JP2008047948A - 放送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】放送受信装置を、基準周波数信号により受信周波数に対応した中間周波数信号を生成する放送受信手段(チューナ2)と、中間周波数信号の所定時間当たりの周波数誤差変化量を監視し、周波数誤差変化量に応じて制御ゲインを割り当て、基準発振周波数信号の変化に追随させる周波数制御手段(OFDMデコーダ3および主制御装置5)と、により構成した。
【選択図】図1
Description
しかしながら、これらの放送受信装置は、その温度での動作中の定常的な周波数誤差を補償するものであったため、発振周波数が所定範囲に収まった後の周波数誤差は小さく抑えられるが、電源投入直後において、その温度による周波数誤差を含んだ周波数に至るまでの周波数変動が考慮されていない。したがって、周波数変動が所定範囲に収まるまでは周波数誤差が生じ、結果的に放送受信装置にエラーが発生し、結果的に安定した受信ができるまでの時間が遅くなるといった問題があった。
一方、低温・高温起動時は、起動直後に発振周波数が急峻に変化する。この場合、AFCによっても制御が追従できず、したがって発振周波数の変化が小さくなるまで待機時間を要する。したがって結果的に安定受信までの時間が常温に比較して遅くなる。
図1は、この発明の実施の形態1にかかわる放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。ここでは、放送受信装置として、デジタル放送受信装置が例示されている。
図1に示す放送受信装置は、受信アンテナ1と、チューナ2と、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)デコーダ3と、MPEG(Moving Picture Element Group)デコーダ4と、主制御装置5と、温度センサ6と、テーブルメモリ7とから構成される。
OFDMデコーダ3は、上記により入力されるIF信号をOFDM復調し、MPEGトランスストリーム(TS)を生成して符号再生装置としてのMPEGデコーダ4へ出力する。OFDMデコーダ3はまた、後述するように、IF信号を直交変調し、同相信号成分(I)と直交信号成分(Q)に変換して出力するとともに、このI信号成分とQ信号成分とから、IF信号と基準周波数信号との周波数誤差を検出して主制御装置5へ出力する。
このため、主制御装置5は、OFDMデコーダ3と協働して、中間周波数信号の所定時間当たりの周波数誤差変化量を監視し、当該周波数誤差変化量に応じて周波数制御ゲインを割り当て、基準周波数信号の変化に追随させる周波数制御手段として動作する。
また、テーブルメモリ7には、後述する、周波数誤差変化量と周波数制御ゲインとの対応関係、あるいは、温度と周波数誤差変化量を演算する際に使用される所定時間情報が対で記憶されるほか、制御ゲイン係数パラメータ、あるいは温度係数パラメータ等、各種制御データが、工場出荷時に初期値として書き込まれており、また、使用段階で書き換え可能な、例えばフラッシュメモリで構成されるものとする。
図2において、OFDMデコーダ3は、OFDM変調部30と、周波数誤差検出部31と、AFC(Automatic Frequency Control)制御部32と、OFDM合成部33とにより構成される。また、主制御装置5は、周波数誤差変化量演算部50と、周波数制御ゲイン割り当て制御部51とにより構成される。
周波数誤差検出部31は、入力されたI信号成分とQ信号成分とからIF信号と基準周波数信号との周波数誤差、すなわち、図示せぬ基地局と放送受信装置との周波数誤差(定常位相誤差)を検出した後、主制御装置5の周波数誤差変化量演算部50へ出力する。
周波数制御ゲイン割り当て制御部51は、周波数誤差変化量演算部50により出力される変化量に応じた周波数制御ゲインを設定し、OFDMデコーダ3のAFC制御部32を制御してOFDM復調部30内蔵のVCXOによる基準周波数信号の変動に追随させる。
すなわち、AFC制御部32は、周波数誤差検出部31で検出された誤差情報に基づきOFDM復調部30が使用する基準周波数を誤差変化量が少なくなるように補正し、誤差変化量を最小に抑えるような制御信号をOFDM復調部30にフィードバックする。この閉ループ制御は通常AFCループと呼ばれる。このことにより、ODFM復調部30から出力される、先の周波数誤差が補正されたI信号成分とQ信号成分とがOFDM合成部33へ供給され、このOFDM合成部33にてTSストリームを生成し、MPEGデコーダ4へ出力する。
