JP2008050135A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008050135A
JP2008050135A JP2006229172A JP2006229172A JP2008050135A JP 2008050135 A JP2008050135 A JP 2008050135A JP 2006229172 A JP2006229172 A JP 2006229172A JP 2006229172 A JP2006229172 A JP 2006229172A JP 2008050135 A JP2008050135 A JP 2008050135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
paper feed
sheet feeding
speed
movement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006229172A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4550032B2 (ja
Inventor
Masaya Ishimoto
雅也 石本
Masahiro Ogura
正裕 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duplo Seiko Corp
Original Assignee
Duplo Seiko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duplo Seiko Corp filed Critical Duplo Seiko Corp
Priority to JP2006229172A priority Critical patent/JP4550032B2/ja
Priority to PCT/JP2007/057427 priority patent/WO2008023475A1/ja
Priority to CN2007800233298A priority patent/CN101472817B/zh
Publication of JP2008050135A publication Critical patent/JP2008050135A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4550032B2 publication Critical patent/JP4550032B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/02Separating articles from piles using friction forces between articles and separator
    • B65H3/06Rollers or like rotary separators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H1/00Supports or magazines for piles from which articles are to be separated
    • B65H1/04Supports or magazines for piles from which articles are to be separated adapted to support articles substantially horizontally, e.g. for separation from top of pile
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/46Supplementary devices or measures to assist separation or prevent double feed
    • B65H3/52Friction retainers acting on under or rear side of article being separated
    • B65H3/5207Non-driven retainers, e.g. movable retainers being moved by the motion of the article
    • B65H3/5215Non-driven retainers, e.g. movable retainers being moved by the motion of the article the retainers positioned under articles separated from the top of the pile
    • B65H3/5223Retainers of the pad-type, e.g. friction pads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2405/00Parts for holding the handled material
    • B65H2405/30Other features of supports for sheets
    • B65H2405/35Means for moving support
    • B65H2405/351Means for moving support shifting transversely to transport direction, e.g. for handling stepped piles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2511/00Dimensions; Position; Numbers; Identification; Occurrences
    • B65H2511/20Location in space
    • B65H2511/22Distance
    • B65H2511/222Stroke
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2551/00Means for control to be used by operator; User interfaces
    • B65H2551/10Command input means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】給紙トレイを下降させることなく、給紙台を、用紙の供給方向に対する直交方向に移動させることができる、給紙装置を、提供すること。
