JP4859046B2 - 車両用方向指示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用方向指示装置に関し、特に、開始した方向指示ランプの点滅動作を、車両の進行方向変更完了後に自動的に停止させることができる方向指示自動停止装置(以下、「ウィンカキャンセラ」という)を備えた車両用方向指示装置に関する。
自動二輪車等には進行方向を変更する際に方向指示ランプを点滅させて進行方向変更の意思を表示するとともに、進行方向を表示する方向指示装置が備えられている。この方向指示装置には、車両が進行方向変更を完了した後、方向指示ランプの点滅を自動的に停止させることができるウィンカキャンセラが設けられる。ウィンカキャンセラは、舵角センサおよび車速センサを備え、これらで検出された舵角および車速が予め設定した進行方向変更判断条件を満足したときにリレーを作動させて方向指示ランプの点滅を停止させる。このような舵角センサや車速センサを含むウィンカキャンセラの一例は特開平11−348652号公報に記載されている。
また、特開昭59−167374号公報には、方向指示のための操作スイッチを操作したときにフラッシャリレーをオンにするとともに走行時間の積算を開始し、積算時間が所定の条件を満たしたときにフラッシャリレーをオフにして指示灯を消灯するように構成したウィンカキャンセラが記載されている。
特開平11−348652号公報 特開昭59−167374号公報
ウィンカキャンセラの舵角センサはステアリングシャフトの回動角を検出するためにステアリングシャフトの近傍に配置することが要求される。一方、ウィンカキャンセラの制御部を舵角センサと分離して配置すると、部品点数が増加するし、配線が繁雑化するという問題がある。そこで、舵角センサと制御部とを一体にしてユニット化することが考えられるが、ユニット化したウィンカキャンセラは嵩張るので、車種によってはステアリングシャフトの近傍に容易に設置できないことがある。
そこで、舵角センサをステアリングシャフトの近傍に配置し、ウィンカキャンセラ制御部は舵角センサと分離して配置しつつも、舵角センサとウィンカキャンセラ制御部とを接続する配線つまりハーネスのレイアウトを繁雑化させず、ウィンカキャンセラ制御部を専用に設ける必要もない車両用方向指示装置が望まれる。
本発明の目的は、ウィンカキャンセラの制御部を舵角センサと分離しつつも専用とせず、かつハーネスのレイアウトも容易にすることができる車両用方向指示装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明は、ステアリングシャフトに装着された舵角センサと、少なくとも前記舵角センサで検出された舵角に基づいて車両の進行方向変更完了を判断して動作中の進行方向変更表示を停止させるウィンカキャンセラとを有する車両用方向指示装置において、少なくとも前記進行方向変更完了判断と進行方向変更表示停止の指示とを行うウィンカキャンセラ制御部を備え、該ウィンカキャンセラ制御部を、少なくとも車速信号を入力されて制御信号を出力する他の制御装置に一体に組み込んだ点に第1の特徴がある。
また、本発明は、前記舵角センサをステアリングシャフトの下端に設けるとともに、前記ウィンカキャンセラ制御部からのハーネスを接続するコネクタ端子を車両前方に向けて配置した点に第2の特徴がある。
また、本発明は、前記他の制御装置が、車両のメータユニット、燃料噴射制御装置および点火制御装置のうちのいずれか一つである点に第3の特徴がある。
第1の特徴を有する本発明によれば、他の制御装置とウィンカキャンセラ制御部とを一体に形成したので、部品点数の増加を抑制し、コストの低減を図ることができる。
また、第2の特徴によれば、ウィンカキャンセラ制御部へつながるハーネスを舵角センサの前方から取り出せるので、自動二輪車の場合、舵角センサ後方へ車体フレームから延長されてきて舵角センサに係合する周辺部材と干渉するおそれがないし、ステアリングシャフト下端部から左右下方に延長されて前輪を支持するフォークチューブ等とも干渉するおそれがない。
