JP2008050159A - エレベータの錘保持装置および主ロープ緩和方法 - Google Patents

エレベータの錘保持装置および主ロープ緩和方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、エレベータの主ロープを緩めるために、釣合錘の下に入らずに釣合錘を所望の位置に保持できる錘固定装置を提供する。
【解決手段】錘固定装置10Aは、エレベータ1の昇降路9に設置された一対のガイドレール8に沿って移動する釣合錘3を移動範囲の最下点よりも高い位置に保持するものであり、レール側受部11と枠側支持部12と連結具13とを備える。レール側受部11は、ガイドレール8側に設けられる。枠側支持部12は、ガイドレール8の間に配置される釣合錘3の錘枠31に設けられる。連結具13は、レール側受部11および枠側支持部12を連結させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主ロープを交換する場合や検査のために主ロープを緩める場合などにおいて釣合錘を一時的に保持するための錘保持装置、およびこれを用いて実施するエレベータの主ロープ緩和方法に関する。
エレベータにおいて、乗籠と釣合錘とを昇降路内部に吊り下げる主ロープを交換する場合や、主ロープが巻き掛けられるシーブを交換する場合がある。いずれの場合も、乗籠と釣合錘とは、昇降路内に保持される。特許文献1に記載のエレベータの主ロープ交換方法によれば、釣合錘は、昇降路の下部に設置される受台に載せられ、乗籠は、昇降路の上部でチェーンブロックを使って吊上げられる。
また、特許文献2に記載のエレベータの主ロープ交換方法によれば、釣合錘の下部にジャッキサポートを設置している。乗籠を都合の良い位置に保持したのち、釣合錘をジャッキサポートで持ち上げ、主ロープを緩めている。
特開平3−106780号公報 特開2005−8289号公報
特許文献1および特許文献2のいずれの場合でも、釣合錘は、昇降路のピットの底から支持されている。主ロープを緩めることができる位置であるということは、釣合錘は、バッファよりも高い位置で保持されなければならない。バッファの高さや釣合錘の重量は、そのエレベータの仕様によって様々であるため、現地毎に持ち込むべき支持台やジャッキサポートなどの大きさも適合するものをその都度用意しなければならない。
また、支持台やジャッキサポートをセットするために、釣合錘の下に入り込んで作業をしなければならない場合もある。しかし、主ロープによって吊り下げられている状態であっても、釣合錘等の重量物の下に入り込む作業は、極力無くしたい。
そこで、本発明は、エレベータの主ロープを緩めるために、釣合錘の下に入らずに釣合錘を所望の位置に保持できる錘固定装置、およびこの錘固定装置を用いて行われるエレベータの主ロープ緩和方法を提供する。
本発明に係る錘固定装置は、エレベータの昇降路に設置された一対のガイドレールに沿って移動する釣合錘を移動範囲の最下点よりも高い位置に保持する。錘固定装置は、枠側支持部とレール側受部と連結具とを備える。枠側支持部は、ガイドレールの間に配置される釣合錘の錘枠に設けられる。レール側受部は、ガイドレール側に設けられる。連結具は、枠側支持部およびレール側受部を連結させる。
この場合、レール側受部は、ブラケット、連結孔およびブッシュを有し、枠側支持部は、係合プレートと挿入口とを有する。ブラケットは、ガイドレールから延びるフランジに取り付けられる。連結孔は、フランジよりも張り出したブラケットに開口される。ブッシュは、錘枠に対して反対側に連結孔を囲って延びる。係合プレートは、ガイドレール寄りの錘枠の下端に取り付けられてブラケットに対峙する側に延びる。挿入口は、フランジよりも張り出した係合プレートに連結孔と同軸に設けられる。連結具は、ブッシュと連結孔と挿入口とに閂状に差し込まれる。
