JP2008057791A - 円すいころ軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】とくに運転初期の潤滑不足による焼付きや保持器ポケット面の摩耗を防ぐ。
【解決手段】円すいころ軸受は、内輪20と、外輪40と、内輪20の軌道と外輪の軌道との間に転動自在に介在する複数の円すいころ30と、円すいころ30を収容するためのポケットを円周方向等間隔に配置した保持器50とからなり、軸受内に油溜り用仕切り板60を設けてある。
【選択図】図6

Description

この発明は鉄道車両駆動装置用軸受等に用いられる円すいころ軸受に関する。より詳しくは、はねかけ潤滑で使用される場合でも円すいころ大端面と内輪大つば面との耐焼付き性の改善、保持器ポケット面の摩耗防止を図った円すいころ軸受に関する。
図7に示すように、鉄道車両の駆動装置2は、主電動機3の出力軸4から小歯車6と大歯車7を介して、車輪9を支持した車軸8に動力を伝達するようになっている。小歯車6を取り付けた歯車軸5は、一対の円すいころ軸受1によって回転自在に支持されている。大歯車7に比べて小歯車6の方が回転数が高く、負荷も大きい。したがって、円すいころ軸受1は過酷な環境下で使用されることになるが、このような環境下でもすぐれた転動疲労寿命と信頼性が要求される。
円すいころ軸受1は転動体として円すいころを用いたラジアル軸受であって、図8(a)に示すように、内輪12と、外輪14と、内・外輪12,14間に転動自在に介在する複数の円すいころ13と、円すいころ13を円周方向で等間隔に保持するための保持器15とを主要な構成要素としている。円すいころ軸受の回転中、円すいころ13にはその小端面16側から大端面17側に向かう推力が発生し、この推力は、内輪12の大径側に設けられた大つば面18で支持される。なお、円すいころ13の大端面17には円形のぬすみ19を設けてある。
円すいころ13の大端面17と接触するポケット面の内径部に、大端面17と平行な傾斜部を設けることにより、エッジ当たりを防止し、ポケット面の摩耗を抑制することで保持器15の寿命向上を図ることが知られている(特許文献1)。
特開2000−130443号公報(段落番号0006−0011、図1)
軸受運転時、円すいころ13の大端面17側の保持器15のポケット面は、円すいころ13のぬすみ19と大端面17とのつなぎ部分で接触するため、エッジ当たりとなる。そのため、ポケット面が摩耗してバリやカエリが発生する場合があり、保持器寿命を低下させる原因となる。
また、鉄道車両駆動装置用軸受に用いられる円すいころ軸受1の場合、歯車のかみ合いを利用したはねかけ潤滑(運動部分によってはね上げられた潤滑油の飛沫による潤滑方法)なので、運転初期とりわけ低温(たとえば−10〜−20℃)始動時に潤滑不足になりやすい。また、円すいころ13の大端面17のぬすみ19が保持器15の大径側ポケット面にかかっているため、図8(b)に示すように、ぬすみ19の最外径部分がエッジ当たりとなり、保持器15の大径側ポケット面の摩耗を助長する。その結果、円すいころ13の大端面17と内輪12の大つば面18との間で焼付き等の不具合が生じたり、保持器15のポケット面の摩耗を起こしたりする可能性があった。
本発明の目的は、上述の従来の技術における問題点を解消した円すいころ軸受用保持器を提供することにある。具体的には、とくに運転初期の潤滑不足による焼付きやポケット面の摩耗を防ぐことである。
請求項1の発明は、内輪20と、外輪40と、内輪20の軌道22と外輪40の軌道42との間に転動自在に介在する複数の円すいころ30と、円すいころ30を収容するためのポケット56を円周方向等間隔に配置した保持器50とからなり、軸受内に油溜り用仕切り板60を設けたことを特徴とする円すいころ軸受である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の円すいころ軸受において、油溜り用仕切り板60が、外輪40と嵌合する金属製リング62と、金属製リング62と一体化した弾性体リップ64とで構成されていることを特徴とするものである。油溜り用仕切り板60が金属製リング62と弾性体リップ64とで構成されているため、油溜り構造を確保したままコーンアセンブリ(20,30,50)と外輪40との分離・組立を行うことが可能である。
請求項3の発明のように、弾性体リップ64に肉薄部66を設けることによって、弾性体リップ64の腰が局部的に弱くなるため、分離・組立がさらに容易となる。
請求項1の発明によれば、油溜り用仕切板60によって油溜りが形成され、円すいころ30の大端面36に潤滑油が浸っているため、初期運転時に軸受への回転飛沫による潤滑油供給が少ない場合でも、内輪20の大つば26での焼付きを防止することができる。
また、請求項2の発明のように、油溜り用仕切り板60を、外輪40と嵌合する金属製リング62と、金属製リング62と一体化した弾性体リップ64とで構成することにより、油溜りの構造を確保したままコーンアセンブリ(20,30,50)と外輪40の分離・組立を行うことができる。腰の強い金属製リング62と外輪40との強固な嵌合のため、コーンアセンブリ(20,30,50)を引き抜くときに、油溜り用仕切板60がはずれることはない。
