JP4305149B2 - 車体側部構造 - Google Patents

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本発明は車体側部構造に関し、特に、自動車等の車体においてドアの車室内側方向への移動を防止して乗員を保護するインパクトビームをドア内部に有する車体側部構造に関する。
従来、自動車の側面に車幅方向外側から荷重が作用した場合に、ドアの車室内側方向への移動を防止して乗員を保護するインパクトビームをドア内部に有する車体側部構造においては、インパクトビームの端部を車幅方向内側へ曲げて荷重伝達部材とすることで、インパクトビームからの荷重を、荷重伝達部材を介して車体のドア開口部の縁部に当接させ、衝突早期に衝撃吸収を開始する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3348481号公報
しかしながら、特許文献1では、車体側面視におけるインパクトビームの端部と車体のドア開口部の縁部とのオーバラップ量が少ない。この結果、側面衝突時のドアから車体側への衝撃伝達力が低くなると共に、ドアの車室内部への浸入抑制力が小さくなる。
本発明は上記事実を考慮し、側面衝突時のドアから車体側への衝撃伝達力及びドアの車室内部への浸入抑制力を大きくできる車体側部構造を提供することが目的である。
請求項1記載の本発明の車体側部構造は、ドア内部に車体前後方向に沿って配設され、長手方向の端部が車体上方と車体下方との何れか一方に屈曲しインパクトビームを備え、前記インパクトビームの屈曲した端部が、ドア開口部の縁部を構成し車体上下方向に延びる閉断面部と車体側面視において車体外側から重なっていることを特徴とする。
従って、側面衝突時に自動車の側面に車幅方向外側から荷重が作用した場合には、この荷重はドアの内部に車体前後方向に沿って配設されたインパクトビームの長手方向の端部を介して、車体側面視においてインパクトビームの長手方向の端部が車体外側から重なっている車体のドア開口部の縁部を構成し車体上下方向に延びる閉断面部に伝達される。この際、インパクトビームの端部が車体上方と車体下方との何れか一方に屈曲しているため、車体側面視においてインパクトビームの屈曲した端部とドア開口部の縁部を構成し車体上下方向に延びる閉断面部との重なり量が大きくなる。この結果、側面衝突時のドアから車体側への衝撃伝達力及びドアの車室内部への浸入抑制力を大きくできる。
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の車体側部構造において、前記インパクトビームの屈曲した後端部がセンタピラーの閉断面部と車体側面視において車体外側から重なっていることを特徴とする。
従って、側面衝突時に自動車の側面に車幅方向外側から荷重が作用した場合には、この荷重はドアの内部に車体前後方向に沿って配設されたインパクトビームの後端部を介して、車体側面視においてインパクトビームの後端部が車体外側から重なっている車体のドア開口部の縁部を構成するセンタピラーの閉断面部に伝達される。この際、インパクトビームの後端部が車体上方と車体下方との何れか一方に屈曲しているため、車体側面視においてインパクトビームの屈曲した後端部とセンタピラーの閉断面部との重なり量が大きくなる。この結果、側面衝突時のドアから車体側への衝撃伝達力及びドアの車室内部への浸入抑制力を大きくできる。
請求項1記載の本発明は、ドア内部に車体前後方向に沿って配設され、長手方向の端部が車体上方と車体下方との何れか一方に屈曲しインパクトビームを備え、インパクトビームの屈曲した端部が、ドア開口部の縁部を構成し車体上下方向に延びる閉断面部と車体側面視において車体外側から重なっているため、側面衝突時のドアから車体側への衝撃伝達力及びドアの車室内部への浸入抑制力を大きくできるという優れた効果を有する。
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の車体側部構造において、インパクトビームの屈曲した後端部がセンタピラーの閉断面部と車体側面視において車体外側から重なっているため、側面衝突時のドアから車体側への衝撃伝達力及びドアの車室内部への浸入抑制力を大きくできるという優れた効果を有する。
本発明における車体側部構造の一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢印INは車幅内側方向を、矢印UPは車体上方方向を示す。
図1に示される如く、自動車の車体10の側部には、フロントドア開口部12とリアドア開口部14とが形成されている。フロントドア開口部12にはフロントサイドドア16が、ヒンジ18によって開閉可能に取付けられており、リアドア開口部14にはリアサイドドア20が、ヒンジ22によって開閉可能に取付けられている。また、フロントサイドドア16の内部には、車体前後方向に沿ってインパクトビーム26が配設されている。
図2に示される如く、インパクトビーム26はパイプ材で構成されている。また、インパクトビーム26の前端部26Aは車体前方へ直線状に延設されており、取付けブラケット30にアーク溶接等によって固定されている。一方、インパクトビーム26の後端部26Bは、車体下方側に向かって直角に1回屈曲されており、ブラケット32にアーク溶接等によって固定されている。
図3に示される如く、フロントサイドドア16は、フロントサイドドア16の車幅方向外側部を構成するドアアウタパネル33と、フロントサイドドア16の車幅方向内側部を構成するドアインナパネル34とで構成されており、ドアインナパネル34の後部には車幅方向外側へ凹んだ段部34Aが形成されている。
