JP2008055345A - セラミックハニカム構造体の栓詰め方法 - Google Patents

セラミックハニカム構造体の栓詰め方法 Download PDF

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Abstract

【課題】両端面の閉塞すべきセル端部に栓詰め材で栓詰めする栓詰め深さが、両端面で不均一となることを防止可能なセラミックハニカム構造体の栓詰め方法を提供する。
【解決手段】軸方向に貫通する多数のセルを隔壁81により区画すると共に、多数のセルのうちの一部のセルにおいて第1セル端部82aを栓詰め材によって栓詰めしたハニカム構造体8を製造するにあたり、両端面861、862において栓詰め材830を設けない第2セル端部82bをマスクテープ2で閉塞した状態で、一方端面861を栓詰め材830を有するスラリー60の中に浸漬した後、他方端面862を前記スラリー60中に浸漬することにより、第1セル端部82aを栓詰めするハニカム構造体8の栓詰め方法において、他方端面862をスラリー60中に浸漬する前に、一方端面861に残っているマスクテープ2を除去する。
【選択図】図6

Description

本発明は、セラミックハニカム構造体の栓詰め方法に関し、例えば内燃機関から排出される排気ガス中のパティキュレートを捕集するためのセラミックハニカム構造体の栓詰め方法に適用して好適なものである。
従来、例えば自動車の排気ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタ構造体としては、多数のセルを隔壁により区画すると共に、その構造体の両端面でセルが交互に封止されたセラミックハニカム構造体が知られている(特許文献1、2参照)。このセラミックハニカム構造体を製造するにあたっては、ハニカム状に設けられた隔壁とこの隔壁により仕切られたセルが両端面に開口する貫通状態のセラミックハニカム構造体本体を形成し、封止すべきセル端部に栓詰め部材を詰めて閉塞する。
特許文献1の開示する技術では、一方の端面のセルを閉塞するにあたり、セル端部を覆うようにフィルムなどのマスキング部材を貼り付ける。次いで、閉塞すべきセル端部に位置するフィルムを除去して貫通穴を形成する。他方の端面にもマスキング部材を貼り付け、一方端面で貫通穴を設けていないセル端面に、貫通穴を形成する。
次いで、一方の端面を、栓詰め材を有するスラリーに浸漬いわゆるディップ処理した後、そのまま他方の端面をディップ処理することにより、効率的にディップ処理作業を行っている。この技術では、マスキング部材としてワックスを用いるものに比べて、栓詰め材で閉塞すべきセル端部を閉塞(栓)する栓詰め工程の合理化を図れる。
また、特許文献2の開示する技術では、マスキング部材として、ワックスを用い、閉塞すべきセル端部に詰められたワックスを、セル外部へ穿り出している。
特開2002−28915号公報 特開2002−356386号公報
従来技術では、上記他方の端面をディップ処理する場合に、先にディップ処理を行った一方の端面のセル端部が、マスキング部材のフィルム乃至ワックスと、加工済みの栓とにより全て塞がっているため、他方の端面側のセル端部に栓詰め材が入りにくく、結果として栓詰め深さが一方端面と他方端面とで異なるという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、両端面の閉塞すべきセル端部に栓詰め材で栓詰めする栓詰め深さが、両端面で不均一となることを防止可能なセラミックハニカム構造体の栓詰め方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を備える。
即ち、請求項1乃至7に記載の発明では、軸方向に貫通する多数のセルを隔壁により区画するとともに、多数のセルのうちの一部のセルにおいて第1セル端部を栓詰め材によって栓詰めしたセラミックハニカム構造体を製造するにあたり、
当該軸方向の両端面において栓詰め材を設けない第2セル端部をマスキング材で閉塞した状態で、当該状態の両端面のうち一方の端面を、栓詰め材を有するスラリーの中に浸漬した後、他方の端面を前記スラリー中に浸漬することにより、第1セル端部を栓詰めするセラミックハニカム構造体の栓詰め方法において、
他方の端面をスラリー中に浸漬する前に、一方の端面に残っているマスキング材を除去することを特徴とする。
これによると、他方の端面をスラリー中に浸漬する前に、一方の端面に残っているマスキング材を除去するので、他方の端面より先にスラリー中に浸漬した一方の端面は、栓詰め材を設けない第2セル端部に対応のマスキング材自体を除去することにより、第2セル端部を通気のための開口状態とすることができる。これにより、他方の端面をスラリー中に浸漬したとき、他方の端面側の第1セル端部に、スラリーすなわち栓詰め材が入りにくくなることはない。
