JP2008048519A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電機子コイルを具えたステータと、このステータと対になるよう設けられたロータと、からなる回転電機において、ロータとステータとのエアギャップを可変とするにあたり、電機子コイルに通電する構造に変形吸収性を設計する必要を解消することができる回転電機を提案する。
【解決手段】回転自在に支持されるロータ1に向かって配置されるステータ4のティース7を、該ティース7と前記ロータ1との位置関係が変化可能になるよう、ステータ4のバックヨーク6に対して移動可能に取り付け、該バックヨーク6には前記ティース7に磁束を与える電機子コイル5を固設した。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転子であるロータと、固定子であるステータとの隙間(エアギャップ)幅を可変とすることができ、あるいは、これらロータおよびステータ間で磁束が発生する重なり部分の面積を可変とすることができる回転電機に関するものである。
ロータとステータとの隙間はエアギャップと呼ばれ、ロータを駆動するためにロータおよびステータ間で形成される磁気回路の磁気抵抗となる。ロータが高速で回転するときなど、回転電機の運転状態に応じて任意に、エアギャップを変化させることができる可変エアギャップに関する発明として本願出願人は先に、例えば特許文献1に記載のごときものを提案している。
特許文献1に記載の可変エアギャップ式永久磁石モータは、ステータとロータとの間のエアギャップが要求される距離になるように、ステータに設けた油圧ピストンに油圧源から油を供給/吸引することで、ステータの位置をロータに対して制御する構成である。このように構成することで、ステータとロータとのエアギャップの距離をより好適に可変にすることが可能となる。
特開2005−168190号公報
しかし、上記従来のような可変エアギャップ式永久磁石モータにあっては、以下に説明するような問題が懸念されることを本願出願人は見出した。つまり回転電機の内部でステータ全体を動かすため、ステータが回転電機ケースに対して相対移動することになる。そうすると、ステータに搭載した電機子コイルと回転電機ケースの電気コネクタとの位置関係が変動するから、これら両者を、変形吸収性を有する構造で接続しなければならず、当該接続のための構造が、エアギャップ式永久磁石モータの設計の自由度を狭めるという懸念がある。また、電機子コイルと回転電機ケースの電気コネクタとを可とう性の材料からなる電線で配線接続する場合には、U相・V相・W相等の配線のレイアウトが複雑になるなどの懸念がある。
本発明は、上述の実情に鑑み、電機子コイルに通電するための構造に、変形吸収性を有する部材を使用する必要なくエアギャップを可変とすることができる回転電機を提案するものである。
この目的のため本発明による回転電機は、請求項1に記載のごとく、
ステータの本体を回転不能に固定し、ステータのティースを回転自在に支持されるロータに指向させ、これらティースおよびロータ間にエアギャップを設けた回転電機において、
ステータの本体には前記ティースに磁束を与える電機子コイルを固設し、前記ティースをステータの本体に対して相対移動可能に取り付けたことを特徴としたものである。
かかる本発明の構成によれば、ステータ全体を移動させるのではなく、ステータのティース部のみを動かすため、ステータの電機子コイルを移動させずに済む。したがって、電機子コイルに通電するために、変形吸収性を有するような格別な構造を用いる必要がなくなり、従前のコネクタを流用して電機子コイルを電気接続することができる。また、U相・V相・W相等の配線のレイアウトを複雑にする必要がなくなる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施例になる回転電機のステータを軸O方向からみた状態を示す正面図である。図2はこのステータを、軸Oを含む平面で断面にして見た状態を示す縦断面図である。
図2中、1はロータを示し、4はステータを示し、これらステータ4およびロータ1とを軸O方向に対向配置してアキシャルギャップ構造の回転電機とする。回転自在に支持された円盤形状のロータ1の前面には、複数の永久磁石2を軸Oの周方向等間隔に配設する。またロータ1には、軸Oに沿って出力軸3を結合する。
図1に示すようにステータ4は軸Oを中心とする円環形状である。このステータ4は図示しない回転電機ケース側に回転不能に固定されている。ステータ4には、複数の電機子コイル5を軸Oの周方向等間隔に配置する。電機子コイル5は導線を巻回させた公知のものであって、巻回中心は図2に示すように軸Oと平行に延在する。この延在方向に関する電機子コイル5の一端5sは、図2に示すようにロータ1に向かう。ロータ1からみて遠い側にある電機子コイル5の他端5tは、ステータ4の本体であるバックヨーク6に固設される。図6は電機子コイル5をバックヨーク6に固定した状態を、一の電機子コイル5につき示す斜視図である。
電機子コイル5の内空には、ステータ4のティース7を挿通する。電機子コイル5に通電すると、ティース7に磁束を与える。この磁束は、ステータ4の当該ティース7から、エアギャップを介してロータ1を通過し、再びエアギャップを介して別のティース7とバックヨーク6とを通過して当該ティース7に戻る磁気回路を形成する。ティース7はステータ4の一部をなすものであるが、これらティース7,7,7・・・は共通するバックヨーク6と一体に結合するものではなく、図2に示すようにねじ構造で連結するものである。つまり円柱形状のティース7の軸O方向に関する根元部8には、ねじ山およびねじ溝を刻設して雄ねじ部9を形成する。これに対し、バックヨーク6にはティース7と同数の雌ねじ部10を形成する。そして両者9,10を螺合する。
これに対し、軸O方向に関するティース7の先端11は、図2に示すようにロータ1に向かい、ロータ1表面と対向する平面である。そして、該先端11を電機子コイル5から突出させるとともに拡幅して、図1に示すような台形形状とする。この台形の長辺は径方向外側にあり、短辺は径方向内側にある。このように先端11を台形形状に拡幅することにより、ロータ1とステータ4とが対向するエアギャップ面積(以下、重なり部分の面積ともいう)を稼ぐことができ、両者1,4間で多くの磁束を発生させることができる。
このようにティース7はバックヨーク6に固定されていないため、軸O方向に相対移動可能である。これに対し、電機子コイル5はバックヨーク6に固定されているため、電機子コイル5自体が移動することはない。
図3は、ティース7のみを取り出して示す斜視図である。図2および図3を参照しつつ説明すると、ティース7の根元部8には、シャフト形状の歯車12を設ける。雌ねじ部10があるバックヨーク6には、孔13を設ける。ティース7をバックヨーク6にねじ込んだ状態で、歯車12は孔13を貫通し、バックヨーク6の背面から突出する。
図4は、ステータ4の背面に配設した歯車群の位置関係を示す背面図である。
バックヨーク6の背面には、ステータ4の直径と略同じ大きさのリングギア14を配置する。リングギア14の内周14nおよび外周14gにはそれぞれギア歯を刻設する。内周ギヤ14nは、各ティース7の歯車12,12・・・と噛合する。リングギア14の近傍にはアクチュエータ15を配置する。アクチュエータ15はウォームギア16を具え、このウォームギア16は、上記の外周ギヤ16gと噛合する。
これまでに説明してきた第1実施例の機能について説明する。
通常、ロータ1とステータ4とのエアギャップは、図2に示すように距離L1に保持される。図7は、この状態を、一の電機子コイル5につき示す斜視図である。また図9は、アクチュエータ15を作動させない通常の状態を示し、ティース先端の台形部分11に着目すると、一点鎖線で表される台形部分11の長辺および短辺の垂直2等分線はステータ4の半径線となる。このような通常の状態は、ロータ1の回転数が低く、ロータ1の駆動トルクを大きい運転時に有利である。
ロータ1が高回転になると、アクチュエータ15を作動させて、図4に矢で示すようにウォームギア16を回転させる。ウォームギア16の回転は、リングギア14を経て歯車12に伝わり、ティース7の雄ねじ部9がバックヨーク6の雌ねじ部10に対して相対回転する。この結果、雄ねじ部9および雌ねじ部10からなるねじ構造の作用として、ティース7はロータ1から離れるよう軸O方向に移動し、ロータ1とステータ4とのエアギャップは、図5に示すように距離L2にされる。距離L2は距離L1よりも長いことから、ロータ1の高回転中は、高回転により電機子コイル5に発生する誘起電圧を効果的に低減することができる。以下、この効果をギャップ長増大効果と呼ぶ。
このとき、雄ねじ部9および雌ねじ部10からなるねじ構造の別な作用として、ティース7先端の台形部分11が、図8に示すように捩れた姿勢をとる。図10はアクチュエータ15を作動させた状態のステータ4の正面図である。一点鎖線で表される台形部分11の長辺および短辺の垂直2等分線は、破線で表されるバックヨーク6の半径線と角度θで捩れた姿勢にある。
このように台形部分11を捩れた姿勢にすることにより、ロータ1とステータ4との間の磁気回路が変化して、ロータ高回転時には電機子コイル5に発生する誘起電圧を効果的に低減することができる。以下、この効果をスキュー効果と呼ぶ。