ドアインナパネル34の段部34Aの車幅方向内側には、センタピラー38が配設されており、センタピラー38は、センタピラーアウタパネル40とセンタピラーインナパネル42とによって、車体上下方向に延びる閉断面部44を形成している。なお、センタピラー38の閉断面部44はフロントドア開口部12の後側の縁部を構成している。
ドアインナパネル34の段部34Aの車幅方向外側面には、ブラケット32の後部に形成されたフランジ32Aが溶接等によって固定されている。
従って、図3に示される如く、インパクトビーム26の後端部26Bとセンタピラー38の閉断面部44は、車体側面視において重なっている。
インパクトビーム26の前端部26Aが固定されたブラケット30は、ドアインナパネル34の前部34Bに溶着等によって固定されており、インパクトビーム26の前端部26Aは、フロントドア開口部12の前側の縁部を構成しているフロントピラー46の後部46Aに車体側面視において重なっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、側面衝突時に自動車の車体10の側面に車幅方向外側方向(図3の矢印F方向)から荷重が作用した場合には、この荷重は車体下方に屈曲したインパクトビーム26の後端部26Bを介して、車体側面視においてインパクトビーム26の後端部26Bと重なるセンタピラー38の閉断面部44に伝達される。
この際、本実施形態では、インパクトビーム26の後端部26Bが車体下方に屈曲しているため、インパクトビーム26の後端部26Bをフロントサイドドア16の車体後方側の部位と共に車体後方へ延設すること無く、長くすることができる。
この結果、車体側面視においてインパクトビーム26の後端部26Bとドア開口部の縁部としてのセンタピラー38の閉断面部44との重なり量が大きくなる。このため、側面衝突時のフロントサイドドア16から車体10側への衝撃伝達力及びフロントサイドドア16の車室内部への浸入抑制力を大きくできる。
また、本実施形態は、インパクトビーム26の後端部26Bに1回の曲げ加工を行えば良い。この結果、製造が容易で且つ他部材の追加もないため、コストダウンが可能である。
また、本実施形態では、インパクトビーム26の後端部26Bを、車体下方側に向かって屈曲したため、インパクトビーム26の後端部26Bの車体下方側に衝突検知センサを配設した場合には、インパクトビーム26の後端部26Bと衝突検知センサとの距離が近づき、衝突検知時間を短くできる。
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、図4に示される如く、インパクトビーム26の後端部26Bを、車体上方側に向かって屈曲させた構成としても良い。また、図5に示される如く、インパクトビーム26の前端部26Aと後端部26Bの双方を車体下方側に向かって屈曲させた構成としても良い。また、図6に示される如く、インパクトビーム26の前端部26Aと後端部26Bの双方を車体上方側に向かって屈曲させた構成としても良い。更に、図7に示される如く、インパクトビーム26の前端部26Aと後端部26Bとを互いに車体上下方向の逆方向に向かって屈曲させた構成としても良い。
また、上記実施形態では、インパクトビーム26の後端部26Bを直角に屈曲したが、インパクトビーム26の後端部26Bの屈曲角度は直角に限定されず、他の屈曲角度としても良い。
また、上記実施形態では、インパクトビーム26の後端部26Bを1回のみ屈曲したが、インパクトビーム26の後端部26Bにおけるセンタピラー38の閉断面部44と重なる部位を長くするため、インパクトビーム26の後端部26Bを2回以上屈曲した構成としても良い。
また、上記実施形態では、インパクトビーム26をパイプ材で構成したが、パイプ材に代えて他の部材でインパクトビーム26を構成しても良い。
また、本発明の車体側部構造は、リアサイドドア20やバックドア47等の全てのドアに適用可能である。
本発明の一実施形態に係る車体側部構造が適用された車体を示す概略側面図である。 本発明の一実施形態に係る車体側部構造のインパクトビームを示す車体斜め前方内側から見た斜視図である。 図1の3−3線に沿った拡大断面図である。 本発明の他の実施形態に係る車体側部構造のインパクトビームを示す車体斜め前方内側から見た斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る車体側部構造のインパクトビームを示す車体斜め前方内側から見た斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る車体側部構造のインパクトビームを示す車体斜め前方内側から見た斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る車体側部構造のインパクトビームを示す車体斜め前方内側から見た斜視図である。
符号の説明
10 車体
12 フロントドア開口部
16 フロントサイドドア
26 インパクトビーム
26A インパクトビームの前端部
26B インパクトビームの後端部
32 ブラケット
34 ドアインナパネル
38 センタピラー
44 センタピラーの閉断面部

Claims (2)

  1. ドア内部に車体前後方向に沿って配設され、長手方向の端部が車体上方と車体下方との何れか一方に屈曲しインパクトビームを備え、前記インパクトビームの屈曲した端部が、ドア開口部の縁部を構成し車体上下方向に延びる閉断面部と車体側面視において車体外側から重なっていることを特徴とする車体側部構造。
  2. 前記インパクトビームの屈曲した後端部がセンタピラーの閉断面部と車体側面視において車体外側から重なっていることを特徴とする請求項1に記載の車体側部構造。
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