請求項3の発明のように、弾性体リップ64に肉薄部66を設けることにより、外輪40に対するコーンアセンブリ(20,30,50)の抜き差しを一層容易に行うことができる。
以下、図面に従って本発明の実施の形態を説明する。
まず、図2(a)および図3を参照して円すいころ軸受の基本的構成について説明する。円すいころ軸受は、内輪20と、複数の円すいころ30と、外輪40と、保持器50とを主要な構成要素としている。
内輪20はコーンとも呼ばれ、外周面に円すい形の軌道22を形成している。内輪20は、軌道22の小径側から外側に突き出た小つば24と、軌道22の大径側から外側に突き出た大つば26を有する。大つば26は、軌道22の背面側にあって、円すいころ30を案内し、円すいころ30の大端面36の推力を支持する役割を果たす。符号28は大つば面を指し、符号27は軌道22と大つば面28との境界付近に設けた逃げ(図4a参照)を指している。外輪40はカップとも呼ばれ、内周面に円すい形の軌道42を有する。
内輪20の軌道22と外輪40の軌道42との間に複数の円すいころ30が転動自在に介在する。各円すいころ30の、軌道22,42と転がり接触する表面すなわち転動面32は実質的に円すい形となっている。転動面32の直径の小さいほうのころ端面を小端面34といい、転動面32の直径の大きいほうのころ端面を大端面36という。大端面36は、研削効率を高めるためなどのため、あらかじめ鍛造加工のときなどに円形にくぼませてあり、このころ端面のくぼみをここではぬすみ38と呼ぶこととする。
円すいころ30を保持するための保持器50は概ね円すい台形状であって、図3に示すように、軸方向に離間した一対の環状体52a,52bと、円周等配位置でころ中心方向に延びて両環状体52a,52bを橋絡する複数の柱54と、内径側の環状体52bの先端を内径側に折り曲げて形成された環状のリブ52cとを有している。そして、隣り合う柱54間に、円すいころ30を収容するための台形窓形のポケット56が形成されている。
円すいころ軸受では、軌道22,42から円すいころ30に加わる荷重の合力が円すいころ30をその大端面36側に押す方向に作用する。そのため、円すいころ30はその大端面36が内輪20の大つば面28に押し付けられて案内され、ここで滑り接触が生ずる。
図1に示すように、円すいころ30の大端面36と接触する保持器50の大径側ポケット面58を、円周方向に、言い換えるならば平面で見て、凸曲面としてもよい(図9参照)。この場合、円すいころ30の大端面36とポケット面58との当たり位置は図1(b)に斜線で示す領域となる。
図1(c)は、円すいころ30の大端面36と接触する保持器50の大径側ポケット面58を、板厚方向に、言い換えるならば軸心を含む断面において、凸曲面としたものである(図10参照)。この場合、円すいころ30の大端面36とポケット面58との当たり位置は図1(d)に斜線で示す領域となる。
このように、保持器50のポケット面58を凸曲面とすることで、円すいころ30の大端面36とぬすみ38とのつなぎ部の接触を避けることで、エッジ当たりによる摩耗を軽減することができる。また、保持器50のポケット面58が凸曲面となることで、図1(a)に斜線で示すように、ポケット両端側(隅R側)に油溜りとなる空間を確保することができ、その部分から保持器50の接触部分へ油が供給されるので、接触部の摩耗を軽減させることができる。前記空間は、円すいころ30の大端面36と保持器50のポケット面58とがわずかに離れた領域であり、したがって、毛細管現象が期待できるため多くの油を保持できる。
次に、図2は、円すいころ30の大端面36のぬすみ38の面積を小さくしたものである。円形のぬすみ38の最外径部の包絡円径を保持器50の大径側ポケット面58の内径より小さく設定する。その結果、図2(b)から理解できるように、円すいころ30はぬすみ38の最外径部が内壁面を通過することなく自転するため、エッジ当たりしない。
図4は、円すいころ30の大端面36の面取り37を二点鎖線で示す従来の面取りよりも小さくしたものである。そうすることによって円すいころ30の大端面36と内輪20の大つば面28とが近接した領域の増加分を、図4(a)では(b)符号Sで、図4(b)ではクロスハッチングで示す。このように、円すいころ30の大端面36と内輪20の大つば面28とが近接した領域が広くなるため、毛細管現象による保油性が高くなって、円すいころ30の大端面36の付着油量が多くできる。
また、円すいころ30がスキューした場合に、円すいころ30の大端面36と内輪20の大つば面28との接触楕円がはみ出しにくい。
具体的には、二点鎖線で示す従来の面取りがころ径の3〜5%であるのに対し、内輪20の大つば26の逃げ27とほぼ一致する1.5〜3.0%に設定するのが望ましい。これ以上小さくすると、逃げ27部分との間でエッジ当たりを招くおそれがあり、また、円すいころ30を塑性加工(ヘッダー)する際の型寿命が激減するなどの不具合が生ずる。
