JP2001168662A - Agc電圧制御方法及びagc回路 - Google Patents

Agc電圧制御方法及びagc回路

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JP2001168662A
JP2001168662A JP34865299A JP34865299A JP2001168662A JP 2001168662 A JP2001168662 A JP 2001168662A JP 34865299 A JP34865299 A JP 34865299A JP 34865299 A JP34865299 A JP 34865299A JP 2001168662 A JP2001168662 A JP 2001168662A
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agc voltage
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Yoshiharu Ishihara
由晴 石原
Yasushi Iwata
靖史 岩田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 AGC収束時間を短縮し、受信時におい
て高速な立ち上げを可能にする。 【解決手段】 前回以前の受信スロット1〜3の夫々に
おけるAGC電圧収束値を基に次回の受信スロット4で
のAGC電圧の制御開始値を予測し、予測したAGC電
圧制御開始値からAGC電圧の制御を行い、受信スロッ
ト4以降も同様にして、受信スロット4におけるAGC
電圧収束値を得ると、受信スロット2〜4の夫々におけ
るAGC電圧収束値に基づいて次回の受信スロット5に
おけるAGC電圧制御開始値を予測し、予測したAGC
電圧制御開始値からAGC電圧の制御を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TDMA(Time D
ivision Multiplex Access:時分割多重)等の間欠受信
方式の無線装置に用いて好適なAGC電圧制御方法及び
AGC回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、TDMA等の間欠受信方式の無線
装置には、受信スロット時にのみ動作する間欠タイプの
AGC(自動利得制御)回路が用いられている。この種
のAGC回路は、受信スロット立ち上げの際に一定レベ
ルからAGC電圧の制御を開始するようにしている。
【0003】図12は従来のAGC回路を用いた無線装
置の構成を示ずブロック図である。この図において、ア
ンテナ1にて捉えられた変調波信号は、フィルタ2にて
目的とする周波数の整数分の1の成分が除去されて、そ
の後、高周波増幅器3にて増幅されて混合器4に入力さ
れる。混合器4に入力された変調波信号は、局部発振器
5からの局発信号により周波数の変換が行われる。周波
数変換が行われた後、中間周波増幅回路6に入力されて
増幅され、その後AGC回路7を経て復調器8に入力さ
れて元の信号に復調される。AGC回路7は、図13に
示すように、間欠受信において、受信スロット1、2、
3、4、…の夫々に対して、その立ち上げの際に一定レ
ベル(VAGC)からAGC電圧の制御を開始する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
AGC回路においては、受信スロット毎に一定レベルか
らAGC電圧の制御を開始することから、AGC電圧が
収束するまでの時間が常に一定になり、受信時における
高速な立ち上げができないという問題ある。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、AGC収束時間を短縮することで受信時における
高速な立ち上げが可能なAGC電圧制御方法及びAGC
回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のAGC電圧制御
方法は、前回以前の複数の受信スロットの夫々における
AGC電圧収束値に基づいて次回の受信スロットにおけ
るAGC電圧制御開始値を予測し、予測したAGC電圧
制御開始値からAGC電圧の制御を開始する。
【0007】この方法によれば、一定のレベルからAG
C電圧を制御するのではなく、前回以前の複数の受信ス
ロットの夫々におけるAGC電圧収束値に基づいて予測
した値から制御を開始するので、AGC収束時間を短縮