したがって、両端面の第1セル端部に栓詰め材で栓詰めする栓詰め深さが、両端面で不均一となることを防止することが可能である。
なお、マスキング材は、フィルムからなるマスクテープ、あるいはワックスからなるシート材などを、第2セル端部を区画する隔壁に熱や接着材により貼り付けるものや、ワックスなどを第2セル端部内に埋め込むものであってもよい。
また、請求項2に記載の発明では、一方の端面に残っているマスキング材を除去するとは、第2セル端部に位置するマスキング材に、穴を開けることであることを特徴とする。
これによると、他方の端面をスラリー中に浸漬する前に、一方の端面に残っているマスキング材のうちの、第2セル端部に位置する部位に、通気のための穴を開けることができる。これにより、他方の端面をスラリー中に浸漬したとき、他方の端面側の第1セル端部に、スラリーすなわち栓詰め材が入りにくくなることは回避することができる。
また、請求項3乃至5に記載の発明では、マスキング材は、樹脂フィルムからなるマスクテープであって、一方の端面に残っているマスクテープを除去するとは、マスクテープを一方の端面から剥ぎ取ることを特徴とする。
これによると、マスキング部材として、貼り付けることを目的とする樹脂製のマスクテープを用いる場合において、マスクテープを一方の端面から比較的容易に剥ぎ取ることができるので、一方の端面に残っているマスクテープを除去する作業が比較的効率的に行える。
また、請求項4に記載の発明では、一方の端面に残っているマスクテープに熱を加えた後、マスクテープを一方の端面から剥ぎ取ることを特徴とする。
これによると、マスクテープに熱を加えると、貼り付け効果が低下するため、一方の端面に残っているマスクテープに熱を加えた後では、一方の端面からマスクテープを容易に剥ぎ取ることができる。
また、請求項5に記載の発明では、一方の端面に残っているマスクテープに、剥ぎ取り用ローラーを当てることにより、マスクテープを一方の端面から剥ぎ取ることを特徴とする。
これによると、一方の端面に残っているマスクテープは、一方の端面での第1セル端部と第2セル端部とにおいて選択的に栓詰め材を設ける、設けないようにマスキングするというマスキング目的を完了しているので、不要のマスクテープを除去するために、剥ぎ取り用ローラーを当てることができる。
また、請求項6乃至7に記載の発明では、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のセラミックハニカム構造体の栓詰め方法において、端面を前記スラリー中に浸漬するとき、スラリーを加圧して、この加圧されたスラリーを端面に充填することを特徴とする。
一般に、端面をスラリー中に浸漬するとき、スラリーを加圧して、この加圧されたスラリーを端面に充填するいわゆる定圧浸漬する場合において、先にスラリーを浸漬した一方の端面に残っているマスキング材を通気処置することなく、他方の端面側の第1セル端部に加圧されたスラリーが充填されてしまう場合には、加圧されたスラリーに抗した背圧が生じるため、両端面での栓詰め深さが、一層不均一となるおそれがある。
これに対して、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のセラミックハニカム構造体の栓詰め方法では、他方の端面をスラリー中に浸漬する前に、一方の端面に残っているマスキング材を除去するので、請求項6乃至7に記載の発明の如く、定圧浸漬するものに適用して好適である。
また、請求項7に記載の発明では、請求項6に記載のセラミックハニカム構造体の栓詰め方法において、容器内に貯留するスラリーに、把持部材で把持するセラミックハニカム構造体を浸漬するにあたり、把持部材が容器の開口部を塞ぐとともに、把持部材でセラミックハニカム構造体をスラリーへ押し込むことを特徴とする。
これによると、セラミックハニカム構造体の両端面のうちいずれか端面を、スラリー中に浸漬する毎に、セラミックハニカム構造体を把持した把持部材で容器の開口部を気密に塞ぐとともに、把持部材でセラミックハニカム構造体をスラリーへ押し込むことが可能である。
したがって、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明の、他方の端面をスラリー中に浸漬する前に、一方の端面に残っているマスキング材を除去するという上記栓詰め方法を適用して、両端面での栓詰め深さが不均一になることを、効果的に防止することができる。
