JP2008054641A - 食品生地の延展方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】団塊状の食品生地を偏平状に延展するとき、食品生地と延展ローラとの間に滑りを生じることがなく、また食品生地に縮みを生じることなく均一に延展する方法及び装置を提供する。
【解決手段】載置台27上に載置された団塊状の食品生地25を偏平状に延展する方法であって、前記載置台27に対して相対的に上下動可能な支持架枠11に、前記載置台27に対して相対的に公転可能かつ自転可能な円錐形状の延展ローラ15を備え、前記延展ローラ15を前記食品生地25に対して相対的に押圧して前記食品生地25の延展を行うとき、前記延展ローラ15が公転されて従動的に自転される場合よりも高速に前記延展ローラ15を駆動自転して食品生地25の延展を行うために、前記延展ローラ15に備えた回転部材21をリング部材23に相対的に転動可能に係合して備え、前記支持架枠11を回転して前記延展ローラ15を自転するものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばチーズを内包したピザ生地等の包あん物よりなる食品生地やパイ生地やパン生地などの団塊状(一塊)の食品生地を偏平状に延展(伸展)する延展方法及び装置に係り、さらに詳細には、食品生地と延展を行う延展ローラとの間に滑りを生じることなく、また延展終了直後に食品生地に大きな縮みを生じることなく、食品生地を均一に延展することのできる食品生地の延展方法及び装置に関する。
例えばパイ生地,ピザ生地,パン生地などの適宜の食品生地を偏平状に延展するとき、食品生地を大略球形状,矩形状,厚肉の円盤状など、偏平状に延展したときに呈する形状が薄肉の円板形状,楕円形状,ほぼ四角形状などとなるように、食品生地を適宜形状の一塊とし、この一塊の食品生地を偏平状に延展することが行われている(特許文献1,2参照)。
特公昭32−3040号公報 特公昭58−32847号公報 特許第3811790号公報
前記特許文献1に記載の装置は、食品生地を載置する載置台の上方に上下動自在かつ垂直な軸心回りに水平に回転自在に設けたローラ支持部材に、前記食品生地の延展を行うための円錐形状の延展ローラを回転自在に備えた構成である。
特許文献2に記載の装置は、食品生地を載置自在かつ水平に回転自在な載置台の上方位置に、前記食品生地の延展を行うための円錐形状の延展ローラを回転自在に備えたローラ支持部材を上下動自在に備えた構成である。
特許文献3に記載の装置は、上下動自在かつ回転自在に備えた回転体でもって食品生地の中央部を押圧し、かつ上記回転体の周囲に回転自在に取付けた円錐形状の複数の押延ローラによって食品生地を偏平状に延展する構成である。
前記特許文献1,2,3に記載の構成においては、載置台上の食品生地に対して延展ローラを相対的に下降して食品生地を押圧しかつ公転するとき、延展ローラが食品生地上を転動することによって従動的に自転して、前記食品生地の延展を行うものである。
前記構成においては、公転によって延展ローラが食品生地上を転動することによって従動的に延展ローラの自転が行われるものである。したがって、食品生地と延展ローラとの間に滑りを生じて食品生地に損傷を与えることがある。また、例えば延展ローラの進行方向の前側に、延展ローラに沿う方向に長い畝状の盛り上りがあると、この盛り上りが延展ローラによって前方向へ押圧されて移動する傾向にあり、食品生地を均一な厚さに延展するには時間を要するという問題がある。
また、前述のごとき従来の構成においては、載置台に対して食品生地を供給し、食品生地を偏平状に延展した後、延展した食品生地を前記載置台から取り出すとき、薄い食品生地の扱いを慎重に行わなければならず、作業能率向上を図る上において問題がある。
さらに、前記特許文献3に記載のごとき構成においては、回転体によって食品生地の延展を行う部分と、押延ローラによって食品生地の延展を行う部分とにおいての延展条件が異なり、食品生地にストレスや捩り等が生じてしまい良好な延展を行うには問題がある。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、載置台上に載置された団塊状の食品生地を偏平状に延展する方法であって、前記載置台に対して相対的に上下動可能な支持架枠に、前記載置台に対して相対的に公転可能かつ自転可能な円錐形状の延展ローラを備え、前記延展ローラを前記食品生地に対して相対的に押圧して前記食品生地の延展を行うとき、前記延展ローラが公転されて従動的に自転される場合よりも高速に前記延展ローラを駆動自転して食品生地の延展を行うために、前記延展ローラに備えた回転部材をリング部材に相対的に転動可能に係合して備え、前記支持架枠又は前記リング部材を回転して前記延展ローラを自転することを特徴とするものである。