第3の特徴を有する本発明によれば、メータユニットはステアリングシャフトの前上部に設けられることが多く、舵角センサと計器類の表示制御装置との距離が近いので、ハーネスのレイアウトが容易である。
燃料噴射制御装置や点火制御装置は車体の中央部エンジン近くにおかれることが多いので、これらにウィンカキャンセラ制御部を組み込んだ場合は、車両前部の方向指示器と後部の方向指示ランプとの中間部にウィンカキャンセラ制御部も位置することになる。したがって、車体前後に配置される方向指示ランプ双方へ延長されるハーネスが長くなりにくいので、配線作業が容易になる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る車両用方向指示装置を適用した自動二輪車の側面図である。なお、本実施形態は自動二輪車を例に説明するが、本発明は、自動二輪車に限らず、鞍乗り型車両全般に適用することができる。
スクータ型の車両1は、フロントカバー2、インナーカバー3、アンダーカバー4およびボディカバー5等で車体フレーム7やエンジン22等が覆われている。ステアリングシャフト6は車体フレーム7の前部に設けられたヘッドパイプを上下方向に貫通しており、該ヘッドパイプで回動自在に支持される。ステアリングシャフト6の下端はブラケット8を介して、前輪9を支持するフロントフォークチューブ10の上端に連結される。ステアリングシャフト6の上端はハンドル11に連結される。ハンドル11とステアリングシャフト6との連結部は、ハンドル11前方のメータパネル12およびハンドル11の後方つまり運転者側のメータカバー13で覆われる。ハンドル11の前方には、速度計、回転計、燃料残量計、冷却水温計、距離計、時計、進行方向変更表示器(ウィンカインジケータ)等、複数の計器類からなるメータおよびメータ制御部を備えるメータユニット46が設けられている。メータ制御部の機能を一部ウィンカキャンセラ制御部と共用させて、ウィンカキャンセラ制御部18をメータユニット46と一体化している。
フロントカバー2にはヘッドランプ14、フロントウィンカ15等の灯火装置が組み込まれる。フロントウィンカ15は、車体左右にそれぞれ設けられ、車両の進路方向を表示するウィンカランプを備えている。ウィンカランプは、ポジションランプおよびハザードランプを兼用している。
ステアリングシャフト6の下端にはステアリングシャフト6の舵角を検出する舵角センサ16が設けられる。舵角センサ16の前部に接続されたハーネス17はウィンカキャンセラ制御部18に延長されている。舵角センサ16の具体的な取り付け構造は後述する。
ボディカバー5の後部つまりリアボディカバー19にはコンビネーションライトユニット20が装着される。コンビネーションライトユニット20には、リアウィンカ、テールランプ、およびストップランプが組み込まれる。ウィンカキャンセラ制御部18は、ウィンカリレー21を介して図示しないハーネスでコンビネーションライトユニット20内のリアウィンカにも接続される。
車体のほぼ中央で車体フレームに上下揺動自在に支持されたエンジン22の出力軸はベルト式無段変速装置23および減速装置(図示せず)を介して後輪24に連結され、エンジン22の出力を後輪24に伝達する。ベルト式無段変速装置23のケーシング後部は緩衝装置25を介して車体フレーム7に接続される。前記減速装置には、該減速装置の最終段ギヤの回転数を検出して車速信号を出力する車速センサ26が設けられる。車速信号は図示しないハーネスを通じてメータユニット46に入力される。
図3は、ステアリングシャフト6の下部を示す斜視図、図4は舵角センサ16の側面図、図5は舵角センサ16の斜視図である。図3において、ステアリングシャフト6は前記車体フレーム7の前部に設けられるヘッドパイプ27を上下方向に貫通している。ステアリングシャフト6の下端部はブラケット8を貫通して該ブラケット8から下方に突出している部分を有し、舵角センサ16は、このステアリングシャフト6の下端部に嵌合して位置決めされていて、ブラケット8に固定された保持プレート28で下方から保持されている。