以下、本発明のセラミックハニカム構造体の栓詰め方法を、ハニカム構造体の製造方法に適用して具体化した実施形態を図面に従って説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態によるハニカム構造体の製造方法であって、ハニカム構造体本体にマスクテープを貼り付けるマスキング工程を示す説明図である。図2は、本実施形態によるハニカム構造体の製造方法であって、栓詰めする第1セル端部を開口するための貫通穴形成工程を示す説明図である。図3は、図2中の貫通穴形成工程において、貫通穴形成のためのセル情報を、画像処理により認識する範囲を分割するブロックの分割状態の一例を示す模式図である。図4は、本実施形態によるハニカム構造体の製造方法であって、栓詰め行程前であって、貫通穴形成工程での貫通穴を形成した状態を示す説明図である。
図5は、実施形態によるハニカム構造体の製造方法であって、ハニカム構造体の端面をスラリーへ浸漬する浸漬工程を示す説明図である。図6は、本実施形態によるハニカム構造体の製造方法のうちの、図5中の浸漬工程にてスラリーへ浸漬する両端面のうち、先に浸漬した端面に残っているマスクテープを除去する除去工程を示す図であって、図6(a)は通気穴形成工程の一態様、図6(a)は通気穴形成工程の他の態様を示す模式図である。
図7は、本実施形態によるハニカム構造体の製造方法であって、貫通穴形成工程での貫通穴を形成した状態を部分的に拡大した模式図である。図8は、本実施形態によるハニカム構造体の製造方法であって、浸漬工程でスラリーを浸漬した端面の状態を部分的に拡大した模式図である。図9は、本実施形態によるハニカム構造体の製造方法であって、除去工程で残っているマスクテープを除去した状態を部分的に拡大した模式図である。
図10は、図5中の浸漬行程における第2セル端部へのスラリーの充填状態を説明する図であって、図10(a)は一方の端面をスラリー中に浸漬した状態、図10(b)は他方の端面をスラリー中に浸漬した状態、図10(c)は比較例の他方の端面をスラリー中に浸漬した状態を示す模式図である。
本実施例では、自動車の排ガス浄化装置の担体用のセラミック製のハニカム構造体であって、軸方向に貫通する多数のセルを隔壁により区画するとともに、軸方向の両端面においてその端面に位置するセル端部の一部を閉塞してなるセラミックハニカム構造体8を製造する方法である。
図1に示すように、すべてのセル端部82を端面861、862において開口させたハニカム構造体本体86を作製した後、このハニカム構造体本体86の端面861、862における一部のセル端部82を、後述の栓詰め材830により閉塞するにあたり、セル端部82を覆うように上記ハニカム構造体本体86の上記端面861に透明又は半透明の樹脂フィルム(以下、マスクテープ)2を貼り付ける。
なお、両端面861、862のうち、端面(以下、一方端面)861および端面(以下、他方端面)862にそれぞれマスクテープを貼り付ける。以下、一方端面861で製造方法を説明し、他方端面862での説明は省略する。
次いで、図2の如く、栓詰めするセル端部(以下、第1セル端部)82aを開口するための貫通穴形成工程において、第1セル端部82aに位置するマスクテープ2を、熱により溶融あるいは焼却除去して貫通穴20を形成する。次いで、図5の如く、一方端面861を栓詰め材を含有するスラリー60に浸漬させ、このスラリー60を上記貫通穴20を通じて第1セル端部82aに侵入させて、スラリー60で第1セル端部82aを閉塞する。
次いで、他方端面862をスラリー60に浸漬する前に、図6(a)の如く除去工程において、先に浸漬した一方端面861に残っているマスクテープ2を除去する。一方端面861のマスクテープ2を除去した状態で、他方端面862をスラリー60に浸漬させ、その他方端面862の第1セル端部82aをスラリー60で閉塞する。
その後、上記スラリー60を硬化させると共に、マスクテープ2を他方端面862より除去する。
以下、上述の製造方法の詳細を説明する。本実施例では、上記ハニカム構造体本体86を押出し成形により作製した。具体的には、コーディエライトを形成するセラミック材料を用いて、四角い多数のセルを有する筒状の長尺のハニカム構造体を作製し、それを所定長さに切断することにより上記ハニカム構造体本体86を形成した。このハニカム構造体本体86のセル端部82はその両方の端面861、862においてすべて開口している。
次に、図1に示すように、一方の端面861の全面にマスクテープ2を貼り付ける。本実例では、端面861、862をホットプレート等の加熱装置により加熱して、端面861、862にマスクテープ2を貼り付けた。なお、マスクテープ2は、これに限らず、一方の面に接着剤を塗布した熱可塑性樹脂製フィルムを用いてもよい。