以下、図3を参照しながらこの発明の実施の形態1にかかわる放送受信装置の動作原理について説明する。
これに対し、この発明の実施の形態1によれば、図3に示されるように、所定時間あたりの基準周波数誤差変化量(図3中、太い矢印で示す傾き)を演算し、変化量が大きい場合にAFC制御ゲインを通常ゲイン(第2の制御ゲイン)より大きな起動時ゲイン(第1の制御ゲイン)に変更することにより、急激な基準周波数に追従させている。図3中、ハッチングを付して示した部分は周波数制御ゲインを示す。図4に、上記した起動ゲイン(起動時に割当てられる周波数制御ゲイン)の設定動作がフローチャートで示されている。
このとき、周波数誤差検出部31は、OFDM変調部30から出力されるI信号成分とQ信号成分とを入力として得、周波数誤差(位相差)を検出する(ステップST402)。周波数誤差検出部31は、所定時間経過後(ステップST403“YES”)、再度、周波数誤差を検出し(ステップST404)、その結果を主制御装置5の周波数誤差変化量演算部50へ出力する。
周波数制御ゲイン割り当て制御部51により割当てられた周波数制御ゲインは、OFDMデコーダ3のAFC制御部32に設定され、以降、ここで、設定された周波数制御ゲインに基づくAFCによるフィードバック制御が実行される。
このことにより、OFDMデコーダ3内蔵のVCXOによる周波数変動の追従性を高め、放送受信装置の受信状態を良好に維持することができる。
このため、所定時間当たりの周波数誤差変化量と周波数制御ゲインとの対応関係を周波数制御ゲインテーブルとして、あらかじめテーブルメモリ7に保持し、主制御装置5はテーブルメモリ7の周波数制御ゲインテーブルを参照して周波数制御ゲインを割当てる。
そして、所定時間経過後(ステップST502“YES”)、周波数誤差検出部31は、再度OFDM変調部30から出力されるI信号成分とQ信号成分とを入力として得、周波数誤差(位相差)を検出し(ステップST503)、その結果を主制御装置5の周波数誤差変化量演算部50へ出力する。
周波数制御ゲイン割当て制御部51は、具体的に、以前と比較して変化量が減少した場合(ステップST505“減少”)は、制御ゲインを1段階減じ(ステップST506)、増加した場合(ステップST505“増大”)は、1段階増やし(ステップST507)、また、変化が無い場合(ステップST505“同等”)は何もしない。
上記のように段階的に制御ゲイン(起動ゲイン)を減じていき、最終的に通常ゲインに至るまで連続して繰り返される(ステップST508“YES”)。したがって、実施形態1の変形例1によれば、主制御装置5は、所定時間当たりの周波数誤差変化量と周波数制御ゲインとの対応関係が保持されたメモリ(テーブルメモリ7の制御ゲインテーブル)を参照し、周波数制御ゲインを段階的に割り当てる周波数制御手段として動作する。
ここでは、周波数誤差変化量を判定し(ステップST406)、この変化量が閾値を超えていた場合に(ステップST406“YES”)、周波数制御ゲイン割り当て制御部51は、所定時間当たりの周波数誤差変化量によって決まる係数パラメータ(傾き係数σ)をテーブルメモリ7から取得し、当該係数パラメータと先に設定済みの周波数制御ゲイン(ここでは通常ゲイン)とを乗算し、乗算の結果得られる周波数制御ゲインを起動ゲインとして割り当て、OFDMデコーダ3のAFC制御部32に設定する(ステップST701)。
周波数誤差変化量演算部50は、周波数誤差検出部31により出力される周波数誤差から所定時間当たりの変化量(傾き)を算出して制御ゲイン割当て制御部51へ出力し(ステップST704)、制御ゲイン割当て制御部51は、その変化量に基づき、係数パラメータ(傾き係数σ)をテーブルメモリ7から取得し、当該係数パラメータと先に設定済みの周波数制御ゲイン(ここでは起動ゲイン)とを乗算し、乗算の結果得られる周波数制御ゲインを起動ゲインとして割り当て、OFDMデコーダ3のAFC制御部32に設定する(ステップST705)。
したがって、変形例2によれば、主制御装置5は、所定時間当たりの周波数誤差変化量によって決まる係数パラメータと周波数制御ゲインとを演算し、演算の結果得られる周波数制御ゲインを割り当てる周波数制御手段として動作する。