図4および図5において、舵角センサ16は、ほぼ筒形のセンサケーシング29を備え、このセンサケーシング29内に舵角センサ本体が収容される。舵角センサ本体は、環状に形成された抵抗体30を摺動する接点部材31から取り出される電源電圧の分圧に基づいて舵角検出信号を出力するタイプのものとすることができる。前記抵抗体30は、センサケーシング29を上下に貫通する舵角センサシャフト32の周囲に取り付けられ、この外周面に抵抗体30と接するように接点部材31が配置される。接点部材31および抵抗体30には入出力線33が接続され、この入出力線33は、コネクタ出力端子34に接続される。コネクタ端子34は、舵角センサシャフト32に垂直する方向にセンサケーシング29から延長された端子カバー35内に収容される。
センサケーシング29には、中心部にシャフト貫通孔36を有する蓋37が嵌挿されている。舵角センサシャフト32の下端部は車体フレームに固定される後述のリテーナに設けられるスロットと係合可能なように、周面の一部を削り落とすことで形成された平行面を有する係合部32aを備える。前記蓋37は、センサケーシング29から突出した環状端部37aを有し、この環状端部37aの端面SAは保持プレート28の上面に当接する保持プレート押さえ面として作用する。
センサケーシング29の上部には円柱部29aと円柱部29aから四方に張り出した爪部29bとが形成される。円柱部29aは筒状のステアリングシャフト6の内周に適合する寸法の外径を有し、爪部29bはステアリングシャフト6の下端部に形成される4個所の係合溝(後述)に係止するように寸法および配置が決定されている。
図1はステアリングシャフト6の下部拡大斜視図、図6は同拡大側面図である。図1および図6において、舵角センサ16は、前記円柱部29aがステアリングシャフト6の下端に嵌合されるとともに爪部29bがステアリングシャフト6の下端部の係合溝6aに嵌めこまれ、コネクタ出力端子34が車体の前方を向くように配置されている。
舵角センサ16には下方から保持プレート28が当てがわれている。保持プレート28はセンサケーシング29に設けられた前記保持プレート押さえ面SAに当接する面を有する中央部28aとこの中央部28aからブラケット8に近づきつつ該ブラケット8の長さ方向に延びる両端部28bとを有する。両端部28bとブラケット8との間にはスリーブ状のスペーサ39が配置され、保持プレート28は両端部28bとスペーサ39を通してボルト38でブラケット8に固定される。
ヘッドパイプ27から後方に延長される車体フレーム7の下部1Aには、そこから下方に延長されているステー40が取り付けられ、このステー40の先端(下端)には、リテーナ41が取り付けられている。リテーナ41はその一端部41aが、ステー40の下端に突出したボルト42とナット43とで固定されている。このリテーナ41の一端部41aにはステー40の、矩形断面を有する端部(ボルト42の根元)を両面から挟み込めるように一対の縦部分41bが設けられている。この構造により、リテーナ41はステー40に対する一体性が確保され、ボルト42に対する回転が規制されている。
リテーナ41は前記一端部41aから斜面部41cを経て舵角センサ16の方向に延長され、その他端部41dには、前記舵角センサシャフト32の係合部32aと係合するスロット41eが設けられる。スロット41eはセンサシャフト32の先端の係合部32aに係合するとともに、該係合部32aを挟みつけて確実に係止してスロット41eの端面が板ばねの作用をするように、4隅の孔41fの縁から上方に立ち上がっている折り曲げ部41gを有する。この折り曲げ部41gにより、スロット41eの2辺が弾力的に係合部32aの側面(平行面)に当接して確実にリテーナ41と舵角センサシャフト32とを連結できる。
