JP2008049789A - ドアの車室内への侵入抑制構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドア表面の形状がドアの車室内侵入抑制構造の形状に影響されないドアの車室内への侵入抑制構造を提供すること。
【解決手段】インパクトビーム20に設けた凹部201と、ピラー外板51の中部512に設けた凸部501とをドア内板13の外周部135を挟んで車室内外方向で対向する位置に設け、ドア外板11に車内方向へ衝撃荷重が掛かった場合に、凹部201が、凸部501にドア内板13を介して係合するように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明はドアの車室内への侵入抑制構造に関し、特に、ドアに車内方向へ衝撃荷重が掛かった場合に、ドア開口部周縁部に設けた凸部と、インパクトビームに設けた凹部とが、ドア内板を介して係合するようにしたドアの車室内への侵入抑制構造に関する。
ドア後端がドアロックのみで車体開口部と係合している構造では、ドアに車内方向へ衝撃荷重が掛かった場合に、図7に示すように、ドア本体9101が車内方向へ湾曲し、インパクトビーム920を含むドア後部がリヤピラー950に対して前方へ引っ張られ、大きく車室内へ侵入することがある。
このようなドアに車内方向へ衝撃荷重が掛かった場合に、ドアパネルに設けられた凸部と車体のドア開口部周縁部に設けた凸部とが係合してドアの車室内への侵入を抑制する装置がある。ドアの車室内への侵入を抑制する技術として、特許文献1に記載されたものがある。
特開2004−217040号公報
この特許文献1に記載の被側面衝突車両におけるドアの車室内への侵入抑制装置は、ドア2のインナパネル6を、凸部4を一体に有する鋳造材より構成したものであり、また係合相手部5を、車体3を構成する鋼板の一部に隆起部7を設けて、ドア2を閉めたとき凸部4が係合相手部5に対向するようにし(特許文献1の段落「0012」)、側面衝突時に凸部4が係合相手部5に食い込むように係合して隆起部7の変形により段付部分12が形成され、ドア2の車室内への侵入を抑制(特許文献1の段落「0014」)しようとするものである。
ところが、この特許文献1に記載の技術では、ドア2のインナパネル6に凸部4を形成しているため、ドア2を開いたときにドア表面にこの凸部4が見えるため、見栄えが悪く、かつ危険であるという問題がある。なお、符号は特許文献1内で用いられているものである。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、ドア表面の形状がドアの車室内侵入抑制構造の形状に影響されないドアの車室内への侵入抑制構造を提供することを目的とする。
本発明に係るドアの車室内への侵入抑制構造は、車内方向へ衝撃荷重が掛かった場合に、内部にインパクトビームが設けられたドアと車体のドア開口部周縁部とを係合させてドアの車室内への侵入を抑制する構造において、前記ドア開口部周縁部が、前記ドアと重合する開口部に設けられた凸部を備え、前記インパクトビームが、前記凸部に車室内外方向で対向する形で設けられた凹部を備え、前記ドアに車内方向へ衝撃荷重が掛かった場合に、前記凹部が、前記凸部にドア内板を介して係合することを特徴とする。
よって、通常時はドア内板の見栄えも良好であり、ドアに車内方向へ衝撃荷重が掛かった場合に、ドア内板を介してインパクトビームに設けた凹部が車体の開口部に設けられた凸部に係合して、ドアの車室内への侵入を抑制することができる。
本発明のドアの車室内への侵入抑制構造によれば、ドア内板の外観を何ら変えずにドアの車室内への侵入抑制構造を設けることができ、見栄えのよい安全な車両用ドアを設置することができる。
次に、本発明に係るドアの車室内への侵入抑制構造の一の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態のドアの車室内への侵入抑制構造は、ハードトップ車のフロントドアに設けられたものである。
ここで、図1は、フロントドアの外板を省略した概略斜視図であり、図2は、図1のII−II線に沿う断面に車体側のパネルを含めた断面図である。
フロントドアの構成について説明する。フロントドア10は、図1、図2に示すように、鋼板からプレス成形されたドア外板11と、室内側の内壁132とその前端及び後端よりドア外板11の板面と交差する方向に延在する前壁131と後壁133とを有するドア内板13と、から構成されたドア本体101と、その内部空間に、前壁131から後壁133に渡ってドア外板11に沿って前後方向に配設されるインパクトビーム20とを備えている。
図2に示すように、ドア内板13の後壁133の車両外方端部にはさらに外周側へ延出する外周部135が形成されており、その端縁とドア外板11の端縁がヘミング加工により結合されている。後壁133の高さ方向中間部にはドアロック(図略)が配置されており、ドア10は、このドアロックによって、ドア開口部Oに閉止される。
なお、ドア内板13の前壁131には、上下一対のドアヒンジ(図略)が配置されており、このドアヒンジによって、ドア10は車体Bに形成されたドア開口部Oを開閉可能に車体Bに支持されている。
インパクトビーム20の前側は両ドアヒンジの間に配置されており、後側はドアロック装置の下方に取り付けられている。
ドア内板13の前壁131にはドアヒンジの取付部を補強するためのヒンジリインホースメント(図略)が、後壁133にはドアロック装置取付部を補強するためのロックリインホースメント(図略)が、それぞれの壁131、133に沿うようにスポット溶接されているが、この実施例では、ヒンジリインホースメントを含めて前壁131、ロックリインホースメントを含めて後壁133という。
インパクトビーム20は、図1乃至図3に示すように、円形断面のパイプ状のビーム本体21と、該ビーム本体21の前端に取り付けられ、ドア内板13の前壁131にスポット溶接により固着される鋼板製の前ブラケット23と、後端に取り付けられ、後壁133の外周部135にスポット溶接により固着される鋼板製の後ブラケット25とを備えている。ビーム本体21の後端はドア外板11とドア内板13の外周部135との間に配置されている。