次に、本実施例では、図2に示すように、貫通穴形成装置5を用いて、第1セル端部82aに位置するマスクテープ2を熱により溶融あるいは焼却除去して貫通穴20を形成した。貫通穴形成装置5は、端面861に貼り付けたマスクテープ2を透過して視覚的にセル端部82a、82bの位置を認識して位置情報を得る画像処理手段51と、マスクテープ2に高密度エネルギービーム(以下、レーザ光)520を照射する熱照射手段52と、画像処理手段51からの位置情報に基づいてレーザ光520の照射位置を決定して熱照射手段52を操作する制御手段53とを備えている。
画像処理手段51は、図2に示すように、端面861の画像を取り込むカメラ部511と、画像データを形成する画像処理部512とを有する。カメラ部511は、端面の広さに応じて複数設置することが好ましいが、本実施例では1つのカメラ部511を適宜移動させて複数の領域を順次撮影するよう構成してある。具体的には、図3の画像データの処理方法に示すように、画像処理手段51においてセル端部82a、82bの位置情報を作成するに当たり、ハニカム構造体本体86の端面861を含む領域を9つのブロックS1〜S9に分割した。各ブロックごとに、当該ブロックとこれに隣接するブロックの少なくとも一部と重なる重複部を含む領域の画像データを採取した。
熱照射手段52は、CO2レーザ光を発するレーザ発射装置521とその制御部を内蔵した移動装置522とを有している。
また、制御手段53は、上述のように画像処理手段51から受け取った画像データを基に各セル端部82a、86bの位置及び開口面積を演算し、閉塞(栓詰め)すべきセル端部82の位置を求めて貫通穴20の形成位置を決定する。また、図4に示すように、不要な周囲のマスクテープ2を切除するための輪郭位置22を決定する。そして、この貫通穴20の形成位置及び輪郭位置の情報を熱照射手段52に指示してレーザ発射手段521の移動及び照射制御を行わせるよう構成されている。
上記構成の貫通穴形成装置5を用いることにより、図2に示す如く、まず、ハニカム構造体本体86の端面861をカメラ部511により撮影して画像データを作成する。次いで、制御手段53において貫通穴20の形成位置及び輪郭位置を算出する。本実施例では、貫通穴20形成位置は隣接するセルが交互に開口と閉塞を繰り返す市松模様状に閉塞部(以下、栓詰め部)を形成するよう貫通穴形成位置を決定した。
次に、ハニカム構造体本体86をレーザ発射手段521下まで移動させ又はレーザ発射手段521を移動させると共にカメラ部511直下に位置するときの座標上の原点を合わす。そして、制御手段53の指示に基づいて、レーザ発射手段521からレーザ光520を順次照射してマスクテープ2を溶融または焼却除去して、貫通穴20及び輪郭位置22を形成する。図4に示すように、ハニカム構造体本体86の端面861には、輪郭位置22よりも外周の不要部分を切除し、かつ、栓詰め(閉塞)予定位置の第1セル端部82aに位置する部分に、隔壁81内周等に沿った形状の貫通穴20を設けた樹脂フィルム2が配設された状態となる。
なお、貫通穴20を形成するに当たっては、形成しようとする貫通穴20の中心に対して最初にレーザ光520を照射し、次いで、徐々に径が大きくなるように螺旋状に照射位置を相対的にずらしながら貫通穴20を所望の大きさまで広げた(例えば、図7参照)。
このようなマスクテープ2の貼り付けから貫通穴20形成までの作業を、ハニカム構造体本体86の他方端面862に対しても同様に行う。このとき、各セルは、一方のセル端部82がマスクテープ2により閉止され、他方のセル端部82に貫通穴20を形成した状態とする。なお、図4および図7に示す輪郭位置22の外周側のセルの如く、周辺の一部が欠けた正方形のセルに対しては、市松模様状とせず、栓詰め部材830をすべて詰めるように、マスクテープ2が除去されて開口している。
次に、浸漬工程(図5参照)において、一方の端面861を、栓詰め材830を含有するスラリー60に浸漬させ、このスラリー60を貫通穴20を通じて第1セル端部82aに浸入させて、スラリー60で第1セル端部82aを閉塞する。本実施例では、図5(d)に示すような浸漬装置(以下、ディップ装置)6を用いて行った。スラリー60に含有する栓詰め材830は、焼成後コーディエライトとなる材料を主体としている。
ディップ装置6は、図5(d)に示すように、ワークであるハニカム構造体本体86を把持して移動させる把持部材(以下、ハンドリング部)61と、スラリー60を毎回入れ、貯留する容器62と、ハンドリング部61を制御する制御部(図示せず)とを有する。
ハンドリング部61は、容器62の開口部62cを塞ぐように、ハンドリング部61の外形が開口部62cより大きく形成されており、容器62の開口部62cを塞ぐことにより容器62内のスラリー60を気密に保持可能である。ハンドリング部61は、容器62の開口部62c側の端面に当接する部位に、弾性体等で形成されたシール材61aが設けられている。