【解決手段】用紙101の供給方向に対する直交方向に移動可能である、給紙台24と、給紙台を上記直交方向に移動させる移動手段と、給紙台が載置されており、昇降可能である、給紙トレイ22と、給紙トレイを昇降させる昇降手段と、給紙ローラ211を備え、給紙台に積載された用紙を上から1枚ずつ分離して送り出す、給紙分離手段21と、給紙台を上記直交方向に任意の量だけ移動させる旨の指示を入力する、移動指示入力手段と、移動指示入力手段によって入力された指示に基づいて、移動手段の作動を制御する、移動制御手段と、を備えた、給紙装置2において、給紙ローラを、給紙台に積載されている用紙の最上の用紙との接触を解除するよう、退避させる、給紙ローラ退避手段を備えていることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、積載された用紙を上から1枚ずつ次段へ供給する給紙装置に関するものであり、特に、積載された用紙の、上記供給方向に対する直交方向の位置を、変えることができる、給紙装置、に関するものである。
特許文献1には、積載された用紙を上から1枚ずつ次段へ供給する給紙装置が、示されている。この給紙装置では、用紙を次段へ供給する前に、用紙が積載された給紙台を上記供給方向に対する直交方向に任意の量だけ移動させることができる。
なお、孔版印刷機においては、以下に示すような排紙機構部が公知である。
図14〜図21は、排紙機構部の第1の公知例を示す。
図14は、排紙機構部の側面図であり、排紙機構部は、印刷された用紙をドラムから剥がし、プリントトレイ上に排出するものである。図14において、符号を付してあるものは、それぞれ、紙ハガシ爪801、エスケープカム802、ジャムセンサー(発光PCB)803、ジャムセンサー(受光PCB)804、トップブローファンユニット805、トップブローファン806、排紙ファンユニット807、排紙ファン808、排紙ベルトモータ809、エンコーダセンサ810である。
図15は、紙ハガシ爪の機構を示す斜視図である。紙ハガシ爪801は、中央の主ハガシ爪(紙ハガシ爪)812と、その両側の補助ハガシ爪813とによって構成されており、各爪の先端には、空気の吹き出し穴が形成されている。印刷機内のエアーポンプ814から送られた圧縮空気をこの穴から吹き出し、用紙の先端をドラム815(図16)から浮き上がらせるようになっている。図16に示すように、ドラム815から用紙を確実に剥がすため、紙ハガシ爪801と、ドラム815及びマスタークランプとの隙間tは、約0.5mmに調整される。
図17は、トップブローファンを示す側面図であり、図18は、トップブローファンを示す斜視図である。トップブローファン806は、印刷中、紙ハガシ爪801後方からファンによって常時エアーを吹き付けることにより、紙剥がしを助けると共に、排紙ベルトに用紙を押し付け、排出を安定させるようになっている。図18に示すように、トップブローファン806は、2つ並べて設けられている。
図19、図20は、ジャムセンサーを示す側面図である。ジャムセンサー(発光PCB)803は、トップブローファンユニット805に設けられ、ジャムセンサー受光素子(受光PCB)804は、排紙ファンユニット807に設けられ、用紙が正常に排出されたかどうかを検知する。用紙が正常に排出されなかったことを検知すると、操作パネルの液晶パネルに「右側紙づまりです」と表示する。
ジャムセンサー803,804は、光路が遮られると「HIGH」、通光していると「LOW」となる。用紙によって遮られる場合と、トップブローファンユニット805が開けられたために通光しない場合とがある。
紙づまりの表示には、排紙側の「右側紙づまりです」と、給紙側の「左側紙づまりです」とがあり、それぞれ次の条件で判定する。
「右側紙づまりです」が表示される場合:
(1)用紙後端が排出されない場合である。具体的には、ソフトによりドラム停止位置からのある角度を検出し、そのタイミングで、ジャムセンサー803,804間が遮光されている場合である。
(2)用紙先端が排出されない場合である。具体的には、プレスロールセンサ817が通光(プレスON)している間に一度もジャムセンサー803,804が遮光されなかった場合である。
(3)機械停止時、トップブローファンユニット805が開いている等、ジャムセンサー803,804が遮光されている場合である。通光となれば表示が解除される。
「左側紙づまりです」が表示される場合:
給紙動作を行ったのに、用紙がシグナルセンサを通過しない場合である。印刷中に、給紙の指令が出てからドラム2回転連続して、プレスロールセンサ817が通光しないときにジャムを検出する。
図21は、排紙ベルトを示す側面図である。紙ハガシ爪801によってドラムから剥がされた用紙は、排紙ベルト822によって紙受板に送り出される。排紙ベルト822は、排紙ベルトモータ809で駆動されており、エンコーダセンサ810によってスピードが検出されるようになっている。
図22〜図29は、排紙機構部の第2の公知例を示す。
排紙機構部は、第1の公知例と同様に、印刷された用紙をドラムから剥がし、紙受板上に排出するものである。図22は、紙ハガシ機構を示す分解斜視図である。紙ハガシ機構は、紙ハガシ爪901と、その後部に設けられた排紙ローラ902で構成されており、紙ハガシ爪901の先端には空気の吹き出し穴がある。印刷機内のエアーポンプ903から送られた圧縮空気を吹き出し穴から吹き出し、用紙先端をドラムから浮き上がらせる。紙ハガシ爪901でドラムから剥がされた用紙は、排紙ローラ902で紙受板上に排出される。
図23に示すように、紙ハガシ爪901とドラム905との隙間t1は、約0.5mmに調整されており、図24に示すように、紙ハガシ爪901とマスタークランプ906との隙間t2は、約3mmに調整されている。
図25は、ジャムセンサーを示す側面図である。ジャムセンサー発光PCB908は、排版ユニット910に設けられ、ジャムセンサー受光PCB909は排紙ユニット911に設けられ、用紙が正常に排出されたどうかを検知するようになっている。用紙が正常に排出されなかったことを検知すると、操作パネルの自己診断表示部に「カミヅマリミギガワ」と表示する。
ジャムセンサー908,909の光路が遮られると「HIGH」となり、通行していると「LOW」となる。ジャムセンサー908,909は、用紙によって遮られる場合と、排版ユニット910があけられたため通光しない場合とがある。
図26は、紙づまり検知の機構を示す側面図、図27は、紙づまり検知の制御シーケンス図である。紙づまりには、「カミヅマリミギガワ」(排紙側)と、「カミヅマリヒダリガワ」(給紙側)とがあり、それぞれ次の条件で判定している。紙づまりを検知したとき、操作パネルに「カミヅマリ」の表示と、排紙側・給紙側のランプ点灯を行い、プリントを停止する。その後、原因を取り除いてストップキーを押すか、プリントを再開させることにより、表示を解除することができる。なお、図26中の符号916は、脱版・着版位置センサである。
「カミヅマリミギガワ」の場合:
(1)用紙後端が排出されない場合である。具体的には、ドラム停止/ジャム検知位置センサ913のジャム検知エッジ914の(通光→遮光)タイミングでジャムセンサー908,909間が遮光されている場合である。
(2)用紙先端が排出されない場合である。具体的には、プレスロールセンサ915が通光(プレスON)している間に、一度もジャムセンサー908,909が遮光されなかった場合である。