前記ウィンカキャンセラ制御部18から延長されるハーネス17に設けられたハーネス側端子カバー45が、コネクタ出力端子34を収容する端子カバー35の外側に嵌合され、ハーネス側コネクタ端子(図示せず)とコネクタ出力端子34とが接続される。
上記構成により、ハンドル11が操作されるとステアリングシャフト6が回動する。このとき、舵角センサシャフト32は車体フレームに一端部が固定されたリテーナ41の他端部によって回動が規制されているので、舵角センサシャフト32と接点部材31とが相対的に変位し、舵角検出信号が出力される。舵角検出信号は、ハーネス17を通じてウィンカキャンセラ制御部18に送信される。
図7はメータユニット46の電気的結線図である。図7において、メータユニット46はメータ46aとメータ制御部46bとを備える。ウィンカキャンセラ制御部18は、メータ制御部46bに対する追加の装置であるキャンセラ入出力部46cを含むほか、回路やCPUおよびその周辺回路等の一部を、メータ制御部46bと共用する。
メータ制御部46bは、左右のウィンカの点滅信号を受け入れるウィンカインジケータ入力端子47,48、並びに車速センサ26から車速信号VPLSを受け入れる入力端子49およびキースイッチが点火開始位置に操作されたことを示す信号IGNを受け入れる入力端子50が設けられる。さらに、オイル残量センサからのオイル残量情報OIL、エンジン温度センサからの水温情報TW、吸気温センサからのエアクリーナ吸気温情報TA、燃料量センサからの残燃料量情報FUEL、エンジン回転センサからのエンジン回転数情報TACO等を受け入れる入力端子等、多くの入力端子が設けられる。
ウィンカインジケータ入力端子47,48はそれぞれ表示器点灯回路47a,48aに点滅信号を入力し、表示器点灯回路47a,48aは点滅信号に応答して表示器(例えば、発光ダイオードからなる)47b、48bを駆動する。車速信号VPLSおよび信号IGN、並びに前記各情報OIL、TW、TA、FUEL、TACO等はCPU51に入力される。CPU51は周辺回路を含み、マイクロコンピュータを構成する。CPU51は、入力された各情報に基づいて所定のプログラムに従って処理をし、その結果による制御信号をメータ駆動回路52に入力する。メータ駆動回路52はCPU51から入力された制御信号に従い、速度計53、エンジン回転計54、距離計55、水温計56、オイル残量計57、時計58等からなるメータ46aにそれぞれの情報を表示する。メータ制御部46bは、バッテリ59から電力を受け入れて制御電源を形成し、Vcc出力端子61に供給する。また、時計58に接続されたバックアップ電源60を有する。符号PGと符号SGはそれぞれ電源アース端子と信号アース端子である。
CPU51と、ウィンカインジケータ入力端子47,48、表示器点灯回路47a,48a、表示器47b,48bと、車速信号VPLS受け入れ用の入力端子49と、点火開始信号IGN受け入れ用の入力端子50と、Vcc出力端子61と、電源アース端子PGと信号アース端子SGとは、メータ制御部46bとウィンカキャンセラ制御部18とで共用される。
ウィンカキャンセラ制御部18の入出力部46cは、AD変換器を含む入力回路(AD入力回路)71、スイッチ入力回路72、およびスイッチング素子73とこれらをメータ制御部46bの外部とそれぞれ接続する入力端子62、セット入力端子63、およびウィンカキャンセル信号端子64とを備えている。
舵角センサ16からの舵角検出信号は入力端子62を経てメータ制御部46bに入力され、ウィンカセットスイッチ(後述する)からのウィンカセット信号はセット信号端子63を経てメータ制御部46bに入力される。入力端子62から入力された舵角検出信号はAD入力回路71でA/D変換されてCPU51に入力される。また、セット信号端子63から入力されたウィンカセット信号はスイッチ入力回路72を介してCPU51に入力される。また、CPU51から出力されるウィンカキャンセル信号はウィンカキャンセル信号端子64を介して外部装置(後述のキャンセルリレー65)に入力される。