容器62は、スラリー60を貯留する容器本体(以下、側壁とも呼ぶ)62aと、容器本体62aの底部側に設けられ、ハニカム構造体本体86の端面861に対向し、かつその端面861に沿って回転可能な底部(以下、擦切り部62とも呼ぶ)とを有している。
また、上記制御部には、スラリー60の液面位置を検知するための液面センサー(図示せず)が接続されている。
このディップ装置6を用いて作業を行うにあたっては、まず図5(a)に示すように、ハニカム構造体本体86が、処理すべき端面861を上端にして基準台64上に載置する。次いで、図5(b)に示すように、ハンドリング部61の把持動作によってハニカム構造体本体86を掴んで所定量持ち上げると共に反転させて、処理すべき端面861を下面に設定する。次いで、図5(c)に示すように、次いでハンドリング部6を下方に移動させて、容器62の開口部62cを気密に塞ぐ。このとき、スラリー60液面の上方にハニカム構造体本体86が配置される。
次いで、図5(d)に示すように、ハンドリング部61を更に下降させて、ハニカム構造体本体86の端面861をスラリー60内に浸漬する。このとき、上記制御部は、上記液面センサーのデータと、ハンドリング部61の上下方向の移動量からディップ深さを算出し、所望の浸漬深さとなるようにハンドリング部61を制御する。
このようなディップ装置6により、ハニカム構造体本体86の端面861においては、貫通穴20を設けた第1セル端部82aにおいて、貫通穴20からスラリー60が第1セル端部82aに浸入する。また、ハニカム構造体本体86を把持するハンドリング部61と、容器62とが気密に保持された状態で、ハニカム構造体本体86の端面861をスラリー60内に浸漬するので、加圧されたスラリー60が端面861に加わっている。
次に、本実施形態では、両端面861、862をそれぞれスラリー60内に浸漬する浸漬工程のうちの途中工程において、除去工程(図6(a)参照)が設けられている。この除去工程においては、他方端面862をスラリー60に浸漬する前に、先に浸漬した一方端面861に残っているマスクテープ2を除去する。
詳しくは、一方端面861での栓詰めしない第2セル端部82bに位置するマスクテープ2に、図6(a)に示すホットプレート7を用いて熱を加えて、一方端面861からマスクテープ2を剥ぎ取る。なお、一方端面861からマスクテープ2を除去するマスクテープ除去装置としては、ホットプレート7に限らず、剥ぎ取り用ローラー107を用いてもよい。
上記ホットプレート7を用いてマスクテープ2を除去する方法においては、樹脂フィルム製のマスクテープ2では、一般に、貼り付けることを目的に使われているため、マスクテープ2を一方端面861から比較的容易に剥ぎ取ることができる。したがって、一方端面861に残っているマスクテープ2を除去する作業が比較的効率的に行える。
さらに、このようなマスクテープ2では、マスクテープ2に熱を加えると、貼り付け効果が低下するため、一方端面861に残っているマスクテープ2に熱を加えた後では、一方端面861からマスクテープ2を容易に剥ぎ取ることができる。
上記剥ぎ取り用ローラー107を用いてマスクテープ2を除去する方法においては、一方端面861に残っているマスクテープ2は、一方端面861での第1セル端部82aと第2セル端部82bとにおいて選択的に栓詰め材830を設ける、設けないようにマスキングするというマスキング目的を完了しているので、不要のマスクテープ2を除去するために、剥ぎ取り用ローラー107を簡単にマスクテープ2に押し当てることができる。
次に、図示しない焼結工程において、上記両端面861、862においてスラリー60を第1セル端部82aに浸入させたハニカム構造体本体86を乾燥させた後、焼成する。これにより、スラリー60が焼成して固化して栓詰め材830となって栓詰め部(閉塞部)83を形成すると共に、端面861、862に貼り付けられていたマスクテープ2が焼却除去される。これにより、一部の第1セル端部82aを閉塞したハニカム構造体8が得られる。
ここで、上記スラリー60に浸漬時、両端面861、862での第1セル端部82aをスラリー60で閉塞する状態即ち栓詰め材830で栓詰めした状態を、図10に従って説明する。図10(a)は本実施例の先に浸漬処理を行なう一方端面861およびセル内の通気状態、図10(b)は本実施例の他方面862および各セル内の通気状態、図10(c)は比較例の他方面862および各セル内の通気状態を示す模式図である。