また、所定時間当たりの周波数誤差変化量と周波数制御ゲインとの対応関係が保持されたメモリ(テーブルメモリ7)を参照して周波数制御ゲインを段階的に割り当て、あるいは、所定時間当たりの周波数誤差変化量によって決まる係数パラメータと周波数制御ゲインとを演算し、演算の結果得られる周波数制御ゲインを連続的に割り当てることで、周波数誤差に基づくOFDMデコータ3が使用するVCXOの基準周波数を誤差変化量が少なくなるように修正することができる。
逆に、1段階減じた際、所定時間当たりの周波数誤差変更量(傾き)が符号有りで大きくなった場合は、一律に、あるいはその段階のみの制御ゲインを減じ、テーブルメモリ7へ上書きすることができる。このことにより、デフォルトで設定される周波数制御ゲインを最適な周波数制御ゲインに更新でき、チューナ2、あるいはOFDMデコーダ3に内蔵のVCXOの周波数変動に対して一層高速に追従可能になる。
このことによれば、周波数制御ゲインを連続的に可変できる他に、デフォルトで設定される周波数制御ゲインを最適な周波数制御ゲインに更新でき、チューナ2、あるいはOFDMデコーダ3内蔵のVCXOの周波数変動に対して一層高速に追従可能になる。
図8は、この発明の実施の形態2にかかわるOFDMデコーダ3および主制御装置5周辺の詳細な構成を説明するために引用したブロック図である。
図2に示す実施の形態1との差異は、実施の形態1が持つ構成に更に温度検出部52が付加され、主制御装置5の周波数制御ゲイン割り当て制御部51に、温度センサ6により測定された温度情報を提供することで、起動時に温度が与える周波数誤差への影響を極力回避している。また、周波数誤差変化量演算部50にテーブルメモリ7が接続されており、周波数誤差変化量演算部50は、変化量を演算する際にテーブルメモリ7に保持された時間テーブルを参照することにある。他の構成は実施の形態1と同様である。
以下、図9(a)(b)を参照しながら、この発明の実施の形態2にかかわる放送受信装置の動作原理について説明する。
すなわち、変化量の大きな常温起動時は、図9(a)に示されるように、その所定時間を短く設定して追従性を高め、変化量の小さい常温起動時は、図9(b)に示されるように、初期変動に追従するようAFC制御ゲインが過大になってしまうのを抑制するために所定時間を長く設定し、収束時間の短縮を図っている。図9(a)(b)中、ハッチングを付して示した部分は周波数制御ゲインを示す。図10に、上記した起動ゲインの設定動作がフローチャートで示されている。
このとき、主制御部5は、温度センサ6により測定される放送受信装置の内部温度を温度検出部52が監視しており、周波数誤差変化量演算部52へ供給している。周波数誤差変化量演算部50は、常温のとき、図9(b)で示した常温用の所定時間を用い、低温・高温時、図9(a)で示した低/高温用に用意された所定時間を使用して周波数誤差の変化量についての演算を行うものとする。
周波数制御ゲイン割り当て制御部51により割当てられた周波数制御ゲインは、OFDMデコーダ3のAFC制御部32に設定され、ここで、設定された周波数制御ゲインに基づくAFCによるフィードバック制御が実行される。なお、通常ゲインが設定されて以降(ステップST111)、周波数誤差変化量の演算は、常温用に用意された所定時間が使用される(ステップST112)。
図10に示す実施の形態2との差異は、実施の形態2では、周波数誤差変化量を演算する際の単位である所定時間を一義的に決めていたのに対し、変形例1では、この所定時間を周囲温度により段階的に変更可能なように、温度と所定時間との対応関係を時間テーブルとしてあらかじめテーブルメモリ7に保持し、参照する構成としたことにある。
すなわち、所定時間情報は、常温における所定時間を基点(ここでは短く設定された最小の所定時間にデフォルト温度係数βを乗算して得られる値)に、周囲温度が高低するにつれて値が小さくなっていく温度係数α(但し、β>α>1)を各所定時間に乗算して得られる値が周波数誤差量演算を行う際に使用される所定時間情報としてそれぞれ保持されている。
主制御装置5は、続いて、周波数誤差変化量演算部50を起動し、周波数誤差変化量演算部50は、温度検出部52により検出された放送受信装置の周囲温度に基づき、テーブルメモリ7を参照することにより、周波数誤差量演算時に用いる所定時間情報を取得する。ここでは、最小の所定時間に温度係数αを乗算して得られる所定時間とする(ステップST122)。