できる。これにより、受信時に高速な立ち上げが可能な
無線装置を実現できる。
【0008】また、本発明のAGC電圧制御方法は、受
信スロット毎に、AGC回路の出力レベルを後段の復調
器の動作レベルに適合させるために値が設定された基準
電圧と検波電圧との差を求め、この差をAGC電圧制御
開始値がAGC電圧収束値に近くなる方向に補正し、次
いで補正した差分値に応じたAGC電圧制御開始値から
AGC電圧の制御を行い、所定数の受信スロットが得ら
れると、それらの受信スロットの夫々におけるAGC電
圧収束値に基づいて次回の受信スロットに対するAGC
電圧制御開始値を予測し、予測したAGC電圧制御開始
値からAGC電圧の制御を開始する。
【0009】この方法によれば、検波電圧と基準電圧と
の差分を補正し、この補正した差分値に応じたAGC電
圧制御開始値からAGC電圧の制御を行うので、上記A
GC電圧制御方法よりも更にAGC収束時間の短縮化が
図れる。
【0010】本発明のAGC電圧制御方法は、受信スロ
ット毎に、受信スロットにおけるAGC電圧収束時の受
信電界強度より受信電界強度点を求め、求めた受信電界
強度点を基にビットエラーレート曲線よりフェージング
ピッチを検出し、このフェージングピッチの検出を所定
数の受信スロットに対して行うことで、これらのフェー
ジングピッチより移動機の平均移動速度を求め、求めた
平均移動速度と所定数の受信スロットの夫々におけるA
GC電圧収束値とに基づいて次回の受信スロットに対す
るAGC電圧の制御開始値を予測し、予測したAGC電
圧制御開始値からAGC電圧の制御を開始する。
【0011】この方法によれば、フェージングによる影
響を考慮して次回の受信スロットに対するAGC電圧の
制御開始値を予測するので、フェージングの影響を受け
ることなくAGC収束時間の短縮化が図れる。
【0012】本発明のAGC回路は、AGC回路の出力
レベルを後段の復調器の動作レベルに適合させるために
値が設定された基準電圧と検波電圧との差に基づいてA
GC電圧値を制御するAGC電圧制御手段と、受信スロ
ットにおけるAGC電圧収束値を記憶する記憶手段と、
この記憶手段にて記憶された前回以前の複数の受信スロ
ットの夫々におけるAGC電圧収束値を用いて次回の受
信スロットにおけるAGC電圧の制御開始値を予測する
予測手段と、この予測手段にて次回の受信スロットにお
けるAGC電圧の制御開始値が予測される毎に、前記A
GC電圧制御手段に対して、予測されたAGC電圧の制
御値からAGC電圧の制御を開始させる制御手段と、を
具備する構成を採る。
【0013】この構成によれば、一定のレベルからAG
C電圧を制御するのではなく、前回以前の複数の受信ス
ロットの夫々におけるAGC電圧収束値に基づいて予測
した値から制御を開始するので、AGC収束時間を短縮
できる。これにより、受信時に高速な立ち上げが可能な
無線装置を実現できる。
【0014】また、本発明のAGC回路は、AGC回路
の出力レベルを後段の復調器の動作レベルに適合させる
ために値が設定された基準電圧と検波電圧との差に基づ
いてAGC電圧値を制御するAGC電圧制御手段と、前
記基準電圧と検波電圧との差をAGC電圧制御開始値が
AGC電圧収束値に近くなる方向に補正する補正手段
と、受信スロットにおけるAGC電圧収束値を記憶する
記憶手段と、この記憶手段に記憶された前回以前の複数
の受信スロットの夫々におけるAGC電圧収束値により
次回の受信スロットにおけるAGC電圧の制御開始値を
予測する予測手段と、この予測手段にて次回の受信スロ
ットにおけるAGC電圧の制御開始値が予測される毎
に、前記AGC電圧制御手段に対して、予測されたAG
C電圧の制御値からAGC電圧の制御を開始させる制御
手段と、を具備する構成を採る。
【0015】この構成によれば、検波電圧と基準電圧と
の差分を補正し、この補正した差分値に応じたAGC電
圧制御開始値からAGC電圧の制御を行うので、上記A
GC回路よりも更にAGC収束時間の短縮化が図れる。
【0016】また、本発明のAGC回路は、AGC回路
の出力レベルを後段の復調器の動作レベルに適合させる
ために値が設定された基準電圧と検波電圧との差に基づ
いてAGC電圧値を制御するAGC電圧制御手段と、受
信スロットにおけるAGC電圧収束値を記憶する記憶手
段と、受信スロットにおけるAGC電圧収束時の受信電
界強度より受信電界強度点を求め、求めた受信電界強度
点を基にビットエラーレート曲線よりフェージングピッ
チを検出するフェージングピッチ検出手段と、前回以前