図10(a)、図10(b)、および図10(c)において、栓詰め深さをLで表し、L1は一方端面861への浸漬処理により一方端面861の第1セル端部82a内に栓詰め材830が栓詰めした栓詰め深さであり、L2は他方端面862への浸漬処理により他方端面862の第1セル端部82a内での栓詰め深さを示している。
比較例では、一方端面861への浸漬処理を実施した後、図10(c)に示すように、そのまま何も追加処理せず、他方端面862への浸漬処理を実施する。一方端面861の全てのセル端部82a、82bが閉塞しているため、隔壁81を通じて通気する(図10(a)参照)ということができない。このような比較例の方法では、上記他方端面862をスラリー60中に浸漬すると、第1セル端部82aに侵入したスラリー60によりセル内部に背圧が発生する。この結果、スラリー60が第1セル端部82a内に入りにくくなるため、一方端面861の栓詰め深さL1に比べて他方端面862の栓詰め深さL2が小さくなり、栓詰め深さLが両端面861、862で不均一となる。
これに対して、本実例では、図10(b)に示すように、他方端面862への浸漬処理を実施する前に、一方端面861に残っているマスクテープ2を除去するため、セル内部で通気が確保されるので、比較例のように第1セル端部82aに侵入したスラリー60によりセル内部に背圧が発生することはなく、スムースに通気が図れる。したがって、栓詰め深さLが両端面861、862で不均一となるのを防止することができる。
以上説明した本実施形態では、ワークのハニカム構造体本体86の両端面861、862において栓詰め材830を設けない第2セル端部82bをマスクテープ2で閉塞した状態で、当該状態の両端面861、862のうち、先に一方端面861を栓詰め材830を含有するスラリー60に浸漬した後、他方端面862を前記スラリー60に浸漬することにより、両端面861、862の第1セル部材を栓詰めするハニカム構造体の栓詰め方法において、他方端面862を前記スラリーに浸漬する前に、一方端面861に残っているマスキングテープ2を除去する。
このように他方端面862を前記スラリーに浸漬する前に、一方端面861に残っているマスキングテープ2を除去するので、他方端面862より先にスラリー60に浸漬処理した一方端面861は、第2セル端部82bを通気のための開口状態に対応することができる。これにより、他方端面862をスラリー60に浸漬したとき、他方端面862側の第1セル端部82aに、スラリー60すなわち栓詰め材830が入りにくくなることはない。
したがって、両端面861、862の第1セル端部82aに栓詰め材830で栓詰めする栓詰め深さLが、両端面861、862を比較して不均一となることを防止することが可能である。
また、以上説明した本実施形態では、マスクテープ2は樹脂フィルムからなる。一般に、樹脂フィルム製のマスクテープ2は、貼り付けることを目的に使われているため、マスクテープ2を一方端面861から比較的容易に剥ぎ取ることができる。したがって、一方端面861に残っているマスクテープ2を除去する作業が比較的効率的に行える。
また、以上説明した本実施形態では、マスクテープ2では、マスクテープ2に熱を加えると、貼り付け効果が低下するため、一方端面861に残っているマスクテープ2に、ホットプレート7を用いて熱を加えた後では、一方端面861からマスクテープ2を容易に剥ぎ取ることができる。
また、以上説明した本実施形態において、一方端面861に残っているマスクテープ2は、一方端面861での第1セル端部82aと第2セル端部82bとにおいて選択的に栓詰め材830を設ける、設けないようにマスキングするというマスキング目的を完了している。このため、マスクテープ2を破壊する剥ぎ取り用ローラー107を用いて、不要のマスクテープ2を除去することができる。
また、上記剥ぎ取り用ローラー107を用いてマスクテープ2を除去する方法では、不要のマスクテープ2を除去するために、剥ぎ取り用ローラー107を簡単にマスクテープ2に押し当てることができる。
また、以上説明した本実施形態では、端面861、862をスラリー60中に浸漬するとき、スラリー50を加圧して、この加圧されたスラリー60を端面861、862の第1セル端部82aに充填するようにする。
一般に、端面861、862をスラリー60中に浸漬するとき、スラリー60を加圧して、この加圧されたスラリー60を端面861、862に充填するいわゆる定圧浸漬する場合において、先にスラリーを浸漬した一方端面861に残っているマスクテープ2を通気処置することなく、他方端面862側の第1セル端部82aに加圧されたスラリー60が充填されてしまう場合には、加圧されたスラリー60に抗した背圧がセル内部に生じるため、両端面861、862での栓詰め深さL1、L2が、一層不均一となるおそれがある。