(3)機械停止時に排版ユニット910が開いている等、ジャムセンサー908,909が遮光されているときである。通光となれば表示は解除される。
「カミヅマリヒダリガワ」の場合:
給紙動作を行ったのに用紙がシグナルレバーを通過しない場合である。具体的には、給紙ソレノイドONの指令が出てからドラム2回転連続してプレスロールセンサー915が通光しない場合である。
図28は、区分けプリント動作の構造を示す斜視図である。区分けプリント動作は、セット枚数のプリントが終了するまでにテープクラスター920から一定の長さの区分けテープ921が排出され、カットされる。この動作は、セット組数が終了するまで行われる。
例えば、10枚セットを4組、20枚セットを3組、30枚セットを2組印刷する場合、図29に示すように区分けテープ921が設けられる。
具体的な動作について説明すると、テープクラスター920は、セット枚数残10枚目から区分けテープ921の送り出しを開始し、規定の長さを送り出した後プリントがセット枚数完了すると、区分けテープ921をカットする。この動作をセット組数終了まで繰り返す。
テープ送り出し量は2種類あり、セット組数終了時は長く(大分類)、セット枚数終了時は短く(小分類)自動的に区分けする。区分けテープ921の送り出し量は、小分類の場合、約250mm(±15%)、大分類の場合は、約370mm(±15%)となっている。
セット枚数が10枚以下の場合、区分けテープ921の送り出しはプリント開始と同時に行われる。規定量送り出す前にセット枚数分のプリントが終了した場合、送り出しが完了するまで次のセット枚数分プリント動作を中断(給紙のみ停止、ドラムは低速で回転)する。なお、プリントの途中でクラスターテープが無くなってもプリントは停止しないようになっている。セット枚数は、1〜9999枚まで、セット組数は1〜99組までセット可能となっている。
特開2000−264448号公報
特許文献1の給紙装置では、給紙台を上記直交方向に移動させる前に、積載された用紙の最上の用紙と給紙ローラとの接触を解除するために、給紙台を下降させている。すなわち、給紙台を、下降させた後に上記直交方向に移動させている。したがって、特許文献1の給紙装置では、給紙台の上記直交方向への移動が完了するまでに時間が掛かるという問題があった。
また、特許文献1の給紙装置では、給紙台を下降させるので、用紙の積載量によっては給紙台が下限センサーに検知されて作動エラーと判定され、作動エラーを解除するために、積載されている用紙の一部を取り除く必要があった。このため、作業効率が低下するという問題があった。
更に、給紙台に積載された用紙を上から1枚ずつ分離して送り出す給紙分離手段が、給紙ローラと、給紙ローラに対して下方から当接するよう付勢された摩擦分離部材と、からなっている場合においては、次に送り出される用紙が、給紙ローラと摩擦分離部材との間に挟まれたままとなる。そして、その挟まれている用紙は、特許文献1の給紙装置のように給紙台を下降させても、下降せず、それ故、給紙台を上記直交方向に移動させても、移動しないので、その状態で、給紙装置を作動させると、ジャムを起こす恐れがあった。
本発明は、給紙台の上記直交方向への移動を短時間で完了させることができ、また、作動エラーに起因した作業効率の低下を防止できる、給紙装置を、提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、積載された用紙を上から1枚ずつ次段へ供給する給紙装置であって、用紙が積載されるとともに、上記供給方向に対する直交方向に移動可能である、給紙台と、給紙台を上記直交方向に移動させる移動手段と、給紙台が載置されており、昇降可能である、給紙トレイと、給紙トレイを昇降させる昇降手段と、給紙ローラを備え、給紙台に積載された用紙を上から1枚ずつ分離して送り出す、給紙分離手段と、給紙台を上記直交方向に任意の量だけ移動させる旨の指示を入力する、移動指示入力手段と、移動指示入力手段によって入力された指示に基づいて、移動手段の作動を制御する、移動制御手段と、を備えた、給紙装置において、給紙ローラを、給紙台に積載されている用紙の最上の用紙との接触を解除するよう、退避させる、給紙ローラ退避手段を備えていることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、移動制御手段が、給紙ローラ退避手段によって給紙ローラを退避させた後に、移動手段を作動させるようになっているものである。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、給紙ローラ退避手段が、給紙ローラの回転軸の一端を支点として回転軸全体を上下に回動させるよう構成されているものである。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、給紙分離手段が、給紙ローラに対して下方から当接するよう付勢された摩擦分離部材を備えており、摩擦分離部材は、退避された給紙ローラとの間に隙間を保持するよう、付勢が制御されているものである。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、移動指示入力手段が、移動方向及び移動量を同時に設定する移動指示キーを有しているものである。
請求項1記載の発明によれば、給紙ローラ退避手段によって給紙ローラを退避させることにより、給紙ローラと積載されている用紙の最上の用紙との接触を解除できるので、用紙が積載された給紙台が載置された給紙トレイを下降させなくても、給紙台を用紙の供給方向に対する直交方向に移動させることができる。したがって、次の効果を発揮できる。
(1)給紙トレイを下降させないで、給紙台を移動させることができるので、給紙台の移動を完了させるのに要する時間を、給紙トレイを下降させるのに要する時間分だけ、低減できる。したがって、給紙台の上記直交方向への移動を短時間で完了させることができる。
(2)給紙トレイを下降させる必要がないので、給紙台が下限センサーに検知されて作動エラーと判定されることがない。したがって、作動エラーを解除する作業を要することによる作業効率の低下を、防止できる。
請求項2記載の発明によれば、給紙ローラと積載されている用紙の最上の用紙との接触が解除された後に給紙台を移動させるので、給紙台を、積載されている用紙と共に確実に移動させることができる。
請求項3記載の発明によれば、給紙ローラを簡単且つ確実に退避させることができる。
請求項4記載の発明によれば、給紙分離手段が給紙ローラと摩擦分離部材とからなるものである場合において、給紙ローラを、積載されている用紙の最上の用紙、すなわち、給紙ローラと摩擦分離部材との間に挟まれている用紙から、退避させることができるので、給紙台を、給紙ローラと摩擦分離部材との間に挟まれていた用紙及び積載されている用紙と共に、確実に移動させることができる。
請求項5記載の発明によれば、簡単な操作によって給紙台の移動方向及び移動量を設定できるので、作業性を向上できる。