の複数の受信スロットの夫々に対して前記フェージング
ピッチ検出手段にて検出されたフェージングピッチより
移動機の平均移動速度を求め、求めた平均移動速度と前
記前回以前の複数の受信スロットの夫々におけるAGC
電圧収束値とに基づいて次回の受信スロットに対するA
GC電圧の制御開始値を予測する予測手段と、この予測
手段にて次回の受信スロットにおけるAGC電圧の制御
開始値が予測される毎に、前記AGC電圧制御手段に対
して、予測されたAGC電圧の制御値からAGC電圧の
制御を開始させる制御手段と、を具備する構成を採る。
【0017】この構成によれば、フェージングによる影
響を考慮して次回の受信スロットに対するAGC電圧の
制御開始値を予測するので、フェージングの影響を受け
ることなくAGC収束時間の短縮化が図れる。
【0018】本発明の無線装置は、上記AGC回路を具
備する構成を採る。
【0019】この構成によれば、上記AGC回路を具備
するので、AGC収束時間の短い高速立ち上げが可能に
なる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、前回までの受信
スロットにおけるAGC電圧収束値を基に次回の受信ス
ロットでのAGC電圧の制御開始値を予測し、その予測
したAGC電圧制御開始値からAGC電圧の制御を行う
ものである。
【0021】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1に係るA
GC回路の構成を示すブロック図、図2は同実施の形態
に係るAGC回路の動作を示すタイム図である。
【0022】図1に示すように、本実施の形態1に係る
AGC回路は、端子10を介して入力された変調波信号
をレベル調整するゲインコントロール11と、このゲイ
ンコントロール11からの信号を検波する検波器12
と、復調器8の動作レベルを適正にするための基準電圧
VAGCと検波器12のI,Q検波電圧を比較する加算器
13と、ゲインコントロール11の増幅率を調整するた
めのゲイン制御電圧発生部(AGC電圧制御手段)14
と、データの書き込み/読み出しが可能なメモリ15
と、このメモリ15に対して受信スロットのAGC電圧
収束値の書き込み/読み出しを行う記憶制御部16と、
メモリ15に書き込まれた前回以前のAGC電圧収束値
から次回の受信スロットのAGC電圧の制御開始値を予
測する予測部17と、ゲイン制御電圧発生部14に対し
て、予測部17にて予測された次回の受信スロットのA
GC電圧の制御開始値から制御を開始させる制御部18
と、を備えて構成されている。
【0023】ゲイン制御電圧発生部14は、検波電圧が
基準電圧VAGCに等しくなければ、等しくなるまでAG
C電圧の値を変えてゲインコントロール11で検波電圧
を調整する。この調整によって検波電圧が基準電圧VAG
Cと等しくなると、そのときのAGC電圧収束値を記憶
制御部16に出力する。ゲイン制御電圧発生部14は、
受信スロット毎に検波電圧を調整してAGC電圧収束値
を記憶制御部16に出力する。記憶制御部16は、ゲイ
ン制御電圧発生部14からのAGC電圧収束値を取り込
むと、それをメモリ15に書き込む。予測部17は、メ
モリ15に書き込まれたAGC電圧収束値を基に次回の
受信スロットに対するAGC電圧の制御開始値を予測
し、それを制御部18に出力する。制御部18は、予測
部17で予測されたAGC電圧の制御開始値を取り込む
と、ゲイン制御電圧発生部14に対して、予測されたA
GC電圧制御開始値からAGC電圧の制御を開始させ
る。
【0024】本実施の形態1では、AGC電圧の制御開
始値の予測を、例えば図2に示すように、間欠受信がス
タートした初期の段階では、受信スロット1〜3の夫々
に対して一定のレベルからAGC電圧値を制御して、受
信スロット1〜3の夫々におけるAGC電圧の収束値を
メモリ15に記憶する。そして、前段階処理を行った
後、次回の受信スロット4までに、メモリ15に記憶さ
せた受信スロット1〜3の夫々に対するAGC電圧の収
束値から受信スロット4に対するAGC電圧の制御開始
値を予測する。AGC電圧の制御開始値を予測すると、
その予測値から受信スロット4に対するAGC電圧の制
御を開始する。この処理は、受信スロット5以降の受信
スロットについても同様に、前回以前の3つのAGC電
圧収束値を基にAGC電圧制御開始値を予測する。
【0025】このように、本実施の形態1によれば、前
回以前の受信スロット1〜3の夫々におけるAGC電圧
収束値を基に次回の受信スロット4でのAGC電圧の制