ところで、このスキュー効果はまた、コギングトルクの発生を抑制して、安定したトルクを出力することができる。本実施例では図15の正面図に示すように、台形部分11が時計回りの矢の向きに捩れる場合と、図16の正面図に示すように、台形部分11が反時計回りの矢の向きに捩れる場合とが設定可能である。図15および図16において、ステータ4のバックヨーク6と、ティース7と、台形部分11と、ロータ1とが、軸O方向に順次配置される。台形部分11と対向するロータ1の回転方向が反時計回りのとき、ロータ回転方向と、台形部分11の捩れる方向が同方向となる図16の場合の方が、図15の場合と比較して、コギングトルクの発生を抑制して、安定したトルクを出力することができる。したがって、雄ねじ9および雌ねじ10からなるねじ構造を、図16に示すように、ロータ1の回転方向とティース7の捩れる方向とが同方向になるよう構成することによって、ロータ高回転時の誘起電圧の抑制とコギングトルクの抑制との2つの効果を同時に享受することができる。
ところで、ティース7を回転させて上述した台形部分11に矢印方向に示すような更なる捩じりを加えると、図17に示すように、周方向で隣り合う台形部分11,11同士が相互に接触する。このように、すべてのティース7,7・・・の先端が1つに接合することによって、ティース7を通る磁束の大部分が、ロータ1に向かうことなく、ステータ4内で閉じた磁気回路を形成することとなり、磁束を短絡することができる。したがって、ロータ1が特に高回転となるとき等は、台形部分11を最大限捩じることにより、誘起電圧の発生を回避して、電機子コイル5の制御回路を誘起電圧から保護することができる。以下、この効果を磁束の短絡効果と呼ぶ。
なお、ロータ1が低回転に戻ると、図4に矢で示すように今度はアクチュエータ15がウォームギア16を上記とは逆方向に回転させ、ティース7を図1および図7に示す通常の状態に戻す。これにより、通常はロータ1に大きな駆動トルクを与えることができるよう、ロータ1とステータ4との間の磁気回路が形成される。
図11は本発明の第2実施例になる回転電機のステータを軸O方向からみた状態を示す正面図である。図12はこのステータの背面図である。
第2実施例も基本的な機能および作用は、上述した第1実施例と同じである。そこで、共通する構成については、同一の符号を付し、異なる構成については、新たに符号を付して説明する。
第2実施例では、上述したウォームギア16に代えて、リングギア等を具えたギア機構17を設ける。ギア機構17は、図12に示すようにリングギア14の外周側と噛合する。ロータ1が高回転になれば、ギア機構17を作動させて、図12に矢で示すようにリングギア14を回転させる。リングギア14の回転は、歯車12に伝わり、ティース7の雄ねじ部9がバックヨーク6の雌ねじ部10に対して相対回転する。この結果、第1実施例のところで説明した図5に示すギャップ長増大効果と、図10に示すスキュー効果と、図17に示す磁束の短絡効果とを享受して、電機子コイル5に発生する誘起電圧を効果的に低減することができる。
図13は本発明の第3実施例になる回転電機のステータを軸O方向からみた状態を示す正面図である。図14はこのステータの背面図である。
第3実施例も基本的な機能および作用は、上述した第1実施例と同じである。そこで、共通する構成については、同一の符号を付し、異なる構成については、新たに符号を付して説明する。
第3実施例では、図14に示すようにリングギア14を歯車12,12・・・が配列する位置よりも、軸Oに近い内周側に配置する。リングギア14の外周および内周にはギア歯を刻設し、リングギア14の外周を歯車12,12・・・と噛合させ、リングギア14の内周をギア機構18と噛合させる。
ギア機構18は、上述したウォームギア16や、ギア機構17に代わるものであり、図14に示すようにリングギア等を具える。ギア機構18はリングギア14の内周側に配置される。ロータ1が高回転になれば、ギア機構18を図14に矢で示すように作動させて、リングギア14を回転させる。リングギア14の回転は、歯車12に伝わり、ティース7の雄ねじ部9がバックヨーク6の雌ねじ部10に対して相対回転する。この結果、第1実施例のところで説明した図5に示すギャップ長増大効果と、図10に示すスキュー効果と、図17に示す磁束の短絡効果とを享受して、電機子コイル5に発生する誘起電圧を効果的に低減することができる。
次に本発明の第4実施例について説明する。
図18は、本発明の第4実施例になる回転電機のステータを軸O方向からみた状態を示す正面図である。また図19は図18に示すステータを、軸Oを含む平面で断面にして見た状態を示す縦断面図である。そして図20は、図18に示すステータのうち、1のティースを拡大して電機子コイルとともに示す正面図である。