また、前記食品生地の延展方法において、前記食品生地の延展作業の終期には、前記延展ローラの相対的な公転方向を逆方向にすることを特徴とするものである。
また、前記食品生地の延展方法において、前記延展ローラの相対的な公転方向を逆方向にする前に、前記食品生地から前記延展ローラを一時的に離反することを特徴とするものである。
また、載置台上に載置された団塊状の食品生地を偏平状に延展するための食品生地延展装置であって、前記載置台に対して相対的に上下動可能な支持架枠と、この支持架枠に支持されて前記載置台に対して相対的に公転可能かつ自転可能な円錐形状の延展ローラと、この延展ローラに一体的に備えられた回転部材と、この回転部材が相対的に転動可能に係合したリング部材と、前記支持架枠を回転するためのモータとを備えていることを特徴とするものである。
また、前記食品生地延展装置において、前記モータの正回転及び逆回転を操作自在な操作手段を備えていることを特徴とするものである。
本発明によれば、食品生地と延展ローラとの間の滑りを抑制することができ、食品生地に滑りに起因する損傷を与えるようなことがないものである。また、延展ローラの進行方向の前側に、例えば畝状の盛り上りがあるような場合であっても、上記盛り上りを効果的に消失させることができ、食品生地を能率良く均一に延展することができるものである。
図1〜3を参照するに、本発明の実施形態に係る食品生地延展装置1は、ベースフレーム3上に立設した複数の支柱5を備えており、この支柱5の上部にはモータベース7が支持されている。このモータベース7上にはサーボモータなどのごときモータ9(図2参照)が装着してある。そして、前記モータベース7の下側には、前記モータ9によって水平に回転される支持架枠11が回転自在に備えられている。
前記支持架枠11には、下部側が回転軸心から離反するように傾斜した複数の支持アーム13が一体に備えられており、この支持アーム13には円錐形状の延展ローラ15が回転自在に支持されている。より詳細には、前記支持アーム13には、当該支持アーム13に対して直交する方向へ延伸した支持軸17(図3参照)が一体的に取付けてあり、この支持軸17に、前記延展ローラ15が軸受19を介して回転自在に支持されている。
前記延展ローラ15は、前記支持架枠11の回転軸心CLに近接した先端部が小径である円錐形状に形成してあり、かつ延展ローラ15における最下部の母線は水平面に接するように水平に設けられている。上記延展ローラ15の大径の基部側には、例えばピニオンギアなどのごとき回転部材21が一体的に備えられている。そして、前記モータ9によって前記支持架枠11が回転されたときに、前記回転部材21が公転し、かつ自転するように、前記回転部材21は、前記各支柱5に支持されたリングギアなどのごときリング部材23と係合(噛合)してある。
上記構成により、モータ9によって支持架枠11を回転すると、延展ローラ15は公転されると共に、ピニオンギア21がリングギア23に噛合してあることにより、リングギア23に対してピニオンギア21が転動することとなり、延展ローラ15は自転することとなる。この際、前記支持架枠11の回転によって延展ローラ15が公転されて、例えば食品生地25上を転動されて受動的に従動的に自転される場合の従動自転速度よりも前記延展ローラ15が高速で駆動自転されるように、前記ピニオンギア21の歯数は、前記延展ローラ15が従動自転速度で回転する場合の歯数よりも少なく設定してある。
すなわち、前記支持架枠11の回転に従って延展ローラ15が食品生地25上を、何等駆動されることなく従動的に単純に転動される場合の従動自転速度よりも高速で自転するように構成してある。
なお、前記回転部材の構成としては、ピニオンギアに代えて、例えばゴム等よりなる摩擦輪とし、リング部材の構成としては、リングギアに代えて、例えばゴム等よりなる摩擦リングとすることも可能である。また、リング部材にN極とS極とを交互に備えて環状の磁石に構成し、回転部材には上記N極,S極に対応するS極,N極を交互に備えた構成とすることも可能である。さらには、リング部材に所定径のピンを所定ピッチで円状に配置し、前記回転部材に、上記各ピンの間に入り込み自在な複数のピンを円状にかつ回転部材の軸心と平行に突出した構成とすることも可能である。すなわち、リング部材と回転部材との関係は種々の構成を採用することができるものである。
