JP2012019642A - 風力発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】可動回転子の駆動力を発生する動力発生部を小型化し、大負荷や高速回転時において、発電機の有効磁束量を運転状態に応じて変えられ、広い運転範囲での高効率運転が可能となる磁束可変型の発電機を有する風力発電システムを提供すること。
【解決手段】磁束可変型発電機は、巻線2を有する固定子1と、固定子1に空隙を介して回転可能に配設され、回転軸方向に第1回転子5と第2回転子6に二分割され、それぞれに極性の異なる界磁用磁石が回転方向に交互に配置された回転子と、第1回転子5に対する第2回転子6の相対的な回転軸方向位置を可変する磁束可変装置JMとを有する。磁束可変装置JMは、動力発生部ACと、動力発生部ACで発生した力を第2回転子6と第1回転子5に伝達する動力伝達部DDとを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、永久磁石を用いた磁束可変型の発電機、およびその発電機を用いた風力発電システムに関する。
従来の誘導発電機に代わり、効率に優れ、小型化や低騒音化も期待できる永久磁石同期発電機が普及し始めている。
従来技術による永久磁石発電機において、誘導起電力Eは回転子に配置されている永久磁石が発生する一定磁束Φと発電機の回転角速度ωによって決定される。発電機の回転角速度ω(回転速度)が上昇すると、発電機の誘導起電力は比例して上昇する。よって、低回転速度領域で高トルクが得られるが、回転速度の可変範囲が狭いために高回転速度領域の運転は困難であった。そこで、弱め界磁制御技術により高回転速度領域を広げることが考えられる。
また、風力発電システムの発電機は広い回転速度範囲で所定の出力を確保するためにギア機構やピッチモータなどを備えて、さまざまな風速条件に対応できるようにしているものがある。発電機の各相巻線を主軸の回転速度に応じて巻線切り替え装置を用いて、低回転速度用巻線と高回転速度巻線に切り替え駆動するようにしているものもある。
前記電気的な弱め界磁制御の代わりに、機械的な弱め界磁制御を用いた回転電機が報告されている(特許文献1)。また、低風速において、より多く発電量を得るために、特に小型風力発電システムにおいてコアレス永久磁石発電機が適用されるものもある。コアレス永久磁石発電機は、発電機のコギングトルクを低減することを意図している。さらに、コアレスと巻線切り替えを併用する発電機も報告されている(特許文献2)。
特開2002−262489号公報 特開2009−71937号公報
しかしながら、従来技術で述べた弱め界磁制御技術により高回転速度領域に広げることは、弱め界磁電流による発熱や効率低下などにより限界がある。各相巻線を主軸の回転速度に応じて巻線切り替え装置を用いた場合は、発電機本体からのリード線の数が多く、さらに巻線切り替え制御装置とその構造が複雑になるという課題がある。さらに、鉄心を用いないコアレス発電機は鉄心ありの場合と比較して出力を大きくしにくいという課題がある。
本発明の回転電機は、巻線を有する固定子と、固定子に空隙を介して回転可能に配設され、回転軸方向に第1回転子と第2回転子に二分割され、それぞれに極性の異なる界磁用磁石が回転方向に交互に配置された回転子と、第1回転子に対する第2回転子の相対的な回転軸方向位置を可変する磁束可変装置とを有する。磁束可変装置は、動力発生部と、動力発生部で発生した力を第2回転子と第1回転子に伝達する動力伝達部とを有する。
本発明によれば、発電機における動力発生部を小型化することが可能となる。
本発明に係る磁束可変型発電機の一構成例を示す図であり、最大有効磁束となる。 本発明に係る磁束可変型発電機の一構成例を示す図であり、最大有効磁束の1/2となるように回転子の位置を調節している。 本発明に係る磁束可変型発電機の一構成例を示す図であり、最大有効磁束がゼロとなるように回転子の位置を調節している。 本発明に係る磁束可変型発電機の第1実施形態の磁束可変装置の動作特性を説明する図である。 本発明に係る磁束可変型発電機の埋め込み磁石構造の一例を示す図である。 本発明に係る磁束可変型発電機の第2の実施形態における梃子を利用した倍力機構の一例を示す図である。 第1,第2実施形態による発電機の制御回路の一例を示す図である。 (a)〜(d)は有効磁束が1.0Φ,0.75Φ,0.5Φ,0.25Φの場合の効率マップMP1〜MP4を示す図である。 図8のマップMP1〜MP4を合成した合成効率マップGMPを示す図である。 (a)と(b)は本発明に係る磁束可変型発電機のコギングトルク低減効果を示す図である。 第1,第2実施形態による発電機を搭載した風力発電システムの構成例を示す図である。 本発明に係る磁束可変型発電機を風力発電機に用いた発電特性を示す図である。 本発明に係る磁束可変型発電機の出力電圧安定化効果を示す図である。 本発明に係る磁束可変型発電機の固定子分割構造の一例を示す図である。
