JP2008053570A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コンタクトホールをワード線上に精度良く開口できない場合でも、周辺回路からの電気信号がワード線を介して確実に制御ゲートに伝達される構造の不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】半導体基板上に複数本のワード線(10_1,…)と複数本のビット線(20_1,…)とが配置され、ワード線とビット線との交差部にメモリセルを有している。ワード線と上層の金属配線とのコンタクト部においては、ワード線(たとえば10_2)を形成するポリシリコンの下部に、コンタクト部(たとえば12_2)を包含するポリシリコン領域100_2が、コンタクトを形成する際のエッチングストップ層として形成される。
【選択図】図10

Description

本発明は、浮遊ゲートを含むスタック型ゲート構造の不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法に係り、特に、かかる不揮発性半導体記憶装置の製造不良を低減させるための改良技術に関する。
従来、EEPROMなどの不揮発性半導体記憶装置(例えば、下記特許文献1参照)では、平面上にワード線とビット線とが交差し、その交差部において、浮遊ゲート(フローティングゲート)および制御ゲート(コントロールゲート)からなるスタック型ゲート構造のトランジスタが形成されるメモリアレイを備えている。
このような不揮発性半導体記憶装置では、制御ゲートをポリシリコン等の導電性膜によって形成している。このポリシリコンをメモリアレイの周辺の回路(周辺回路)と導通させてワード線を形成するためには、通常、コンタクトを開口し、そのコンタクトを介してポリシリコンと周辺回路における金属配線(例えば、アルミニウム配線)とを接続させる必要がある。
特開平7−249746号公報(図1等)
ところで、近年、半導体記憶装置における微細加工技術の進展に伴い、隣接するワード線(ポリシリコン)の間隔が狭まってきている。これにより、上述したコンタクトを開口する際、制御ゲートが形成されるポリシリコン上に精度良く開口することが困難になってきている。ポリシリコン上に精度良く開口できない場合には、周辺回路における金属配線が不揮発性半導体記憶装置の基板と導通するなどの不良が発生する虞がある。すなわち、コンタクトを開口するプロセスでは、開口不良を避けるためにオーバーエッチングが行われるが、このオーバーエッチングによりフィールド酸化膜がエッチングされ、コンタクトが基板にまで達する虞がある。コンタクトが基板にまで達すると、周辺回路からの電気信号がワード線を介して制御ゲートに伝達されないという不具合が発生する。
その一方で、隣接するワード線(ポリシリコン)の間隔にかかわらずコンタクトをポリシリコン上に精度良く開口させることには、製造装置の能力等から限界がある。
以上の観点から、コンタクトホールをワード線上に精度良く開口できない場合でも、周辺回路からの電気信号がワード線を介して確実に制御ゲートに伝達される構造の不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法が望まれていた。
この発明の不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板上に複数本のワード線と複数本のビット線とが配置され、ワード線とビット線との交差部にメモリセルを有しており、
半導体基板上に形成された第1絶縁膜と、第1絶縁膜上に形成され、平面視において少なくともワード線と上層の金属配線とのコンタクト部を包含する、第1形状のエッチングストップ層と、エッチングストップ層上に形成された第2絶縁膜と、ワード線として第2絶縁膜上に形成された帯状の第2ポリシリコン膜と、を備える。
この発明の不揮発性半導体記憶装置によれば、ワード線(第2ポリシリコン膜)と上層の金属配線とのコンタクト部にコンタクトホールを開口する際のエッチング工程において、コンタクトホールを第2ポリシリコン膜上に精度良く開口できない場合であっても、第2ポリシリコン膜の下部にあるエッチングストップ層がコンタクト部を包含する形状(第1形状)にて形成されているので、エッチングがこのエッチングストップ層にて停止する。したがって、半導体基板を損傷せず、接合不良が生じない。