円すいころ30の大端面36を広くすることで、運転停止時に付着残存している潤滑油をより多くし、この付着潤滑油を有効に潤滑に寄与させることができる。また、円すいころ30の大端面36が広くなっているので、大端面36を安定して高精度な球面に仕上げることができる。さらに、円すいころ30がスキューすると、円すいころ30の大端面36と内輪20の大つば面28との接点は大端面36からころ外径方向に偏移し、接触楕円がはみ出す傾向になる。はみ出すとエッジ応力が過大になり、早期焼付きを招くところ、本発明では円すいころ30の大端面36の面取り37を小さくしたので、この接触楕円のはみ出しの臨界スキュー角を大きくすることができる。スキュー角を同じ臨界角とする場合、ころ接点を内輪20の軌道22側に近接して設定できるために、軸受の低トルク化も図ることができる。
図5および図6に示す実施の形態は、油溜り用仕切板60を設けることにより、円すいころ軸受の初期運転時に潤滑を補助するための油溜りを形成したものである。油溜り用仕切板60は、図6(a)に示すように、当該油溜りのオイルレベルが円すいころ30の大端面36にかかる内径となっている。
また、内輪20、円すいころ30および保持器50からなるサブユニットをコーンアセンブリと呼ぶが、油溜り用仕切板60を装着したままコーンアセンブリ(20,30,50)と外輪40とを分離可能とするため、図6(b)に示すように、油溜り用仕切板60は金属製リング62と弾性体リップ64との複合体で構成されている。金属製リング62は断面L字状で、外輪40と嵌合する円筒部62aと、円筒部62aの一端から内径側に折り曲げられた内向きフランジ部62bとからなる。円筒部62aの他端部外周面には,外輪40の嵌合溝44とはまり合う凸部62cを設けてある。内向きフランジ部62bの内径φdはコーンアセンブリ(20,30,50)の包絡外径より小さい。
弾性体リップ64は可撓性のある材料で成形するものとし、たとえばニトリルゴムその他のゴム製とすることができる。弾性体リップ64は金属製リング62と一体的に焼き付けることができる。図6(c)に符号63で示すように、金属製リング62の外周にまでゴムを巻きつけることによりシール性が向上する。図6(a)から理解できるとおり、弾性体リップ64の内径がオイルレベルを規定する。そして、オイルレベルは最下位の円すいころ30のころ中心位置付近に位置するのが望ましい。ここで、ころ中心とは、ころ軸方向中央におけるころ中心を意味する。なお、図6(a)では、オイルレベルが最下位の円すいころ30のころ中心よりも低い位置にあるが、保持器50と円すいころ30の大端面36との間の潤滑に着目するならば、最小限、保持器50のポケット面58に掛かっている必要があるということを示している。
さらに、図6(b)に示すように、弾性体リップ64に肉薄部66を設けることにより、局部的に弾性体リップ64の腰を弱くして、弾性体リップ64が過大な力を加えることなく折れ曲がる(ラッパ状に拡がる)ようにすることができる。このような構成を採用することにより、外輪40に対してコーンアセンブリ(20,30,50)を一層容易に抜き差しできることとなる。
なお、図5および図6に示した上述の構造は、円すいころ軸受だけでなく、つば付き円筒ころ軸受にも同等の作用効果を伴って適用することができる。
(a)は保持器と円すいころとの接触部の部分平面図、(b)は図1(a)の正面図、(c)は保持器と円すいころとの接触部の部分断面図、(d)は図1(c)の側面図である。 (a)は円すいころ軸受の部分断面図、(b)は図2(a)のb矢視図である。 保持器の斜視図である。 (a)は内輪大つばと円すいころとの接触部分の拡大断面図、(b)は図4(a)のb矢視図である。 本発明の実施の形態を説明するための円すいころ軸受の断面図である。 (a)は図5に示す円すいころ軸受の要部拡大図、(b)は図5における油溜り用仕切り板の拡大図、(c)は油溜り用仕切り板の別の例を示す拡大図である。 従来の技術を説明するための鉄道車両の駆動装置の断面図である。 (a)は図7における円すいころ軸受の断面図、(b)は図8(a)のb矢視図である。 図1(a)と類似の部分平面図である。 図1(c)と類似の部分断面図である。
符号の説明
20 内輪
22 軌道
24 小つば
26 大つば
27 逃げ
28 大つば面
30 円すいころ
32 転動面
34 小端面
36 大端面
38 ぬすみ
40 外輪
42 軌道
44 嵌合溝
50 保持器
52a 環状体
52b 環状体
52c リブ
54 柱
56 ポケット
58 大径側のポケット面
60 油溜り用仕切り板
62 金属製リング
62a 円筒部
62b 内向きフランジ
62c 凸部
64 弾性体リップ
66 肉薄部

Claims (3)

  1. 内輪と、外輪と、内輪の軌道と外輪の軌道との間に転動自在に介在する複数の円すいころと、円すいころを収容するためのポケットを円周方向等間隔に配置した保持器とからなり、軸受内に油溜り用仕切り板を設けたことを特徴とする円すいころ軸受。
  2. 油溜り用仕切り板が、外輪と嵌合する金属製リングと、金属製リングと一体化した弾性体リップとで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の円すいころ軸受。
  3. 弾性体リップに肉薄部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の円すいころ軸受。
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