リレー類として、前記ウィンカリレー21の他、キャンセルリレー65、およびポジションリレー66が設けられる。また、スイッチ類として、ハザードスイッチ67、ウィンカスイッチ68、ポジションスイッチ69、およびウィンカセットスイッチ70が設けられる。ウィンカスイッチ68、ポジションスイッチ69、およびウィンカセットスイッチ70は連動して動作する。リレー類は車体中央部の例えば、エンジン上方に配置され、スイッチ類はハンドル11またはその周辺に設けられる。
ウィンカリレー21は発振回路に接続されたコイルと接点とを有し、所定の周期でコイル部を付勢して接点をオンオフするフラッシャリレーである。ウィンカリレー21はハザードランプの動作に兼用される。ウィンカリレー21の接点を介してキャンセルリレー65の接点に電源が接続されるとともに、2連式であるハザードスイッチ67の一方67aに接続される。ウィンカリレー21に接続された電源は、キャンセルリレー65を介してウィンカスイッチ68に接続される。
2連式であるハザードスイッチ67の第2のスイッチ67bには、別途電源が接続され、この電源はハザードスイッチ67の第2のスイッチ67bを介してポジションスイッチ69の共通端子に接続される。
キャンセルリレー65のコイルの一端は電源に、他端は前記ウィンカキャンセル信号端子64に接続されている。同様に、ポジションリレー66のコイルの一端は電源に、他端はウィンカキャンセル信号端子64に接続される。ウィンカセットスイッチ70のコイルの一端は電源に、他端は前記セット信号端子63に接続される。
ハザードスイッチ67の第1のスイッチ67aは、共通接点と二つの個別接点を有しており、二つの個別接点の一方は車体前後の二つの右ウィンカランプFR、RRに接続されるとともに、前記ウィンカインジケータ入力端子47に接続される。また、前記二つの個別接点の他方は車体前後の二つの左ウィンカランプFL、RLに接続されるとともに、前記ウィンカインジケータ入力端子48に接続させる。
さらに、ポジションスイッチ69の二つの個別接点の一方は、車体の前部右側ウィンカランプFRに接続されるとともに、ポジションリレー66の接点に接続される。また、ポジションスイッチ69の個別接点の他方は、車体の前部左側ウィンカランプFLに接続されるとともに、ポジションリレー66の接点に接続される。
上記リレーおよびスイッチの構成において、まず、運転者が車両の進路を左側に変更させるために、ウィンカスイッチ68を前部左側ウィンカランプFLおよび後部左側ウィンカランプRLに接続されている個別接点側に切り換える操作を行うと、ウィンカセットスイッチ70がオンになり、セット信号端子63からスイッチ入力回路72を介してCPU51に入力される。ウィンカセットスイッチ70がオンになることにより、CPU51からウィンカリレー21に動作開始指示が供給され、ウィンカリレー21は間欠的に接点をオン・オフする。このオン・オフに応じて前部左側ウィンカランプFLと前部右側ウィンカランプFRに間欠的に電源が供給され、前部左側ウィンカランプFLと前部右側ウィンカランプFRは点滅する。このとき、キャンセルリレー65はオンになっている。
運転者が車両の進路を右側に変更させるために、ウィンカスイッチ68を前部右側ウィンカランプFRおよび後部右側ウィンカランプRRに接続されている個別接点側に切り換える操作を行った場合も、ウィンカセットスイッチ70がオンになり、セット信号端子63からスイッチ入力回路72を介してCPU51に入力される。ウィンカセットスイッチ70がオンになることにより、CPU51からウィンカリレー21に動作開始指示が供給され、ウィンカリレー21は間欠的に接点をオン・オフする。このオン・オフに応じて前部右側ウィンカランプFRと後部右側ウィンカランプRRに間欠的に電源が供給され、前部右側ウィンカランプFRと後部右側ウィンカランプRRは点滅する。ウィンカランプFR、RR、FL、RLが点滅されているときは、この点滅信号により、ウィンカインジケータつまり表示器47b、48bが点灯する。