この発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板上に複数本のワード線と複数本のビット線とが配置され、ワード線とビット線との交差部にメモリセルを有する不揮発性半導体記憶装置に対する製造方法であって、半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工程と、第1絶縁膜上に第1ポリシリコン膜を形成する工程と、第1ポリシリコン膜をパターニングし、メモリセルの浮遊ゲートを形成するとともに、ワード線と上層の金属配線とのコンタクト部を包含する第1形状を形成する工程と、第1ポリシリコン膜上に第2絶縁膜を形成する工程と、第2絶縁膜上に帯状の第2ポリシリコン膜を形成する工程と、第2ポリシリコン膜をパターニングし、メモリセルの制御ゲートを形成するとともに、ワード線としての帯状領域を形成する工程と、第2ポリシリコン膜上に層間絶縁膜を堆積する工程と、層間絶縁膜をエッチングし、コンタクト部のためのコンタクトホールを第2ポリシリコン膜上に開口する工程と、を備える。
この発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法によれば、層間絶縁膜をエッチングし、コンタクト部のためのコンタクトホールを第2ポリシリコン膜上に開口する工程(コンタクトホールのエッチング工程)が行われる前に、第1ポリシリコン膜がコンタクト部を包含する形状(第1形状)にてすでに形成されている。そして、コンタクトホールのエッチング工程において、コンタクトホールを第2ポリシリコン膜上に精度良く開口できない場合であっても、第2ポリシリコン膜の下部に形成された第1形状の第1ポリシリコン膜がエッチングストップ層として機能する。したがって、この製造方法によって製造された不揮発性半導体記憶装置では、コンタクトホールのエッチング工程によって半導体基板を損傷せず、接合不良が生じない。
また、この製造方法では、第1ポリシリコン膜をパターニングすることによって、メモリセルの浮遊ゲートと、ワード線と上層の金属配線とのコンタクト部を包含する第1形状とが同時に形成される。したがって、エッチングストップ層としての第1ポリシリコン膜の形成に対して追加の工程を要しない。
本発明によれば、コンタクトホールをワード線上に精度良く開口できない場合でも、周辺回路からの電気信号がワード線を介して確実に制御ゲートに伝達することができる。
<第1の実施形態>
以下、本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施形態であるEEPROMについて説明する。
図1は、この発明の第1の実施形態に係るEEPROMのメモリセルアレイの一部分を示す平面図である。図2〜図9は、この発明に係る製造方法を工程順に示す断面図である。なお、図2〜図7において、(A−A),(B−B),(C−C)はそれぞれ図1におけるA−A線、B−B線、C−C線に沿う断面図を示している。すなわち、(A−A)および(B−B)は、それぞれメモリセルにおけるビット線方向およびワード線方向の断面図である。また、(C−C)は、複数のワード線(後述するワード線10_1〜10_3)の断面図であって、特に、その一部のワード線(後述するワード線10_2)と上部の金属配線とのコンタクト部の位置における断面について示している。
図8〜図9は、図1におけるC−C線に沿う断面図を示している。
(EEPROMの全体構成)
図1を参照すると、このEEPROMでは、複数本のワード線10_1,10_2,10_3,10_4,10_5,…と、複数本のビット線20_1,…とが配置され、ワード線とビット線との交差部に設けられるメモリセルからなるメモリアレイ5を有している。たとえば、ワード線10_2とビット線20_1の交差部には、メモリセル2_21が形成される。各ワード線10_1〜10_5は、ポリシリコンによって形成され、それぞれコンタクト12_1〜12_5を介して金属配線30_1〜30_5と接続される。
なお、図では、メモリアレイ5が形成される領域をセル領域(CA)、コンタクト12_1〜12_5が形成される領域を周辺領域(PA)と称する。
(EEPROMの製造方法)
次に、図2〜図8を参照して、本実施形態に係るEEPROMの製造方法について、順を追って説明する。