このとき、周波数誤差検出部31は、OFDM変調部30から出力されるI信号成分とQ信号成分とを入力として得、周波数誤差(位相差)を検出する(ステップST123)。周波数誤差検出部31は、所定時間経過後(ステップST124“YES”)、再度、周波数誤差を検出し(ステップST125)、その結果を主制御装置5の周波数誤差変化量演算部50へ出力する。
周波数制御ゲイン割り当て制御部51により割当てられた周波数制御ゲインは、OFDMデコーダ3のAFC制御部32に設定され、ここで、設定された周波数制御ゲインに基づくAFCによるフィードバック制御が実行される。なお、通常ゲインが設定されて以降(ステップST129)、周波数誤差変化量の演算は、最小所定時間に係数βを乗じたデフォルト時に使用する所定時間が使用される(ステップST130)。
このことにより、変化量の大きな常温起動時は、その所定時間を短く設定して追従性を段階的に高め、変化量の小さい常温起動時は、初期変動に追従するようAFC制御ゲインが過大になってしまうのを抑制するために所定時間を長く設定し、収束時間の短縮化がはかれる。
図11、図12に示す変形例1との差異は、変形例1が時間テーブルを用い、周波数誤差変化量を求める際に使用する単位時間である所定時間を段階的に可変としたのに対し、ここでは連続的に可変としたことにある。
周波数誤差変化量演算部50は、周波数誤差検出部31により出力される周波数誤差から所定時間当たりの変化量(傾き)を算出し(ステップST136)、その変化量が、あらかじめ定義された閾値より大きい場合は(ステップST137“YES”)、周波数制御ゲイン割り当て制御部51を起動して起動ゲインを割り当て(ステップST138)、閾値より小さい場合は(ステップST137“NO”)、通常ゲインを割り当てる(ステップST139)。
このため、実施の形態2の変形例2では、主制御装置5は、常温における所定時間と、周囲温度によって決まる温度係数パラメータとを演算し、当該演算の結果得られる所定時間を単位に中間周波数信号の周波数誤差変化量を監視し、周波数誤差変化量に応じて周波数制御ゲインを割り当てる周波数制御手段として動作する。
また、放送受信装置の周囲温度は電源投入時に急峻に変化し、所定時間経過すると徐々に緩やかになるため、この間の放送受信装置の周囲温度を測定し、周波数誤差変化量を求めるための単位時間を変更することは、変化量測定の分解能を高め、正確に動作する効果を得ることができる。
このように、工場出荷時に、テーブルメモリ7に、周波数誤差変化量を求める際に使用される所定時間情報を設定しておくと共に、実際に使用される所定時間情報を上書きすることでより、実施の形態1同様、高速で安定した結果が得られる。
また、周波数誤差検出部31で検出される周波数誤差は、OFDMデコーダ3内蔵のVCXO、あるいはOSCによる発振周波数のズレだけで無く、ドップラーシフト等、伝搬路によって影響を受けた誤差や、基地局を含む放送局と放送受信装置の発振周波数のズレなどの積和値として検出される。このうち放送局と放送受信装置の発振周波数のズレは固定のオフセットであり、今回の発明で意図するものとは異なる。また、伝搬路の影響は、受信性能が確保できる低い制御ゲインで追従可能な、単位時間当りの変化量が極少ないものである。
Claims (13)
- 基準周波数信号により受信周波数に対応した中間周波数信号を生成する放送受信手段と、
前記中間周波数信号の所定時間当たりの周波数誤差変化量を監視し、前記周波数誤差変化量に応じて周波数制御ゲインを割り当て該周波数制御ゲインを前記基準発振周波数信号の変化に追随させる周波数制御手段と、
を備えたことを特徴とする放送受信装置。 - 前記周波数制御手段は、
前記周波数誤差変化量があらかじめ定義された閾値より大きい場合は第1の周波数制御ゲインを割り当て、前記閾値より小さい場合は前記第1の周波数制御ゲインより低い第2の周波数制御ゲインを割り当てることを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。 - 前記周波数制御手段は、
前記周波数誤差変化量を監視する際、計測される周囲温度に応じて前記所定時間を可変設定することを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。 - 前記周波数制御手段は、