図19中、1はロータを示し、4はステータを示し、これらステータ4およびロータ1とを軸O方向に対向配置してアキシャルギャップ構造の回転電機とする。円盤形状のロータ1の前面には、複数の永久磁石2を軸Oの周方向等間隔に配設する。またロータ1には、軸Oに沿って出力軸3を結合する。
ステータ4には、複数の電機子コイル5を軸Oの周方向等間隔に配置する。電機子コイル5は導線を巻回させた公知のものであって、巻回中心は図19に示すように軸Oと平行に延在する。この延在方向に関する電機子コイル5の一端5sは、図2に示すようにロータ1に向かう。
ロータ1からみて遠い側にある電機子コイル5の他端5tは、ステータ4のバックヨーク6と結合する。但しバックヨーク6は、図19に示すように、軸O近傍では厚く、径方向内方から外方へ向かって薄くなるよう成形されていることから、他端5tの内径側の周縁がバックヨーク6に固定される。反対側にある他端5tの外径側の周縁5tgは、バックヨーク6から離れており、開口部21となす。
電機子コイル5を支持するバックヨーク6表面の各位置には、軸Oと斜めに交わる角度をもって走向する斜面22を形成する。つまりバックヨーク6の表面は、内径側ではロータ1に最も近づき、径方向外方へ向かうにつれて離れる斜面22を形成する。斜面22上には、図20に示すように軸Oからみて放射状に延在する条溝23を設ける。図19に示すように、条溝23の径方向内側端はロータ1に近く、外径方向に向かうにつれてロータ1から離れる。
軸O方向からみると台形の筒状体である電機子コイル5の内空には、ステータ4のティース24を挿通する。ティース24はステータ4の一部をなすものであるが、これらティース24,24,24・・・は共通するバックヨーク6と一体に結合するものではなく、図19に示すようにバックヨーク6の表面22に接触するものである。
つまり、図19に示すようにティース24の根元部を、先細形状となる斜面に形成し、この斜面25をバックヨーク6の表面22に接触させる。ティース24の根元部の斜面25には、突条26を形成し、この突条26をバックヨーク6の表面22に設けた条溝23に係合する。軸O方向に延在するティース24の先端27は軸Oと直角な平面であり、ロータ1と一定間隔L1のエアギャップをもって対向する。
ティース24の外径側は図18および図20に示すように、ヒンジ28を介してリンク29の一端と連節する。リンク29の他端30は、ステータ4の外周を囲繞するリング31に設けたスリット32と係合する。バックヨーク6のうちリンク29に近い部位には、後述する突起33を立設する。
このようにティース24はバックヨーク6に固定されていないため、斜面22上を条溝23に沿って移動可能である。これに対し、電機子コイル5はバックヨーク6に固定されているため、電機子コイル5自体が移動することはない。
これまでに説明してきた第4実施例の機能について説明する。
通常、ロータ1とステータ4とのエアギャップは、図19に示すように距離L1に保持される。同時に、ステータ4のティース先端27全体が、径方向幅W1でロータ1の永久磁石2と対向する。また、図18および図20も通常の状態を示す。
ロータ1が高回転になると、リング31を図21に示す矢の向き右回転に作動させる。そうすると、リング31のスリット32に係合するリンク29も連れ回されて、バックヨーク6の突起33を支点として、リンク29の一端28が軸Oから遠ざかるよう外径方向に移動する。図23は、図21に示すステータのうち1のティースを拡大して電機子コイルとともに示す正面図である。これに伴い、リンク29の一端28と連節するティース24も、図21に矢で示すように軸Oから遠ざかるよう外径方向に移動する。つまり、図22に矢で示すように、突条26が条溝23を摺動して、通常は破線で示す位置にあるティース24は斜面22を外径方向に移動する。
この結果、ロータ1とステータ4とのエアギャップは、図22に示すように距離L2にされる。距離L2は図19に示す距離L1よりも長いことから、ロータ1の高回転中は、高回転により電機子コイル5に発生する誘起電圧を効果的に低減することができる。この効果は前述したギャップ長増大効果と同様である。
同時に、ティース24が永久磁石2から見て外径方向にはみ出る位置に移動するため、ステータ4のティース先端27の一部が、径方向幅W2でロータ1の永久磁石2と対向する。幅W2は幅W1よりも短く、ティース24とロータ1との間で磁束が発生する重なり部分の面積が減少することから、ロータ1の高回転中は、高回転により電機子コイル5に発生する誘起電圧を効果的に低減することができる。以下、この効果を重なり面積減少効果と呼ぶ。
なお、ロータ1が低回転に戻ると、図21に矢で示す向きとは逆の向きに、リング31を左回転させて、ティース24を図18〜図20に示す通常の状態に復帰させる。通常はロータ1に大きな駆動トルクを与えることができるよう、エアギャップの距離をL1のように短くし、ティース24とロータ1との重なる面積を幅W1のように広く確保して、多くの磁束が流れるようロータ1とステータ4との間の磁気回路が形成される。
図24は本発明の第5実施例になる回転電機のステータを軸O方向からみた状態を示す正面図である。また図25は図24に示すステータを、軸Oを含む平面で断面にして見た状態を示す縦断面図である。これら図24および図25は通常のときを表す。
図26はティースが移動したときを示す正面図である。また図27は図26に示すステータの縦断面図である。
第5実施例も基本的な機能および作用は、上述した第4実施例と同じであるため、共通する構成については、同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成について説明する。
第5実施例では、図24および図25に示すように、ティース25が通常はバックヨーク6の外径側に位置する。通常、ロータ1とステータ4とのエアギャップ距離は図25に示すようにL1である。また、ステータ4のティース先端27とロータ1の永久磁石2とが重なる径方向幅はW1である。バックヨーク6の軸O方向の厚みは、内径側では最も薄く、径方向外方へ向かうにつれて厚くなる。これによりバックヨーク6の表面は、内径側ではロータ1から最も離れ、径方向外方へ向かうにつれて近づく斜面22を形成する。斜面22上には、図20に示すように軸Oからみて放射状に延在する条溝23を設ける。このため条溝23も斜面22と同様に走向する。つまり図25に示すように、条溝23の径方向内側端はロータ1から遠く、外径方向に向かうにつれてロータ1に近づく。
ロータ1が高回転になると、リング31を図26に示す矢の向き左回転に作動させる。そうすると、ティース24も、図26に矢で示すように軸Oに近づくよう内径方向に移動する。つまり、図27に矢で示すように、突条26が条溝23を摺動して、通常は破線で示す位置にあるティース24は斜面22を内径方向に移動する。
この結果、ロータ1とステータ4とのエアギャップは、図27に示すように距離L2にされ、前述したギャップ長増大効果を享受する。
同時に、ティース24が永久磁石2から見て内径方向にはみ出る位置に移動するため、ステータ4のティース先端27の一部が、径方向幅W2でロータ1の永久磁石2と対向する。この結果、前述した重なり面積減少効果を享受する。
図28は本発明の第6実施例になる回転電機のステータを、軸Oを含む平面で断面にして見た状態を示す縦断面図である。図28は通常のときを表す。なお、図28に対応する平面図は、図18と同様である。
図29はティースが移動した状態を、軸Oを含む平面で断面にして示す縦断面図である。図29は作動時を表す。なお、図29に対応する平面図は、図21と同様である。
第6実施例も基本的な機能および作用は、上述した第4実施例と同じであるため、共通する構成については、同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成について新たに符号を付して説明する。
第6実施例では、図28に示すように、ティース25が通常はバックヨーク6の内径側に位置する。通常、ステータ4のティース先端27が径方向幅W1でロータ1の永久磁石2と対向する。
バックヨーク6は一定の厚みをもった円盤形状であり、バックヨーク6の表面36は、ロータ1の表面と平行である。バックヨーク表面36上には、図18に示すように軸Oからみて放射状に延在する条溝37を設ける。
ロータ1が高回転になると、リング31を図21に示す矢の向き右回転に作動させる。そうすると、ティース24も、図29に破線で示す通常の位置から外径方向に移動する。つまり、図29に矢で示すようにに突条26が条溝37を摺動して、ティース24はバックヨーク表面36を外径方向に移動する。
この結果、ティース24が永久磁石2から見て外径方向にはみ出る位置に移動するため、ステータ4のティース先端27の一部が、径方向幅W2でロータ1の永久磁石2と対向し、前述した重なり面積減少効果を享受する。
なお、図には示さなかったが、上述した第6実施例と同様の重なり面積減少効果を享受する他の実施例として、通常はステータ4のティース先端27とロータ1の永久磁石2との重なり合う部分の径方向幅をW1とし、作動時にはティース24を内径方向に移動させ、ティース先端27を永久磁石2よりも、内径側にずらすことにより、重なり合う部分の径方向幅をW2としてもよいこと勿論である。