図1は、本発明の給紙装置、を備えた画像形成装置を示す縦断面模式図である。この画像形成装置1において、給紙装置2は、積載されている用紙101を上から1枚ずつ次段へ供給する。矢印Xは、用紙101の供給方向を示す。画像形成装置1において、給紙装置2から供給されてきた用紙101は、上下一対の搬送ローラ11、画像形成部12、及び排紙ローラ131に掛け渡された排紙ベルト13を経て、排紙部14へ、排紙される。このとき、画像形成部12においては、用紙101に画像が印刷される。
図2は図1の給紙装置2の拡大部分図である。この給紙装置2は、積載されている用紙101を上から1枚ずつ分離して送り出すための給紙分離手段21を備えている。給紙分離手段21は、給紙ローラ211と、給紙ローラ211に対して下方から当接するよう付勢された摩擦分離部材212と、からなっている。
図3は図1のIII矢視図である。なお、図3においては、用紙101の図示を省略している。給紙ローラ211は、回転軸213に固定されている。ここでは、回転軸213の軸方向中央部に、3個の給紙ローラ211が設けられている。回転軸213は、その両端部にて、画像形成装置1の両側壁191、192に回転自在に支持されている。
また、給紙装置2は、給紙トレイ22を備えている。給紙トレイ22は、その両縁部にて、画像形成装置1の両側壁191、192に、昇降可能に支持されている。
更に、給紙装置2は、給紙トレイ22を昇降させる昇降手段23を備えている。昇降手段23は、上部と下部とに配置されたスプロケット231と、両スプロケット231に掛け渡された環状ベルト232と、スプロケット231を駆動させるモータ(図示せず)と、からなっている。給紙トレイ22の上記両縁部は、両側壁191、192に形成された縦の長孔233を通ってベルト232に固定されている。これにより、給紙トレイ22は、モータによってスプロケット231を駆動してベルト232を回動させることにより、長孔233に沿って昇降するようになっている。
図4は給紙トレイ22及び給紙台24の全体斜視図である。給紙トレイ22には、用紙101が多数枚積載される給紙台24が、載置されている。給紙台24は、給紙トレイ22の上に重なる本体部241と、本体部241から前方へ張り出している張出部242と、からなっている。張出部242は、本体部241との連結部243にて回動可能に設けられている。本体部241上には、載置される用紙101の両縁をガイドする2枚のガイド板244、245が立設されている。
図5は給紙トレイ22及び給紙台24の透視平面図であり、本体部241を透視して示している。2枚のガイド板244、245は、矢印X方向に対する直交方向(矢印Y方向)に移動可能となっている。図5は、その移動手段を示している。2枚のガイド板244、245は、それぞれ、本体部241に矢印Y方向に延びて固定されているレール2441、2451に沿って、スライド可能な、ラック2442、2452に、固定されている。そして、ラック2442、2452は、ピニオン2443を間に挟んで対向している。これにより、ガイド板244を、レバー2444を摘んで、レール2441に沿って内向きにスライドさせると、ガイド板245も、同じ距離だけ、レール2451に沿って内向きにスライドする。また、ガイド板244を、レール2441に沿って外向きにスライドさせると、ガイド板245も、同じ距離だけ、レール2451に沿って外向きにスライドする。したがって、2枚のガイド板244、245は、その間隔を自在に変更することができる。
図6も給紙トレイ22及び給紙台24の透視平面図であるが、本体部241を図5の場合よりも更に透視して示している。また、図7は給紙トレイ22及び給紙台24の透視裏面斜視図である。給紙台24は、給紙トレイ22上を矢印Y方向に移動可能となっている。すなわち、図6及び図7は給紙台24の移動手段を示している。その移動手段は、駆動ネジ軸221と、モータ222と、螺合部223と、2本のスライド軸224、225と、移動量検知センサー226と、を備えている。
駆動ネジ軸221は、給紙トレイ22の矢印X方向の中央に、矢印Y方向に延びて設けられている。駆動ネジ軸221の一端は、給紙トレイ22の側壁228に回動自在に固定されている。モータ222は、駆動ネジ軸221の他端に、駆動ネジ軸221を回転させるよう、設けられている。螺合部223は、給紙台24の本体部241の側壁2418に固定されている。駆動ネジ軸221は、螺合部223に螺合して螺合部223を貫通している。スライド軸224、225は、駆動ネジ軸221の両側にて駆動ネジ軸221と平行に、給紙トレイ22に、設けられている。これにより、モータ222を作動させて駆動ネジ軸221を回転させると、螺合部223が駆動ネジ軸221に対して相対回転しながら駆動ネジ軸221上を移動し、すなわち、給紙台24が給紙トレイ22上をスライド軸224、225に沿って移動する。
移動量検知センサー226は、駆動ネジ軸221の回転と共に回転する円板2261と、スリットカウンタ2262と、を有している。円板2261は、その周縁に多数のスリットを等間隔で有しており、スリットカウンタ2262は、そのカウンタ部を通過するスリットの数を求めるようになっている。これにより、駆動ネジ軸221の回転量、すなわち、螺合部223の移動量、すなわち、給紙台24の移動量が、検知される。
図8は、給紙分離手段21の給紙ローラ211の支持機構を示している。給紙ローラ211の回転軸213の一端2131は、軸回動支点31を構成して、画像形成装置1の側壁192に支持されている。また、回転軸213の他端2132は、画像形成装置1の側壁191に上下動可能に支持されている。
図9は軸回動支点31の縦断面図である。軸回動支点31は、回転軸213の一端2131と、側壁192に回転自在に支持された球状の軸部311と、一端2131と軸部311とを接続する接続リング312と、軸部311と接続リング312とを連結するロールピン313と、一端2131と接続リング312とを連結する固定ネジ314と、によって構成されている。接続リング312は、軸部311に外嵌しており、ロールピン313は、接続リング312を一方の側から貫通して軸部311内に挿入されている。ロールピン313と接続リング312との間には隙間3131が設けられている。また、ロールピン313は、パイプ状のピンであり、軸方向にスリットを有しており、拡径方向に付勢されている。接続リング312は、一端2131にも外嵌しており、固定ネジ314は、両者を貫通して固定されている。これにより、軸回動支点31においては、軸部311が球状であり、且つ、ロールピン313が隙間3131を有して設けられていることにより、軸部311を支点として、接続リング312が矢印R方向に回動可能となっている。すなわち、軸回動支点31においては、軸部311を支点として、回転軸213が矢印R方向に回動可能となっている。
回転軸213の他端2132は、図8に示すように、支点321を回動中心として有するレバー322の一端3221に、回転自在に、支持されている。レバー322の他端3222には、ソレノイド323の駆動軸324が連結されている。これにより、ソレノイド323が作動して駆動軸324が後退すると、レバー322の他端3222が下降し、レバー322の一端3221が上昇し、回転軸213の他端2132が上昇する。また、ソレノイド323が作動して駆動軸324が前進すると、回転軸213の他端2132は下降する。