前記所定時間当たりの周波数誤差変化量と前記周波数制御ゲインとの対応関係が保持されたテーブルメモリを参照し、前記周波数制御ゲインを段階的に割り当てることを特徴とする請求項2記載の放送受信装置。 - 前記周波数制御手段は、
前記テーブルメモリを参照して得られる周波数制御ゲインが1段階増加し、前記周波数誤差変化量が符号変化無しで大きくなった場合、一律に、もしくはその段階のみ周波数制御ゲインを増加させて前記テーブルメモリを更新し、前記テーブルメモリを参照して得られる制御ゲインが1段階減少し、前記周波数誤差変化量が符号変化を含めて大きくなった場合、一律に、もしくはその段階のみ周波数制御ゲインを減少させて前記テーブルメモリを更新することを特徴とする請求項4記載の放送受信装置。 - 前記周波数制御手段は、
前記所定時間当たりの周波数誤差変化量によって決まる周波数制御ゲイン係数パラメータと前記周波数制御ゲインとを演算し、前記演算の結果得られる周波数制御ゲインを割り当てることを特徴とする請求項2記載の放送受信装置。 - 前記周波数制御手段は、
前記周波数誤差変化量が符号変化無しで大きくなった場合、前記周波数ゲイン係数パラメータを増加させ、前記周波数誤差変化量が符号変化を含めて大きくなった場合、前記周波数制御ゲイン係数パラメータを減少させることを特徴とする請求項6記載の放送受信装置。 - 前記周波数制御手段は、
前記周囲温度と、前記所定時間と常温を基点に前記周囲温度が高低するにつれて値が小さくなる温度係数とを乗算して得られる所定時間との対応関係が保持されたテーブルメモリを参照し、前記周波数制御ゲインを段階的に割当てることを特徴とする請求項3記載の放送受信装置。 - 前記周波数制御手段は、
前記所定時間を1段階増加させて前記周波数誤差変化量が大きくなった場合、一律に、もしくはその段階のみ前記温度係数を減少させることを特徴とする請求項8記載の放送受信装置 - 前記周波数制御手段は、
常温における前記所定時間と、前記周囲温度によって決まる温度係数パラメータとを演算し、前記演算の結果得られる所定時間を単位に前記中間周波数信号の周波数誤差変化量を監視し、前記周波数誤差変化量に応じて周波数制御ゲインを割り当てることを特徴とする請求項3記載の放送受信装置。 - 前記周波数制御手段は、
前記所定時間における時間幅を増加させ前記周波数誤差変化量が大きくなった場合は、前記温度係数パラメータを減少させることを特徴とする請求項10記載の放送受信装置 - 基準周波数信号により受信周波数に対応した中間周波数信号を生成するチューナと、
前記中間周波数信号を直交変調し、同相信号成分と直交信号成分に変換して出力するとともに、前記同相信号成分と直交信号成分から、前記中間周波数信号と前記基準周波数信号との周波数誤差を検出して出力する直交変調デコーダと、
所定時間あたりの周波数誤差変化量を演算し、前記直交変調デコーダを制御して前記変化量に応じた周波数制御ゲインを割り当て、前記基準発振周波数信号の変化に追随させる主制装置と、
前記割り当てられた周波数制御ゲインにより帰還制御され、前記直交変調デコーダから再度変換出力される前記前記周波数誤差が補正された同相信号成分と直交信号成分信号から符号化データを再生する符号再生装置と、
を備えたことを特徴とする放送受信装置。 - 基準周波数信号により受信周波数に対応した中間周波数信号を生成するチューナと、
前記中間周波数信号を直交変調し、同相信号成分と直交信号成分とに変換して出力するとともに、前記同相信号成分と直交信号成分から、前記中間周波数信号と前記基準周波数信号との周波数誤差を検出し、所定時間あたりの周波数誤差変化量を演算し、前記変化量に応じた周波数制御ゲインを割り当て、前記基準周波数信号の変化に追随させる直交変調デコーダと、
前記割り当てられた周波数制御ゲインによりフィードバック制御され、前記直交変調デコーダから再度変換出力される前記周波数誤差が補正された同相信号成分と直交信号成分とから符号化データを再生する符号再生装置と、
を備えたことを特徴とする放送受信装置。
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JP2004023330A (ja) * | 2002-06-14 | 2004-01-22 | Oki Electric Ind Co Ltd | 自動周波数制御装置 |
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