−第1の実施形態−
本発明に係る磁束可変型発電機の一構成例を図1,図2,図3に基づいて説明する。
図1,図2,図3は本実施形態の発電機の構成を示す。図1,図2,図3に示すように、円筒状の固定子鉄心1の内周部には、軸方向に連続して開口した溝(以後「スロット」と記す)が周方向に複数形成され、複数のスロットの各々には電機子巻線2(固定子巻線ともいう)が装着されている。
固定子鉄心1の外周側にはハウジング3が設けられ、固定子鉄心1とハウジング3とは焼嵌或いは圧入などによってより締結される。発電機の回転軸方向端部にはブラケット3Aが設けられ、固定子鉄心1を覆っている。ブラケット3Aにはシャフト4(回転軸ともいう)を支承するベアリング3Bも設けられている。
固定子鉄心1の内周側には空隙を介して、シャフト4に設けたスプライン4A上を回転しながら回転軸方向に移動可能な第1回転子5と、シャフト4に設けたスプライン4B(スプライン4Aと同じリード角,逆切り方向)上を回転しながら回転軸方向に移動可能な第2回転子6とが回転可能に設けられている。なお、シャフト4に設けたスプラインは所定のリード角をもっており、第1回転子5と第2回転子6はシャフト4上を回転しつつ移動する。従って、スプライン4Aと4Bのリード角を適切に定めることにより、要求された磁束密度に応じて第1回転子5と第2回転子6の移動量を決定し、第1回転子5と第2回転子6の磁極位相を設定することができる。
第1回転子5には、極性が回転方向に順次異なるように第1回転子の界磁用磁石である永久磁石5Aが複数埋め込まれている。また、第2回転子6にも、極性が回転方向に順次異なるように、第2回転子の界磁用磁石である永久磁石6Aが複数埋め込まれている。つまり、第1回転子5と第2回転子6は、それぞれに極性の異なる界磁用磁石が回転方向に交互に配置される。シャフト4の中心軸方向の両端部は、ベアリング3Bによって回転可能に支持されている。
第1回転子5と第2回転子6をシャフト4上で移動する磁束可変装置JMは、動力発生部AC、及び動力伝達部DDを備えて構成されている。動力発生部ACは、アクチュエータ9を備えている。動力伝達部DDは、第2回転子6とアクチュエータ9とを連結するスラスト軸受8と、第2回転子6と第1回転子5とを連結するアーム7と、第1回転子5と第2回転子6を相対的に回転させる針状ころ軸受7A及び軸受ハウジング7Bとを備えている。なお、針状ころ軸受7Aと軸受ハウジング7Bは、第2回転子6と第1回転子5と一緒に移動し、アクチュエータ9からの押す力と引っ張る力を伝達する構造である。
磁束可変装置JMは、第2回転子6を第1回転子5の反対側から駆動する。すなわち、動力発生部ACであるアクチュエータ9が回転軸方向に進退すると、動力伝達部DDのスラスト軸受8,アーム7,針状ころ軸受7Aを介して第2回転子6と第1回転子5を所定位置に移動させる。
第1の実施形態では、図1〜図3に示すように、発電機のトルクや回転数の変化に応じて第2回転子6及び第1回転子5を移動させている。すなわち第1の実施形態では、図1の状態から図3の状態までの任意状態としている。
ここで、図1は、最大有効磁束が必要とされる場合を示し、第1回転子5と第2回転子6の永久磁石5A,6Aの磁極の中心が揃うように、磁束可変装置JMにより第1回転子と第2回転子は移動されている。すなわち、アクチュエータ9を制御信号によって制御してスラスト軸受8を駆動し、第2回転子6と、アーム7と針状ころ軸受7Aを介して第1回転子5とを所定位置に移動させる。図1の状態では、第2回転子6の磁極位相は第1回転子5の磁極位相と同じ電気角になる。
図2,図3は、要求有効磁束が最大有効磁束よりも小さい時の第1回転子5と第2回転子6との相対位置を示す。磁束可変装置JMは、第2回転子6と第1回転子5を、シャフト4上を回転させながら、必要な有効磁束が得られる所定位置に位置決める。なお、第1回転子5とシャフト4とを介するスプライン4Aは、第2回転子6とシャフト4とを介するスプライン4Bと逆切り方向になるため、シャフト4上での回転方向は、第2回転子6と逆方向となる。図2の状態では、第2回転子6の磁極位相は第1回転子5の磁極位相と90°の電気角になる。