これに対して本実施形態では、他方端面861をスラリー60に浸漬する前に、一方端面861に残っているマスクテープ2を除去するので、上記のように、浸漬工程において定圧浸漬するものに適用して好適である。
なお、以上説明した本実施形態では、上記浸漬工程において、容器62内に貯留するスラリー60に、ハンドリング部61で把持するハニカム構造体本体86を浸漬するにあたり、ハンドリング部61が容器62の開口部62cを塞ぐとともに、ハンドリング部61でハニカム構造体本体86をスラリー60へ押し込むように構成されている。
これによると、ハニカム構造体本体86の両端面861、862のうちいずれか端面を、スラリー60に浸漬する毎に、ハニカム構造体本体86を把持したハンドリング部61で容器62の開口部62cを気密に塞ぐとともに、ハンドリング部61でハニカム構造体本体86をスラリー60内へ押し込むことが可能である。
したがって、他方端面861をスラリー60に浸漬する前に、一方端面861に残っているマスクテープ2に通気穴26を開けるという上記栓詰め方法を、上記の様な構成に適用して、両端面861、862での栓詰め深さが不均一になることを、一層効果的に防止することができる。
さらなお、以上説明した本実施形態では、上記容器62は、ハニカム構造体本体86の端面861、862に対向する底部に、端面861、862に沿って回転可能な擦り切り部62bを設けていることが好ましい。これにより、両端面861、862での栓詰め深さが不均一になることを、一層効果的に防止することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
(1)例えば上述の実施形態では、セル端部82bへのマスキングを施す手段として、樹脂フィルムからなるマスクテープ2で説明した。これに限らず、ワックスからなるシート材などを、第2セル端部を区画する隔壁に熱や接着材により貼り付けるものや、ワックスなどを第2セル端部内に埋め込むものなど、いずれのマスキング材であってもよい。
(2)以上説明した本実施形態では、端面861、862をスラリー60中に浸漬する方法として、定圧浸漬方法で説明したが、これに限らず、開口部が開放された容器内に入れたスラリー中に端面861、862を浸漬する方法であってもよい。
(3)また、以上説明した本実施形態において、一方端面861に残っているマスクテープ2を除去する手段として、ホットプレート7を用いてマスクテープ2を加熱後、一方端面861からマスクテープ2を剥ぎ取るものや、剥ぎ取り用ローラー107を用いて、このローラー107をマスクテープ2に押し当ててマスクテープ2を剥ぎ取るものなどを説明した。これらに限らず、マスクテープ2のみ消失してハニカム構造体本体86および栓詰め材830に影響がない程度の温度で、マスクテープ2を焼却する方法であってよい。
(4)なお、上記一方端面861に残っているマスクテープ2を除去する手段として、上記のような一方端面861のマスクテープ2を全て剥ぎ取るものに限らず、第2セル端部82bに位置するマスクテープ2に穴を開けるものであってもよい。
この場合、他方端面862をスラリー中に浸漬する前に、一方端面861に残っているマスクテープ2のうちの、第2セル端部82bに位置する部位に、通気のための穴を開けることができる。これにより、他方端面862をスラリー中に浸漬したとき、他方端面862側の第1セル端部82aに、スラリー60すなわち栓詰め材830が入りにくくなることは回避することができる。
(5)また、以上説明した本実施形態では、ハニカム構造体8のセル形状が正方形のもので説明した。これに限らず、セル形状を三角形(図11参照)とするものであってもよい。
本発明の第1の実施形態によるハニカム構造体の製造方法であって、ハニカム構造体本体にマスクテープを貼り付けるマスキング工程を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態によるハニカム構造体の製造方法であって、栓詰めする第1セル端部を開口するための貫通穴形成工程を示す説明図である。 図2中の貫通穴形成工程において、貫通穴形成のためのセル情報を、画像処理により認識する範囲を分割するブロックの分割状態の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態によるハニカム構造体の製造方法であって、栓詰め行程前であって、貫通穴形成工程での貫通穴を形成した状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態によるハニカム構造体の製造方法であって、ハニカム構造体の端面をスラリーへ浸漬する浸漬工程を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態によるハニカム構造体の製造方法のうちの、図5中の浸漬工程にてスラリーへ浸漬する両端面のうち、先に浸漬した端面に残っているマスクテープを除去する除去工程を示す図であって、図6(a)は通気穴形成工程の一態様、図6(a)は通気穴形成工程の他の態様を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態によるハニカム構造体の製造方法であって、貫通穴形成工程での貫通穴を形成した状態を部分的に拡大した模式図である。 