すなわち、回転軸213は、図10に示すように、他端2132を昇降させることにより、軸回動支点31を支点として、上下に回動するようになっている。すなわち、これにより、給紙ローラ退避手段が構成されている。
図11は摩擦分離部材212の下方斜視図である。摩擦分離部材212は、給紙ローラ211に下方から当接する当接部材2121と、当接部材2121から受台2127を貫通して下方に延びているロッド部2122と、ロッド部2122を上方へ付勢した状態で支持する支持部2123と、を有している。支持部2123は、受台2127及び規制部2126を一体に有している。ロッド部2122は、スプリング2124によって、上方(矢印Z方向)に付勢されている。スプリング2124は、一端が支持部2123の片部2128に連結され且つ他端がロッド部2122の片部2129に連結されている。なお、図11は、スプリング2124の他端をロッド部2122の片部2129に連結させる前の状態を示している。また、ロッド部2122の下端には、ネジ部2125が固定されている。ロッド部2122は、ネジ部2125が支持部2123の規制部2126に下方から当接することによって、上方への移動距離が制限されている。すなわち、当接部材2121は、上方への付勢が制限されている。したがって、当接部材2121は、給紙ローラ211が上方へ回動すると、それに追随して上方へ移動するが、制限された移動距離以上は上方へは移動しない。その制限された移動距離は、給紙ローラ211が上方に最大限に移動した際に、その給紙ローラ211との間に1mm以上の隙間を確保するよう、設定されている。すなわち、当接部材2121は、退避された給紙ローラ211との間に1mm以上の隙間を保持するよう、上方への付勢が制限されている。
図12は、操作パネル(図示せず)の液晶表示画面に表示された移動指示キー41を示している。操作パネルには、各種の設定を入力するための設定キーがあり、その設定キーを押すと、液晶表示画面に、各種の設定に対応したキーが表示され、その中の印刷位置キーを押すと、図12に示すような移動指示キー41及び用紙101の平面模式図が表示される。ここでは、移動指示キー41は、矢印X方向、反矢印X方向、矢印Y方向の一方(矢印Y1方向)、及び矢印Y方向の他方(矢印Y2方向)への、用紙101の移動及び移動量を、入力するための、キー411、412、413、414を有している。なお、矢印Y1方向及び矢印Y2方向は、図5及び図6に示している。
更に、給紙装置2は、その作動を制御する制御部(図示せず)を備えている。操作パネルは、制御部に接続されている。制御部は、移動指示キー41によって入力された指示に基づいて、上述した給紙台24の移動手段を制御する、移動制御手段を含んでいる。
次に、作動について説明する。
本発明の給紙装置2は、移動指示キー41による入力を、印刷作動中に受け付けて作動する場合と、印刷作動中に受け付けないで作動する場合と、がある。
[移動指示キー41による入力を印刷作動中に受け付けて作動する場合]
画像形成装置1の作動中に、操作パネル中の上記印刷位置キーが押されると、給紙装置2は、制御部による制御を受けながら、次の(i)から(vii)へと順次作動する。
(i)印刷作動中であるか否かを検知する。印刷作動中である場合には、次の(ii)に移行し、印刷作動中でない場合には、(ii)へ移行しないで、(iii)に移行する。
(ii)給紙分離手段21の給紙ローラ211の作動を、停止する。
(iii)給紙ローラ退避手段を作動させる。すなわち、回転軸213を、軸回動支点31を支点として、上方に回動させる。これにより、給紙ローラ211が給紙台24に積載されている最上の用紙101から退避される。なお、このとき、摩擦分離部材212の当接部材2121は、退避される給紙ローラ211に追随して少し上方へ移動するが、給紙ローラ211との間に1mm以上の隙間を確保する位置で停止する。
(iv)移動指示キー41による入力を受けて、給紙台24の移動方向及び移動量が設定される。この設定は、具体的には、次のように行われる。
すなわち、移動指示キー41の内の例えばキー413を一度押下げて離すと、図12のM1部分の表示が「0.0mm」から「0.5mm」へ変わる。これは、給紙台24を矢印Y1方向へ0.5mm移動させることを示す。また、キー413を押下げたままにすると、その押下時間の長さに比例して、M1部分の表示の数字が0.5mmずつ加算されたものとなる。例えば、押下時間が300ミリ秒経過する毎に0.5mmずつ加算される。したがって、キー413を1秒押下げた場合には、M1部分の表示は「1.5mm」となる。これは、給紙台24を矢印Y1方向へ1.5mm移動させることを示す。また、キー414を押下げた場合は、矢印Y2方向への移動量が、同様に設定される。なお、一方のキー413(又はキー414)を押しすぎて表示された移動量が大きくなりすぎた場合には、続けて、他方のキー414(又はキー413)を押下げることにより、移動量を減少させることができる。例えば、キー413を押下げて矢印Y1方向への移動量が「2.0mm」となり、これを「1.5mm」にしたい場合には、続けて、キー414を一度押下げて離せばよい。そして、最後に図12のOKキーを押すと、キー413、414によって決定された移動方向及び移動量が、設定される。
(v)設定された移動方向及び移動量に基づいて、給紙台24を移動させる。すなわち、設定された移動方向が矢印Y1方向である場合には、螺合部223が駆動ネジ軸221上を矢印Y1方向へ移動するよう、モータ222が駆動ネジ軸221を一方向に回転させる。設定された移動方向が矢印Y2方向である場合には、モータ222が駆動ネジ軸221を他方向に回転させる。また、設定された移動量に基づいて、モータ222の回転量すなわち駆動ネジ軸221の回転量が制限される。その制限は、移動量検知センサー226が当該回転量を検知し、その検知信号を制御部が受けて、制御部がモータ222を停止させることによって、行われる。こうして、給紙台24が、設定された移動方向に、設定された移動量だけ、移動される。
(vi)給紙ローラ退避手段を解除する。すなわち、回転軸213を、軸回動支点31を支点として、下方に回動させて、給紙ローラ211を給紙台24に積載されている最上の用紙101に接触させる。
(vii)給紙ローラ211の作動を開始させる。これにより、用紙101は、矢印Y1方向又は矢印Y2方向へ所定量移動した位置から、次段へ供給される。
[移動指示キー41による入力を印刷作動中に受け付けないで作動する場合]
画像形成装置1の作動中に、操作パネル中の上記印刷位置キーが押されると、給紙装置2は、制御部による制御を受けながら、次の(a)から(f)へと順次作動する。
(a)印刷作動中であるか否かを検知する。印刷作動中である場合には、移動指示キー41による入力を受け付けず、印刷作動を続行する。印刷作動中でない場合には、(b)に移行する。
(b)上記(iv)と同様に、移動指示キー41による入力を受けて、給紙台24の移動方向及び移動量が設定される。
