JP2008049966A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】 サイドウォール補強層を硬くすることや厚くすることなく、パンク状態での車両装着時内側におけるサイドウォール部の撓みを抑制して、ランフラット耐久性を向上させることができる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 本発明は、ビードコア及びビードフィラーを含む一対のビード部と、サイドウォール部SWを経由してトロイド状に延びるカーカス層と、カーカス層のタイヤ径方向外側に配置されるトレッド部7と、カーカス層5のトレッド幅方向内側に配置され、トレッド幅方向断面において三日月状のゴムからなり、サイドウォール部SWを補強するサイドウォール補強層9とを空気入りタイヤ1が備え、トレッド部7における内側領域(IN)には、内側幅方向溝17が配列されており、トレッド部7における外側領域(OUT)には、周方向溝23と外側幅方向溝25とが配列されることを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】 本発明は、ビードコア及びビードフィラーを含む一対のビード部と、サイドウォール部SWを経由してトロイド状に延びるカーカス層と、カーカス層のタイヤ径方向外側に配置されるトレッド部7と、カーカス層5のトレッド幅方向内側に配置され、トレッド幅方向断面において三日月状のゴムからなり、サイドウォール部SWを補強するサイドウォール補強層9とを空気入りタイヤ1が備え、トレッド部7における内側領域(IN)には、内側幅方向溝17が配列されており、トレッド部7における外側領域(OUT)には、周方向溝23と外側幅方向溝25とが配列されることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、空気入りタイヤに関し、特に、サイドウォール部を補強するサイドウォール補強層を備える空気入りタイヤに関する。
従来、内圧が低下した状態、すなわち、パンク状態においても走行可能(いわゆる、ランフラット走行が可能)である空気入りタイヤについて、多くの提案がなされている。
例えば、トレッド幅方向断面において三日月状のゴムからなり、サイドウォール部を補強するサイドウォール補強層を備える空気入りタイヤが開示されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。この空気入りタイヤによれば、パンク状態においてサイドウォール補強層が荷重を支えることができるため、ランフラット走行が可能となる。
特開平10−138719号公報(第1−3頁、第1図)
特開平8−34814号公報(第1−2頁、第1図)
しかしながら、上述した従来の空気入りタイヤでは、サイドウォール補強層の硬さや厚みによりランフラット耐久性を向上させることが可能であるが、サイドウォール補強層を硬くすると乗り心地性が悪化してしまい、また、サイドウォール補強層を厚くするとタイヤ重量や転がり抵抗が増加してしまう。
また、近年の空気入りタイヤでは、キャンバー角により車両装着時内側におけるサイドウォール部の撓みが大きく、この車両装着時内側におけるサイドウォール部が故障することが多いとされているため、サイドウォール部の撓みを抑制することが要求されていた。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、サイドウォール補強層を硬くすることや厚くすることなく、パンク状態での車両装着時内側におけるサイドウォール部の撓みを抑制して、ランフラット耐久性を向上させることができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した状況を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴に係る発明は、ビードコア及びビードフィラーを含む一対のビード部と、ビードコアの周りで折り返され、サイドウォール部を経由してトロイド状に延びるカーカス層と、カーカス層のタイヤ径方向外側に配置され、路面と接するトレッド部と、カーカス層のトレッド幅方向内側に配置され、トレッド幅方向断面において三日月状のゴムからなり、サイドウォール部を補強するサイドウォール補強層とを空気入りタイヤが備え、トレッド部におけるタイヤ赤道線を基準として車両装着時内側に位置する領域である内側領域には、トレッド幅方向に沿って延びる溝である内側幅方向溝が配列されており、トレッド部におけるタイヤ赤道線を基準として車両装着時外側に位置する領域である外側領域には、タイヤ赤道線と略平行に延びる周方向溝と、トレッド幅方向に沿って延びる溝である外側幅方向溝とが配列されることを要旨とする。