図3の状態では、第1回転子5の磁極位相は第2回転子6の磁極位相と180°の電気角になる。磁極が8極の場合では、第1回転子5の磁極位相は第2回転子6の磁極位相との最大機械角は45°になる。このとき、界磁用の有効磁束量は0となり、誘起電圧を0にすることができる。この有効磁束0の特性は回転電機の過電圧からの保護機能に利用できる。
アクチュエータ9は、電動アクチュエータ,油圧アクチュエータ,空気圧アクチュエータ,圧電アクチュエータ,高分子アクチュエータなどが挙げられる。
第1の実施形態の発電機では、図1,図2,図3に示すように、第1回転子5とシャフト4の間にはスプライン4A、第2回転子6とシャフト4の間にはスプライン4B(スプライン4Aと同じリード、逆切り方向)が設けられている。図4に示すように回転子が二等分分割された場合、第1回転子5の遠心力から生じた回転軸方向の力Fa1と第2回転子6の遠心力から生じた回転軸方向の力Fa2は、互いに相殺しまうことによって駆動する動力発生部はより小さい力で回転軸上の第1回転子5と第2回転子6を所定位置に移動できる。従って、動力発生部ACを大型化することなく、大負荷や高速回転時に第1回転子5と第2回転子6を所望の位置に移動することができる。その結果、発電機の有効磁束量を運転状態に応じて変えることができ、広い運転範囲での高効率運転が可能となる磁束可変型発電機を提供できる。
第1の実施形態の発電機では、磁極を8極、第1回転子5が回転可能に装着されているスプライン4Aのリードを24mm(1周回転で回転軸方向に24mm移動)、左切りとし、第2回転子6が回転可能に装着されているスプライン4Bのリードを24mm、右切りとした場合、有効磁束を0Φ〜1.0Φの範囲内で変化させるためには、第1回転子5と第2回転子6の軸長方向の移動距離が1.5mmとなる。発電機の運転範囲や運転点によって有効磁束を0.5Φ〜1.0Φの範囲内で変化させるためには、第1回転子5と第2回転子6の軸長方向の移動距離が0.75mmとなる。
第1の実施形態では、回転子の磁極が8極について説明したが、高速回転対応の発電機(高速回転用発電機)で界磁用永久磁石の極数がより少ない場合においては、有効磁束の範囲を限定することにより、回転子の回転軸方向移動距離をさらに短縮することができる。例えば、回転子磁極4極にすると、有効磁束を0Φ〜1.0Φに変化させるのに移動距離が最大3mmとなる。有効磁束0.5Φ〜1.0Φ範囲内に限定すると移動距離は1.5mmになる。磁極が8極の回転電機に比べて、スプラインのリードを小さくすることができ、動力発生部ACのアクチュエータ9が小型化でき、発電機の小型化が期待できる。
なお、上述した有効磁束は、発電機の回転トルクに寄与する磁束量である。この磁束量は、発電機の回転トルクと固定子の巻線に流れる電流から求められる。
また、上述した本発明の発電機は、磁石を回転子鉄心の表面に配置する表面磁石式を代表として説明したが、図5に示すように、磁石を回転子鉄心の中に挿入する埋め込み磁石式構造の発電機にも適用することは言うこともない。
上記第1の実施形態では、二分割回転子を有する発電機について説明したが、三分割以上に分割した回転子を有する発電機にも本発明を適用できる。つまり、この発電機は、固定子鉄心に空隙を介して回転可能に配設された三つ以上の回転子であって、それぞれに極性の異なる界磁用磁石が回転方向に交互に配置された回転子と、分割された個々の分割回転子の相対的な回転軸方向位置を可変する磁束可変装置とを備える。この磁束可変装置は、第1の実施形態で説明したように、動力発生部と動力伝達部とを有する。三分割または三分割以上の回転子を有する発電機でも、図1,図2,図3に記載した回転子が二分割された構成と同様の効果を達成できる。
−第2の実施形態−
第2の実施形態は、第1の実施形態の第1回転子5と第2回転子6をシャフト4上で移動する磁束可変装置JMには、動力発生部ACと動力伝達部DDの間に倍力機構BMを設けて構成されたものである。ここでは、倍力機構以外の部分については第1の実施形態と同様であり、説明は省略する。以下、第1の実施形態の説明と同じ部品には同符号を付してその説明を省略し、異なる部品のみ説明する。動力発生部ACは、アクチュエータ9と、アクチュエータ9のアーム9Aとを備えている。動力伝達部DDは、ストッパー11と、ストッパー11のアーム11Aと、第2回転子6とストッパーのアーム11Aとを連結するスラスト軸受8と、第2回転子6と第1回転子5とを連結するアーム7及び針状ころ軸受7Aとを備えている。倍力機構BMは梃子の原理を用いている。この倍力機構BMは、図6に示すように、梃子のアーム10と、梃子の支点10Aと、梃子の作用点10Bと、梃子の力点10Cとから構成されている。