ハザードスイッチ67の第1のスイッチ67aの個別接点は全てのウィンカランプFR、RR、FL、RLに接続されているので、ハザードスイッチ67を操作したときは、全てのウィンカランプFR、RR、FL、RLが点滅する。
ウィンカランプFR、RR、FL、RLのうち前部右側ウィンカランプFRと前部左側ウィンカランプFLはポジションランプを兼用している。そして、ウィンカスイッチ68が操作されていないとき、ポジションスイッチ69の共通接点は同時に二つの個別接点に接触しているので、ハザードスイッチ67の第2のスイッチ67bを介して前部右側ウィンカランプFRおよび前部左側ウィンカランプFLに電源が接続され、点灯される。
ウィンカスイッチ68が操作されるとポジションスイッチ69は二つの個別接点の一方のみが選択されて、ハザードスイッチ67の接点67bと接続されるように動作する。例えば、ウィンカスイッチ68を前部右側ウィンカランプFRと後部右側ウィンカランプRRに接続されている個別接点側に切り換えると、ポジションスイッチ69の共通接点は前部右側ウィンカランプFRに接続されている個別接点から離れるので、前部右側ウィンカランプFRはポジションランプとしての点灯を中止される。また、ウィンカスイッチ68を前部左側ウィンカランプFLと部左側ウィンカランプRLに接続されている個別接点側に切り換えると、ポジションスイッチ69の共通接点は前部左側ウィンカランプFLに接続されている個別接点から離れるので、前部左側ウィンカランプFLはポジションランプとしての点灯を中止される。このように、ポジションランプはウィンカスイッチ68が操作されているときは点灯しないので、ウィンカ表示を明確に行うことができる。
また、ハザードスイッチ67をオンにしている場合、つまりハザードスイッチ67の第1のスイッチ67aをオンにしているときは、第2のスイッチ67bがオフになるので、この場合もポジションランプとしての点灯は中止される。したがって、ハザードランプ表示を明確に行うことができる。
ウィンカスイッチ68が操作されて、ウィンカセットスイッチ70のオンにより、ウィンカの動作が開始したことをCPU51が認識すると、CPU51はウィンカ動作を停止させる判断処理を開始する。ウィンカ動作は車両が進行方向の変更を完了したと判断した時点で停止させる。進行方向変更が完了したことは、例えば、舵角センサ16で検出された舵角が車両の直進時の角度に戻ったことや、車速センサ26で検出された車速が所定値以上になったこと等から判断できる。
CPU51は、舵角や車速などに基づいて進行方向変更が完了したと判断すると、キャンセル信号を出力してスイッチング素子73をオンにする。そうすると、キャンセルリレー65のコイル部が付勢されて、キャンセルリレー65の接点が開き、ウィンカ動作が停止される。
ウィンカ動作を停止させる動作によってキャンセルリレー65のコイル部が付勢されると、ポジションリレー66のコイル部も同時に付勢されるが、キャンセルリレー65とポジションリレー66とは、互いが逆論理で動作し、ウィンカ動作が停止すると、ポジションリレー66の接点はオンになり、前部左側ウィンカランプFLと前部右側ウィンカランプFRは点灯してポジションランプとして作用する。
上記実施形態に示したように、メータユニット46内のCPU51にウィンカキャンセラの制御機能を持たせると共に、AD入力回路71、スイッチ入力回路72、およびスイッチング素子73、並びにウィンカインジケータ用の回路47a、48aや発光ダイオード47b、48b等、ウィンカキャンセラ制御部18の構成部品をメータユニット46内に組み込んで一体とした。
なお、本実施形態は、本発明の実施例を示したものであって、本発明の趣旨に従って任意に変形可能である。要は、舵角センサと制御部を互いに個別に配置するとともに、ウィンカキャンセラ制御部を他の制御装置内に組み込んで一体化する構成を含んでいればよく、舵角センサの種類や車体への取付構造は本実施形態に限定されない。また、ウィンカキャンセル時期の判断アルゴリズムは周知のものを使用できる。