ところで、上記した各実施例の回転電機のうち第1実施例を代表して説明すれば、ステータ4の本体であるバックヨーク6を固定し、ステータ4のティース7を回転自在に支持されるロータ1に指向させ、これらティース7およびロータ1間にエアギャップを設けた回転電機において、
ステータ4の本体であるバックヨーク6にはティース7に磁束を与える電機子コイル5を固設し、前記ティース7をステータ4の本体であるバックヨーク6に対して相対移動可能に取り付けたことから、
従来のようにステータ4全体を移動することなく、ティース7の移動によって磁気抵抗を増大させることができる。この結果、ステータ4に取り付けた電機子コイル5を移動する必要がなくなり、従前のコネクタを流用して電機子コイル5を電気接続することができる。
また、ロータ1の回転数が高くない通常時は、ティース7の位置をロータ1に近くなるよう通常の状態にしておき、前記ロータの回転数が通常よりも高いときは、アクチュエータ15やギア機構17等を作動させてティース7をロータ1から遠ざかるよう移動させることから、回転数に比例して高くなる誘起電圧を低減することができる。したがって、ロータ1の高回転が可能になる。さらに、電機子コイル5に電圧を印加するインバータ等の制御回路の耐圧基準を緩和することができる。
第1実施例から第3実施例の回転電機では、雄ねじ部9および雌ねじ部10からなるねじ構造で、バックヨーク6にティース7を取り付けたことから、ギャップ長増大効果によって磁気抵抗の増大と、誘起電圧の低減を実現することができる。このねじ構造は、図には示さなかったが、ロータとステータを回転径方向に並べて配置するラジアルギャップ構造の回転電機にも適合可能である。
このねじ構造は、ティース7の根元部8の全周に雄ねじ部9を設け、根元部8をバックヨーク6に設けた雌ねじ部10に螺合した構造であり、ティース7を回転させて、ステータ4およびロータ1間の相対移動を行うことから、ギャップ長増大効果を好適に実現することができる。
また第1実施例から第3実施例の回転電機では、ステータ4とロータ1とをロータ1の軸O方向に対向配設してアキシャルギャップ構造とし、ティース7の根元部8をロータ1から遠い側に配置し、ティース7の先端をロータ1表面と対向する平面とし、この平面を台形などの多角形形状11としたことから、ギャップ長増大効果に加えスキュー効果を得ることができる。したがって、コギングトルクを抑制して滑らかな駆動トルクを出力することができる。
なおロータ高回転時には、ロータ1の回転方向と同方向にティース7を捩じることで、スキュー効果を効果的に得ることができる。
またロータ1の回転数が通常よりも特に高いときは、ティース7を回転させて、図17に示すように各ティース7先端の台形11同士を相互に接触させることから、磁束の短絡効果を得ることができる。したがって、誘起電圧の発生を回避して、電機子コイル5の制御回路を誘起電圧から保護することができる。
第4実施例および第5実施例の回転電機では、ティース25がロータ1の軸O方向および径方向に対して斜交する方向に移動可能に取り付けたことから、ギャップ長増大効果に加え重なり面積減少効果を得ることができる。したがって、回転数に比例して高くなる誘起電圧を益々低減することができ、ロータ1の一層の高回転が可能になる。
第6実施例の回転電機では、ステータ4とロータ1とをロータ1の軸O方向に対向配設してアキシャルギャップ構造とし、ティース25がロータ1に対して径方向に移動可能に取り付けたことから、重なり面積減少効果を得ることができる。したがって、回転数に比例して高くなる誘起電圧を低減することができ、ロータ1の高回転が可能になる。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり、本発明はその主旨に逸脱しない範囲において種々変更が加えられうるものである。例えば、ロータとステータを回転径方向に並べて配置するラジアルギャップ構造の回転電機にも、上述したギャップ長増大効果と、スキュー効果と、磁束の短絡効果と、重なり面積減少効果を、適宜選択して実現することが可能である。
