JP2008061987A - 温熱治療具保持機構付きサポータ - Google Patents

温熱治療具保持機構付きサポータ Download PDF

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利英 富川
Akio Yoshida
昭雄 吉田
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【課題】温熱治療具の着脱が容易で、着用時の皺の発生が少なく、サポータ自体及び温熱治療具が関節等の患部からの位置ずれがない優れた着用感を有し、更には製造が簡便な温熱治療具保持機構付きサポータを提供する。
【解決手段】温熱治療具を収納する収納部を具備する温熱治療保持機能付きサポータであって、一体編み立てにより編成された円筒状の編地を、肌に接する内側部の上端部が外側部の上端部よりも長くなるように折り返して二重構造とし、該外側部の上端部が温熱治療具の取出し口となるように上記内側部と外側部を結着して形成された収納部を具備することを特徴とする温熱治療具保持機能付きサポータにより達成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、温熱治療に用いる温熱治療具を保持する機構が具備されたサポータであり、特に膝、肘、手首、足首等の関節部等の温熱治療に用いる温熱治療具を保持する機構が具備されたサポータに関する。
カイロを暖房、あるいは特定の部位を加温し関節炎等の痛みを和らげるために、身体の所望する部位に保持することは従来から知られており、特定の保持機構付きサポータも、従来から知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照。)。
しかしながら、これらの温熱治療具保持機構付きサポータは、保持機能だけを追及し、温熱治療具の着脱の容易性、着け心地、皺の発生防止性、患部からの位置ずれ等、患者に評価されるべき重要な項目を考慮して設計されていないという問題があった。また、特に特許文献1の温熱治療具は、化学カイロ収納部の開口部を外側布を裁断することにより形成しているため、製造が煩雑である。
実用新案第3114403公報 実開平1−62820号公報 実開昭60−99920号公報
本発明は、以上のような事情に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、温熱治療具の着脱が容易で、着用時の皺の発生が少なく、サポータ自体及び温熱治療具が関節等の患部からの位置ずれがない優れた着用感を有し、更には製造が簡便な温熱治療具保持機構付きサポータを提供するにある。
本発明は、温熱治療具を収納する収納部を具備する温熱治療保持機能付きサポータであって、一体編み立てにより編成された円筒状の編地を、肌に接する内側部の上端部が外側部の上端部よりも長くなるように折り返して二重構造とし、該外側部の上端部が温熱治療具の取出し口となるように上記内側部と外側部を結着して形成された収納部を具備することを特徴とする温熱治療具保持機能付きサポータにより上記目的を達成する。
好ましくは、更に、装着したときに関節の裏側に対向する部分に開口部を設けるとともに、関節の表側に対向する部分に隣接する部分よりも伸縮性の高い伸縮部を設ける。
更に好ましくは、サポータのKES方式による平均摩擦係数(MIU)の経方向と緯方向の平均値が0.4以上であり、KES方式による平均粗さ係数(SMD)の経方向と緯方向の平均値が4.0以下であり、300%伸長時の経/緯の引張強度比は1.5以下であり、引張伸度が経緯ともに300%以上である。
本発明のサポータは、一体編み立てにより形成された円筒状の編地を折り返すことにより製造しているため、関節の曲げ伸ばしにサポータが追従するために患部からの位置ずれを防止し、皺の発生を防止し得る優れた着用感を有するものである。
また、円筒状の編地を、肌に接する内側部の長さが外側部の長さより長くなるように折り曲げて二重構造を形成し、上記外側部の上端から温熱治療具を収納する機構とするため、温熱治療具の取出し口を大きく設計することができ、温熱治療具の着脱が簡便であると共に、温熱治療具の患部からの位置ずれを防止することができる。