御開始値を予測し、予測したAGC電圧制御開始値から
AGC電圧の制御を行うので、間欠受信がスタートした
初期の段階以降は、一定のレベルからAGC電圧を制御
するのではなく、予測したAGC電圧の制御開始値から
制御を開始するので、AGC収束時間を短縮でき、受信
機の受信時における高速な立ち上げが可能なAGC回路
を提供できる。
【0026】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2に係るAGC回路の構成を示すブロック図、図4は
同実施の形態に係るAGC回路の動作を示すタイム図で
ある。なお、図3において、前述した図1と共通する部
分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0027】本実施の形態2に係るAGC回路は、図4
に示すように、各受信スロットでのAGC電圧制御開始
値が一定でなく収束値に近くなる方向になるように、検
波電圧と基準電圧VAGCとの差分値を±αする補正部1
9を備えたものである。ゲイン制御電圧発生部14は、
補正された差分値に応じたAGC電圧制御開始値からA
GC電圧の制御を行うので、上記実施の形態1のAGC
回路よりも更にAGC収束時間の短縮化が図れる。
【0028】(実施の形態3)図5は本発明の実施の形
態3に係るAGC回路の構成を示すブロック図、図6は
同実施の形態に係るAGC回路の動作を示すタイム図で
ある。なお、図5において、前述した図1と共通する部
分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0029】本実施の形態3に係るAGC回路は、各受
信スロット毎に、復調器8の復調出力より得られるAG
C電圧収束時の受信電界強度より受信電界強度点を求
め、求めた受信電界強度点を基にビットエラーレート曲
線よりフェージングピッチを検出するフェージングピッ
チ検出部20と、前回以前の受信スロット1〜3の夫々
に対してフェージングピッチ検出部20にて検出された
フェージングピッチより移動機(本実施の形態3のAG
C回路を備える無線装置を用いた移動機)の平均移動速
度を求め、求めた平均移動速度と前回以前の受信スロッ
ト1〜3の夫々におけるAGC電圧収束値とに基づいて
次回の受信スロット4に対するAGC電圧の制御開始値
を予測する予測部21とを備えている。
【0030】制御部18は、予測部21にて次回の受信
スロット4におけるAGC電圧の制御開始値が予測され
る毎に、ゲイン制御電圧発生部14に対して、予測され
たAGC電圧の制御値からAGC電圧の制御を開始させ
る。
【0031】ここで、本実施の形態3におけるフェージ
ングピッチ検出方法について、図7、図8を参照して説
明する。この場合、図7はビットエラーレート曲線であ
り、図8はフェージングピッチ検出部20の動作説明図
である。ビットエラーレート曲線はテーブル化されてフ
ェージングピッチ検出部20に内臓されている。
【0032】まず、受信電界強度により受信電界強度点
Pを求める。そして、この受信電界強度点Pをビットエ
ラーレート曲線にのせて、その中で最も近い曲線(fD
=6Hzの曲線)に近似させる。これによりフェージン
グピッチが求まり、求めたフェージングピッチから移動
機の移動速度を導き出す。フェージングピッチの検出を
受信スロット1〜3の夫々に対して行い、移動機の平均
移動速度を求める。受信スロット5以降の受信スロット
についても同様にして移動機の平均移動速度を求める。
なお、ビットエラーレート曲線を用いてフェージングピ
ッチを求めることは、従来より行われている手法であ
る。
【0033】このように、本実施の形態3では、フェー
ジングによる影響を考慮して次回の受信スロット4に対
するAGC電圧の制御開始値を予測するので、フェージ
ングの影響を受けることなくAGC収束時間の短縮化が
図れる。
【0034】(実施の形態4)図9は本発明の実施の形
態4に係るAGC回路の構成を示すブロック図、図10
は同本実施の形態に係るAGC回路の動作を示すタイム
図である。なお、図9において、前述した図5と共通す
る部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0035】本実施の形態4のAGC回路は、各受信ス
ロット毎に、復調器8の復調出力より得られるAGC電
圧収束時の受信電界強度より受信電界強度点を求め、求
めた受信電界強度点を基にビットエラーレート曲線より
フェージングピッチを検出するフェージングピッチ検出
部23と、前回以前の受信スロット1〜3の夫々に対し
てフェージングピッチ検出部23にて検出されたフェー
ジングピッチより移動機(本実施の形態4のAGC回路
を備える無線装置を用いた移動機)の平均移動速度を求
め、求めた平均移動速度と前回以前の受信スロット1〜
3の夫々におけるAGC電圧収束値とに基づいて次回の
受信スロット4に対するAGC電圧の制御開始値を予測
する予測部21とを備えている。
【0036】本実施の形態におけるフェージングピッチ
検出方法は、図10に示すように、受信電界強度により
受信電界強度点P2を求めた後、それをビットエラーレ
ート曲線にのせる。そして、受信電界強度点P2を挟ん
でいる二つのビットエラーレート曲線(fD=6Hzと
80Hz)間を直線補間して受信電界強度点P2を通る
ビットエラーレート曲線(fD=F)を引き、これより
フェージングピッチを求める。そして、求めたフェージ
ングピッチから移動機の移動速度を導き出す。フェージ
ングピッチの検出を受信スロット1〜3の夫々に対して
行い、移動機の平均移動速度を求める。
【0037】このように、本実施の形態4では、フェー
ジングによる影響を考慮して次回の受信スロット4に対
するAGC電圧の制御開始値を予測するので、フェージ
ングの影響を受けることなくAGC収束時間の短縮化が
図れる。
【0038】(実施の形態5)図11は本発明の実施の
形態1から4に係るAGC回路のいずれかを用いた無線
装置(この場合、受信機)の構成を示すブロック図であ
る。なお、この図において、AGC回路には符号30を
付けている。また、この図において、AGC回路30以
外の部分は、前述した図12と共通するので、同一の符
号を付けている。本発明のAGC回路を備えることで、
AGC収束時間の短い高速立ち上げが可能になる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明は、前回以前の受信
スロット1〜3の夫々におけるAGC電圧収束値を基に
次回の受信スロット4でのAGC電圧の制御開始値を予
測し、予測したAGC電圧制御開始値からAGC電圧の
制御を行うので、一定のレベルからAGC電圧を制御す
るのではなく、予測したAGC電圧の制御開始値から制
御を開始するので、AGC収束時間を短縮でき、受信機
の受信時における高速な立ち上げが可能なAGC回路を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るAGC回路の構成
を示すブロック図
【図2】同実施の形態1に係るAGC回路の動作を説明
するための図
【図3】本発明の実施の形態2に係るAGC回路の構成
を示すブロック図
【図4】同実施の形態2に係るAGC回路の動作を説明
するための図
【図5】本発明の実施の形態3に係るAGC回路の構成
を示すブロック図
【図6】同実施の形態3に係るAGC回路の動作を説明
するための図
【図7】同実施の形態3に係るAGC回路の動作を説明
するための図
【図8】同実施の形態3に係るAGC回路の動作を説明
するための図
【図9】本発明の実施の形態4に係るAGC回路の構成
を示すブロック図
【図10】同実施の形態4に係るAGC回路の動作を説
明するための図
【図11】本発明の実施の形態1〜4に係るAGC回路
を用いた無線装置の構成を示すブロック図
【図12】従来のAGC回路を用いた無線装置の構成を
示すブロック図
【図13】従来のAGC回路の動作を説明するための図
【符号の説明】
1 アンテナ 2 フィルタ 3 高周波増幅器 4 混合器 5 局部発振器 6 中間周波増幅器 8 復調器 10 入力端子 11 ゲインコントロール 12 検波器 13 加算器 14 ゲイン制御電圧発生部 15 メモリ 16 記憶制御部 17、21 予測部 18 制御部 19 補正部 20、23 フェージングピッチ検出部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前回以前の複数の受信スロットの夫々に
    おけるAGC電圧収束値に基づいて次回の受信スロット
    におけるAGC電圧制御開始値を予測し、予測したAG
    C電圧制御開始値からAGC電圧の制御を開始すること
    を特徴とするAGC電圧制御方法。
  2. 【請求項2】 受信スロット毎に、AGC回路の出力レ
    ベルを後段の復調器の動作レベルに適合させるために値
    が設定された基準電圧と検波電圧との差を求め、この差
    をAGC電圧制御開始値がAGC電圧収束値に近くなる