または、枠側支持部は、錘枠に固定されて締結孔を有し、レール側受部は、連結孔を有する。締結孔は、ガイドレールに遊嵌するガイドシューに形成される。連結孔は、ガイドレールから一体に延びるフランジに開口される。そして、連結具は、連結孔を通して締結孔に螺合される。
または、枠側支持部は、錘枠の下端に設けられ、レール側受部は、貫通孔を有する。この貫通孔は、鉛直方向にガイドレールを連結する目板およびガイドレールのフランジ通して設けられる。連結具は、錘枠の下方に突出させて貫通孔に装着され、錘枠を支持する。
また、本発明に係るエレベータの主ロープ緩和方法は、昇降路に鉛直方向へ配置されたガイドレールにそれぞれ案内される乗籠と釣合錘とが巻上機を介して主ロープでつるべ式に垂下されたエレベータに適用される。ガイドレールの外側からレール側受部を通して枠側支持部へ連結具を挿入嵌合させて、釣合錘をこの移動範囲の途中に保持する。レール側受部はガイドレールに設けられ、枠側支持部は、釣合錘の錘枠に設けられる。そして、釣合錘に対して乗籠を巻上機で巻き上げた位置に乗籠に設けられる非常止め装置で保持することによって、主ロープに掛かる荷重を緩める。
または、本発明に係る他の形態のエレベータの主ロープ緩和方法は、エレベータの昇降路に設置された一対のガイドレールに沿って移動する釣合錘の移動枠に枠側支持部を設ける。また、釣合錘の移動範囲の最下点よりも高い位置で枠側支持部に対応させてガイドレール側にレール側受部を設ける。そして、錘枠よりも外側からレール側受部を通して枠側支持部へ連結具を装着することによって錘枠を保持する。釣合錘と主ロープで連結されて巻上機を介してつるべ式に昇降路に垂下されている乗籠をこの移動範囲の最上点に向けて移動させる。乗籠に設けられたブレーキ機構を用いてこの乗籠を乗籠用のガイドレールに対して固定し、主ロープに掛かる荷重を緩める。
本発明に係る錘固定装置によれば、ガイドレールに沿って移動する釣合錘の錘枠をガイドレールに連結具で固定することができる。したがって、主ロープを緩めるために釣合錘をガイドレールの途中に固定する作業をこの釣合錘の下に入り込むことなく実施することができる。錘固定装置は、釣合錘を止めておきたい位置に用意すればよい。したがって、釣合錘を任意の位置に固定することができる。また、錘固定装置が予め設けられていることによって、エレベータの点検の際など、主ロープを緩めるべく釣合錘を支持するための専用の治工具を必要としない。
また、本発明に係る主ロープ緩和方法によれば、エレベータを検査する場合など主ロープを緩める作業において、釣合錘をある高さに保持するために、足場やジャッキ等をそれぞれ現地にあわせて用意する必要が無い。また、枠側支持部とレール側受部とこれらをつなぎ止める連結具とで構成される錘固定装置を、ガイドレールの外側や釣合錘の錘枠の外側から操作することによって、釣合錘をガイドレールに対して固定する。したがって、釣合錘の下に作業員が入り込まなくてもよいので、安全に釣合錘を固定することができる。
本発明に係る第1の実施形態の錘固定装置10Aを備えるエレベータ1について、図1から図7を参照して説明する。図1に示すように、エレベータ1は、乗籠2と釣合錘3と巻上機4と非常止め装置5と調速機6と乗籠用ガイドレール7と釣合錘用ガイドレール8と錘固定装置10Aとを昇降路9内に備えている。乗籠用ガイドレール7と釣合錘用ガイドレール8は、各々平行な一対に設けられ、昇降路9内に鉛直方向に沿ってそれぞれ配置されている。
乗籠2は、籠枠21、籠室22、籠ドア装置23、籠シーブ24を備え、乗籠用ガイドレール7に案内される。乗籠2と釣合錘3とは、巻上機4の駆動シーブ41に巻き掛けられる複数本の主ロープ42によって、つるべ式に昇降路9内に垂下されている。