ここで、略平行とは、タイヤ赤道線に対して溝が傾いている角度が0〜5度の範囲を含むものとする。
かかる特徴によれば、内側領域に内側幅方向溝が配列されており、外側領域に周方向溝と外側幅方向溝とが配列されること、すなわち、内側領域に周方向溝が配列されていないことによって、トレッド部における内側領域の変形を抑制することができるため、パンク状態での車両装着時内側におけるサイドウォール部の撓みを抑制して、ランフラット耐久性を向上させることができる。これにより、内側領域に周方向溝が配列されないことに伴い、サイドウォール補強層を硬くすることや厚くすることなく、ランフラット耐久性を向上させることができる。
本発明の第2の特徴に係る発明は、内側幅方向溝の平均幅である内側溝平均幅(W1)が、外側幅方向溝の平均幅である外側溝平均幅(W2)よりも大きいことを要旨とする。
かかる特徴によれば、内側溝平均幅(W1)が外側溝平均幅(W2)よりも大きいことによって、トレッド部における内側領域と外側領域との剛性を均等に保つことが可能となり、パンク状態や非パンク状態での操縦安定性を向上させることができる。
本発明の第3の特徴に係る発明は、周方向溝よりもタイヤ赤道線側に位置する外側領域には、周方向溝から傾斜して延びる溝である傾斜溝が配列されていることを要旨とする。
かかる特徴によれば、周方向溝よりもタイヤ赤道線側に位置する外側領域に傾斜溝が配列されていることによって、ウエット路面等において空気入りタイヤと路面と間にある雨水等を排水することができ、パンク状態や非パンク状態での排水性能を向上させることができる。この排水性を向上させることに伴い、路面の雨水等の上を滑走してしまうハイドロプレーニング現象を発生しずらくすることが可能となる。
本発明の第4の特徴に係る発明は、内側領域には、タイヤ周方向に向かって複数の折れ曲がる折曲部を有する溝であるジグザグ溝が配列されていることを要旨とする。
かかる特徴によれば、内側領域にジグザグ溝が配列されていることによって、該内側領域でエッジ効果が十分に得られることができ、パンク状態や非パンク状態での操縦安定性をさらに向上させることができる。
本発明の第5の特徴に係る発明は、内側領域には、タイヤ赤道線側に位置する内側折曲部に交差して延びる溝である交差溝が配列されていることを要旨とする。
かかる特徴によれば、内側領域に交差溝が配列されていることによって、ウエット路面等において空気入りタイヤと路面と間にある雨水等を排水することができ、パンク状態や非パンク状態での排水性能をさらに向上させることができる。
本発明の第6の特徴に係る発明は、内側幅方向溝が、タイヤ赤道線側に位置する内側折曲部よりもトレッド幅方向外側に位置する外側折曲部と連続してトレッド幅方向外側へ向けて延びていることを要旨とする。
かかる特徴によれば、内側幅方向溝が外側折曲部と連続してトレッド幅方向外側へ向けて延びていることによって、ウエット路面等において空気入りタイヤと路面と間にある雨水等を排水することができ、パンク状態や非パンク状態での排水性能をさらに向上させることができる。
本発明によれば、サイドウォール補強層を硬くすることや厚くすることなく、パンク状態での車両装着時内側におけるサイドウォール部の撓みを抑制して、ランフラット耐久性を向上させることができる空気入りタイヤを提供することができる。
次に、本発明に係る空気入りタイヤの一例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なのものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることを留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
(空気入りタイヤの構成)
まず、本実施の形態に係る空気入りタイヤの構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態に係る空気入りタイヤのトレッド幅方向断面図である。
まず、本実施の形態に係る空気入りタイヤの構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態に係る空気入りタイヤのトレッド幅方向断面図である。
