図である。 舵角センサの取付構造を示すステアリングシャフト下部の側面図である。
符号の説明
1…車両、 6…ステアリングシャフト、 8…ブラケット、 10…フロントフォークチューブ、 12…メータパネル、 15…ウィンカ、 16…舵角センサ、 17…ハーネス、 18…ウィンカキャンセラ制御部、 21…ウィンカリレー(フラッシャリレー)、 26…車速センサ、 28…保持プレート、 40…ステー、 41…リテーナ、 46…メータユニット、 52…メータ駆動回路、 65…キャンセルリレー、 66…ポジションリレー、 67…ハザードスイッチ、 68…ウィンカスイッチ、 69…ポジションスイッチ、 70…セットスイッチ

Claims (2)

  1. ウィンカランプを点滅する方向指示動作を停止させるウィンカキャンセル信号を出力するウィンカキャンセラ制御部を有する車両用方向指示装置において、
    前記ウィンカランプに接続されたウィンカスイッチと、
    前記ウィンカスイッチと直列に接続されたウィンカリレーとしてのフラッシャリレーと、
    前記フラッシャリレーと前記ウィンカスイッチとの間に接続されたキャンセルリレーと、
    前記キャンセルリレーと並列に接続されて、前記ウィンカランプの緊急時点滅動作を指示するハザードスイッチとを具備し、
    前記ウィンカキャンセル信号で前記キャンセルリレーをオフにするように構成したことを特徴とする車両用方向指示装置。
  2. 前記ウィンカスイッチと連動するウィンカセットスイッチを設け、該ウィンカセットスイッチがオンにされたときは前記キャンセルリレーをオンにすることを特徴とする請求項1記載の車両用方向指示装置。
JP2006244088A 2006-09-08 2006-09-08 車両用方向指示装置 Expired - Fee Related JP4553317B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006244088A JP4553317B2 (ja) 2006-09-08 2006-09-08 車両用方向指示装置
EP07115726A EP1897750A3 (en) 2006-09-08 2007-09-05 Vehicular direction indicating apparatus
US11/898,011 US20080061956A1 (en) 2006-09-08 2007-09-07 Vehicular direction indicating apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006244088A JP4553317B2 (ja) 2006-09-08 2006-09-08 車両用方向指示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008062834A true JP2008062834A (ja) 2008-03-21
JP4553317B2 JP4553317B2 (ja) 2010-09-29

Family

ID=39285915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006244088A Expired - Fee Related JP4553317B2 (ja) 2006-09-08 2006-09-08 車両用方向指示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4553317B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11348652A (ja) * 1998-06-11 1999-12-21 Honda Motor Co Ltd 車輌用方向指示器点灯回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11348652A (ja) * 1998-06-11 1999-12-21 Honda Motor Co Ltd 車輌用方向指示器点灯回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP4553317B2 (ja) 2010-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080150708A1 (en) Lighting system for vehicle and vehicle incorporating same
WO2012132830A1 (ja) 車両の灯火制御システム
KR102176424B1 (ko) 압력센서를 이용한 방향지시장치가 구비된 전동킥보드 및 그 제어방법
EP1368225A2 (en) Back-lit handlebar control assembly
EP1897750A2 (en) Vehicular direction indicating apparatus
JP4553317B2 (ja) 車両用方向指示装置
JP4859046B2 (ja) 車両用方向指示装置
JPH0415138B2 (ja)
WO2015104817A1 (ja) 車両の制御装置
KR101564163B1 (ko) 자전거용 브레이크 레버 장치
US9809156B2 (en) Vehicle safety indicating apparatus which automatically turns on the correct turn signal
JP2003320910A (ja) 車両の電源制御装置
JP2002002370A (ja) へッドランプ制御装置
JP3945321B2 (ja) 車両用メータクラスタ
KR0124911Y1 (ko) 제동등과 후미등 연동장치
JPS6339454B2 (ja)
KR200240660Y1 (ko) 보조 방향지시등을 가진 백 미러
JP2005170217A (ja) ライティングスイッチ
KR200170783Y1 (ko) 자동차의 유턴 표시장치
KR200377646Y1 (ko) 차량의 방향 지시등 자동 점등장치
KR980007483U (ko) 자동차의 유-턴식별용 테일램프 점멸장치
KR960010030Y1 (ko) 자동차의 방향지시등 작동장치
KR19990041481U (ko) 자동차 코너링램프 제어시스템
KR19990001538U (ko) 전조등 점소등 제어장치
KR20040088235A (ko) 차량의 램프 지시장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100707

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100709

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140723

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees