JP2008044575A - 車両用ドア - Google Patents

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Norikazu Inoue
法一 井上
Hiroki Chiga
宏樹 千賀
Nobuo Hayama
暢夫 羽山
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Abstract

【課題】ドア内板を極力薄く保ちつつドアに車両内方への衝撃荷重が掛かったときにドアの車室内への侵入量を小さくでき、かつドア内板のインパクトビーム固定部と車体とが車両内外方向で離れているドアにも適用できる車両用ドアを提供すること。
【解決手段】外板11および内板13で構成され、車体の開口Oを開閉可能なドア本体101と、該ドア本体101内で外板11に沿って前後方向に延び、ドア本体101に外板11側から車両内方への荷重が掛かったとき、該荷重を受けるインパクトビーム20とを備える車両用ドアであって、インパクトビーム20の一部が開口Oの周縁部と車両内外方向で重なる位置に配置されており、車両内外方向でインパクトビーム20と内板13との間に形成された空間に、インパクトビーム20に加わった車両内方への荷重を内板13を挟んで開口Oの周縁部に伝達する荷重伝達部材30を配設した。
【選択図】図1

Description

本発明はインパクトビームを備えた車両用ドアに関する。
図5及び図6に自動車用フロントドアを示す。このドア91は、ドア外板911およびドア内板913で構成され、車体Bのドア開口部Oを開閉可能なドア本体910と、このドア本体910内でドア外板911に沿って前後方向に延び、物体の衝突によりドア本体910にドア外板911側から車両内方への衝撃荷重が掛かったときこの荷重を受け、ドア91の車室内への侵入量を小さくするインパクトビーム920とを備えている。
ドア内板913の前壁9131の車両外方端部にはさらに外周側へ延出する外周部9135が形成されており、この外周部9135の車両内方に配設された上下一対のドアヒンジ(図略)によって、ドア91は車体Bに対して開閉可能に支持されている。
インパクトビーム920は両ドアヒンジの間に配置され、その前端がブラケット923を介して外周部9135に固定されている。図中Xはドア91の回動中心を示す。
また、ドアの車室内への侵入を抑制する技術として、特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載の被側面衝突車両におけるドアの車室内への侵入抑制装置は、ドア2のインナパネル6を、凸部4を一体に有する鋳造材より構成したものであり、車体3の一部に隆起部7を設けてドア2を閉めたとき凸部4が係合相手部5に対向するようにし、側面衝突時に凸部4が係合相手部5に食い込むように係合して隆起部7の変形により段付部分12が形成され、ドア2の車室内への侵入を抑制しようとするものである。
なお、符号は特許文献1内で用いられているものである。
特開2004−217040号公報
しかし、図5及び図6に示す従来の構造では、上記荷重に対してインパクトビーム920はブラケット923を介して前壁9131のみで支えられることになるため、図中点線で示すように前壁9131が座屈してインパクトビーム920が車両内方へ変位し、その分ドア91の車室内への侵入量が大きくなるのを防止するために、ドア内板913を厚くしなければならず、ドア91が重くなるという問題があった。
また、特許文献1に記載の技術は、インナパネル6の凸部4と車体3の係合相手部5とを係合させるものであるため、図6に示すように、凸部を設けるべきドア内板913のインパクトビーム固定部(外周部9133)と係合相手部5を設けるべき車体Bとが、ヒンジ部材を配置する等の理由で車両内外方向で離れている場合には適用できない。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、ドア内板を極力薄く保ちつつドアに車両内方への衝撃荷重が掛かったときにドアの車室内への侵入量を小さくでき、かつドア内板のインパクトビーム固定部と車体とが車両内外方向で離れているドアにも適用できる車両用ドアを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明の車両用ドアは、外板および内板で構成され、車体の開口を開閉可能なドア本体と、該ドア本体内で前記外板に沿って前後方向に延び、前記ドア本体に前記外板側から車両内方への荷重が掛かったとき、該荷重を受けるインパクトビームとを備える車両用ドアであって、前記インパクトビームの一部が前記開口の周縁部と車両内外方向で重なる位置に配置されており、車両内外方向で前記インパクトビームと前記内板との間に形成された空間に、前記インパクトビームに加わった車両内方への荷重を前記内板を挟んで前記開口の周縁部に伝達する荷重伝達部材が配設されていることを特徴とする。
この構造によれば、ドア本体に外板側から車両内方への荷重が掛かると、その荷重は外板を挟んでインパクトビームで受けられ、インパクトビームが車両内方へ変位しようとするが、荷重伝達部材が内板を挟んで開口の周縁部に当接し、インパクトビームに掛かった荷重は荷重伝達部材を介して開口の周縁部に伝達される。
すなわち、インパクトビームに掛かった荷重を、荷重が掛かった初期から開口の周縁部で受けることができるため、インパクトビームの車室内への変位量を小さくでき、これによってドアの車室内への侵入量を小さくすることができる。
本発明によれば、ドア内板を極力薄く保ちつつ、ドアに車両内方への衝撃荷重が掛かったときにドアの車室内への侵入量を小さくすることができ、ドア内板のインパクトビーム固定部と車体とが車両内外方向で離れているドアにも適用できる。
次に、本発明に係る車両用ドアの一の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態の車両用ドアは、ハードトップ車のフロントドアに適用されたものである。ここで、図1は、フロントドアの外板を省略した側面図であり、図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。
フロントドアの構成について説明する。フロントドア10は、図1、図2に示すように、鋼板からプレス成形されたドア外板11と、室内側の内壁132とその前端及び後端よりドア外板11の板面と交差する方向に延在する前壁131と後壁133とを有するドア内板13と、から最中状に構成されたドア本体101と、その内部空間に、前壁131から後壁133に渡ってドア外板11に沿って前後方向に配設されるインパクトビーム20とを備えている。
図2に示すように、ドア内板13の前壁131の車両外方端部にはさらに外周側へ延出する外周部135が形成されており、その端縁とドア外板11の端縁がヘミング加工により結合されている。外周部135の車両内方には上下一対のドアヒンジ(図略)が配置されており、このドアヒンジによって、ドア10は車体Bに形成されたドア開口部Oを開閉可能に車体Bに支持されている。インパクトビーム20は両ドアヒンジの間に配置されている。図中Xはドア10の回動中心を示す。
ドア内板13の前壁131にはドアヒンジの取付部を補強するためのヒンジリインホースメント(図略)が、後壁133にはドアロック装置取付部を補強するためのロックリインホースメント(図略)が、それぞれの壁131、133に沿うようにスポット溶接されているが、この実施例では、ヒンジリインホースメントを含めて前壁131、ロックリインホースメントを含めて後壁133という。
インパクトビーム20は、図1乃至図3に示すように、断面円形のパイプ状のビーム本体21と、該ビーム本体21の前端に取り付けられ、ドア内板13の外周部135にスポット溶接により固着される鋼板製の前ブラケット23と、後端に取り付けられ、後壁133にスポット溶接により固着される鋼板製の後ブラケット25とを備えている。ビーム本体21の前端はドア外板11とドア内板13の外周部135との間に配置されている。
なお、図では省略したが、前ブラケット23は、前壁131の上下のヒンジリインホースメントの間に取り付けられており、後ブラケット25は、後壁133のロックリインホースメントの下側に取り付けられている。
前ブラケット23の後側には、略水平方向でドア内板13の前壁131に沿って配置され、ビーム本体21と内壁132とを連結する荷重伝達部材30が設けられている。
荷重伝達部材30は、図3、図4に示すように、略ハット型断面の上部材31と、該上部材31の内面に重合する略コ字状断面の中部材33とを備えている。
上部材31は、中央部にビーム本体21の略半円部を包含する凹部311aが設けられた上壁311と、該上壁311の両端から内壁132に向かって延びる横壁313と、該横壁313から上壁311と反対方向に張り出す下フランジ315とを備え、凹部311aでビーム本体21に、下フランジ315で内壁132に接続して、インパクトビーム20とドア内板13とを橋渡ししている。
中部材33は、前記上部材31の凹部311aの下面と当接する上壁331と、該上壁331の両端から横壁313に当接し、該横壁313に沿って内壁132に向かう脚部333とを備え、凹部311aの下面と上壁331、脚部333と横壁313が接続されて、インパクトビーム20側から内壁132に向かって衝撃荷重がかかった場合に横壁313が座屈し及び広がるのを防止している。
ドア開口部Oの前側の周縁部は車体Bのフロントピラー50で構成されている。フロントピラー50はピラー外板51及びピラー内板52と両板51、52の間に配置されたピラーリインホースメント53で構成されている。ピラー外板51及びピラーリインホースメント53はドア内板13の前壁131の前端部、前壁131、及び外周部135に沿う後部511、531、中部512、532、前部513、533で構成されている。
ピラー内板52は後部がピラー外板51及びピラーリインホースメント53の後部に沿って配置され、さらに前方へ延出している。