先ず、半導体基板50表面を熱酸化することで、例えば膜厚が100Å程度のシリコン酸化膜を形成する。続いて、既存のLPCVD(減圧CVD)法を用いることで、シリコン酸化膜上に、例えば膜厚が1000Å程度のシリコン窒化膜を形成する。そして、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、シリコン酸化膜およびシリコン窒化膜をパターニングする。このエッチングによって露出された半導体基板50表面を熱酸化することによって、図2(B−B)に示すように、半導体基板50上に選択的に素子分離膜51を形成する。この素子分離膜51によって素子形成領域が画定される。
なお、素子分離膜51が形成された後、シリコン酸化膜およびシリコン窒化膜は除去される。
次に、素子形成領域表面上に例えば900℃のドライ酸化条件で膜厚100Åのシリコン酸化膜52(第1絶縁膜)を形成する。さらに、シリコン酸化膜52上にLPCVD法により例えば500Åの膜厚のポリシリコン53(第1ポリシリコン膜)を堆積する。これにより、図3に示すような構造が形成される。
なお、この後、ポリシリコン53には、イオン注入法あるいは気相拡散により、リン(P)あるいは砒素(As)が2E20[1/cm]の濃度で導入される。
次に、フォトリソグラフィにより、浮遊ゲートのゲート幅に相当する領域を被覆し、ポリシリコン53とシリコン酸化膜52とを順に異方性エッチングを行うことによって、図4(B−B)に示すように、トンネル酸化膜(シリコン酸化膜52)と浮遊ゲート(ポリシリコン53)がパターニングされる。
なお、このプロセスでは、図4(C−C)に示すように、上部の金属配線とのコンタクト部が形成されるワード線10_2の位置、すなわち、略中央位置において、ポリシリコン53が同時にパターニングされる。このワード線のコンタクト部におけるポリシリコン53のパターニング形状(第1形状)は、後述するように、少なくともワード線と上層の金属配線とのコンタクト部を包含する形状となっている。
次に、ポリシリコン53上に例えば950℃のドライ酸化条件で膜厚100Åのシリコン酸化膜54(第2絶縁膜)を形成する。さらに、シリコン酸化膜54上にLPCVD法により例えば1000Åの膜厚のポリシリコン55(第2ポリシリコン膜)を堆積する。これにより、図5に示すような構造が形成される。
なお、この後、ポリシリコン55には、イオン注入法あるいは気相拡散により、リン(P)あるいは砒素(As)が4E30[1/cm]の濃度で導入される。
次に、CVD法にて、1000Å程度の膜厚を有するシリサイド膜として、例えばタングステンシリサイド(WSix)膜56を堆積する。さらに、CVD法にて、1000Å程度の膜厚を有するNSG(Nondoped Silicate Glass)膜57を堆積する。これにより、図6に示すような構造が形成される。
次に、フォトリソグラフィにより、制御ゲートに要する所定の領域を被覆した後、異方性エッチングを行うことによって、図7(A−A)に示すように、メモリセルのゲートがパターニングされる。このとき、図7(C−C)に示すように、ワード線(ポリシリコン55)も同時にパターニングされる。
次に、100Å程度の膜厚を有するマスク酸化膜をパターニングしてゲート上に配置した後、リン(P)あるいは砒素(As)を1E15[1/cm]程度のドーズ量でイオン注入して、ソース/ドレイン領域となる拡散層をゲートの両側に形成する。
次に、図8および図9を参照して、ワード線と金属配線とのコンタクト形成工程について説明する。図8および図9は、図7(C−C)に示した素子の状態を起点として、その形成工程を順に示している。なお、図示しないが、このプロセスでは、メモリセルのゲート領域およびソース/ドレイン領域上にもコンタクトホールが同時に開口され、金属配線が形成されることになる。
先ず、図8(a)(図7(C−C)と同じ)に示したように形成された素子上に、層間絶縁膜としてのBPSG(Boro-Phospho Silicate Glass)膜58を、例えば1000nmの膜厚で堆積する(図8(b))。さらに、フォトリソグラフィと異方性エッチングを用いて、ワード線としてのポリシリコン55の一部表面が露出するコンタクトホール58aを開口する(図8(c))。この異方性エッチングとして、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)が用いられるが、その際、開口不良が生じないようにオーバーエッチングが行われる。