本発明の第1実施例になる回転電機のステータを示す正面図である。 同実施例のステータを示す縦断面図である。 同実施例のティースを示す斜視図である。 同実施例のステータを示す背面図である。 同ステータの作動時の状態を示す縦断面図である。 同実施例の電機子コイルを示す斜視図である。 同実施例の電機子コイルおよびティースを示す斜視図である。 同電機子コイルおよびティースの作動時の状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施例になる回転電機のステータを、アクチュエータとともに示す正面図である。 同アクチュエータの作動時の状態を示す正面図である。 本発明の第2実施例になる回転電機のステータを示す正面図である。 同実施例のステータを示す背面図である。 本発明の第3実施例になる回転電機のステータを示す正面図である。 同実施例のステータを示す背面図である。 作動により、ティースがロータ回転方向に対して逆に捩れる場合を示す正面図である。 作動により、ティースがロータ回転方向と同じ方向に捩れる場合を示す正面図である。 作動により更なる捩じりを加え、ティース先端の台形部分同士が相互に接触する状態を示す正面図である。 本発明の第4実施例になる回転電機のステータを示す正面図である。 同実施例のステータを示す縦断面図である。 同実施例のティースおよび電機子コイルを示す正面図である。 作動により、同実施例のティースを外径方向に移動させた状態を示す正面図である。 作動により、同実施例のティースを外径方向に移動させた状態を示す縦断面図である。 図21に示すステータのうち1のティースを拡大して電機子コイルとともに示す正面図である。 本発明の第5実施例になる回転電機のステータを示す正面図である。 同実施例のステータを示す縦断面図である。 作動により、同実施例のティースが移動した状態を示す正面図である。 作動により、同実施例のティースが移動した状態を示す縦断面図である。 本発明の第6実施例になる回転電機のステータを示す縦断面図である。 同実施例のティースが移動した状態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 ロータ
2 永久磁石
3 出力軸
4 ステータ
5 ステータの電機子コイル
6 ステータのバックヨーク6
7 ステータのティース7
9 雄ねじ部
10 雌ねじ部
11 台形形状のティース先端
12 歯車
14 リングギア
15 アクチュエータ
16 ウォームギア
21 開口部
22 バックヨーク表面の斜面
23 条溝
24 ティース
25 ティース根元部の斜面
26 突条
29 リンク
31 リング
32 スリット
33 突起

Claims (9)

  1. ステータの本体を回転不能に固定し、ステータのティースを回転自在に支持されるロータに指向させ、これらティースおよびロータ間にエアギャップを設けた回転電機において、
    ステータの本体には前記ティースに磁束を与える電機子コイルを固設し、前記ティースをステータの本体に対して相対移動可能に取り付けたことを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機において、前記ロータの回転数が通常よりも高いときは、前記ティースを前記ロータから遠ざかるよう移動させることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1または2に記載の回転電機において、ステータの前記本体に前記ティースをねじ構造で取り付けたことを特徴とする回転電機。
  4. 請求項3に記載の回転電機において、前記ねじ構造は、前記ティースの根元部の全周に雄ねじを設け、該根元部をステータの前記本体に設けた雌ねじに螺合した構造であり、該ティースを回転させて、前記相対移動を行うことを特徴とする回転電機。
  5. 請求項4に記載の回転電機において、前記ステータと前記ロータとを該ロータの軸方向に対向配設してアキシャルギャップ構造とし、前記ティースの根元部をロータから遠い側に配置し、該ティースの先端をロータ表面と対向する平面とし、該平面を多角形形状としたことを特徴とする回転電機。
  6. 請求項5に記載の回転電機において、前記ロータの回転方向と同方向に前記ティースを捩じることを特徴とする回転電機。
  7. 請求項5または6に記載の回転電機において、前記ロータの回転数が通常よりも特に高いときは、
    前記捩じることにより、前記多角形形状の各ティース先端同士を相互に接触させることを特徴とする回転電機。
  8. 請求項1または2に記載の回転電機において、前記ティースを前記ロータの軸方向および径方向に対して斜交する方向に移動可能に取り付けたことを特徴とする回転電機。
  9. 請求項1または2に記載の回転電機において、前記ステータと前記ロータとを該ロータの軸方向に対向配設してアキシャルギャップ構造とし、
    前記ティースを前記ロータに対して径方向に移動可能に取り付けたことを特徴とする回転電機。
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