なお、図では省略したが、前ブラケット23は、前壁131の上下のヒンジリインホースメントの間に取り付けられており、後ブラケット25は、後壁133のロックリインホースメントの下側に取り付けられている。
また、前ブラケット23の後側には、略水平方向でドア内板13の前壁131に沿って配置され、ビーム本体21と内壁132とを連結する荷重伝達部材30が設けられている。
ドア開口部Oの後側の周縁部は車体Bのリヤピラー50で構成されている。リヤピラー50はピラー外板51とピラー内板52とで構成されている。
ピラー外板51はドア内板13の後壁133、外周部135及び外周部135の後端部に沿う前部511、中部512及び後部513で構成されている。
中部512の前側の、ドア内板13の外周部135と重合する開口部には、室外側に突出する凸部501が形成されている。凸部501は前部511から連続して後部へ曲がる頂部512aと、頂部512aから中部512へ連続する傾斜部512bとから形成されている。
ピラー内板52は前部がピラー外板51の中部512に沿って配置され、前部511の前方へ延出して、その前端縁でピラー外板51の前端に接合されている。
また、ドア内板13の外周部135とピラー外板51の中部512は車室内外方向で重合するように配置されている。
ドア外板11とドア内板13の外周部135との間に配置されたビーム本体21の後端の、ピラー外板51の凸部501に対応する位置には、図3に示すように、円形パイプの一部を車室内外方向で凹ませた凹部201が形成されている。
凹部201は、前部の前傾斜面211から連続する頂部212及び後部の後傾斜面213を備えるものである。頂部212では、ビーム本体21の上下で幅広に形成される。
ドア10を閉じた状態で、ドア外板11とドア内板13の外周部135との間に配置されたビーム本体21の後端は、その凹部201がドア内板13の外周部135を挟んでピラー外板51の凸部501と対向するように配置される。
すなわち、外周部135と凹部201との間には空間があり、外周部135とピラー外板51の中部512との間隙は、頂部512aで狭くなっている。
以上のように構成されたフロントドア10に車両横方向から車両内方への衝撃荷重が掛かった場合の作用について説明する。フロントドア10に車両内方(図2の矢印)への衝撃荷重が掛かると、ドア外板11を挟んでインパクトビーム20が車両内方に押圧され、ドア本体101全体がピラー外板51に向かって進み、図5に示すように、凸部501に外周部135が当接し、凸部501に押されながら外周部135が凹部201に沿って凹む。
さらに継続して衝撃荷重が掛かると、インパクトビーム20の後端は、前方が車室内方へ傾斜しながら前方へ引っ張られることとなる。
このように、インパクトビーム20の凹部201がピラー外板51の凸部501に押圧される衝撃荷重が掛かった当初は、図4に示すように、インパクトビーム20の凹部201の後傾斜面213に矢印A方向の荷重が掛かるため、後傾斜面213には矢印B方向の力が働き、インパクトビーム20ひいてはドア本体101を車両後方に引き、ドア本体101の車室内方への変形を阻止する力となる。
さらに変形が進んでインパクトビーム20が前方に引っ張られると、図6に示すように、後傾斜面213に矢印C方向の荷重が掛かるため、後傾斜面213には矢印D方向の力が働き、インパクトビーム20ひいてはドア本体101の車室内方への侵入を抑制する。
このように、本実施の形態のドアの車室内への侵入抑制構造では、インパクトビーム20に設けた凹部201と、ピラー外板51の中部512に設けた凸部501とをドア内板13の外周部135を挟んで車室内外方向で対向する位置に設けたので、ドア内板13の形状を変えることなく、フロントドア10に車両内方への衝撃荷重が掛かったときに凹部201がドア内板13を凹ませつつ凸部501に係合するため、ドア内板13の見栄えを変えることなくフロントドア10の車両内方への侵入量を小さくすることができる。
なお、本発明は前記実施の形態のものに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施の形態では、インパクトビーム20に円形パイプを用いたもので説明したが、角パイプ等でも可能である。
また、前記実施の形態では、ドアの車室内への侵入抑制構造をドア及び車体開口部の後部に設けたもので説明したが、前部に設けたものあるいはその両者に取り付けたものであってもよい。
本発明の一の実施の形態に係る車両用ドアの外板を省略した側面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 車両内方への衝撃荷重が掛かったときの、当初の荷重作用拡大図である。 車両内方への衝撃荷重が掛かったときの、ドア及び車体の変形状態を示す、図2に相当する断面図である。 インパクトビームが前方へ引っ張られるときの荷重作用拡大図である。 両内方への衝撃荷重が掛かったときの、従来のドア及び車体の変形状態を示す断面図である。
符号の説明
10 フロントドア
101 ドア本体
11 ドア外板
13 ドア内板
131 前壁
132 内壁
133 後壁
135 外周部
20 インパクトビーム
21 ビーム本体
201 凹部
50 リヤピラー
51 ピラー外板
512 中部
501 凸部
52 ピラー内板

Claims (1)

  1. 車内方向へ衝撃荷重が掛かった場合に、内部にインパクトビームが設けられたドアと車体のドア開口部周縁部とを係合させてドアの車室内への侵入を抑制する構造において、
    前記ドア開口部周縁部が、前記ドアと重合する開口角部に設けられた凸部を備え、
    前記インパクトビームが、前記凸部に車室内外方向で対向する形で設けられた凹部を備え、
    前記ドアに車内方向へ衝撃荷重が掛かった場合に、前記凹部が、前記凸部にドア内板を介して係合することを特徴とするドアの車室内への侵入抑制構造。
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