また、本発明のサポータは、製造に煩雑な工程、特殊な製造装置が不要である。
次に、本発明を詳しく説明する。尚、本発明はこの実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。
本発明の温熱治療具保持機構付きサポータは、緯編で編成することが好適である。
図1は本発明のサポータの一実施例を示す化学カイロ収納部付き膝用サポータの正面図であり、図2は図1に示したサポータの背面図である。また、図3は、図1のサポータを折り返して二重構造とする前の円筒状の編地を示した図である。
化学カイロ収納部付き膝用サポータ1は、図1に示すように、内側部2と外側部3との二重構造で構成されるものであり、上記内側部2の端部10(上端部)が上記外側部3の端部12(上端部)よりも長く設定されている。その寸法は、想定される使用者の体格に応じて適宜設定すればよい。
上記サポータ1は、図3に示すように、外側部3の編地7と内側部2の編地7を丸編機で一体編み立てにより円筒状に編成した後、この円筒状の編地7の両端部をほつれ止め処理し(図示せず)、内側部2の編地7の端部10を、内側部2の長さが外側部3の長さより長くなるように内側に折り返して二重構造とするものである。図1に戻り、本実施例では、内側部2の上方の端部10(上端部)と外側部3の上方の端部12(上端部)との長さの差Lが1cmとなるように設定されているが、特に限定されるものではなく、外側部3の端部12(上端部)より内側部2の端部10(上端部)が好ましくは0.5〜3cm、更に好ましくは1〜2cm長く設定することが化学カイロ等の温熱治療具の着脱が簡便になる点で好ましい。
そして、上記内側部2と外側部3とを縫合することにより、上記二重構造の間に化学カイロを収納する収納部4が形成される。本実施例では、まず折り返し部6から5cm上の周方向(円筒状の編地1のコース方向)を縫合し(符号5aは縫合線)、次いで、正面中央の外側部3の端部12から縫合線5aまでの縦方向(円筒状の編地1のウェール方向)(符号5b)と、縫合線5bを中心としてサポータ周方向を均等に3分割し得る部分の縦方向が縫合されている(図2に示す符号5c、5d)。すなわち、外側部3の端部12が化学カイロの取出し口となり、各縫合部5(5a、5b、5c及び5d)が仕切となることにより、各収納部4が形成されるのである。なお、縫合線5の位置は、適宜設定すればよい。また、本実施例では、内側部2と外側部3とを縫合することにより結着したが、特に限定するものではなく、点融着、面ファスナー等であってもよい。
次に、上記実施形態の編組織について説明する。
なお、図1、図2及び図3において、同じ編組織の部分は同じような線(縦線や斜線)を引いて示している。
図4は、外側部3を編成するための編組織の一例を示す編み目で表した編組織図である。図5は、内側部2を編成するための編組織の一例を示す編み目で表した編組織図である。
まず、図4〜図5に示した編組織を使用して、給糸口が4箇所ある靴下編機で編成する場合の糸使いの一実施例を説明する。第1、3給糸口から給糸される糸Y1は、56デシテックス17フィラメントのウーリーナイロン糸であり、第2、4給糸口から給糸される糸Y2は、22デシテックスのポリウレタン糸を芯糸として、これに78デシテックス48フィラメントのナイロン糸をカバリングしたシングルカバードヤーンである。
図4は、外側部3の編地7の編組織の一例を示す編組織図である。図4の実施例においては、糸Y1を編成するコースにおいて、平編目に続き、編針から編目を脱出させないで針のフックに保持し、そのまま5ウェール分保持する繰り返しになっている。次に、糸Y2は全て平編で編成されている。図4に示した編地ではウェール方向Wにおいては、上述した糸Y1、糸Y2を編成するコースを編成した後、この糸Y1、Y2を編成するコースを更に3回繰り返し編成する。次いで、上述の5ウェール分飛ばしている部分の3ウェール目に平編目がウェール方向Wに連続する編目となるよう糸Y1、Y2を編成するコースを繰り返す。