磁束可変装置JMは、第1回転子5と第2回転子6を駆動する。すなわち、動力発生部ACであるアクチュエータ9のアーム9Aがアクチュエータ9の軸方向に進退すると、倍力機構BMの梃子のアーム10は、梃子の支点10Aを回動中心として揺動し、梃子の作用点10B,動力伝達部DDのストッパーのアーム11A,ストッパー11,スラスト軸受8,アーム7及び針状ころ軸受7Aを介して第2回転子6と第1回転子5を所定位置に移動させる。
図6は、第2実施形態の倍力機構BMの梃子機構を示す図である。梃子機構の原理により、動力伝達部DDのストッパーのアーム11Aと動力発生部ACのアクチュエータのアーム9Aが平行する場合、式(1)が得られる。
F1×L1=F2×L2 …(1)
ここで、F1は第1回転子5と第2回転子6を駆動するのに必要な力、F2は動力発生部ACから発生する力、L1は梃子の支点10Aから梃子の作用点10Bまでの距離、L2は梃子の支点10Aから梃子の力点10Cまでの距離である。F1が一定とすると、L1/L2を小さくすればF2を小さくすることができる。つまり、L1を短くするか、L2を長くすることによりF2を小さくできる。例えば、L1/L2は1/5(L2はL1の5倍)とすると、動力発生部ACの出力F2は第1回転子5と第2回転子6の駆動力F1の1/5で済む。動力発生部ACで発生する力F2が小さいと、動力発生部ACの出力パワーを小さくでき、その結果、動力発生部ACを小型化できる。
図6において、アクチュエータ9のアーム9Aにより梃子のアーム10の梃子の支点10Aを中心として揺動するようにしたが、アクチュエータ9の代わりに手動で梃子のアーム10を揺動するように構成してもよい。つまり、マニュアルクラッチのような操作によって、手動で段階的に有効磁束量を調整してもよい。
以上、第2の実施形態によれば、上述した通り、梃子の原理を用いた倍力機構によって、動力発生部で発生した力を倍力して第2回転子と第1回転子を駆動するようにしたので、動力発生部をより小容量かつ小型にできる。さらに、低出力のアクチュエータを使用することができるので、小型の磁束可変型発電機を使用して、大負荷や高速回転時における発電機の有効磁束量を運転状態に応じて変えられ、広い運転範囲での高効率運転が可能となる。
−第1,第2の実施形態に用いる制御回路−
第1,第2の実施形態の磁束可変装置の制御回路の一例について簡単に説明する。
図7は発電機の四種類の効率マップMP1〜MP4と、これらのマップMP1〜MP4を合成した合成マップGMPを示す。効率マップMP1〜MP4は、第1の実施形態において、第1回転子5に対する第2回転子6の磁極位相(電気角)をそれぞれ0°,45°,90°,135°とした場合の回転数−トルク曲線として示されている。ここで、磁極位相が0°のときの有効磁束を1.0Φとしたとき、磁極位相が45°,90°,135°の有効磁束を0.75Φ,0.5Φ,0.25Φと表記する。
図8(a)〜(d)は、効率マップMP1〜MP4の回転数−トルク曲線内の運転効率分布を示し、これらの4つの効率マップMP1〜MP4を合成すると、図9の合成効率マップGMPが得られる。なお、磁極位相0°,45°,90°,135°の効率マップの間、例えば磁極位相60°や120°の効率マップでも、磁極位相に対して連続的に運転効率分布が変化しているが、この実施形態では、4つの効率マップから図9および図7の下部に示す合成効率マップGMPを作成する。もちろん、磁極位相0°〜135°の間を45°ピッチよりも小さいピッチで分割し、よりきめ細かく合成効率マップを作成してもよい。
なお、有効磁束ごとの運転効率マップMP1〜MP4は予め制御回路の記憶装置に記憶しておき、これらの運転効率マップMP1〜MP4を合成した合成マップGMPも記憶装置に記憶しておく。
図9の合成効率マップGMPの上部に示す有効磁束範囲は、1.0Φの第1範囲、1.0〜0.75Φの第2範囲、0.75〜0.5Φの第3範囲、0.5〜0.25Φの第4範囲、0.25〜0.0Φの第5範囲である。なお、図13の下部の合成効率マップGMPでは有効磁束範囲を省略している。