籠枠21は、上部および下部にガイドシュー211を有し、乗籠用ガイドレール7の内側に嵌められ、この乗籠用ガイドレール7に沿って移動する。籠室22は、籠枠21の内側に固定されている。籠ドア装置23は、籠枠21と平行な籠室22の少なくとも一方の側壁に開口する乗口に取り付けられている。本実施形態における籠ドア装置23は、中央から右側と左側にスライドして開く一対のドアパネル231,232を備える両開き式である。右側または左側の一方にスライドして開く片開き式のドア装置であってもよい。籠シーブ24は、籠室22の上に1対設けられ、回し掛けられた主ロープ42が籠枠21の上梁を斜めにくぐるように配置されている。
釣合錘3は、錘枠31、錘32、錘シーブ33を備え、釣合錘用ガイドレール8に案内される。錘枠31は、上部および下部にガイドシュー311を有し、釣合錘用ガイドレール8の内側に嵌められ、この釣合錘用ガイドレールに沿って移動する。錘32は、錘枠の内側に積み重ねられる。錘シーブ33は、錘枠31の上部に取り付けられ、主ロープ42が捲き掛けられている。
巻上機4は、昇降路9の上部に設けられ、乗籠用ガイドレール7と釣合錘用ガイドレール8の上端を連結するレール上枠78の上に据付られている。非常止め装置5および調速機6は、安全装置であって、設定された速度以上の速度で乗籠2が運行されることを防止するために設けられている。非常止め装置5は、図6に示すように乗籠用ガイドレール7のそれぞれに対応させて1つずつ、籠枠21の下部に取り付けられている。非常止め装置5は、乗籠用ガイドレール7を挟むことによって、乗籠2を昇降路9内の任意の高さに保持する。
調速機6は、ガバナシーブ61,62とガバナロープ63とガバナスイッチ64とラチェットとパッド65とリンク機構66とを備える。ガバナシーブ61,62は、乗籠2の移動範囲の両端となる昇降路9の上部および下部にそれぞれ配置される。ガバナロープ63は、ガバナシーブ61,62に捲きかけられ、図6に示すように乗籠2の外側に取り付けられたリンク機構66を介して、非常止め装置5に連結されている。
錘固定装置10Aは、釣合錘3を移動範囲の最下点よりも高い位置に保持するように設けられる。錘固定装置10Aは、図2に示すように、レール側受部11と枠側支持部12と連結具13とを有している。レール側受部11は、ブラケット111と連結孔112とブッシュと113とを有する。ブラケット111は、釣合錘3に面した側と反対側から釣合錘用ガイドレール8のフランジ81に取り付けられている。フランジ81よりも張り出したブラケット111の端部は、釣合錘3から離れる方向へ折れ曲っている。連結孔112は、フランジ81よりも張り出した部分のブラケット111に開口している。図5に示すようにブッシュ113は、釣合錘3に対して反対側に連結孔112を囲って延びている。
枠側支持部12は、図2に示すように係合プレート121と挿入口122とを有している。係合プレート121は、釣合錘用ガイドレール8寄りの錘枠31の下部に取り付けられ、ブラケット111に対峙する側に延びている。挿入口122は、フランジ81よりも張り出した部位の係合プレート121に、連結孔112と同軸に設けられている。
連結具13は、図3に示すようにブッシュ113と連結孔112とに装着されており、図4に示すように挿入口122へ閂状に差し込まれる。連結具13は、図5に示すようにロッド部131から半径方向に延びるレバー部132を有している。このレバー部132は、ブラケットに設けられたカム孔114に差し込まれている。カム孔114は、図3に示す待機状態P1と、図4に示す嵌合状態P2との両端の2か所で重力方向にレバー部132が落ち込む切込みを有している。
この錘固定装置10Aは、釣合錘の重心を鉛直方向に通る中心軸に対して軸対称となるように釣合錘用ガイドレール8に1つずつ設けられている。また、レール側受部11は、釣合錘用ガイドレール8のフランジ81に対してボルトで締結固定されている。したがって、高さを変えてフランジ81の数箇所にレール側受部11を取り付ける孔を設けておけば、それぞれの位置で釣合錘3を保持することができる。
次に、この錘固定装置10Aを利用して行われるエレベータ1の主ロープ緩和方法について図6および図7を参照して説明する。主ロープ42を緩める必要がある場合として、主ロープ42を点検または交換する場合、駆動シーブ41や籠シーブ24および錘シーブ33を点検または交換する場合等がある。主ロープ42は、乗籠2と釣合錘3の重量によって伸ばされている状態であるので、乗籠2および釣合錘3の片方もしくは両方を少しずつ持ち上げてやる必要がある。
本実施形態の場合、図6に示すように、まず、移動範囲の最下点よりも高い位置、少なくとも、主ロープ42の伸び量よりも大きい高さに釣合錘3を錘固定装置10Aによって保持する。次に、乗籠2を移動範囲の最高点に向けて巻上機4で引上げる。図7に示すように乗籠2がやや持ち上がった位置で、乗籠2のブレーキ機構である非常止め装置5を調速機6のリンク機構66を手動で操作するなどによって作動させて、乗籠2を乗籠用ガイドレール7に対して固定する。この後、駆動シーブ41の回転を自由にすれば、主ロープ42にかかる荷重が全体的に緩んだ状態となる。
このように、錘固定装置10Aは、釣合錘3の下に入ることなく、連結具13を釣合錘3および釣合錘用ガイドレール8の外側から操作することによって、釣合錘3を所定の位置に固定することができる。また、釣合錘を仮支持するための治工具やジャッキ等は不要であり、これらを段取し搬入するための作業の手間が省ける。
本発明に係る第2の実施形態の錘固定装置10Bについて、図8および図9を参照して説明する。第1の実施形態の錘固定装置10Aと同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8に示す第2の実施形態の錘固定装置10Bのレール側受部11は、釣合錘用ガイドレール8のフランジ81に開口された連結孔82を有する。また、枠側支持部12は、錘枠31に設けられるガイドシュー311に、釣合錘用ガイドレール8側から釣合錘3に向かう方向へ穿設された締結孔312を有する。連結具13は、釣合錘用ガイドレール8の外側から錘枠31に設けられた締結孔312に届く十分な長さを有したボルトである。締結孔312は、錘枠31の内側から取り付けられたナット313を有し、連結具13が螺合される。
本実施形態では、図8および図9に示すように、レール側受部11は、ちょうど釣合錘用ガイドレール8の繋ぎ目83に設けられており、繋ぎ目83にあてがわれる目板84を固定するためのボルト孔が連結孔82として利用されている。図8および図9には、釣合錘3の下部に設けられた錘固定装置10Bのみ図示しているが、同様の構成の錘固定装置10Bをもう1本の釣合錘用ガイドレール8と錘枠31との間に設ける。また、上部に設けられるガイドシュー311に対しても同じ構成の錘固定装置10Bを配置してもよい。この場合、繋ぎ目83に合致しないのであれば、連結具13となるボルトを通せる連結孔82をフランジ81に専用に設ければよい。
上記構成によれば、構造が第1の実施形態よりもさらに単純であり、既存の構造を利用することもできるので、主ロープ緩和方法として既存のエレベータに多く活用することができる。さらに、釣合錘用ガイドレール8から張り出す部材が少なく、作業スペースが十分に確保できない場合にも適している。
本発明に係る第3の実施形態の錘固定装置10Cについて、図10を参照して説明する。第1の実施形態の錘固定装置10Aおよび第2の実施形態の錘固定装置10Bと同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図10に示す第3の実施形態の錘固定装置10Cのレール側受部11は、目板84およびフランジ81を通して設けられる貫通孔85と、釣合錘3から離れる方向へ貫通孔85から延びるガイドブッシュ86とを備えている。本実施形態において、貫通孔85は、目板84を下方へ延長して設けた余長部に別途開口されている。貫通孔85は、第2の実施形態のように目板84を固定するためのボルトを外し、そのボルト孔を利用するものであってもよい。釣合錘用ガイドレール8寄りの錘枠31の下端部には、枠側支持部12として釣合錘用ガイドレール8から離れる方向に延びる溝314aを有した係合ブロック314が取り付けられている。