(c)操作パネルの印刷キーが押されると、上記(iii)と同様に、給紙ローラ退避手段を作動させる。
(d)上記(v)と同様に、設定された移動方向及び移動量に基づいて、給紙台24を移動させる。
(e)上記(vi)と同様に、給紙ローラ退避手段を解除する。
(f)印刷作動を開始させる。すなわち、給紙装置2によって、用紙101は、矢印Y1方向又は矢印Y2方向へ所定量移動した位置から、次段へ供給され、印刷される。
本発明の給紙装置2によれば、次のような作用効果を発揮できる。
(1)給紙ローラ退避手段によって給紙ローラ211を退避させることにより、給紙ローラ211と積載されている用紙101の最上の用紙との接触を解除できるので、給紙トレイ22を下降させなくても、給紙台24を矢印Y方向に移動させることができる。したがって、次の効果を発揮できる。
(i)給紙トレイ22を下降させないで、給紙台24を移動させることができるので、給紙台24の移動を完了させるのに要する時間を、給紙トレイ22を下降させるのに要する時間分だけ、低減できる。したがって、給紙台24の矢印Y方向への移動を短時間で完了させることができる。
(ii)給紙トレイ22を下降させる必要がないので、給紙台24が下限センサーに検知されて作動エラーと判定されることがない。したがって、作動エラーを解除する作業を要することによる作業効率の低下を、防止できる。
(2)給紙ローラ211と積載されている用紙101の最上の用紙101との接触が解除された後に給紙台24を移動させるので、給紙台24を、積載されている用紙101と共に確実に移動させることができる。
(3)給紙ローラ退避手段の構成及び作動が簡単であるので、給紙ローラ211を簡単且つ確実に退避させることができる。
(4)給紙分離手段21が給紙ローラ211と摩擦分離部材212とからなるものである場合において、給紙ローラ211を、図2の一点鎖線に示すように、積載されている用紙101の最上の用紙101、すなわち、給紙ローラ211と摩擦分離部材212の当接部材2121との間に挟まれている用紙101から、退避させることができるので、給紙台24を、給紙ローラ211と当接部材2121との間に挟まれていた用紙101及び積載されている用紙101と共に、確実に移動させることができる。
(5)移動指示キー41を押下げるだけという簡単な操作によって、給紙台24の移動方向及び移動量を設定できるので、作業性を向上できる。
なお、給紙分離手段が、分離ローラ分離方式のものである場合でも、本発明を適用することができる。ここで、分離ローラ分離方式とは、給紙ローラと逆転ローラとからなっており、用紙が重なった状態で両ローラ間に挟まれた場合に下の用紙を逆転ローラによって逆送して戻すことにより、用紙が重なったまま供給されるのを防止するようにしたものである。
[別の技術について]
本発明者等は、更に、孔版印刷装置において、次のような技術を得たので、ここに、説明する。その技術は、印刷ドラムの速度と排紙ベルトの速度との関係に関するものである。なお、印刷ドラムは、給紙されてきた用紙に印刷を施すものであり、排紙ベルトは、印刷された用紙を載せて排紙トレイへ搬送するものである。排紙ベルトは、少なくとも2つの排紙ローラ間に掛け渡されており、排紙ローラの回転速度に応じた線速度で移動するようになっている。
(背景技術及びその課題)
従来、印刷ドラムの回転速度は、第1速〜第5速までの5段階に設定されていた。すなわち、印刷速度は、5段階に設定されていた。しかし、近年、印刷速度の更なる増大が要望されてきており、第5速より速い第6速が設定されるようになった。
ところで、印刷速度が5段階である従来の場合においては、排紙ベルトの線速度は、印刷速度の全ての段階に対して同一に設定されていた。そこで、印刷速度が第6速である場合についても、排紙ベルトの線速度を、従来の第1速〜第5速の場合に設定した速度と同一に設定することが、提案された。しかし、それでは、第6速の場合における排紙ベルトの線速度が小さすぎてしまい、第6速の場合において、印刷される用紙の印刷ドラムからの剥がれが悪くなり、用紙の巻き上がりが生じるという問題があった。
そこで、用紙の巻き上がりを解消するために、排紙ベルトの線速度を、第1速〜第6速で同一ではあるが従来の5段階の場合に比して大きくすることが、提案された。しかし、それでは、第1速の場合における排紙ベルトの線速度が大きすぎてしまい、第1速の場合において、排紙された用紙が、排紙トレイのストッパに対して強く衝突し、また、次に排紙されてきた用紙とも衝突して、紙揃えが悪くなってしまうという問題があった。
以下に示す技術は、上記のような問題を解消できるものである。
(技術の内容)
1.第1速〜第5速の場合
a.印刷ドラムについて
印刷速度すなわち印刷ドラムの回転速度の設定は、操作パネルの印刷速度設定キーにより行う。印刷速度設定キー45は、図13に示すように、5個並んで設けられたLED451〜455とその両側の増速キー45A及び減速キー45Bとからなっている。初期の速度表示は、ユーザー仕様により、例えば第3速に設定されている。
そして、印刷開始時において、速度を設定する場合の作動は、次のようになる。すなわち、例えば、第5速を設定するためには、増速キー45Aを2回押してLED455を点灯させればよい。そうすると、印刷ドラムの回転速度は、第1速→第3速→第5速へと、2段階飛ばしで、増速される。また、例えば、第1速を設定する場合には、減速キー45Bを2回押してLED451を点灯させればよい。そうすると、印刷ドラムの回転速度は、第1速となる。
また、印刷途中において、速度を変更する場合の作動は、次のようになる。すなわち、例えば、第3速で印刷を行っている際に第5速へ変更する場合には、増速キー45Aを2回押してLED455を点灯させればよい。そうすると、印刷ドラムの回転速度は、第3速→第5速へと、2段階飛ばしで、増速される。また、例えば、第3速で印刷を行っている際に第1速へ変更する場合には、減速キー45Bを2回押してLED451を点灯させればよい。そうすると、印刷ドラムの回転速度は、第3速→第1速へと、2段階飛ばしで、減速される。
b.排紙ベルトについて
排紙ベルトの線速度は、常に一定の速度(ここではA速度と称する)に維持されている。すなわち、増速キー45Aや減速キー45Bが押されても、排紙ベルトの線速度は変化しない。
2.第6速の場合
a.印刷ドラムについて
印刷速度すなわち印刷ドラムの回転速度の第6速への設定は、印刷速度設定キー45とは別に操作パネルに設けられた第6速設定キーにより行う。
そして、印刷開始時において、第6速に設定する場合は、第6速設定キーを押せばよい。そうすると、印刷ドラムの回転速度は、第2速→第4速→第6速へと、2段階飛ばしで、増速される。
また、第1速〜第5速のいずれかで印刷している時に、第6速へ変更する場合にも、第6速設定キーを押せばよい。例えば、第1速で印刷している場合に、第6速設定キーを押すと、印刷ドラムの回転速度は、第1速→第3速→第5速→第6速へと、増速される。
b.排紙ベルトについて