前記延展ローラ15の公転領域の下方位置には、食品生地25を載置可能な載置台27が前記延展ローラ15に対して相対的に上下動自在に設けられている。より詳細には、前記延展ローラ15の下方位置で前記ベースフレーム3上には、支持ベース29が取付けてあり、この支持ベース29上には、前記支持架枠11の回転軸心が一致した支柱31が立設してある。そして、この支柱31に上下動可能に支持された上下動部材33の上部に前記載置台27が水平に取付けてある。
前記上下動部材33を上下動するために、前記支持ベース29に立設したブラケット35には操作レバー37を備えたレバー軸39が水平にかつ回転可能に支持されている。そして、上記レバー軸39に基端部を一体的に固定したフォークアーム40の先端部は、前記上下動部材33の周面に水平に形成した溝33Gに係合してある。したがって、前記操作レバー37を上下方向に回動操作することにより、前記上下動部材33,載置台27を上下動することができるものである。
前記操作レバー37は、前記載置台27に対して、前記食品生地25を載置したトレイ41の載置,取り出しが容易に行い得るように構成してある。すなわち、前記載置台27が最下降位置(図2に想像線で示す高さ位置)に下降した場合であっても、前記操作レバー37の最上昇位置(図2に想像線で示す高さ位置)は、常に低位置を保持するように構成してある。換言すれば、操作レバー37は、前記載置台27から上方に突出することのないように構成してある。
したがって、載置台27に対してトレイ41を出し入れするときに操作レバー37が邪魔になるようなことがなく、トレイ41の出し入れを容易に行うことができるものである。
前記載置台27には、載置したトレイ41の位置決め及び脱落防止を行うためのトレイ係止部43が備えられている。より詳細には、載置台27の上面の複数箇所にはトレイ係止部としてストッパが突設してある。そして、トレイ41には、前記ストッパによって係止される被係止部が備えられている。すなわち、本実施形態においては、図4に示すように、トレイ41は多角形に形成してあって、外周の複数辺が前記ストッパに当接して位置決めされ、かつ脱落が防止されるように構成してある。
なお、ストッパ(トレイ係止部)43を載置台27側に設けるか、又はトレイ41側に設けるかは相対的なものである。また、前記トレイ係止部43と被係止部との関係は、例えば穴又は凹部と、この穴又は凹部に対して係脱可能なピン又は凸部の関係とすることができるものである。すなわち、載置台27のトレイ係止部43とトレイ41の被係止部との関係は、載置台27上にトレイ41を載置したとき、載置台27とトレイ41とが相対的に移動することのないように係合する関係にあればよいものである。
前記トレイ41の上面には、載置した食品生地25の延展状態を知ることができるように、中心から異なる距離の複数箇所にマーキング44が施してある。したがって、食品生地25の外周縁が所望位置のマーキング44と一致したときに食品生地25の延展を停止することができ、食品生地25を一定の大きさに延展することを容易に行い得るものである。
また、前記トレイ41の上面(食品生地の載置面)には、食品生地25の粘着を抑制する粘着抑制手段が講じてある。上記粘着抑制手段としては、上面に微細な凹部を形成した構成や、例えばフッ素樹脂等をコーティングした構成とすることができる。
再び図1を参照するに、前記モータ9は、前記モータベース7上に取付けたカバー45によって覆われている。また、前記延展ローラ15の作動領域の周囲の各支柱5の間には、カバープレート47が取付けてあって安全性の向上が図られている。そして、前記延展ローラ15の作動領域の前側(図1において左側)には、透明なカバー49が上下動可能に設けられている。
すなわち、食品生地延展装置1における前側の左右の支柱5の前面には上下方向のガイド部材51が取付けてあり、このガイド部材51に前記カバー49の左右両側(図1において紙面に垂直な方向の両側)が上下動可能に支持されている。そして、前記カバー49は、前記延展ローラ15における作動領域の前側を全面的に閉じた全閉状態の位置(最下降位置)、前記載置台27に対するトレイ41の出し入れを行うときに邪魔になることのない半開状態の位置(前記最下降位置よりも高い位置)及び前記作動領域の前側を全面的に開いた全開状態の位置(最上昇位置)に固定可能に設けられている。
前記カバー49を、前記全閉状態の位置,半開状態の位置及び全開状態の位置の各位置へ固定可能な構成としては、前記カバー49の下縁を掛止可能な掛止部材を前記各位置に設ける構成や、例えばスプリングによって突出する方向へ付勢されたボール等のプランジャをカバー49に備え、このプランジャが係脱可能な凹部を前記各位置に備えた構成など、種々の構成を採用することができる。また、例えば小型のエアーシリンダなどのごときアクチュエータを使用し、このアクチュエータの作用によって前記各位置へ前記カバー49を上下動し固定する構成とすることも可能である。