連結具13は、中実のロッドに形成され、ガイドブッシュ86から貫通孔85を通して差し込まれる。貫通孔85から釣合錘3側に向かって延び出た連結具13の先端は、係合ブロック314の溝314aに嵌り込む。溝314aが設けられていることによって、連結具13が釣合錘3の錘枠31の下端から外れることを防止できる。
本実施形態の錘固定装置10Cは、釣合錘3が移動する側に連結具13を釣合錘用ガイドレール8から予め突き出させておき、ここに釣合錘3を載せる形にこの釣合錘3を固定する。なお、第2の実施形態の場合と同様に、錘固定装置10Cは、釣合錘3の片側について図示し説明したが、一対に設けられる釣合錘用ガイドレール8のもう一方にも同様に設けられることが好ましい。ただし、片側のみによって釣合錘3を支持し得る十分な剛性が得られるのであれば、片側のみであっても良い。
第1の実施形態において、連結具13は、連結孔112と挿入口122とを同軸に合致させた状態で差し込まれる。また、第2の実施形態において、連結具13は、連結孔82と締結孔312とを同軸に合致させた状態で、螺合される。したがって、いずれの場合も、高さ位置を微調整することが必要である。これに対して、第3の実施形態において、連結具13は、予めレール側受部11に装着された状態であり、これに釣合錘3が載せられることで、錘枠31の下端に取り付けられた係合ブロック314と当接する。したがって、釣合錘3を固定するための作業がより簡単になる。
第1の実施形態の錘固定装置10A、第2の実施形態の錘固定装置10B、第3の実施形態の錘固定装置10Cは、いずれも釣合錘3を釣合錘用ガイドレール8に対して直接固定するものである。したがって、釣合錘3の移動範囲のうち、最下点よりも高い位置であれば、下部に近い側だけではなく、昇降路の上部側の位置でも、中層階の位置にでも、昇降路内部の作業性に合わせて自由に設定することができる。例えば、乗籠2に対して作業が多く行われる場合は、釣合錘3を昇降路9の上部で固定し、下部に乗籠2を配置することもできる。
本発明に係る第1の実施形態の錘固定装置を備えるエレベータを示す斜視図。 図1に示した錘固定装置の分解斜視図。 図1に示した錘固定装置の連結具が待機状態であるときの正面図。 図1に示した錘固定装置の連結具が嵌合状態であるときの正面図。 図1に示した錘固定装置を連結具の移動方向から見た側面図。 図1におけるエレベータを模式的に示す図。 図6の状態から錘固定装置で釣合錘を固定した後、巻上機で乗籠を引上げ、主ロープが緩んだ状態を模式的に示す図。 本発明に係る第2の実施形態の錘固定装置を示す分解斜視図。 図8に示した錘固定装置の断面図。 本発明に係る第3の実施形態の錘固定装置を示す断面図。
符号の説明
1…エレベータ、2…乗籠、3…釣合錘、4…巻上機、5…非常止め装置、7…乗籠用ガイドレール、8…釣合錘用ガイドレール、9…昇降路、10A,10B,10C…錘固定装置、11…レール側受部、12…枠側支持部、13…連結具、31…錘枠、42…主ロープ、82…連結孔、111…ブラケット、112…連結孔、113…ブッシュ、121…係合プレート、122…挿入口、311…ガイドシュー、312…締結孔、314…係止ブロック(枠側支持部)。

Claims (6)

  1. エレベータの昇降路に設置された一対のガイドレールに沿って移動する釣合錘を移動範囲の最下点よりも高い位置に保持する錘固定装置であって、