排紙ベルトの線速度は、印刷ドラムの回転速度が第1速〜第5速の間で増速されている間は、上記A速度に維持され、印刷ドラムの回転速度が第6速になる時に、上記A速度より大きな速度(ここではB速度と称する)に増速される。すなわち、第6速の場合における排紙ベルトの線速度は、上記A速度より大きな上記B速度となる。
上記技術によれば、第6速の場合における排紙ベルトの線速度が、第1速〜第5速の場合における従来の排紙ベルトの線速度より、大きく設定されているので、次のような効果を発揮できる。
(1)第6速の場合における排紙ベルトの線速度が小さすぎることはないので、第6速の場合においても、印刷される用紙は、印刷ドラムから良好に剥がれ、巻き上がりが生じることはない。
(2)第1速の場合における排紙ベルトの線速度が大きすぎることはないので、第1速の場合において、排紙された用紙が、排紙トレイのストッパに対して強く衝突することはなく、また、次に排紙されてきた用紙と衝突することもなく、したがって、紙揃えが悪くなることはない。
(具体例)
印刷速度として第1速〜第6速を設定した場合における印刷ドラムの速度と排紙ベルトの速度との関係の一例を、表1に示す。
Figure 2008050135
表1に示すように、排紙ベルトの線速度は、印刷速度が第1速〜第5速である場合には一定(ここでは1533.7mm/秒)であり、第6速である場合には、少し大きく(ここでは1772.8mm/秒)設定されている。
本発明の給紙装置は、給紙トレイを下降させなくても、給紙台を用紙の供給方向に対する直交方向に移動させることができるので、産業上の利用価値が大である。
本発明の給紙装置、を備えた画像形成装置を示す縦断面模式図である。 図1の給紙装置の拡大部分図である。 図1のIII矢視図である。 給紙トレイ及び給紙台の全体斜視図である。 給紙トレイ及び給紙台の透視平面図である。 給紙トレイ及び給紙台の更なる透視平面図である。 給紙トレイ及び給紙台の透視裏面斜視図である。 給紙分離手段の給紙ローラの支持機構を示す斜視図である。 軸回動支点の縦断面図である。 給紙ローラ及び回転軸の回動の様子を示す模式正面図である。 摩擦分離部材の下方斜視図である。 操作パネルに表示された移動指示キーを示す図である。 操作パネルの印刷速度設定キーを示す図である。 排紙機構部の側面図である。 紙ハガシ爪の機構を示す斜視図である。 紙ハガシ爪とドラムの隙間を示す側面図である。 トップブローファンを示す側面図である。 トップブローファンを示す斜視図である。 ジャムセンサーを示す側面図である。 ジャムセンサーを示す側面図である。 排紙ベルトを示す側面図である。 紙ハガシ機構を示す分解斜視図である。 紙ハガシ爪とドラムの隙間を示す側面図である。 紙ハガシ爪とマスタークランプとの隙間を示す側面図である。 ジャムセンサーを示す側面図である。 紙づまり検知の機構を示す側面図である。 紙づまり検知の制御シーケンス図である。 区分けプリント動作の構造を示す斜視図である。 排紙した用紙に区分けテープ921を挿入した状態を示す説明図である。
符号の説明
101 用紙 2 給紙装置 21 給紙分離手段 211 給紙ローラ 212 摩擦分離部材 213 回転軸 22 給紙トレイ 23 昇降手段 24 給紙台 31 軸回動支点 41 移動指示キー

Claims (5)

  1. 積載された用紙を上から1枚ずつ次段へ供給する給紙装置であって、
    用紙が積載されるとともに、上記供給方向に対する直交方向に移動可能である、給紙台と、
    給紙台を上記直交方向に移動させる移動手段と、
    給紙台が載置されており、昇降可能である、給紙トレイと、
    給紙トレイを昇降させる昇降手段と、
    給紙ローラを備え、給紙台に積載された用紙を上から1枚ずつ分離して送り出す、給紙分離手段と、
    給紙台を上記直交方向に任意の量だけ移動させる旨の指示を入力する、移動指示入力手段と、
    移動指示入力手段によって入力された指示に基づいて、移動手段の作動を制御する、移動制御手段と、を備えた、給紙装置において、
    給紙ローラを、給紙台に積載されている用紙の最上の用紙との接触を解除するよう、退避させる、給紙ローラ退避手段を備えていることを特徴とする給紙装置。
  2. 移動制御手段が、給紙ローラ退避手段によって給紙ローラを退避させた後に、移動手段を作動させるようになっている、請求項1記載の給紙装置。
  3. 給紙ローラ退避手段が、給紙ローラの回転軸の一端を支点として回転軸全体を上下に回動させるよう構成されている、請求項1記載の給紙装置。
  4. 給紙分離手段が、給紙ローラに対して下方から当接するよう付勢された摩擦分離部材を備えており、
    摩擦分離部材は、退避された給紙ローラとの間に隙間を保持するよう、付勢が制御されている、請求項1記載の給紙装置。
  5. 移動指示入力手段が、移動方向及び移動量を同時に設定する移動指示キーを有している、請求項1記載の給紙装置。
JP2006229172A 2006-08-25 2006-08-25 給紙装置 Active JP4550032B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006229172A JP4550032B2 (ja) 2006-08-25 2006-08-25 給紙装置
PCT/JP2007/057427 WO2008023475A1 (fr) 2006-08-25 2007-04-03 Dispositif d'alimentation en papier
CN2007800233298A CN101472817B (zh) 2006-08-25 2007-04-03 供纸装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006229172A JP4550032B2 (ja) 2006-08-25 2006-08-25 給紙装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008050135A true JP2008050135A (ja) 2008-03-06
JP4550032B2 JP4550032B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=39106568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006229172A Active JP4550032B2 (ja) 2006-08-25 2006-08-25 給紙装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4550032B2 (ja)
CN (1) CN101472817B (ja)
WO (1) WO2008023475A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016041613A (ja) * 2014-08-14 2016-03-31 アルプス電気株式会社 画像形成装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107697671A (zh) * 2017-11-09 2018-02-16 湖北厚东印刷包装股份有限公司 一种用于印刷机的上料冷却系统