    方向に補正し、次いで補正した差分値に応じたAGC電
    圧制御開始値からAGC電圧の制御を行い、所定数の受
    信スロットが得られると、それらの受信スロットの夫々
    におけるAGC電圧収束値に基づいて次回の受信スロッ
    トに対するAGC電圧制御開始値を予測し、予測したA
    GC電圧制御開始値からAGC電圧の制御を開始するこ
    とを特徴とするAGC電圧制御方法。
  3. 【請求項3】 受信スロット毎に、受信スロットにおけ
    るAGC電圧収束時の受信電界強度より受信電界強度点
    を求め、求めた受信電界強度点を基にビットエラーレー
    ト曲線よりフェージングピッチを検出し、このフェージ
    ングピッチの検出を所定数の受信スロットに対して行う
    ことで、これらのフェージングピッチより移動機の平均
    移動速度を求め、求めた平均移動速度と所定数の受信ス
    ロットの夫々におけるAGC電圧収束値とに基づいて次
    回の受信スロットに対するAGC電圧の制御開始値を予
    測し、予測したAGC電圧制御開始値からAGC電圧の
    制御を開始することを特徴とするAGC電圧制御方法。
  4. 【請求項4】 AGC回路の出力レベルを後段の復調器
    の動作レベルに適合させるために値が設定された基準電
    圧と検波電圧との差に基づいてAGC電圧値を制御する
    AGC電圧制御手段と、 受信スロットにおけるAGC電圧収束値を記憶する記憶
    手段と、 この記憶手段にて記憶された前回以前の複数の受信スロ
    ットの夫々におけるAGC電圧収束値を用いて次回の受
    信スロットにおけるAGC電圧の制御開始値を予測する
    予測手段と、 この予測手段にて次回の受信スロットにおけるAGC電
    圧の制御開始値が予測される毎に、前記AGC電圧制御
    手段に対して、予測されたAGC電圧の制御値からAG
    C電圧の制御を開始させる制御手段と、 を具備することを特徴とするAGC回路。
  5. 【請求項5】 AGC回路の出力レベルを後段の復調器
    の動作レベルに適合させるために値が設定された基準電
    圧と検波電圧との差に基づいてAGC電圧値を制御する
    AGC電圧制御手段と、 前記基準電圧と検波電圧との差をAGC電圧制御開始値
    がAGC電圧収束値に近くなる方向に補正する補正手段
    と、 受信スロットにおけるAGC電圧収束値を記憶する記憶
    手段と、 この記憶手段に記憶された前回以前の複数の受信スロッ
    トの夫々におけるAGC電圧収束値により次回の受信ス
    ロットにおけるAGC電圧の制御開始値を予測する予測
    手段と、 この予測手段にて次回の受信スロットにおけるAGC電
    圧の制御開始値が予測される毎に、前記AGC電圧制御
    手段に対して、予測されたAGC電圧の制御値からAG
    C電圧の制御を開始させる制御手段と、 を具備することを特徴とするAGC回路。
  6. 【請求項6】 AGC回路の出力レベルを後段の復調器
    の動作レベルに適合させるために値が設定された基準電
    圧と検波電圧との差に基づいてAGC電圧値を制御する
    AGC電圧制御手段と、 受信スロットにおけるAGC電圧収束値を記憶する記憶
    手段と、 受信スロットにおけるAGC電圧収束時の受信電界強度
    より受信電界強度点を求め、求めた受信電界強度点を基
    にビットエラーレート曲線よりフェージングピッチを検
    出するフェージングピッチ検出手段と、 前回以前の複数の受信スロットの夫々に対して前記フェ
    ージングピッチ検出手段にて検出されたフェージングピ
    ッチより移動機の平均移動速度を求め、求めた平均移動
    速度と前記前回以前の複数の受信スロットの夫々におけ
    るAGC電圧収束値とに基づいて次回の受信スロットに
    対するAGC電圧の制御開始値を予測する予測手段と、 この予測手段にて次回の受信スロットにおけるAGC電
    圧の制御開始値が予測される毎に、前記AGC電圧制御
    手段に対して、予測されたAGC電圧の制御値からAG
    C電圧の制御を開始させる制御手段と、 を具備することを特徴とするAGC回路。
  7. 【請求項7】 請求項4から請求項6のいずれかに記載
    のAGC回路を具備することを特徴とする無線装置。
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