次に、図9に示すように、スパッタ法あるいはCVD法により、コンタクトホール58a内にタングステン(W)などの導電体を充填し、さらに、フォトリソグラフィと異方性エッチングを用いて、BPSG膜58上に、金属配線としてのアルミニウムをパターニングすることによって、ワード線としての金属配線30_2を形成する。
(ワード線と金属配線とのコンタクト部の構成)
上述した製造方法によって形成されたEEPROMの構成のうち、ワード線と金属配線とのコンタクト部の構成について、図9および図10を参照して、以下説明する。
上述した製造方法によって、実施形態に係るEEPROMでは、図9に示したように、ワード線10_2と金属配線30_2とのコンタクト部において、ワード線10_2としてのポリシリコン55の下部領域に、ポリシリコン53が形成される。このようなポリシリコンの2層構造は、ワード線10_2と金属配線30_2との接続部のみならず、複数のワード線のうち、コンタクト部におけるポリシリコン55のパターン形状の面積が比較的小さいワード線(本実施形態では、ワード線10_2,10_4)に適用される。
図10は、ワード線10_2と金属配線30_2のコンタクト部、および、ワード線10_4と金属配線30_4のコンタクト部のポリシリコン2層構造において、下部のポリシリコン53(第1ポリシリコン膜)のパターニング形状(第1形状)を示す図である。図10において、このパターニング形状は、領域100_2,100_4で示してある。
図10に示すように、ワード線10_2と金属配線(30_2;図1参照)のコンタクト部において、下部のポリシリコン53の領域100_2の端部は、コンタクト12_2からビット線の方向に対して両側に距離D1離間し、かつ、コンタクト12_2からワード線の方向に対して両側に距離D2離間して形成される。同様に、ワード線10_4と金属配線(30_4;図1参照)のコンタクト部において、下部のポリシリコン53の領域100_4の端部は、コンタクト12_4からビット線の方向に対して両側に距離D1離間し、かつ、コンタクト12_4からワード線の方向に対して両側に距離D2離間して形成される。
なお、図10に示したようなポリシリコン53のパターニングは、図4に示したように、メモリセルの浮遊ゲートのパターニングと同時に行われるため、追加の工程は発生しない。
次に、かかるコンタクト部の構成による効果について説明する。図11は、コンタクト部の構成による効果について説明するための図であって、コンタクトを形成する際のエッチングがポリシリコン55上に精度良く行われない場合を示している。
一般に、EEPROMにおいて、隣接するワード線(ポリシリコン)の間隔が狭い場合には、ポリシリコン55上に精度良くコンタクトホール58aを開口することが難しいことがある。本実施形態に係るEEPROMでは、ポリシリコン55上に精度良くコンタクトホール58aを開口できず、その開口位置が元々意図した位置から前後または左右にずれた場合には、図11に示すように、コンタクトホール58aのエッチングは、ポリシリコン53まで達して停止する。すなわち、ワード線と金属配線のコンタクト部のポリシリコン2層構造のうち、下部のポリシリコン53は、酸化膜に対して選択比が約50倍と高いため、エッチングストップ層として機能する。したがって、本実施形態に係るEEPROMでは、コンタクトをワード線上に精度良く開口できない場合でも、周辺回路からの電気信号がワード線を介して確実に制御ゲートに伝達されることになる。
なお、一般的に、ポリシリコン55にて形成されるワード線(10_1〜10_3)間の間隔に関しては、パターニングの精度の観点から、その最小値が設計ルール上規定されていることが多い。したがって、隣接するワード線の間隔が狭く、これ以上ワード線(ポリシリコン55)の幅を拡げることができない場合に、実施形態に係るEEPROMは特に有効である。
また、図10に示したように、コンタクト部において、エッチングストップ層としてのポリシリコン53は、コンタクトを略中心としてビット線方向に距離D1、ワード線方向に距離D2が確保された領域に形成されるが、この距離D1,D2は、コンタクトの形成プロセスにおけるフォトリソグラフィのレジストパターンの精度によって決定することが好ましい。すなわち、距離D1,D2をコンタクト形成時のレジストパターンの精度を許容する程度の大きさに設定すれば、常に下部のポリシリコン53がエッチングストップ層として機能することになる。