さらに、ウィンカキャンセラ制御部18は、メータユニット46に組み込むのに限らず、燃料噴射制御装置や点火制御装置内に組み込んでもよい。
本発明の一実施形態に係る車両方向指示器の舵角センサ取付状態を示すステアリングシャフトの拡大斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用方向指示装置を適用した自動二輪車の側面図である。 本発明の一実施形態に係る車両方向指示器の舵角センサ取付状態を示すステアリングシャフトの下部斜視図である。 舵角センサの側面図である。 舵角センサの斜視図である。 舵角センサの取付構造を示すステアリングシャフト下部の側面図である。 メータユニットの電気的結線図である。
符号の説明
1…車両、 6…ステアリングシャフト、 8…ブラケット、 10…フロントフォークチューブ、 12…メータパネル、 15…ウィンカ、 16…舵角センサ、 17…ハーネス、 18…ウィンカキャンセラ制御部、 21…ウィンカリレー、 26…車速センサ、 28…保持プレート、 40…ステー、 41…リテーナ、 46…メータユニット、 46a…メータ、 46b…メータ制御部、 46c…キャンセラ入出力部、 52…メータ駆動回路、 65…キャンセルリレー、 66ポジションリレー、 67…ハザードスイッチ、 68…ウィンカスイッチ、 69…ポジションスイッチ、 70…セットスイッチ

Claims (3)

  1. ウィンカスイッチ(68)の操作に応じて車両の進行方向変更を表示するウィンカランプ(15)と、車両のステアリングシャフト(6)に装着された舵角センサ(16)と、少なくとも前記舵角センサ(16)で検出された舵角に基づいて車両の進行方向変更完了を判断したときに、動作中の進行方向変更表示を停止させるウィンカキャンセラとを有する車両用方向指示装置において、
    少なくとも前記進行方向変更完了判断と進行方向変更表示停止の指示とを行うウィンカキャンセラ制御部(18)を備え、
    該ウィンカキャンセラ制御部(18)が、少なくとも車速信号を入力されて制御信号を出力する他の制御装置(46)に一体に組み込まれており、
    前記ステアリングシャフト(6)の下端と、前輪(9)を支持するフロントフォークチューブ(10)の上端とを連結するブラケット(8)と、
    前記ブラケット(8)から下方に突出している前記ステアリングシャフト(6)の下端部に嵌合して位置決めされた前記舵角センサ(16)を下方から保持するため、前記ブラケット(8)に固定された保持プレート(28)とをさらに備え、
    前記保持プレート(28)が、前記舵角センサ(16)の下面(SA)に当接する面を有する中央部(28a)と、該中央部(28a)から前記ブラケット(8)に近づきつつ、該ブラケット(8)の長さ方向に延びる両端部(28b)とを有し、該両端部(18b)で前記ブラケット(8)にボルト締めされており
    前記舵角センサ(16)の舵角センサシャフト(32)が、前記保持プレート(28)の中央部(28a)を貫通した下部で車体フレーム(7)に固定されたリテーナ(41)に係合していることを特徴とする車両用方向指示装置。
  2. 前記ウィンカキャンセラ制御部(18)から延伸されているハーネス(17)を接続するコネクタ端子(34)が、前記舵角センサ(16)上で、前記保持プレート(28)の前記左右両端部(28b)の間から車両前方に向けて配置されていることを特徴とする請求項1記載の車両用方向指示装置。
  3. 前記他の制御装置が、車両のメータユニット(46)、燃料噴射制御装置および点火制御装置のうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項1または2記載の車両用方向指示装置。
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