    前記ガイドレールの間に配置される前記釣合錘の錘枠に設けられる枠側支持部と、
    前記ガイドレール側に設けられるレール側受部と、
    前記枠側支持部および前記レール側受部を連結させる連結具と
    を備えることを特徴とする錘固定装置。
  2. 前記レール側受部は、前記ガイドレールから延びるフランジに取り付けられるブラケットと、前記フランジよりも張り出した前記ブラケットに開口される連結孔と、前記錘枠に対して反対側に前記連結孔を囲って延びるブッシュとを有し、
    前記枠側支持部は、前記釣合錘用ガイドレール寄りの前記錘枠の下端に取り付けられて前記ブラケットに対峙する側に延びる係合プレートと、前記フランジよりも張り出した前記係合プレートに前記連結孔と同軸に設けられた挿入口とを有し、
    前記連結具は、前記ブッシュと前記連結孔と前記挿入口とに閂状に差し込まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の錘固定装置。
  3. 前記枠側支持部は、前記錘枠に固定されて前記ガイドレールに遊嵌するガイドシューに形成された締結孔を有し、
    前記レール側受部は、前記ガイドレールから一体に延びるフランジに開口された連結孔を有し、
    前記連結具は、前記連結孔を通して前記締結孔に螺合される
    ことを特徴とする請求項1に記載の錘固定装置。
  4. 前記枠側支持部は、前記錘枠の下端に設けられ、
    前記レール側受部は、鉛直方向に前記ガイドレールを連結する目板および前記ガイドレールのフランジ通して設けられる貫通孔を有し、
    前記連結具は、前記錘枠の下方に突出させて前記貫通孔に装着され、前記錘枠を支持することを特徴とする請求項1に記載の錘固定装置。
  5. 昇降路に鉛直方向へ配置されたガイドレールにそれぞれ案内される乗籠と釣合錘とが巻上機を介して主ロープでつるべ式に垂下されたエレベータの主ロープ緩和方法において、
    前記釣合錘の錘枠に設けられた枠側支持部へ前記ガイドレールに設けられたレール側受部を通して前記ガイドレールの外側から連結具を挿入嵌合させて、前記釣合錘をこの移動範囲の途中に保持し、
    前記釣合錘に対して前記乗籠を前記巻上機で巻き上げた位置に前記乗籠に設けられる非常止め装置で保持することによって、前記主ロープに係る荷重を緩める
    ことを特徴とするエレベータの主ロープ緩和方法。
  6. エレベータの昇降路に設置された一対のガイドレールに沿って移動する釣合錘の移動枠に枠側支持部を設け、
    前記釣合錘の移動範囲の最下点よりも高い位置で前記枠側支持部に対応させて前記ガイドレール側にレール側受部を設け、
    前記錘枠よりも外側から前記レール側受部を通して前記枠側支持部へ連結具を装着することによって前記錘枠を保持し、
    前記釣合錘と主ロープで連結され巻上機を介してつるべ式に前記昇降路に垂下された乗籠をこの移動範囲の最上点に向けて移動させ、
    前記乗籠に設けられたブレーキ機構を用いて前記乗籠をこの乗籠用のガイドレールに対して固定し、
    前記主ロープに掛かる荷重を緩める
    ことを特徴とするエレベータの主ロープ緩和方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP4067282A1 (de) * 2021-03-30 2022-10-05 Inventio Ag Gegengewichthalter zum halten eines gegengewichts einer aufzugsanlage, führungsschienensystem für eine aufzugsanlage und aufzugsanlage

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