図1に示すように、空気入りタイヤ1は、ビードコア3a及びビードフィラー3bを含む一対のビード部3を有している。また、空気入りタイヤ1は、ビードコア3aの周りでトレッド幅方向内側からトレッド幅方向外側へ向けて折り返され、サイドウォール部SWを経由してトロイド状に延びるカーカス層5を有している。
カーカス層5のタイヤ径方向外側には、路面と接するトレッド部7が配置されている。このトレッド部7の詳細については、後述する。
カーカス層5のトレッド幅方向内側には、トレッド幅方向断面において三日月状のゴムからなり、サイドウォール部SWを補強するサイドウォール補強層9が配置されている。このサイドウォール補強層9のトレッド幅方向内側には、チューブに相当する気密性の高いゴム層であるインナーライナー11が設けられている。
カーカス層5のタイヤ径方向外側、かつ、トレッド部7のタイヤ径方向内側には、トレッド部7を補強するベルト層13が配置されている。このベルト層13は、カーカス層5のタイヤ径方向外側に配置される第1ベルト層13aと、該第1ベルト層13aのタイヤ径方向外側に配置される第2ベルト層13bとによって構成されている。
(トレッド部の構成)
次に、上述したトレッド部の構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、本実施の形態に係る空気入りタイヤのトレッド展開図である。
次に、上述したトレッド部の構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、本実施の形態に係る空気入りタイヤのトレッド展開図である。
図2に示すように、トレッド部7におけるタイヤ赤道線CL上には、該タイヤ赤道線CLと略平行に延びる中心溝15が配列されている。
トレッド部7におけるタイヤ赤道線CLを基準として車両装着時内側に位置する領域である内側領域(IN)には、トレッド幅方向に沿って延びる溝である内側幅方向溝17が配列されている。
内側領域(IN)には、タイヤ周方向に向かって複数の折れ曲がる折曲部19A,19Bを有する溝であるジグザグ溝19が配列されている。また、内側領域(IN)には、タイヤ赤道線CL側に位置する内側折曲部19Aに交差して延びる溝である交差溝21が配列されている。
なお、上述した内側幅方向溝17は、内側折曲部19Aよりもトレッド幅方向外側に位置する外側折曲部19Bと連続してトレッド幅方向外側へ向けて延びている。
トレッド部7におけるタイヤ赤道線CLを基準として車両装着時外側に位置する領域である外側領域(OUT)には、タイヤ赤道線CLと略平行に延びる周方向溝23と、トレッド幅方向に沿って延びる溝である外側幅方向溝25とが配列される。
この周方向溝23よりもタイヤ赤道線CL側に位置する外側領域(OUT)、すなわち、中心溝15と周方向溝23との間には、該周方向溝23からタイヤ回転方向側へ傾斜して延びる溝である傾斜溝27が配列されている。
ここで、内側幅方向溝17の平均幅である内側溝平均幅(W1)は、外側幅方向溝25の平均幅である外側溝平均幅(W2)よりも大きいことが好ましい。なお、内側溝平均幅(W1)が外側溝平均幅(W2)よりも小さいと、トレッド部7における内側領域(IN)と外側領域(OUT)との剛性を均等に保つことができなくなることがあり、パンク状態や非パンク状態での操縦安定性を向上させることができない場合がある。
(作用・効果)
以上説明した本実施の形態に係る空気入りタイヤ1によれば、内側領域(IN)に内側幅方向溝17が配列されており、外側領域(OUT)に周方向溝23と外側幅方向溝25とが配列されること、すなわち、内側領域(IN)に周方向溝が配列されていないことによって、サイドウォール補強層9を硬くすることや厚くすることなく、パンク状態での車両装着時内側におけるサイドウォール部SWの撓みを抑制して、ランフラット耐久性を向上させることができる。
以上説明した本実施の形態に係る空気入りタイヤ1によれば、内側領域(IN)に内側幅方向溝17が配列されており、外側領域(OUT)に周方向溝23と外側幅方向溝25とが配列されること、すなわち、内側領域(IN)に周方向溝が配列されていないことによって、サイドウォール補強層9を硬くすることや厚くすることなく、パンク状態での車両装着時内側におけるサイドウォール部SWの撓みを抑制して、ランフラット耐久性を向上させることができる。
具体的には、図3に示すように、タイヤ赤道線CLを基準に対象トレッドパターンである空気入りタイヤ(図5参照)では、内側領域と外側領域とに周方向溝103が配列されているため、トレッド部101における内側領域の変形を抑制することができないため、パンク状態での車両装着時内側におけるサイドウォール部の撓みを抑制することができず、ランフラット耐久性を向上させることができない。
一方、図4に示すように、本実施の形態に係る空気入りタイヤ1は、内側領域(IN)に周方向溝が配列されていないことによって、トレッド部7における内側領域(IN)の変形を抑制することができるため、パンク状態での車両装着時内側におけるサイドウォール部SWの撓みを抑制して、ランフラット耐久性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る空気入りタイヤ1は、内側溝平均幅(W1)が外側溝平均幅(W2)よりも大きいことによって、トレッド部7における内側領域(IN)と外側領域(OUT)との剛性を均等に保つことが可能となり、パンク状態や非パンク状態での操縦安定性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る空気入りタイヤ1は、周方向溝23よりもタイヤ赤道線CL側に位置する外側領域(OUT)、すなわち、中心溝15と周方向溝23との間に傾斜溝27が配列されていることによって、ウエット路面等において空気入りタイヤ1と路面と間にある雨水等を排水することができ、パンク状態や非パンク状態での排水性能を向上させることができる。この排水性を向上させることに伴い、路面の雨水等の上を滑走してしまうハイドロプレーニング現象を発生しずらくすることが可能となる。
また、本実施の形態に係る空気入りタイヤ1は、内側領域(IN)にジグザグ溝19が配列されていることによって、該内側領域(IN)でエッジ効果が十分に得られることができ、パンク状態や非パンク状態での操縦安定性をさらに向上させることができる。
また、本実施の形態に係る空気入りタイヤ1は、内側領域(IN)に交差溝21が配列されていることによって、ウエット路面等において空気入りタイヤ1と路面と間にある雨水等を排水することができ、パンク状態や非パンク状態での排水性能をさらに向上させることができる。
さらに、本実施の形態に係る空気入りタイヤ1は、内側幅方向溝17が外側折曲部19Bと連続してトレッド幅方向外側へ向けて延びていることによって、ウエット路面等において空気入りタイヤ1と路面と間にある雨水等を排水することができ、パンク状態や非パンク状態での排水性能をさらに向上させることができる。
[その他の実施形態]
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。
具体的には、トレッド部7におけるタイヤ赤道線CL上に中心溝15が配列されているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、トレッド部7におけるタイヤ赤道線CL上に中心溝15が配列されてなくても勿論よい。
この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
次に、本発明の効果をさらに明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った試験結果について説明する。なお、各空気入りタイヤのサイズは、いずれも245/40R18である。
まず、比較例及び実施例に係る空気入りタイヤの構成について、図面を参照しながら説明する。なお、各空気入りタイヤは、以下で説明するトレッド部の構成以外については同一条件である。
比較例に係る空気入りタイヤ100は、図5に示すように、タイヤ赤道線CLを基準に対象トレッドパターンである。具体的には、トレッド部101には、タイヤ赤道線CLと略平行に延びる中心溝102と、該中心溝102と略平行に延びる周方向溝103とが複数配置されている。また、トレッド部101におけるセンター部には、周方向溝103からタイヤ回転方向側へ傾斜して延びる溝である傾斜溝104が複数配列されている。さらに、トレッド部におけるショルダー部には、トレッド幅方向に沿って延びる幅方向溝105とが複数配列されている。
実施例に係る空気入りタイヤは、図2に示すように、タイヤ赤道線CLを基準に非対称トレッドパターンである。具体的には、トレッド部7におけるタイヤ赤道線CL上には、中心溝15が配列されている。内側領域(IN)には、内側幅方向溝17と、ジグザグ溝19と、交差溝21とが複数配列されている。外側領域(OUT)には、周方向溝23と、外側幅方向溝25と、傾斜溝27とが複数配列される。なお、内側溝平均幅(W1)が、外側溝平均幅(W2)よりも大きく設定されている。
<パンク状態における撓み量>