以上説明したように、本実施形態に係るEEPROMによれば、ワード線と金属配線のコンタクト部において、コンタクトホールを略中心とした一定領域のポリシリコン53(第1ポリシリコン層)を設けたので、コンタクトをワード線上に精度良く開口できない場合でも、そのポリシリコン53がエッチングストップ層として機能し、基板までオーバーエッチングされることがない。したがって、隣接するワード線の間隔が狭い場合でも、実施形態に係るEEPROMでは、接合不良による不具合が生じない。
なお、本実施形態で説明した、ワード線と金属配線のコンタクト部のポリシリコン2層構造のうち、エッチングストップ層として機能する下部の材料はポリシリコンに限られず、他の材料を適用することもできる。その材料は、酸化膜に対して選択比が高く、エッチングストップ層として機能するものであればよい。
また、メモリセルの浮遊ゲートの材料として上述したポリシリコンを用い、ワード線と金属配線のコンタクト部のエッチングストップ層として、ポリシリコン以外の材料を用いることもできる。たとえば、タングステンシリサイド(WSix)やタングステン(W)などの金属材料は、酸化膜に対してエッチングの選択比が高いため、エッチングストップ層として用いることができる。但し、メモリセルの浮遊ゲートの材料と、ワード線と金属配線のコンタクト部のエッチングストップ層の材料とが異なる場合には、両者を同時にパターニングできないため、工程が増加する。したがって、製造工程の省力化の観点から、エッチングストップ層は、メモリセルの浮遊ゲートと同一の材料によって同時にパターニングできることが好ましい。
<第2の実施形態>
以下、本発明の不揮発性半導体記憶装置の別の実施形態であるEEPROMについて説明する。
図12は、本実施形態に係るEEPROMにおいて、ポリシリコン2層構造における下部のポリシリコン53(第1ポリシリコン膜)のパターニング形状を示す平面図である。図12において、このパターニング形状は、領域100_1〜100_5で示してある。
図12に示すように、本実施形態に係るEEPROMでは、第1の実施形態と異なり、一部のワード線のコンタクト部のみならず、すべてワード線(11_1〜11_5)と金属配線とのコンタクト部において、各コンタクトを略中心とした一定領域のポリシリコン53が形成される。すなわち、コンタクト12_1〜12_5の下方には、ポリシリコン53を第1層、ポリシリコン55を第2層とするポリシリコンの2重構造が形成され、第1層である第1ポリシリコン53は、各コンタクトを略中心とした領域100_1〜100_5にパターニングされる。
第1の実施形態と同様、領域100_1〜100_5にパターニングされるポリシリコン53は、エッチングストップ層として機能する。
なお、この領域100_1〜100_5にパターニングされるポリシリコン53は、第1の実施形態と同様、メモリセルの浮遊ゲートのパターニングと同時に形成されることが好ましい。また、ポリシリコン53以外の材料によって領域100_1〜100_5を形成してもよいが、その場合は、メモリセルの浮遊ゲートと同一の材料であることが好ましい。
本実施形態に係るEEPROMは、すべてのワード線と金属配線とのコンタクト部において、コンタクトの位置ずれを許容するためのポリシリコン53をパターニングしているため、ワード線(ポリシリコン55)のパターニング自由度が、第1の実施形態と比較して向上することになる。したがって、図12に示すように、すべてワード線(11_1〜11_5)を直線的に形成させることができる。
以上、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は本実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更その他の改変なども含まれる。
たとえば、上記実施形態ではトンネル酸化膜に熱酸化膜を用いたが、その形成条件は上記以外でもよく、また窒化酸化膜のような絶縁膜を使用してもよい。また、上記実施形態では浮遊ゲート上の絶縁膜を酸化膜単層によって形成しているが、ONO膜によって形成してもよく、それらの形成条件も熱酸化ではなくCVD法による形成でもよい。上述した実施形態では金属配線層にアルミニウムを用いているが、WSiのようなシリサイド、もしくはポリシリコンとシリサイドの積層膜を用いてもよい。