ピラー外板51、ピラー内板52、及びピラーリインホースメント53はその後端縁で互いに接合されている。また、ピラーリインホースメント53の前端縁はピラー外板51の前部513に接合されている。ドア内板13の外周部135とピラー外板51の前部513との間には前述のドアヒンジを配置できるだけの空間が形成されている。
ドア本体101の内壁132の、前記荷重伝達部材30が接続された部位が、図2に示すように、ピラー外板51の後部511と車両内外方向で重合する位置に配置されている。
以上のように構成されるドア本体101にインパクトビーム20を組み付けるには、ドア外板11を取り付ける前のドア内板13をその開口部(外板側)を上方に向けて治具上に設置し、内部に予めヒンジリインホースメントや、ロックリインホースメント等を取り付けておく。
そして、ビーム本体21に溶接により固定された前ブラケット23と、後ブラケット25と、荷重伝達部材30とを予め取り付けて構成したインパクトビーム20をドア内板13内に配置する。
そして、前ブラケット23と前壁131のヒンジリインホースメントを、後ブラケット25と後壁133のロックリインホースメントをそれぞれ溶接し、荷重伝達部材30の下フランジ315を内壁132に溶接して、インパクトビーム20をドア内板13に取り付ける。
その後、スポット溶接等により固定された後、ドア外板11を被せてその周囲をヘミング加工してフロントドア10が完成する。
以上のように構成されたフロントドア10に車両横方向から車両内方への衝撃荷重が掛かった場合の作用について説明する。フロントドア10に車両内方(図2の矢印)への衝撃荷重が掛かると、ドア外板11を挟んでインパクトビーム20が車両内方に押圧され、荷重伝達部材30が内壁132を押圧する。
そして、荷重伝達部材30が取り付けられた内壁132の部位がフロントピラー50に当接し、衝撃荷重が伝達され、フロントピラー50がこの荷重を受け止めて、ドア10の車両内方への侵入を抑制する。
しかも、ビーム本体21の前端部が外板11と内板13の外周部135との間でかつ両ヒンジリインホースメントの間に配置されて前ブラケット23により外周部135に固定されているため、インパクトビーム20に掛かる荷重を、ドアヒンジを介してフロントピラー50に伝達することができ、これによってもドア10の車両内方への侵入量を小さくすることができる。
このように、本実施の形態の車両用ドアでは、インパクトビーム20と内壁132を荷重伝達部材30で橋渡しして、かつ、内壁132の荷重伝達部材30の取付部位をフロントピラー50と重合する位置に配置したので、ドア内板13の板厚を極力薄く保ちつつ、フロントドア10に車両内方への衝撃荷重が掛かったときにフロントドア10の車両内方への侵入量を小さくすることができる。
なお、本発明は前記実施の形態のものに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施の形態では、荷重伝達部材をプレス鋼板製の上部材と中部材とで構成したが、これに限られず、パイプを曲げたような部材の採用も可能である。
また、前記実施の形態では、荷重伝達部材をインパクトビーム20の前端部に取り付けたもので説明したが、後端部に取り付けたもの、あるいはその両者に取り付けたものであってもよい。
本発明の一の実施の形態に係る車両用ドアの外板を省略した側面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 本発明の一の実施の形態に係る車両用ドアに設けたインパクトビームの斜視図である。 従来のインパクトビームの取付部の部分斜視図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。
符号の説明
10 フロントドア
101 ドア本体
11 外板
13 内板
131 前壁
132 内壁
133 後壁
20 インパクトビーム
21 ビーム本体
23 前ブラケット
25 後ブラケット
30 荷重伝達部材
31 上部材
311 上壁
311a 凹部
313 横壁
315 下フランジ
33 中部材
331 上壁
333 脚部
50 フロントピラー

Claims (1)

  1. 外板および内板で構成され、車体の開口を開閉可能なドア本体と、該ドア本体内で前記外板に沿って前後方向に延び、前記ドア本体に前記外板側から車両内方への荷重が掛かったとき、該荷重を受けるインパクトビームとを備える車両用ドアであって、
    前記インパクトビームの一部が前記開口の周縁部と車両内外方向で重なる位置に配置されており、車両内外方向で前記インパクトビームと前記内板との間に形成された空間に、前記インパクトビームに掛かった車両内方への荷重を前記内板を挟んで前記開口の周縁部に伝達する荷重伝達部材が配設されていることを特徴とする車両用ドア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013105228A1 (ja) * 2012-01-11 2013-07-18 トヨタ自動車株式会社 車両用サイドドア構造

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