CN107618902A (zh) * 2017-11-09 2018-01-23 湖北厚东印刷包装股份有限公司 一种自动化印刷生产线
CN109399260B (zh) * 2018-10-23 2020-11-03 山东叶华纸制品包装有限公司 一种纸箱印刷工序用物料供给方法
CN109455559B (zh) * 2018-10-23 2021-01-08 福建省名尚彩印包装有限公司 一种纸箱印刷机
CN111439428B (zh) * 2019-09-17 2021-08-20 杭州富阳新堰纸制品有限公司 一种包装领域使用的纸箱片上拨式推送设备

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0518342Y2 (ja) * 1986-09-09 1993-05-17
JPH05306025A (ja) * 1992-01-10 1993-11-19 Ricoh Co Ltd 印刷機等における給紙装置
JPH09142673A (ja) * 1995-11-22 1997-06-03 Nec Corp 用紙カセット
JPH10129859A (ja) * 1996-10-30 1998-05-19 Canon Inc シート給送装置及び画像形成装置
JP2000264449A (ja) * 1999-03-18 2000-09-26 Riso Kagaku Corp 給紙装置
JP2000344371A (ja) * 1999-05-31 2000-12-12 Ricoh Co Ltd シート給送装置
JP2001080759A (ja) * 1999-09-17 2001-03-27 Matsushita Graphic Communication Systems Inc 記録装置
JP2005089142A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Duplo Seiko Corp 給紙装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6446258U (ja) * 1987-09-18 1989-03-22
JP2000264448A (ja) * 1999-03-16 2000-09-26 Riso Kagaku Corp 給紙装置
JP4678480B2 (ja) * 2004-09-15 2011-04-27 ブラザー工業株式会社 画像記録装置及びそれに適用する給紙トレイ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0518342Y2 (ja) * 1986-09-09 1993-05-17
JPH05306025A (ja) * 1992-01-10 1993-11-19 Ricoh Co Ltd 印刷機等における給紙装置
JPH09142673A (ja) * 1995-11-22 1997-06-03 Nec Corp 用紙カセット
JPH10129859A (ja) * 1996-10-30 1998-05-19 Canon Inc シート給送装置及び画像形成装置
JP2000264449A (ja) * 1999-03-18 2000-09-26 Riso Kagaku Corp 給紙装置
JP2000344371A (ja) * 1999-05-31 2000-12-12 Ricoh Co Ltd シート給送装置
JP2001080759A (ja) * 1999-09-17 2001-03-27 Matsushita Graphic Communication Systems Inc 記録装置
JP2005089142A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Duplo Seiko Corp 給紙装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016041613A (ja) * 2014-08-14 2016-03-31 アルプス電気株式会社 画像形成装置
CN106183468A (zh) * 2014-08-14 2016-12-07 阿尔卑斯电气株式会社 图像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101472817A (zh) 2009-07-01
CN101472817B (zh) 2011-10-05
WO2008023475A1 (fr) 2008-02-28
WO2008023475A8 (fr) 2008-05-02
JP4550032B2 (ja) 2010-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4550032B2 (ja) 給紙装置
US8177222B2 (en) Sheet feeding apparatus and image forming apparatus
US8141865B2 (en) Sheet feeding device and image forming apparatus with different separating and suctioning operational timings
US8876106B2 (en) Recording device
JP6523189B2 (ja) 画像形成装置
JP3798228B2 (ja) 丁合装置
JP2011195314A (ja) 画像形成装置
JP4308354B2 (ja) 孔版印刷機の給紙機構
JP2008179424A (ja) 給紙装置
JP2016204134A (ja) 丁合装置
JP7341848B2 (ja) 搬送装置
JP5273779B2 (ja) 丁合い機用給紙装置
JP4921182B2 (ja) 排紙積載装置および画像形成装置
JP2007039155A (ja) 給紙装置
JP4610926B2 (ja) 剥離装置
JP5010874B2 (ja) 排版装置
JP2628039B2 (ja) 複写機等の給紙装置
JP4589689B2 (ja) スタッカ装置
JP2022111571A (ja) インクジェット記録装置
JPH07149468A (ja) 丁合機
JP2010254392A (ja) 給紙装置
JP2014169139A (ja) 用紙処理装置
JP5494909B2 (ja) 用紙積載装置および画像形成装置
JP2006151626A (ja) シートスタッカ
JP2011143618A (ja) 孔版印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090616

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4550032

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250