実施形態に係るEEPROMのメモリセルアレイの一部分を示す平面図である。 実施形態に係るEEPROMの製造方法を示す断面図である。 実施形態に係るEEPROMの製造方法を示す断面図である。 実施形態に係るEEPROMの製造方法を示す断面図である。 実施形態に係るEEPROMの製造方法を示す断面図である。 実施形態に係るEEPROMの製造方法を示す断面図である。 実施形態に係るEEPROMの製造方法を示す断面図である。 実施形態に係るEEPROMの製造方法を示す断面図である。 実施形態に係るEEPROMの製造方法を示す断面図である。 実施形態に係るEEPROMにおいて、ポリシリコン2層構造における下部のポリシリコンのパターニング形状を示す平面図である。 実施形態に係るEEPROMの効果について説明するための図である。 別の実施形態に係るEEPROMにおいて、ポリシリコン2層構造における下部のポリシリコンのパターニング形状を示す平面図である。
符号の説明
5…メモリアレイ
10_m(m:1,2,…)…ワード線
10_n(n:1,2,…)…ビット線
52…シリコン酸化膜(第1絶縁膜)
53…ポリシリコン(第1ポリシリコン膜)
54…シリコン酸化膜(第2絶縁膜)
55…ポリシリコン(第2ポリシリコン膜)
58…BPSG膜(層間絶縁膜)

Claims (6)

  1. 半導体基板上に複数本のワード線と複数本のビット線とが配置され、ワード線とビット線との交差部にメモリセルを有する不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記半導体基板上に形成された第1絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜上に形成され、平面視において少なくとも前記ワード線と上層の金属配線とのコンタクト部を包含する、第1形状のエッチングストップ層と、
    前記エッチングストップ層上に形成された第2絶縁膜と、
    前記ワード線として、前記第2絶縁膜上に形成された帯状の第2ポリシリコン膜と、
    を備えた不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記エッチングストップ層は、前記メモリセルの浮遊ゲートと同一の材料によって形成された
    請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記エッチングストップ層は、第1ポリシリコン膜である
    請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記第1形状は矩形であって、その矩形の各辺は、平面視において前記コンタクト部から所定距離離間して形成された
    請求項1〜3のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 半導体基板上に複数本のワード線と複数本のビット線とが配置され、ワード線とビット線との交差部にメモリセルを有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、
    前記半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜上に第1ポリシリコン膜を形成する工程と、
    前記第1ポリシリコン膜をパターニングし、前記メモリセルの浮遊ゲートを形成するとともに、前記ワード線と上層の金属配線とのコンタクト部を包含する第1形状を形成する工程と、
    前記第1ポリシリコン膜上に第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜上に帯状の第2ポリシリコン膜を形成する工程と、
    前記第2ポリシリコン膜をパターニングし、前記メモリセルの制御ゲートを形成するとともに、ワード線としての帯状領域を形成する工程と、
    前記第2ポリシリコン膜上に層間絶縁膜を堆積する工程と、
    前記層間絶縁膜をエッチングし、前記コンタクト部のためのコンタクトホールを第2ポリシリコン膜上に開口する工程と、
    を備えた、不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  6. 前記第1形状は矩形であって、その矩形の各辺は、平面視において前記コンタクト部から所定距離離間して形成される
    請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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