さらに前記食品生地延展装置1における適宜位置には、前記モータ9の正回転及び逆回転を操作自在な操作手段53が備えられている。上記操作手段53は、回転自在なスイッチからなるものであって、前記モータ9の回転を停止状態に保持する中立位置から時計回り方向及び反時計回り方向へ回動可能に構成してある。
そして、前記スイッチを中立位置から時計回り方向に回動すると、前記モータ9は正回転するものであり、その回転速度は、前記スイッチの時計回り方向への回動角度を調節することによって制御することができるものである。逆に、前記スイッチを反時計回り方向に回動すると、前記モータ9は逆回転するものであり、前記スイッチの反時計回り方向への回動角を調節することにより、逆回転の回転速度を制御することができるものである。
以上のごとき構成において、前記載置台27が下降した状態にあるとき、カバー49を半開状態の位置に位置決めし、食品生地25を中央に載置したトレイ41を前記載置台27上に載置位置決めする。その後、前記カバー49を全閉状態位置に下降すると共に操作手段53を操作してモータ9を正回転駆動して支持架枠11を回転すると、支持架枠11に支持された複数の延展ローラ15は公転されると共に、回転部材(ピニオンギア)21とリング部材(リングギア)23との係合(噛合)により、各延展ローラ15は駆動的に自転される。
この際、延展ローラ15の自転速度は、前記支持架枠11の回転によって延展ローラ15が公転されて、延展ローラ15が食品生地25に接触して受動的に転動することによって従動的に自転される場合の自転速度(従動自転速度)よりも高速の自転速度(駆動自転速度)でもって自転するものである。なお、上記駆動自転速度は、従動自転速度(受動自転速度)の約1.05〜1.4倍程度の回転速度である。
上述のごとく、延展ローラ15が公転しかつ駆動自転速度でもって自転している状態にあるとき、操作レバー37を操作して載置台27を次第に上昇すると、載置台27上の食品生地25は延展ローラ15へ次第に押圧されて延展作用を受けることになる。そして、食品生地25の外縁がトレイ41に印された所望のマーキング44に一致したときに、前記操作レバー37の操作を停止して載置台27の上昇を停止することにより、食品生地25を所望の大きさに延展することができるものである。
上述のように、延展ローラ15によって食品生地25の延展を行うとき、延展ローラ15は前述した従動自転速度よりも高速の駆動自転速度でもって自転しているので、食品生地25と延展ローラ15との間に滑りを生じるようなことがなく、また延展ローラ15の進行方向の前側に畝状の盛り上りがあるような場合であっても、上記盛り上りを効果的に消失することができ、前述したごとき従来の問題を解消することができるものである。
ところで、前述のごとく食品生地25の延展を行うとき、一方の手で操作レバー37を操作し、他方の手で操作手段53を操作するので、例えば食品生地25の延展作用領域内へ手を入れるようなことがなく、安全性が向上するものである。
また、操作手段53を操作してモータ9の回転速度を調節可能であるから、延展ローラ15が食品生地25に接触するときは低速回転に保持し、その後にモータ9の回転を高速に調節することができる。さらに、前記載置台27の相対的な上昇速度は、操作レバー37の操作速度によって調節可能である。したがって、食品生地25の延展状態を確認しながらモータ9の回転速度を調節し、かつ食品生地25の延展速度(載置台27の上昇速度)を調節することができ、食品生地25の状態に対応して適正な条件でもって食品生地25の延展を行うことができるものである。
上述のように、食品生地25の延展を行うとき、食品生地25の延展作業の終期には、前記モータ9を逆回転方向に回転して食品生地25の延展作業を行うことが望ましいものである。すなわち、食品生地25の延展作業の終期には、操作レバー37の操作によって載置台27を下降して延展ローラ25から食品生地25を一時的に離反すると共に、前記操作手段53を操作してモータ9の回転を停止し、次にモータ9を低速で逆回転する。そして、モータ9を逆回転した後、前記載置台27を再び上昇して、食品生地25の延展を再び行うものである。
前述のように、モータ9を正回転して食品生地25の延展作業を行ない、延展作業の終期にモータ9を逆回転して食品生地25の延展作業を行うと、延展作業終了後の食品生地25の縮みを抑制することができるものである。