合成効率マップの作成手順を説明する。
それぞれX軸(発電機回転数)と、Y軸(発電機トルク)とそれぞれの図中の階段状の曲線とにより囲まれた領域で、有効磁束を0.0〜1.0Φに変化させると、この領域中央やや左よりの位置に(図示せず)、それぞれの効率マップで最も効率のよい条件が存在する。すなわち、これらの効率マップでこの効率の良い場所を効率最高点として、発電機効率の分布図が生成される(図8)。さらに、有効磁束を0.0〜1.0Φに変化させたときのこれらの結果から、各有効磁束中の最大効率点を取り出し(図7中央)、合成した結果を磁束可変型発電機の効率マップとして図7下部中央および図15に示す。
例えば、風力発電システムに第1の実施形態の発電機を適用した場合について説明する。風速状況に応じて、コントローラから要求トルクと要求回転数が指令されると、合成有効マップGMPを参照して、そのトルクと回転数における運転点が含まれる有効磁束範囲を決定する。決定された有効磁束範囲で代表する有効磁束が例えば1.0Φであれば、第1回転子5と第2回転子6の位置を、有効磁束1.0Φに対応する位置に制御する。すなわち、アクチュエータ9へ制御信号を送り、回転子を移動する。
上記のようにして決定された最適な有効磁束に基づいて、この有効磁束に対応する磁極位相となるように、磁束可変装置JMが制御され、第1回転子5と第2回転子6がアクチュエータにより移動して最適な有効磁束が実現される。
なお、本実施形態では、有効磁束を、図7に示した合成効率マップGMPから算出するようにしたが、図8(a)〜(d)の合成前の効率マップに基づいて有効磁束を決定してもよい。すなわち、要求トルクと要求回転数により各マップの運転効率を決定し、最高の運転効率を示したマップの有効磁束が、発電機の運転状況に適した有効磁束であると決定する。そして、有効磁束が得られる位置へ第1回転子5と第2回転子6を移動するように、アクチュエータ9に制御信号を印加するようにしてもよい。あるいは、要求トルクと要求回転数を用いて数式や近似式から有効磁束を計算してもよい。
−第1,第2の実施形態のコギングトルク低減効果−
図10は、第1,第2の実施形態のコギングトルク低減効果を示す。コギングトルクとは、非励磁状態で回転子を動かした際に発生する磁石と固定子鉄心の間に働く磁気吸引力に起因する位置トルクである。コギングトルクは回転抵抗になり発電機14の回転を妨げている。コギングトルク低減の一般的な方法として、スキューが用いられている。スキューは磁気回路を軸方向に斜めになるように配置することにより、急激な磁束変化を抑制しコギングトルクを抑制することである。しかしながら、設計上のトルク定数が犠牲となる問題点がある。本発明の磁束可変型の発電機14は、運転状況に応じて、有効磁束を変えられる以外に、分割した回転子の位置を適切に調整すれば、スキュー効果も得られる。
例えば、磁極が8で、スロットが24の発電機の場合では、第1回転子5と第2回転子6のコギングトルクτcの波形を図10(a)に示す。コギングトルクの周期は機械角15°となる。従来の磁束固定型の発電機の場合では、発電機のコギングトルクは第1回転子5と第2回転子6のコギングトルクの和になる。一方、本発明の磁束可変型の発電機14の場合では、磁束可変装置JMで適切に第1回転子5と第2回転子6の固定子スロットに対する磁極位置(角度)を変えることにより、発電機14のコギングトルクを低減させることができる(図10(b))。上記例の場合では、7.5°または7.5°の奇数倍であれば、コギングトルクを低減させる効果がある。
−風力発電システムへの適用例その1−
第1,第2の実施形態で説明したいずれかの発電機を風力発電機システムに適用した例について説明する。
図11は、第1,第2の実施形態の発電機が搭載される風力発電システムの配置構成を示す。この適用例の風力発電システムは、タワー12の上部にはブレード(翼)13と、発電機14と、風速計15が設けられ、発電機14からの交流電気エネルギーを電力ケーブル16を通じて整流回路装置17とインバータ18に連結され、電力は電力系統に送られるか蓄電池19に貯めるようになっている。
ブレード(翼)13は主軸に装着され、ブレード(翼)13の回転力を伝達する主軸は発電機14と結合されている。インバータ18は発電機14の電力を変換するものである。このインバータ18を制御するコントローラが設けられている。また、風速条件に合ったブレード(翼)13のピッチを制御する手段としてブレード(翼)13の数に合わせて複数個のピッチモータが設けられ、主軸と発電機14との間にはブレーキが設けられている。