各空気入りタイヤを車両(排気量4000cc)に装着し、荷重1800kg、内圧0Pa(いわゆる、パンク状態)の条件として、比較例に係る空気入りタイヤのトレッド部及びサイドウォール部の撓み量の指数を“100”とし、実施例に係る空気入りタイヤのトレッド部及びサイドウォール部の撓み量を相対値で評価した。なお、指数が小さいほど、パンク状態における撓み量が小さい。
各空気入りタイヤを車両(排気量4000cc)に装着し、荷重1800kg、内圧0Pa(いわゆる、パンク状態)の条件として、比較例に係る空気入りタイヤのトレッド部及びサイドウォール部の撓み量の指数を“100”とし、実施例に係る空気入りタイヤのトレッド部及びサイドウォール部の撓み量を相対値で評価した。なお、指数が小さいほど、パンク状態における撓み量が小さい。
この結果、実施例に係る空気入りタイヤは、比較例に係る空気入りタイヤと比べ、パンク状態でのトレッド部及びサイドウォール部の撓み量が小さいと分かった。
<ランフラット耐久性>
各空気入りタイヤを車両(排気量4000cc)に装着し、荷重1800kg、内圧0Pa(いわゆる、パンク状態)の条件として、一定の速度で転動させ、比較例に係る空気入りタイヤが走行可能な距離の指数を“100”とし、実施例に係る空気入りタイヤの走行可能な距離を相対値で評価した。なお、指数が大きいほど、パンク状態における走行可能な距離が長い。
各空気入りタイヤを車両(排気量4000cc)に装着し、荷重1800kg、内圧0Pa(いわゆる、パンク状態)の条件として、一定の速度で転動させ、比較例に係る空気入りタイヤが走行可能な距離の指数を“100”とし、実施例に係る空気入りタイヤの走行可能な距離を相対値で評価した。なお、指数が大きいほど、パンク状態における走行可能な距離が長い。
この結果、実施例に係る空気入りタイヤは、比較例に係る空気入りタイヤと比べ、パンク状態における走行可能な距離が長く、ランフラット耐久性に優れていることが分かった。
1…空気入りタイヤ、3…ビード部、3a…ビードコア、3b…ビードフィラー、5…カーカス層、7…トレッド部、9…サイドウォール補強層、11…インナーライナー、13…ベルト層、13a…第1ベルト層、13b…第2ベルト層、15…中心溝、17…内側幅方向溝、19…ジグザグ溝、19A…内側折曲部、19A,19B…折曲部、19B…外側折曲部、21…交差溝、23…周方向溝、25…外側幅方向溝、27…傾斜溝
Claims (6)
- ビードコア及びビードフィラーを含む一対のビード部と、
前記ビードコアの周りで折り返され、サイドウォール部を経由してトロイド状に延びるカーカス層と、
前記カーカス層のタイヤ径方向外側に配置され、路面と接するトレッド部と、
前記カーカス層のトレッド幅方向内側に配置され、トレッド幅方向断面において三日月状のゴムからなり、前記サイドウォール部を補強するサイドウォール補強層とを備え、
前記トレッド部におけるタイヤ赤道線を基準として車両装着時内側に位置する領域である内側領域には、トレッド幅方向に沿って延びる溝である内側幅方向溝が配列されており、
前記トレッド部における前記タイヤ赤道線を基準として車両装着時外側に位置する領域である外側領域には、前記タイヤ赤道線と略平行に延びる周方向溝と、トレッド幅方向に沿って延びる溝である外側幅方向溝とが配列されることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記内側幅方向溝の平均幅である内側溝平均幅(W1)は、前記外側幅方向溝の平均幅である外側溝平均幅(W2)よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記周方向溝よりも前記タイヤ赤道線側に位置する前記外側領域には、前記周方向溝から傾斜して延びる溝である傾斜溝が配列されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記内側領域には、タイヤ周方向に向かって複数の折れ曲がる折曲部を有する溝であるジグザグ溝が配列されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記内側領域には、前記タイヤ赤道線側に位置する内側折曲部に交差して延びる溝である交差溝が配列されていることを特徴とする請求項4に記載の空気入りタイヤ。
- 前記内側幅方向溝は、前記タイヤ赤道線側に位置する内側折曲部よりもトレッド幅方向外側に位置する外側折曲部と連続してトレッド幅方向外側へ向けて延びていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の空気入りタイヤ。
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