図4に示した編組織においては、5ウェール分に亘って連続してコース方向Cに浮いた状態となっている箇所が編地全体に配置されているが、好ましくは2〜10ウェール、更に好ましくは3〜5ウェール分程度とすることが好ましい。
また、図4に示した実施例においては、ウェール方向Wにおいて、1飛びの浮き編であるが、この浮き編の飛び数は、好ましくは1〜8、更に好ましくは1〜3とすることが好ましい。
図5は、内側部2の編地7の編組織の一例を示す編組織図である。図5の実施例においては、糸Y1を編成するコースにおいて、まず編針から編目を脱出させないで針のフックに保持し、続いて平編目の繰り返しになっている。次に、糸Y2は、全て平編で編成されているが、上述の糸Y1で編針から編目を脱出させないで針のフックに保持した糸と共に平編目を作り(タック編)、続いて普通の平編目の繰り返しになっている。上記糸Y2で編成したコースの次のコースの糸Y1と糸Y2で編成するコースは、全て平編で編成される。これがウェール方向Wに繰り返されている。
図5に示した編組織においては、タックする回数が1回であるが、好ましくは1〜4、更に好ましくは1〜2程度とすることが望ましい。
また、コース方向Cにおいて、タック編とタック編の間に平編目が1つ編成されているが、この平編目は、好ましくは1〜5、更に好ましくは1〜3とすることが好ましい。
本発明の糸使いは、上記実施例に限定されず、弾性糸(例えば、ポリウレタン糸を芯糸として、これにナイロン糸をカバリングしたもの)、ウーリーナイロン糸、弾性糸とウーリーナイロン糸とを組合せたもの、その他の伸縮性を有する糸等を用いればよい。
このようにして得られた第1実施例のサポータは、KES方式による平均摩擦係数(MIU)の経方向と緯方向の平均値が0.46、KES方式による平均粗さ係数(SMD)の経方向と緯方向の平均値が3.0、300%伸長時の経/緯の引張強度比が1.2、引張伸度が経362%、緯433%である。
なお、平均摩擦係数(MIU)の経方向と緯方向の平均値と、平均粗さ係数(SMD)の経方向と緯方向の平均値は、サポータの内側部2の肌に接触する面の下方で測定を行なった。また、経/緯の引張強度比と、引張伸度は、二重構造にした状態で経が縫合線5cと5dの中間の経方向、緯が縫合線5aと折り返し部6の中間の緯方向で測定を行なった。
上記平均摩擦係数(MIU)の経方向と緯方向の平均値、平均粗さ係数(SMD)の経方向と緯方向の平均値、経/緯の引張強度比及び引張伸度は、上記値に限定されるものではなく、KES方式による平均摩擦係数(MIU)の経方向と緯方向の平均値が0.4以上であり、KES方式による平均粗さ係数(SMD)の経方向と緯方向の平均値が4.0以下であり、300%伸長時の経/緯の引張強度比は1.5以下であり、引張伸度が経緯ともに300%以上であることが好ましい。
すなわち、平均摩擦係数(MIU)の経方向と緯方向の平均値が上記範囲であると、患部からの位置ずれがおこりずらい点で好ましく、平均粗さ係数(SMD)の経方向と緯方向の平均値が上記範囲であると、ざらつきがなく、フィット性の点で好ましく、更に、300%伸長時の経/緯の引張強度比及び引張強度が上記範囲であると、伸縮のバランスがよく皺の発生防止の点、フィット性の点で好ましい。
上記KES方式とは、KAWABATA EVALUATION SYSTEMの略称であり、元京都大学の川端教授考案の評価法である。尚、平均摩擦係数(MIU)と平均粗さ係数(SMD)は、KES−FB4試験機に設定された標準条件で測定するものとする。
本発明において、引張強度、引張伸度は、JIS1096引っ張り強さ及び伸び率のストリップ法(A法)で測定した値をいう。
図6は本発明の第2実施例を示す化学カイロ収納部付き膝用サポータの正面図であり、図7はその背面図、図8(a)はそのA−A線断面図、図8(b)はそのB−B線断面図である。
この第2実施例において、上述した図1に示した第1実施例と異なる点は、関節に対向する部分に隣接する部分よりも伸縮性の高い伸縮部20を設け、関節の裏側に対向する部分に開口部25を設けた点である。すなわち、上記伸縮部20を設けることにより、関節の屈曲の伸度を助け、屈曲を容易にすると共に、伸縮部20が関節に密着するようになり、サポータ及びサポータに収納された化学カイロの患部からの位置ずれが更におこりにくくなる。また、図8(a)及び(b)に示すように、上記開口部25を設けることにより、発汗した場合に、開口部25から熱が逃げ、不快感を軽減させると共にサポータに皺がよることを防止し、より優れた着用感を付与する点で好適である。