従来の風力発電システムの発電機において、低速領域で高トルクが得られるが、回転数の可変範囲が狭いために高速領域の運転は困難であった。そこで、電気的な弱め界磁制御技術により高速運転領域を広げることが考えられる。また、風力発電システムの発電機は広い速度範囲で所定の出力を確保するためにギア機構やピッチモータ等を備えて、さまざまな風速条件に対応できるようにした。発電機の各相巻線を主軸の回転速度に応じて巻線切り替え装置を用いて、低速用巻線と高速用巻線に切り替えて駆動するようにしているものもある。電気的な弱め界磁制御により高速運転領域を広げることは、弱め界磁電流による発熱や効率低下などにより限界がある。各相巻線を主軸の回転速度に応じて巻線切り替え装置を用いた場合は、発電機本体からのリード線の数が多く、さらに巻線切り替え制御装置とその構造が複雑になる課題などがある。
分割回転子を有する回転電機を用いた風力発電システムの発電機が風力の広い範囲で高効率を行う適用例として、分割された回転子は以下の状態で運転されればよい。
風が弱い低速回転領域においては、磁束可変装置JMは、相対的に回転できる回転子を同極性磁極の中心がそろう方向に回転させて、固定子磁極と対向する永久磁石による有効磁束量を多くし、高出力特性が得られるようにする。一方、風が強い高速回転領域においては、磁束可変装置JMは、相対的に回転できる回転子を同極性磁極の中心がずれる方向に回転させれば、固定子磁極と対向する永久磁石による有効磁束量を少なくすることになり、言い換えると機械的な弱め界磁効果があり、高速回転領域において定出力特性が得られる。
また、本発明の磁束可変型の発電機14を用いた風力システムは、コギングトルク低減効果を利用すれば、図12に示すように、微風時より速く回転してより速く設計定格出力に到達できる。その結果、年間の発電量を増大できる。
さらに、風力発電機からの不安定な出力は、電力系統に悪影響を及ばすことがよく知られている。従来の発電機は、出力を安定させるために、大容量な電力変換システムと制御システムを用いているが、コストと制御は課題となっている。本発明の磁束可変型発電機を用いた場合、図13に示すように、風速変動に応じて発電機の有効磁束を変えることによって、出力電圧を安定させて出力することができる。制御も簡単なアクチュエータの位置制御で実現可能である。
さらに、本発明の磁束可変装置は、図14に示す分割固定子を有する発電機を用いた場合においても、上記と同様の状態で運転されればよい。
本適用例によれば、機械的に永久磁石の界磁用有効磁石量を可変できるという効果がある。特に、風力発電システムの主軸発電機の機械的な弱め界磁が簡単にでき、広範囲可変速制御に大きな効果がある。発電機構造が簡単になることにより、発電機が軽量になるため、タワーの構造が簡単になるという効果がある。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
1 固定子鉄心
2 電機子巻線
3 ハウジング
3A ブラケット
3B ベアリング
4 シャフト
4A,4B スプライン
5 第1回転子
5A,6A 永久磁石
6 第2回転子
7 アーム
7A 針状ころ軸受
7B 軸受ハウジング
8 スラスト軸受
9 アクチュエータ
9A アクチュエータのアーム
10 梃子のアーム
10A 梃子の支点
10B 梃子の作用点
10C 梃子の力点
11 ストッパー
11A ストッパーのアーム
12 タワー
13 ブレード
14 発電機
15 風速計
16 電力ケーブル
17 整流回路装置
18 インバータ
19 蓄電池
JM 磁束可変装置
AC 動力発生部
BM 倍力機構
DD 動力伝達部

Claims (11)

  1. 翼を装着する主軸と、前記翼の回転力を伝達する主軸と結合された発電機と、前記発電機の電力を変換するインバータと、前記インバータを制御するコントローラと、風速条件に合った翼のピッチを制御する手段と、ブレーキと、風速風向計からなる風力発電システムにおいて、
    巻線を有する固定子と、
    前記固定子に空隙を介して回転可能に配設され、回転軸方向に少なくとも第1回転子と第2回転子に二分割され、それぞれに極性の異なる界磁用磁石が回転方向に交互に配置された回転子と、
    前記第1回転子に対する前記第2回転子の相対的な回転軸方向位置を可変する磁束可変装置と、を有し、