すなわち、モータ9を正回転して食品生地25を一方向にのみ延展作業を行うと、食品生地25には一方向にのみ捩れが付与される態様となり、食品生地25の内部応力が大きなものとなる。したがって、食品生地25が延展ローラ15から離反して延展するための外力が解除されると、前記内部応力によって食品生地25に縮みを生じるものである。
ところが、食品生地25の延展作業の終期に、モータ9を逆回転して食品生地25の延展作業を行うと、モータ9の正回転時に食品生地25に付与された内部応力が除去されることとなり、延展作業後に食品生地25が縮むことを抑制することができるものである。
また、前記構成によれば、操作レバー37が載置台27よりも高位置になるようなことがないので、載置台27に対してトレイ41の出し入れを行うとき邪魔になるようなことがなく、トレイ41の出し入れを容易に行うことができるものである。さらに、前側のカバー49を全開状態の位置に上昇固定することが可能であるので、例えば延展ローラ15等の清掃を容易に行い得るものである。
ところで、本発明は、前述のごとき実施形態に限ることなく、適宜の変更を行うことにより、その他の態様でもって実施形態である。すなわち、載置台27を上昇するか、又は支持架枠11を下降して延展ローラ15を下降するかは相対的なものであるから、延展ローラ15と共にリング部材23を上下動可能に構成することも可能である。
また、延展ローラ15を公転するか、又は載置台27を水平に回転するかは相対的なものであるから、前記支持架枠11を固定した構成とし、載置台27をモータでもって水平に回転する構成とすることも可能である。この場合、延展ローラ15を駆動自転速度でもって自転するために、別個のモータ又は載置台27を回転するための前記モータに連動してリング部材を回転する構成とすることも可能である。さらには、搬送コンベアによって食品生地25を延展ローラ15に対向した位置へ搬入する構成とすることも可能である。この場合は、搬送コンベアが載置台に相当することになるものである。すなわち種々の変更が可能なものである。
本発明の実施形態に係る食品生地延展装置の全体的構成を示した側面説明図である。 本発明の実施形態に係る食品生地延展装置の主要部の構成を概略的,機能的に示した説明図である。 本発明の実施形態に係る食品生地延展装置の延展ローラの支持部の構成を示した断面説明図である。 トレイの説明図である。
符号の説明
1 食品生地延展装置
9 モータ
11 支持架枠
15 延展ローラ
21 回転部材(ピニオンギア)
23 リング部材(リングギア)
25 食品生地
27 載置台
37 操作レバー
41 トレイ
44 マーキング
49 カバー
51 ガイド部材

Claims (5)

  1. 載置台上に載置された団塊状の食品生地を偏平状に延展する方法であって、前記載置台に対して相対的に上下動可能な支持架枠に、前記載置台に対して相対的に公転可能かつ自転可能な円錐形状の延展ローラを備え、前記延展ローラを前記食品生地に対して相対的に押圧して前記食品生地の延展を行うとき、前記延展ローラが公転されて従動的に自転される場合よりも高速に前記延展ローラを駆動自転して食品生地の延展を行うために、前記延展ローラに備えた回転部材をリング部材に相対的に転動可能に係合して備え、前記支持架枠又は前記リング部材を回転して前記延展ローラを自転することを特徴とする食品生地の延展方法。
  2. 請求項1に記載の食品生地の延展方法において、前記食品生地の延展作業の終期には、前記延展ローラの相対的な公転方向を逆方向にすることを特徴とする食品生地の延展方法。
  3. 請求項2に記載の食品生地の延展方法において、前記延展ローラの相対的な公転方向を逆方向にする前に、前記食品生地から前記延展ローラを一時的に離反することを特徴とする食品生地の延展方法。
  4. 載置台上に載置された団塊状の食品生地を偏平状に延展するための食品生地延展装置であって、前記載置台に対して相対的に上下動可能な支持架枠と、この支持架枠に支持されて前記載置台に対して相対的に公転可能かつ自転可能な円錐形状の延展ローラと、この延展ローラに一体的に備えられた回転部材と、この回転部材が相対的に転動可能に係合したリング部材と、前記支持架枠を回転するためのモータとを備えていることを特徴とする食品生地延展装置。
  5. 請求項4に記載の食品生地延展装置において、前記モータの正回転及び逆回転を操作自在な操作手段を備えていることを特徴とする食品生地延展装置。
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