本実施例における伸縮部20の形成方法は、円筒状の編地を形成する際に、編組織を変えることにより形成しているが、これに限定するものではなく、例えば糸使いを変えること等により形成してもよい。
本実施例における伸縮部20は、全部を平編で編成している。全部を平編とすることで、編地表面が全体的に平坦となるため、関節の屈曲の際に、編地7の凹凸感が肌に影響しない点で好適である。しかしながら、全部を平編とすることに限定するものではなく、伸縮部20に隣接する外側部3の編地7よりも伸縮性の高い編地とし得れば、その編組織は特に限定するものではない。
なお、本実施例におけるサポータの編組織は、伸縮部20と開口部25以外は、第一実施例の編組織と同一である。すなわち、図1〜3、6〜7においては、同じ編組織の部分は同じような線(縦線や斜線)を引いて示している。
本実施例における伸縮部20は、直径5.5cm程度であるが、その大きさは対向させる関節によって適宜設定すればよい。
上記開口部25の形成方法は、円筒状の編地を形成した後、裁断する方法を採っているが、円筒状の編地を形成する時に、開口部が開口するように編み立てする方法であってもよい。
本実施例においては、長径10cm、短径6cmのウェール方向に長い楕円形であるが、その大きさ、形状は特に限定するものではない。
このようにして得られた第2実施例の化学カイロ収納部付き膝用サポータは、KES方式による平均摩擦係数(MIU)の経方向と緯方向の平均値と、KES方式による平均粗さ係数(SMD)の経方向と緯方向の平均値と、300%伸長時の経/緯の引張強度比は、第1実施例と同一である。引張伸度は、経310%、緯370%である。
なお、上記300%伸長時の経/緯の引張強度比と、引張伸度は、二重構造にした状態で経方向は図6に示す正面図の中央(伸縮部20の中央を縦断するように)で測定を行ない、緯方向は図6に示す正面図の伸縮部20の中央を横断する周方向で測定を行う以外は、第1実施例と測定部位は同一である。
なお、上記の実施例は、膝用サポータであったが、本発明は身体の部位であれば限定するものでなく、特に膝、肘、手首、足首等の関節部に用いるのに適した温熱治療具保持機能付きサポータである。
また、本発明のサポータに収納する温熱治療具としては、上記実施例で開示の空気の存在下で酸化発熱する発熱組成物が封入された化学カイロに限定するものではなく、ベンジン等を燃焼させるカイロ等であってもよい。
具体的に、上記実施例と比較例を用いて説明する。
まず、本発明の温熱治療具保持機構付きサポータとして、上記第1実施例及び第2実施例の化学カイロ収納部付き膝用サポータを用いる。
すなわち、靴下編機により、全長45cm、円筒の直径8.28cmである円筒状の編地を作成し、両端部をほつれ止め処理(図示せず)した。次に、上記編地を用いて、図1〜図2もしくは図6〜8に示す化学カイロ収納部付き膝用サポータ(全長23cm)を形成した。編組織も図4及び図5に示す通りであり、第2実施例の伸縮部20は全て平編みとした。また、内側部2の端部10と外側部3の端部12の長さの差Lは1cmとした。
第2実施例の膝用サポータの伸縮部20は直径5.5cmであり、開口部25は長径10cm、短径6cmのウェール方向に長い楕円形とした。
一方、比較例1として、図9に示す形状の膝用サポータ(全長15.5cm、円筒の直径5.41cm)を用いた。
すなわち、靴下編機により、17.1デシテックスのポリウレタン糸を芯糸として、53.6デシテックスのナイロン糸をカバリングしたシングルカバードヤーンを用い、全て平編みで円筒状の編地を作成し、両端部をほつれ止め処理(図示せず)した。この編地に、化学カイロ収容部の取出し口用の裁断部50(3cm)を2箇所設け、この裁断部50の周囲をほつれ止め処理した。次いで、上記裁断部50が外側になるように、円筒状の編地の下方端部を折り返し、上方端部と重ね合わせて縫合することにより、二重構造のサポータを形成した。なお、装着した際の膝に対向する伸縮部及び膝裏に対向する開口部は形成しなかった。