本発明の第1の実施形態によるハニカム構造体の製造方法であって、浸漬工程でスラリーを浸漬した端面の状態を部分的に拡大した模式図である。 本発明の第1の実施形態によるハニカム構造体の製造方法であって、除去工程で残っているマスクテープを除去した状態を部分的に拡大した模式図である。 図5中の浸漬行程における第2セル端部へのスラリーの充填状態を説明する図であって、図10(a)は一方の端面をスラリー中に浸漬した状態、図10(b)は他方の端面をスラリー中に浸漬した状態、図10(c)は比較例の他方の端面をスラリー中に浸漬した状態を示す模式図である。 変形例によるハニカム構造体の製造方法であって、ハニカム構造体のセル形状を示す模式図である。
符号の説明
2 マスクテープ
20 貫通穴(栓詰め用開口)
22 輪郭位置
5 貫通穴形成装置
51 画像処理手段
511 カメラ部
512 画像処理部
52 熱照射手段
520 レーザ光(高密度エネルギービーム)
521 レーザ発射手段
522 移動装置
53 制御手段
6 ディップ装置(浸漬装置)
60 スラリー
61 ハンドリング部(把持部材)
62 容器
62a 容器本体(側壁)
62b 底部(擦切り部)
62c 開口部
7 ホットプレート(マスクテープ除去装置)
8 ハニカム構造体
81 隔壁
82 セル端部
82a 第1セル端部
82b 第2セル端部
83 栓詰め部
830 栓詰め材
86 ハニカム構造体本体
861、862 端面

Claims (7)

  1. 軸方向に貫通する多数のセルを隔壁により区画するとともに、前記多数のセルのうちの一部のセルにおいて第1セル端部を栓詰め材によって栓詰めしたセラミックハニカム構造体を製造するにあたり、
    当該軸方向の両端面において前記栓詰め材を設けない第2セル端部をマスキング材で閉塞した状態で、当該状態の前記両端面のうち一方の端面を、栓詰め材を有するスラリーの中に浸漬した後、他方の端面を前記スラリー中に浸漬することにより、前記第1セル端部を栓詰めするセラミックハニカム構造体の栓詰め方法において、
    前記他方の端面を前記スラリー中に浸漬する前に、前記一方の端面に残っている前記マスキング材を除去することを特徴とするセラミックハニカム構造体の栓詰め方法。
  2. 前記一方の端面に残っている前記マスキング材を除去するとは、前記第2セル端部に位置する前記マスキング材に、穴を開けることであることを特徴とする請求項1に記載のセラミックハニカム構造体の栓詰め方法。
  3. 前記マスキング材は、樹脂フィルムからなるマスクテープであって、
    前記一方の端面に残っている前記マスクテープを除去するとは、前記マスクテープを前記一方の端面から剥ぎ取ることを特徴とする請求項1に記載のセラミックハニカム構造体の栓詰め方法。
  4. 前記一方の端面に残っている前記マスクテープに熱を加えた後、前記マスクテープを前記一方の端面から剥ぎ取ることを特徴とする請求項3に記載のセラミックハニカム構造体の栓詰め方法。
  5. 前記一方の端面に残っている前記マスクテープに、剥ぎ取り用ローラーを当てることにより、前記マスクテープを前記一方の端面から剥ぎ取ることを特徴とする請求項3に記載のセラミックハニカム構造体の栓詰め方法。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のセラミックハニカム構造体の栓詰め方法において、
    前記端面を前記スラリー中に浸漬するとき、前記スラリーを加圧して、この加圧された前記スラリーを前記端面に充填することを特徴とするセラミックハニカム構造体の栓詰め方法。
  7. 請求項6に記載のセラミックハニカム構造体の栓詰め方法において、
    容器内に貯留する前記スラリーに、把持部材で把持する前記セラミックハニカム構造体を浸漬するにあたり、
    前記把持部材が前記容器の開口部を塞ぐとともに、把持部材で前記セラミックハニカム構造体を前記スラリーへ押し込むことを特徴とするセラミックハニカム構造体の栓詰め方法。
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