    前記磁束可変装置は、
    動力発生部と、
    前記動力発生部で発生した力を第2回転子及び第1回転子に伝達する動力伝達機構と、を有することを特徴とする風力発電システム。
  2. 請求項1に記載の風力発電システムにおいて、
    前記風速計により計測した風速が所定の風速より弱い場合には、前記磁束可変装置は、前記第1回転子及び第2回転子を同極性磁極の中心がそろう方向に回転させることを特徴とする風力発電システム。
  3. 請求項1に記載の風力発電システムにおいて、
    前記風速計により計測した風速が所定の風速より強い場合には、前記磁束可変装置は、前記第1回転子及び第2回転子を同極性磁極の中心がずれる方向に回転させることを特徴とする風力発電システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の風力発電システムにおいて、
    前記回転子は、3つ以上に分割され、
    前記磁束可変装置は、前記分割された個々の分割回転子の相対的な回転軸方向位置を可変することを特徴とする風力発電システム。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の風力発電システムにおいて、
    前記第1回転子は第1のスプラインを介して回転軸に装着され、前記第2回転子は第2のスプラインを介して前記回転軸に装着され、
    前記第1のスプラインは、前記第2のスプラインと逆切り方向で構成されていることを特徴とする風力発電システム。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の風力発電システムにおいて、
    前記動力伝達機構は、
    前記動力発生部と第2回転子とを連結する第1の軸受構造と、
    前記第1回転子と第2回転子とを連結する第2の軸受構造と、
    を備えることを特徴とする風力発電システム。
  7. 請求項6に記載の風力発電システムにおいて、
    前記第2の軸受構造は、
    第1回転子と第2回転子とを異なる方向に回転移動させることを備えることを特徴とする風力発電システム。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の風力発電システムにおいて、
    前記動力発生部と前記動力伝達機構の間に介在し、前記動力発生部で発生した力を倍増する倍力機構とを備えることを特徴とする風力発電システム。
  9. 請求項8に記載の風力発電システムにおいて、
    前記倍力機構は、梃子構造,リンク機構,油圧機構,歯車とボールネジ機構のいずれかによって構成されることを特徴とする風力発電システム。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の風力発電システムにおいて、
    前記磁束可変装置を制御する手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    回転子の回転数とトルクで定まる運転効率が示された発電機効率マップを複数の有効磁束ごとに記憶した記憶装置と、
    要求トルクと要求回転数に基づいて前記複数の発電機効率マップを参照し、最も効率が高いマップの有効磁束を決定する有効磁束決定手段と、
    決定された有効磁束に基づく指令値を計算して前記磁束可変装置へ出力する計算手段とを備えることを特徴とする風力発電システム。
  11. 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の風力発電システムにおいて、
    前記磁束可変装置を制御する手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    回転子の回転数とトルクで定まる運転効率が示された発電機効率マップを複数の有効磁束ごとに記憶した記憶装置と、
    前記複数の発電機効率マップに基づいて合成効率マップを生成し、前記合成効率マップを参照して要求トルクと要求回転数に基づく運転点の合成後の有効磁束を決定する有効磁束決定手段と、
    決定された有効磁束に基づく指令値を計算して前記磁束可変装置へ出力する計算手段とを備えることを特徴とする風力発電システム。
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