上記のようにして得られた実施例1品、実施例2品及び比較例1品のKES方式による平均摩擦係数(MIU)の経方向と緯方向の平均値、KES方式による平均粗さ係数(SMD)の経方向と緯方向の平均値、300%伸長時の経/緯の引張強度比、及び引張伸度を測定し、表1に示した。なお、引張強度比及び引張伸度は、JIS1096引っ張り強さ及び伸び率のストリップ法(A法)で測定した。
また、上記それぞれのサポータの温熱治療具収納部に、空気の存在下で酸化発熱する発熱組成物を封入した化学カイロを収納し、パネラーによる着用評価(化学カイロの着脱容易性、サポータ及び化学カイロの位置ずれ防止性、フィット性、肌触り、皺の発生防止性、)を行なった。その結果を、表1に合わせて示す。
Figure 2008061987
表1の結果の通り、実施例1品及び実施例2品は、化学カイロの取出し口が広く、極めて着脱が容易であり、歩行や膝の曲げ伸ばしをしてもサポータ自体もサポータに収納された化学カイロも位置ずれすることがなく、フィット性も良好であると共に、皺が全く問題にならなかった。また、風合いよく着用していても気持ちがよいものであった。特に、実施例2品は、膝に対向する部分に伸縮部が形成され、膝裏に対向する部分に開口部が設けられているため、歩行や膝の曲げ伸ばしの時のフィット性や皺防止性が顕著に優れるものであった。
それに対し、比較例1品は、肌触りが良いものの、化学カイロの取出し口が狭く、着脱に時間がかかると共に困難であった。更に、歩行や膝の曲げ伸ばしにサポータが追従しにくく位置ずれが生じた。また、経時と共に膝裏に対向する部分に皺がよった。
本発明の第1実施例である化学カイロ収納部付き膝用サポータの正面図である。 図1に示した化学カイロ収納部付き膝用サポータの背面図である。 図1に示した化学カイロ収納部付き膝用サポータを折り返して二重構造とする前の円筒状の編地を示した図である。 外側部の編地の編組織の一例を示す編組織図である。 内側部の編地の編組織の一例を示す編組織図である。 本発明の第2実施例である化学カイロ収納部付き膝用サポータの正面図である。 図6に示した化学カイロ収納部付き膝用サポータの背面図である。 (a)図6に示した化学カイロ収納部付き膝用サポータのA−A線断面図であり、(b)図6に示した化学カイロ収納部付き膝用サポータのB−B線断面図である。 比較例1の膝用サポータの正面図である。
符号の説明
1 化学カイロ収納部付き膝用サポータ
2 内側部
3 外側部
4 収納部
5a、5b、5c、5d 縫合線
7 編地
10 端部
12 端部

Claims (3)

  1. 温熱治療具を収納する収納部を具備する温熱治療保持機能付きサポータであって、一体編み立てにより編成された円筒状の編地を、肌に接する内側部の上端部が外側部の上端部よりも長くなるように折り返して二重構造とし、該外側部の上端部が温熱治療具の取出し口となるように上記内側部と外側部を結着して形成された収納部を具備することを特徴とする温熱治療具保持機能付きサポータ。
  2. 更に、装着したときに関節の裏側に対向する部分に開口部を設けるとともに、関節の表側に対向する部分に隣接する部分よりも伸縮性の高い伸縮部を設けた請求項1記載の温熱治療具保持機構付きサポータ。
  3. サポータのKES方式による平均摩擦係数(MIU)の経方向と緯方向の平均値が0.4以上であり、KES方式による平均粗さ係数(SMD)の経方向と緯方向の平均値が4.0以下であり、300%伸長時の経/緯の引張強度比は1.5以下であり、引張伸度が経緯ともに300%以上である請求項1又は2に記載の温熱治療具保持機構付きサポータ。
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CN106012263A (zh) * 2015-03-31 2016-10-12 株式会社岛精机制作所 运动护身带及运动护身带的编织方法

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